JP2015152686A - 画像投写装置 - Google Patents

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伸幸 新井
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Abstract

【課題】簡単な構成で投写画像の歪曲を補正することのできる短投写の画像投写装置を提供する。
【解決手段】光源からの光が入射され、画像信号に基づき変調された光学像を出射する画像表示素子15と、画像表示素子15から出射された光学像をスクリーン21に拡大投写する投写光学系10とを備え、投写光学系10は、光軸に沿って、レンズ群11と、レンズ群11の後方に配置された平面ミラー12及び曲面ミラー13とを含む画像投写装置であって、スクリーン21に投写された画像の位置を調整するために平面ミラー12の反射角を変更する反射角変更機構と、反射角変更機構によって平面ミラー12の反射角が変更された場合に、前記画像信号を制御してスクリーン21上における投写画像の歪みを電気的に補正する制御部25とを備えた。
【選択図】図5

Description

本発明は、液晶プロジェクタ等の画像投写装置に関する。
近年、液晶プロジェクタ等の画像投写装置は、液晶パネルの高解像化、光源ランプの高効率化に伴う明るさの改善、低価格化などが進んでいる。また、DMD(Digital Micro-mirror Device)を利用した小型軽量な画像投写装置が普及し、このような画像投写装置は、オフィスや学校のみならず、家庭においても広く利用されるようになってきている。
また、近年では、投写装置本体の小型軽量化、投写距離の短縮(以下、短投写という)が要望されており、この要望を満足させるために、反射型結像光学系を用いた投写光学系が開発され、この投写光学系を搭載した画像投写装置が実現されている。例えば、反射型結像光学系に自由曲面ミラーと平面ミラーを設けることにより、投写装置本体の小型軽量化及び短投写を図った画像投写装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、反射型結像光学系に平面ミラーと複数の自由曲面レンズを設けることで、投写装置本体の小型軽量化及び短投写を図った画像投写装置も提案されている。この画像投写装置では、複数の自由曲面レンズを光軸上で連動して移動させることにより、投写装置本体からスクリーン上に斜めに投写される画像位置を調整することができる(特許文献2参照)。
上記特許文献1や特許文献2の画像投写装置では、平面ミラーと共に自由曲面ミラー又は自由曲面レンズを用いて、容易に短投写を実現することはできる。しかし、いずれの画像投写装置も、投写装置本体の設置場所によって投写画像の高さが制限されてしまう場合があり、この場合、スクリーン上における投写画像に歪みが生じるという欠点がある。
なお、スクリーン上での画像投写位置を調整しようとした場合、自動的に投写画像の歪みを補正する画像投写装置が提案されている。この画像投写装置では、投写装置本体を傾けたとき、投写装置本体からの投写方向(例えば、投写レンズの傾き等)を検出して、自動的に投写画像の歪みを補正するようにしている(特許文献3参照)。
ところで、特許文献3における投写方向を検出して投写画像の歪みを補正するという技術的事項を、特許文献1や特許文献2のように短投写を図った画像投写装置に適用しようとしても、投写装置本体を傾けたときに問題が生じる。すなわち、短投写の画像投写装置は投写装置本体の設置感度が高く、投写装置本体を傾けたときに、投写画像の歪みが非常に大きくなってしまう。また、投写装置本体の傾きを検知するためのセンサも高精度なものが必要となり、高コストを招くばかりか、投写装置本体の僅かな揺れにも反応し、意図しない補正がされてしまう可能性がある。
本発明の課題は、簡単な構成で投写画像の歪みを補正することのできる短投写の画像投写装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、光源からの光が入射され、画像信号に基づき変調された光学像を出射する光変調手段と、前記光変調手段から出射された光学像をスクリーンに拡大投写する投写光学系とを備え、前記投写光学系は、光軸に沿って、レンズ群と、該レンズ群の後方に配置された反射ミラーとを含む画像投写装置であって、前記スクリーンに投射された画像の位置を調整するために前記反射ミラーの反射角を変更する反射角変更機構と、前記反射角変更機構によって前記反射ミラーの反射角が変更された場合に、前記画像信号を制御して前記スクリーン上における投写画像の歪みを電気的に補正する画像歪み補正手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、画像歪み補正手段は、反射角変更機構によって反射ミラーの反射角が変更された場合に、画像信号を制御してスクリーン上における投写画像の歪みを電気的に補正する。これにより、短投写の画像投写装置において、簡単な構成で投写高さを容易に調整することができる。
画像投写装置のうち画像表示素子及び投写光学系の構成を示す図である。 図1の投写光学系によってスクリーン上に画像を投写したときの様子を示す図である。 図1の投写光学系の詳細構成を示す図である。 平面ミラーの反射角を変更するための反射角変更機構を示す図である。 スクリーン上における投写画像の位置を平面ミラーの反射角変更で行う様子を説明した図である。 平面ミラーの反射角変更後の投写画像の歪みを電気的に補正する様子を説明した図である。 平面ミラーの反射角変更を画像位置調整レバーで行う様子を示す図である。 投写画像の歪みを自動で電気的に補正する画像投写装置のブロック図である。 投写画像の歪みを手動で電気的に補正する画像投写装置のブロック図である。 実施例2を示しており、フォーカス機構も制御するようにした画像投写装置の概略構成図である。 実施例3を示しており、1枚の曲面ミラーが設けられた画像投写装置の概略構成図である。 実施例4を示しており、照明光学系を含めて示した画像投写装置の構成図である。 実施例4の変形例を示しており、照明光学系を含めて示した画像投写装置の構成図である。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
《実施例1》
図1は、画像投写装置の一部を成す投写光学系を示した図である。図1に示すように、この投写光学系10は、複数のレンズから成るレンズ群11と、レンズ光軸Lに沿ってレンズ群11の後方側に配置され平面ミラー12及び曲面ミラー13から成る反射ミラー14とを有している。また、レンズ光軸Lに沿ってレンズ群11の前方側には、光変調手段として画像表示素子15が配置されている。ここで、平面ミラー12は矩形状を成し、また曲面ミラー13は、回転対称な球面形状、回転対称な非球面形状、または回転非対称な自由曲面形状に形成されている。
画像表示素子15は、外部から与えられる画像信号に応じて画像(光学像)を表示する。そして、画像表示素子15は、図示していない照明光学系から照明光が照射され、その照明光が、画像表示素子15に表示された画像により2次元的に強度変調されてレンズ群11に入射する。その後、前記照明光は反射ミラー14(平面ミラー12及び曲面ミラー13)で反射される。すなわち、前記照明光は、その光路が平面ミラー12で折り返されて曲面ミラー13に入射し、さらに曲面ミラー13で反射される。曲面ミラー13で反射された照明光は、図示していないスクリーンに画像表示素子15の拡大像として投写される。
図2は、図1の投写光学系10が搭載された画像投写装置(プロジェクタ)20の概略構成を示している。図2においては、投写光学系10による結像光束Rがスクリーン21に照射され、スクリーン21上に拡大画像が表示されている。なお、反射ミラー14の曲面ミラー13とスクリーン21との間には、防塵ガラス22が配置されている。
図3は、画像表示素子15、レンズ群11、及び反射ミラー14がハウジング30内に配置された様子を示している。図3に示すように、レンズ群11は、小径部31Aと大径部31Bとを有する段付きのレンズ鏡胴31に収納され、このレンズ鏡胴31はレンズ光軸Lに沿ってハウジング30の略中央部に配置されている。ハウジング30のうち、レンズ鏡胴31の小径部31Aに近い側には画像表示素子15が配置されている。ハウジング30は、画像表示素子15が配置された部分30Aでは、レンズ鏡胴31が配置された部分30Bよりも、断面(レンズ光軸Lに垂直な断面)が小さく形成されている。
また、ハウジング30のうち、レンズ鏡胴31の大径部31Bに近い側には反射ミラー14が配置されている。ハウジング30は、反射ミラー14が配置された部分30Cでは、レンズ鏡胴31が配置された部分30Bよりも、断面(レンズ光軸Lに垂直な断面)が大きく形成されている。そして、反射ミラー14が配置された部分の先端面に防塵ガラス22が設けられ、当該部分30Cの内部に外部から塵埃等が侵入しないようになっている。
反射ミラー14のうち平面ミラー12は、その反射面がレンズ鏡胴31の大径部31Bの端面に向けて斜めに(レンズ光軸Lに対して略45度)に配置されている。平面ミラー12は反射角変更機構32を介してハウジング30に取り付けられている。本実施例では、図3に示すように、平面ミラー12が取り付けられた部分では、ハウジング30もレンズ鏡胴31の大径部31Bの端面に向けて斜めに形成されている。
反射ミラー14のうち曲面ミラー13は平面ミラー12の上方に配置され、その反射面が平面ミラー12に対向するようにハウジング30内に固定されている。本実施例では、曲面ミラー13は、その全体がレンズ鏡胴31よりも上方に位置するように配置されている。
図4は、反射角変更機構32の一例を示している。反射角変更機構32は、平面ミラー12の一側に設けられた調整ねじ41と、平面ミラー12とハウジング30との間に設けられ調整ねじ41が貫通するコイル状の調整バネ42と、平面ミラー12の他側縁部を固定する押さえバネ43とを有している。調整ねじ41は、平面ミラー12の一側に設けられたねじ穴12Aにねじ込まれ、調整ねじ41の下部先端はハウジング30の内面に回転自在に支持されている。調整バネ42は、その上端が平面ミラー12の底面に、下端がハウジング30の内面にそれぞれ当接し、平面ミラー12を常に上方へ付勢している。なお、本実施例では、調整ねじ41と調整バネ42はそれぞれ1つずつ設けられ、押さえバネ43は2つ設けられている。
そして、調整ねじ41を平面ミラー12のねじ穴12A周りに矢印A1方向に回転させると、平面ミラー12は、調整バネ42の付勢力に抗して、押さえバネ43で固定された他側縁部を中心に矢印B1方向に回動する。逆に、調整ねじ41を平面ミラー12のねじ穴12A周りに矢印A2方向に回転させると、平面ミラー12は、調整バネ42の付勢力によって、他側縁部を中心に矢印B2方向に回動する。これにより、平面ミラー12の反射角(傾き)を任意の角度に調整することができる。
なお、図4において、Z方向はレンズ光軸L(図1参照)に平行な方向を示しており、図3に示したハウジング30はZ方向に沿って配置されている。X方向はレンズ光軸Lに垂直な方向で、ハウジング30の幅方向に沿った方向である。また、Y方向はレンズ光軸Lに垂直な方向で、ハウジング30の上下方向を示している。
図5は、平面ミラー12の角度変更によって投写画像の位置が調整されることを説明している。図5において、点線は角度変更前の光線Rbを、実線は角度変更後の光線Raをそれぞれ示している。角度変更前の光線Rbのうち、最下部の光線をRb1、最上部の光線をRb2とし、また、角度変更後の光線Raのうち、最下部の光線をRa1、最上部の光線をRa2とする。図に示すように、平面ミラー12の角度を変更したとき、最下部の光線はRb1からRa1へ、最上部の光線はRb2からRa2へ移動するが、その移動量はスクリーン21上では異なっている。すなわち、最下部では光線の移動量(Ra1−Rb1)はm1となり、最上部では光線の移動量(Ra2−Rb2)はm2となり、最上部の移動量m2の方が最下部の移動量m1よりも大きい。そのため、特に、最上部近辺においてスクリーン21上での投写画像が歪んでしまう。本実施例では、このような投写画像の歪みを電気的に(ソフト的に)補正するようにしている。
本実施例では、平面ミラー12の角度を変更するための画像位置調整レバー71と、この画像位置調整レバー71の移動量を検出するレバー移動量センサ24とが設けられている。このレバー移動量センサ24は反射角変更量検出手段を構成している。また、制御部25が設けられ、この制御部25は、レバー移動量センサ24からの検出信号を取り込んで画像信号(画像表示素子15に入力される画像信号)を制御して、スクリーン21上における投写画像の歪みを電気的に補正する。
図6は、平面ミラー12の角度を変更(調整)したときに、投写画像の歪みを電気的に補正することを説明している。図において、実線、点線、及び破線は、それぞれスクリーン21上における投写画像を示している。また、図において、実線、点線、及び破線の各々について、上部は最上部の光線を、下部は最下部の光線を示している。
図6において、実線は平面ミラー12の角度を変更(調整)しなかった場合の投写画像であり、点線は平面ミラー12の角度を変更(調整)したときの投写画像である。平面ミラー12の角度を調整(変更)することによって、点線のように、特に最上部の光線が大きく移動して歪んでしまう。
本実施例では、投写画像を電気的に補正することで、破線で示すように、光線の最上部を含めて光線全体が大きく歪んでしまうのを回避している。なお、平面ミラー12の傾き角度に対する投写画像の歪み補正量は、制御部25(図5参照)内のメモリにあらかじめ蓄積されている。平面ミラーの傾斜角をレバー移動量センサ24(図5参照)で検出したとき、制御部25は、レバー移動量センサ24から取り込んだ検出信号とメモリに蓄積した歪み補正量とを比較する。そして、制御部25は、画像表示素子15に入力される画像信号に対して電気的な制御を行って、スクリーン21上の投写画像に歪みが生じないようにする。
平面ミラー12の角度を変更するには手動で行う。図7は、平面ミラー12の角度を手動で変更する画像投写装置(プロジェクタ)を示している。本実施例に係る画像投写装置20は、図7に示すように、その側面に、画像位置調整レバー71が設けられ、この画像位置調整レバー71を手動で操作するように構成されている。画像位置調整レバー71は、図には示してないがリンク機構や歯車機構を介して調整ねじ(図4参照)に接続されている。
そして、画像位置調整レバー71を矢印C1方向へ移動させると、図4に示したように、調整ねじ41が矢印A2方向へ回転されて、平面ミラー12が矢印B2方向に回動する。その結果、図7のようにスクリーン21上における投写画像(実線で示す)は全体が、矢印で示すように上方へ移動する。
逆に、画像位置調整レバー71を矢印C2方向へ移動させると、図4に示したように、調整ねじ41が矢印A1方向へ回転されて、平面ミラー12が矢印B1方向に回動する。その結果、図7のようにスクリーン21上における投写画像(点線で示す)は全体が、矢印とは逆方向の下方へ移動する。
図8は、平面ミラー12の角度を変更したとき、投写画像の歪みを自動で補正するよう構成された画像投写装置のブロック図である。歪み補正回路81には常に画像信号が入力されている。そして、ミラー移動機構(図7の画像位置調整レバー71等)82を操作すると、その操作量(図7において、画像位置調整レバー71の矢印C1方向又は矢印C2方向への移動量)が該ミラー移動機構82内のセンサ(図5のレバー移動量センサ24)で検出される。そして、ミラー移動機構82は、画像位置調整レバー71の操作量を、ミラー移動量として歪み補正回路81に出力し、歪み補正回路81は当該ミラー移動量の信号を入力する。なお、歪み補正回路81は、図5の制御部25内に設けられている。
歪み補正回路81においては、ミラー移動機構82からのミラー移動量の信号に基づいて、スクリーン21上に投写される画像信号の歪みが電気的に補正され、その補正後の画像信号が画像表示素子15へ送られて、画像表示素子15に表示される。画像表示素子15に表示された補正後の画像は、投写光学系10を介してスクリーン21上に拡大投写される。
なお、歪み補正回路81には、ミラー移動量に対応させて投写画像の歪み補正量があらかじめメモリに蓄積されている。そして、ミラー移動機構82からミラー移動量が入力されたとき、歪み補正回路81は、当該入力データとメモリ内のデータとを比較し、投写画像について最適な歪み補正が行えるように構成されている。
図9は、平面ミラー12の角度を変更したとき、投写画像の歪みの補正量を手動で入力するよう構成された画像投写装置のブロック図である。歪み補正回路81には常に画像信号が入力されている。そして、ミラー移動機構(図7の画像位置調整レバー71)82を操作するともに、その操作量(図7において、画像位置調整レバー71の矢印C1方向又は矢印C2方向への移動量)に応じて、投写画像の歪み補正量を操作部83から手動で入力する。操作部83は、歪み補正量を歪み補正回路81に出力し、歪み補正回路81は当該歪み補正量の信号を入力する。なお、投写画像の歪み補正量を操作部83に入力する際に、リモコンを介して入力操作を行うようにしてもよい。
歪み補正回路81においては、操作部83からの歪み補正量の信号に基づいて、スクリーン21上に投写される画像信号の歪みが電気的に補正され、その補正後の画像信号が画像表示素子15へ送られて、画像表示素子15に表示される。画像表示素子15に表示された補正後の画像は、投写光学系10を介してスクリーン21上に拡大投写される。
本実施例によれば、歪み補正回路81は、平面ミラー12の反射角が変更された場合に、スクリーン21上に投写される画像の歪みを電気的に補正することにより、短投写の画像投写装置において、簡単な構成で投写高さを容易に調整することができる。
特に、平面ミラー12の角度を変更すると、平面ミラー12からスクリーン21までの光路長が画像位置によって変わり、投写画像に歪みが発生してしまう。本実施例によれば、投写画像の歪みを電気的に補正することで、短投写の画像投写装置においても投写画像の位置を調整することができる。
また、本実施例によれば、曲面ミラー13ではなく平面ミラー12の角度を変更するようにしているので、平面ミラー12が回動して反射角が変化したときに、光学特性の劣化を抑えることができる。
なお、画像位置調整レバー71の移動量を検出する場合、レバー移動量センサ24の代わりに、曲面ミラー13の所定位置での反射光や防塵ガラス22の所定位置での透過光を検出する光量センサを設けてもよい。また、スクリーン21上の画像位置を直接検出するカメラを設けてもよい。
また、本実施例では、平面ミラー12のみ傾斜する構成であったが、平面ミラー12及び曲面ミラー13の双方が同時に傾斜できるように構成してもよい。このように構成すれば、1枚の平面ミラー12の角度調整方式とくらべて、投写画像の劣化をより一層抑えることができる。
《実施例2》
図10は実施例2を示している。本実施例では、反射角変更機構32で平面ミラー12の角度を変更する際に、レンズ群11のフォーカス機構(例えば、レンズ31C)も同時にレンズ光軸Lに沿って移動させるようにしている。スクリーン21上の投写画像の位置を変えることによって、光路長が変化してピントずれを起こす可能性がある。
そこで、本実施例では、画像位置調整レバー71をレンズ31Cに連結し、画像位置調整レバー71が操作されたとき、その操作力がレンズ31Cにも伝達され、平面ミラー12の角度変更に連動させてレンズ31Cをレンズ光軸L上で移動させる。
本実施例によれば、レンズ31Cをレンズ光軸L上で移動させるフォーカス調整を行うことで、スクリーン21上の投写画像の位置を変えてもフォーカスが変わらず、高品質な投写画像を得ることができる。
《実施例3》
図11は実施例3を示している。本実施例では、反射ミラー14として1枚の曲面ミラー91が設けられている。この曲面ミラー91はD1,D2方向へ傾斜自在となっている。
曲面ミラー91はD1,D2方向へ傾斜させるための反射角変更機構等は、実施例1の場合と同様である。そして、例えば、曲面ミラー91を矢印D1方向へ傾けると、結像光束Rは実線で示す位置を通り、曲面ミラー91を矢印D2方向へ傾けると、結像光束Rは破線で示す位置を通る。これにより、スクリーン21上での投写画像の位置を移動させることができる。
本実施例によれば、反射ミラー14として1枚の曲面ミラー91が設けられているだけなので、画像投写装置全体の構成をコンパクトにすることができる。
なお、曲面ミラー91の代わりに平面ミラーを設けてもよい。
《実施例4》
実施例1〜3においては、画像表示素子15に照明光を投射する照明光学系については説明していなかった。本実施例においては、照明光学系を搭載した画像投写装置について説明する。高効率な照明効率を得られるように、通常は照明光学系を搭載している。
本実施例による画像投写装置には、図11に示すように、画像表示素子15に照明光を照射するための照明光学系100が設けられている。照明光学系100と投写光学系10との間には、偏光分離手段101が設けられている。
照明光学系100は、光源102、光源102近傍のリフレクタ103、リレーレンズ104,105、リフレクタ103で反射されて指向性を持った光束の照度を均一化するインテグレータ光学系といわれる照度均一化手段106等を含んでいる。そして、照明光学系100から画像表示素子15に対して照明光が照射され、画像表示素子15には均一な照明分布が得られるようになっている。
光源102としては、ハロゲンランプ、キセノンランプ、メタルハライドランプ、超高圧水銀ランプ、LED等が用いられる。なお、リフレクタ103は、光源102と一体となった構成でもよい。
リレーレンズ105と偏光分離手段101との間には、カラーホイール107が設けられている。このカラーホイール107は照明光をカラー化する。カラーホイール107に同期させて画像表示素子15の画像をコントロールすることにより、スクリーン21上にカラー画像を投写することができる。なお、108は偏光変換素子である。
画像表示素子15として反射型タイプの液晶画像表示素子を用いる場合は、照明光路と投射光路を分離する偏光分離手段101を用いることで、より効率のよい照明が可能となる。また、画像表示素子15としてDMDパネルを用いる場合は、全反射プリズムを使った光路分離等が採用される。このように、画像表示素子15の種類に応じて適切な光学系が採用される。
図13は、赤、緑、青等の複数枚のカラーフィルタを透過した照明光を当てて、色合成手段110により合成された光を投写光学系10に入射させる場合の一例を示している。図13において、111,112は色分離手段である。また、画像表示素子15A,15B,15Cに対応して、それぞれ偏光分離手段113,114,115が設けられ、これら偏光分離手段113,114,115は、色合成手段110に接続されている。色合成手段110で合成された照明光は投写光学系10を介してスクリーン21上に投写される。なお、116はミラーである。
本実施例における照明光学系100を搭載したことにより、高効率な照明効率を得ることができる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、上記各実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであり、本発明は上記各実施例の構成にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれることは勿論である。
例えば、反射ミラー14として、平面ミラー12と曲面ミラー13から成る場合(実施例1)と、曲面ミラー91から成る場合(実施例3)を挙げたが、ミラーの数は1枚や2枚に限らず、3枚以上あってもよい。この場合は、1枚又は複数枚のミラーの傾斜角を調整するようにする。
10 投写光学系
11 レンズ群
12 平面ミラー
13 曲面ミラー
14 反射ミラー
15 画像表示素子(光変調手段)
20 画像投写装置
21 スクリーン
22 防塵ガラス
24 レバー移動量センサ(反射角変更量検出手段)
25 制御部(画像歪み補正手段)
30 ハウジング
31 レンズ鏡胴
32 反射角変更機構
41 調整ねじ
42 調整バネ
43 押さえバネ
71 画像位置調整レバー
81 歪み補正回路
82 ミラー移動機構
83 操作部
91 曲面ミラー
100 照明光学系
L レンズ光軸(光軸)
R 結像光束
特開2011‐242606号公報 特開2011―253023号公報 特開平10−111533号公報

Claims (8)

  1. 光源からの光が入射され、画像信号に基づき変調された光学像を出射する光変調手段と、
    前記光変調手段から出射された光学像をスクリーンに拡大投写する投写光学系とを備え、
    前記投写光学系は、光軸に沿って、レンズ群と、該レンズ群の後方に配置された反射ミラーとを含む画像投写装置であって、
    前記スクリーンに投射された画像の位置を調整するために前記反射ミラーの反射角を変更する反射角変更機構と、
    前記反射角変更機構によって前記反射ミラーの反射角が変更された場合に、前記画像信号を制御して前記スクリーン上における投写画像の歪みを電気的に補正する画像歪み補正手段と、を備えたことを特徴とする画像投写装置。
  2. 前記反射角変更機構における反射角の変更量を検出する反射角変更量検出手段が設けられ、
    前記画像歪み補正手段は、前記反射角変更量検出手段の検出結果に基づいて、前記投写画像の歪みを電気的に補正する歪み補正回路を有することを特徴とする請求項1に記載の画像投写装置。
  3. 前記画像歪み補正手段は、前記反射角変更機構で前記反射ミラーの反射角が変更されたとき、その変更量に応じて前記レンズ群を移動させ、前記スクリーン上に投写される画像のピント合わせを行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像投写装置。
  4. 前記反射ミラーは平面ミラーを含み、
    前記平面ミラーに前記反射角変更機構を接続したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像投写装置。
  5. 前記反射ミラーは、前記平面ミラーに加えて曲面ミラーを有することを特徴とする請求項4に記載の画像投写装置。
  6. 前記反射ミラーは曲面ミラーを含み、
    前記曲面ミラーに前記反射角変更機構を接続したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像投写装置。
  7. 前記反射ミラーは、前記曲面ミラーに加えて平面ミラーを有することを特徴とする請求項6に記載の画像投写装置。
  8. 前記反射ミラーは平面ミラーと曲面ミラーを含み、
    前記平面ミラー及び前記曲面ミラーに前記反射角変更機構を接続したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像投写装置。
JP2014024481A 2014-02-12 2014-02-12 画像投写装置 Pending JP2015152686A (ja)

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