JP2015155415A - スピノシン及び金属酸化物を含む殺虫剤組成物 - Google Patents

スピノシン及び金属酸化物を含む殺虫剤組成物 Download PDF

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M Atkinson John
リンスコット,ダグラス,ジェイ.
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Abstract

【課題】スピノシンを含み、増強された殺虫活性レベルを示す有害生物防除組成物の提供。【解決手段】少なくとも1つのスピノシン及び酸化亜鉛、酸化鉄、酸化チタン、酸化銅からなる少なくとも1つの金属酸化物を含み、少なくとも1つの金属酸化物を有しないことだけが異なる組成物と比べて高い殺虫作用レベルを示す組成物。前記少なくとも1つのスピノシンが、スピネトラム及びスピノサドから選択される組成物。少なくとも2重量%の前記少なくとも1つのスピノシン、5〜75重量%の前記少なくとも1つの金属酸化物及び2〜80重量%の少なくとも1つのタンパク性材料を含む、組成物。【選択図】なし

Description

関連出願の相互参照
本願は、2009年4月30日出願の米国仮出願番号61/214,953(その内容
の全体が本明細書中で参考として組み込まれる)及び2009年10月1日出願の米国仮
出願番号61/278,006(その内容の全体も本明細書中で参考として組み込まれる
)に対して優先権を主張するものである。
本書面に開示される本発明は、農薬、及び有害生物を防除する際のその使用の分野に関
する。
有害生物は、世界中で毎年、数百万人もの人間を死亡させている。また、農業に損失を
与える有害生物は、1万種を超える。これらの農業の損失は、毎年、合計数十億米ドルに
達する。シロアリは、家屋などの様々な建造物に損傷を与える。これらのシロアリの損傷
による損失は、毎年、合計数十億米ドルに達する。最後に注目すべきは、有害生物は、多
くの貯蔵食物を食い尽くし、貯蔵食物の品質を低下させることである。これらの貯蔵食物
の損失は、毎年、合計数十億米ドルに達するが、人々から必要な食物を奪っているという
ことがさらに重要なことである。
有害生物を駆除し、それらが引き起こす損害を軽減するために、多くの農薬組成物が長
年にわたり開発されてきた。これらの組成物は、昆虫若しくは他の有害生物が生息してい
るか又はそれらの卵が存在する環境に適用されることが多く、こうした環境には、昆虫又
はその他の有害生物の周りの空気、それらが食する餌又はそれらが接触する対象物が含ま
れる。これらの組成物のいくつかは、これらの環境に適用されるとき、化学的及び物理的
な分解を受けやすい。これらのタイプの分解が生じる場合、それらの農薬の殺虫作用は悪
影響を与えることがあり、通常、その農薬が適用される濃度を上昇させること及び/又は
農薬の適用頻度を高めることが必要となる。結果として、ユーザーのコスト及び消費者が
負担するコストが高まりうる。ゆえに、例えば、ある環境に農薬組成物が適用されること
により有害生物が防除されるときに既存の農薬組成物よりも高い安定性及び強い活性を示
す新しい農薬組成物が必要とされている。
本発明は、新規農薬組成物、並びに昆虫及びある特定の他の無脊椎動物を防除する際の
新規農薬組成物の使用に関する。1つの実施形態において、組成物は、少なくとも1つの
農薬及び少なくとも1つの金属酸化物を含む。この実施形態において、本組成物は、少な
くとも1つの金属酸化物を有しないことだけが異なる組成物と比べて高い殺虫作用レベル
を示す。この実施形態の1つの形態において、少なくとも1つの農薬は、光不安定性農薬
である。別の形態において、少なくとも1つの農薬は、大環状ラクトン殺虫剤である。こ
の実施形態のなおも別のより詳細な形態において、少なくとも1つの農薬は、スピノシン
、例えば、スピネトラム又はスピノサドであり、少なくとも1つの金属酸化物は、遷移金
属酸化物、例えば、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化チタン、酸化銅、酸化マンガン及びこれらの
酸化物の混合物であるが、その農薬及び少なくとも1つの金属酸化物に対する他の代替物
も想定される。
別のより詳細な実施形態において、組成物は、スピノシン及び少なくとも1つの金属酸
化物を含む。この実施形態において、本組成物は、少なくとも1つの金属酸化物を有しな
いことだけが異なる組成物と比べて高い殺虫作用レベルを示す。この実施形態の1つの形
態において、スピノシンは、スピネトラムであり、少なくとも1つの金属酸化物は、遷移
金属酸化物である。この実施形態のさらなる形態において、本組成物は、少なくとも約1
重量%のスピノシン及び約2重量%〜約90重量%の金属酸化物を含む。しかしながら、
そのスピノシン及び金属酸化物の重量パーセントに対する他の値も想定される。
なおも別の実施形態において、組成物は、少なくとも1つの農薬、少なくとも1つの金
属酸化物及び少なくとも1つのタンパク性材料を含む。この実施形態において、組成物は
、少なくとも1つの金属酸化物及び少なくとも1つのタンパク性材料を有しないことだけ
が異なる組成物と比べて高い殺虫作用レベルを示す。この実施形態の1つの形態において
、少なくとも1つの金属酸化物は、遷移金属酸化物であり、タンパク性材料は、ウシ血清
アルブミン、卵白、ホエー、ゼラチン及びゼインからなる群より選択される少なくとも1
つの部材を含む(これはいくつかの候補を挙げただけである)。この実施形態のさらなる
態様において、組成物は、少なくとも約2重量%の農薬、約5重量%〜約75重量%の金
属酸化物及び約2重量%〜約80重量%のタンパク性材料を含む。しかしながら、その農
薬、金属酸化物及びタンパク性材料の重量パーセントに対する他の値も想定されることが
理解されるべきである。
別の実施形態において、組成物は、少なくとも1つの農薬、少なくとも1つの金属酸化
物及び少なくとも1つのポリマー材料を含む。この実施形態において、本組成物は、少な
くとも1つの金属酸化物及び少なくとも1つのポリマー材料を有しないことだけが異なる
組成物と比べて高い殺虫作用レベルを示す。この実施形態の1つの形態において、少なく
とも1つの金属酸化物は、遷移金属酸化物であり、ポリマー材料は、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、ラテックス及びテルペンポリマーからなる群より選択される
少なくとも1つの部材を含む。さらに別の形態において、ポリマー材料は、ポリビニルア
ルコールである。この実施形態の一態様において、組成物は、少なくとも約1重量%の少
なくとも1つの農薬、約5重量%〜約75重量%の少なくとも1つの金属酸化物及び約3
重量%〜約75重量%の少なくとも1つのポリマー材料を含む。この実施形態の別の態様
において、組成物は、約1重量%〜約40重量%の少なくとも1つの農薬、約5重量%〜
約65重量%の少なくとも1つの金属酸化物及び約0.5重量%〜約30重量%の少なく
とも1つのポリマー材料を含む。しかしながら、少なくとも1つの農薬、金属酸化物及び
ポリマー材料の重量パーセントに対する他の値も想定されることが理解されるべきである
さらに別の実施形態において、組成物は、少なくとも1つの農薬、少なくとも1つの金
属酸化物、少なくとも1つのタンパク性材料及び少なくとも1つのポリマー材料を含む。
この実施形態において、本組成物は、少なくとも1つの金属酸化物、少なくとも1つのタ
ンパク性材料及び少なくとも1つのポリマー材料を有しないことだけが異なる組成物と比
べて高い殺虫作用レベルを示す。この実施形態の1つの形態において、少なくとも1つの
金属酸化物は、遷移金属酸化物であり、タンパク性材料は、ウシ血清アルブミン、卵白、
ホエー、ゼラチン及びゼインからなる群より選択される少なくとも1つの部材を含み(こ
れはいくつかの候補を挙げただけである)、ポリマー材料は、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、ラテックス及びテルペンポリマーからなる群より選択される少なく
とも1つの部材を含む。この実施形態の1つの形態において、ポリマー材料は、ポリビニ
ルアルコールである。この実施形態の一態様において、組成物は、少なくとも約1重量%
の少なくとも1つの農薬、約5重量%〜約70重量%の少なくとも1つの金属酸化物、約
5重量%〜約60重量%の少なくとも1つのタンパク性材料及び約10重量%〜約70重
量%の少なくとも1つのポリマー材料を含む。しかしながら、少なくとも1つの農薬、金
属酸化物、タンパク性材料及びポリマー材料の重量パーセントに対する他の値も想定され
ることが理解されるべきである。
別の実施形態において、組成物は、少なくとも1つの大環状ラクトン殺虫剤及び少なく
とも1つの金属酸化物を含み、本組成物は、少なくとも1つの金属酸化物を有しないこと
だけが異なる組成物と比べて高い殺虫作用レベルを示す。
さらに別の実施形態において、組成物は、少なくとも1つの農薬及び酸化鉄を含み、本
組成物は、酸化鉄を有しないことだけが異なる組成物と比べて高い殺虫作用レベルを示す
別の実施形態において、組成物は、約5重量%〜約35重量%のスピネトラム、約5重
量%〜約60重量%の酸化第二鉄及び約2重量%〜約12重量%のポリマー材料を含み、
ここで、そのポリマー材料は、ポリビニルピロリドンを含む。
なおも別の実施形態において、方法は、防除が望まれる場所に、昆虫を不活性にする量
の上に記載された1つの組成物を適用する工程を包含する。さらに、本発明のさらなる実
施形態、形態、特徴、態様、利点、目的及び長所は、ここに示される詳細な説明及び実施
例から明らかになるものとする。
本書面全体を通して、別段述べられない限り、すべての温度は、摂氏温度として与えら
れ、すべてのパーセンテージは、重量パーセントである。
高い安定性及び強い殺虫作用を示す農薬組成物が本書面に記載される。より詳細には、
1つ又はそれ以上の実施形態において、本農薬組成物は、増強された残留性殺虫作用を示
す。農薬とは、いくらかの殺虫作用若しくは殺生物作用を示すか又は別の方法で有害生物
個体数のコントロール若しくは制限に関与する任意の化合物と本明細書中で定義される。
そのような化合物としては、殺真菌剤、殺虫剤、線虫駆除剤、殺ダニ剤、殺シロアリ剤(
termiticides)、殺鼠剤、軟体動物駆除剤(molluscides)、殺節足動物剤(arthropodic
ides)、除草剤、殺生物剤並びにフェロモン及び誘引物質などが挙げられる。
本明細書中に記載される組成物に含有されうる農薬の例としては、抗生物質系殺虫剤、
大環状ラクトン系殺虫剤(例えば、アベルメクチン系殺虫剤、ミルベマイシン系殺虫剤及
びスピノシン系殺虫剤)、ヒ素系殺虫剤、植物性殺虫剤、カルバメート系殺虫剤(例えば
、ベンゾフラニルメチルカルバメート系殺虫剤、ジメチルカルバメート系殺虫剤、オキシ
ムカルバメート系殺虫剤及びフェニルメチルカルバメート系殺虫剤)、ジアミド系殺虫剤
、乾枯殺虫剤、ジニトロフェノール系殺虫剤、フッ素系殺虫剤、ホルムアミジン系殺虫剤
、燻蒸剤殺虫剤、無機殺虫剤、昆虫成長調節因子(例えば、キチン合成阻害剤、幼若ホル
モン模倣物、幼若ホルモン、脱皮ホルモンアゴニスト、脱皮ホルモン、脱皮阻害剤、プレ
コセン(precocenes)及び他の未分類の昆虫成長調節因子)、ネレイストキシンアナログ
系殺虫剤、ニコチノイド系殺虫剤(例えば、ニトログアニジン系殺虫剤、ニトロメチレン
系殺虫剤及びピリジルメチルアミン系殺虫剤)、有機塩素系殺虫剤、有機リン系殺虫剤、
オキサジアジン系殺虫剤、オキサジアゾロン系殺虫剤、フタルイミド系殺虫剤、ピラゾー
ル系殺虫剤、ピレスロイド系殺虫剤、ピリミジンアミン系殺虫剤、ピロール系殺虫剤、テ
トラミン酸(tetramic acid)系殺虫剤、テトロン酸系殺虫剤、チアゾール系殺虫剤、チ
アゾリジン系殺虫剤、チオ尿素系殺虫剤、尿素系殺虫剤、及び他の未分類の殺虫剤が挙げ
られるが、これらに限定されない。
本文書に記載される組成物に使用できる特定の殺虫剤の一部としては、以下が挙げられ
るが、これらに限定されない:1,2−ジクロロプロパン、1,3ジクロロプロペン、ア
バメクチン、アセフェート、アセタミプリド、アセチオン、アセトプロール、アクリナト
リン、アクリロニトリル、アラニカルブ、アルジカルブ、アルドキシカルブ、アルドリン
、アレスリン、アロサミジン、アリキシカルブ、α−シペルメトリン、α−エンドスルフ
ァン、アミジチオン、アミノカルブ、アミトン、アミトラズ、アナバシン、アチダチオン
、アザジラクチン、アザメチホス、アジンホス−エチル、アジンホスメチル、アゾトエー
ト、ヘキサフルオロケイ酸バリウム、バルトリン、ベンジオカルブ、ベンフラカルブ、ベ
ンスルタップ、β−シフルトリン、β−シペルメトリン、ビフェントリン、ビオアレトリ
ン、ビオエタノメトリン、ビオペルメトリン、ビオレスメトリン、ビストリフルロン、ボ
ラックス、ホウ酸、ホウ酸、ブロムフェンビンホス、ブロモシクレン、ブロモ−DDT、
ブロモホス、ブロモホスエチル、ブフェンカルブ、ブプロフェジン、ブタカルブ、ブタチ
オホス、ブトカルボキシム、ブトネート、ブトキシカルボキシム、カズサホス、ヒ酸カル
シウム、多硫化カルシウム、カンフェクロル、カルバノレート、カルバリル、カルボフラ
ン、二硫化炭素、四塩化炭素、カルボフェノチオン、カルボスルファン、カルタップ、ク
ロラントラニリプロール、クロルビシクレン、クロルデン、クロルデコン、クロルジメホ
ルム、クロルエトキシホス、クロルフェナピル、クロルフェンビンホス、クロルフルアズ
ロン、クロルメホス、クロロホルム、クロロピクリン、クロルホキシム、クロルプラゾホ
ス、クロルピリホス、クロルピリホス−メチル、クロルチオホス、クロマフェノジド、シ
ネリンI、シネリンII、シスメトリン、クロエトカルブ、クロサンテル、クロチアニジ
ン、アセト亜ヒ酸銅、ヒ酸銅、ナフテン酸銅、オレイン酸銅、クマホス、クミトエート、
クロタミトン、クロトキシホス、クルホメート、クリオライト、シアノフェンホス、シア
ノホス、シアントエート、シクレトリン、シクロプロトリン、シフルトリン、シハロトリ
ン、シペルメトリン、シフェノトリン、シロマジン、シチオエート、DDT、デカルボフ
ラン、デルタメトリン、デメフィオン、デメフィオン−O、デメフィオン−S、デメトン
、デメトン−メチル、デメトン−O、デメトン−O−メチル、デメトン−S、デメトン−
S−メチル、デメトン−S−メチルスルホン、ジアフェンチウロン、ジアリホス、珪藻土
、ダイアジノン、ジカプトン、ジクロフェンチオン、ジクロルボス、ジクレシル、ジクロ
トホス、ジシクラニル、ディルドリン、ジフルベンズロン、ジロール、ジメフルトリン、
ジメホックス、ジメタン、ジメトエート、ジメトリン、ジメチルビンホス、ジメチラン、
ジネックス、ジノプロップ、ジノサム、ジノテフラン、ジオフェノラン、ジオキサベンゾ
ホス、ジオキサカルブ、ジオキサチオン、ジスルホトン、ジチクロホス、d−リモネン、
DNOC、ドラメクチン、エクジステロン、エマメクチン、EMPC、エムペントリン、
エンドスルファン、エンドチオン、エンドリン、EPN、エポフェノナン、エプリノメク
チン、エスフェンバレレート、エタホス、エチオフェンカルブ、エチオン、エチプロール
、エトエート−メチル、エトプロホス、ギ酸エチル、エチル−DDD、二臭化エチレン、
二塩化エチレン、エチレンオキシド、エトフェンプロックス、エトリムホス、EXD、フ
ァムフール、フェナミホス、フェナザフロル、フェンクロルホス、フェネタカルブ、フェ
ンフルトリン、フェニトロチオン、フェノブカルブ、フェノキサクリム、フェノキシカル
ブ、フェンピリトリン、フェンプロパトリン、フェンスルホチオン、フェンチオン、フェ
ンチオンエチル、フェンバレレート、フィプロニル、フロニカミド、フルベンジアミド、
フルコフロン、フルシクロクスロン、フルシトリネート、フルフェネリム、フルフェノク
スロン、フルフェンプロックス、フルバリネート、ホノホス、ホルメタネート、ホルモチ
オン、ホルムパラネート、ホスメチラン、ホスピレート、ホスチエタン、フラチオカルブ
、フレトリン、γ−シハロトリン、γ−HCH、ハルフェンプロックス、ハロフェノジド
、HCH、HEOD、ヘプタクロール、ヘプテノホス、ヘテロホス、ヘキサフルムロン、
HHDN、ヒドラメチルノン、シアン化水素、ハイドロプレン、ヒキンカルブ、イミダク
ロプリド、イミプロトリン、インドキサカルブ、インドメタン、IPSP、イサゾホス、
イソベンザン、イソカルボホス、イソドリン、イソフェンホス、イソプロカルブ、イソプ
ロチオラン、イソチオエート、イソキサチオン、イベルメクチン、ジャスモリンI、ジャ
スモリンII、ヨードフェンホス、幼若ホルモンI、幼若ホルモンII、幼若ホルモンI
II、ケレバン、キノプレン、λ−シハロトリン、ヒ酸鉛、レピメクチン、レプトホス、
リンデン、リリムホス、ルフェヌロン、リチダチオン、マラチオン、マロノベン、マジド
ックス、メカルバム、メカルホン、メナゾン、メホスホラン、塩化第一水銀、メスルフェ
ンホス、メタフルミゾン、メタクリホス、メタミドホス、メチダチオン、メチオカルブ、
メトクロトホス、メソミル、メトプレン、メトキシクロル、メトキシフェノジド、臭化メ
チル、メチルクロロホルム、塩化メチレン、メトフルトリン、メトルカルブ、メトキサジ
アゾン、メビンホス、メキサカルベート、ミルベメクチン、ミルベマイシンオキシム、ミ
パホックス、マイレックス、モノクロトホス、モルホチオン、モキシデクチン、ナフタロ
ホス、ナレド、ナフタレン、ニコチン、ニフルリジド、ニテンピラム、ニチアジン、ニト
リラカルブ、ノバルロン、ノビフルムロン、オメトエート、オキサミル、オキシジメトン
−メチル、オキシデプロホス、オキシジスルホトン、パラ−ジクロロベンゼン、パラチオ
ン、パラチオン−メチル、ペンフルロン、ペンタクロロフェノール、ペルメトリン、フェ
ンカプトン、フェノトリン、フェントエート、ホレート、ホサロン、ホスホラン、ホスメ
ット、ホスニクロル、ホスファミドン、ホスフィン、ホキシム、ホキシム−メチル、ピリ
メタホス、ピリミカルブ、ピリミホス−エチル、ピリミホスメチル、亜ヒ酸カリウム、チ
オシアン酸カリウム、pp’−DDT、プラレトリン、プレコセンI、プレコセンII、
プレコセンIII、プリミドホス、プロフェノホス、プロフルトリン、プロマシル、プロ
メカルブ、プロパホス、プロペタムホス、プロポクスル、プロチダチオン、プロチオホス
、プロトエート、プロトリフェンブト、ピラクロホス、ピラフルプロール、ピラゾホス、
ピレスメトリン、ピレトリンI、ピレトリンII、ピリダベン、ピリダリル、ピリダフェ
ンチオン、ピリフルキナゾン、ピリミジフェン、ピリミテート、ピリプロール、ピリプロ
キシフェン、クアシア、キナルホス、キナルホスメチル、キノチオン、ラフォキサニド、
レスメトリン、ロテノン、リアニア、サバジラ、シュラーダン、セラメクチン、シラフル
オフェン、シリカゲル、亜ヒ酸ナトリウム、フッ化ナトリウム、ヘキサフルオロケイ酸ナ
トリウム、チオシアン酸ナトリウム、ソファミド、スピネトラム、スピノサド、スピロメ
シフェン、スピロテトラマット、スルコフロン、スルフルラミド、スルホテップ、フッ化
スルフリル、スルプロホス、τ−フルバリネート、タジムカルブ、TDE、テブフェノジ
ド、テブフェンピラド、テブピリムホス、テフルベンズロン、テフルトリン、テメホス、
TEPP、テラレトリン、テルブホス、テトラクロロエタン、テトラクロロビンホス、テ
トラメトリン、θ−シペルメトリン、チアクロプリド、チアメトキサム、チクロホス、チ
オカルボキシム、チオシクラム、チオジカルブ、チオファノックス、チオメトン、チオス
ルタップ、チューリンギエンシン、トルフェンピラド、トラロメトリン、トランスフルト
リン、トランスペルメトリン、トリアラセン、トリアザメート、トリアゾホス、トリクロ
ルホン、トリクロルメタホス−3、トリクロロナート、トリフェノホス、トリフルムロン
、トリメタカルブ、トリプレン、バミドチオン、バニリプロール、XMC、キシリルカル
ブ、ζ−シペルメトリン、ゾラプロホス、及びα−エクジソン。
加えて、上記殺虫剤のいずれかの組み合わせが、本明細書に記載される組成物に使用で
きることが想定される。さらなる情報に関しては、http://www.alanwood.net/pesticides
/index.htmlにおける「COMPENDIUM OF PESTICIDE COMMON NAMES」を参照のこと。また、
「THE PESTICIDE MANUAL」(第14版、C D S Tomlin編、著作権2006、
British Crop Production Councilによる)参照のこと
種々の農薬は、特定の環境影響、例えば熱及び/又は光の存在下で、化学的及び物理的
劣化を受け易い。これらの影響のうち光に関して劣化を受け易い農薬は、一般に「光不安
定性」と称される。少なくとも一部の光不安定性農薬に関して、それらの劣化は、一重項
酸素との反応が原因となり得ると考えられている。一重項酸素と反応する農薬の例として
は、特定のオレフィン、芳香族化合物、フェノール類、ナフトール類、フラン類、ピラン
類及び他の酸素含有複素環類;ピロール類、オキサゾール類、イミダゾール類、インドー
ル類及び他の窒素含有複素環類:脂肪族、脂環式及び芳香族アミン類;アミノ酸、ペプチ
ド及びタンパク質;並びに硫黄含有化合物、例えばメルカプタン類及びスルフィド類など
が挙げられるが、これらに限定されない。農薬が一重項酸素と反応性であるかどうかを決
定することに関してさらなる詳細は、国際特許公開番号国際公開第2007/05376
0号に与えられる。上述の光不安定性の一重項酸素と反応性の農薬のいずれか1つ又は組
み合わせは、本明細書に記載される組成物に含まれることができることを理解されたい。
本明細書に記載される組成物中において、単独又は互いの組み合わせのいずれかにおい
て含まれることができる光不安定性の一重項酸素反応性農薬のより詳細な例としては、微
生物、微生物産物、及び植物、動物又は鉱物含有岩石から誘導されるか又は抽出される材
料である天然産物が挙げられるが、これらに限定されない。これらの天然産物としては、
天然に誘導される泥居住性生命体、例えば放線菌から誘導される産物、例えば大環状ラク
トン殺虫剤が挙げられる。1つの例示的な大環状ラクトン殺虫剤としては、アベルメクチ
ン及びそれらの誘導体、例えばアバメクチン、ドラメクチン、エマメクチン、エプリノメ
クチン、イベルメクチン及びセラメクチンが挙げられる。別の例示的な大環状ラクトン殺
虫剤としては、ミルベマイシン及びそれらの誘導体、例えばレピメクチン、ミルベメクチ
ン、ミルベマイシンオキシム及びモキシデクチンが挙げられる。さらに別の例示的な大環
状ラクトン殺虫剤としては、スピノシン、例えばスピノサド及びそれらの誘導体、例えば
合成的に製造されたスピネトラムが挙げられ、それらは米国特許第5,227,295号
、同第5,670,364号、同第5,591,606号、同第6,001,981号、
同第6,143,526号、同第6,455,504号、同第6,585,990号、同
第6,919,464号、同第5,362,634号、同第5,539,089号及び同
第5,202,242号に開示され、それらはすべて参考として本明細書に組み込まれる
。他の天然産物には、サバジラ又はベラトリン、ジョチュウギク又はピレトリン、ニーム
油又はアザジラクチン、ロテノン、リアニア又はリアノジン、バチルス・チューリンゲン
シス(B.t.)、枯草菌、フェロモン、天然誘引物質などが挙げられる。本明細書に記
載される組成物に含まれることができる他の農薬としては、一重項酸素に反応性の、合成
的に生成される農薬も含まれることができる。その例には、インドキサカルブ、イマザリ
ル及びフェンプロピモルフが挙げられるが、それらに限定されない。前述のものに加えて
、本明細書中に記載される組成物は、一重項酸素と反応性である少なくとも1つの農薬及
び一重項酸素と反応性でないか又は別段光不安定性でない少なくとも1つの他の農薬も含
みうることが理解されるべきである。
1つの実施形態において、組成物は、上述の農薬のうちの少なくとも1つ又はそれらの
混合物及び少なくとも1つの金属酸化物を含む。この実施形態において、組成物は、少な
くとも1つの金属酸化物を有しないことだけが異なる組成物と比べて強い殺虫作用を示す
。例えば、本組成物の活性は増強されているか又は本組成物の半減期は延長されているの
で、金属酸化物を有しないことだけが異なる組成物と比べたとき、より少量の組成物で同
じ活性が達成されうることが想定される。さらに、またはあるいは、金属酸化物を有しな
いことだけが異なる組成物と比べたとき、長期にわたる殺虫剤による防除の改善が、金属
酸化物を含む組成物を用いて達成されることが想定される。
本明細書中で使用される用語「金属酸化物」は、少なくとも1つの酸素原子及び少なく
とも1つの金属原子を含む化合物を表すために使用される。1つの形態において、金属酸
化物は、水に不溶性である。さらに、またはあるいは、金属酸化物は、遷移金属酸化物で
ありうると想定される。遷移金属酸化物の非限定的な例としては、酸化亜鉛;酸化鉄、例
えば、酸化第一鉄(酸化鉄(II))又は酸化第二鉄(酸化鉄(III))並びに酸化鉄
(II,III);酸化銅、例えば、酸化第一銅(酸化銅(I))又は酸化第二銅(酸化
銅(II));酸化チタン、例えば、二酸化チタン(酸化チタン(IV))、酸化チタン
(II)及び酸化チタン(III);酸化コバルト、例えば、酸化コバルト(II)及び
酸化コバルト(III);酸化ニッケル、例えば、酸化ニッケル(II)又は酸化ニッケ
ル(III);酸化マンガン、例えば、酸化マンガン(II,III);酸化クロム、例
えば、酸化クロム(III)又は酸化クロム(IV);酸化銀;酸化パラジウム;及び酸
化ランタンが挙げられる。1つ又はそれ以上の形態において、金属酸化物は、水酸化物、
又は水和錯体(hydrate complex)の一部でもありうる。これらの例としては、水酸化亜
鉛、部分的に脱水された水酸化亜鉛又は酸化水酸化亜鉛、水酸化鉄(II)、水酸化鉄(
III)、酸化水酸化鉄、無水酸化鉄又は水和酸化鉄及び酸化水酸化鉄、水酸化マンガン
、酸化水酸化マンガン、水和水酸化マンガン又は水和酸化水酸化マンガン、水酸化銅、部
分的に脱水された水酸化銅又は酸化水酸化銅、水酸化チタン、酸化水酸化チタン、水和水
酸化チタン又は酸化水酸化チタンが挙げられる。上述の金属酸化物のうちの1つ又はそれ
以上の組み合わせが、本明細書中に記載される組成物中で使用することができることが認
識されることが理解される。1つの詳細な形態において、金属酸化物は、酸化亜鉛、酸化
第二鉄、酸化第二銅、二酸化チタン、酸化マンガン及びそれらの混合物からなる群より選
択される。
上記金属酸化物は、典型的には、活性を増強する量でこの実施形態の組成物中に存在す
る。活性を増強する量とは、本組成物の半減期を延長する量か、あるいは、本組成物が、
金属酸化物を含まない組成物による同様の殺虫性の防御又は防除に必要な量より低いレベ
ルで同様の有害生物防除を達成することを可能にする量である。換言すれば、その金属酸
化物は、防御に必要な割合を低下させうるか、又は本組成物の残留性(residuality)を
高めうる。1つの例示形態において、組成物は、少なくとも約1重量%の農薬及び約2重
量%〜約90重量%の金属酸化物を含む。別の形態において、組成物は、少なくとも約2
重量%の農薬及び約5重量%〜約85重量%の金属酸化物を含む。さらに別の形態におい
て、組成物は、約2重量%〜約45重量%の農薬及び約5重量%〜約85重量%の金属酸
化物を含む。なおも別の形態において、組成物は、約3重量%〜約35重量%の農薬及び
約10重量%〜約80重量%の金属酸化物を含む。別の形態において、組成物は、約5重
量%〜約35重量%の農薬及び約5重量%〜約70重量%の金属酸化物を含む。なおも別
の形態において、組成物は、約5重量%〜約35重量%の農薬及び約5重量%〜約60重
量%の金属酸化物を含む。さらに別の形態において、組成物は、約5重量%〜約30重量
%の農薬及び約15重量%〜約75重量%の金属酸化物を含む。さらに、別の形態におい
て、組成物は、約10重量%〜約30重量%の農薬及び約20重量%〜約60重量%の金
属酸化物を含む。しかしながら、この農薬及び金属酸化物の重量パーセントに対する他の
値が想定されることも理解される。例えば、他の1つの形態において、組成物は、約20
重量%〜約40重量%の農薬及び約40重量%〜約60重量%の金属酸化物を含む。なお
も別の形態において、組成物は、約25重量%〜約35重量%の農薬及び約45重量%〜
約55重量%の金属酸化物を含む。
別の形態において、組成物は、約1:12〜約12:1の重量比で金属酸化物と農薬を
含む。別のより詳細な形態において、組成物は、約1:10〜約10:1の重量比で金属
酸化物と農薬を含む。なおも別のより詳細な形態において、組成物は、約1:4〜約8:
1の重量比で金属酸化物と農薬を含む。さらに別のより詳細な形態において、組成物は、
約1:2〜約6:1の重量比で金属酸化物と農薬を含む。別のより詳細な形態において、
組成物は、約1:1〜約6:1の重量比で金属酸化物と農薬を含む。さらに別の形態にお
いて、組成物は、約1:1〜約4:1の重量比で金属酸化物と農薬を含む。
しかしながら、金属酸化物及び農薬の重量比に対する他の値が想定されることも理解さ
れる。例えば、1つの実施形態において、組成物は、約1:100〜約100:1の重量
比で金属酸化物と農薬を含みうることが想定される。別の実施形態において、組成物は、
約1:50〜約50:1の重量比で金属酸化物と農薬を含みうることが想定される。なお
も別の実施形態において、組成物は、約1:20〜約20:1の重量比で金属酸化物と農
薬を含みうることが想定される。
さらに、少なくとも1つの農薬及び少なくとも1つの金属酸化物を含む様々なさらなる
実施形態の農薬組成物が想定される。例えば、この実施形態において、金属酸化物は、上
記で同定された例の1つ又は混合物であることができることを理解されたい。本明細書で
使用される場合、用語「タンパク性材料」は、タンパク質によって定義される材料、組成
物又は化合物を記載するために使用され、それらは、少なくとも1つのタンパク質を含み
、又はタンパク質の基本要素である。1つの形態において、タンパク性材料としては、水
溶性タンパク質が挙げられる。タンパク性材料のさらなる非限定例としては、アルブミン
、例えば卵白又はウシ血清アルブミン(BSA);カゼイン;ゼラチン;ゼイン;乳清組
成物、例えばラクトース及び乳清タンパク質の混合物;乳清タンパク質及びアミノ酸、例
えば、システイン、メチオニン、トリプトファン、ヒスチジン、チロシン、アルギニン、
リジン、グルタミン、グルタミン酸、シスチン、セリン及びアスペリジン(asperigine)
が挙げられるが、これらはいくつかの可能性を挙げたに過ぎない。この実施形態の一態様
において、組成物は、金属酸化物及び少なくとも1つのタンパク性材料を有しないことだ
けが異なる組成物と比べて強い殺虫作用を示す。例えば、本組成物の活性は増強されてい
るか又は本組成物の半減期は延長されているので、金属酸化物及びタンパク性材料を有し
ないことだけが異なる組成物と比べたとき、より少量の組成物で同じ活性が達成されうる
ことが想定される。さらに、またはあるいは、金属酸化物及びタンパク性材料を有しない
ことだけが異なる組成物と比べたとき、長期にわたる殺虫剤による防除の改善が、その金
属酸化物及びタンパク性材料を含む組成物を用いて達成されることが想定される。
上記金属酸化物及びタンパク性材料は、典型的には、活性を増強する量でこの実施形態
の組成物中に存在する。活性を増強する量とは、本組成物の半減期を延長する量か、ある
いは、本組成物が、金属酸化物及びタンパク性材料を含まない組成物による同様の殺虫性
の防御又は防除に必要な量より低いレベルで同様の有害生物防除を達成することを可能に
する量である。換言すれば、その金属酸化物及びタンパク性材料は、防御に必要な割合を
低下させうるか、又は本組成物の残留性を高めうる。
この実施形態の1つの形態において、組成物は、少なくとも約1重量%の農薬、約5重
量%〜約75重量%の金属酸化物及び約2重量%〜約80重量%のタンパク性材料を含み
うることが想定される。別の形態において、組成物は、少なくとも約2重量%の農薬、約
5重量%〜約75重量%の金属酸化物及び約2重量%〜約80重量%のタンパク性材料を
含む。さらに別の形態において、組成物は、約2重量%〜約45重量%の農薬、約5重量
%〜約75重量%の金属酸化物及び約3重量%〜約80重量%のタンパク性材料を含む。
なおも別の形態において、組成物は、約3重量%〜約40重量%の農薬、約10重量%〜
約60重量%の金属酸化物及び約5重量%〜約70重量%のタンパク性材料を含む。さら
に別の形態において、組成物は、約5重量%〜約40重量%の農薬、約15重量%〜約5
0重量%の金属酸化物及び約20重量%〜約60重量%のタンパク性材料を含む。なおも
別の形態において、組成物は、約10重量%〜約40重量%の農薬、約15重量%〜約3
5重量%の金属酸化物及び約25重量%〜約50重量%のタンパク性材料を含む。さらに
、別の形態において、組成物は、約10重量%〜約35重量%の農薬、約15重量%〜約
35重量%の金属酸化物及び約25重量%〜約50重量%のタンパク性材料を含む。しか
しながら、農薬、金属酸化物及びタンパク性材料の重量パーセントに対する他の値が想定
されることも理解される。例えば、さらなる形態において、組成物は、約5重量%〜約4
0重量%の農薬、約10重量%〜約60重量%の金属酸化物及び約2重量%〜約30重量
%のタンパク性材料を含む。さらに別の形態において、組成物は、約5重量%〜約35重
量%の農薬、約10重量%〜約60重量%の金属酸化物及び約2重量%〜約20重量%の
タンパク性材料を含む。
この実施形態の別の形態において、組成物は、約1:4〜約10:1、約1:2〜約8
:1、約1:2〜約6:1又は約1:1〜約4:1の重量比で金属酸化物と農薬を含む。
別の形態において、組成物は、約1:10〜約12:1、約1:8〜約12:1、約1:
4〜約10:1、約1:4〜約8:1又は約1:2〜約5:1の重量比でタンパク性材料
と農薬を含む。なおも別の形態において、組成物は、約1:20〜約12:1、約1:1
2〜約12:1、約1:10〜約10:1、約1:8〜8:1、約1:5〜約4:1又は
約1:2〜約2:1の重量比でタンパク性材料と金属酸化物を含む。さらに、組成物が、
上に示された、金属酸化物と農薬、タンパク性材料と農薬及びタンパク性材料と金属酸化
物との重量比のうちの1つ又はそれ以上の組み合わせを含みうることも想定される。
1つのより詳細な形態において、組成物は、約1:4〜約10:1の重量比で金属酸化
物と農薬を含み、約1:8〜約12:1の重量比でタンパク性材料と農薬を含み、かつ約
1:12〜約10:1の重量比でタンパク性材料と金属酸化物を含む。さらなる形態にお
いて、組成物は、約1:2〜約8:1の重量比で金属酸化物と農薬を含み、約1:8〜約
10:1の重量比でタンパク性材料と農薬を含み、かつ約1:12〜約8:1の重量比で
タンパク性材料と金属酸化物を含む。別のさらなる形態において、組成物は、約1:2〜
約8:1の重量比で金属酸化物と農薬を含み、約1:4〜約10:1の重量比でタンパク
性材料と農薬を含み、かつ約1:8〜約8:1の重量比でタンパク性材料と金属酸化物を
含む。さらに、なおも別の形態において、組成物は、約1:2〜約6:1の重量比で金属
酸化物と農薬を含み、約1:4〜約8:1の重量比でタンパク性材料と農薬を含み、かつ
約1:5〜約4:1の重量比でタンパク性材料と金属酸化物を含む。別の形態において、
組成物は、約1:1〜約4:1の重量比で金属酸化物と農薬を含み、約1:2〜約5:1
の重量比でタンパク性材料と農薬を含み、かつ約1:2〜約2:1の重量比でタンパク性
材料と金属酸化物を含む。
さらに、前述の重量比のさらなるバリエーションが想定される。例えば、1つの実施形
態において、組成物は、約1:100〜約100:1の重量比で金属酸化物と農薬を含み
、約1:100〜約100:1の重量比でタンパク性材料と農薬を含み、かつ約1:10
0〜約100:1の重量比でタンパク性材料と金属酸化物を含みうることが想定される。
別の実施形態において、組成物は、約1:50〜約50:1の重量比で金属酸化物と農薬
を含み、約1:50〜約50:1の重量比でタンパク性材料と農薬を含み、かつ約1:5
0〜約50:1の重量比でタンパク性材料と金属酸化物を含みうることが想定される。な
おも別の実施形態において、組成物は、約1:20〜約20:1の重量比で金属酸化物と
農薬を含み、約1:20〜約20:1の重量比でタンパク性材料と農薬を含み、かつ約1
:20〜約20:1の重量比でタンパク性材料と金属酸化物を含みうることが想定される
なおも別のさらなる実施形態において、組成物は、少なくとも1つの農薬及び少なくと
も1つの金属酸化物に加えて少なくとも1つのポリマー材料を含む。この実施形態におい
て、農薬及び金属酸化物は、各々について上でそれぞれ特定された例のうちの1つ又はそ
れ以上でありうることが理解される。この実施形態の1つの形態において、組成物は、金
属酸化物及びポリマー材料を有しないことだけが異なる組成物と比べて強い殺虫作用を示
す。例えば、本組成物の活性は増強されているか又は本組成物の半減期は延長されている
ので、金属酸化物及びポリマー材料を有しないことだけが異なる組成物と比べたとき、よ
り少量の組成物で同じ活性が達成されうることが想定される。さらに、またはあるいは、
金属酸化物及びポリマー材料を有しないことだけが異なる組成物と比べたとき、長期にわ
たる殺虫剤による防除の改善が、金属酸化物及びポリマー材料を含む組成物を用いて達成
されることが想定される。
本明細書中で使用される用語「ポリマー材料」は、少なくとも1つのポリマー若しくは
その誘導体によって定義されるか又はそれらを含む、材料、化合物又は組成物を表すため
に使用される。1つの非限定的な例において、ポリマー材料としては、ポリビニルアルコ
ールが挙げられる。他の例において、ポリマー材料としては:ポリビニルアルコールの誘
導体;ポリビニルピロリドン及び/又はその1つ若しくはそれ以上の誘導体;天然又は合
成のラテックス;多糖及び/又は1つ若しくはそれ以上のその誘導体、或いはポリビニル
アセテート及び/又は1つ若しくはそれ以上のその誘導体が挙げられる。1つの特定の例
において、ポリマー材料は、高分子量ビニル−アクリルラテックス、例えば、The D
ow Chemical Company,2030 Dow Center,Midl
and,Michigan 48674から商業的に入手可能なUCAR(商標)Lat
ex379Gでありうる。別の特定の例において、ポリマー材料は、テルペンポリマー、
例えば、Miller Chemical and Fertilizer Corpo
ration,P.O.Box 333,120 Radio Road,Hanove
r,Pennsylvania 17331から商業的に入手可能なNU FILM 1
7(登録商標)でありうる。さらに別の例において、ポリマー材料は、多糖又は修飾多糖
、例えば、水溶性デンプン、ジャガイモデンプン及び他の加工デンプンを含むデンプン、
キトサン又はメチルセルロースでありうる。別の例において、ポリマー材料は、ヒプロメ
ロースポリマー、例えば、The Dow Chemical Companyから商業
的に入手可能なMETHOCEL(商標)K4Mでありうる。1つ又はそれ以上の形態に
おいて、組成物は、ポリマー材料の前述の例のいずれかの混合物を含みうることも想定さ
れる。
上記金属酸化物及びポリマー材料は、典型的には、活性を増強する量でこの実施形態の
組成物中に存在する。活性を増強する量とは、本組成物の半減期を延長する量か、あるい
は、本組成物が、金属酸化物及びポリマー材料を含まない組成物による同様の殺虫性の防
御又は防除に必要な量より低いレベルで同様の有害生物防除を達成することを可能にする
量である。換言すれば、その金属酸化物及びポリマー材料は、防御に必要な割合を低下さ
せうるか、又は本組成物の残留性を高めうる。
この実施形態の1つの形態において、本組成物は、少なくとも約1重量%の農薬、約5
重量%〜約75重量%の金属酸化物及び約0.5重量%〜約80重量%のポリマー材料を
含みうることが想定される。別の形態において、本組成物は、少なくとも約1重量%の農
薬、約5重量%〜約75重量%の金属酸化物及び約1重量%〜約80重量%のポリマー材
料を含む。なおも別の形態において、本組成物は、少なくとも約2重量%の農薬、約5重
量%〜約75重量%の金属酸化物及び約3重量%〜約75重量%のポリマー材料を含む。
さらに別の形態において、本組成物は、約2重量%〜約45重量%の農薬、約10重量%
〜約70重量%の金属酸化物及び約4重量%〜約65重量%のポリマー材料を含む。なお
も別の形態において、本組成物は、約5重量%〜約40重量%の農薬、約10重量%〜約
65重量%の金属酸化物及び約5重量%〜約50重量%のポリマー材料を含む。さらに、
農薬、金属酸化物及びポリマー材料に対する重量パーセントの値のさらなるバリエーショ
ンが想定される。
例えば、1つの形態において、本組成物は、少なくとも約1重量%の農薬、約15重量
%〜約45重量%の金属酸化物及び約35重量%〜約65重量%のポリマー材料を含みう
ることが想定される。別の形態において、本組成物は、少なくとも約2重量%の農薬、約
15重量%〜約45重量%の金属酸化物及び約35重量%〜約65重量%のポリマー材料
を含む。さらに別の形態において、本組成物は、約2重量%〜約30重量%の農薬、約1
5重量%〜約45重量%の金属酸化物及び約35重量%〜約65重量%のポリマー材料を
含む。なおも別の形態において、本組成物は、約5重量%〜約25重量%の農薬、約20
重量%〜約40重量%の金属酸化物及び約40重量%〜約60重量%のポリマー材料を含
む。さらに別の形態において、本組成物は、約8重量%〜約20重量%の農薬、約25重
量%〜約35重量%の金属酸化物及び約45重量%〜約55重量%のポリマー材料を含む
上に提供された組成物に加えて、さらなる形態の組成物も想定される。例えば、なおも
別の形態において、本組成物は、約1重量%〜約40重量%の農薬、約5重量%〜約65
重量%の金属酸化物及び約0.5重量%〜約30重量%のポリマー材料を含む。別の形態
において、本組成物は、約2重量%〜約35重量%の農薬、約5重量%〜約60重量%の
金属酸化物及び約1重量%〜約20重量%のポリマー材料を含む。さらに別の形態におい
て、本組成物は、約5重量%〜約35重量%の農薬、約5重量%〜約60重量%の金属酸
化物及び約1重量%〜約15重量%のポリマー材料を含む。なおも別の形態において、本
組成物は、約5重量%〜約35重量%の農薬、約5重量%〜約60重量%の金属酸化物及
び約2重量%〜約12重量%のポリマー材料を含む。他の1つの形態において、本組成物
は、約15重量%〜約35重量%の農薬、約40重量%〜約60重量%の金属酸化物及び
約2重量%〜約12重量%のポリマー材料を含む。さらに別の形態において、本組成物は
、約25重量%〜約35重量%の農薬、約45重量%〜約55重量%の金属酸化物及び約
2重量%〜約12重量%のポリマー材料を含む。別の形態において、本組成物は、約25
重量%〜約35重量%の農薬、約45重量%〜約55重量%の金属酸化物及び約4重量%
〜約10重量%のポリマー材料を含む。
この実施形態の別の形態において、本組成物は、約1:8〜約12:1、約1:4〜約
8:1、約1:2〜約6:1又は約1:1〜約4:1の重量比で金属酸化物と農薬を含む
。別の形態において、組成物は、約1:20〜約20:1、約1:12〜約12:1、約
1:10〜約10:1、約1:8〜約8:1、約1:8〜4:1、約1:2〜約8:1又
は約2:1〜約6:1の重量比でポリマー材料と農薬を含む。なおも別の形態において、
組成物は、約1:30〜約30:1、約1:20〜約20:1、約1:15〜約15:1
、約1:10〜約10:1、約1:4〜約10:1、約1:4〜約4:1、約1:2〜約
6:1又は約1:1〜約3:1の重量比でポリマー材料と金属酸化物を含む。さらに、組
成物が、上に示された、金属酸化物と農薬、ポリマー材料と農薬及びポリマー材料と金属
酸化物との重量比のうちの1つ又はそれ以上の組み合わせを含みうることも想定される。
1つのより詳細な形態において、本組成物は、約1:4〜約8:1の重量比で金属酸化
物と農薬を含み、約1:20〜約10:1の重量比でポリマー材料と農薬を含み、かつ約
1:30〜約10:1の重量比でポリマー材料と金属酸化物を含む。さらなる形態におい
て、本組成物は、約1:4〜約8:1の重量比で金属酸化物と農薬を含み、約1:12〜
約8:1の重量比でポリマー材料と農薬を含み、かつ約1:20〜約6:1の重量比でポ
リマー材料と金属酸化物を含む。なおも別の形態において、本組成物は、約1:3〜約8
:1の重量比で金属酸化物と農薬を含み、約1:8〜約6:1の重量比でポリマー材料と
農薬を含み、かつ約1:12〜約4:1の重量比でポリマー材料と金属酸化物を含む。別
の形態において、本組成物は、約1:2〜約8:1の重量比で金属酸化物と農薬を含み、
約1:6〜約4:1の重量比でポリマー材料と農薬を含み、かつ約1:10〜約2:1の
重量比でポリマー材料と金属酸化物を含む。別のさらなる形態において、本組成物は、約
1:1〜約8:1の重量比で金属酸化物と農薬を含み、約1:4〜約4:1の重量比でポ
リマー材料と農薬を含み、かつ約1:8〜約2:1の重量比でポリマー材料と金属酸化物
を含む。さらに、なおも別の形態において、本組成物は、約2:1〜約4:1の重量比で
金属酸化物と農薬を含み、約4:1〜約6:1の重量比でポリマー材料と農薬を含み、か
つ約1:1〜約3:1の重量比でポリマー材料と金属酸化物を含む。他の1つの形態にお
いて、本組成物は、約1:1〜約2:1の重量比で金属酸化物と農薬を含み、約1:10
〜約1:3の重量比でポリマー材料と農薬を含み、かつ約1:12〜約1:4の重量比で
ポリマー材料と金属酸化物を含む。
さらに、前述の重量比のさらなるバリエーションが想定される。例えば、1つの形態に
おいて、組成物は、約1:100〜約100:1の重量比で金属酸化物と農薬を含み、約
1:100〜約100:1の重量比でポリマー材料と農薬を含み、かつ約1:100〜約
100:1の重量比でポリマー材料と金属酸化物を含みうることが想定される。別の形態
において、組成物は、約1:50〜約50:1の重量比で金属酸化物と農薬を含み、約1
:50〜約50:1の重量比でポリマー材料と農薬を含み、かつ約1:50〜約50:1
の重量比でポリマー材料と金属酸化物を含みうることが想定される。さらに、なおも別の
形態において、組成物は、約1:20〜約20:1の重量比で金属酸化物と農薬を含み、
約1:20〜約20:1の重量比でポリマー材料と農薬を含み、かつ約1:20〜約20
:1の重量比でポリマー材料と金属酸化物を含みうることが想定される。
別のさらなる実施形態において、組成物は、少なくとも1つの農薬、少なくとも1つの
金属酸化物、少なくとも1つのタンパク性材料及び少なくとも1つのポリマー材料を含む
。この詳細な実施形態において、農薬、金属酸化物、タンパク性材料及びポリマー材料は
、各々について上でそれぞれ特定された例のうちの1つ又はそれ以上でありうることが理
解される。この実施形態の1つの形態において、本組成物は、金属酸化物、タンパク性材
料及びポリマー材料を有しないことだけが異なる組成物と比べて強い殺虫作用を示す。例
えば、本組成物の活性は増強されているか又は本組成物の半減期は延長されているので、
金属酸化物、タンパク性材料及びポリマー材料を有しないことだけが異なる組成物と比べ
たとき、より少量の組成物で同じ活性が達成されうることが想定される。さらに、または
あるいは、金属酸化物、タンパク性材料及びポリマー材料を有しないことだけが異なる組
成物と比べたとき長期にわたる殺虫剤による防除の改善が、金属酸化物、タンパク性材料
及びポリマー材料を含む組成物を用いて達成されることが想定される。
金属酸化物、タンパク性材料及びポリマー材料は、典型的には、活性を増強する量でこ
の実施形態の組成物中に存在する。活性を増強する量とは、本組成物の半減期を延長する
量か、あるいは、本組成物が、金属酸化物、タンパク性材料及びポリマー材料を含まない
組成物による同様の殺虫性の防御又は防除に必要な量より低いレベルで同様の有害生物防
除を達成することを可能にする量である。換言すれば、その金属酸化物、タンパク性材料
及びポリマー材料は、防御に必要な割合を低下させうるか、又は本組成物の残留性を高め
うる。
この実施形態の1つの形態において、本組成物は、少なくとも約0.1重量%の農薬、
約5重量%〜約70重量%の金属酸化物、約5重量%〜約60重量%のタンパク性材料及
び約10重量%〜約70重量%のポリマー材料を含みうることが想定される。別の形態に
おいて、本組成物は、少なくとも約1重量%の農薬、約5重量%〜約70重量%の金属酸
化物、約5重量%〜約60重量%のタンパク性材料及び約10重量%〜約70重量%のポ
リマー材料を含む。なおも別の形態において、本組成物は、約2重量%〜約35重量%の
農薬、約5重量%〜約70重量%の金属酸化物、約5重量%〜約60重量%のタンパク性
材料及び約10重量%〜約70重量%のポリマー材料を含む。
さらに、この実施形態の他の形態が想定される。例えば、1つのさらなる形態において
、本組成物は、約3重量%〜約30重量%の農薬、約10重量%〜約60重量%の金属酸
化物、約5重量%〜約50重量%のタンパク性材料及び約10重量%〜約55重量%のポ
リマー材料を含む。別の形態において、本組成物は、約5重量%〜約25重量%の農薬、
約15重量%〜約55重量%の金属酸化物、約8重量%〜約50重量%のタンパク性材料
及び約15重量%〜約45重量%のポリマー材料を含む。なおも別の形態において、本組
成物は、約10重量%〜約20重量%の農薬、約15重量%〜約40重量%の金属酸化物
、約8重量%〜約30重量%のタンパク性材料及び約15重量%〜約35重量%のポリマ
ー材料を含む。しかしながら、農薬、金属酸化物、タンパク性材料及びポリマー材料に対
する重量パーセントの値のさらなるバリエーションが想定されることが理解されるべきで
ある。
この実施形態の別の形態において、本組成物は、約1:4〜約10:1、約1:2〜約
8:1、約1:1〜約6:1又は約1:1〜約4:1の重量比で金属酸化物と農薬を含む
。別の形態において、本組成物は、約1:4〜約10:1、約1:2〜約8:1、約1:
1〜約5:1又は約1:1〜約3:1の重量比でタンパク性材料と農薬を含む。なおも別
の形態において、組成物は、約1:4〜約10:1、約1:2〜約8:1、約1:1〜約
6:1又は約1:1〜約5:1の重量比でポリマー材料と農薬を含む。さらに、本組成物
が、上に示された、金属酸化物と農薬、タンパク性材料と農薬及びポリマー材料と農薬と
の重量比のうちの1つ又はそれ以上の組み合わせを含みうることも想定される。
1つのより詳細な形態において、本組成物は、約1:4〜約10:1の重量比で金属酸
化物と農薬を含み、約1:4〜約10:1の重量比でタンパク性材料と農薬を含み、かつ
約1:4〜約10:1の重量比でポリマー材料と農薬を含む。さらなる形態において、本
組成物は、約1:2〜約8:1の重量比で金属酸化物と農薬を含み、約1:2〜約8:1
の重量比でタンパク性材料と農薬を含み、かつ約1:2〜約8:1の重量比でポリマー材
料と農薬を含む。さらに、なおも別の形態において、本組成物は、約1:1〜約6:1の
重量比で金属酸化物と農薬を含み、約1:1〜約5:1の重量比でタンパク性材料と農薬
を含み、かつ約1:1〜約6:1の重量比でポリマー材料と農薬を含む。別の形態におい
て、本組成物は、約1:1〜約4:1の重量比で金属酸化物と農薬、約1:1〜約3:1
の重量比でタンパク性材料と農薬を含み、かつ約1:1〜約5:1の重量比でポリマー材
料と農薬を含む。さらに、前述の重量比のさらなるバリエーションが想定される。
上に記載された組成物は、任意の好ましい手法で調製及び提供することができ、また、
他の成分も含むことができ、その他の成分のさらなる詳細は、下記に示される。1つの例
示形態において、農薬、金属酸化物、ポリマー材料及びタンパク性材料の一方又は両方(
存在する場合、それぞれの組成物に応じて適宜)、水並びに他の任意の成分(存在する場
合)が、一緒に混合され、均質化され、液体組成物として提供される。次いで、その液体
組成物は、噴霧乾燥されることにより、非限定的な例として粉末又は顆粒の形態でありう
る固体組成物となりうる。その液体組成物は、噴霧乾燥によって少なくとも部分的に脱水
されるか又は乾燥され、そのような脱水又は乾燥によって液体組成物から、液体組成物よ
りも低い重量パーセントの水を含む固体組成物に変換される。1つ又はそれ以上の形態に
おいて、液体組成物が固体組成物に変換されるとき、噴霧乾燥によってすべて又は実質的
にすべての水が液体組成物から除去される。しかしながら、1つ又はそれ以上の形態の固
体組成物中に水が残留しうることが理解される。さらに、当業者が認識するように、噴霧
乾燥プロセスにおいて利用されるパラメータ(例えば、供給速度、ノズル圧、入口温度及
び出口温度)は、各組成物の特定の配合に依存し、乾燥噴霧されている各組成物中に含ま
れる成分の分解上限値及び分解下限値によって制限される。
例えば、1つの形態において、本固体組成物は、噴霧乾燥後に約0.001重量%〜約
20重量%の水を含む。なおも別の形態において、本固体組成物は、噴霧乾燥後に約0.
001重量%〜約15重量%の水を含む。さらに別の形態において、本固体組成物は、噴
霧乾燥後に約0.001重量%〜約10重量%の水を含む。別の形態において、本固体組
成物は、噴霧乾燥後に約0.001重量%〜約5重量%の水を含む。なおも別の形態にお
いて、本固体組成物は、噴霧乾燥後に約0.001重量%〜約4重量%の水を含む。さら
に、別の形態において、本固体組成物は、噴霧乾燥後に約0.001重量%〜約2重量%
の水を含む。別の形態において、本固体組成物は、噴霧乾燥後に約0.001重量%〜約
1重量%の水を含む。しかしながら、噴霧乾燥後の本固体組成物中の水の重量パーセンテ
ージに対する他の値が想定されることも理解される。
したがって、1つの実施形態において、方法は、少なくとも1つの農薬、少なくとも1
つの金属酸化物及び水を含む液体組成物を提供する工程、並びにその液体組成物を噴霧乾
燥することにより固体組成物を得る工程を包含する。別の実施形態において、方法は、少
なくとも1つの農薬、少なくとも1つの金属酸化物、少なくとも1つのタンパク性材料及
び水を含む液体組成物を提供する工程、並びにその液体組成物を噴霧乾燥することにより
固体組成物を得る工程を包含する。さらに別の実施形態において、方法は、少なくとも1
つの農薬、少なくとも1つの金属酸化物、少なくとも1つのポリマー材料及び水を含む液
体組成物を提供する工程、並びにその液体組成物を噴霧乾燥することにより固体組成物を
得る工程を包含する。なおも別の実施形態において、方法は、少なくとも1つの農薬、少
なくとも1つの金属酸化物、少なくとも1つのタンパク性材料、少なくとも1つのポリマ
ー材料及び水を含む液体組成物を提供する工程、並びにその液体組成物を噴霧乾燥するこ
とにより固体組成物を得る工程を包含する。これらの実施形態の1つの詳細な形態におい
て、噴霧乾燥工程は、それらの液体組成物が固体組成物に変換されるときにそれぞれの液
体組成物からすべての水を実質的に除去する工程を包含する。
先に論じられていないが、本液体組成物中に水のほかに他の任意の揮発性材料が存在す
る場合、その揮発性材料は、本液体組成物が噴霧乾燥によって固体組成物に変換されると
き、典型的には完全に又は実質的に除去される。しかしながら、水以外の揮発性材料が、
噴霧乾燥後の固体組成物中に残留しうることが想定される。さらに、農薬、金属酸化物、
タンパク質性材料及びポリマー材料は、一般に揮発性ではなく、通常、噴霧乾燥に影響さ
れない。よって、噴霧乾燥後の本固体組成物は、本液体組成物の形態に応じて適宜、本液
体組成物中の農薬と金属酸化物とタンパク質性材料とポリマー材料との間の重量比と同じ
か又は実質的に等価であるこれらの成分間の重量比で含むことが理解される。
有害生物
1つ又はそれ以上の追加の実施形態において、本書面に開示される本発明は、有害生物
を防除するために使用することができる。
1つの実施形態において、本書面に開示される本発明は、線形動物門の有害生物を防除
するために使用することができる。
別の実施形態において、本書面に開示される本発明は、節足動物門の有害生物を防除す
るために使用することができる。
別の実施形態において、本書面に開示される本発明は、鋏角亜門の有害生物を防除する
ために使用することができる。
別の実施形態において、本書面に開示される本発明は、クモ綱の有害生物を防除するた
めに使用することができる。
別の実施形態において、本書面に開示される本発明は、多足亜門の有害生物を防除する
ために使用することができる。
別の実施形態において、本書面に開示される本発明は、コムカデ綱の有害生物を防除す
るために使用することができる。
別の実施形態において、本書面に開示される本発明は、六脚亜門の有害生物を防除する
ために使用することができる。
別の実施形態において、本書面に開示される本発明は、昆虫綱の有害生物を防除するた
めに使用することができる。
別の実施形態において、本文書に開示される本発明は、鞘翅目(Coleoptera)(カブト
ムシ)を防除するために使用できる。これらの有害生物の非網羅的なリストは、アカント
セリデス属種(Acanthoscelides spp.)(ゾウムシ)、アカントセリデス・オブテクツス
、(Acanthoscelides obtectus)(インゲンマメゾウムシ)、アグリルス・プラニペンニ
ス(Agrilus planipennis)(アオナガタマムシ)、アグリオテス属種(Agriotes spp.)
(ハリガネムシ)、アノプロフォラ・グラブリペンニス(Anoplophora glabripennis)(
ツヤハダゴマダラカミキリ)、アントノムス属種(Anthonomus spp.)(ゾウムシ)、ア
ントノムス・グランディス(Anthonomus grandis)(ワタミゾウムシ)、アブラバチ亜科
種(Aphidius spp.)、アピオン属種(Apion spp.)(ゾウムシ)、アポゴニア属種(Apo
gonia spp.)(ジムシ)、アテニウス・スプレチュルス(Ataenius spretulus)(ブラッ
クターフグラスアテニウス)、アトマリア・リネアリス(Atomaria linearis)(ピグミ
ーマンゴールドビートル(pygmy mangold beetle)、ウリハムシ属種(Aulacophore spp.
)、ボチノデレス・パンクチベントリス(Bothynoderes punctiventris)(ビートルート
ゾウムシ(beet root weevil))、ブルクス属種(Bruchus spp.)(ゾウムシ)、ブルク
ス・ピソルム(Bruchus pisorum)(エンドウマメゾウムシ)、カコエキア属種(Cacoesi
a spp.)、カロソブルクス・マキラツス(Callosobruchus maculatus)(ヨツモンマメゾ
ウムシ)、カルポフィルス・ヘミプテラス(Carpophilus hemipteras)(クリヤケシキス
イ)、カッシダ・ビッタータ(Cassida vittata)、セロステルナ属種(Cerosterna spp
)、セロトマ属種(Cerotoma spp.)(ハムシ)、セロトマ・トリフルカタ(Cerotoma tr
ifurcata)(ビーンリーフビートル)、シュートリンクス属種(Ceutorhynchus spp.)(
ゾウムシ)、シュートリンクス・アシミリス(Ceutorhynchus assimilis)(キャベツ莢
ゾウムシ)、シュートリンカス・ナピ(Ceutorhynchus napi)(キャベツシギゾウムシ)
、チェトクネマ属種(Chaetocnema spp.)(サンゴジュハムシ)、コラスピス属種(Cola
spis spp.)(ソイルビートル(soil beetles))、コノデルス・スカラリス(Conoderus
scalaris)、コノデルス・スチグモサス(Conoderus stigmosus)、コノトラケルス・ネ
ヌファー(Conotrachelus nenuphar)(スモモゾウムシ)、コティニス・ニティディス(
Cotinus nitidis)(グリーンジューンビートル(Green June beetle))、クリオセリス
・アスパラギ(Crioceris asparagi)(アスパラガスハムシ)、クリプトレステス・フェ
ルギネウス(Cryptolestes ferrugineus)(サビカクムネヒラタムシ)、クリプトレステ
ス・プシルス(Cryptolestes pusillus)(カクムネチビヒラタムシ)、クリプトレステ
ス・ターシクス(Cryptolestes turcicus)(トルコカクムネヒラタムシ)、クテニセラ
属種(Ctenicera spp.)(ハリガネムシ)、カーキュリオ属種(Curculio spp.)(シギ
ゾウムシ)、コガネカブト属種(Cyclocephala spp.)(ジムシ)、シリンドロコプツル
ス・アドスペルスス(Cylindrocopturus adspersus)(ヒマワリノミキゾウムシ(sunflo
wer stem weevil))、デポラウス・マルギナツス(Deporaus marginatus)(マンゴーリ
ーフカッティングウィービル(mango leaf-cutting weevil))、デルメステス・ラルダ
リウス(Dermestes lardarius)(オビカツオブシムシ)、デルメステス・マキュラツス
(Dermestes maculatus)(ハラジロカツオブシムシ)、ジアブロチカ属種(Diabrotica
spp.)(ハムシ)、エピラクナ・バリベスチス(Epilachna varivestis)(インゲンテン
トウ)、ファウスチヌス・クバエ(Faustinus cubae)、ヒロビウス・パレス(Hylobius
pales)(パレス・ウィービル(pales weevil))、ヒペラ属種(Hypera spp.)(ゾウム
シ)、ヒペラ・ポスチカ(Hypera postica)(アルファルファゾウムシ)、ヒペルドス属
種(Hyperdoes spp.)(ヒペルデスウィービル(Hyperodes weevil)、ヒポテネムス・ハ
ムペイ(Hypothenemus hampei)(コーヒーノミキクイムシ)、イプス属種(Ips spp.)
(キクイムシ)、ラシオデルマ・セリコルネ(Lasioderma serricorne)(タバコシバン
ムシ)、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)(コロラドハ
ムシ)、リオゲニス・フスクス(Liogenys fuscus)、リオゲニス・スツラリス(Liogeny
s suturalis)、リソルホプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)(イ
ネミズゾウムシ)、リクツス属種(Lyctus spp.)(ヒラタキクイムシ)、マエコラスピ
ス・ジョリベチ(Maecolaspis joliveti)、メガセリス属種(Megascelis spp.)、メラ
ノツス・コンムニス(Melanotus communis)、メリゲテス属種(Meligethes spp.)、メ
リゲテス・アエネウス(Meligethes aeneus)(ブロッサムビートル(blossom beetle)
)、メロロンタ・メロロンタ(Melolontha melolontha)(ヨーロッパコフキコガネ)、
オベレア・ブレビス(Oberea brevis)、オベレア・リネアリス(Oberea linearis)、オ
リクテス・リノセロス(Oryctes rhinoceros)(タイワンカブトシ)、オリザエフィルス
・メルカトール(Oryzaephilus mercator)(オオメノコギリヒラタムシ)、オリザエフ
ィルス・スリナメンシス(Oryzaephilus surinamensis)(ノコギリヒラタムシ)、オチ
オリンクス属種(Otiorhynchus spp.)(ゾウムシ)、オウレマ・メラノプス(Oulema me
lanopus)(穀類ハムシ)、オウレマ・オリザエ(Oulema oryzae)、パントモルス属種(
Pantomorus spp.)(ゾウムシ)、フィロファガ属種(Phyllophaga spp.)(メイ/ジュ
ーンビートル(May/June beetle))、フィロファガ・クヤバナ(Phyllophaga cuyabana
)、フィロトレタ属種(Phyllotreta spp.)(ハムシ)、フィンキテス属種(Phynchites
spp.)、ポピリア・ジャポニカ(Popillia japonica)(マメコガネ)、プロステファヌ
ス・トルンカツス(Prostephanus truncates)(オオコナナガシンクイ)、リゾペルタ・
ドミニカ(Rhizopertha dominica)(コナナガシンクイ)、リゾトログス属種(Rhizotro
gus spp.)(ヨーロピアンコガネムシ)、リンコフォルス属種(Rhynchophorus spp.)(
ゾウムシ)、スコリツス属種(Scolytus spp.)(キクイムシ)、スフェノフォルス属種
(Shenophorus spp.)(シバオサゾウムシ)、シトナ・リネアツス(Sitona lineatus)
(アカアシチビコフキゾウムシ)、シトフィルス属種(Sitophilus spp.)(コクゾウム
シ)、シトフィルス・グラナリウス(Sitophilus granarius)(グラナリアコクゾウムシ
)、シトフィルス・オリザエ(Sitophilus oryzae)(ココクゾウムシ)、ステゴビウム
・パニセウム(Stegobium paniceum)(ジンサンシバンムシ)、トリボリウム属種(Trib
olium spp.)(フラワービートル(flour beetles))、トリボリウム・カスタネウム(T
ribolium castaneum)(コクヌストモドキ)、トリボリウム・コンフスム(Tribolium co
nfusum)(ヒラタコクヌストモドキ)、トロゴデルマ・バリアブル(Trogoderma variabi
le)(キマダラカツオブシムシ)、及びザブルス・テネビオイデス(Zabrus tenebioides
)を含むが、これらに限定されない。
別の実施形態において、本文書に開示される本発明は、革翅目(Dermaptera)(ハサミ
ムシ)を防除するために使用できる。
別の実施形態では、本文書に開示される本発明は、網翅目(Dictyoptera)(ゴキブリ
)を防除するために使用できる。これらの有害生物の非網羅的なリストは、ブラテラ・ゲ
ルマニカ(Blattella germanica)(チャバネゴキブリ)、ブラタ・オリエンタリス(Bla
tta orientalis)(トウヨウゴキブリ)、パルコブラタ・ペンシルバニカ(Parcoblatta
pennylvanica)、ペリプラネタ・アメリカナ(Periplaneta americana)(ワモンゴキブ
リ)、ペリプラネタ・オーストラロアシアエ(Periplaneta australoasiae)(コワモン
ゴキブリ)、ペリプラネタ・ブルネア(Periplaneta brunnea)(トビイロゴキブリ)、
ペリプラネタ・フリギノサ(Periplaneta fuliginosa)(クロゴキブリ)、ピクノセルス
・スリナメンシス(Pycnoselus suninamensis)(スリナムコックローチ(Surinam cockr
oach))、及びスペラ・ロンギパルパ(Supella longipalpa)(チャオビゴキブリ)を含
むが、これらに限定されない。
別の実施形態において、本文書に開示される本発明は、双翅目(Diptera)(ハエ)を
防除するために使用できる。これらの有害生物の非網羅的なリストは、アエデス属種(Ae
des spp.)(カ)、アグロミザ・フロンテラ(Agromyza frontella)(アルファルファブ
ロッチリーフマイナー(alfalfa blotch leafminer))、アグロミザ属種(Agromyza spp
.)(リーフマイナーフライ(leaf miner flies))、アナストレファ属種(フルーツフ
ライ(fruit flies))、アナストレファ・サスペンサ(Anastrepha suspensa)(カリブ
ミバエ)、アノフェレス属種(Anopheles spp.)(ハマダラカ)、バクトロセラ属種(Ba
trocera spp.)(果実ミバエ)、バクトロセラ・ククルビタエ(Bactrocera cucurbitae
)(ウリミバエ)、バクトロセラ・ドーサリス(Bactrocera dorsalis)(オリエンタル
ミバエ)、セラチチス属種(Ceratitis spp.)(果実ミバエ)、セラチチス・カピタタ(
Ceratitis capitata)(チチュウカイミバエ)、クリソプス属種(Chrysops spp.)(メ
クラアブ)、コクリオミイア属種(Cochliomyia spp.)(ラセンウジバエ)、コンタリニ
ア属種(Contarinia spp.)(タマバエ)、クレクス属種(Culex spp.)(イエカ)、ダ
シネウラ属種(Dasineura spp.)(ノイバラハオレタマバエ)、ダシネウラ・ブラッシカ
(Dasineura brassicae)(キャベツタマバエ(cabbage gall midge))、デリア属種(D
elia spp.)、デリア・プラツラ(Delia platura)(タネバエ)、ドロソフィラ属種(Dr
osophila spp.)(ショウジョウバエ)、ファニア属種(Fannia spp.)(ゴミハエ)、フ
ァニア・カニクラリス(Fannia canicularis)(ヒメイエバエ)、ファニア・スカラリス
(Fannia scalaris)(コブアシヒメイエバエ)、ガステロフィルス・インテスチナリス
(Gasterophilus intestinalis)(ウマバエ)、グラシリア・ペルセアエ(Gracillia pe
rseae)、ハエマトビア・イリタンス(Haematobia irritans)(ノサシバエ)、ヒレミイ
ア属種(Hylemyia spp.)(ネクイムシ)、ヒポデルマ・リネアツム(Hypoderma lineatu
m)(キスジウシバエ)、リリオミザ属種(Liriomyza spp.)(ハモグリバエ)、リリオ
ミザ・ブラッシカ(Liriomyza brassica)(マメハモグリバエ)、メロファグス・オビヌ
ス(Melophagus ovinus)(ヒツジシラミバエ)、ムスカ属種(Musca spp.)(イエバエ
)、ムスカ オータムナリス(Musca autumnalis)(非刺咬性バエ)、ムスカ・ドメスチ
カ(Musca domestica)(イエバエ)、オエストルス・オビス(Oestrus ovis)(ヒツジ
バエ)、オシネラ・フリット(Oscinella frit)(ミバエ)、ペゴミイア・ベタエ(Pego
myia betae)(テンサイハモグリハナバエ)、フォルビア属種(Phorbia spp.)、プシラ
・ロサエ(Psila rosae)(ニンジンサビバエ)、ラゴレチス・セラシ(Rhagoletis cera
si)(オウトウミバエ)、ラゴレチス・ポモネラ(Rhagoletis pomonella)(リンゴウジ
)、シトディプロシス・モセラナ(Sitodiplosis mosellana)(ムギアカタマバエ)、ス
トモキス・カルシトランス(Stomoxys calcitrans)(サシバエ)、タバヌス属種(Taban
us spp.)(アブ)、及びチプラ属種(Tipula spp.)(ガガンボ)を含むが、これらに限
定されない。
別の実施形態において、本文書に開示される本発明は、半翅目(Hemiptera)(半翅目
の昆虫(true bugs))を防除するために使用できる。これらの有害生物の非網羅的なリ
ストは、アクロステルヌム・ヒラレ(Acrosternum hilare)(アヤナミカメムシ)、ブリ
ッスス・ロイコプテルス(Blissus leucopterus)(アメリカコバネナガカメムシ)、カ
ロコリス・ノルウェギクス(Calocoris norvegicus)(ポテトミリド(potato mirid))
、シメクス・ヘミプテルス(Cimex hemipterus)(タイワントコジラミ)、シメクス・レ
クツラリウス(Cimex lectularius)(トコジラミ)、ダグベルツス・ファスシアツス(D
agbertus fasciatus)、ジケロプス・フルカツス(Dichelops furcatus)、ディスデルク
ス・スツレルス(Dysdercus suturellus)(コットンスタイナー)、エデッサ・メディタ
ブンダ(Edessa meditabunda)、エウリガスター・マウラ(Eurygaster maura)(チャイ
ロカメムシ)、エウスキスツス・ヘロス(Euschistus heros)、エウスキスツス・セルブ
ス(Euschistus servus)(カッショクカメムシ)、ヘロペルチス・アントニイ(Helopel
tis antonii)、ヘロペルチス・テイボラ(Helopeltis theivora)(ティーブライトプラ
ントバグ(tea blight plantbug))、ラギノトムス属種(Lagynotomus spp.)(カメム
シ)、レプトコリサ・アラトリウス(Leptocorisa aratorius)、レプトコリサ・ヴァリ
コルニス(Leptocorisa varicornis)、リグス属種(Lygus spp.)(メクラカメムシ)、
リグス・ヘスペルス(Lygus hesperus)(ウエスタン・ターニッシュト・プラントバグ(
western tarnished plant bug))、マコネリコックス・ヒルスツス(Maconellicoccus h
irsutus)、ニューロコルプス・ロンギロストリス(Neurocolpus longirostris)、ネザ
ラ・ビリヅラ(Nezara viridula)(ミナミアオカメムシ)、フィトコリス属種(Phytoco
ris spp.)(メクラカメムシ)、フィトコリス・カロフォルニクス(Phytocoris califor
nicus)、フィトコリス・レラチブス(Phytocoris relativus)、ピエゾドラス・ギルデ
ィンギ(Piezodorus guildingi)、ペシロカプスス・リネアツス(Poecilocapsus lineat
us)(フォーラインドプラントバグ(fourlined plant bug))、プサルス・ヴァクシニ
コラ(Psallus vaccinicola)、プセウダシスタ・ペルセアエ(Pseudacysta perseae)、
スカプトコリス・カスタネア(Scaptocoris castanea)、及びトリアトマ属種(Triatoma
spp.)(吸血サシガメ)を含むが、これらに限定されない。
別の実施形態において、本文書に開示される本発明は、同翅目(Homoptera)(アブラ
ムシ、カイガラムシ、コナジラミ、ヨコバイ)を防除するために使用できる。これらの有
害生物の非網羅的なリストは、アクリトシフォン・ピスム(Acrythosiphon pisum)(エ
ンドウヒゲナガアブラムシ)、アデルゲス属種(Adelges spp.)(カサアブラムシ)、ア
レウロデス・プロレテラ(Aleurodes proletella)(タマナコナジラミ)、アレウロディ
クス・ディスペルセス(Aleurodicus disperses)、アレウロトリクウス・フロッコスス
(Aleurothrixus floccosus)(ウーリーコナジラミ)、アルアカスピス属種(Aluacaspi
s spp.)、アムラスカビグテラビグテラ(Amrasca bigutella bigutella)、アフロフォ
ラ属種(Aphrophora spp.) (ヨコバイ)、アオニディエラ・アウランティ(Aonidiella
aurantii)(アカマルカイガラムシ)、アフィス属種(Aphis spp.)(アブラムシ)、
アフィス・ゴッシピイ(Aphis gossypii)(ワタアブラムシ)、アフィス・ポミ(Aphis
pomi)(リンゴアブラムシ)、アウラコルサム・ソラニ(Aulacorthum solani)(ジャガ
イモヒゲナガアブラムシ)、ベミシア属種(Bemisia spp.)(コナジラミ)、ベミシア・
アルジェンチフォリイ(Bemisia argentifolii)、ベミシア・タバキ(Bemisia tabaci)
(タバココナジラミ)、ブラキコルス・ノキウス(Brachycolus noxius)(ロシアンアフ
ィッド(Russian aphid))、ブラキコリネラ・アスパラギ(Brachycorynella asparagi
)(アスパラガスアブラムシ(asparagus aphid))、ブレヴェンニア・レヒ(Brevennia
rehi)、ブレビコリネ・ブラッシカ(Brevicoryne brassicae)(ダイコンアブラムシ)
、セロプラステス属種(Ceroplastes spp.)(カイガラムシ)、セロプラステス・ルベン
ス(Ceroplastes rubens)(ルビーロウカイガラムシ)、キオナスピス属種(Chionaspis
spp.)(カイガラムシ)、クリソムファルス属種(Chrysomphalus spp.)(カイガラム
シ)、コックス属種(Coccus spp.)(カイガラムシ)、ディサフィス・プランタギネア
(Dysaphis plantaginea)(オオバコアブラムシ)、エムポアスカ属種(Empoasca spp.
)(ヨコバイ)、エリオソマ・ラニゲルム(Eriosoma lanigerum)(リンゴワタムシ)、
イセリア・プルチャシ(Icerya purchasi)(ワタフキカイガラムシ)、イディオスコプ
ス・ニチデゥルス(Idioscopus nitidulus)(マンゴーリーフホッパー(mango leafhopp
er))、ラオデルファクス・ストリアテルス(Laodelphax striatellus)(ヒメトビウン
カ)、レピドサフェス属種(Lepidosaphes spp.)、マクロシフム属種(Macrosiphum spp
.)、マクロシフム・ユーフォルビアエ(ジャガイモヒゲナガアブラムシ)、マクロシフ
ム・グラナリウム(Macrosiphum granarium)(ムギヒゲナガアブラムシ)、マクロシフ
ム・ロザエ(Macrosiphum rosae)(イバラヒゲナガアブラムシ)、マクロステレス・ク
アドリリネアツス(Macrosteles quadrilineatus)(フタテンヨコバイ)、マハナルバ・
フリムビオラタ(Mahanarva frimbiolata)、メトポロフィウム・ジルホヅム(Metopolop
hium dirhodum)(ムギウスイロアブラム)、ミクチス・ロンギコルニス(Mictis longic
ornis)、ミズス・ペルシカエ(Myzus persicae)(モモアカアブラムシ)、ネフォティ
クス属種(Nephotettix spp.)(ヨコバイ)、ネフォテティクス・シンクチセプス(Neph
otettix cincticeps)(ツマグロヨコバイ)、ニラパルバタ・ルゲンス(Nilaparvata lu
gens)(トビイロウンカ)、パルラトリア・ペルガンデイ(Parlatoria pergandii)(マ
ルクロホシカイガラムシ)、パルラトリア・ジジフィ(Parlatoria ziziphi)(ヒメクロ
カイガラムシ)、ペレグリヌス・マイディス(Peregrinus maidis)(トウモロコシウン
カ)、フィラエヌス属種(Philaenus spp.)(アワフキムシ)、フィロキセラ・ヴィチフ
ォリアエ(Phylloxera vitifoliae)(ブドウネアブラムシ)、フィソケルメス・ピセア
エ(Physokermes piceae)(スプールスバッドスケール(spruce bud scale))、プラノ
コックス属種(Planococcus spp.)(コナカイガラムシ)、プセウドコックス属種(Pseu
dococcus spp.)(コナカイガラムシ)、プセウドコックス・ブレヴィペス(Pseudococcu
s brevipes)(パイナップルコナカイガラムシ)、クアドラスピディオツス・ペルニシオ
サス(Quadraspidiotus perniciosus)(ナシマルカイガラムシ)、ロラパロシフム属種
(Rhapalosiphum spp.)(アブラムシ)、ラパロシフム・マイダ(Rhapalosiphum maida
)(トウモロコシアブラムシ)、ラパロシフム・パディ(Rhapalosiphum padi)(ムギク
ビレアブラムシ)、サイセチア属種(Saissetia spp.)(カイガラムシ)、サイセチア・
オレアエ(Saissetia oleae)(オリーブカタカイガラムシ)、スキザフィス・グラミナ
ム(Schizaphis graminum)(ムギミドリアブラムシ)、シトビオン・アヴェナエ(Sitob
ion avenae)(ムギヒゲナガアブラムシ)、ソガテラ・フルシフェラ(Sogatella furcif
era)(セジロウンカ)、テリオアフィス属種(Therioaphis spp.)(アブラムシ)、ト
ウメイエラ属種(Toumeyella spp.)(カイガラムシ)、トキソプテラ属種(Toxoptera s
pp.)(アブラムシ)、トリアレウロデス属種(Trialeurodes spp.)(コナジラミ)、ト
リアレウロデス・ヴァポラリオルム(Trialeurodes vaporariorum)(オンシツコナジラ
ミ)、トリアレウロデス・アブチロネウス(Trialeurodes abutiloneus)(バンデッドウ
イングホワイトフライ(bandedwing whitefly))、ウナスピス属種(Unaspis spp.)(
カイガラムシ)、ウナスピス・ヤノネンシス(Unaspis yanonensis)(ヤノネカイガラム
シ)、及びズリア・エントレリアナ(Zulia entreriana)を含むが、これらに限定されな
い。
別の実施形態において、本文書に開示される本発明は、膜翅目(Hymenoptera)(アリ
、カリバチ、及びハナバチ)を防除するために使用できる。これらの有害生物の非網羅的
なリストは、アクロミルメクス属種(Acromyrrmex spp.)、アタリア・ロザエ(Athalia
rosae)、アッタ属種(Atta spp.)(ハキリアリ)、カムポノツス属種(Camponotus spp
.)(オオアリ)、ディプリオン属種(Diprion spp.)(ハバチ)、フォルミカ属種(For
mica spp.)(ヤマアリ)、 イリドミルメクス・フミリス(Iridomyrmex humilis)(ア
ルゼンチンアリ)、モノモリウム属種(Monomorium ssp.)、モノモリウム・ミニマム(M
onomorium minumum)(イエヒメアリ(little black ant))、モノモリウム・ファラオ
ニス(Monomorium pharaonis)(イエヒメアリ(Pharaoh ant))、ネオディプリオン属
(Neodiprion spp.)(ハバチ)、ポゴノミルメクス属種(Pogonomyrmex spp.)(収穫ア
リ)、ポリステス属種(Polistes spp.)(アシナガバチ)、ソレノプシス属種(Solenop
sis spp.)(ファイアーアント(fire ants))、タピノマ・セシレ(Tapinoma sessile
)(オドラスハウスアント)、テトラノモリウム属種(Tetranomorium spp.)(ペイブメ
ントアント)、ヴェスプラ属種(Vespula spp.)(スズメバチ)、及びキシロコパ属種(
Xylocopa spp.)(クマバチ)を含むが、これらに限定されない。
別の実施形態において、本文書に開示される本発明は、等翅目(Isoptera)(シロアリ
)を防除するために使用できる。これらの有害生物の非網羅的なリストは、コプトテルメ
ス属種(Coptotermes spp.)、コプトテルメス・クルビグナタス(Coptotermes curvigna
thus)、コプトテルメス・フレンチ(Coptotermes frenchii)、コプトテルメス・フォル
モサヌス(Coptotermes formosanus)(イエシロアリ)、コルニテルメス属種(Corniter
mes spp.)(ムカシテングシロアリ)、クリプトテルメス属種(Cryptotermes spp.)(
乾材シロアリ)、ヘテロテルメス属種(Heterotermes spp.)(デザート・サブテラニア
ン・ターマイト)、ヘテロテルメス・アウレウス(Heterotermes aureus)、カロテルメ
ス属種(Kalotermes spp.)(乾材シロアリ)、インシスティテルメス属種(Incistiterm
es spp.)(乾材シロアリ)、マクロテルメス属種(Macrotermes spp.)(キノコシロア
リ)、マルギニテルメス属種(Marginitermes spp.)(乾材シロアリ)、ミクロセロテル
メス属種(Microcerotermes spp.)(収穫シロアリ)、ミクロテルメス・オベシ(Microt
ermes obesi)、プロコルニテルメス属種(Procornitermes spp.)、レティキュリテルメ
ス属種(Reticulitermes spp.)(サブテラニアンターマイト)、レティキュリテルメス
・バニュレンシス(Reticulitermes banyulensis)、レティキュリテルメス・グラッセイ
(Reticulitermes grassei)、レティキュリテルメス・フラビペス(Reticulitermes fla
vipes)(イースタンサブテラニアンターマイト)、レティキュリテルメス・ハゲニ(Ret
iculitermes hageni)、レティキュリテルメス・ヘスペルス(Reticulitermes hesperus
)(ウエスタン・サブテラニアン・ターマイト)、レティキュリテルメス・サントネンシ
ス(Reticulitermes santonensis)、レティキュリテルメス・スペラタス(Reticuliterm
es speratus)、レティキュリテルメス・チビアリス(Reticulitermes tibialis)、レテ
ィキュリテルメス・ビルギニクス(Reticulitermes virginicus)、シェドリノテルメス
属種(Schedorhinotermes spp.)及びズーテルモプシス属種(Zootermopsis spp.)(ロ
ットンウッドターマイト(rotten-wood termites))を含むが、これらに限定されない。
別の実施形態において、本文書に開示される本発明は、鱗翅目(Lepidoptera)(ガ及
びチョウ)を防除するために使用できる。これらの有害生物の非網羅的なリストは、アコ
エア・ジャナタ(Achoea janata)、アドキソフィエス属種(Adoxophyes spp.)、アドキ
ソフィエス・オラナ(Adoxophyes orana)、アグロチス属種(Agrotis spp.)(ヨトウム
シ)、アグロチス・イプシロン(Agrotis ipsilon)(タマナヤガ)、アラバマ・アルギ
ラセア(Alabama argillacea)(コットンリーフワーム)、アモルビア・クネアナ(Amor
bia cuneana)、アミエロシス・トランシテラ(Amyelosis transitella)(クルミマダラ
メイガ)、アナカムプトデス・デフェクタリア(Anacamptodes defectaria)、アナルシ
ア・リネアテラ(Anarsia lineatella)(スモモゾウムシ)、アノミス・サブリフェラ(
Anomis sabulijera)(ジュートルーパー(jute looper))、アンチカルシア・ゲムマタ
リス(Anticarsia gemmatalis)(ベルベットビーンキャタピラー)、アルキプス・アル
ギロスピラ(Archips argyrospila)(果樹ハマキムシ)、アルキプス・ロサナ(Archips
rosana)(バラハマキムシ(rose leaf roller))、アルギロテニア属種(Argyrotaenia
spp.)(ハマキガ)、アルギロテニア・シトラナ(Argyrotaenia citrana)(オレンジハ
マキガ)、オートグラファ・ガンマ(Autographa gamma)、ボナゴタ・クラナオデス(Bo
nagota cranaodes)、ボルボ・シンナラ(Borbo cinnara)(ユウレイセセリ)、ブッカ
ラトリクス・スルベリエラ(Bucculatrix thurberiella)(ウスマダラムグリガ)、カロ
プチリア属種(Caloptilia spp.)(ハモグリムシ)、カプア・レチキュラナ(Capua ret
iculana)、カルポシナ・ニポネンシス(Carposina niponensis)(モモシンクイガ)、
チロ属種(Chilo spp.)、クルメチア・トランベルサ(Chlumetia transversa)(マンゴ
ーフサヤガ)、コリストネウラ・ロサセアナ(Choristoneura rosaceana)(ハスオビハ
マキ)、クリソデイキス属種(Chrysodeixis spp.)、クナファロセルス・メディナリス
(Cnaphalocerus medinalis)(グラスリーフローラー)、コリアス属種(Colias spp.)
、コンポモルファ・クラメレラ(Conpomorpha cramerella)、コッサス・コッサス(Coss
us cossus)(ヒメボクトウ)、クラムバス属種(Crambus spp.)(ソッドウエブワーム
(Sod webworms))、シディア・フネブラナ(Cydia funebrana)(スモモヒメハマキ)
、シディア・モレスタ(Cydia molesta)(ナシヒメシンクイ)、シディア・ニグニカナ
(Cydia nignicana)(エンドウシンクイ)、シディア・ポモネラ(Cydia pomonella)(
コドリンガ)、ダルナ・ディダクタ(Darna diducta)、ジアファニア属種(Diaphania s
pp.)(ステムボーラー)、ジアトラエア属種(Diatraea spp.)(ストークボーラー)、
ジアトラエア・サッカリス(Diatraea saccharalis)(シュガーケーンボーラー)、ジア
トラエア・グランジオセラ(Diatraea grandiosella)(サウスウエスタンコーンボーラ
ー)、エアリアス属種(Earias spp.)(ボールワーム((bollworms))、エアリアス・
インスラナ(Earias insulana)(ミスジアオリンガ)、エアリアス・ビテラ(Earias vi
tella)(ラフノーザンボールワーム(rough northern bollworm))、エクジトポファ・
アウランチアヌム(Ecdytopopha aurantianum)、エラスモパルプス・リグノセルス(Ela
smopalpus lignosellus)(モロコシマダラメイガ)、エピフィシアス・ポストルッター
ナ(Epiphysias postruttana)(ライトブラウンアップルモス)、エフェスチア属種(Ep
hestia spp.)(フラウアーモス(flour moths))、エフェスチア・カウテラ(Ephestia
cautella)(スジマダラメイガ)、エフェスチア・エルテラ(Ephestia elutella)(タ
バコメイガ)、エフェスチア・クエニエラ(Ephestia kuehniella)(スジコナマダラメ
イガ)、エピメシス属種(Epimecis spp.)、エピノチア・アポレマ(Epinotia aporema
)、エリオノタ・トゥラクス(Erionota thrax)(バナナセセリ)、エウポエシリア・ア
ムビグエラ(Eupoecilia ambiguella)(ブドウホソハマキ)、ユーキソア・アウキシリ
アリス(Euxoa auxiliaris)(アーミーカットワーム(army cutworm))、フェルチア属
種(Feltia spp.)(ヨトウムシ)、ゴルチナ属種(Gortyna spp.)(ステムボーラー)
、グラフォリタ・モレスタ(Grapholita molesta)(ナシノヒメシンクイ)、ヘディレプ
タ・インディカタ(Hedylepta indicata)(マエウスキノメイガ)、ヘリコベルパ属種(
Helicoverpa spp.)(ノクチュイドモス(noctuid moths))、ヘリコベルパ・アルミゲ
ラ(Helicoverpa armigera)(オオタバコガ)、ヘリコベルパ・ゼア(Helicoverpa zea
)(ボールワーム/アメリカタバコガ)、ヘリオチス属種(Heliothis spp.)(ノクチュ
イドモス)、ヘリオチス・ビレセンス(Heliothis virescens)(タバコバドワーム)、
ヘルラ・ウンダリス(Hellula undalis)(ハイマダラノメイガ)、インダルベラ属種(I
ndarbela spp.)(ネクイムシ)、ケイフェリア・リコペルシセラ(Keiferia lycopersic
ella)(トマトピンワーム)、ロイシノデス・オルボナリス(Leucinodes orbonalis)(
ナスノメイガ)、ロイコプテラ・マリフォリエラ(Leucoptera malifoliella)、リソコ
レチクス属種((Lithocollectis spp.)、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)(グ
レイプフルーツモス(grape fruit moth))、ロキサグロチス属種(Loxagrotis spp.)
(ノクチュイドモス)、ロキサグロチス・アルビコスタ(Loxagrotis albicosta)(ウエ
スタンビーンカットワーム(western bean cutworm))、リマントリア・ディスパル(Ly
mantria dispar)(マイマイガ)、リオネチア・クレルケラ(Lyonetia clerkella)(モ
モハモグリガ)、マハセナ・コルベッティ(Mahasena corbetti)(アブラヤシミノムシ
)、マラコソマ属種(Malacosoma spp.)(テンマクケムシ)、マメストラ・ブラシカエ
(Mamestra brassicae)(ヨトウガ)、マルカ・テスチュラリス(Maruca testulalis)
(マメノメイガ)、メチサ・プラナ(Metisa plana)(ミノムシ)、ミチムナ・ユニプン
クタ(Mythimna unipuncta)(トゥルーアーミーワーーム(true armyworm))、ネオロ
イシノデス・エレガンタリス(Neoleucinodes elegantalis)(トマトスモールボーラー
)、ニムフラ・デプンクタリス(Nymphula depunctalis)(イネミズメイガ)、オペロフ
テラ・ブルマータ(Operophthera brumata)(ナミスジフユナミシャク)、オストリナ・
ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)(ヨーロッパアワノメイガ)、オクシジア・ベスリア
(Oxydia vesulia)、パンデミス・セラサナ(Pandemis cerasana)(ヤマトビハマキ)
、パンデミス・ヘパラナ(Pandemis heparana)(トビハマキ)、パピリオ・デモドクス
(Papilio demodocus)(アフリカオナシアゲハ)、ペクチノフォラ・ゴシピエラ(Pecti
nophora gossypiella)(ワタアカミムシガ)、ペリドローマ属種(Peridroma spp.)(
ネキリムシ)、ペリドローマ・サウシア(Peridroma saucia)(ニセタマナヤガ)、ペリ
ロイコプテラ・コフェエラ(Perileucoptera coffeella)(ホワイトコーヒーリーフマイ
ナー(white coffee leaf miner))、フトリマエア・オペルクレラ(Phthorimaea operc
ulella)(ジャガイモキバガ)、フィロクニスチス・シトレラ(Phyllocnistis citrella
)、フィロノリクテル属種(Phyllonorycter spp.)(ハモグリバエ)、ピエリス・ラパ
エ(Pieris rapae)(モンシロチョウ)、プラチペナ・スカブラ(Plathypena scabra)
、プロディア・インテルプンクテラ(Plodia interpunctella)(ノシメマダラメイガ)
、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)(コナガ)、ポリクロシス・ビテア
ナ(Polychrosis viteana)(ブドウヒメハマキ)、プライス・エンドカルパ(Prays end
ocarpa)、プライス・オレアエ(Prays oleae)(オリーブモス(olive moth))、シュ
ーダレチア属種(Pseudaletia spp.)(ノクチュイドモス)、シューダレチア・ユニプン
クタ(Pseudaletia unipuncta)(ヨトウムシ)、シュードプルシア・インクルデンス(P
seudoplusia includens)(キンウワバ)、ラキプルシア・ヌ(Rachiplusia nu)、シル
ポファガ・インセルチュラス(Scirpophaga incertulas)、セサミア属種(Sesamia spp.
)(ステムボーラー)、セサミア・インフェレンス(Sesamia inferens)(イネヨトウ)
、セサミア・ノナグリオイデス(Sesamia nonagrioides)、セトラ・ニテンス(Setora n
itens)、シトトロガ・セレアレラ(Sitotroga cerealella)(バクガ)、スパルガノチ
ス・ピレリアナ(Sparganothis pilleriana)、スポドプテラ属種(Spodoptera spp.)(
アーミーワーム)、スポドプテラ・エクシグア(Spodoptera exigua)(シロイチモジヨ
トウ)、スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)(アキアワヨトウ)、
スポドプテラ・オリダニア(Spodoptera oridania)(サザンアーミーワーム)、シナン
テドン属種(Synanthedon spp.)(ネクイムシ)、テクラ・バシリデス(Thecla basilid
es)、テルミシア・ゲムマタリス(Thermisia gemmatalis)、チネオラ・ビセリエラ(Ti
neola bisselliella)(コイガ)、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)(イラクサ
ギンウワバ)、ツタ・アブソルータ(Tuta absoluta)、イポノメウタ属種(Yponomeuta
spp.)、ゼウゼラ・コフィアエ(Zeuzera coffeae)(コーヒーゴマフボクトウ)、及び
ゼウゼラ・ピリナ(Zeuzera pyrina)(レオパードモス(leopard moth))を含むが、こ
れらに限定されない。
別の実施形態において、本文書に開示される本発明は、食毛目(Mallophaga)(ハジラ
ミ)を防除するために使用できる。これらの有害生物の非網羅的なリストは、ボビコラ・
オビス(Bovicola ovis)(ヒツジハジラミ)、メナカンサス・ストラミネウス(Menacan
thus stramineus)(ニワトリオオハジラミ)、及びメノポン・ガリナ(Menopon galline
a)(ニワトリハジラミ)を含むが、これらに限定されない。
別の実施形態において、本文書に開示される本発明は、直翅目(Orthoptera)(バッタ
、イナゴ及びコオロギ)を防除するために使用できる。これらの有害生物の非網羅的なリ
ストは、アナブラス・シンプレクス(Anabrus simplex)(モルモンクリケット)、グリ
ロタルピダエ(Gryllotalpidae)(ケラ)、ロクスタ・ミグラトリア(Locusta migrator
ia)、メラノプルス属種(Melanoplus spp.)(バッタ)、ミクロセントラム・レチネル
ベ(Microcentrum retinerve)(アンギュラーウイングドケイティディド(angular wing
ed katydid))、プテロフィラ属種(Pterophylla spp.)(キリギリス)、シストセルカ
・グレガリア(chistocerca gregaria)、スカデリア・フルカタ(Scudderia furcata)
(フォークテイルドブッシュケイティディド(forktailed bush katydid))、及びヴァ
ランガ・ニグリコルニ(Valanga nigricorni)を含むが、これらに限定されない。
別の実施形態において、本文書に開示される本発明は、フチラプテラ目(Phthiraptera
)(吸血シラミ)を防除するために使用できる。これらの有害生物の非網羅的なリストは
、ヘマトピヌス属種(Haematopinus spp.)(ウシ及びブタのシラミ)、リノグナサス・
オビラス(Linognathus ovillus)(ヒツジ体幹寄生ホソジラミ)、ペディキュラス・ヒ
ューマナス・カピチス(Pediculus humanus capitis)(アナマジラミ)、ペディキュラ
ス・ヒューマナス・ヒューマナス(Pediculus humanus humanus)(コロモジラミ)、及
びプチルス・プビス(Pthirus pubis)(ケジラミ)を含むが、これらに限定されない。
別の実施形態において、本文書に開示される本発明は、シフォナプテラ目(Siphonapte
ra)(ノミ)を防除するために使用できる。これらの有害生物の非網羅的なリストは、ク
テノセファリデス・カニス(Ctenocephalidees canis)(イヌノミ)、クテノセファリデ
ス・フェリス(Ctenocephalidees felis)(ネコノミ)、及びプレクス・イリタンス(Pu
lex irritans)(ヒトノミ)を含むが、これらに限定されない。
別の実施形態において、本文書に開示される本発明は、総翅目(Thysanoptera)(アザ
ミウマ)を防除するために使用できる。これらの有害生物の非網羅的なリストは、フラン
クリニエラ・フスカ(Frankliniella fusca)(タバコアザミウマ)、フランクリニエラ
・オクシデンタリス(Frankliniella occidentalis)(ミカンキイロアザミウマ)、フラ
ンクリニエラ・シュルツェイ(Frankliniella shultzei)、フランクリニエラ・ウィリア
ムジ(Frankliniella williamsi)(コーンスリップ(corn thrips))、ヘリオスリップ
ス・ヘモロイダリス(Heliothrips haemorrhoidalis)(クロトンアザミウマ)、リフィ
フォロスリップス・クルエンタツス(Riphiphorothrips cruentatus)、シルトスリップ
ス属種(Scirtothrips spp.)、シルトスリップス・シトリ(Scirtothrips citri)(シ
トラススリップ(citrus thrips))、シルトスリップス・ドルサリス(Scirtothrips do
rsalis)(イエローティースリップ(yellow tea thrips))、テニオスリップス・ロパ
ランテナリス(Taeniothrips rhopalantennalis)、及びスリップス属種(Thrips spp.)
を含むが、これらに限定されない。
別の実施形態において、本文書に開示される本発明は、総尾目(Thysanura)(シミ)
を防除するために使用できる。これらの有害生物の非網羅的なリストは、レピスマ属種(
Lepisma spp.)(セイヨウシミ)、及びテルモビア属種(Thermobia spp.)(マダラシミ
)を含むが、これらに限定されない。
別の実施形態において、本文書に開示される本発明は、アカリナ目(Acarina)(ダニ
及びマダニ)を防除するために使用できる。これらの有害生物の非網羅的なリストは、ア
カラピス・ウッディ(Acarapis woodi)(アカリンダニ)、アカルス属種(Acarus spp.
)(フードマイト(food mites))、アカルス・シロ(Acarus siro)(アシブトコナダ
ニ)、アセリア・マンギフェラエ(Aceria mangiferae)(マンゴーバッドマイト(mango
bud mite))、アクロプス属種(Aculops spp.)、アクロプス・リコペルシシ(Aculops
lycopersici)(トマトサビダニ)、アクロプス・ペレカジ(Aculops pelekasi)、アク
ルス・ペレカッシイ(Aculus pelekassi)(ミカンサビダニ)、アクルス・シュレクテン
ダリ(Aculus schlechtendali)(リンゴサビダニ)、アムブリオマ・アメリカヌム(Amb
lyomma americanum)(アメリカキララマダニ)、ブーフィルス属種(Boophilus spp.)
(マダニ)、ブレビパルプス・オボバツス(Brevipalpus obovatus)(ナシマルカイガラ
ムシ)、ブレビパルプス・フェニシス(Brevipalpus phoenicis)(ミナミヒメハダニ)
、デモデクス属種(Demodex spp.)(顔ダニ)、デルマセントール属種(Dermacentor sp
p.)(カクマダニ)、デルマセントール・バリアビリス(Dermacentor variabilis)(ア
メリカイヌダニ)、デルマトファゴイデス・プテロニシヌス(Dermatophagoides pterony
ssinus)(ヤケヒョウヒダニ)、エオテトラニカス属種(Eotetranycus spp.)、エオテ
トラニカス・カルピニ(Eotetranychus carpini)(イエローマイト)、エピチメラス属
種(Epitimerus spp.)、エリオフィエス属種(Eriophyes spp.)、イクソデス属種(Ixo
des spp.)(マダニ)、メタテトラニクス属種(Metatetranycus spp.)、ノトエドレス
・カチ(Notoedres cati)(ネコショウセンコウヒゼンダニ)、オリゴニクス属種(Olig
onychus spp.)、オリゴニクス・コフィー(Oligonychus coffee)、オリゴニクス・イリ
クス(Oligonychus ilicus)(チビコブツメハダニ)、パノニクス属種(Panonychus spp
.)、パノニクス・シトリ(Panonychus citri)(ミカンハダニ)、パノニクス・ウルミ
(Panonychus ulmi)(リンゴハダニ)、フィロコプトルタ・オレイボラ(Phyllocoptrut
a oleivora)(ミカンサビダニ)、ポリファゴタルソネムン・ラツス(Polyphagotarsone
mun latus)(ブロードマイト(broad mite))、リピセファルス・サングイネウス(Rhi
picephalus sanguineus)(クリイロコイタマダニ)、リゾグリフス属種(Rhizoglyphus
spp.)(バルブマイト(bulb mites))、サルコプテス・スカビエイ(Sarcoptes scabie
i)(セゼンダニ)、テゴロフス・ペルセアフロラエ(Tegolophus perseaflorae)、テト
ラニクス属種(Tetranychus spp.)、テトラニクス・ウルチカエ(Tetranychus urticae
)(ナミハダニ)、及びバロア・デストルクトール(Varroa destructor)(ミツバチヘ
ギイタダニ)を含むが、これらに限定されない。
別の実施形態において、本文書に開示される本発明は、線形動物門(Nematoda)(線虫
)を防除するために使用できる。これらの有害生物の非網羅的なリストは、アフェレンコ
イデス属種(Aphelenchoides spp.)(芽及び葉の線虫及びマツノザイセンチュウ(bud a
nd leaf & pine wood nematodes))、ベロノライムス属種(Belonolaimus spp.)(ステ
ィングネマトード(sting nematodes))、クリコネメラ属種(Criconemella spp.)(ワ
センチュウ)、ジロフィラリア・イミチス(Dirofilaria immitis)(犬糸状虫)、ジチ
レンクス属種(Ditylenchus spp.)(葉柄と鱗茎の線虫(stem and bulb nematodes))
、ヘテロデラ属種(Heterodera spp.)(シスト線虫)、ヘテロデラ・ゼアエ(Heteroder
a zeae)(コーンシスト線虫)、ヒルシュマンニエラ属種(Hirschmanniella spp.)(ネ
モグリセンチュウ)、ホプロライムス属種(Hoplolaimus spp.)(ヤリセンチュウ)、メ
ロイドギネ属種(Meloidogyne spp.)(ネコブセンチュウ)、メロイドギネ・インコグニ
タ(Meloidogyne incognita)(ネコブセンチュウ)、オンコセルカ・ボルブルス(Oncho
cerca volvulus)(回旋糸状虫)、プラチレンクス属種(Pratylenchus spp.)(根ぐさ
れ線虫)、ラドフォラス属種(Radopholus spp.)(ネモグリセンチュウ)、及びロチレ
ンクス・レニフォルミス(Rotylenchus reniformis)(ニセフクロセンチュウ)を含むが
、これらに限定されない。
別の実施形態において、本文書に開示される本発明は、コムカデ綱(Symphyla)(コム
カデ)を防除するために使用できる。これらの有害生物の非網羅的なリストは、スクチゲ
レラ・イマクラタ(Scutigerella immaculata)を含むが、これらに限定されない。
より詳細な情報については、「Handbook of Pest Control - The Behavior, Life Hist
ory, and Control of Household Pests」(Arnold Mallisによる、第9版
、著作権2004、GIE Media Inc.による)を参照のこと。
混合物
本文書に開示される組成物はまた、経済的理由、化学的および物理的安定性や相乗作用
の理由により、ダニ駆除剤、殺藻剤、摂食阻害剤、殺鳥剤、殺菌剤、鳥忌避剤、不妊剤、
防カビ剤、除草剤解毒剤、除草剤、昆虫誘引物質、昆虫忌避剤、哺乳類忌避剤、交信撹乱
剤、軟体動物駆除剤、他の殺虫剤、他の農薬、植物活性化剤、植物成長調節剤、殺鼠剤、
共力剤、枯れ葉剤、乾枯剤、消毒剤、情報物質及び殺ウィルス剤(これらの分類は、必ず
しも互いに排他的ではない)と共に使用できる。
製剤
本文書に記載される組成物はまた、担体を提供するか又は補完するための植物学的に許
容される不活性担体と共に提供されてもよく、例えば、餌、濃縮エマルション、ダスト、
乳化性濃縮物、燻蒸物、ゲル、顆粒、ミクロカプセル化、シード処理、懸濁濃縮物、サス
ポエマルション、錠剤、水溶性液体、水分散性顆粒又は乾燥流動物、湿潤性粉末、及び超
低体積溶液に配合されることができる。
製剤のタイプに関するさらなる情報に関しては、「CATALOGUE OF PESTICIDE FORMULATI
ON TYPES AND INTERNATIONAL CODING SYSTEM」(Technical Monograp
h n2、第5版、CropLife International(2002)によ
る)を参照のこと。
農薬組成物は、多くの場合、こうした組成物の濃縮製剤から調製される水性懸濁物又は
エマルションとして適用されることができる。こうした水溶性、水懸濁性、又は乳化性製
剤は、普通は湿潤性粉末又は水分散性顆粒として既知の固体、又は普通は乳化性濃縮物又
は水性懸濁物として既知の液体のいずれかである。湿潤性粉末は、水分散性顆粒を形成す
るために圧縮されてもよく、農薬組成物、担体、及び界面活性剤の均質混合物を含む。こ
の担体は、普通は、アタパルジャイト粘土、モンモリロナイト粘土、珪藻土、又は精製さ
れたケイ酸塩から選択される。有効な界面活性剤は、湿潤性粉末の約0.5%〜約10%
を構成でき、スルホン化リグニン、縮合されたナフタレンスルホネート、ナフタレンスル
ホネート、アルキルベンゼンスルホネート、アルキルスルフェート、及び非イオン性界面
活性剤、例えばアルキルフェノールのエチレンオキシド付加体から見出される。
乳化性濃縮物は、水混和性溶媒又は水−不混和性有機溶媒及び乳化剤の混合物のいずれ
かである担体中に溶解される農薬組成物を都合の良い濃度で含む。有用な有機溶媒は、芳
香族物質、特にキシレン及び石油画分、特に石油の高沸点ナフタレン性及びオレフィン性
部分、例えば重質芳香族ナフサを含む。他の有機溶媒、例えばテルペン系溶媒(ロジン誘
導体、脂肪族ケトン、例えばシクロヘキサノンを含む)、及び複合アルコール、例えば2
−エトキシエタノールが使用されてもよい。乳化性濃縮物に好適な乳化剤は、従来のアニ
オン性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤から選択される。
水性懸濁物は、水性担体に分散される水不溶性農薬組成物の懸濁物を含む。懸濁物は、
農薬組成物を細砕し、水及び界面活性剤を含む担体に激しく混合させることによって調製
される。成分、例えば無機塩及び合成又は天然ガムも添加されてもよく、水性担体の密度
及び粘度を増大させてもよい。多くの場合、水性混合物を調製し、サンドミル、ボールミ
ル、又はピストンタイプのホモジナイザーのような器具において均質化することによって
、農薬組成物を同時に粉砕及び混合するのが最も有効である。
農薬組成物はまた、土壌に適用するために特に有用な顆粒製剤として適用されてもよい
。顆粒製剤は、粘度又は同様の物質を含む担体中に分散される農薬組成物を含有する。こ
うした製剤は、普通は、農薬組成物を好適な溶媒に溶解し、それを約0.5〜3mmの範
囲の適切な粒径に予備形成された顆粒状の担体に適用することによって調製される。こう
した製剤はまた、担体及び農薬組成物のドー又はペーストを製造し、粉砕し、乾燥して、
所望の顆粒粒径を得ることによって配合されてもよい。
農薬組成物を含有するダストは、粉末形態の農薬組成物を好適なダスト状農業担体、例
えばカオリン粘土、粉砕火山岩などと均質混合することによって調製される。ダストは、
種子粉衣又はダストブロワー装置による茎葉適用として適用できる。
農業化学において広く使用されている適切な有機溶媒、通常は石油中の溶液の形態で農
薬組成物、例えば噴霧オイルを適用することも同様に実用的である。
農薬組成物はまた、エアロゾル製剤の形態で適用することもできる。そのような製剤で
は、農薬組成物が、圧を発生させる噴射剤混合物である担体に溶解又は分散している。エ
アロゾル製剤は容器内に収められており、そこから噴霧弁を通して混合物が分配される。
農薬殺虫餌は、農薬組成物を食品又は誘引物質又はその両方と混合する場合に形成され
る。有害生物が餌を食した場合、同時に農薬組成物も消費することになる。餌は、顆粒、
ゲル、流動性の粉末、液体又は固体の形態をとり得る。それらは有害生物の生息場所(pe
st harborages)で又は生息場所付近に使用されてもよい。
燻蒸剤は比較的高い蒸気圧を有する農薬であり、それ故土壌中又は狭い場所の有害生物
を殺傷するのに十分な濃度のガスとして存在し得る。燻蒸剤の毒性はその濃度と暴露時間
とに比例する。それらは、良好な分散能力を特徴とし、有害生物の呼吸器系に浸透するか
又は有害生物のクチクラを通して吸収されることによって作用する。燻蒸剤は、ガスを通
さないシートの下で、ガス気密室若しくは建物内で、又は特殊なチャンバー内で貯蔵製品
有害生物を防除するために適用される。
油剤濃縮物は、農薬組成物を、それを溶液中に保持する溶媒に溶解することによって製
造される。農薬組成物の油剤は、通常、溶媒自体が殺虫作用を有すること及び農薬の吸収
の速度を高める、外皮のろう様被膜の溶解によって、他の製剤よりも迅速な有害生物のノ
ックダウン及び死滅を提供する。油剤の他の利点は、より良好な貯蔵安定性、より良好な
隙間浸透性、及び油っぽい表面へのより良好な付着を含む。
別の実施形態は水中油型エマルションであり、このエマルションは、各々がラメラ液晶
コーティングを備えた、水相に分散している油性小球を含み、各々の油性小球は、農業的
に活性である少なくとも1つの化合物を含有し、(1)少なくとも1つの非イオン性親油
性表面活性剤、(2)少なくとも1つの非イオン性親水性表面活性剤及び(3)少なくと
も1つのイオン性表面活性剤を含むモノラメラ層又はオリゴラメラ層で個別にコーティン
グされており、小球は800ナノメートル未満の中間粒子直径を有する。この実施形態に
関するさらなる情報は、米国特許出願第11/495,228号を有する、2007年2
月1日公開の米国特許出願公開第20070027034号に開示されている。使用の容
易さのためにこの実施形態は「OIWE」と称される。
さらなる情報については、「Insect Pest Management」(第2版、D.Dent編、著
作権CAB International(2000))を参照。加えて、より詳細な情
報に関しては、「Handbook of Pest Control - The Behavior, Life History, and Contr
ol of Household Pests」(Arnold Mallisによる、第9版、著作権200
4、GIE Media Inc.による)を参照。
他の製剤成分
一般に、本文書に開示される本発明が製剤中で使用される場合、そのような製剤は他の
構成成分も含有し得る。これらの構成成分は(これは非網羅的及び非相互排他的なリスト
である)、湿潤剤、展着剤、固着剤、浸透剤、緩衝剤、金属イオン封鎖剤、ドリフト低減
剤、相溶剤、消泡剤、洗浄剤、分散剤、レオロジー剤、殺生物剤及び乳化剤を含むが、こ
れらに限定されない。いくつかの構成成分を以下に記載する。
湿潤剤は、液体に添加された場合、液体と液体が広がっている表面との間の界面張力を
低下させることによって液体の展着力又は浸透力を高める物質である。湿潤剤は、農薬製
剤における2つの主要な機能、すなわち加工処理と製造の間、可溶性液体用の濃縮物又は
懸濁濃縮物を製造するために水中での粉末の湿潤速度を高めるため、及びスプレータンク
内で製品を水と混合する間、湿潤性粉末の湿潤時間を低減し、水分散性顆粒への水の浸透
を改善するために使用される。湿潤性粉末、懸濁濃縮物及び水分散性顆粒製剤において使
用される湿潤剤の例は、ラウリル硫酸ナトリウム;ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム
;アルキルフェノールエトキシレート;及び脂肪族アルコールエトキシレートである。
分散剤は、粒子の表面に吸着して、粒子の分散状態を維持するのを助け、粒子が再凝集
するのを防ぐ物質である。分散剤は、製造の間の分散と懸濁とを促進し、粒子をスプレー
タンク内で確実に再分散させるために農業製剤に添加される。それらは、湿潤性粉末、懸
濁濃縮物及び水分散性顆粒において広く使用される。分散剤として使用される界面活性剤
は、粒子表面に強く吸着し、粒子の再凝集に対する電荷障害又は立体障害を与える能力を
有する。最も一般的に使用される界面活性剤は、アニオン性、非イオン性又はその2つの
タイプの混合物である。湿潤性粉末製剤については、最も一般的な分散剤はリグノスルホ
ン酸ナトリウムである。懸濁濃縮物については、高分子電解質、例えばナフタレンスルホ
ン酸ナトリウムホルムアルデヒド縮合物を使用して非常に良好な吸着と安定化が得られる
。トリスチリルフェノールエトキシレートのリン酸エステルも使用される。非イオン性物
質、例えばアルキルアリールエチレンオキシド縮合物及びEO−POブロックコポリマー
は、場合によっては懸濁濃縮物のための分散剤としてアニオン性物質と組み合わされる。
近年、新しいタイプの非常に高い分子量のポリマー界面活性剤が分散剤として開発されて
きた。これらは、非常に長い疎水性「骨格」及び「櫛型」界面活性剤の「歯」を形成する
多数のエチレンオキシド鎖を有する。これらの高分子量ポリマーは、疎水性骨格が粒子表
面への多くの係留点を有するので、懸濁濃縮物に非常に良好な長期安定性を与えることが
できる。農業製剤において使用される分散剤の例は、リグノスルホン酸ナトリウム;ナフ
タレンスルホン酸ナトリウムホルムアルデヒド縮合物;トリスチリルフェノールエトキシ
レートのリン酸エステル;脂肪族アルコールエトキシレート;アルキルエトキシレート;
EO−POブロックコポリマー;及びグラフトコポリマーである。
乳化剤は、1つの液相の液滴の、別の液相への懸濁を安定化する物質である。乳化剤が
存在しなければ、2つの液体は2つの不混和性液相に分離する。最も一般的に使用される
乳化剤ブレンドは、12又はそれ以上のエチレンオキシド単位を有するアルキルフェノー
ル又は脂肪族アルコール及びドデシルベンゼンスルホン酸の油溶性カルシウム塩を含有す
る。8〜18の一連の親水親油バランス(「HLB」)値は、通常、良好な安定性のエマ
ルションを提供する。エマルションの安定性は、時として少量のEO−POブロックコポ
リマー界面活性剤の添加によって改善され得る。
可溶化剤は、臨界ミセル濃度を上回る濃度で水中にてミセルを形成する界面活性剤であ
る。ミセルは、その後、ミセルの疎水性部分の内部の水不溶性物質を溶解又は可溶化する
ことができる。可溶化のために通常使用される界面活性剤のタイプは、非イオン性界面活
性剤;モノオレイン酸ソルビタン;モノオレイン酸ソルビタンエトキシレート;及びオレ
イン酸メチルエステルである。
界面活性剤は、時として、標的に対する農薬の生物学的性能を改善するためにスプレー
タンクミックスへの補助剤として、単独で又は他の添加物、例えば鉱油又は植物油と共に
使用される。生物学的増強のために使用される界面活性剤のタイプは、一般に農薬の性質
と作用機構に依存する。しかし、それらはしばしば非イオン性物質、例えばアルキルエト
キシレート;直鎖状脂肪族アルコールエトキシレート;脂肪族アミンエトキシレートであ
る。
有機溶媒は、主として乳化性濃縮物の製剤、ULV製剤、及びより低い頻度で顆粒製剤
に使用される。時として溶媒の混合物が使用される。溶媒の最初の主要な群は、脂肪族パ
ラフィンオイル、例えばケロセン又は精製パラフィンである。2番目の主要群であり、最
も一般的な群は、芳香族溶媒、例えばキシレン及びC9及びC10芳香族溶媒のより高い
分子量画分を含む。塩素化炭化水素は、製剤を水に乳化する際に農薬の結晶化を防ぐため
の共溶媒として有用である。アルコールは、溶媒力を高めるために時として共溶媒として
使用される。
増粘剤又はゲル化剤は、液体のレオロジー又は流動特性を変化させるため及び分散粒子
又は液滴の分離と沈降を防ぐために主として懸濁濃縮物、エマルション及びサスポエマル
ションの製剤において使用される。増粘剤、ゲル化剤及び沈降防止剤は、一般に2つのカ
テゴリー、すなわち水不溶性粒子と水溶性ポリマーに分類される。粘土及びケイ酸塩を使
用して懸濁濃縮物の製剤を製造することが可能である。これらのタイプの物質の例として
は、モンモリロナイト、例えばベントナイト;ケイ酸アルミニウムマグネシウム;及びア
タパルジャイトを含むが、これらに限定されない。水溶性多糖類は、長年にわたって増粘
−ゲル化剤として使用されてきた。最も一般的に使用される多糖類のタイプは、種子及び
海藻の天然抽出物であるか又はセルロースの合成誘導体である。これらのタイプの物質の
例としては、グアーガム;ローカストビーンガム;カラゲナン;アルギネート;メチルセ
ルロース;カルボキシメチルセルロースナトリウム(SCMC);ヒドロキシメチルセル
ロース(HEC)を含むが、これらに限定されない。他のタイプの沈降防止剤は、加工デ
ンプン、ポリアクリレート、ポリビニルアルコール及びポリエチレンオキシドに基づく。
別の良好な沈降防止剤はキサンタンガムである。
微生物は配合された製品の腐敗を引き起こす。それ故、それらの作用を排除するか又は
低減するために防腐剤が使用される。そのような防腐剤の例としては、プロピオン酸及び
そのナトリウム塩;ソルビン酸及びそのナトリウム又はカリウム塩;安息香酸及びそのナ
トリウム塩;p−ヒドロキシ安息香酸ナトリウム塩;メチルp−ヒドロキシ安息香酸塩;
並びに1,2−ベンズイソチアザリン−3−オン(BIT)を含むが、これらに限定され
ない。
界面張力を低下させる界面活性剤の存在は、しばしば製造及びスプレータンクを通して
の適用における混合操作の間に水ベースの製剤の発泡を生じさせる。発泡傾向を低減する
ため、消泡剤が製造段階の間又はビンへの充填の前に添加されることが多い。一般に、2
つのタイプの消泡剤、すなわちシリコーンと非シリコーンがある。シリコーンは通常ジメ
チルポリシロキサンの水性エマルションであり、非シリコーン消泡剤は水不溶性オイル、
例えばオクタノール及びノナノール、又はシリカである。どちらの場合も、消泡剤の機能
は界面活性剤を空気−水界面から移動させることである。
さらなる情報については、「Chemistry and Technology of Agrochemical Formulation
s」(D.A.Knowles編、著作権、1998、Kluwer Academic
Publishersによる)を参照。また、「Insecticides in Agriculture and En
vironment - Retrospects and Prospects」(A.S.Perry、I.Yamamot
o、I.Ishaaya、及びR.Perryによる、著作権1998、Springe
r−Verlagによる)も参照のこと。
適用
有害生物の存在場所に適用される農薬組成物の実際の量は一般に重要ではなく、当業者
によって容易に決定され得る。一般に、1ヘクタール当たり約0.01グラムの農薬から
1ヘクタール当たり約5000グラムまでの農薬の濃度が良好な防除を提供すると予想さ
れる。
農薬組成物を適用する場所は、有害生物が生息するいずれかの場所、例えば野菜作物、
果実及び堅果の成る木、ブドウの木、観賞植物、家畜、建物の内部又は外部表面、並びに
建物の周囲の土壌であり得る。有害生物の防除は、一般に、有害生物個体群、活性又はそ
の両方を、当該場所で低減することを意味する。これは、有害生物個体群が当該場所から
撃退される場合;有害生物が当該場所に又は当該場所付近にて行動不能になる場合;又は
有害生物が全体として又は部分的に、当該場所にて又は当該場所付近で根絶される場合に
生じる。もちろん、これらの結果の組み合わせも生じ得る。一般に、有害生物個体群、活
性又はその両方は、50%を超えて、好ましくは90%を超えて低減される。
一般に、餌に関しては、地面、例えばシロアリが餌と接触し得る地面に餌を置く。餌は
また、例えばアリ、シロアリ、ゴキブリ及びハエが餌と接触し得る、建物の表面(水平、
垂直又は斜平面)にも適用できる。
農薬組成物に抵抗する一部の有害生物の卵の独特の能力のために、新たに出現した幼虫
を防除するには反復適用が望ましい場合がある。
植物における農薬の浸透性移動は、植物のある部分に存在する有害生物を植物の異なる
部分に農薬組成物を適用することによって防除するために利用され得る。例えば、茎葉摂
食昆虫の防除は、点滴灌漑又はうね間適用によって、又は植付けの前に種子を処理するこ
とによって実施できる。種子処理は、特殊な形質を発現するように遺伝的に形質転換され
た植物が発芽する種子を含む、すべてのタイプの種子に適用できる。代表的な例としては
、無脊椎動物有害生物に対して毒性であるタンパク質、例えばバチルス・チューリンゲン
シス又は他の殺虫性毒素を発現するもの、除草剤耐性を発現するもの、例えば「Roun
dup Ready」種子、又は殺虫剤毒性、除草剤耐性、栄養強化若しくは何らかの他
の有益な形質を発現する「積層(stacked)」外来遺伝子を有するものを含む。さらに、
本文書に開示される本発明によるそのような種子処理は、ストレスの多い生育条件により
よく耐える植物の能力をさらに向上させることができる。これは、より健康で、より強い
植物を生じさせ、収穫時により高い収率を導き得る。
本発明が、特殊な形質、例えばバチルス・チューリンゲンシス又は他の殺虫性毒素を発
現するように遺伝的に形質転換された植物、又は除草剤耐性を発現するもの、又は殺虫剤
毒性、除草剤耐性、栄養強化若しくは何らかの他の有益な形質を発現する「積み重なった
」外来遺伝子を有するものに関して使用できることは容易に明白であるはずである。
本文書に開示される本発明は、獣医学部門又は動物飼育の分野において内部寄生生物及
び外部寄生生物を防除することに適する。組成物は、既知の様式、例えば錠剤、カプセル
、飲料、顆粒の形態での経口投与によって、例えば浸漬、噴霧、注ぎかけ(pouring on)
及び散粉の形態での経皮適用によって、並びに例えば注射の形態での非経口投与によって
適用される。
本文書に開示される本発明はまた、家畜の飼育、例えばウシ、ヒツジ、ブタ、ニワトリ
及びガチョウに有利に使用できる。適切な製剤を飲料水又は食餌と共に動物に経口投与す
る。適切な投与量及び製剤は種に依存する。
農薬組成物が使用又は市販され得る前に、そのような組成物は様々な政府当局(地方、
地域、州、国、国際的)による長期にわたる評価過程を受ける。膨大なデータ要件が規制
当局によって規定されており、製品登録者による又は製品登録者の代理人によるデータの
作成と提出を通してそれらの要件に対応しなければならない。次に政府当局がそのような
データを精査し、安全性の決定が下されれば、潜在的な使用者又は販売者に製品登録の認
可が与えられる。その後、製品登録が許諾され、支持された地域において、そのような使
用者又は販売者はそのような農薬を使用し、販売し得る。
以下の実施例は、例証を目的としており、本書面に開示される本発明をこれらの実施例
に開示される実施形態だけに限定すると解釈されるべきでない。
実施例組成物
以下に記載される実施例組成物1〜70の各々は、スピネトラムを含む。スピネトラム
は、50〜90%の(2R,3aR,5aR,5bS,9S,13S,14R,16aS
,16bR)−2−(6−デオキシ−3−O−エチル−2,4−ジ−O−メチル−α−L
−マンノピラノシルオキシ)−13−[(2R,5S,6R)−5−(ジメチルアミノ)
テトラヒドロ−6−メチルピラン−2−イルオキシ]−9−エチル−2,3,3a,4,
5,5a,5b,6,9,10,11,12,13,14,16a,16b−ヘキサデカ
ヒドロ−14−メチル−1H−as−インダセノ[3,2−d]オキサシクロドデシン−
7,15−ジオンと50〜10%の(2R,3aR,5aS,5bS,9S,13S,1
4R,16aS,16bS)−2−(6−デオキシ−3−O−エチル−2,4−ジ−O−
メチル−α−L−マンノピラノシルオキシ)−13−[(2R,5S,6R)−5−(ジ
メチルアミノ)テトラヒドロ−6−メチルピラン−2−イルオキシ]−9−エチル−2,
3,3a,5a,5b,6,9,10,11,12,13,14,16a,16b−テト
ラデカヒドロ−4,14−ジメチル−1H−as−インダセノ[3,2−d]オキサシク
ロドデシン−7,15−ジオンとの混合物である。スピネトラムは、天然物から合成的に
得られ、典型的には、様々な不純物を伴う。したがって、下記の実施例1〜70において
調製される各組成物について、実施例を生成するために使用されたスピネトラムにおいて
アッセイを行うことにより、不純物の存在を判定した。
各アッセイに対して、およそ43mgの分析的に標準的な形態のスピネトラムを10.
0mLの精製水とともに125mLガラスジャーに加えることによって、較正原液サンプ
ルを調製した。そのスピネトラムが精製水に分散されるまで、ガラスジャーを静かに回転
させた。次いで、そのガラスジャー内の水/スピネトラム混合物に100.0mLのメタ
ノールを加えた。10mLの精製水、及び実施例1〜70の各々において使用されるおよ
そ50mgのスピネトラム生成物を125mLガラスジャーに加えることによって、第2
の溶液を調製した。そのスピネトラムが精製水に分散されるまで、ガラスジャーを静かに
回転させた。次いで、その混合物に100.0mLのメタノールを加えた。次いで、以下
の計測装置を用い、以下の条件下で行われる液体クロマトグラフィを用いて各サンプルを
解析した:
クロマトグラフ:Agilent(正式にはHewlett Packard)モデル
1100又は等価物
カラム:Phenomenex Luna,C8(2)3μm,150m×4.6mm
カラム
移動相A:酢酸でpH5.5に調整された、2g/Lアンモニウムアセテートを含む水
移動相B:アセトニトリル/メタノール(80:20,v:v)
アイソクラティック溶出:20%A/80%B
流速:1.0mL/分
注入量:10.0μL
検出器:UV@250nm
実行時間:20分
インテグレーター:Agilent EZChrom Eliteデータ取得システム
又は等価物
液体クロマトグラフィの結果に基づいて、実施例1〜70において使用される各スピネ
トラム生成物の純粋なスピネトラム成分の重量パーセントを計算した。次いで、その純粋
なスピネトラム成分の重量パーセントを100から減算することによって、不純物の重量
パーセントを計算した。これらの計算結果に基づいて、実施例1〜70の各々におけるス
ピネトラム不純物の重量パーセントを以下に提供する。
実施例1
他の成分のうちスピネトラム及び酸化亜鉛を含む液体組成物を以下に従って調製した。
スピネトラム、分散剤であるReax(登録商標)88A(MeadWestvaco
Corporation,P.O.Box 118005,Charleston,SC
29423から商業的に入手可能)、界面活性剤であるGeropon(登録商標)S
DS(Rhodia,Inc.,8 Cedar Brook Drive,Cranb
ury,NJ 08512から商業的に入手可能)、消泡剤であるBreakthru(
登録商標)AF9903(Evonik Industries AG,Relling
hauser Strasse 1−11,Essen,Germany 45128か
ら商業的に入手可能)、静微生物(microbiostat)溶液であるProxel(登録商標)
GXL(Arch Chemicals,Inc.,1955 Lake Park D
rive,Suite 100,Smyrna,Georgia 30080から商業的
に入手可能)、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物を得るための
バランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物を、Eiger Mini Moto
rmill媒体ミル(Eiger Machinery,Inc.,888 East
Belvidere Road,Grayslake,Illinois 60030製
)において1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕した。Malvern Ma
stersizer 2000レーザー回折粒子分析器(Malvern Instru
ments Ltd.,Enigma Business Park,Grovewoo
d Road,Malvern,Worcestershire WR14 1XZ,U
nited Kingdom製)を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化亜鉛製品である
Nanox(登録商標)500(Elementis Specialties,Inc
.,P.O.Box 700,329 Wyckoffs Mill Road,Hig
htstown,NJ 08520から商業的に入手可能)をその混合物に撹拌しながら
加えた。その混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に
調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザー(Silvers
on Machines Inc.,355 Chestnut St.,East L
ongmeadow,MA 01028製)を用いて約15〜30分間、その混合物を均
質化した。組成物の総重量に対する各成分の重量を比較することによって計算された前述
の成分に対する重量パーセントを表1に示す。表1には、上に記載されたアッセイ手順に
よって測定された値に基づく組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される

Figure 2015155415
実施例1の液体組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋
なスピネトラムの重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製す
ることができた。このアッセイ手順に対しては、およそ43mgの分析的に標準的な形態
のスピネトラムを10.0mLの精製水とともに125mLガラスジャーに加えることに
よって、較正原液サンプルを調製した。そのスピネトラムが精製水に分散されるまで、ガ
ラスジャーを静かに回転させた。次いで、そのガラスジャー内の水/スピネトラム混合物
に100.0mLのメタノールを加えた。10mLの精製水及びおよそ130mgの上記
組成物を125mLガラスジャーに加えることによって、第2の溶液を調製した。本組成
物が精製水に分散されるまで、ガラスジャーを静かに回転させた。次いで、その混合物に
100.0mLのメタノールを加え、その混合物をメカニカルシェーカー上で少なくとも
約5分間、振盪した。次いで、その混合物のアリコートを0.45μmナイロンシリンジ
フィルターで濾過し、ここで、濾過の最初の数滴を廃棄し、残りの濾液を液体クロマトグ
ラフィ用のサンプルとした。次いで、以下の計測装置を用い、以下の条件下で行われる液
体クロマトグラフィを用いて各サンプルを解析した:
クロマトグラフ:Agilent(正式にはHewlett Packard)モデル
1100又は等価物
カラム:Phenomenex Luna,C8(2)3μm,150m×4.6mm
カラム
移動相A:酢酸でpH5.5に調整された、2g/Lアンモニウムアセテートを含む水
移動相B:アセトニトリル/メタノール(80:20,v:v)
アイソクラティック溶出:20%A/80%B
流速:1.0mL/分
注入量:10.0μL
検出器:UV@250nm
実行時間:20分
インテグレーター:Agilent EZChrom Eliteデータ取得システム
又は等価物
液体クロマトグラフィの結果に基づいて、実施例1の組成物に対する純粋なスピネトラ
ム成分の重量パーセントは、3.1%であると計算された。
実施例2
他の成分のうちスピネトラム及び酸化亜鉛を含む液体組成物を以下に従って調製した。
スピネトラム、Reax(登録商標)88A、Geropon(登録商標)SDS、及び
25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一
緒に混合した。得られた混合物をEiger Mini Motormill媒体ミルに
おいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕した。Malvern Mast
ersizer2000レーザー回折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化
亜鉛製品であるNanox(登録商標)500をその混合物に撹拌しながら加えた。その
混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次
いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、そ
の混合物を均質化した。水を除く組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パー
セントを表2に示す。表2には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基
づく組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi(登録商標)Model190卓上噴霧乾燥機(Buchi Co
rporation,19 Lukens Drive,Suite 400,New
Castle,DE 19720製)を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6b
arのノズル圧、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上
記液体組成物を噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に
変換されるとき、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の
揮発性の成分が液体組成物から除去されると考えられる。実施例2では水以外のいずれの
成分も揮発性でないと考えられるので、その固体組成物は、各成分について、表2に示さ
れる重量パーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。しかし
ながら、その固体組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されるので、純粋なスピ
ネトラムの重量比率を測定するアッセイを行い、ゆえに試験に適切な濃度を調製すること
ができた。
このアッセイ手順に対しては、およそ43mgの分析的に標準的な形態のスピネトラム
を10.0mLの精製水とともに125mLガラスジャーに加えることによって、較正原
液サンプルを調製した。上記スピネトラムが精製水に分散されるまで、ガラスジャーを静
かに回転させた。次いで、上記ガラスジャー内の水/スピネトラム混合物に100.0m
Lのメタノールを加えた。10mLの精製水及びおよそ130mgの上記固体組成物を1
25mLガラスジャーに加えることによって、第2の溶液を調製した。上記固体組成物が
精製水に分散されるまで、ガラスジャーを静かに回転させた。次いで、上記混合物に10
0.0mLのメタノールを加え、上記混合物をメカニカルシェーカー上で少なくとも約5
分間、振盪した。次いで、上記混合物のアリコートを0.45μmナイロンシリンジフィ
ルターで濾過し、ここで、濾過の最初の数滴を廃棄し、残りの濾液を液体クロマトグラフ
ィ用のサンプルとした。次いで、上の実施例1に示された計測装置を用い、そこに示され
たパラメータに従って行われる液体クロマトグラフィを用いて各サンプルを解析した。液
体クロマトグラフィの結果に基づいて、実施例2の固体組成物に対する純粋なスピネトラ
ム成分の重量パーセントは、13.0%であると計算された。
実施例3
他の成分のうちスピネトラム及び酸化鉄(III)を含む液体組成物を以下に従って調
製した。スピネトラム、分散剤であるKraftsperse(登録商標)25M(Me
adWestvaco Corporation,P.O.Box 118005,Ch
arleston,SC 29423から商業的に入手可能)、界面活性剤であるSop
rophor(登録商標)3D33(Rhodia,Inc.,8 Cedar Bro
ok Drive,Cranbury,NJ 08512から商業的に入手可能)、消泡
剤であるDow Corning(登録商標)200(Dow Corning Cor
poration,P.O.Box 994,Midland,MI 48686から商
業的に入手可能)、Proxel(登録商標)GXL、キサンタンガムであるKelza
n(登録商標)(CP Kelco,1000 Parkwood Circle,Su
ite 1000,Atlanta,GA 30339から商業的に入手可能)、及び2
5〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒
に混合した。得られた混合物をEiger Mini Motormill媒体ミルにお
いて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕した。Malvern Maste
rsizer2000レーザー回折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄
(III)製品(Magnetics International,Inc.,Fos
ter Plaza No.7,661 Andersen Drive,Pittsb
urgh,PA 15220から商業的に入手可能な)の500Mを上記混合物に撹拌し
ながら加えた。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50重量%の
範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約
15〜30分間、上記混合物を均質化した。組成物の総重量に対する各成分の重量を比較
することによって計算された前述の成分に対する重量パーセントを表3に示す。表3には
、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく組成物中のスピネトラム不
純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
実施例3の液体組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋
なスピネトラムの重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製す
ることができた。実施例1に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ
、液体組成物に対する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、19.8%であると
計算された。
実施例4
他の成分のうちスピネトラム及び酸化鉄(III)を含む液体組成物を以下に従って調
製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、Sopropho
r(登録商標)3D33、界面活性剤であるSoprophor(登録商標)FL(Rh
odia,Inc.,8 Cedar Brook Drive,Cranbury,N
J 08512から商業的に入手可能)、Proxel(登録商標)GXL、キサンタン
ガム、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物を得るためのバランス
量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mini Motormill
媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕した。Malvern
Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉
砕後、酸化鉄(III)製品の500Mを上記混合物に撹拌しながら加えた。上記混合物
の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、
Silverson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合
物を均質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセ
ントを表4に示す。表4には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づ
く液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例4では水以外のいずれの成分も揮発性で
ないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表4に示される重量パーセ
ントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例4の固体組成物
は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの重量比
率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。実施例
2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対する純
粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、31.5%であると計算された。
実施例5
他の成分のうちスピネトラム、酸化亜鉛及び卵白を含む液体組成物を以下に従って調製
した。スピネトラム、Reax(登録商標)88A、Geropon(登録商標)SDS
、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の
水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mini Motormill媒体
ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕した。Malvern M
astersizer2000レーザー回折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後
、酸化亜鉛製品であるNanox(登録商標)500、及びGrade II鶏卵の白身
(Sigma Aldrich Corporation,3050 Spruce S
t.,St.Louis,MO 63103)由来の卵白を上記混合物に撹拌しながら加
えた。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調
整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜3
0分間、上記混合物を均質化した。液体組成物の総重量に対する各成分の重量を比較する
ことによって計算された前述の成分に対する重量パーセントを表5に示す。表5には、上
に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不
純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
実施例5の液体組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋
なスピネトラムの重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製す
ることができた。実施例1に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ
、液体組成物に対する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、3.1%であると計
算された。
実施例6
他の成分のうちスピネトラム、酸化亜鉛及び卵白を含む液体組成物を以下に従って調製
した。スピネトラム、Reax(登録商標)88A、Geropon(登録商標)SDS
、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の
水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mini Motormill媒体
ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕した。Malvern M
astersizer2000レーザー回折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後
、酸化亜鉛製品であるNanox(登録商標)500、及びGrade II鶏卵の白身
(Sigma Aldrich Corporation)由来の卵白を上記混合物に撹
拌しながら加えた。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50重量
%の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザーを用い
て約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前
述の各成分に対する重量パーセントを表6に示す。表6には、上に記載されたアッセイ手
順によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも
示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例6では水以外のいずれの成分も揮発性で
ないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表6に示される重量パーセ
ントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例6の固体組成物
は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの重量比
率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。実施例
2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対する純
粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、11.4%であると計算された。
実施例7
他の成分のうちスピネトラム、酸化亜鉛及び卵白を含む液体組成物を以下に従って調製
した。スピネトラム、Reax(登録商標)88A、Geropon(登録商標)SDS
、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の
水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mini Motormill媒体
ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕した。Malvern M
astersizer2000レーザー回折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後
、酸化亜鉛製品であるNanox(登録商標)200及びGrade II鶏卵の白身(
Sigma Aldrich Corporation)由来の卵白を上記混合物に撹拌
しながら加えた。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50重量%
の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザーを用いて
約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述
の各成分に対する重量パーセントを表7に示す。表7には、上に記載されたアッセイ手順
によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示
される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例7では水以外のいずれの成分も揮発性で
ないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表7に示される重量パーセ
ントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例7の固体組成物
は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの重量比
率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。実施例
2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対する純
粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、12.2%であると計算された。
実施例8
他の成分のうちスピネトラム、酸化亜鉛及び卵白を含む液体組成物を以下に従って調製
した。スピネトラム、Reax(登録商標)88A、Geropon(登録商標)SDS
、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の
水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mini Motormill媒体
ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕した。Malvern M
astersizer2000レーザー回折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後
、酸化亜鉛製品であるNanox(登録商標)200及びGrade II鶏卵の白身(
Sigma Aldrich Corporation)由来の卵白を上記混合物に撹拌
しながら加えた。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50重量%
の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザーを用いて
約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述
の各成分に対する重量パーセントを表8に示す。表8には、上に記載されたアッセイ手順
によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示
される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例8では水以外のいずれの成分も揮発性で
ないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表8に示される重量パーセ
ントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例8の固体組成物
は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの重量比
率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。実施例
2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対する純
粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、10.2%であると計算された。
実施例9
他の成分のうちスピネトラム、酸化亜鉛及び卵白を含む液体組成物を以下に従って調製
した。スピネトラム、Reax(登録商標)88A、Geropon(登録商標)SDS
、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の
水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mini Motormill媒体
ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕した。Malvern M
astersizer2000レーザー回折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後
、酸化亜鉛製品であるNanox(登録商標)200及びGrade II鶏卵の白身(
Sigma Aldrich Corporation)由来の卵白を上記混合物に撹拌
しながら加えた。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50重量%
の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザーを用いて
約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述
の各成分に対する重量パーセントを表9に示す。表9には、上に記載されたアッセイ手順
によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示
される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例9では水以外のいずれの成分も揮発性で
ないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表9に示される重量パーセ
ントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例9の固体組成物
は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの重量比
率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。実施例
2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対する純
粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、24.7%であると計算された。
実施例10
他の成分のうちスピネトラム、酸化亜鉛及び卵白を含む液体組成物を以下に従って調製
した。スピネトラム、Reax(登録商標)88A、Geropon(登録商標)SDS
、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の
水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mini Motormill媒体
ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕した。Malvern M
astersizer2000レーザー回折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後
、酸化亜鉛製品であるNanox(登録商標)200及びGrade II鶏卵の白身(
Sigma Aldrich Corporation)由来の卵白を上記混合物に撹拌
しながら加えた。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50重量%
の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザーを用いて
約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述
の各成分に対する重量パーセントを表10に示す。表10には、上に記載されたアッセイ
手順によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセント
も示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例10では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表10に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例10の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、41.5%であると計算された。
実施例11
他の成分のうちスピネトラム、二酸化チタン及び卵白を含む液体組成物を以下に従って
調製した。スピネトラム、Reax(登録商標)88A、Geropon(登録商標)S
DS、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物を得るためのバランス
量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mini Motormill
媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕した。Malvern
Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉
砕後、二酸化チタン製品であるTi−Pure(登録商標)R105(DuPont T
itanium Technologies,1007 Market Street,
Wilmington,DE 19898から商業的に入手可能)、及びGrade I
I鶏卵の白身(Sigma Aldrich Corporation)由来の卵白を上
記混合物に撹拌しながら加えた。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって2
0〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナ
イザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重
量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表11に示す。表11には、上に記載
されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の
重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例11では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表11に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例11の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、10.2%であると計算された。
実施例12
他の成分のうちスピネトラム、酸化第二銅及び卵白を含む液体組成物を以下に従って調
製した。スピネトラム、Reax(登録商標)88A、Geropon(登録商標)SD
S、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量
の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mini Motormill媒
体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕した。Malvern
Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕
後、酸化第二銅ナノ粉末(Sigma Aldrich Corporation,30
50 Spruce St.,St.Louis,MO 63103から商業的に入手可
能)及びGrade II鶏卵の白身(Sigma Aldrich Corporat
ion)由来の卵白を上記混合物に撹拌しながら加えた。上記混合物の総固体濃度を、水
を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silverson
L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水
を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表12に示す
。表12には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体組成物中
のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例12では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表12に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例12の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、11.4%であると計算された。
実施例13
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及び卵白を含む液体組成物を以下に従
って調製した。スピネトラム、Reax(登録商標)88A、Geropon(登録商標
)SDS、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物を得るためのバラ
ンス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mini Motormi
ll媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕した。Malve
rn Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用いて粒径を計測した
。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M及びGrade II鶏卵の白身(Sigm
a Aldrich Corporation)由来の卵白を上記混合物に撹拌しながら
加えた。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に
調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜
30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分
に対する重量パーセントを表13に示す。表13には、上に記載されたアッセイ手順によ
って測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示され
る。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例13では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表13に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例13の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、10.6%であると計算された。
実施例14
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及び卵白を含む液体組成物を以下に従
って調製した。スピネトラム、Reax(登録商標)88A、Geropon(登録商標
)SDS、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物を得るためのバラ
ンス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mini Motormi
ll媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕した。Malve
rn Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用いて粒径を計測した
。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M及びGrade II鶏卵の白身(Sigm
a Aldrich Corporation)由来の卵白を上記混合物に撹拌しながら
加えた。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に
調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜
30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分
に対する重量パーセントを表14に示す。表14には、上に記載されたアッセイ手順によ
って測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示され
る。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例14では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表14に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例14の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、25.6%であると計算された。
実施例15
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及び卵白を含む液体組成物を以下に従
って調製した。スピネトラム、Reax(登録商標)88A、Geropon(登録商標
)SDS、Kraftsperse(登録商標)25M、Soprophor(登録商標
)FL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物を得るためのバラン
ス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mini Motormil
l媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕した。Malver
n Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用いて粒径を計測した。
粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M及びPrimegg(登録商標)Code30
2乾燥白身(Primera Foods,612 South 8th Street
,P.O.Box 373,Cameron,WI 54822から商業的に入手可能)
の25%w/w水溶液を上記混合物に撹拌しながら加えた。上記混合物の総固体濃度を、
水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silverso
n L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した。
水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表15に示
す。表15には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体組成物
中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例15では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表15に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例15の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、29.7%であると計算された。
実施例16
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及び卵白を含む液体組成物を以下に従
って調製した。スピネトラム、Reax(登録商標)88A、Geropon(登録商標
)SDS、Kraftsperse(登録商標)25M、Soprophor(登録商標
)FL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物を得るためのバラン
ス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mini Motormil
l媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕した。Malver
n Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用いて粒径を計測した。
粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M及びPrimegg(登録商標)Code30
2乾燥白身の25%w/w水溶液を上記混合物に撹拌しながら加えた。上記混合物の総固
体濃度を、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Sil
verson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均
質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを
表16に示す。表16には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく
液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例16では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表16に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例16の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、29.5%であると計算された。
実施例17
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及び卵白を含む液体組成物を以下に従
って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、Sopro
phor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商標)200、Prox
el(登録商標)GXL、キサンタンガム、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有
する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEig
er Mini Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平
均直径)に粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒
子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M及びPri
megg(登録商標)Code302乾燥白身の25%w/w水溶液を上記混合物に撹拌
しながら加えた。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50重量%
の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザーを用いて
約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述
の各成分に対する重量パーセントを表17に示す。表17には、上に記載されたアッセイ
手順によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセント
も示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例17では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表17に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例17の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、33.5%であると計算された。
実施例18
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及び卵白を含む液体組成物を以下に従
って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、Sopro
phor(登録商標)FL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物
を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mini
Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕
した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用い
て粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M及びPrimegg(登録
商標)Code302乾燥白身の25%w/w水溶液を上記混合物に撹拌しながら加えた
。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整し
た。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分
間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対す
る重量パーセントを表18に示す。表18には、上に記載されたアッセイ手順によって測
定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例18では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表18に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例18の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、37.3%であると計算された。
実施例19
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びゼインを含む液体組成物を以下に
従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、Sopr
ophor(登録商標)3D33、キサンタンガム、Proxel(登録商標)GXL、
消泡剤であるDow Corning(登録商標)Antifoam B、(Dow C
orning Corporation,P.O.Box 994,Midland,M
I 48686から入手可能)及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮
物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Min
i Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉
砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用
いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M及びゼイン製品であるF
4000(Freeman Industries LLC,106 Marbleda
le Road,Tuckahoe,New York 10707から商業的に入手可
能)を上記混合物に撹拌しながら加えた。上記F4000は、90gのF4000ゼイン
、750gの蒸留水及び100gの濃アンモニア水溶液(Fisher Scienti
fic)を撹拌しながら混合することによって調製された9%w/w水溶液(「ゼイン溶
液」)として加えた。上記ゼイン溶液に、pHが11を超えるのに十分な量で50%Na
OH溶液を加え、次いで、上記ゼイン溶液の最終総重量が1000gとなるようにさらに
水を加えた。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50重量%の範
囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約1
5〜30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各
成分に対する重量パーセントを表19に示す。表19には、上に記載されたアッセイ手順
によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示
される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例19では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表19に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例19の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、22.2%であると計算された。
実施例20
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びゼインを含む液体組成物を以下に
従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、Sopr
ophor(登録商標)3D33、キサンタンガム、Proxel(登録商標)GXL、
Dow Corning(登録商標)Antifoam B、及び25〜50%w/wの
スピネトラムを有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られ
た混合物をEiger Mini Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの
粒径(体積加重平均直径)に粉砕した。Malvern Mastersizer200
0レーザー回折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の5
00M及びゼイン製品であるF4000を上記混合物に撹拌しながら加えた。上記F40
00は、実施例19に関して上に記載されたように調製された9%w/w水溶液として加
えた。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調
整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜3
0分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に
対する重量パーセントを表20に示す。表20には、上に記載されたアッセイ手順によっ
て測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される

Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例20では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表20に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例20の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、37.1%であると計算された。
実施例21
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びゼラチンを含む液体組成物を以下
に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、Sop
rophor(登録商標)3D33、キサンタンガム、Proxel(登録商標)GXL
、Dow Corning(登録商標)Antifoam B、及び25〜50%w/w
のスピネトラムを有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得ら
れた混合物をEiger Mini Motormill媒体ミルにおいて1〜10μm
の粒径(体積加重平均直径)に粉砕した。Malvern Mastersizer20
00レーザー回折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の
500M及びゼラチン製品であるZA−100(Eastman Gelatine,2
27 Washington Street,Peabody,MA 01960から商
業的に入手可能)を上記混合物に撹拌しながら加えた。上記ZA−100は20%w/w
水溶液として加えた。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50重
量%の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザーを用
いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく
前述の各成分に対する重量パーセントを表21に示す。表21には、上に記載されたアッ
セイ手順によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセ
ントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例21では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表21に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例21の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、42.7%であると計算された。
実施例22
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びホエーを含む液体組成物を以下に
従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、Sopr
ophor(登録商標)3D33、キサンタンガム、Proxel(登録商標)GXL、
Dow Corning(登録商標)Antifoam B、及び25〜50%w/wの
スピネトラムを有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られ
た混合物をEiger Mini Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの
粒径(体積加重平均直径)に粉砕した。Malvern Mastersizer200
0レーザー回折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の5
00M、及びタンパク質が≧11%である牛乳由来の噴霧乾燥されたホエーであるW15
00(Sigma−Aldrich Corporation,3050 Spruce
St.,St.Louis,MO,63103から商業的に入手可能)を上記混合物に
撹拌しながら加えた。上記W1500は、30%w/w水溶液として加えた。上記混合物
の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、
Silverson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合
物を均質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセ
ントを表22に示す。表22には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に
基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例22では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表22に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例22の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、34.3%であると計算された。
実施例23
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びシステインを含む液体組成物を以
下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、So
prophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商標)200、P
roxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃
縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mi
ni Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に
粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を
用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M及びシステイン(Si
gma−Aldrich Corporation製、lot#05024Jh)を上記
混合物に撹拌しながら加えた。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20
〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイ
ザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重量
に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表23に示す。表23には、上に記載さ
れたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の重
量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例23では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表23に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例23の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、28.8%であると計算された。
実施例24
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びメチオニンを含む液体組成物を以
下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、So
prophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商標)200、P
roxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃
縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mi
ni Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に
粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を
用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M及びメチオニン(Si
gma−Aldrich Corporation製、lot#058H0123)を上
記混合物に撹拌しながら加えた。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって2
0〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナ
イザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重
量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表24に示す。表24には、上に記載
されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の
重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例24では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表24に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例24の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、35.7%であると計算された。
実施例25
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びトリプトファンを含む液体組成物
を以下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、
Soprophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商標)200
、Proxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸
濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger
Mini Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径
)に粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析
器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M及びトリプトファ
ン(Sigma−Aldrich Corporation製、lot#04925CJ
)を上記混合物に撹拌しながら加えた。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによ
って20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホ
モジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物
の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表25に示す。表25には、上
に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不
純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例25では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表25に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例25の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、37.5%であると計算された。
実施例26
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びアルギニンを含む液体組成物を以
下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、So
prophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商標)200、P
roxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃
縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mi
ni Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に
粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を
用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M及びアルギニン(Si
gma−Aldrich Corporation製、lot#01396PH)を上記
混合物に撹拌しながら加えた。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20
〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイ
ザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重量
に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表26に示す。表26には、上に記載さ
れたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の重
量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例26では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表26に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例26の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、30.2%であると計算された。
実施例27
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びリジンを含む液体組成物を以下に
従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、Sopr
ophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商標)200、Pro
xel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物
を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mini
Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕
した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用い
て粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M及びリジン(Sigma−
Aldrich Corporation製、lot#106K2511)を上記混合物
に撹拌しながら加えた。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50
重量%の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザーを
用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づ
く前述の各成分に対する重量パーセントを表27に示す。表27には、上に記載されたア
ッセイ手順によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パー
セントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例27では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表27に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例27の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、33.6%であると計算された。
実施例28
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びヒスチジンを含む液体組成物を以
下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、So
prophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商標)200、P
roxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃
縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mi
ni Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に
粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を
用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M及びヒスチジン(Si
gma−Aldrich Corporation製、lot#117K0763)を上
記混合物に撹拌しながら加えた。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって2
0〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナ
イザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重
量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表28に示す。表28には、上に記載
されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の
重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例28では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表28に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例28の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、31.4%であると計算された。
実施例29
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びグルタミンを含む液体組成物を以
下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、So
prophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商標)200、P
roxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃
縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mi
ni Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に
粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を
用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M及びグルタミン(Si
gma−Aldrich Corporation製、lot#018K0712)を上
記混合物に撹拌しながら加えた。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって2
0〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナ
イザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重
量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表29に示す。表29には、上に記載
されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の
重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例29では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表29に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例29の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、33.6%であると計算された。
実施例30
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びグルタミン酸を含む液体組成物を
以下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、S
oprophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商標)200、
Proxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁
濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger M
ini Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)
に粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器
を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M及びSigma−A
ldrich Corporation製のlot#117K0751であるグルタミン
酸を上記混合物に撹拌しながら加えた。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによ
って20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホ
モジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物
の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表30に示す。表30には、上
に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不
純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例30では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表30に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例30の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、29.9%であると計算された。
実施例31
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びチロシンを含む液体組成物を以下
に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、Sop
rophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商標)200、Pr
oxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮
物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Min
i Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉
砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用
いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M及びチロシン(Sigm
a−Aldrich Corporation製、lot#101411818)を上記
混合物に撹拌しながら加えた。上記チロシンは、適切な量のチロシンを水に加え、上記チ
ロシン/水混合物のpHを10.75に調整することによって調製された5%w/w水溶
液として加えた。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50重量%
の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザーを用いて
約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述
の各成分に対する重量パーセントを表31に示す。表31には、上に記載されたアッセイ
手順によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセント
も示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例31では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表31に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例31の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、25.9%であると計算された。
実施例32
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びシスチンを含む液体組成物を以下
に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、Sop
rophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商標)200、Pr
oxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮
物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Min
i Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉
砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用
いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M及びシスチン(Sigm
a−Aldrich Corporation製、lot#078K0081)を上記混
合物に撹拌しながら加えた。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜
50重量%の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザ
ーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した。組成物の総重量に対する各成分
の重量を比較することによって計算された前述の成分に対する重量パーセントを表32に
示す。表32には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく組成物中
のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
実施例32の液体組成物は、後に生物学的効力実験のために使用された。表32に示さ
れるスピネトラムの重量パーセントに基づいて、適切な濃度のスピネトラムを含む生物学
的効力実験用の試験溶液を調製した。
実施例33
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びシスチンを含む液体組成物を以下
に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、Sop
rophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商標)200、Pr
oxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮
物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Min
i Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉
砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用
いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M及びシスチン(Sigm
a−Aldrich Corporation製、lot#078K0081)を上記混
合物に撹拌しながら加えた。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜
50重量%の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザ
ーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重量に
基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表33に示す。表33には、上に記載され
たアッセイ手順によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の重量
パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例33では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表33に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例33の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、32.5%であると計算された。
実施例34
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びセリンを含む液体組成物を以下に
従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、Sopr
ophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商標)200、Pro
xel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物
を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mini
Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕
した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用い
て粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M及びセリン(Sigma−
Aldrich Corporation製、lot#077K0040)を上記混合物
に撹拌しながら加えた。上記セリンは、適切な量のセリンを水に加え、上記セリン/水混
合物のpHを2.5に調整することによって調製された5%w/w水溶液として加えた。
上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した
。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間
、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する
重量パーセントを表34に示す。表34には、上に記載されたアッセイ手順によって測定
された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例34では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表34に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例34の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、34.1%であると計算された。
実施例35
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びアスペリジン(asperigine)を含
む液体組成物を以下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商
標)25M、Soprophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録
商標)200、Proxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラ
ムを有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物を
Eiger Mini Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積
加重平均直径)に粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー
回折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M及び
アスペリジン(asperigine)(Sigma−Aldrich Corporation製
、lot#058K5413)を上記混合物に撹拌しながら加えた。上記アスペリジン(
asperigine)は、適切な量のアスペリジン(asperigine)を水に加え、上記アスペリジン
(asperigine)/水混合物のpHを2.3に調整することによって調製された5%w/w
水溶液として加えた。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50重
量%の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザーを用
いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく
前述の各成分に対する重量パーセントを表35に示す。表35には、上に記載されたアッ
セイ手順によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセ
ントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例35では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表35に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例35の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、34.8%であると計算された。
実施例36
他の成分のうちスピネトラム、酸化亜鉛及びポリビニルアルコールを含む液体組成物を
以下に従って調製した。スピネトラム、Reax(登録商標)88A、Geropon(
登録商標)SDS、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物を得るた
めのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mini Mot
ormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕した。M
alvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用いて粒径を
計測した。粉砕後、酸化亜鉛製品であるNanox(登録商標)200、及びCelvo
l(登録商標)205ポリビニルアルコール(Celanese Corporatio
n,1601 West LBJ Freeway,Dallas,Texas,752
34製の)の15%w/w水溶液を上記混合物に撹拌しながら加えた。上記Celvol
(登録商標)205ポリビニルアルコールの15%w/w水溶液は、適切な量のCelv
ol(登録商標)205を水に加え、次いで、Celvol(登録商標)205の溶解を
高めるために上記Celvol(登録商標)205/水混合物を90℃で1時間加熱する
ことによって調製した。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50
重量%の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザーを
用いて約15〜30分間上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく
前述の各成分に対する重量パーセントを表36に示す。表36には、上に記載されたアッ
セイ手順によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセ
ントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜170℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例36では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表36に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例36の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、8.9%であると計算された。
実施例37
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びポリビニルアルコールを含む液体
組成物を以下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)2
5M、Soprophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商標)
200、Proxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有
する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEig
er Mini Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平
均直径)に粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒
子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M及びCel
vol(登録商標)205ポリビニルアルコールの15%w/w水溶液を上記混合物に撹
拌しながら加えた。上記Celvol(登録商標)205ポリビニルアルコールの15%
w/w水溶液は、適切な量のCelvol(登録商標)205を水に加え、次いで、Ce
lvol(登録商標)205の溶解を高めるために上記Celvol(登録商標)205
/水混合物を90℃で1時間加熱することによって調製した。上記混合物の総固体濃度を
、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silvers
on L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した
。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表37に
示す。表37には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体組成
物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜170℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例37では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表37に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例37の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、40.4%であると計算された。
実施例38
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びポリビニルアセテート製品を含む
液体組成物を以下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標
)25M、Soprophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商
標)200、Proxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラム
を有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をE
iger Mini Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加
重平均直径)に粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回
折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M、及び
80〜85%加水分解されたErkol M5/190ポリビニルアセテート(Cela
nese Corporationから商業的に入手可能)の15%w/w水溶液を上記
混合物に撹拌しながら加えた。上記Erkol M5/190の15%w/w水溶液は、
適切な量のErkol M5/190を水に加え、次いで、Erkol M5/190の
溶解を高めるために上記Erkol M5/190/水混合物を90℃で1時間加熱する
ことによって調製した。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50
重量%の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザーを
用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づ
く前述の各成分に対する重量パーセントを表38に示す。表38には、上に記載されたア
ッセイ手順によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パー
セントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜170℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例38では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表38に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例38の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、35.5%であると計算された。
実施例39
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びポリビニルアセテート製品を含む
液体組成物を以下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標
)25M、Soprophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商
標)200、Proxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラム
を有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をE
iger Mini Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加
重平均直径)に粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回
折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M、及び
68〜75%加水分解されたErkol M5/290ポリビニルアセテート(Cela
nese Corporationから商業的に入手可能)の15%w/w水溶液を上記
混合物に撹拌しながら加えた。上記Erkol M5/290の15%w/w水溶液は、
適切な量のErkol M5/190を水に加えることによって調製した。上記混合物の
総固体濃度を、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、S
ilverson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物
を均質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセン
トを表39に示す。表39には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基
づく液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜170℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例39では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表39に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例39の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、35.6%であると計算された。
実施例40
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及び多糖製品を含む液体組成物を以下
に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、Sop
rophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商標)200、Pr
oxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮
物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Min
i Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉
砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用
いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M、及びLyckeby
Culinar AB Starch(lot#PU−92−001−06016365
03、Lyckeby Culinar AB,P.O.Box 45,SE−290
34 FJALKINGE,Swedenから商業的に入手可能)の5%w/w水溶液を
上記混合物に撹拌しながら加えた。上記Lyckeby Culinar AB Sta
rchの5%w/w水溶液は、適切な量のLyckeby Culinar AB St
archを水に加え、次いで、Lyckeby Culinar AB Starchの
溶解を高めるために30分間90℃に加熱することによって調製した。上記混合物の総固
体濃度を、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Sil
verson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均
質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを
表40に示す。表40には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく
液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜170℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例40では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表40に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例40の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、33.9%であると計算された。
実施例41
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及び多糖製品を含む液体組成物を以下
に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、Sop
rophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商標)200、Pr
oxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮
物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Min
i Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉
砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用
いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M、及びMETHOCEL
(商標)K4M(lot#UL08012N13、Dow Chemical Comp
anyから商業的に入手可能)の3%w/w水溶液を上記混合物に撹拌しながら加えた。
上記METHOCEL(商標)K4Mの3%w/w水溶液は、適切な量のMETHOCE
L(商標)K4Mを水に加えることによって調製した。上記混合物の総固体濃度を、水を
加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silverson
L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水を
除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表41に示す。
表41には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体組成物中の
スピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜170℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例41では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表41に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例41の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、33.0%であると計算された。
実施例42
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及び多糖製品を含む液体組成物を以下
に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、Sop
rophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商標)200、Pr
oxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮
物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Min
i Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉
砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用
いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M、及びDermacry
lデンプン(lot#KD−96802、National Starch and C
hemical Company,10 Finderne Ave.,Bridege
water,NJ 08807から商業的に入手可能)の5%w/wエタノール溶液を上
記混合物に撹拌しながら加えた。上記Dermacrylデンプンの5%w/wエタノー
ル溶液は、適切な量のDermacrylデンプンをエタノールの98%溶液に加えるこ
とによって調製した。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50重
量%の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザーを用
いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく
前述の各成分に対する重量パーセントを表42に示す。表42には、上に記載されたアッ
セイ手順によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセ
ントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜170℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例42では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表42に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例42の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、35.3%であると計算された。
実施例43
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及び多糖製品を含む液体組成物を以下
に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、Sop
rophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商標)200、Pr
oxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮
物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Min
i Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉
砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用
いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M、及びSigma−Al
drich,Inc.から商業的に入手可能な水溶性デンプン(lot#058K015
7)の5%w/w水溶液を上記混合物に撹拌しながら加えた。上記水溶性デンプンの5%
w/w水溶液は、適切な量の水溶性デンプンを水に加え、次いで、上記水溶性デンプンの
溶解を高めるために30分間90℃に加熱することによって調製した。上記混合物の総固
体濃度を、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Sil
verson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均
質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを
表43に示す。表43には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく
液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜170℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例43では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表43に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例43の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、35.7%であると計算された。
実施例44
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及び多糖製品を含む液体組成物を以下
に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、Sop
rophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商標)200、Pr
oxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮
物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Min
i Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉
砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用
いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M、及びジャガイモデンプ
ン(lot#078K0674、Sigma−Aldrich,Inc.から商業的に入
手可能)の5%w/w水溶液を上記混合物に撹拌しながら加えた。上記ジャガイモデンプ
ンの5%w/w水溶液は、適切な量のジャガイモデンプンを水に加え、次いで、上記ジャ
ガイモデンプンの溶解を高めるために30分間90℃に加熱することによって調製した。
上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した
。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間
、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する
重量パーセントを表44に示す。表44には、上に記載されたアッセイ手順によって測定
された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜170℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例44では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表44に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例44の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、33.4%であると計算された。
実施例45
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及び多糖製品を含む液体組成物を以下
に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、Sop
rophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商標)200、Pr
oxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮
物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Min
i Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉
砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用
いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M、及びキトサン(lot
#61496MJ、Sigma−Aldrich,Inc.から商業的に入手可能)の4
.3%w/w水溶液/氷酢酸溶液を上記混合物に撹拌しながら加えた。上記キトサンの4
.3%w/w水溶液/氷酢酸溶液は、適切な量のキトサンを水に加えた後、キトサンが完
全に溶解するように適切な量の酢酸を加えることによって調製した。上記混合物の総固体
濃度を、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silv
erson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質
化した。組成物の総重量に対する各成分の重量を比較することによって計算された前述の
成分に対する重量パーセントを表45に示す。表45には、上に記載されたアッセイ手順
によって測定された値に基づく組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示され
る。
Figure 2015155415
実施例45の液体組成物は、後に生物学的効力実験のために使用された。表45に示さ
れるスピネトラムの重量パーセントに基づいて、適切な濃度のスピネトラムを含む生物学
的効力実験用の試験溶液を調製した。
実施例46
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及び多糖製品を含む液体組成物を以下
に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、Sop
rophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商標)200、Pr
oxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮
物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Min
i Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉
砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用
いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M、及びキトサン(lot
#61496MJ、Sigma−Aldrich,Inc.から商業的に入手可能)の4
.3%w/w水溶液/氷酢酸溶液を上記混合物に撹拌しながら加えた。上記キトサンの4
.3%w/w水溶液/氷酢酸溶液は、適切な量のキトサンを水に加えた後、キトサンが完
全に溶解するように適切な量の酢酸を加えることによって調製した。上記混合物の総固体
濃度を、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silv
erson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質
化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表
46に示す。表46には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液
体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜170℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例46では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表46に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例46の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、27.9%であると計算された。
実施例47
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びラテックス製品を含む液体組成物
を以下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、
Soprophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商標)200
、Proxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸
濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger
Mini Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径
)に粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析
器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M、及びUCAR(
商標)379Gラテックスの55%w/w水溶液(lot#UA045503N3−55
.5、Dow Chemical Companyから商業的に入手可能)を上記混合物
に撹拌しながら加えた。上記UCAR(商標)379Gの55%w/w水溶液は、製造者
によって提供されたまま使用した。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって
20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジ
ナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した。組成物の総重量に対する
各成分の重量を比較することによって計算された前述の成分に対する重量パーセントを表
47に示す。表47には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく組
成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
実施例47の液体組成物は、後に生物学的効力実験のために使用された。表47に示さ
れるスピネトラムの重量パーセントに基づいて、適切な濃度のスピネトラムを含む生物学
的効力実験用の試験溶液を調製した。
実施例48
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びラテックス製品を含む液体組成物
を以下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、
Soprophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商標)200
、Proxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸
濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger
Mini Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径
)に粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析
器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M、及びUCAR(
商標)379Gラテックスの55%w/w水溶液(lot#UA045503N3−55
.5、Dow Chemical Companyから商業的に入手可能)を上記混合物
に撹拌しながら加えた。上記UCAR(商標)379Gの55%w/w水溶液は、製造者
によって提供されたまま使用した。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって
20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジ
ナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総
重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表48に示す。表48には、上に記
載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物
の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜170℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例48では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表48に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例48の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、38.0%であると計算された。
実施例49
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びラテックス製品を含む液体組成物
を以下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標)25M、
Soprophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商標)200
、Proxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸
濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger
Mini Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径
)に粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析
器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M、及びUCAR(
商標)379Gラテックスの55%w/w水溶液(lot#UA045503N3−55
.5、Dow Chemical Companyから商業的に入手可能)を上記混合物
に撹拌しながら加えた。上記UCAR(商標)379Gの55%w/w水溶液は、製造者
によって提供されたまま使用した。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって
20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジ
ナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総
重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表49に示す。表49には、上に記
載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物
の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜170℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例49では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表49に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例49の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、39.0%であると計算された。
実施例50
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びポリビニルピロリドン製品を含む
液体組成物を以下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標
)25M、Soprophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商
標)200、Proxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラム
を有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をE
iger Mini Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加
重平均直径)に粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回
折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M、及び
ポリビニルピロリドンホモポリマーであるAgrimer30(lot#3700172
205、International Specialty Products,Inc
.,1361 Alps Road,Wayne,New Jersey 07470か
ら商業的に入手可能)の15%w/w水溶液を上記混合物に撹拌しながら加えた。上記A
grimer30の15%w/w水溶液は、適切な量のAgrimer30を水に加える
ことによって調製した。上記混合物の総固体濃度を、水を加えることによって20〜50
重量%の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−Aホモジナイザーを
用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づ
く前述の各成分に対する重量パーセントを表50に示す。表50には、上に記載されたア
ッセイ手順によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パー
セントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜170℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例50では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表50に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例50の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、36.3%であると計算された。
実施例51
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びポリビニルピロリドン製品を含む
液体組成物を以下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標
)25M、Soprophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商
標)200、Proxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラム
を有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をE
iger Mini Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加
重平均直径)に粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回
折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M、及び
4:6の比のビニルピロリドン/ビニルアセテート共重合体であるAgrimer VA
6(lot#5600168453、International Specialty
Products,Inc.から商業的に入手可能)の5%w/w水溶液を上記混合物
に撹拌しながら加えた。上記Agrimer VA6の5%w/w水溶液は、適切な量の
Agrimer VA6を水に加えることによって調製した。上記混合物の総固体濃度を
、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silvers
on L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した
。組成物の総重量に対する各成分の重量を比較することによって計算された前述の成分に
対する重量パーセントを表51に示す。表51には、上に記載されたアッセイ手順によっ
て測定された値に基づく組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
実施例51の液体組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純
粋なスピネトラムの重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製
することができた。実施例1に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったとこ
ろ、液体組成物に対する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、6.2%であると
計算された。
実施例52
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びポリビニルピロリドン製品を含む
液体組成物を以下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標
)25M、Soprophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商
標)200、Proxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラム
を有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をE
iger Mini Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加
重平均直径)に粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回
折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M、及び
4:6の比のビニルピロリドン/ビニルアセテート共重合体であるAgrimer VA
6(lot#5600168453、International Specialty
Products,Inc.から商業的に入手可能)の5%w/w水溶液を上記混合物
に撹拌しながら加えた。上記Agrimer VA6の5%w/w水溶液は、適切な量の
Agrimer VA6を水に加えることによって調製した。上記混合物の総固体濃度を
、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silvers
on L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した
。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表52に
示す。表52には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体組成
物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜170℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例52では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表52に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例52の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、31.3%であると計算された。
実施例53
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びポリビニルピロリドン製品を含む
液体組成物を以下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標
)25M、Soprophor(登録商標)3D33、Dow Coming(登録商標
)200、Proxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラムを
有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEi
ger Mini Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重
平均直径)に粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回折
粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M、及び4
:6の比のビニルピロリドン/ビニルアセテート共重合体であるAgrimer VA6
(lot#5600168453、International Specialty
Products,Inc.から商業的に入手可能)の5%w/w水溶液を上記混合物に
撹拌しながら加えた。上記Agrimer VA6の5%w/w水溶液は、適切な量のA
grimer VA6を水に加えることによって調製した。上記混合物の総固体濃度を、
水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silverso
n L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した。
組成物の総重量に対する各成分の重量を比較することによって計算された前述の成分に対
する重量パーセントを表53に示す。表53には、上に記載されたアッセイ手順によって
測定された値に基づく組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
実施例53の液体組成物は、後に生物学的効力実験のために使用された。表53に示さ
れるスピネトラムの重量パーセントに基づいて、適切な濃度のスピネトラムを含む生物学
的効力実験用の試験溶液を調製した。
実施例54
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びポリビニルピロリドン製品を含む
液体組成物を以下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標
)25M、Soprophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商
標)200、Proxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラム
を有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をE
iger Mini Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加
重平均直径)に粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回
折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M、及び
4:6の比のビニルピロリドン/ビニルアセテート共重合体であるAgrimer VA
6(lot#5600168453、International Specialty
Products,Inc.から商業的に入手可能)の5%w/w水溶液を上記混合物
に撹拌しながら加えた。上記Agrimer VA6の5%w/w水溶液は、適切な量の
Agrimer VA6を水に加えることによって調製した。上記混合物の総固体濃度を
、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silvers
on L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した
。組成物の総重量に対する各成分の重量を比較することによって計算された前述の成分に
対する重量パーセントを表54に示す。表54には、上に記載されたアッセイ手順によっ
て測定された値に基づく組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
実施例54の液体組成物は、後に生物学的効力実験のために使用された。表54に示さ
れるスピネトラムの重量パーセントに基づいて、適切な濃度のスピネトラムを含む生物学
的効力実験用の試験溶液を調製した。
実施例55
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びポリビニルピロリドン製品を含む
液体組成物を以下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標
)25M、Soprophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商
標)200、Proxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラム
を有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をE
iger Mini Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加
重平均直径)に粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回
折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M、及び
4:6の比のビニルピロリドン/ビニルアセテート共重合体であるAgrimer VA
6(lot#5600168453、International Specialty
Products,Inc.から商業的に入手可能)の5%w/w水溶液を上記混合物
に撹拌しながら加えた。上記Agrimer VA6の5%w/w水溶液は、適切な量の
Agrimer VA6を水に加えることによって調製した。上記混合物の総固体濃度を
、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silvers
on L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した
。組成物の総重量に対する各成分の重量を比較することによって計算された前述の成分に
対する重量パーセントを表55に示す。表55には、上に記載されたアッセイ手順によっ
て測定された値に基づく組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
実施例55の液体組成物は、後に生物学的効力実験のために使用された。表55に示さ
れるスピネトラムの重量パーセントに基づいて、適切な濃度のスピネトラムを含む生物学
的効力実験用の試験溶液を調製した。
実施例56
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びポリビニルピロリドン製品を含む
液体組成物を以下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標
)25M、Soprophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商
標)200、Proxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラム
を有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をE
iger Mini Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加
重平均直径)に粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回
折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M、及び
4:6の比のビニルピロリドン/ビニルアセテート共重合体であるAgrimer VA
6(lot#5600168453、International Specialty
Products,Inc.から商業的に入手可能)の5%w/w水溶液を上記混合物
に撹拌しながら加えた。上記Agrimer VA6の5%w/w水溶液は、適切な量の
Agrimer VA6を水に加えることによって調製した。上記混合物の総固体濃度を
、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silvers
on L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した
。組成物の総重量に対する各成分の重量を比較することによって計算された前述の成分に
対する重量パーセントを表56に示す。表56には、上に記載されたアッセイ手順によっ
て測定された値に基づく組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
実施例56の液体組成物は、後に生物学的効力実験のために使用された。表56に示さ
れるスピネトラムの重量パーセントに基づいて、適切な濃度のスピネトラムを含む生物学
的効力実験用の試験溶液を調製した。
実施例57
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びポリビニルピロリドン製品を含む
液体組成物を以下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標
)25M、Soprophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商
標)200、Proxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラム
を有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をE
iger Mini Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加
重平均直径)に粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回
折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M、及び
4:6の比のビニルピロリドン/ビニルアセテート共重合体であるAgrimer VA
6(lot#5600168453、International Specialty
Products,Inc.から商業的に入手可能)の5%w/w水溶液を上記混合物
に撹拌しながら加えた。上記Agrimer VA6の5%w/w水溶液は、適切な量の
Agrimer VA6を水に加えることによって調製した。上記混合物の総固体濃度を
、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silvers
on L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した
。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表57に
示す。表57には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体組成
物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜170℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例57では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表57に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例57の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、32.99%であると計算された。
実施例58
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びポリビニルピロリドン製品を含む
液体組成物を以下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標
)25M、Soprophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商
標)200、Proxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラム
を有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をE
iger Mini Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加
重平均直径)に粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回
折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M、及び
4:6の比のビニルピロリドン/ビニルアセテート共重合体であるAgrimer VA
6(lot#5600168453、International Specialty
Products,Inc.から商業的に入手可能)の5%w/w水溶液を上記混合物
に撹拌しながら加えた。上記Agrimer VA6の5%w/w水溶液は、適切な量の
Agrimer VA6を水に加えることによって調製した。上記混合物の総固体濃度を
、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silvers
on L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した
。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表58に
示す。表58には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体組成
物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜170℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例58では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表58に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例58の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、31.81%であると計算された。
実施例59
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びポリビニルピロリドン製品を含む
液体組成物を以下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標
)25M、Soprophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商
標)200、Proxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラム
を有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をE
iger Mini Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加
重平均直径)に粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回
折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M、及び
3:7の比のビニルピロリドン/ビニルアセテート共重合体であるAgrimer VA
3Eの50%w/wエタノール溶液(lot#5700182778、Internat
ional Specialty Products,Inc.から商業的に入手可能)
を上記混合物に撹拌しながら加えた。上記Agrimer VA3Eの50%w/wエタ
ノール溶液は、製造者によって提供されたまま使用した。上記混合物の総固体濃度を、水
を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silverson
L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水
を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表59に示す
。表59には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体組成物中
のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜170℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例59では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表59に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例59の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、37.42%であると計算された。
実施例60
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びポリビニルピロリドン製品を含む
液体組成物を以下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標
)25M、Soprophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商
標)200、Proxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラム
を有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をE
iger Mini Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加
重平均直径)に粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回
折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M、及び
3:7の比のビニルピロリドン/ビニルアセテート共重合体であるAgrimer VA
3Iの50%w/wイソプロパノール溶液(lot#5700174579、Inter
national Specialty Products,Inc.から商業的に入手
可能)を上記混合物に撹拌しながら加えた。上記Agrimer VA3Iの50%w/
wイソプロパノール溶液は、製造者によって提供されたまま使用した。上記混合物の総固
体濃度を、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Sil
verson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均
質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを
表60に示す。表60には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく
液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜170℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例60では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表60に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例60の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、38.33%であると計算された。
実施例61
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びポリビニルピロリドン製品を含む
液体組成物を以下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標
)25M、Soprophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商
標)200、Proxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラム
を有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をE
iger Mini Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加
重平均直径)に粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回
折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M、及び
7:3の比のビニルピロリドン/ビニルアセテート共重合体であるAgrimer VA
7Eの50%w/wエタノール溶液(lot#5600171580、Internat
ional Specialty Products,Inc.から商業的に入手可能)
を上記混合物に撹拌しながら加えた。上記Agrimer VA7Eの50%w/wエタ
ノール溶液は、製造者によって提供されたまま使用した。上記混合物の総固体濃度を、水
を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silverson
L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水
を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表61に示す
。表61には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体組成物中
のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜170℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例61では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表61に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例61の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、33.39%であると計算された。
実施例62
他の成分のうちスピネトラム、酸化鉄(III)及びポリビニルピロリドン製品を含む
液体組成物を以下に従って調製した。スピネトラム、Kraftsperse(登録商標
)25M、Soprophor(登録商標)3D33、Dow Corning(登録商
標)200、Proxel(登録商標)GXL、及び25〜50%w/wのスピネトラム
を有する懸濁濃縮物を得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をE
iger Mini Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加
重平均直径)に粉砕した。Malvern Mastersizer2000レーザー回
折粒子分析器を用いて粒径を計測した。粉砕後、酸化鉄(III)製品の500M、及び
7:3の比のビニルピロリドン/ビニルアセテート共重合体であるAgrimer VA
7Iの50%w/wイソプロパノール溶液(lot#5700173643、Inter
national Specialty Products,Inc.から商業的に入手
可能)を上記混合物に撹拌しながら加えた。上記Agrimer VA7Iの50%w/
wイソプロパノール溶液は、製造者によって提供されたまま使用した。上記混合物の総固
体濃度を、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Sil
verson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均
質化した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを
表62に示す。表62には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく
液体組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜170℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例62では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表62に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例62の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、34.12%であると計算された。
実施例63
他の成分のうちスピネトラム、酸化亜鉛、卵白及びポリビニルアルコールを含む液体組
成物を以下に従って調製した。スピネトラム、Reax(登録商標)88A、Gerop
on(登録商標)SDS、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物を
得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mini
Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕し
た。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用いて
粒径を計測した。粉砕後、酸化亜鉛製品であるNanox(登録商標)200、Grad
e II鶏卵の白身(Sigma Aldrich Corporation)由来の卵
白及びCelvol(登録商標)205の15%w/w水溶液を上記混合物に撹拌しなが
ら加えた。上記Celvol(登録商標)205ポリビニルアルコールの15%w/w水
溶液は、製造者の指示書に従って調製した。上記混合物の総固体濃度を、水を加えること
によって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silverson L4RT−
Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化した。水を除く液体組
成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表63に示す。表63には
、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体組成物中のスピネトラ
ム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例63では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表63に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例63の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、9.8%であると計算された。
実施例64
他の成分のうちスピネトラム、酸化亜鉛、卵白及びポリビニルアルコールを含む液体組
成物を以下に従って調製した。スピネトラム、Reax(登録商標)88A、Gerop
on(登録商標)SDS、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物を
得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mini
Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕し
た。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用いて
粒径を計測した。粉砕後、酸化亜鉛製品であるNanox(登録商標)200、Grad
e II鶏卵の白身(Sigma Aldrich Corporation)由来の卵
白及びCelvol(登録商標)205ポリビニルアルコールの15%w/w水溶液を上
記混合物に撹拌しながら加えた。上記Celvol(登録商標)205ポリビニルアルコ
ールの15%w/w水溶液は、製造者の指示書に従って調製した。上記混合物の総固体濃
度を、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silve
rson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化
した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表6
4に示す。表64には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体
組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例64では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表64に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例64の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、9.6%であると計算された。
実施例65
他の成分のうちスピネトラム、酸化亜鉛、卵白及びポリビニルアルコールを含む液体組
成物を以下に従って調製した。スピネトラム、Reax(登録商標)88A、Gerop
on(登録商標)SDS、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物を
得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mini
Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕し
た。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用いて
粒径を計測した。粉砕後、酸化亜鉛製品であるNanox(登録商標)200、Grad
e II鶏卵の白身(Sigma Aldrich Corporation)由来の卵
白及びCelvol(登録商標)205ポリビニルアルコールの15%w/w水溶液を上
記混合物に撹拌しながら加えた。上記Celvol(登録商標)205ポリビニルアルコ
ールの15%w/w水溶液は、製造者の指示書に従って調製した。上記混合物の総固体濃
度を、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silve
rson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化
した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表6
5に示す。表65には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体
組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例65では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表65に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例65の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、11.4%であると計算された。
実施例66
他の成分のうちスピネトラム、酸化亜鉛、卵白及びポリビニルアルコールを含む液体組
成物を以下に従って調製した。スピネトラム、Reax(登録商標)88A、Gerop
on(登録商標)SDS、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物を
得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mini
Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕し
た。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用いて
粒径を計測した。粉砕後、酸化亜鉛製品であるNanox(登録商標)200、Grad
e II鶏卵の白身(Sigma Aldrich Corporation)由来の卵
白及びCelvol(登録商標)205ポリビニルアルコールの15%w/w水溶液を上
記混合物に撹拌しながら加えた。上記Celvol(登録商標)205ポリビニルアルコ
ールの15%w/w水溶液は、製造者の指示書に従って調製した。上記混合物の総固体濃
度を、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silve
rson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化
した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表6
6に示す。表66には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体
組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例66では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表66に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例66の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、9.4%であると計算された。
実施例67
他の成分のうちスピネトラム、酸化亜鉛、卵白及びポリビニルアルコールを含む液体組
成物を以下に従って調製した。スピネトラム、Reax(登録商標)88A、Gerop
on(登録商標)SDS、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物を
得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mini
Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕し
た。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用いて
粒径を計測した。粉砕後、酸化亜鉛製品であるNanox(登録商標)200、Grad
e II鶏卵の白身(Sigma Aldrich Corporation)由来の卵
白及びCelvol(登録商標)205ポリビニルアルコールの15%w/w水溶液を上
記混合物に撹拌しながら加えた。上記Celvol(登録商標)205ポリビニルアルコ
ールの15%w/w水溶液は、製造者の指示書に従って調製した。上記混合物の総固体濃
度を、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silve
rson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化
した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表6
7に示す。表67には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体
組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例67では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表67に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例67の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、9.0%であると計算された。
実施例68
他の成分のうちスピネトラム、酸化亜鉛、卵白及びポリビニルアルコールを含む液体組
成物を以下に従って調製した。スピネトラム、Reax(登録商標)88A、Gerop
on(登録商標)SDS、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物を
得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mini
Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕し
た。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用いて
粒径を計測した。粉砕後、酸化亜鉛製品であるNanox(登録商標)200、Grad
e II鶏卵の白身(Sigma Aldrich Corporation)由来の卵
白及びCelvol(登録商標)205ポリビニルアルコールの15%w/w水溶液を上
記混合物に撹拌しながら加えた。上記Celvol(登録商標)205ポリビニルアルコ
ールの15%w/w水溶液は、製造者の指示書に従って調製した。上記混合物の総固体濃
度を、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silve
rson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化
した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表6
8に示す。表68には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体
組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例68では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表68に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例68の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、10.9%であると計算された。
実施例69
他の成分のうちスピネトラム、酸化亜鉛、卵白及びポリビニルアルコールを含む液体組
成物を以下に従って調製した。スピネトラム、Reax(登録商標)88A、Gerop
on(登録商標)SDS、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物を
得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mini
Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕し
た。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用いて
粒径を計測した。粉砕後、酸化亜鉛製品であるNanox(登録商標)200、Grad
e II鶏卵の白身(Sigma Aldrich Corporation)由来の卵
白及びCelvol(登録商標)205ポリビニルアルコールの15%w/w水溶液を上
記混合物に撹拌しながら加えた。上記Celvol(登録商標)205ポリビニルアルコ
ールの15%w/w水溶液は、製造者の指示書に従って調製した。上記混合物の総固体濃
度を、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silve
rson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化
した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表6
9に示す。表69には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体
組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例69では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表69に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例69の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、10.5%であると計算された。
実施例70
他の成分のうちスピネトラム、酸化亜鉛、卵白及びポリビニルアルコールを含む液体組
成物を以下に従って調製した。スピネトラム、Reax(登録商標)88A、Gerop
on(登録商標)SDS、及び25〜50%w/wのスピネトラムを有する懸濁濃縮物を
得るためのバランス量の水を一緒に混合した。得られた混合物をEiger Mini
Motormill媒体ミルにおいて1〜10μmの粒径(体積加重平均直径)に粉砕し
た。Malvern Mastersizer2000レーザー回折粒子分析器を用いて
粒径を計測した。粉砕後、酸化亜鉛製品であるNanox(登録商標)200、Grad
e II鶏卵の白身(Sigma Aldrich Corporation)由来の卵
白及びCelvol(登録商標)205ポリビニルアルコールの15%w/w水溶液を上
記混合物に撹拌しながら加えた。上記Celvol(登録商標)205ポリビニルアルコ
ールの15%w/w水溶液は、製造者の指示書に従って調製した。上記混合物の総固体濃
度を、水を加えることによって20〜50重量%の範囲に調整した。次いで、Silve
rson L4RT−Aホモジナイザーを用いて約15〜30分間、上記混合物を均質化
した。水を除く液体組成物の総重量に基づく前述の各成分に対する重量パーセントを表7
0に示す。表70には、上に記載されたアッセイ手順によって測定された値に基づく液体
組成物中のスピネトラム不純物の重量パーセントも示される。
Figure 2015155415
次いで、Buchi Corporation製のBuchi(登録商標)Model
190卓上噴霧乾燥機を約300〜400ml/時の供給速度、4〜6barのノズル圧
、115〜140℃の入口温度及び50〜100℃の出口温度で用いて上記液体組成物を
噴霧乾燥することにより、固体組成物を得た。液体組成物が固体組成物に変換されるとき
、この噴霧乾燥プロセスによってすべて又は実質的にすべての水及び他の揮発性の成分が
液体組成物から除去されると考えられる。実施例70では水以外のいずれの成分も揮発性
でないと考えられるので、上記固体組成物は、各成分について、表70に示される重量パ
ーセントと実質的に対応する重量パーセントを含むことが想定される。実施例70の固体
組成物は、後に生物学的効力実験のために使用されたが、事前に、純粋なスピネトラムの
重量比率を測定するアッセイを行ったので、試験に適切な濃度を調製することができた。
実施例2に関して上に記載された手順に従ってアッセイを行ったところ、固体組成物に対
する純粋なスピネトラム成分の重量パーセントは、19.6%であると計算された。
生物学的効力試験
以下のパラメータに従って、実施例I〜XXIIにおける生物学的有効性実験を行った
。スピネトラムコントロール溶液は、スピネトラムの懸濁濃縮物製剤であるRadian
t(登録商標)又はスピネトラムの水分散性粒剤製剤であるDelegate(登録商標
)の水溶液(溶液中のスピネトラム濃度が125ppmとなる水溶液)を利用して調製し
た。Radiant(登録商標)及びDelegate(登録商標)は、Dow Agr
oSciences LLC,9330 Zionsville Road,India
napolis,IN,46268から商業的に入手可能である。また、試験溶液は、実
施例1、3、5、32、45、47、51及び53〜56、並びに実施例2、4、6〜3
1、33〜44、46、48〜50、52及び57〜70の固体組成物の水溶液(各々、
溶液中のスピネトラム濃度が125ppmとなる水溶液)(ひとまとめにして、実施例1
〜70溶液)を利用して調製した。これらの溶液及び水だけのコントロールを、200L
/Haに相当する噴霧剤を送達するように目盛定めされたMandelトラック散布器を
用いてポット栽培のトウガラシ植物(Capsicum annuum)に適用した。処
理された植物は、乾燥され、次いで、屋外で自然太陽光の下、又は自然太陽光に匹敵する
レベルの紫外線を発する電灯の下、放置された。処理後、適切な時間が経過した時点、す
なわち、処理の4、7及び10日後;4、7及び11日後;4、7、11及び14日後;
5、9及び13日後;7、9及び14日後;5、7及び12日後;又は5及び10日後に
、処理された葉を直径2.5cmの円盤状に切除した。上記1枚の円盤状の葉を、水分を
提供するために寒天薄層も含む32ウェルプラスチックトレイの各ウェルに入れた。1処
理あたり8枚の円盤状の葉を用いた。各ウェルに3匹の二齢シロイチモジヨトウ(Spo
doptera exigua)の幼虫を外寄生させ、上記ウェルをプラスチックフィル
ムで密閉した。幼虫を25℃/40パーセント相対湿度の環境チャンバー内で維持した。
外寄生の48時間後に、死亡率について幼虫を採点した。突かれた後も動くことができな
い場合、幼虫は死んでいるとみなし、死亡率パーセント(防除パーセント)を計算した。
実施例I〜XXIIの各々について、下記の表71は、処理されなかった基準と比較し
て、スピネトラムコントロール溶液に関連する昆虫の防除パーセントを提供している。実
施例1〜70の溶液について、表71は、スピネトラムコントロール溶液に対する防除パ
ーセント(すなわち、(実施例1〜70溶液による防除パーセント)−(スピネトラムコ
ントロール溶液による防除パーセント))の改善を提供している。表71はまた、コント
ロールに対する各日に対する個別の改善値を合計し、次いで、測定値の個数で除すること
によって計算された、スピネトラムコントロール溶液に対する平均改善値(最も近い整数
に丸められた値)も提供している。実施例I〜IIIについては、スピネトラムコントロ
ール溶液は、Radiant(登録商標)を含み、実施例IV〜XXIIについては、ス
ピネトラムコントロール溶液は、Delegate(登録商標)を含んでいた。
Figure 2015155415
Figure 2015155415
Figure 2015155415
Figure 2015155415
Figure 2015155415
Figure 2015155415
Figure 2015155415
本書面の見出しは、単なる便宜上のものであって、そのいずれの一部も解釈するために
使用してはならない。
本明細書中で述べられたいずれの理論、作用機序、証拠又は知見も、本発明の理解をさ
らに促すように意図されたものであり、決して本発明がそのような理論、作用機序、証拠
又は知見に左右されることを意図されていない。上記の説明において、一層良い、好まし
くは、又は好ましいという語の使用は、そのように記載された特徴がより望ましい場合が
あることを示唆しているが、それにもかかわらず、それは必要でなくてもよく、それを欠
いている実施形態も本発明の範囲内(その範囲は以下の請求項によって規定される)であ
ると想定されうることが理解されるべきである。請求項を解釈する際、「a」、「an」
、「少なくとも1つ」、「少なくとも一部」などの語が使用されているとき、その請求項
に反して明確に述べられていない限り、ただ1つのものに請求項を限定する意図はないこ
とが意図されている。さらに、「少なくとも一部」及び/又は「一部」という言葉が使用
されるとき、それとは反対のことが明確に述べられていない限り、そのものは、その一部
及び/又はそのもの全体を含みうる。本発明は、図面及び前述の説明において例証され詳
細に説明されてきたが、その図面及び前述の説明は、特徴の例証であって限定ではないと
見なされるべきであり、選択された実施形態だけが示され、説明されたこと、並びに本明
細書中に定義されるか又は以下の請求項のいずれかによって定義されるように、本発明の
精神の中に入るすべての変更、改変及び等価物が、保護されることが望まれることが、理
解される。

Claims (15)

  1. 少なくとも1つの大環状ラクトン殺虫剤及び少なくとも1つの金属酸化物を含む組成物
    であって、ここで、該組成物は、該少なくとも1つの金属酸化物を有しないことだけが異
    なる組成物と比べて高い殺虫作用レベルを示す、組成物。
  2. 前記少なくとも1つの大環状ラクトン殺虫剤が、スピネトラム及びスピノサドからなる
    群より選択されるスピノシンである、請求項1に記載の組成物。
  3. 少なくとも約1重量%の前記少なくとも1つの大環状ラクトン殺虫剤及び約2重量%か
    ら約90重量%の前記少なくとも1つの金属酸化物を含む、請求項1に記載の組成物。
  4. アミノ酸、ウシ血清アルブミン、卵アルブミン、ホエー、ゼラチン及びゼインからなる
    群より選択される少なくとも1つの部材を含む少なくとも1つのタンパク性材料をさらに
    含む、請求項1に記載の組成物。
  5. 少なくとも約2重量%の前記少なくとも1つの大環状ラクトン殺虫剤、約5重量%から
    約75重量%の前記少なくとも1つの金属酸化物及び約2重量%から約80重量%の前記
    少なくとも1つのタンパク性材料を含む、請求項4に記載の組成物。
  6. 前記少なくとも1つのタンパク性材料が、システイン、メチオニン、トリプトファン、
    ヒスチジン、チロシン、アルギニン、リジン、グルタミン、グルタミン酸、シスチン、セ
    リン及びアスペリジン(asperigine)からなる群より選択されるアミノ酸である、請求項
    4に記載の組成物。
  7. ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール誘導体、ポリビニルピロリドン、ポリビ
    ニルピロリドン誘導体、ラテックス、テルペンポリマー、多糖、多糖誘導体、ポリビニル
    アセテート及びポリビニルアセテート誘導体からなる群より選択される少なくとも1つの
    部材を含む少なくとも1つのポリマー材料をさらに含む、請求項1又は4に記載の組成物
  8. 少なくとも約1重量%の前記少なくとも1つの大環状ラクトン殺虫剤、約5重量%から
    約75重量%の前記少なくとも1つの金属酸化物及び約3重量%から約75重量%の前記
    少なくとも1つのポリマー材料を含む、請求項7に記載の組成物。
  9. 前記少なくとも1つの金属酸化物が、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化チタン、酸化銅、酸化マ
    ンガン及びそれらの混合物からなる群より選択される、請求項1から8のいずれかに記載
    の組成物。
  10. 少なくとも1つの農薬及び酸化鉄を含む組成物であって、ここで、該組成物は、該酸化
    鉄を有しないことだけが異なる組成物と比べて高い殺虫作用レベルを示す、組成物。
  11. 前記酸化鉄が、酸化第二鉄である、請求項10に記載の組成物。
  12. 前記少なくとも1つの農薬が、スピネトラム及びスピノサドからなる群より選択される
    、請求項10に記載の組成物。
  13. 約5重量%から約35重量%のスピネトラム;
    約5重量%から約60重量%の酸化第二鉄;及び
    約2重量%から約12重量%のポリマー材料
    を含む組成物であって、ここで、該ポリマー材料は、ポリビニルピロリドンを含む、組成
    物。
  14. 約1:2から約8:1の重量比で酸化第二鉄とスピネトラムを含み;
    約1:8から約4:1の重量比で前記ポリマー材料とスピネトラムを含み;かつ
    約1:10から約2:1の重量比で該ポリマー材料と酸化第二鉄を含む、
    請求項13に記載の組成物。
  15. 昆虫を不活性にする量の請求項18に記載の組成物を防除が望まれる場所に適用する工
    程を包含する、昆虫を防除する方法。
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