JP2015155110A - レーザ肉盛溶接装置およびレーザ肉盛溶接方法 - Google Patents

レーザ肉盛溶接装置およびレーザ肉盛溶接方法 Download PDF

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Takehisa Hino
武久 日野
今井 潔
Kiyoshi Imai
潔 今井
斎藤 大蔵
Daizo Saito
大蔵 斎藤
伊藤 勝康
Katsuyasu Ito
勝康 伊藤
徹 澤
Toru Sawa
徹 澤
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Abstract

【課題】レーザを用いて肉盛溶接する際、凝固割れや液化割れなどの溶接割れを抑制することができるレーザ肉盛溶接装置およびレーザ肉盛溶接方法を提供する。
【解決手段】実施形態のレーザ肉盛溶接装置10は、レーザ発振器29から出射されたレーザ光をレーザビーム28として、Ni基超合金からなる肉盛対象物40に照射する光路部と、光路部に設けられ、トップハット型のエネルギプロファイルを有するレーザビーム28を構成するエネルギプロファイル変換部30と、溶加材の粉末を、肉盛対象物40のレーザビーム照射部に供給する溶加材供給部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、レーザ肉盛溶接装置およびレーザ肉盛溶接方法に関する。
ガスタービンにおいては、燃焼温度を高温化することによって熱効率を向上させることができる。そのため、1990年代においては静翼入口ガス温度が1100℃のものが主流であったが、2000年代に入り1300℃、1500℃の機種が開発されている。
ガスタービンの動翼のチップスキーラは、動翼の先端に備えられ、燃焼ガスが翼先端から漏れることによる効率低下を抑制している。チップスキーラは、高温の燃焼ガスにさらされる他、対向するシュラウドセグメントと接触することがある。そのため、高温酸化やエロージョンなどによる損耗を受けやすい。
このようにチップスキーラが損耗した場合、レーザ肉盛溶接による補修が施される。ガスタービンの動翼材として使用されているNi基超合金は、Niのマトリックス中にγ’相と呼ばれるNiAl相を析出させて強化した析出強化型Ni基超合金である。この析出強化型Ni基超合金に対して同じ材料を用いて肉盛溶接を行った場合、優れた溶接性を得ることは困難である。
析出強化型Ni基超合金における溶接性は、AlとTiの含有量で定性的に整理される。AlおよびTiの濃度が高いと溶接性が悪く、溶接時に凝固割れ、液化割れ、延性低下割れなどの溶接割れを引き起こす。例えば、現在、ガスタービンの初段の動翼として使用されているGTD−111(米国ゼネラルエレクトリック社製)やReneN5(米国ゼネラルエレクトリック社製)などの単結晶超合金は、難溶接材に分類されるため溶接割れが起こりやすいと考えられる。
これらの溶接割れは、溶接時に導入される溶接残留ひずみを小さくすることで抑制される。このため航空機用ガスタービンを中心に溶接入熱が低いレーザ肉盛溶接が採用されている。
図7は、従来のレーザ肉盛溶接に使用されているレーザビームの、照射方向に垂直な断面を示した図である。図8は、図7のX−X断面におけるレーザビームのエネルギプロファイルを模式的に示した図である。図9は、図7のX−X断面のレーザビームが通過する間の積算エネルギ分布を模式的に示す図である。
従来のレーザ肉盛溶接に使用されているレーザビームは、図7に示すように、断面が円形である。このレーザビームは、図8に示すように、ガウシアン型と呼ばれるエネルギプロファイルを有する。このようなガウシアン型のレーザビームを使用すると、図9に示すように、積算エネルギ(入熱)の分布は、中心部で高く、周辺部で低くなる。
日本ガスタービン学会誌 Vol.40,No.4,p.130
上記したように、従来のレーザ肉盛溶接に使用されているガウシアン型のレーザビームにおいては、入熱は、中心部で高く、周辺部で低い。そのため、周辺部に合わせて入熱を設定すると中心部の入熱が過多となり、凝固割れや液化割れが発生することがある。
本発明が解決しようとする課題は、レーザを用いて肉盛溶接する際、凝固割れや液化割れなどの溶接割れを抑制することができるレーザ肉盛溶接装置およびレーザ肉盛溶接方法を提供するものである。
実施形態のレーザ肉盛溶接装置は、レーザ発振器から出射されたレーザ光をレーザビームとして、Ni基超合金からなる肉盛対象物に照射する光路部と、前記光路部に設けられ、トップハット型のエネルギプロファイルを有する前記レーザビームを構成するエネルギプロファイル変換部と、溶加材の粉末を、前記肉盛対象物のレーザビーム照射部に供給する溶加材供給部とを備える。
実施の形態のレーザ肉盛溶接装置の構成を模式的に示した図である。 実施の形態のレーザ肉盛溶接に使用されているレーザビームの、照射方向に垂直な断面を示した図である。 図2のA−A断面におけるレーザビームのエネルギプロファイルを模式的に示した図である。 実施の形態のレーザ肉盛溶接に使用されているレーザビームのエネルギプロファイルを説明するために、照射方向に垂直なレーザビームの断面を示した図である。 図2のA−A断面のレーザビームが通過する間の積算エネルギ分布を模式的に示した図である。 肉盛部の表面全体の溶接割れの長さを説明するために、肉盛部の側面を模式的に示した図である。 従来のレーザ肉盛溶接に使用されているレーザビームの、照射方向に垂直な断面を示した図である。 図7のX−X断面におけるレーザビームのエネルギプロファイルを模式的に示した図である。 図7のX−X断面のレーザビームが通過する間の積算エネルギ分布を模式的に示した図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施の形態のレーザ肉盛溶接装置10の構成を模式的に示した図である。図1に示すように、レーザ肉盛溶接装置10は、レーザ発振器29、溶接レーザヘッド20、レーザ発振器29で発生したレーザ光を溶接レーザヘッド20に導く光ファイバ21を備えている。
また、レーザ肉盛溶接装置10は、溶加材の粉末23を供給する粉末供給装置22と、この粉末供給装置22から導出された溶加材の粉末23を溶接レーザヘッド20に導く粉末供給管24とを備える。さらに、レーザ肉盛溶接装置10は、シールドガス25を供給するガス供給装置26と、シールドガス25をガス供給装置26から溶接レーザヘッド20に導くガス供給管27を備えている。
レーザ発振器29としては、例えば、半導体レーザ、YAGレーザ、ファイバーレーザ、ディスクレーザなどを使用することができる。レーザ発振器29から出射されるレーザ光は、例えば、ガウシアン型のエネルギプロファイルを有している。
溶接レーザヘッド20は、例えば、肉盛方向に走査可能に取り付けられている。なお、肉盛対象物40側を走査するように構成してもよい。溶接レーザヘッド20内には、例えば、レーザ発振器29からのレーザ光をレーザビーム28として肉盛対象物40に照射する光路20b、粉末供給装置22からの溶加材の粉末23を肉盛対象物40に供給するための粉末通路20c、およびガス供給装置26からのシールドガス25を肉盛対象物40に供給するためのガス通路20dが備えられている。
レーザビーム28、粉末23、シールドガス25は、例えば、肉盛対象物40に対向する、溶接レーザヘッド20の端面20aから肉盛対象物40に、それぞれ照射または供給される。なお、端面20aにおいて、粉末23を噴出する噴出孔およびシールドガス25を噴出する噴出孔は、例えば、レーザビーム28が出射する出射孔の周囲に周方向に均等に形成されている。また、粉末23を噴出する噴出孔は、例えば、シールドガス25を噴出する噴出孔よりも内側に形成される。
例えば、溶接レーザヘッド20内の光路20bには、溶接レーザヘッド20から出射されるレーザビーム28のエネルギプロファイルをトップハット型とするエネルギプロファイル変換部30が設けられている。なお、このエネルギプロファイル変換部30については、後に詳しく説明する。
ここで、光ファイバ21および溶接レーザヘッド20内の光路20bは、光路部として機能する。粉末供給装置22、粉末供給管24および溶接レーザヘッド20内の粉末通路20cは、溶加材供給部として機能する。ガス供給装置26、ガス供給管27および溶接レーザヘッド20内のガス通路20dは、シールガス供給部として機能する。
なお、ここでは、肉盛部50などの酸化を抑制するために、シールドガス25を供給する系統を備えた一例を示しているが、シールドガス25を供給する系統を備えなくてもよい。
肉盛溶接が行われる肉盛対象物40は、例えば、NiAl(γ’相)を析出強化させた析出強化型のNi基超合金で構成されている。この析出強化型のNi基超合金に対して同一の材料で肉盛溶接することは溶接性の観点から困難である。そこで、溶加材としては、Ni基超合金の中でも、固溶強化型のNi基超合金の粉末を使用することが好ましい。
固溶強化型のNi基超合金としては、例えば、主たる強化因子がNiに固溶したCo、Cr、Mo、Wなどの格子ひずみであるNi基超合金などが挙げられる。固溶強化型のNi基超合金として、特に限定するものではないが、具体的には、例えば、IN625(スペシャルメタル社製)、IN617(スペシャルメタル社製)、HA230(ヘインズアロイ社製)などが挙げられる。
ここで、固溶強化型のNi基超合金において、Nb、Si、Hfなどの成分は、局所的な融点を下げる場合ある。これらの成分を含んだ固溶強化型のNi基超合金を使用しても本実施の形態の作用効果は得られるが、これらの成分を含まない固溶強化型のNi基超合金を使用してもよい。
溶加材の粉末23の平均粒径は、溶融池51に的確に供給して確実に溶融させるために、例えば、45μm〜110μmであることが好ましい。なお、平均粒径は、メディアン径であり、例えば、レーザ回折散乱法などによって測定される。
シールドガス25は、例えば、不活性ガスで構成される。この不活性ガスとしては、例えば、ヘリウム、アルゴン、窒素などを使用することができる。
次に、レーザビーム28のパターンについて説明する。
図2は、実施の形態のレーザ肉盛溶接に使用されているレーザビーム28の、照射方向に垂直な断面を示した図である。図3は、図2のA−A断面におけるレーザビーム28のエネルギプロファイルを模式的に示した図である。図4は、実施の形態のレーザ肉盛溶接に使用されているレーザビーム28のエネルギプロファイルを説明するために、照射方向に垂直なレーザビーム28の断面を示した図である。図5は、図2のA−A断面のレーザビーム28が通過する間の積算エネルギ分布を模式的に示した図である。
実施の形態のレーザ肉盛溶接に使用されているレーザビーム28の、照射方向に垂直な断面(以下、レーザビーム断面という。)における形状は、例えば、図2に示すように略四角形である。この場合、レーザスポットの形状は略四角形となる。
ここで、略四角形には、長方形や正方形以外にも、図2に示すように、4つの角がR部となっている構成も含むものとする。また、略四角形には、4つの角が、例えばC面取りのように直線状にカットされている構成も含むものとする。
なお、レーザビーム28が通過する間の積算エネルギ分布の均一化を図る観点からは、レーザビーム断面の形状は略四角形であることが好ましいが、レーザビーム断面の形状を、例えば、円形としてもよい。この場合、レーザスポットの形状は円形となる。
レーザビーム28は、図3に示すように、トップハット型と呼ばれるエネルギプロファイルを有する。トップハット型のエネルギプロファイルとしては、図3に示すように、レーザビーム断面に亘ってエネルギが均一であることが好ましい。ここでいうトップハット型のエネルギプロファイルには、レーザビーム断面に亘ってエネルギが均一な場合以外にも次の場合も含むものとする。
図4に示すレーザビーム断面において、断面中心を中心Oとして外側に向かってレーザビーム28のエネルギを積算し、断面におけるレーザビーム28の全エネルギの87%となる境界60の内側の領域を領域61とする。境界60上は、中心Oからの距離が等しい位置であり、境界60の形状は円形となる。領域61内においては、エネルギの最小値がエネルギの最大値の80%以上となる。すなわち、領域61内においては、エネルギの最大値を1とすると、エネルギの最小値は0.8以上となる。レーザビーム断面において、このようなエネルギプロファイルを有する場合も、トップハット型のエネルギプロファイルに含まれるものとする。
なお、ここでは、ガウシアン型ビームにおけるビームウエスト内のエネルギ量は、その断面全体におけるエネルギ量の87%程度であるので、それに準じて、上記したようにトップハット型における境界60を全エネルギの87%となる位置とした。また、エネルギの最小値がエネルギの最大値の80%以上となる範囲とするのは、この範囲であれば、ほぼ均一な入熱が得られ、溶接割れが抑制されるからである。
ここで、断面におけるレーザビーム28の全エネルギの87%となる境界60は、例えば、Primes社のフォーカスモニタなどを用いてレーザビームのエネルギ分布を測定することによって定められる。また、境界60内のエネルギの最大値および最小値についても、例えば、Primes社のフォーカスモニタなどを用いてレーザビームのエネルギ分布を測定することによって定められる。
このようなトップハット型のエネルギプロファイルを有するレーザビーム28を使用すると、図5に示すように、積算エネルギ(入熱)の分布は、中心部や周辺部においても均一となる。これによって、被肉盛面41に供給される入熱が均一になるため、凝固割れや液化割れの発生を抑制することができる。
ここで、ガウシアン型のエネルギプロファイルを有するレーザビームを、トップハット型のエネルギプロファイルを有するレーザビーム28に変換するエネルギプロファイル変換部30について説明する。
エネルギプロファイル変換部30は、例えば、エネルギプロファイルを均一にするビームホモジナイザで構成される。ガウシアン型のエネルギプロファイルを有するレーザ光が、このビームホモジナイザを通過することで、トップハット型のエネルギプロファイルを有するレーザ光となる。このビームホモジナイザは、例えば、溶接レーザヘッド20内のレーザ光が通過する光路20bに設けられる。また、ビームホモジナイザを、光ファイバ21に介在させてもよい。
また、エネルギプロファイル変換部30は、例えば、方形コアファイバで構成されてもよい。この場合、例えば、光路20bを方形コアファイバで構成してもよい。また、光ファイバ21を方形コアファイバで構成してもよい。ガウシアン型のエネルギプロファイルを有するレーザ光がこの方形コアファイバを通過することで、トップハット型のエネルギプロファイルを有するレーザ光となる。
なお、レーザビーム28のエネルギプロファイルをトップハット型にする方法は、上記した方法に限られるものではなく、前述した定義のトップハット型のエネルギプロファイルが得られる方法であればよい。
次に、実施の形態のレーザ肉盛溶接方法について、図1を参照して説明する。
レーザ発振器29から出射されたレーザ光は、光ファイバ21を通り溶接レーザヘッド20の光路20bに導かれる。光路20bに導かれたレーザ光は、エネルギプロファイル変換部30によってトップハット型のエネルギプロファイルに変換される。
トップハット型のエネルギプロファイルに変換されたレーザ光は、溶接レーザヘッド20の端面20aの中央からレーザビーム28として、肉盛対象物40の被肉盛面41に向けて出射される。そして、出射されたレーザビーム28は、肉盛対象物40の被肉盛面41に照射される。なお、肉盛部50を多段に積層して形成する場合には、被肉盛面41は、すでに形成された肉盛部50となる。
粉末供給装置22から粉末供給管24を介して供給された溶加材の粉末23は、溶接レーザヘッド20から被肉盛面41に向けて供給される。粉末23は、例えば、図1に示すように、レーザビーム28の周囲からレーザビーム28に沿って供給される。
被肉盛面41に供給された粉末23は、レーザビーム28のエネルギによって溶融し、溶融池51を形成する。この際、レーザビーム28のエネルギプロファイルがトップハット型であるため、被肉盛面41に均一に入熱が供給される。粉末23は、レーザビーム28のエネルギによって溶融池51で溶融し、その後凝固して肉盛部50を形成する。
ガス供給装置26からガス供給管27を介して供給されたシールドガス25は、溶接レーザヘッド20から被肉盛面41や溶融池51に向けて吹き出される。これによって、溶融池51やその周辺部は、シールドガス25によって覆われ、大気と遮断される。そのため、肉盛をする際、溶融した粉末23や溶融池51に近い肉盛部50が大気によって酸化されることを抑制している。なお、シールドガス25は、例えば、中央のレーザビーム28およびレーザビーム28に沿って供給される粉末23の周囲を覆うように被肉盛面41側に吹き出されてもよい。
このように、肉盛工程では、被肉盛面41に対して溶加材の粉末23を供給するとともに、レーザビーム28を照射し、溶融した粉末23によって被肉盛面41に肉盛部50が形成される。
また、肉盛工程において、例えば、すでに形成された肉盛部50上に、さらに新たな肉盛部50を形成して、多層の肉盛部50を形成する場合には、新たな肉盛部50は、すでに形成された肉盛部50の温度(表面温度)が400℃以上の状態で、積層されることが好ましい。温度が400℃以上の肉盛部50上に新たな肉盛部50を形成することで、溶接割れを抑制することができる。なお、肉盛部50の温度は、例えば、熱電対、放射温度計などを使用して測定される。
なお、上記において、溶接レーザヘッド20を介して溶加材の粉末23を被肉盛面41に向けて供給する一例を示したが、この構成に限られるものではない。例えば、溶加材の粉末23を溶接レーザヘッド20を介さずに、例えば、別個に設けられた供給配管から被肉盛面41に供給してもよい。
上記した実施の形態のレーザ肉盛溶接装置およびレーザ肉盛溶接方法によれば、トップハット型のエネルギプロファイルを有するレーザビーム28を使用することで、被肉盛面41に均一に入熱が供給される。これによって、凝固割れや液化割れなどの溶接割れを抑制することができる。
実施の形態のレーザ肉盛溶接装置およびレーザ肉盛溶接方法は、例えば、動翼、静翼などのガスタービン高温部品の損耗やき裂を補修する際のレーザ肉盛溶接方法として利用することが可能である。また、ガスタービン部品に限らず、Ni基超合金からなる母相に対するレーザ肉盛溶接に広く適用することができる。さらに、母相がNi基超合金以外の金属で構成された場合においても、実施の形態のレーザ肉盛溶接装置およびレーザ肉盛溶接方法を適用することができる。これらの場合においても、被肉盛面に均一に入熱が供給され、凝固割れや液化割れなどの溶接割れを抑制することができる。
(溶接割れの評価)
次に、実施の形態のレーザ肉盛溶接装置およびレーザ肉盛溶接方法によって肉盛部50を形成することで、溶接割れを抑制できるとこを説明する。
(実施例1)
実施例1では、図1に示したレーザ肉盛溶接装置10を使用して肉盛溶接を行った。なお、以下の実施例および比較例においても図1に示したレーザ肉盛溶接装置10を使用した。
肉盛対象物40として、Ni基超合金であるMM247LCのブロック材を使用した。肉盛対象物40のサイズは、縦を50mm、横を10mm、厚さを20mmとした。被肉盛面41は、上記した縦(50mm)および横(10mm)で構成される面とした。
溶加材として、HA230を使用した。溶加材の粉末23の平均粒径(メディアン径)を90μmとした。なお、平均粒径は、レーザ回折散乱法によって測定した(以下、同じ)。
ここで、表1に、肉盛対象物40および溶加材を構成する材料の化学組成を示している。
Figure 2015155110
レーザ発振器29として、半導体レーザを使用した。レーザビーム断面の形状が円形のレーザビーム28を使用した。そのため、レーザスポットの形状は円形であった。また、レーザビーム28のエネルギプロファイルをトップハット型とした。ここでは、溶接レーザヘッド20内のレーザ光が通過する光路20bにビームホモジナイザを設置して、トップハット型のレーザビーム28を得た。
レーザビーム断面において、断面中心を中心Oとして外側に向かってレーザビーム28のエネルギを積算し、断面におけるレーザビーム28の全エネルギの87%となる境界60の内側の領域61内において、エネルギの最小値はエネルギの最大値の90%であった。なお、境界60、エネルギの最大値および最小値は、前述した方法で定めた。このレーザビーム28において、境界60の直径は、5mmであった。
レーザ出力を2100W、溶接速度を300mm/分、溶加材の粉末23の供給速度を9g/分として被肉盛面41の外周に沿って単層の肉盛溶接を行った。
続いて、肉盛部50の溶接割れを蛍光浸透探傷試験によって評価した。ここで、肉盛部50の表面には、表面のみ溶融した粉末23が付着している。そのため、肉盛部50の表面は、一部が付着した粉末23によって凸凹になっている。このままの状態で蛍光浸透探傷試験を行うと、肉盛部50の表面の凹凸に蛍光浸透探傷液が浸透して染み出す。そのため、欠陥の判別が難しい。そこで、表面をグラインダで研削して凹凸を除去した後、蛍光浸透探傷試験を行った。
蛍光浸透探傷試験では、測定顕微鏡を用いて、肉盛部50の表面全体の溶接割れの長さを測定した。図6は、肉盛部50の表面全体の溶接割れの長さを説明するために、肉盛部50の側面を模式的に示した図である。図6に示すように、例えば、肉盛部50の表面全体において3箇所に溶接割れ70、71、72が生じていたとする。溶接割れ70、71、72の長さは、図6に示すように、それぞれ、amm、bmm、cmmである。この場合、肉盛部50の表面全体の溶接割れの長さは、(a+b+c)mmとなる。すなわち、肉盛部50の表面全体の溶接割れの長さは、各溶接割れの長さを積算した値である。
なお、溶接割れ70、71、72の長さは、溶接割れ70、71、72の一端と他端との間の距離、すなわち溶接割れ70、71、72の一端と他端とを結んだ直線の長さである。
肉盛部50の表面全体の溶接割れの長さの測定結果を表2に示す。
Figure 2015155110
表2に示すように、実施例1において溶接割れは存在しなかった。
(実施例2)
実施例2で使用した肉盛対象物40は、実施例1の肉盛対象物40と同じとした。溶加材として、IN625を使用した。溶加材の粉末23の平均粒径(メディアン径)を90μmとした。表1に、肉盛対象物40および溶加材を構成する材料の化学組成を示している。
レーザ発振器29として、半導体レーザを使用した。レーザビーム断面の形状が略四角形のレーザビーム28を使用した。そのため、レーザスポットの形状は略四角形であった。また、レーザビーム28のエネルギプロファイルをトップハット型とした。ここでは、溶接レーザヘッド20内のレーザ光が通過する光路20bにビームホモジナイザを設置して、トップハット型のレーザビーム28を得た。
レーザビーム断面において、断面中心を中心Oとして外側に向かってレーザビーム28のエネルギを積算し、断面におけるレーザビーム28の全エネルギの87%となる境界60の内側の領域61内において、エネルギの最小値はエネルギの最大値の90%であった。なお、境界60、エネルギの最大値および最小値は、前述した方法で定めた。このレーザビーム28において、円形の境界60が内接する四角形の1辺の長さは、5mmであった。
レーザ出力、溶接速度、溶加材の粉末23の供給速度は、実施例1と同じとした。被肉盛面41の外周に沿って肉盛部50を形成し、この肉盛部50の温度(表面温度)が500℃の状態で、この肉盛部50上に新たに肉盛部50を形成した。すなわち、2段に積層された肉盛部50を形成した。なお、肉盛部50の温度(表面温度)は、放射温度計によって測定した(以下、同じ。)。
実施例1と同様に、肉盛部50の表面をグラインダで研削して凹凸を除去した後、蛍光浸透探傷試験を行った。肉盛部50の表面全体の溶接割れの長さの測定結果を表2に示す。表2に示すように、実施例2において溶接割れは存在しなかった。
(実施例3)
実施例3で使用した肉盛対象物40は、実施例1の肉盛対象物40と同じとした。溶加材として、HA230を使用した。溶加材の粉末23の平均粒径(メディアン径)を90μmとした。表1に、肉盛対象物40および溶加材を構成する材料の化学組成を示している。
レーザ発振器29、レーザビーム断面の形状およびレーザビーム28のエネルギプロファイル、レーザ出力、溶接速度、溶加材の粉末23の供給速度は、実施例2のものと同じとした。
被肉盛面41の外周に沿って肉盛部50を形成し、この肉盛部50の温度(表面温度)が410℃の状態で、この肉盛部50上に新たに肉盛部50を形成した。すなわち、2段に積層された肉盛部50を形成した。
実施例1と同様に、肉盛部50の表面をグラインダで研削して凹凸を除去した後、蛍光浸透探傷試験を行った。肉盛部50の表面全体の溶接割れの長さの測定結果を表2に示す。表2に示すように、実施例3において溶接割れは存在しなかった。
(実施例4)
実施例4で使用した肉盛対象物40は、ガスタービンの動翼の材料として使用されるGTD−111のブロック材を使用した。肉盛対象物40のサイズは、実施例1のそれと同じとした。溶加材として、IN617を使用した。溶加材の粉末23の平均粒径(メディアン径)を90μmとした。表1に、肉盛対象物40および溶加材を構成する材料の化学組成を示している。
レーザ発振器29、レーザビーム断面の形状およびレーザビーム28のエネルギプロファイル、レーザ出力、溶接速度、溶加材の粉末23の供給速度は、実施例2のものと同じとした。
被肉盛面41の外周に沿って肉盛部50を形成し、この肉盛部50の温度(表面温度)が415℃の状態で、この肉盛部50上に新たに肉盛部50を形成した。すなわち、2段に積層された肉盛部50を形成した。
実施例1と同様に、肉盛部50の表面をグラインダで研削して凹凸を除去した後、蛍光浸透探傷試験を行った。肉盛部50の表面全体の溶接割れの長さの測定結果を表2に示す。表2に示すように、実施例4において溶接割れは存在しなかった。
(比較例1)
比較例1で使用した肉盛対象物40および溶加材は、実施例3のそれらと同じとした。溶加材の粉末23の平均粒径(メディアン径)も実施例3のそれと同じとした。
レーザ発振器29として、半導体レーザを使用した。レーザビーム断面の形状が円形のレーザビーム28を使用した。そのため、レーザスポットの形状は円形であった。また、レーザビーム28のエネルギプロファイルをガウシアン型とした。
レーザビーム断面において、断面中心を中心Oとして外側に向かってレーザビーム28のエネルギを積算し、断面におけるレーザビーム28の全エネルギの87%となる境界60の内側の領域61内において、エネルギの最小値はエネルギの最大値の10%以下であった。なお、境界60、エネルギの最大値および最小値は、前述した方法で定めた。このレーザビーム28において、境界60の直径は、5mmであった。
レーザ出力を2100W、溶接速度を300mm/分、溶加材の粉末23の供給速度を9g/分とした。被肉盛面41の外周に沿って肉盛部50を形成し、この肉盛部50の温度(表面温度)が410℃の状態で、この肉盛部50上に新たに肉盛部50を形成した。すなわち、2段に積層された肉盛部50を形成した。
実施例1と同様に、肉盛部50の表面をグラインダで研削して凹凸を除去した後、蛍光浸透探傷試験を行った。肉盛部50の表面全体の溶接割れの長さの測定結果を表2に示す。表2に示すように、比較例1において、溶接割れは存在し、肉盛部50の表面全体の溶接割れの長さは、12.1mmであった。
(比較例2)
比較例2で使用した肉盛対象物40および溶加材は、実施例1のそれらと同じとした。溶加材の粉末23の平均粒径(メディアン径)も実施例1のそれと同じとした。
レーザ発振器29、レーザビーム断面の形状は、実施例1のそれぞれと同じとした。ここで、比較例2において、トップハット型ではないが、これに近い状態のレーザビーム28のエネルギプロファイルを形成した。すなわち、レーザビーム断面において、断面中心を中心Oとして外側に向かってレーザビーム28のエネルギを積算し、断面におけるレーザビーム28の全エネルギの87%となる境界60の内側の領域61内において、エネルギの最小値はエネルギの最大値の70%であった。なお、境界60、エネルギの最大値および最小値は、前述した方法で定めた。このレーザビーム28において、円形の境界60が内接する四角形の1辺の長さは、5mmであった。
レーザ出力、溶接速度、溶加材の粉末23の供給速度を実施例1と同じとし、被肉盛面41の外周に沿って単層の肉盛溶接を行った。
実施例1と同様に、肉盛部50の表面をグラインダで研削して凹凸を除去した後、蛍光浸透探傷試験を行った。肉盛部50の表面全体の溶接割れの長さの測定結果を表2に示す。表2に示すように、比較例2において、溶接割れは存在し、肉盛部50の表面全体の溶接割れの長さは、3.2mmであった。
(比較例3)
比較例3で使用した肉盛対象物40および溶加材は、実施例2のそれらと同じとした。溶加材の粉末23の平均粒径(メディアン径)も実施例2のそれと同じとした。
レーザ発振器29、レーザビーム断面の形状、レーザビーム28のエネルギプロファイルも実施例2のそれらと同じとした。レーザ出力、溶接速度、溶加材の粉末23の供給速度も実施例2と同じとした。しかし、比較例3では、被肉盛面41の外周に沿って肉盛部50を形成し、この肉盛部50の温度(表面温度)が50℃の状態で、この肉盛部50上に新たに肉盛部50を形成した。そして、2段に積層された肉盛部50を形成した。
実施例1と同様に、肉盛部50の表面をグラインダで研削して凹凸を除去した後、蛍光浸透探傷試験を行った。肉盛部50の表面全体の溶接割れの長さの測定結果を表2に示す。表2に示すように、比較例3において、溶接割れは存在し、肉盛部50の表面全体の溶接割れの長さは、7.8mmであった。
以上説明した実施形態によれば、レーザを用いて肉盛溶接する際、凝固割れや液化割れなどの溶接割れを抑制することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…レーザ肉盛装置、20…溶接レーザヘッド、20a…端面、20b…光路、20c…粉末通路、20d…ガス通路、21…光ファイバ、22…粉末供給装置、23…粉末、24…粉末供給管、25…シールドガス、26…ガス供給装置、27…ガス供給管、28…レーザビーム、29…レーザ発振器、30…エネルギプロファイル変換部、40…肉盛対象物、41…被肉盛面、50…肉盛部、51…溶融池、60…境界、61…領域。

Claims (7)

  1. レーザ発振器から出射されたレーザ光をレーザビームとして、Ni基超合金からなる肉盛対象物に照射する光路部と、
    前記光路部に設けられ、トップハット型のエネルギプロファイルを有する前記レーザビームを構成するエネルギプロファイル変換部と、
    溶加材の粉末を、前記肉盛対象物のレーザビーム照射部に供給する溶加材供給部と
    を具備することを特徴とするレーザ肉盛溶接装置。
  2. 前記トップハット型のエネルギプロファイルを有する前記レーザビームの、照射方向に垂直な断面において、
    断面中心を中心として外側に向かって前記レーザビームのエネルギを積算し、前記断面における前記レーザビームの全エネルギの87%となる境界の内側の領域内で、エネルギの最小値がエネルギの最大値の80%以上であることを特徴とする請求項1記載のレーザ肉盛溶接装置。
  3. 前記溶加材が、固溶強化型Ni基超合金であることを特徴とする請求項1または2記載のレーザ肉盛溶接装置。
  4. 照射方向に垂直な前記レーザビームの断面形状が略四角形であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のレーザ肉盛溶接装置。
  5. 前記被肉盛面に向けてシールドガスを供給するシールドガス供給部をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載のレーザ肉盛溶接装置。
  6. Ni基超合金からなる被肉盛面に対して溶加材を供給するとともに、レーザビームを照射し、溶融した前記溶加材によって前記被肉盛面に肉盛部を形成する肉盛工程を有し、
    前記レーザビームのエネルギプロファイルがトップハット型であることを特徴とするレーザ肉盛溶接方法。
  7. 前記肉盛工程において、形成された前記肉盛部の温度が400℃以上の状態で、前記肉盛部の上に新たな肉盛部を積層することを特徴とする請求項6記載のレーザ肉盛溶接方法。
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