JP2015149431A - 太陽光発電装置の管理装置 - Google Patents

太陽光発電装置の管理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015149431A
JP2015149431A JP2014022404A JP2014022404A JP2015149431A JP 2015149431 A JP2015149431 A JP 2015149431A JP 2014022404 A JP2014022404 A JP 2014022404A JP 2014022404 A JP2014022404 A JP 2014022404A JP 2015149431 A JP2015149431 A JP 2015149431A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power generation
output
solar cell
generation output
solar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014022404A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6300148B2 (ja
Inventor
浩基 數野
Hiroki Kazuno
浩基 數野
浩一 高岡
Koichi Takaoka
浩一 高岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2014022404A priority Critical patent/JP6300148B2/ja
Publication of JP2015149431A publication Critical patent/JP2015149431A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6300148B2 publication Critical patent/JP6300148B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

【課題】太陽光発電装置の発電出力を簡便に評価することを可能にする。
【解決手段】管理装置10は、第1の取得部11と第2の取得部12と第3の取得部13と処理部15と出力部16とを備える。第1の取得部11は、太陽電池モジュール21の発電出力に関する公称値を取得する。第2の取得部12は、太陽電池モジュール21の設置場所における日射強度、および太陽電池モジュール21の温度を環境情報として取得する。第3の取得部13は、太陽光発電装置20の発電出力に関する実測値を取得する。処理部15は、第1の取得部11が取得した公称値と第2の取得部12が取得した環境情報を用い、太陽光発電装置20の発電出力を推定する。出力部16は、処理部15が推定した第1の発電出力と、第3の取得部13が取得した第2の発電出力とを表示装置30に表示させる。さらに、第1の発電出力から算出した適正範囲を表示装置30に表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池モジュールを備えた太陽光発電装置の発電出力を管理するための太陽光発電装置の管理装置に関する。
従来、太陽光発電装置の設置条件に応じて正常時の基準出力特性を算出し、稼働中の太陽光発電装置における出力特性と基準出力特性とを比較することによって、太陽光発電装置が正常か異常かを判断する診断技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
また、日照状況から太陽電池モジュールについて期待される出力電力を算出し、計測された発電出力と期待される出力電力とを比較することによって、太陽電池モジュールの異常を診断する技術も提案されている(たとえば、特許文献2参照)。日照状況は、日照度だけではなく気温を含む場合も記載されている。
特許文献1および特許文献2に記載された技術は、太陽光により発電されることが期待される出力を基準とし、実際に発電された出力を基準の出力と比較することによって、太陽電池モジュールあるいは太陽光発電装置の異常を診断している。
特許文献1では、診断基準値が、設置条件(緯度、経度、地形、気象条件等)、その設置方位(16方位)、その設置角度(地表面に対する傾斜角度)、その構成(太陽電池の種類、セルの直列数、セルの総面積、パネル面積)等を用いて算出されている。また、特許文献2では、日照状況から発電出力を予測するための出力特性モデルを出力特性モデル格納部に格納している。出力特性モデル格納部は、太陽電池モジュールごとに出力特性モデルを格納している。
特開2001−326375号公報 特開2011−233584号公報
特許文献1に記載された技術は、いずれも太陽光発電装置の出力を予測するために必要な情報量が多く、特許文献2に記載された技術は、出力特性モデルが生成されていなければ利用することができない。
本発明は、太陽光発電装置の発電出力を簡便に評価することを可能にした太陽光発電装置の管理装置を提供することを目的とする。
本発明は、太陽電池モジュールを備える太陽光発電装置の管理装置であって、前記太陽電池モジュールの発電出力に関する公称値を取得する第1の取得部と、前記太陽電池モジュールの設置場所における日射強度、および前記太陽電池モジュールの温度を環境情報として取得する第2の取得部と、前記太陽光発電装置の発電出力に関する実測値を取得する第3の取得部と、前記第1の取得部が取得した前記公称値と前記第2の取得部が取得した前記環境情報とに基づいて、前記太陽光発電装置の発電出力を推定する処理部と、前記処理部が推定した発電出力を第1の発電出力とし、前記第3の取得部が取得した発電出力に関する実測値を第2の発電出力として、前記第1の発電出力と前記第2の発電出力とを表示装置に表示させる出力部とを備え、前記処理部は、前記第1の発電出力に基づいて前記第2の発電出力に関する適正範囲を算出し、前記出力部は、前記適正範囲を前記表示装置に表示させることを特徴とする。
この太陽光発電装置の管理装置において、複数枚の前記太陽電池モジュールが電気的に接続された太陽電池アレイの発電出力を前記処理部が推定するために、前記太陽電池アレイを構成する前記太陽電池モジュールの接続関係に関する情報である構成情報を取得する第4の取得部をさらに備え、前記処理部は、前記第1の取得部が取得した前記公称値と前記第2の取得部が取得した前記環境情報とに加えて、前記第4の取得部が取得した前記構成情報に基づいて、前記太陽光発電装置の発電出力を推定することが好ましい。
この太陽光発電装置の管理装置において、前記太陽電池アレイは、複数枚の前記太陽電池モジュールが直列に接続されたストリングを複数本備え、複数本の前記ストリングが並列に接続されて構成されていることがさらに好ましい。
この太陽光発電装置の管理装置において、前記太陽電池モジュールの仕様を特定する情報である識別情報が入力される入力部をさらに備え、前記第1の取得部は、前記識別情報にあらかじめ対応付けて前記太陽電池モジュールの仕様ごとの前記公称値が記憶されている記憶部から、前記入力部に入力された前記識別情報に対応する前記公称値を取得することが好ましい。
この太陽光発電装置の管理装置において、前記処理部は、前記第2の発電出力が前記適正範囲内である場合に前記太陽光発電装置を正常と判断し、前記第2の発電出力が前記適正範囲を逸脱している場合に前記太陽光発電装置を異常と判断することが好ましい。
この太陽光発電装置の管理装置において、前記第1の発電出力および前記第2の発電出力は、最大電力値と開放電圧値と短絡電流値とであって、前記処理部は、最大電力値と開放電圧値と短絡電流値とがそれぞれ前記適正範囲か否かについて判断を行い、さらに、前記判断の結果の組み合わせにより、前記太陽光発電装置の異常の有無および異常の箇所を判断することが好ましい。
この太陽光発電装置の管理装置において、前記第1の発電出力および前記第2の発電出力は最大電力値であって、前記適正範囲は前記第1の発電出力である最大電力値に対する基準割合以上の範囲に設定されることが好ましい。
この太陽光発電装置の管理装置において、前記第1の発電出力および前記第2の発電出力は開放電圧値であって、前記適正範囲は、前記第1の発電出力である開放電圧値に対して第1の割合以上かつ第2の割合以下の範囲として、前記開放電圧値を含むように設定されていることが好ましい。
この太陽光発電装置の管理装置において、前記第1の発電出力および前記第2の発電出力は短絡電流値であって、前記適正範囲は、前記第1の発電出力である短絡電流値に対する基準割合以上の範囲に設定されることが好ましい。
この太陽光発電装置の管理装置において、前記出力部は、前記第2の発電出力と前記適正範囲とを、前記表示装置に数値で表示させることが好ましい。
この太陽光発電装置の管理装置において、前記出力部は、前記第2の発電出力と前記適正範囲とを、前記表示装置にグラフで表示させることが好ましい。
この太陽光発電装置の管理装置において、前記出力部は、前記第2の発電出力と前記適正範囲とを、前記表示装置の同じ画面に表示させることが好ましい。
この太陽光発電装置の管理装置において、前記太陽光発電装置は、前記太陽電池モジュールから出力される直流電力の電力変換を行うパワーコンディショナをさらに備え、前記処理部は、前記第1の取得部が取得した前記公称値と前記第2の取得部が取得した前記環境情報とに加えて、前記パワーコンディショナによる電力の変換効率に基づいて、前記太陽光発電装置の発電出力を推定し、前記第3の取得部は、前記パワーコンディショナから前記太陽光発電装置の発電出力に関する実測値を取得することが好ましい。
本発明の構成によれば、太陽電池モジュールの発電出力に関する公称値と、日射強度および温度とを用いることによって、太陽光発電装置の発電出力を推定している。つまり、太陽光発電装置を構成する太陽電池モジュールについてメーカの仕様として容易に得られる公称値と、発電出力に対する影響が大きい日射強度および温度を用いるだけで、実際の発電出力に対する適正範囲を容易に定めることができる。言い換えると、太陽光発電装置の発電出力を簡便に評価することが可能になるという利点を有する。
実施形態を示すブロック図である。 実施形態に用いる太陽電池アレイの構成例を示す図である。 実施形態に用いる太陽電池アレイの特性例を示す図である。 実施形態に用いる太陽電池アレイの特性例を示す図である。 実施形態における表示例を示す図である。 実施形態における表示例を示す図である。 実施形態における表示例を示す図である。 実施形態における表示例を示す図である。
図1に示すように、以下に説明する管理装置10は、太陽電池モジュール21を備える太陽光発電装置20を管理する。管理装置10は、第1の取得部11と第2の取得部12と第3の取得部13と処理部15と出力部16とを備える。第1の取得部11は、太陽電池モジュール21の発電出力に関する公称値を取得する。第2の取得部12は、太陽電池モジュール21の設置場所における日射強度、および太陽電池モジュール21の温度を環境情報として取得する。第3の取得部13は、太陽光発電装置20の発電出力に関する実測値を取得する。処理部15は、第1の取得部11が取得した公称値と第2の取得部12が取得した環境情報とに基づいて、太陽光発電装置20の発電出力を推定する。出力部16は、処理部15が推定した発電出力を第1の発電出力とし、第3の取得部13が取得した発電出力に関する実測値を第2の発電出力として、第1の発電出力と第2の発電出力とを表示装置30に表示させる。また、処理部15は、第1の発電出力に基づいて第2の発電出力に関する適正範囲を算出し、出力部16は、適正範囲を表示装置30に表示させる。
管理装置10は、複数枚の太陽電池モジュール21が電気的に接続された太陽電池アレイ22の発電出力を処理部15が推定するために、太陽電池アレイ22を構成する太陽電池モジュール21の接続関係に関する情報である構成情報を取得する第4の取得部14をさらに備えることが望ましい。この場合、処理部15は、第1の取得部11が取得した公称値と第2の取得部12が取得した環境情報とに加えて、第4の取得部14が取得した構成情報に基づいて、太陽光発電装置20の発電出力を推定することが望ましい。
太陽電池アレイ22は、図2のように、複数枚の太陽電池モジュール21が直列に接続されたストリング23を複数本備え、複数本のストリング23が並列に接続されて構成されていることが望ましい。
管理装置10は、太陽電池モジュール21の仕様を特定する情報である識別情報が入力される入力部17をさらに備えていることが望ましい。この場合、第1の取得部11は、識別情報にあらかじめ対応付けて太陽電池モジュール21の仕様ごとの公称値が記憶されている記憶部18から、入力部17に入力された識別情報に対応する公称値を取得することが望ましい。
以下、本実施形態についてさらに詳しく説明する。太陽光発電装置20は、図1に示すように、太陽光の照射を受けて直流電力を発電する太陽電池アレイ22と、太陽電池アレイ22から出力された直流電力の電力変換を行うパワーコンディショナ25とを備える。パワーコンディショナ25は、一般的には、電力系統と連系するために直流電力を交流電力に変換する構成を備えているが、太陽光発電装置20が出力する直流電力を負荷で利用するための直流電力(定電圧あるいは定電流など)に変換する構成が採用される場合もある。
太陽電池アレイ22は、図2に示すように、パネル状である複数枚の太陽電池モジュール21を直列に接続したストリング23を複数本備える。複数本のストリング23は並列に接続される。つまり、太陽電池アレイ22は、複数枚の太陽電池モジュール21を所定の関係で接続した太陽電池モジュール21の集合体である。以下では、太陽光発電装置20の発電出力について太陽電池アレイ22を対象として説明するが、単体の太陽電池モジュール21の発電出力あるいはストリング23の発電出力を対象として、以下に説明する技術を適用することを妨げない。
太陽電池モジュール21において、最大出力、開放電圧、短絡電流などに関する公称値は、製品の種類によって異なっている。ここに、公称値は、太陽電池モジュール21を製造するメーカが公表している仕様の値(スペック値)の意味で用いている。本実施形態では、太陽電池モジュール21の発電出力に関する電流−電圧特性および電力−電圧特性も公称値に含める。
太陽電池アレイ22は、最大出力、最大動作電圧、最大動作電流などが所望値になるように、ストリング23を構成する太陽電池モジュール21の枚数、および並列に接続するストリング23の本数が設計される。すなわち、太陽電池アレイ22を構成する太陽電池モジュール21の接続関係は、太陽電池アレイ22の最大出力、最大動作電圧、最大動作電流などを所望値にするように定められる。
いま、太陽電池アレイ22を構成するために用いる太陽電池モジュール21について、最大出力が240W程度、最大動作電圧が45V程度、最大動作電流が5.5A程度、開放電圧が55V程度、短絡電流が6A程度である場合を想定する。なお、太陽電池モジュール21に関する各値は公称値である。このような太陽電池モジュール21を用いて、出力電圧が130V程度であって最大出力が10kW程度になる太陽電池アレイ22を構成するとすれば、14枚の太陽電池モジュール21で構成されるストリング23を3本用いることになる。
住宅用に用いる小規模の太陽電池アレイ22の場合は、最大出力が3〜5kW程度であることが多く、集合住宅あるいは各種施設などの屋上に設置する太陽電池アレイ22の場合は、最大出力が50kW以下であることが多い。また、いわゆるメガソーラの場合、出力電力は、1MW以上になる。さらに、太陽電池アレイ22から出力された直流電力は、電力系統に供給するために交流電力に変換する場合が多いが、交流電力に変換することなく直流電力の形態で利用する場合もある。なお、太陽電池アレイ22から出力された直流電力を利用先に応じた電力に変換する機能はパワーコンディショナ25が担う。
上述した説明から分かるように、太陽電池アレイ22の用途に応じて電力系統の接続先が異なる。したがって、ストリング23を構成する太陽電池モジュール21の枚数、および太陽電池アレイ22を構成するストリング23の本数は、太陽電池アレイ22の用途に応じて設計される。
ところで、太陽電池アレイ22が設置された後には、太陽電池アレイ22から所要の出力が得られるか否かを検査する必要がある。この検査の際、太陽電池モジュール21が適正に接続されいるか否かだけではなく、太陽電池モジュール21の不良、太陽電池アレイ22が設置されている場所の環境なども考慮しなければならない。
本実施形態では、設置された太陽電池アレイ22の出力を管理装置10が推定することによって、太陽電池アレイ22の出力が正常であるか否かの判断を可能にしている。太陽電池アレイ22の出力を推定するには、太陽電池アレイ22を構成する太陽電池モジュール21の発電出力に関する公称値と、太陽電池アレイ22が設置されている場所の環境に関する情報(環境情報)とが必要である。また、太陽電池アレイ22は、複数枚の太陽電池モジュール21の集合体であるから、太陽電池アレイ22の出力を推定するには、太陽電池アレイ22を構成する太陽電池モジュール21の接続関係の情報も必要である。
管理装置10は、太陽電池モジュール21の発電出力に関する公称値を取得するために第1の取得部11を備える。太陽電池モジュール21の発電出力に関する公称値は、太陽電池モジュール21の仕様を特定する情報(識別情報)に対応付けられている。
太陽電池モジュール21の発電出力に関する公称値は、たとえば、最大出力、最大動作電圧、最大動作電流、開放電圧、短絡電流の少なくとも1種類の公称値を含む。また、太陽電池モジュール21の発電出力に関して、電流−電圧特性と電力−電圧特性とのうち少なくとも電流−電圧特性が識別情報に対応付けられていればなおよい。太陽電池モジュール21の仕様を特定する識別情報は、太陽電池モジュール21の型番、品番、製品番号などから選択される。
ここでは、型番は電気的な仕様が同じである太陽電池モジュール21に付与した識別情報、品番は型番が同じである太陽電池モジュール21について製品の色などを区別するために付与した識別情報、製品番号は製品ごとに付与した識別情報の意味で用いる。したがって、型番、品番、製品番号のどれを識別情報として用いても太陽電池モジュール21の発電出力に関する公称値に対応付けることができる。
すなわち、型番および品番は、太陽電池モジュール21の発電出力に関する情報に対応付けられているから、型番と品番とのいずれかが分かれば、第1の取得部11を通して太陽電池モジュール21の発電出力を知ることが可能である。また、製品番号は、型番あるいは品番と同様に扱うことが可能であるが、太陽電池モジュール21が全数検査されている場合には、製品番号が分かれば、製品番号ごとに個別の発電出力を知ることが可能になる。
識別情報(型番、品番、または製品番号)は、管理装置10に付設された入力装置31に利用者が入力する。入力装置31は、管理装置10に設けられた入力部17を通して識別情報を処理部15に与える。
入力装置31は、利用者が操作する操作器であって、テンキーのような機械的なスイッチのほか、上述した表示装置30と一体化されたタッチパネルであってもよい。表示装置30として液晶表示器のようなフラットパネルディスプレイを用い、入力装置31としてフラットパネルディスプレイの画面に重ねられたタッチパネルを用いる場合、1つの操作表示器を表示装置30および入力装置31に兼用することができる。この種の操作表示器は、管理装置10の専用装置として構成可能であるが、スマートフォンあるいはタブレット端末のような既存の操作表示器にアプリケーションプログラムを実行させ、管理装置10の操作表示器として機能させることが可能である。
太陽電池モジュール21の発電出力に関する公称値を識別情報と対応付けたデータは、管理装置10に設けられた記憶部18にあらかじめ記憶されている。したがって、入力部17を通して識別情報が処理部15に与えられると、第1の取得部11は記憶部18から発電出力に関する情報を取得する。
ただし、太陽電池モジュール21の新製品が市場に投入されるたびに、管理装置10の記憶部18に記憶させた情報を更新していると手間がかかる上に、更新が遅れると新製品に対応できない可能性がある。そのため、管理装置10における第1の取得部11は、太陽電池モジュール21の発電出力に関する情報を、インターネットのような電気通信回線を通して取得するように構成されていてもよい。この場合、電気通信回線に接続されたコンピュータサーバが、識別情報と太陽電池モジュール21の発電出力とを対応付けて記憶する。第1の取得部11は、入力装置31から入力部17に入力された識別情報を、コンピュータサーバに通知することにより、発電出力の公称値を取得する。
なお、第1の取得部11が取得する公称値は、太陽電池モジュール21の識別情報と照合することなく、利用者が入力装置31に直接入力してもよい。すなわち、利用者が太陽電池モジュール21の仕様を入手できる場合、発電出力に関する公称値を利用者が読み取って入力装置31に入力し、入力された公称値を第1の取得部11が取得するようにしてもよい。
本実施形態において、太陽電池モジュール21が設置されている場所の環境は、太陽電池モジュール21の出力に影響を与える環境を意味する。図3に示しているように、太陽電池モジュール21の発電出力のうちの電流値は太陽電池モジュール21に照射される日射強度に依存して変動し、太陽電池モジュール21の発電出力のうちの電圧値は太陽電池モジュール21の温度に依存して変動する。
したがって、太陽電池モジュール21の設置場所に関する環境のうち着目すべき主な要素は、太陽電池モジュール21が受ける日射強度(あるいは日射量)と、太陽電池モジュール21の温度とである。本実施形態は、図1に示すように、太陽電池モジュール21が受ける日射強度(あるいは日射量)を計測する第1のセンサ261と、太陽電池モジュール21の温度を計測する第2のセンサ262とを備える。以下では、第1のセンサ261は日射強度を計測し、管理装置10の処理部15において必要に応じて日射強度を積算することにより日射量が求められる構成を想定する。
図1に示す構成では、第1のセンサ261および第2のセンサ262が、太陽電池アレイ22に付属して設けられた管理装置10に接続されている。ただし、後述するように、管理装置10は、太陽電池アレイ22に付属することなく別に設けられていてもよく、また、管理装置10は、第1のセンサ261および第2のセンサ262による計測値が手作業で入力される構成であってもよい。
管理装置10は、図1に示すように、太陽電池アレイ22の設置場所における環境に関する情報をセンサ26から環境情報として取得する第2の取得部12を備える。環境情報は、上述したように、主として日射強度と温度とであるから、センサ26は、日射強度を計測する第1のセンサ261と、温度を計測する第2のセンサ262とを含む。
第1のセンサ261は、太陽電池アレイ22への日射強度を計測する必要があるから、太陽電池アレイ22が受ける日射と同じ向きから日射を受けることが望ましい。ただし、太陽電池アレイ22を構成する複数枚の太陽電池モジュール21は同じ向きに配置されるとは限らないから、第1のセンサ261は、少なくとも太陽電池モジュール21の向きごとに配置されていることが望ましい。さらに、太陽電池アレイ22が太陽の向きを追尾する構成である場合、第1のセンサ261の向きも太陽電池アレイ22の向きに合わせて変更される。
また、多数枚の太陽電池モジュール21を並べた太陽電池アレイ22である場合、雲、建物、あるいは立木などによる日陰が太陽電池アレイ22の一部分にのみ形成される可能性がある。そのため、太陽電池モジュール21ごとに第1のセンサ261を設ける構成が考えられるが、この構成はコスト高になるから望ましいとは言えない。本実施形態では、複数箇所に配置した第1のセンサ261が計測した日射強度の平均値を利用するか、1箇所で所定時間(たとえば、日中)にわたって計測した日射強度の平均値を利用する構成を採用する。1箇所で日射強度を計測する場合、連続的に計測せずに、所定の時間(たとえば、30分)ごとに計測した日射強度を用いてもよい。
一方、第2のセンサ262についても、太陽電池モジュール21ごとに第2のセンサ262を設ける構成が考えられるが、この構成は、第1のセンサ261の場合と同様に、コスト高になるから望ましいとは言えない。日陰の影響がある場合には日射強度の差異による温度差が生じ、太陽電池モジュール21の配置場所における中央付近と周辺付近とでは放熱の効率が異なるから温度差が生じるが、これらの影響は平均化が可能である。
そのため、第2のセンサ262は、太陽電池アレイ22の設置場所における代表的な温度が計測できるように配置されていればよい。あるいはまた、第2のセンサ262は、太陽電池アレイ22の設置場所における複数箇所の温度が計測できるように配置されていてもよい。複数箇所の温度を計測する場合、第2のセンサ262が計測した複数箇所の温度の単純平均の値あるいは加重平均の値が用いられる。
上述したように、第1の取得部11は太陽電池モジュール21の発電出力に関する情報を取得し、第2の取得部12は環境情報を取得する。処理部15は、これらの情報を組み合わせて用いることにより、太陽電池アレイ22から出力される発電出力を予測する。すなわち、処理部15は、太陽電池モジュール21の発電出力の情報から、太陽電池アレイ22に関して、最大出力、最大動作電圧、最大動作電流、開放電圧、短絡電流を求める。さらに、処理部15は、求めた値を太陽電池アレイ22の設置場所での環境条件に応じて補正し、これらの値の予測値を求める。
管理装置10は第3の取得部13を備えており、第3の取得部13は、太陽電池アレイ22における発電出力の実測値に関する情報を計測装置27から取得する。本実施形態では、計測装置27は、太陽電池アレイ22とパワーコンディショナ25との接続部位に設けられている。すなわち、計測装置27は、太陽電池アレイ22の出力を監視する。ただし、計測装置27は、後述するように、パワーコンディショナ25の出力を監視する構成であってもよい。なお、計測装置27で計測した情報を利用者が読み取り、読み取った結果を入力装置31に入力することによって、発電出力の実測値に関する情報を入力部17から第3の取得部13に取得させてもよい。
処理部15は、太陽電池モジュール21の発電出力と環境情報とに基づいて太陽電池アレイ22の発電出力を推定する。また、管理装置10は、計測装置27から太陽電池アレイ22の発電出力の実測値を取得する。管理装置10は、推定した発電出力を第1の発電出力とし、発電出力の実測値を第2の発電出力として、第1の発電出力および第2の発電出力を出力部16から表示装置30に出力する。出力部16は、表示する内容に応じて表示装置30に表示する形式を定める。なお、表示装置30に表示される情報は、第1の発電出力、第2の発電出力だけではなく、他の情報も表示可能である。表示装置30に表示される情報および表示の形式については後述する。
ところで、本実施形態において、管理装置10は、第4の取得部14を備える。第4の取得部14は、太陽電池アレイ22を構成する太陽電池モジュール21の接続関係を取得する。太陽電池モジュール21の接続関係は、上述したように、太陽電池アレイ22が設置される現場に応じて違いがある。ただし、太陽電池モジュール21の接続関係は、ストリング23を構成する太陽電池モジュール21の個数と、太陽電池アレイ22を構成するストリング23の本数とにより自動的に定められる。
ストリング23を構成する太陽電池モジュール21の個数と、太陽電池アレイ22を構成するストリング23の本数との情報である構成情報は、利用者が入力装置31に入力する。第2の取得部12は、入力装置31から入力部17を通して構成情報を取得し、処理部15に構成情報を与える。管理装置10が第4の取得部14を備える場合、管理装置10は、第1の発電出力と第2の発電出力とに加えて、第4の取得部14が取得した構成情報を用いることにより、太陽電池アレイ22の発電出力に関して公称値に相当する値を求めることが可能である。つまり、処理部は、太陽電池アレイ22を構成する太陽電池モジュール21の発電出力に関する公称値と、太陽電池モジュール21の接続関係とを用いることにより、太陽電池アレイ22の発電出力に関して公称値に相当する値を求める。
処理部15は、第2の取得部12が取得した環境情報を用いることにより、太陽電池アレイ22の発電出力を環境に応じて補正する。つまり、処理部15は、太陽電池アレイ22の発電出力を、太陽電池アレイ22が設置されている環境に応じて推定する。
以上のようにして、処理部15は、太陽電池アレイ22に関して、太陽電池モジュール21の発電出力に関する公称値と、太陽電池モジュール21が設置されている環境とに基づいて、発電出力に関して理論的に得られることが予想される値を推定する。
太陽電池モジュール21の発電出力に関する公称値に基づいて、太陽電池アレイ22の発電出力を算出する場合の関係式の例を示す。いま、太陽電池モジュール21について、短絡電流の公称値がI10、最大動作電流の公称値がI11、開放電圧の公称値がV10、最大動作電圧の公称値がV11、最大出力の公称値がP11であるとする。また、太陽電池アレイ22を構成するストリング23の本数がN、1本のストリング23を構成する太陽電池モジュール21の個数をMとする。太陽電池アレイ22について、短絡電流の値をI20、最大動作電流の値をI21、開放電圧の値をV20、最大動作電圧の値をV21、最大出力の値をP21とすると、以下の関係が成り立つ。
I20=I10×N
I21=I11×N
V20=V10×M
V21=V11×M
P21=I21×V21
また、太陽電池モジュール21の電流−電圧特性は、数1で表される関係で表されることが知られている。数1には、日射強度に関する情報として光電流が含まれ、また、温度が含まれており、太陽電池モジュール21の発電出力が日射強度と温度とに影響されることがわかる。数1により、図4に示すように電流−電圧特性の推定が可能になる。図4における実線の特性が環境情報により補正した電流−電圧特性であり、破線の特性は太陽電池モジュール21の公称値から求めた環境情報による補正前の電流−電圧特性である。
Figure 2015149431
上述した管理装置10は、プログラムを実行するデバイスを主なハードウェア要素として備える。この種のデバイスは、プロセッサとメモリとを一体に備えるマイコン(Microcontroller)、メモリとは別にプロセッサを備えるCPU(Central Processing Unit)などから選択される。また、プログラムは、ROM(Read Only Memory)にあらかじめ書き込まれているか、インターネットのような電気通信回線を通して提供されるか、あるいは、コンピュータで読取可能な記録媒体により提供される。
管理装置10は、太陽光発電装置20の施工後において、太陽光発電装置20から予想された発電出力が得られているか否かを確認するために用いられる。具体的には、管理装置10は、太陽光発電装置20の施工直後においては、初期不良および施工不良の検出を目的として用いられる場合があり、太陽光発電装置20の運用中には故障診断あるいは劣化診断などを目的として用いられる場合がある。
どちらの目的で用いる場合でも、必要に応じて管理装置10を太陽光発電装置20に一時的に接続する形態と、常時接続する形態とを選択することが可能である。ただし、多くの場合、前者の目的で用いるのであれば、管理装置10は必要に応じて太陽光発電装置20に接続すればよく、後者の目的で用いるのであれば、管理装置10は太陽光発電装置20に常時接続しておくことが望ましい。
管理装置10を太陽光発電装置20に常時接続する場合は、管理装置10を別に設けるか、太陽光発電装置20を構成しているパワーコンディショナ25に管理装置10を設けることが望ましい。この構成では、管理装置10は、太陽電池アレイ22に設けられたセンサ26から環境情報を取得する。また、センサ26が太陽電池アレイ22に付設されているか否かにかかわらず、センサ26の出力値を利用者が読み取れる場合は、上述したように、センサ26が計測した環境情報が管理装置10に対して手作業で入力されるように構成されていてもよい。たとえば、管理装置10とは独立した電力計測装置および日射計を用いることができる場合、管理装置10は、環境情報が手作業で入力されるように構成されていればよい。
一方、管理装置10を太陽光発電装置20に一時的に接続すればよい場合、管理装置10は可搬型であることが望ましい。たとえば、太陽光発電装置20の設置および施工を行う業者が施工完了時に管理装置10を用いる場合や、メンテナンス作業の業者が管理装置10を用いるような場合、管理装置10は、必要に応じてセンサ26を接続するように構成されていてもよい。センサ26は、管理装置10に付属した構成のほか、管理装置10に対して独立した電力計測装置および日射計であってもよい。管理装置10は、手作業で環境情報が入力される構成を採用するか、あるいは、電力計測装置および日射計が接続されることによって環境情報を取得する構成であってもよい。なお、センサ26となる電力計測装置および日射計は、太陽光発電装置20の設置場所に置かれていてもよく、その場合、業者は管理装置10のみを現場に携行すればよい。
また、管理装置10を太陽光発電装置20とは別の場所に設け、環境情報などの必要な情報を、インターネットのような電気通信回線を通して管理装置10に通知するようにしてもよい。この場合、管理装置10は、電気通信回線に接続されたコンピュータサーバに設けられる。したがって、管理装置10の機能を複数箇所の太陽光発電装置20で利用することが可能になる。
以下では、本発明の動作例について説明する。太陽光発電装置20の施工直後か運用中かにかかわらず、管理装置10は、太陽光発電装置20の発電出力が適正か否かを判断することを目的として用いられる。したがって、管理装置10は、処理部15が推定した発電出力(第1の発電出力)と、太陽光発電装置20について実測した発電出力(第2の発電出力)とを比較可能にするだけではなく、実測値である第2の発電出力が適正範囲か否かを示すことが望まれる。本実施形態において、適正範囲は、処理部15が推定した第1の発電出力に基づいて設定される。
太陽電池モジュール21において、発電出力の適正範囲(正常範囲)は、製造ばらつきを考慮して、公称値に対して以下のように定められている(日本工業規格C8918およびC8939参照)。すなわち、日本工業規格では、開放電圧は公称開放電圧の±10%、短絡電流は公称短絡電流の90%以上、最大出力は公称最大出力の90%以上に定められている。本実施形態においても、発電出力の適正範囲として、この値を採用することが望ましい。もちろん、適正範囲をさらに厳しく設定することも可能である。また、本実施形態の管理装置10は、開放電圧と短絡電流と最大出力とから選択される1種類以上の発電出力について適正範囲を定めている。
すなわち、第1の発電出力および第2の発電出力が最大電力値である場合、適正範囲は第1の発電出力である最大電力値に対する基準割合以上の範囲に設定されることが望ましい。基準割合は、たとえば90%が選択される。また、第1の発電出力および第2の発電出力が開放電圧値である場合、適正範囲は、第1の発電出力である開放電圧値に対して第1の割合以上かつ第2の割合以下の範囲として、開放電圧値を含むように設定されることが望ましい。第1の割合は、たとえば90%、第2の割合は、たとえば110%が選択される。第1の発電出力および第2の発電出力が短絡電流値である場合、適正範囲は、第1の発電出力である短絡電流値に対する基準割合以上の範囲に設定されることが望ましい。基準割合は、たとえば、90%が選択される。
太陽電池アレイ22について発電出力の適正範囲は、太陽電池モジュール21の発電出力に関する公称値から算出される。つまり、処理部15は、第1の発電出力に基づいて第2の発電出力に関する適正範囲を算出する。また、出力部16は、適正範囲を表示装置30に表示させる。出力部16は、表示装置30の画面に適正範囲を、数値あるいはグラフで示す。また、出力部16は、実測値である第2の発電出力を、表示装置30において適正範囲と同じ画面に表示することが望ましい。第2の発電出力が適正範囲と同じ画面に表示されることにより、利用者は、第2の発電出力が適正範囲か否かを容易に判断することができる。
要するに、出力部16は、第2の発電出力と適正範囲とを、表示装置30に数値で表示させるか、出力部16は、第2の発電出力と適正範囲とを、表示装置30にグラフで表示させることが望ましい。そして、出力部16は、第2の発電出力と適正範囲とを、表示装置30の同じ画面に表示させることが望ましい。
たとえば、表示装置30に数値を示す場合、実測値である第2の発電出力と理論的に求めた適正範囲とが並べて表示されることが望ましい。また、表示装置30にグラフを示す場合、図5に示すように、理論的に求めた電流−電圧特性(C10)と電力−電圧特性(C20)とを並べて表示し、それぞれ適正範囲R1,R2,R3を示すことが望ましい。適正範囲R1は短絡電流に対して定められ、適正範囲R2は開放電圧に対して定められ、適正範囲R3は最大出力に対して定められている。さらに、グラフ中には、実測値である第2の発電出力(C11,C21)が示される。図示例において、第2の発電出力は、太陽電池アレイ22について、短絡電流の値I20と開放電圧の値V20と最大出力の値P21とを示している。ここに、実測値に関する電流−電圧特性(C11)および電力−電圧特性(C21)は、グラフ中に表示する必要はなく、実測値に関しては、短絡電流の値I20、開放電圧の値V20、最大出力の値P21のみが表示されていればよい。
処理部15は、第2の発電出力が適正範囲R1,R2,R3内である場合に太陽光発電装置20を正常と判断し、第2の発電出力が適正範囲R1,R2,R3を逸脱している場合に太陽光発電装置20を異常と判断することが望ましい。つまり、図5に示す例では、第2の発電出力である3種類の値がいずれも適正範囲R1,R2,R3を満足しているから、太陽電池アレイ22を正常と判断する。
一方、図6に示す例では、短絡電流の値I20は適正範囲R1に収まり、最大出力の値P21は適正範囲R3に収まっているが、開放電圧の値V20が適正範囲R2の下限値よりも低いことがわかる。この事象が生じる場合、ストリング23の中での太陽電池モジュール21の接続間違いの可能性がある。つまり、太陽電池モジュール21が直列接続されている部位に接続間違いの可能性がある。
また、図7に示す例では、短絡電流の値I20は適正範囲R1に収まり、開放電圧の値V20は適正範囲R2に収まっているが、最大出力の値P21が適正範囲R3の下限値よりも低いことがわかる。この事象が生じる場合、太陽電池モジュール21の発電出力が公称値を満足していない可能性がある。
図8に示す例は、開放電圧の値V20は適正範囲R2に収まっているが、短絡電流の値I20は適正範囲R1ではなく、最大出力の値P21も適正範囲R3を逸脱している。このような事象は、太陽電池アレイ22を構成するストリング23の接続間違いの際に生じる可能性がある。つまり、ストリング23が並列接続されている部位に接続間違いの可能性がある。
以上の関係をまとめると、表1のようになる。すなわち、管理装置10において第1の発電出力および第2の発電出力として、最大電力値と開放電圧値と短絡電流値との3種類を選択する場合、太陽光発電装置20に異常があるか否かだけではなく、異常の箇所を判断することが可能になる。この場合、処理部15は、最大電力の値P21と開放電圧の値V20と短絡電流の値I20とがそれぞれ適正範囲か否かについて判断を行い、さらに、判断の結果の組み合わせにより、太陽光発電装置20の異常の有無および異常の箇所を判断することが望ましい。
Figure 2015149431
上述した構成例では、表示装置30に電流−電圧特性と電力−電圧特性とを並べて表示する場合を例示したが、電流−電圧特性を用いて電力を示すことが可能であるから、電力−電圧特性を省略することが可能である。
表1に示す異常の有無および異常の箇所の判断は、主として太陽光発電装置20の施工直後での利用を想定している。一方、管理装置10が太陽光発電装置20に常時接続するように構成されている場合、処理部15が経時的な変化を判断することによって、太陽光発電装置20の故障あるいは劣化の診断を行うことも可能である。たとえば、第2の発電出力が、第1の発電出力から求められる適正範囲である状態から適正範囲を逸脱する状態に移行した場合、第2の発電出力の変化の経緯に基づいて、太陽光発電装置20の故障と劣化とを判別できる場合がある。
さらに、上述した構成例は、最大出力が100kW以上である場合を想定しており、この種の太陽光発電装置20では、第1のセンサ261および第2のセンサ262は太陽電池アレイ22に付設されている。一方、住宅用あるいはコミュニティ用のように、最大出力が1〜50kW程度の太陽光発電装置20では、第1のセンサ261および第2のセンサ262は、太陽電池アレイ22あるいは太陽電池モジュール21に付属していない場合が多い。したがって、管理装置10に第1のセンサ261および第2のセンサ262を設けておくことが望ましい。
また、センサ26が付属している太陽電池モジュール21を用いる場合、太陽電池アレイ22の少なくとも一部にセンサ26が付属した太陽電池モジュール21を用いるようにしてもよい。さらに、簡易化する場合には、環境情報としての日射強度および温度を利用者が別の計測器で計測し、入力装置31を用いて環境情報を利用者が手入力する構成を採用してもよい。
第1のセンサ261および第2のセンサ262と同様に、第2の発電出力についても別の計測器で計測し、入力装置31を用いて利用者が手入力する構成を採用してもよい。
また、上述した構成例では、管理装置10が太陽電池アレイ22を管理する場合について説明したが、太陽光発電装置20は、太陽電池モジュール21から出力される直流電力の電力変換を行うパワーコンディショナ25を備えている。そのため、処理部15は、第1の取得部11が取得した公称値と第2の取得部12が取得した環境情報とに加えて、パワーコンディショナ25による電力の変換効率に基づいて、太陽光発電装置20の発電出力を推定してもよい。
この場合、第1の取得部11は、公称値としてパワーコンディショナ25の変換効率を取得する。また、第3の取得部13は、パワーコンディショナ25から太陽光発電装置20の発電出力に関する実測値を取得する。処理部15は、第1の取得部11が取得した公称値と第2の取得部12が取得した環境情報とに加えて、第1の取得部11が取得した変換効率も用いてパワーコンディショナ25から出力される交流電力を推定する。推定された交流電力は第1の発電出力として扱われる。第3の取得部13は、パワーコンディショナ25から出力される交流電力の実測値を取得し、処理部15は、この交流電力を第2の発電出力として扱う。得られた第1の発電出力および第2の発電出力は、直流電力を扱う場合と同様に、出力部16から表示装置30に出力される。
なお、パワーコンディショナ25の発電効率は、パワーコンディショナ25に入力される直流電力と、パワーコンディショナ25から出力される交流電力とを用いて求めることも可能である。たとえば、パワーコンディショナ25の出力における有効電力が1921W、パワーコンディショナ25に入力される直流電力が2012Wであるとすれば、変換効率は95.47%になる。
第2の発電出力は、パワーコンディショナ25の変換効率を加味して算出することが望ましいが、太陽電池アレイ22の発電出力と、パワーコンディショナ25の変換効率とを表示装置30に並べて表示するようにしてもよい。
10 管理装置
11 第1の取得部
12 第2の取得部
13 第3の取得部
14 第4の取得部
15 処理部
16 出力部
17 入力部
18 記憶部
20 太陽光発電装置
21 太陽電池モジュール
22 太陽電池アレイ
23 ストリング
26 センサ
30 表示装置
31 入力装置
261 第1のセンサ
262 第2のセンサ

Claims (13)

  1. 太陽電池モジュールを備える太陽光発電装置の管理装置であって、
    前記太陽電池モジュールの発電出力に関する公称値を取得する第1の取得部と、
    前記太陽電池モジュールの設置場所における日射強度、および前記太陽電池モジュールの温度を環境情報として取得する第2の取得部と、
    前記太陽光発電装置の発電出力に関する実測値を取得する第3の取得部と、
    前記第1の取得部が取得した前記公称値と前記第2の取得部が取得した前記環境情報とに基づいて、前記太陽光発電装置の発電出力を推定する処理部と、
    前記処理部が推定した発電出力を第1の発電出力とし、前記第3の取得部が取得した発電出力に関する実測値を第2の発電出力として、前記第1の発電出力と前記第2の発電出力とを表示装置に表示させる出力部とを備え、
    前記処理部は、前記第1の発電出力に基づいて前記第2の発電出力に関する適正範囲を算出し、
    前記出力部は、前記適正範囲を前記表示装置に表示させる
    ことを特徴とする太陽光発電装置の管理装置。
  2. 複数枚の前記太陽電池モジュールが電気的に接続された太陽電池アレイの発電出力を前記処理部が推定するために、前記太陽電池アレイを構成する前記太陽電池モジュールの接続関係に関する情報である構成情報を取得する第4の取得部をさらに備え、
    前記処理部は、前記第1の取得部が取得した前記公称値と前記第2の取得部が取得した前記環境情報とに加えて、前記第4の取得部が取得した前記構成情報に基づいて、前記太陽光発電装置の発電出力を推定する
    請求項1記載の太陽光発電装置の管理装置。
  3. 前記太陽電池アレイは、
    複数枚の前記太陽電池モジュールが直列に接続されたストリングを複数本備え、
    複数本の前記ストリングが並列に接続されて構成されている
    請求項2記載の太陽光発電装置の管理装置。
  4. 前記太陽電池モジュールの仕様を特定する情報である識別情報が入力される入力部をさらに備え、
    前記第1の取得部は、前記識別情報にあらかじめ対応付けて前記太陽電池モジュールの仕様ごとの前記公称値が記憶されている記憶部から、前記入力部に入力された前記識別情報に対応する前記公称値を取得する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の太陽光発電装置の管理装置。
  5. 前記処理部は、
    前記第2の発電出力が前記適正範囲内である場合に前記太陽光発電装置を正常と判断し、
    前記第2の発電出力が前記適正範囲を逸脱している場合に前記太陽光発電装置を異常と判断する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の太陽光発電装置の管理装置。
  6. 前記第1の発電出力および前記第2の発電出力は、最大電力値と開放電圧値と短絡電流値とであって、
    前記処理部は、最大電力値と開放電圧値と短絡電流値とがそれぞれ前記適正範囲か否かについて判断を行い、さらに、前記判断の結果の組み合わせにより、前記太陽光発電装置の異常の有無および異常の箇所を判断する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の太陽光発電装置の管理装置。
  7. 前記第1の発電出力および前記第2の発電出力は最大電力値であって、前記適正範囲は前記第1の発電出力である最大電力値に対する基準割合以上の範囲に設定される
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の太陽光発電装置の管理装置。
  8. 前記第1の発電出力および前記第2の発電出力は開放電圧値であって、前記適正範囲は、前記第1の発電出力である開放電圧値に対して第1の割合以上かつ第2の割合以下の範囲として、前記開放電圧値を含むように設定されている
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の太陽光発電装置の管理装置。
  9. 前記第1の発電出力および前記第2の発電出力は短絡電流値であって、前記適正範囲は、前記第1の発電出力である短絡電流値に対する基準割合以上の範囲に設定される
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の太陽光発電装置の管理装置。
  10. 前記出力部は、前記第2の発電出力と前記適正範囲とを、前記表示装置に数値で表示させる
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の太陽光発電装置の管理装置。
  11. 前記出力部は、前記第2の発電出力と前記適正範囲とを、前記表示装置にグラフで表示させる
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の太陽光発電装置の管理装置。
  12. 前記出力部は、前記第2の発電出力と前記適正範囲とを、前記表示装置の同じ画面に表示させる
    ことを特徴とする請求項10又は11記載の太陽光発電装置の管理装置。
  13. 前記太陽光発電装置は、前記太陽電池モジュールから出力される直流電力の電力変換を行うパワーコンディショナをさらに備え、
    前記処理部は、前記第1の取得部が取得した前記公称値と前記第2の取得部が取得した前記環境情報とに加えて、前記パワーコンディショナによる電力の変換効率に基づいて、前記太陽光発電装置の発電出力を推定し、
    前記第3の取得部は、前記パワーコンディショナから前記太陽光発電装置の発電出力に関する実測値を取得する
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の太陽光発電装置の管理装置。
JP2014022404A 2014-02-07 2014-02-07 太陽光発電装置の管理装置 Expired - Fee Related JP6300148B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014022404A JP6300148B2 (ja) 2014-02-07 2014-02-07 太陽光発電装置の管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014022404A JP6300148B2 (ja) 2014-02-07 2014-02-07 太陽光発電装置の管理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015149431A true JP2015149431A (ja) 2015-08-20
JP6300148B2 JP6300148B2 (ja) 2018-03-28

Family

ID=53892560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014022404A Expired - Fee Related JP6300148B2 (ja) 2014-02-07 2014-02-07 太陽光発電装置の管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6300148B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018018505A (ja) * 2016-07-28 2018-02-01 ケーディーティー カンパニー リミテッド 太陽光発電システムのインバータmppt性能診断装置及び方法

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0864653A (ja) * 1994-08-26 1996-03-08 Omron Corp 太陽電池診断システム
JP2002270878A (ja) * 2001-03-14 2002-09-20 Atsushi Iga 太陽電池の出力評価方法,出力評価プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なデータ記録媒体および出力評価装置
JP2004355044A (ja) * 2003-05-26 2004-12-16 Chugoku Electric Power Co Inc:The プラントデータ評価システムと方法、復水器真空度監視方法、データマイニング方法、および、プログラム
JP2006101591A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Hitachi Cable Ltd 太陽光発電装置
JP2006201827A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Omron Corp カーブトレーサを内蔵したパワーコンディショナおよびカーブトレーサのカーブ評価方法
WO2011089959A1 (ja) * 2010-01-19 2011-07-28 オムロン株式会社 Mppt制御器、太陽電池制御装置、太陽光発電システム、mppt制御プログラム、およびmppt制御器の制御方法
JP2012191000A (ja) * 2011-03-10 2012-10-04 Mitsubishi Electric Corp 診断装置、太陽光発電システム及び診断方法
JP2013093430A (ja) * 2011-10-25 2013-05-16 Gaia Power Co Ltd 太陽光発電システム及びその管理方法
JP2013156125A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Mitsubishi Electric Corp 太陽電池ストリング診断装置
JP2013219138A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Mitsubishi Electric Corp 太陽光発電システム診断支援装置、太陽光発電システム診断装置及び太陽光発電システム診断用の計測装置
US9024640B2 (en) * 2012-09-10 2015-05-05 Eaton Corporation Active diagnostics and ground fault detection on photovoltaic strings

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0864653A (ja) * 1994-08-26 1996-03-08 Omron Corp 太陽電池診断システム
JP2002270878A (ja) * 2001-03-14 2002-09-20 Atsushi Iga 太陽電池の出力評価方法,出力評価プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なデータ記録媒体および出力評価装置
JP2004355044A (ja) * 2003-05-26 2004-12-16 Chugoku Electric Power Co Inc:The プラントデータ評価システムと方法、復水器真空度監視方法、データマイニング方法、および、プログラム
JP2006101591A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Hitachi Cable Ltd 太陽光発電装置
JP2006201827A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Omron Corp カーブトレーサを内蔵したパワーコンディショナおよびカーブトレーサのカーブ評価方法
WO2011089959A1 (ja) * 2010-01-19 2011-07-28 オムロン株式会社 Mppt制御器、太陽電池制御装置、太陽光発電システム、mppt制御プログラム、およびmppt制御器の制御方法
JP2012191000A (ja) * 2011-03-10 2012-10-04 Mitsubishi Electric Corp 診断装置、太陽光発電システム及び診断方法
JP2013093430A (ja) * 2011-10-25 2013-05-16 Gaia Power Co Ltd 太陽光発電システム及びその管理方法
JP2013156125A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Mitsubishi Electric Corp 太陽電池ストリング診断装置
JP2013219138A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Mitsubishi Electric Corp 太陽光発電システム診断支援装置、太陽光発電システム診断装置及び太陽光発電システム診断用の計測装置
US9024640B2 (en) * 2012-09-10 2015-05-05 Eaton Corporation Active diagnostics and ground fault detection on photovoltaic strings

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018018505A (ja) * 2016-07-28 2018-02-01 ケーディーティー カンパニー リミテッド 太陽光発電システムのインバータmppt性能診断装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6300148B2 (ja) 2018-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2016202891B2 (en) Automatic generation and analysis of solar cell IV curves
JP4556677B2 (ja) カーブトレーサを内蔵したパワーコンディショナ
JP5856294B2 (ja) 太陽光発電監視方法及びその方法に用いられる太陽光発電監視システム
US8461718B2 (en) Photovoltaic array systems, methods, and devices with bidirectional converter
US8744791B1 (en) Automatic generation and analysis of solar cell IV curves
KR101535056B1 (ko) 계통연계형 태양광발전 시스템의 고장 검출 진단 장치 및 그 방법
KR101327225B1 (ko) 등가 가동시간 개념을 이용한 계통연계형 태양광발전 시스템의 고장 진단 방법 및 장치
JP2005340464A (ja) 太陽電池アレイ診断装置およびそれを用いた太陽光発電システム
JP2011134862A (ja) 太陽光発電システム
KR101532163B1 (ko) 태양광발전 상태진단 평가시스템
JP2012191000A (ja) 診断装置、太陽光発電システム及び診断方法
KR20170126623A (ko) 멀티변수를 기반으로 한 태양광 발전설비의 효율성 진단시스템
JP5463469B2 (ja) 太陽電池アレイの検査装置
JP6300148B2 (ja) 太陽光発電装置の管理装置
JP2006101591A (ja) 太陽光発電装置
JP5615108B2 (ja) 太陽電池の発電量保証装置、方法、及びコンピュータプログラム
KR20160058276A (ko) 휴대용 다기능 bess 진단 시스템
TW201425949A (zh) 故障檢測系統及故障檢測方法
JP5879079B2 (ja) 太陽光発電装置
JP2013251581A (ja) 太陽電池アレイの検査装置
KR20170140881A (ko) 태양광발전 어레이 모니터링 비교를 통한 자체 이상 조기발견방법
JP2015192530A (ja) 太陽電池監視装置、太陽電池監視方法および太陽電池システム
JP2014222201A (ja) 太陽電池の検査装置、検査プログラム及び検査方法
JP6619185B2 (ja) 太陽光発電診断システム及び診断方法
KR20200069484A (ko) 태양광 모듈의 상태 진단 시스템 및 이를 이용한 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161208

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171010

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180123

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180216

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6300148

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees