JP2015152048A - 軸受装置及び軸受装置の製造方法 - Google Patents

軸受装置及び軸受装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】軸受と固定プレートの偏心や傾き等で、固定プレートの係止突起部と軸受の外輪とのかかり代が少なくなったときでも、少なくとも係止突起部の中央部ではしっかりかかっていることにより、外力発生時に係止突起部が欠けてしまうのを防ぐことができる軸受装置及び軸受装置の製造方法を提供する。
【解決手段】軸受装置9は、内輪1と外輪2との間に複数の転動体3が配設された転がり軸受4と、転がり軸受4をハウジングに固定すべく、転がり軸受4の外輪2の外周面に嵌合される円形穴部10を有する固定プレート5と、を備える。外輪2の軸方向の外周部には、係止溝8が形成され、固定プレート5の内周部には、複数の切り欠き部11が設けられるとともに、各切り欠き部には、径方向内側にそれぞれ突出し、係止溝8に係止される係止突起部6が形成され、係止突起部6の内径側先端部13は、ストレート形状である。
【選択図】図1

Description

本発明は、軸受装置及び軸受装置の製造方法に関し、例えば、トランスミッション、デファレンシャル、トランスファー等の動力伝達装置におけるギヤなどの回転支持部に用いられる軸受装置及び軸受装置の製造方法に関する。
従来この種の軸受装置としては、例えば、図12に示すように、内輪1と外輪2との間に複数の転動体3が配設された転がり軸受4と、該転がり軸受4の外輪2の軸方向端面に当接して転がり軸受4をハウジングHに固定する固定プレート5と、を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、自動車の小型化と共にトランスミッションの小型化が要請されており、このような要請に応える軸受装置として、特許文献2の軸受装置が知られている。特許文献2では、図13に示すように、転がり軸受4の外輪2の外周面の軸方向端部に小径段部7を設け、該小径段部7に固定プレート5の円形穴部10を嵌合固定したものが知られている。
この軸受装置では、外輪2の小径段部7に固定プレート5を外挿した後、固定プレート5の円形穴部10の周縁部分の肉を潰し加工により径方向内側に突出させ、係止突起部6を形成し、小径段部7に形成された係止溝8に係止させている。
この軸受装置によれば、外輪2の軸方向端面に固定プレート5を当接させる場合(図12)に比べて軸方向の寸法を短くすることができ、トランスミッションの小型化を図ることができる。
また、従来のプレス成形方法として、例えば、図14に示すように、電刷子成形体101の摺動面102を突起化する代わりに、該摺動面102を整流子面に略外接するよう凹面状にすることが知られている。(例えば、特許文献3参照)
特開2004−028123号公報 独国特許出願公開102004031830号明細書 特開2003−100411号公報
ところで、抜け止め用の係止突起部には、固定プレートと外輪との相対回転を許容しつつ、安定した組み付け状態を維持することが求められる。抜け止め用の係止突起部は、固定プレートと外輪の間で径方向・軸方向それぞれにクリアランスをもっているため、軸方向に分離する分には抜け止めとして機能していても、該係止突起部は、固定プレートと外輪の間の偏心や傾きによって支えている部分が角部になり、該角部が欠けるおそれがある。
その対策として、係止突起部の強度を確保するために、係止突起部のボリュームを上げればよいのだが、係止突起部のボリュームが上がり過ぎると、外輪の小径段部の外径面と干渉し、相対回転が阻害されてしまう。したがって、実際、小径段部の外径面との干渉を避けつつ、小径段部の係止溝に収まるようなボリュームに調整せねばならず、相手側の形状(ここでいう軸受外輪の小径段部の形状)によって必然的に限られた範囲に収まる。
また、そもそも、係止突起部の数をもっと増やせば、傾きや抜けを抑制する効果が得られ、要求される係止突起部の強度も低く抑えることができるが、固定プレートの形状はトランスミッション内の部品を避けて設けられるため、必ずしも係止突起部の数を多く設けられるほどの十分なスペースがあるプレート形状にできるとは限らない。例えば、4つの係止突起部を設けたくても、スペース上3つしか係止突起部が打てないというケースも想定される。また、製造面では、プレス機の能力上、これ以上の係止突起部の数ができない、また、金型費のコストダウンという観点でも係止突起部の数は少ないほうが良い。
特許文献2の軸受装置では、抜け止め用の係止突起部をプレス成形する技術を開示しているが、係止突起部の具体的な先端形状については言及されていない。
本発明は、上記の課題を鑑み、その目的は、潰し加工を採用しながらも、外輪と固定プレートの偏心や傾き等で、係止突起部と外輪とのかかり代が少なくなったときでも、外力発生時に係止突起部が欠けてしまうのをより効果的に防ぐことができ、外輪と固定プレートの干渉を避け非分離構造ながら相対回転可能な軸受装置及び軸受装置の製造方法を提供するものである。
上記目的は以下の構成により達成される。
(1) 内輪と外輪との間に複数の転動体が配設された転がり軸受と、該転がり軸受をハウジングに固定すべく、前記転がり軸受の前記外輪の外周面に嵌合される円形穴部を有する固定プレートと、を備え、
前記外輪の軸方向の端部外周部には、前記固定プレートが嵌合される小径段部が設けられるとともに、該小径段部の外周面に円周方向に延びる係止溝が形成され、
前記固定プレートの円形穴部の内周部には、少なくとも3箇所の切り欠き部が設けられるとともに、該各切り欠き部には、径方向内側にそれぞれ突出し、前記係止溝に係止される係止突起部が形成され、
該係止突起部の内径側先端部の少なくとも周方向中央部は、前記外輪と前記固定プレートが偏心状態又は傾いた状態にあっても、軸方向から見て、前記係止溝と重なることを特徴とする軸受装置。
(2) 前記係止突起部の前記内径側先端部は、ストレート形状に形成されることを特徴とする(1)に記載の軸受装置。
(3) 前記係止突起部の前記内径側先端部は、凸形状に形成されることを特徴とする(1)に記載の軸受装置。
(4) 前記係止突起部の前記内径側先端部は、凹形状に形成されることを特徴とする(1)に記載の軸受装置。
(5) 内輪と外輪との間に複数の転動体が配設された転がり軸受と、該転がり軸受をハウジングに固定すべく、前記転がり軸受の前記外輪の外周面に嵌合される円形穴部を有する固定プレートと、を備え、
前記外輪の軸方向の端部外周部には、前記固定プレートが嵌合される小径段部が設けられるとともに、該小径段部の外周面に円周方向に延びる係止溝が形成され、
前記固定プレートの円形穴部の内周部には、少なくとも3箇所の切り欠き部が設けられるとともに、該各切り欠き部には、径方向内側にそれぞれ突出し、前記係止溝に係止される係止突起部が形成される軸受装置を製造する方法であって、
前記固定プレートの円形穴部の開口縁部のうち、前記各切り欠き部の縁部を、パンチで軸方向から潰し加工することにより、径方向内側に突出する係止突起部が形成され、
該係止突起部の内径側先端部の少なくとも周方向中央部は、前記外輪と前記固定プレートが偏心状態又は傾いた状態にあっても、軸方向から見て、前記係止溝と重なることを特徴とする軸受装置の製造方法。
(6) 前記パンチによって潰し加工されたことにより、径方向内側に突出する前記係止突起部の前記内径側先端部は、ストレート形状に形成されることを特徴とする(5)に記載の軸受装置の製造方法。
(7) 前記パンチによって潰し加工されたことにより、径方向内側に突出する前記係止突起部の前記内径側先端部は、凸形状に形成されることを特徴とする(5)に記載の軸受装置の製造方法。
(8) 前記パンチによって潰し加工されたことにより、径方向内側に突出する前記係止突起部の前記内径側先端部は、凹形状に形成されることを特徴とする(5)に記載の軸受装置の製造方法。
本発明の軸受装置及び軸受装置の製造方法によれば、外輪の小径段部に形成された係止溝に係止される固定プレートの係止突起部は、該内径側先端部の少なくとも周方向中央部は、外輪と固定プレートが偏心状態又は傾いた状態にあっても、軸方向から見て、係止溝と重なる。これにより、外輪と固定プレートとが偏心したり傾いた場合でも、内径側先端部の周方向中央部にて固定プレートの係止突起部と外輪の係止溝とのかかり代がしっかりと確保され、固定プレートと外輪とが外れてしまうのを防ぐことができ、安定した組み付け状態を維持することができる。
(a)は、本発明に係る軸受装置の第1実施形態を説明するための背面側斜視図、(b)は、(a)の正面側から見た斜視図、(c)は、(a)の軸受装置から軸受を取り除いた状態を示す固定プレートの斜視図である。 (a)は、図1(a)及び図1(b)の軸受装置の背面図、(b)は、(a)のI−I線に沿った断面図、(c)は、(b)のII部拡大図のである。 (a)は、本発明に係る軸受装置の第1実施形態の固定プレートの背面図、(b)は、(a)のIII部拡大図である。 第1実施形態に係る軸受装置の固定プレートの係止突起部と外輪の小径段部に設けられた係止溝とのかかり状態を説明するための係止突起部周辺の要部拡大図である。 (a)は、本発明に係る軸受装置の第2実施形態の固定プレートの背面図、(b)は、(a)のV部拡大図である。 第2実施形態に係る軸受装置の固定プレートの係止突起部と外輪の小径段部に設けられた係止溝とのかかり状態を説明するための係止突起部周辺の要部拡大図である。 (a)は、本発明に係る軸受装置の第3実施形態の固定プレートの背面図、(b)は、(a)のVII部拡大図である。 (a)は、本発明に係る軸受装置の第4実施形態の固定プレートの背面図、(b)は、(a)のVIII部拡大図である。 第4実施形態に係る軸受装置の固定プレートの係止突起部と外輪の小径段部に設けられた係止溝とのかかり状態を説明するための係止突起部周辺の要部拡大図である。 (a)は、本発明に係る軸受装置の第5実施形態の固定プレートの背面図、(b)は、(a)のX部拡大図である。 第5実施形態に係る軸受装置の固定プレートの係止突起部と外輪の小径段部に設けられた係止溝とのかかり状態を説明するための係止突起部周辺の要部拡大図である。 従来の軸受装置を説明するための要部断面図である。 従来の他の軸受装置を説明するための要部断面図である。 (a)は、従来の電刷子成形体の摺動面を凹面状にプレス成形することを説明するための電刷子成形体の側面図、(b)は、(a)の正面図である。
以下、本発明の軸受装置及び係止突起部の各実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1(a)は、本発明の第1実施形態に係る軸受装置の背面側斜視図であり、図1(b)は、図1(a)の正面側から見た斜視図であり、図1(c)は、図1(a)の軸受装置から軸受を取り除いた状態を示す固定プレートの斜視図であり、図2(a)は、図1(a)を正面から見た状態の軸受装置の背面図であり、図2(b)は、図2(a)のI−I線に沿った断面図であり、図2(c)は、図2(b)のII部拡大図であり、図3(a)は、図1(c)を正面から見た状態の固定プレートの背面図であり、図3(b)は、図3(a)のIII部拡大図である。
この第1実施形態の軸受装置9は、例えば、トランスミッションにおけるギヤなどの回転支持部に用いられる軸受装置として使用される。軸受装置9は、従来構造の図12及び図13も参照して、内輪1と外輪2との間に複数の転動体3が配設された転がり軸受4と、該転がり軸受4をハウジングHに固定すべく、転がり軸受4の外輪2の外周面に嵌合される円形穴部を有する固定プレート5と、を備える。なお、本発明は、固定プレート5の係止突起部6の構成が従来構造と主に異なるため、図1(a)、図1(b)、図2(a)及び図2(b)においては内輪及び転動体を不図示とし、以下の説明では、固定プレート5と、該固定プレート5が取り付けられる転がり軸受4の外輪2とを中心に説明する。
図2(b)及び図2(c)に示すように、外輪2の軸方向の端部外周部には、固定プレート5が嵌合される小径段部7が形成されており、該小径段部7の外周面の軸方向内側寄りには、係止溝8が周方向全周に沿って形成されている。
一方、固定プレート5は、図1(c)及び図3(a)に示すように、中央に円形穴部10を有すると共に、外形が略三角形のフランジ状をなしており、三角形状の3つの頂点側にはボルト(不図示)の挿通穴12が形成されている。
また、図1(a)、図1(c)、図2及び図3に示すように、固定プレート5の円形穴部10の内周部には、パンチスペース確保のため、径方向外方へ凹んだ切り欠き部11が、円周方向に等間隔で3つ設けられている。切り欠き部11の内径側の面は、軸方向から見たときに、ストレート形状をなすように形成されている。また、各切り欠き部11には、それぞれ、係止突起部6が径方向内側に突出し、外輪2の小径段部7の係止溝8に係止されるように形成されている。
これら係止突起部6は、外輪2の小径段部7に固定プレート5を外挿した後、各切り欠き部11の縁部を順次または同時に、先端部が略矩形形状のパンチで潰し加工、すなわち、軸方向に押圧することで、径方向内側に突出させる。なお、パンチの小径段部7と対向する面は、外周面に合わせて湾曲して形成されてもよい。
これにより、係止突起部6は、固定プレート5を軸方向から見たときに、パンチによって潰し加工される切り欠き部の縁部の内壁面14がストレート形状をなすように成形されると共に、内径側先端部13もストレート形状をなすように形成される。また、全ての係止突起部6の内径側先端部13の中央部13aは、外輪2と固定プレート5が偏心状態又は傾いた状態にあっても、軸方向から見て、係止溝8と重なるように形成される。
具体的に、図4に示すように、外輪2と固定プレート5の間の傾きや偏心により、いずれかの係止突起部6と外輪2とのかかり代(ハッチングで示した部分)が少なくなったときでも、係止突起部6の内径側先端部13の中央部13aが外輪2の係止溝8に係止され、小径段部7の外周面7aよりも内径側に位置する。
したがって、外輪2と固定プレート5の間の傾きや偏心により、係止突起部6と外輪2とのかかり代が少なくなったときでも、少なくとも係止突起部6の内径側先端部13の中央部13aではしっかりかかっていることにより、外力発生時に係止突起部6の角部が欠けてしまうのをより効果的に防ぐことができるとともに、固定プレート5が非分離且つ相対回転可能に外輪2に取り付けられる。なお、係止突起部6は、できる限り応力集中とボリュームの少ない部分での接触を避けるために、小径段部7との接触は広く取り、角部は丸まっていることが望ましい。
また、係止突起部6の内径側先端部13の形状は、成形性や用途に合わせて調整でき、切り欠き部11やパンチの先端形状によって、例えば、半円、楕円、V字型などが適用できる。
(第2実施形態)
図5(a)は、本発明の第2実施形態に係る軸受装置の固定プレートの背面図であり、図5(b)は、図5(a)のV部拡大図である。
第2実施形態では、凸形状を有するパンチを使用して潰し加工が施される。したがって、パンチによって潰し加工される切り欠き部11の縁部の内壁面14は、凹形状に形成される。
これにより、係止突起部6の内径側先端部13の円周方向中央部13aを形成する切り欠き部11の縁部の肉が多く移動するので、潰し加工で突出させられた内径側先端部13はより凸形状になりやすく、円周方向中央をより内径側に張り出させたいときに適している。
具体的に、図6に示すように、外輪2と固定プレート5の間の傾きや偏心により、いずれかの係止突起部6と外輪2とのかかり代(ハッチングで示した部分)が少なくなったときでも、係止突起部6の内径側先端部13の中央部13aが外輪2の係止溝8に係止され、小径段部7の外周面7aよりも内径側に位置する。
なお、その他の構成及び作用については、第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
図7(a)は、本発明の第3実施形態に係る軸受装置の固定プレートの背面図であり、図7(b)は、図7(a)のVII部拡大図である。
第3実施形態では、切り欠き部11の内径側の面は、軸方向から見たときに、凸形状をなすように形成されており、先端部が略矩形形状のパンチを使用して潰し加工が施される。したがって、パンチによって潰し加工される前記切り欠き部11の縁部の内壁面14は、ストレート形状に形成される。
これにより、係止突起部6の内径側先端部13の円周方向中央部13aを形成する切り欠き部11の縁部の肉が多く移動するので、潰し加工で突出させられた内径側先端部13はより凸形状になりやすく、円周方向中央をより内径側に張り出させたいときに適している。
なお、その他の構成及び作用については、第1実施形態と同様である。
(第4実施形態)
図8(a)は、本発明の第4実施形態に係る軸受装置の固定プレートの背面図であり、図8(b)は、図8(a)のVIII部拡大図である。
第4実施形態では、凹形状を有するパンチを使用して潰し加工が施される。したがって、パンチによって潰し加工される切り欠き部11の縁部の内壁面14は、凸形状に形成される。
これにより、係止突起部6の内径側先端部13の円周方向中央部13aを形成する切り欠き部11の縁部の肉が少ない量で移動するので、潰し加工で突出させられた内径側先端部13はより凹形状になりやすく、円周方向中央を、若干、外径側に凹ませたいときに適している。
具体的に、図9に示すように、外輪2と固定プレート5の間の傾きや偏心により、いずれかの係止突起部6と外輪2とのかかり代(ハッチングで示した部分)が少なくなったときでも、係止突起部6の内径側先端部13の中央部13aが外輪2の係止溝8に係止され、小径段部7の外周面7aよりも内径側に位置する。
また、本実施形態の場合、係止突起部6の内径側先端部13は、円弧状に形成されており、該内径側先端部13の曲率半径は、外輪2の小径段部7の外周面7aの曲率半径よりも大きくなっている。
なお、その他の構成及び作用については、第1実施形態と同様である。
(第5実施形態)
図10(a)は、本発明の第4実施形態に係る軸受装置の固定プレートの背面図であり、図10(b)は、図10(a)のX部拡大図である。
第5実施形態では、切り欠き部11の内径側の面は、軸方向から見たときに、凹形状をなすように形成されており、先端部が略矩形形状のパンチを使用して潰し加工が施される。したがって、パンチによって潰し加工される前記切り欠き部11の縁部の内壁面14は、ストレート形状に形成される。
これにより、係止突起部6の内径側先端部13の円周方向中央部13aを形成する切り欠き部11の縁部の肉が少ない量で移動するので、潰し加工で突出させられた内径側先端部13はより凹形状になりやすく、円周方向中央をより外径側に凹ませたいときに適している。
具体的に、図11に示すように、外輪2と固定プレート5の間の傾きや偏心により、いずれかの係止突起部6と外輪2とのかかり代(ハッチングで示した部分)が少なくなったときでも、係止突起部6の内径側先端部13の全体が外輪2の係止溝8に係止され、小径段部7の外周面7aよりも内径側に位置する。
また、本実施形態の場合、係止突起部6の内径側先端部13は、該内径側先端部13の曲率半径と、外輪2の小径段部7の外周面7aの曲率半径とは、略同じになり、係止溝8の外周面の形状と近い形状とすることができる。
なお、その他の構成及び作用については、第1実施形態と同様である。
なお、本発明の内輪、外輪、転動体、軸受、固定プレート、係止溝、係止突起部、小径段部等の構成は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、固定プレート5の内周部に3箇所の係止突起部6及び切り欠き部11を形成した場合を例示したが、これに限定されず、固定プレート5の内周部に4箇所以上の係止突起部6及び切り欠き部11を形成してもよい。
また、上記実施形態では、小径段部7の外周面の周方向に全周に係止溝8を形成した場合を例示したが、これに限定されず、例えば、小径段部7の外周面の複数箇所に周方向に延びる係止溝を形成するようにしてもよい。
1 内輪
2 外輪
3 転動体
4 転がり軸受
5 固定プレート
6 係止突起部
7 小径段部
8 係止溝
9 軸受装置
10 円形穴部
11 切り欠き部
12 挿通穴
13 内径側先端部
14 内壁面

Claims (8)

  1. 内輪と外輪との間に複数の転動体が配設された転がり軸受と、該転がり軸受をハウジングに固定すべく、前記転がり軸受の前記外輪の外周面に嵌合される円形穴部を有する固定プレートと、を備え、
    前記外輪の軸方向の端部外周部には、前記固定プレートが嵌合される小径段部が設けられるとともに、該小径段部の外周面に円周方向に延びる係止溝が形成され、
    前記固定プレートの円形穴部の内周部には、少なくとも3箇所の切り欠き部が設けられるとともに、該各切り欠き部には、径方向内側にそれぞれ突出し、前記係止溝に係止される係止突起部が形成され、
    該係止突起部の内径側先端部の少なくとも周方向中央部は、前記外輪と前記固定プレートが偏心状態又は傾いた状態にあっても、軸方向から見て、前記係止溝と重なることを特徴とする軸受装置。
  2. 前記係止突起部の前記内径側先端部は、ストレート形状に形成されることを特徴とする請求項1記載の軸受装置。
  3. 前記係止突起部の前記内径側先端部は、凸形状に形成されることを特徴とする請求項1記載の軸受装置。
  4. 前記係止突起部の前記内径側先端部は、凹形状に形成されることを特徴とする請求項1記載の軸受装置。
  5. 内輪と外輪との間に複数の転動体が配設された転がり軸受と、該転がり軸受をハウジングに固定すべく、前記転がり軸受の前記外輪の外周面に嵌合される円形穴部を有する固定プレートと、を備え、
    前記外輪の軸方向の端部外周部には、前記固定プレートが嵌合される小径段部が設けられるとともに、該小径段部の外周面に円周方向に延びる係止溝が形成され、
    前記固定プレートの円形穴部の内周部には、少なくとも3箇所の切り欠き部が設けられるとともに、該各切り欠き部には、径方向内側にそれぞれ突出し、前記係止溝に係止される係止突起部が形成される軸受装置を製造する方法であって、
    前記固定プレートの円形穴部の開口縁部のうち、前記各切り欠き部の縁部を、パンチで軸方向から潰し加工することにより、径方向内側に突出する係止突起部が形成され、
    該係止突起部の内径側先端部の少なくとも周方向中央部は、前記外輪と前記固定プレートが偏心状態又は傾いた状態にあっても、軸方向から見て、前記係止溝と重なることを特徴とする軸受装置の製造方法。
  6. 前記パンチによって潰し加工されたことにより、径方向内側に突出する前記係止突起部の前記内径側先端部は、ストレート形状に形成されることを特徴とする請求項5に記載の軸受装置の製造方法。
  7. 前記パンチによって潰し加工されたことにより、径方向内側に突出する前記係止突起部の前記内径側先端部は、凸形状に形成されることを特徴とする請求項5に記載の軸受装置の製造方法。
  8. 前記パンチによって潰し加工されたことにより、径方向内側に突出する前記係止突起部の前記内径側先端部は、凹形状に形成されることを特徴とする請求項5に記載の軸受装置の製造方法。
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