JP2015152135A - クラッチレリーズアーム及びクラッチ装置 - Google Patents

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尚輝 杉本
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Abstract

【課題】クラッチレリーズアームのクラッチレリーズシャフトへの固定作業を簡略化し、コスト低減を可能とする。
【解決手段】クラッチレリーズシャフト5が挿入される第1孔部11からクラッチレリーズアーム7の長手方向一端部を第1孔部11の軸方向に分割するスリット部12を形成することで、その両側に締付部13を形成する。また、第1孔部11の軸線と交差する方向に軸線を有し、第1孔部11の軸線と交差する方向に長孔状な第2孔部14を、一対の締付部13に貫通形成する。また、一対の座面15を一対の締付部13の両外側に形成し、それらよりも長手方向一端部側に一対の座面15の夫々から次第に遠ざかるように斜めにテーパ部16を形成する。そして、一対のテーパ部16の一方にナット座面が接触するようにナット17を配置し、一対のテーパ部16の他方にボルト座面が接触する状態で第2孔部14に挿入されたボルト18をナット17に締付ける。
【選択図】図8

Description

本発明は、クラッチレリーズアーム及びクラッチ装置に関し、特にクラッチレリーズシャフトにクラッチレリーズアームを固定し、そのクラッチレリーズアームにクラッチケーブルを連結するクラッチ装置に好適なものである。
このようなクラッチレリーズアーム及びクラッチ装置としては、例えば下記特許文献1に記載されるものがある。このクラッチレリーズアーム及びクラッチ装置では、クラッチレリーズアームとクラッチケーブルの連結部分において、クラッチケーブルの接続ボルトに調整用ナットが螺合されている状態で筒状のロック部材を接続用ボルトに外装してロック部材の当接部を調整用ナットに当接させる。すると、筒状のロック部材の内周部に形成された係合爪が接続用ボルトの雄ねじ部に係合され、ロック部材の引き抜き方向への移動が規制される。また、筒状のロック部材からはクラッチレリーズアーム側に向けて一対の腕状部材が突設されており、この腕状部材がクラッチレリーズアームに係合してロック部材の回転を規制すると共に、一対の腕状部材の隙間から調整用ナットを回転させることができる。そのため、調整用ナットによるクラッチケーブルの張力調整、所謂遊び調整が容易で且つ調整が終了した状態に容易に保持することができるとしている。
特開2003−166520号公報
ところで、前記特許文献1にはクラッチレリーズアームのクラッチレリーズシャフトへの固定に関する記載はない。前記特許文献1にもあるように、クラッチレリーズアームの長手方向一端部にはクラッチレリーズシャフトを挿入するための第1孔部が形成され、クラッチケーブルはクラッチレリーズアームの長手方向他端部に連結される。クラッチレリーズアームの長手方向一端部には、当該クラッチレリーズアームを第1孔部の軸方向に分割するスリット部が第1孔部から長手方向一端部の端まで形成され、このスリット部を挟んで一対の締付部が形成されている。この一対の締付部を貫通するように第1孔部の軸線と交差する方向に第2孔部が形成されている。一方、クラッチレリーズシャフトの軸方向端部外周には環状溝が形成されている。
そこで、クラッチレリーズアームの第1孔部にクラッチレリーズシャフトの軸方向端部を挿入し、第2孔部にボルトを挿入するとボルトの軸部がクラッチレリーズシャフトの環状溝に係合する。その状態で、ボルトにナットを螺合して締付けると、締付部によってクラッチレリーズシャフトが締付けられ、クラッチレリーズシャフトにクラッチレリーズアームが固定される。なお、第1孔部の内周とクラッチレリーズシャフトの軸方向端部外周にはスプラインやセレーションが形成されている場合もある。この作業には、第2孔部にボルトを差し込む必要と、そのボルトにナットを螺合する必要があり、その分だけ、手間がかかり、コスト高の原因となる。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、クラッチレリーズアームのクラッチレリーズシャフトへの固定作業を簡略化し、コスト低減を可能とするクラッチレリーズアーム及びクラッチ装置を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の態様は、クラッチレリーズシャフトに固定されてクラッチケーブルを連結するクラッチレリーズアームであって、長手方向一端部に形成され、前記クラッチレリーズシャフトが挿入される第1孔部と、前記第1孔部の軸線と交差する方向に向けて前記長手方向一端部を分割するように前記第1孔部から前記長手方向一端部の端まで延在するスリット部と、前記スリット部を挟んで互いに対向するように形成され、前記第1孔部に挿入された前記クラッチレリーズシャフトの軸方向端部を締付ける一対の締付部と、前記一対の締付部を貫通して形成され、前記第1孔部の軸線と交差する方向に軸線が設定され、前記スリット部の延在方向と交差し且つ前記第1孔部の軸線と交差する方向に長孔状な第2孔部と、前記一対の締付部の両外側で前記長手方向と交差する方向の両端部に互いに平行に形成された一対の座面と、前記一対の座面よりも前記長手方向一端部側に形成され、前記一対の座面の夫々から次第に遠ざかるように斜めに形成された一対のテーパ部と、前記一対のテーパ部の一方にナット座面が接触するように配置されたナットと、前記第1孔部に前記クラッチレリーズシャフトが挿入された状態で前記クラッチレリーズシャフトの軸方向端部外周に形成された環状溝に軸部が係合し、前記第2孔部に挿入された状態で前記ナットに螺合され、前記一対のテーパ部の他方にボルト座面が接触する状態で前記ナットに締付けられたボルトとを備えたことを特徴とする。
本発明の第2の態様は、前記第2孔部は金属板を厚さ方向に折り曲げ加工して形成され、前記一対の座面及び一対のテーパ部を前記金属板の輪郭線で形成することが好ましい。
本発明の第3の態様は、前記第1又は第2の態様のクラッチレリーズアームを用い、前記ナットのナット座面及び前記ボルトのボルト座面が夫々前記一対のテーパ部の夫々に接触している状態で前記第1孔部に前記クラッチレリーズシャフトを挿入し、前記ボルト及び前記ナットを更に締付けて前記ボルトのボルト座面及び前記ナットのナット座面の夫々を前記一対のテーパ部の夫々のテーパ面に沿って滑らせ、前記ボルトのボルト座面及び前記ナットのナット座面の夫々で前記一対の座面の夫々を押圧して前記一対の締付部で前記クラッチレリーズシャフトの軸方向端部を締付け、前記ボルトの軸部を前記環状溝に係合することで前記クラッチレリーズアームを前記クラッチレリーズシャフトに固定することが好ましい。
このように、前記の第1の態様によれば、クラッチレリーズシャフトに固定されてクラッチケーブルを連結するクラッチレリーズアームにあって、クラッチレリーズシャフトが挿入される第1孔部を長手方向一端部に形成する。また、第1孔部の軸線と交差する方向に向けて長手方向一端部を分割するように第1孔部から長手方向一端部の端までスリット部を形成する。また、第1孔部に挿入されたクラッチレリーズシャフトの軸方向端部を締付ける一対の締付部を、スリット部を挟んで対向するように形成する。また、第1孔部の軸線と交差する方向に軸線が設定され、スリット部の延在方向と交差し且つ第1孔部の軸線と交差する方向に長孔状な第2孔部を、一対の締付部を貫通して形成する。また、一対の座面を、一対の締付部の両外側で長手方向と交差する方向の両端部に互いに平行に形成する。また、一対の座面の夫々から次第に遠ざかるように斜めに形成された一対のテーパ部を、一対の座面よりも長手方向一端部側に形成する。また、一対のテーパ部の一方にナット座面が接触するようにナットを配置する。そして、第1孔部にクラッチレリーズシャフトが挿入された状態でクラッチレリーズシャフトの軸方向端部外周に形成された環状溝に軸部が係合し且つ第2孔部に挿入された状態でナットに螺合されるボルトを、一対のテーパ部の他方にボルト座面が接触する状態でナットに締付ける。従って、ボルトとナットは、予め一対のテーパ部に接触する状態であるから、第1孔部にクラッチレリーズシャフトを挿入してボルトとナットを締付ける際、ボルトを第2孔部に挿入したり、ボルトにナットを螺合したりする必要がなく、その分だけ、作業が簡略化し、コストを低減することが可能となる。
また、前記の第2の態様によれば、金属板を厚さ方向に折り曲げ加工して第2孔部を形成し、一対の座面及び一対のテーパ部を金属板の輪郭線で形成する。このため、第2孔部や一対の座面、一対のテーパ部を加工によって形成する必要がなく、その分だけ、コストの低減が可能となる。
また、前記の第3の態様によれば、ナットのナット座面及びボルトのボルト座面が夫々一対のテーパ部の夫々に接触している状態で第1孔部にクラッチレリーズシャフトを挿入し、ボルト及びナットを更に締付けてボルトのボルト座面及びナットのナット座面の夫々を一対のテーパ部の夫々のテーパ面に沿って滑らせる。そして、ボルトのボルト座面及びナットのナット座面の夫々で一対の座面の夫々を押圧して一対の締付部でクラッチレリーズシャフトの軸方向端部を締付け、ボルトの軸部を環状溝に係合することでクラッチレリーズアームをクラッチレリーズシャフトに固定する。従って、クラッチレリーズアームのクラッチレリーズシャフトへの固定作業が簡略化し、コストを低減することが可能となる。
図1は、本発明のクラッチレリーズアーム及びクラッチ装置の一実施形態を示す変速機の正面図である。 図2は、図1の変速機の平面図である。 図3は、図1の変速機に用いられているクラッチレリーズアームの組付完了状態における平面図である。 図4は、図3のクラッチレリーズアームの側面図である。 図5は、図3のクラッチレリーズアームの部品単体状態における拡大平面図である。 図6は、図5のクラッチレリーズアームの側面図である。 図7は、図5のクラッチレリーズアームの展開図である。 図8は、図5のクラッチレリーズアームにクラッチレリーズシャフトを挿入した状態の拡大平面図である。 図9は、図8のクラッチレリーズアームの側面図である。 図10は、図8のクラッチレリーズアームをクラッチレリーズシャフトに固定した状態の拡大平面図である。 図11は、図10のクラッチレリーズアームの側面図である。
次に、本発明に係るクラッチレリーズアーム及びクラッチ装置の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態のクラッチレリーズアーム及びクラッチ装置が適用された変速機の正面図、図2は、図1の変速機の平面図である。本実施形態の変速機1は手動変速機であり、車両前方のエンジンルーム内においてクランク軸の軸線が車両幅方向に向いている横置きエンジンと連結されている。変速機1は、ベルハウジングとも呼ばれるクラッチハウジング2の部分でエンジンに連結されており、このクラッチハウジング2の内部に摩擦要素、所謂クラッチプレートが収納される。なお、変速機1の外殻を構成する変速機ケース3には、内部の変速ギヤの変速を行うシフトタワー4などが取付けられている。
このクラッチプレートを離間させるためのクラッチレリーズシャフト5がクラッチハウジング2から外部に突出している。このクラッチレリーズシャフト5にクラッチケーブル6を連結して回転操作することでクラッチプレートが離間される。このクラッチレリーズシャフト5を回転操作するために、クラッチレリーズシャフト5にはクラッチレリーズアーム7の長手方向一端部が固定され、そのクラッチレリーズアーム7の長手方向他端部にクラッチケーブル6が連結される。図3は、図1の変速機に用いられているクラッチレリーズアームの平面図、図4は、図3のクラッチレリーズアームの側面図である。そのため、クラッチレリーズアーム7の長手方向他端部には、クラッチケーブル6を連結するためのクラッチケーブル連結部9が形成されている。このクラッチレリーズアーム7とクラッチケーブル6の連結構造には、例えば前述した特許文献1のような構成が用いられる。なお、図中の符号8は、クラッチケーブル6を支持するために変速機ケース3に取付けられたブラケットである。
図5は、図3のクラッチレリーズアームの部品単体状態における拡大平面図、図6は、図5のクラッチレリーズアームの側面図、図7は、図5のクラッチレリーズアームの展開図、図8は、図5のクラッチレリーズアームにクラッチレリーズシャフトを挿入した状態の拡大平面図、図9は、図8のクラッチレリーズアームの側面図である。本実施形態のクラッチレリーズアーム7は、例えば図7に示すような金属板10を例えば図の一点鎖線の位置で厚さ方向に折り曲げて形成され、例えば図5、図6の状態で部品単体として完成している。なお、図7に一点鎖線で示す折り曲げ部に後述する第2孔部が形成される。
本実施形態のクラッチレリーズアーム7はアーム部材であるので、予め設定された方向、例えば図3の左右方向に延在する(長手である)。本実施形態では、前述のようにクラッチレリーズアーム7の長手方向一端部がクラッチレリーズシャフト5に固定され、クラッチレリーズアーム7の長手方向他端部にクラッチケーブル6が連結される。そのため、クラッチレリーズアーム7の長手方向一端部にはクラッチレリーズシャフト5の軸方向端部を挿入するための第1孔部11が形成されている。この第1孔部11は、軸線が金属板10からなるクラッチレリーズアーム7の厚さ(板厚)方向に設定され、厚さ(板厚)方向に貫通している。なお、クラッチレリーズシャフト5の軸方向端部外周には環状溝19が形成されている。
この第1孔部11には、当該第1孔部11からクラッチレリーズアーム7の長手方向一端部の端までスリット部12が形成されている。このスリット部12は、第1孔部11の軸線と交差する方向に向けて延在し、その結果、クラッチレリーズアーム7の長手方向一端部を第1孔部11の軸方向に分割している。そして、その結果、スリット部12を挟んだ両側には一対の締付部13が対向するように形成されている。この締付部13は、後述するように、第1孔部11に挿入されたクラッチレリーズシャフト5の軸方向端部を締付けるためのものである。
一方、金属板10の折り曲げ部には、折り曲げられた金属板10同士の間に長孔状の第2孔部14が形成される。この第2孔部14は、第1孔部11の軸線と交差する方向に軸線を有し、スリット部12の延在方向と交差し且つ第1孔部11の軸線と交差する方向に長孔状である。そして、金属板10の折り曲げ部に形成される第2孔部14は一対の締付部13を貫通して形成される。また、金属板10の折り曲げ部には、金属板10の輪郭線からなる一対の座面15が互いに平行に形成される。この一対の座面15は、一対の締付部13の両外側で、クラッチレリーズアーム7の長手方向と交差する方向の両端部に互いに平行に形成される。
更に、本実施形態では、金属板10の折り曲げ箇所及びその近傍、つまり前記一対の座面15よりもクラッチレリーズアーム7の長手方向一端部側に一対のテーパ部16を形成している。この一対のテーパ部16は、夫々、一対の座面15の夫々から次第に遠ざかるように斜めに形成されている。そして、一対のテーパ部16の一方、図5、図8では図示下方のテーパ部16にナット座面が接触するようにナット17を配置する。一方、第2孔部14にボルト18の軸部を挿入し、その雄ねじ部をナット17に螺合し、ボルト18のボルト座面が一対のテーパ部16の他方、図5、図8では図示上方のテーパ部16に接触する状態でボルト18をナット17に締付ける。このボルト18は、第1孔部11にクラッチレリーズシャフト5が挿入された状態でクラッチレリーズシャフト5の環状溝19に軸部が係合する。
このクラッチレリーズアーム7では、ボルト18とナット17が一対のテーパ部16に接触する状態で締付けられている。この状態では、例えば図8に示すように、ボルト18の軸部は第1孔部11と重なっていないので、そのまま第1孔部11にクラッチレリーズシャフト5を挿入することが可能である。そして、その状態からボルト18及びナット17を更に締付けると、ボルト18のボルト座面及びナット17のナット座面の夫々が一対のテーパ部16の夫々のテーパ面に沿って滑り、次第にボルト18のボルト座面及びナット17のナット座面の夫々は一対の座面15の夫々に接近する。
図10は、図8のクラッチレリーズアームをクラッチレリーズシャフトに固定した状態の拡大平面図、図11は、図10のクラッチレリーズアームの側面図である。ボルト18及びナット17を更に締付けると、ボルト18のボルト座面及びナット17のナット座面の夫々が一対の座面15の夫々に移動する。そのため、ボルト18のボルト座面及びナット17のナット座面の夫々で一対の座面15の夫々を押圧し、これにより一対の締付部13がクラッチレリーズシャフト5の軸方向端部を締付ける。このとき、ボルト18の軸部がクラッチレリーズシャフト5の環状溝に係合することにより、クラッチレリーズアーム7がクラッチレリーズシャフト5に固定される。
このように本実施形態のクラッチレリーズアーム及びクラッチ装置では、クラッチレリーズシャフト5に固定されてクラッチケーブル6を連結するクラッチレリーズアーム7にあって、クラッチレリーズシャフト5が挿入される第1孔部11を長手方向一端部に形成する。また、第1孔部11の軸線と交差する方向に向けて長手方向一端部を分割するように第1孔部11から長手方向一端部の端までスリット部12を形成する。また、第1孔部11に挿入されたクラッチレリーズシャフト5の軸方向端部を締付ける一対の締付部13を、スリット部12を挟んで対向するように形成する。また、第1孔部11の軸線と交差する方向に軸線が設定され、スリット部12の延在方向と交差し且つ第1孔部11の軸線と交差する方向に長孔状な第2孔部14を、一対の締付部13を貫通して形成する。また、一対の座面15を、一対の締付部13の両外側で長手方向と交差する方向の両端部に互いに平行に形成する。また、一対の座面15の夫々から次第に遠ざかるように斜めに形成された一対のテーパ部16を、一対の座面15よりも長手方向一端部側に形成する。また、一対のテーパ部16の一方にナット座面が接触するようにナット17を配置する。そして、第1孔部11にクラッチレリーズシャフト5が挿入された状態でクラッチレリーズシャフト5の軸方向端部外周に形成された環状溝19に軸部が係合し且つ第2孔部14に挿入された状態でナット17に螺合されるボルト18を、一対のテーパ部16の他方にボルト座面が接触する状態でナット17に締付ける。従って、ボルト18とナット17は、予め一対のテーパ部16に接触する状態であるから、第1孔部11にクラッチレリーズシャフト5を挿入してボルト18とナット17を締付ける際、ボルト18を第2孔部14に挿入したり、ボルト18にナット17を螺合したりする必要がなく、その分だけ、作業が簡略化し、コストを低減することが可能となる。
また、金属板10を厚さ方向に折り曲げ加工して第2孔部14を形成し、一対の座面15及び一対のテーパ部16を金属板10の輪郭線で形成する。このため、第2孔部14や一対の座面15、一対のテーパ部16を加工によって形成する必要がなく、その分だけ、コストの低減が可能となる。
また、ナット17のナット座面及びボルト18のボルト座面が夫々一対のテーパ部16の夫々に接触している状態で第1孔部11にクラッチレリーズシャフト5を挿入し、ボルト18及びナット17を更に締付けてボルト18のボルト座面及びナット17のナット座面の夫々を一対のテーパ部16の夫々のテーパ面に沿って滑らせる。そして、ボルト18のボルト座面及びナット17のナット座面の夫々で一対の座面15の夫々を押圧して一対の締付部13でクラッチレリーズシャフト5の軸方向端部を締付け、ボルト18の軸部を環状溝19に係合することでクラッチレリーズアーム7をクラッチレリーズシャフト5に固定する。従って、クラッチレリーズアーム7のクラッチレリーズシャフト5への固定作業が簡略化し、コストを低減することが可能となる。
以上、本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられ得ることは明白である。全てのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 変速機
2 クラッチハウジング
3 変速機ケース
4 シフトタワー
5 クラッチレリーズシャフト
6 クラッチケーブル
7 クラッチレリーズアーム
8 ブラケット
9 クラッチケーブル連結部
10 金属板
11 第1孔部
12 スリット部
13 締付部
14 第2孔部
15 座面
16 テーパ部
17 ナット
18 ボルト
19 環状溝

Claims (3)

  1. クラッチレリーズシャフトに固定されてクラッチケーブルを連結するクラッチレリーズアームであって、
    長手方向一端部に形成され、前記クラッチレリーズシャフトが挿入される第1孔部と、
    前記第1孔部の軸線と交差する方向に向けて前記長手方向一端部を分割するように前記第1孔部から前記長手方向一端部の端まで延在するスリット部と、
    前記スリット部を挟んで互いに対向するように形成され、前記第1孔部に挿入された前記クラッチレリーズシャフトの軸方向端部を締付ける一対の締付部と、
    前記一対の締付部を貫通して形成され、前記第1孔部の軸線と交差する方向に軸線が設定され、前記スリット部の延在方向と交差し且つ前記第1孔部の軸線と交差する方向に長孔状な第2孔部と、
    前記一対の締付部の両外側で前記長手方向と交差する方向の両端部に互いに平行に形成された一対の座面と、
    前記一対の座面よりも前記長手方向一端部側に形成され、前記一対の座面の夫々から次第に遠ざかるように斜めに形成された一対のテーパ部と、
    前記一対のテーパ部の一方にナット座面が接触するように配置されたナットと、
    前記第1孔部に前記クラッチレリーズシャフトが挿入された状態で前記クラッチレリーズシャフトの軸方向端部外周に形成された環状溝に軸部が係合し、前記第2孔部に挿入された状態で前記ナットに螺合され、前記一対のテーパ部の他方にボルト座面が接触する状態で前記ナットに締付けられたボルトと
    を備えたことを特徴とするクラッチレリーズアーム。
  2. 前記第2孔部は金属板を厚さ方向に折り曲げ加工して形成され、
    前記一対の座面及び一対のテーパ部が前記金属板の輪郭線で形成した
    ことを特徴とする請求項1に記載のクラッチレリーズアーム。
  3. 前記請求項1又は請求項2に記載のクラッチレリーズアームを用い、
    前記ナットのナット座面及び前記ボルトのボルト座面が夫々前記一対のテーパ部の夫々に接触している状態で前記第1孔部に前記クラッチレリーズシャフトを挿入し、
    前記ボルト及び前記ナットを更に締付けて前記ボルトのボルト座面及び前記ナットのナット座面の夫々を前記一対のテーパ部の夫々のテーパ面に沿って滑らせ、
    前記ボルトのボルト座面及び前記ナットのナット座面の夫々で前記一対の座面の夫々を押圧して前記一対の締付部で前記クラッチレリーズシャフトの軸方向端部を締付け、
    前記ボルトの軸部を前記環状溝に係合することで前記クラッチレリーズアームを前記クラッチレリーズシャフトに固定したことを特徴とするクラッチ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102343172B1 (ko) * 2021-01-22 2021-12-28 주식회사 넥스파시스템 일체형 축 링크 및 이를 포함하는 회전 구조

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