JP2015145571A - トンネル施工設備及び施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】大断面トンネルであっても、コンクリートの吹付けを効果的に行うこと。
【解決手段】トンネル内に複数のトンネル施工装置を搬入し、支保工の建込みとコンクリートの吹付けを行うトンネル施工設備であって、前記施工装置は、第1のタイプの施工装置と第2のタイプの施工装置とを有し、各施工装置のそれぞれは、支保工の建込みを行うエレクターと、コンクリートの吹付けを行う吹付けアームを有し、それらを一台の走行車両に搭載したものであり、前記第1のタイプの施工装置は、トンネル切羽に向かって左側に位置し、主に左半部の支保工の建込み及びコンクリートの吹付けを担当し、前記第2のタイプの施工装置は、トンネル切羽に向かって右側に位置し、主に右半部の支保工の建込み及びコンクリートの吹付けを担当し、前記第1のタイプの施工装置は、前記エレクターを左側に、前記吹付けアームを右側に備え、前記第2のタイプの施工装置は、前記エレクターを右側に、前記吹付けアームを左側に備えるトンネル施工設備を提供する。
【選択図】図3

Description

本発明は、トンネル内壁面にコンクリートやモルタル等を吹付けるトンネル施工設備及び施工方法に関する。詳しくは、単位時間当たりのコンクリート吹付け量を向上させたコンクリート施工設備及び施工方法に関する。
山岳地帯でのトンネル掘削では、主としてNATM工法(New Austrian Tunneling Method)が多用されている。このNATM工法は、掘削、ずり出し、一次コンクリート吹付け、支保工建込み、二次コンクリート吹付け、ロックボルト打設という手順で行われる。
前記各作業を行う機械としては、トンネル掘進機、削岩機、支保工建込みエレクター、コンクリート吹付機等が存在するが、工期を短縮するために、前記各機能を一台の装置に組み込んだトンネル施工装置が開発されている(特許文献1)。
特開平7−217392号公報
しかし、従来のコンクリート吹付機やトンネル施工装置(以下、「コンクリート吹付機等」という。)は、吹付け用のブームを一本しか備えていないため、吹付け作業時間を短縮することが困難であった。特に、掘削断面が大きいトンネルの施工において、吹付け作業時間の短縮が望まれていた。
さらに、コンクリート吹付機等とは別に、圧縮空気を吹付機へ送るためのコンプレッサーを設けていた。そのため、コンクリート吹付機等を切羽近傍へ移動させる際に、コンプレッサーも同時に移動させる必要があり、作業効率が悪かった。
また、コンクリート吹付機等に不具合が生じた場合、コンクリートの吹付けを行うことができず、工事が止まる可能性があった。
本発明は前記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、大断面トンネルであっても、コンクリートの吹付けを効果的に行うことができるトンネル施工設備及び施工方法を提供することにある。
本発明は、トンネル内に複数のトンネル施工装置を配置し、支保工の建込みとコンクリートの吹付けを行うトンネル施工設備である。詳しくは、前記施工装置は、支保工の建込みを行うエレクターと、コンクリートの吹付けを行う吹付けアームを有し、それらを一台の走行車両に搭載したものであり、トンネル切羽に向かって左側に位置し、主に左半部の支保工の建込み及びコンクリートの吹付けを担当する第1のタイプと、トンネル切羽に向かって右側に位置し、主に右半部の支保工の建込み及びコンクリートの吹付けを担当する第2のタイプからなり、前記第1のタイプの施工装置は、前記エレクターを左側に、前記吹付けアームを右側に備え、前記第2のタイプの施工装置は、前記エレクターを右側に、前記吹付けアームを左側に備えることを特徴とする。
前記のように複数のトンネル施工装置を用いることで、掘削した断面が広い場合でも、支保工の建込み及びコンクリートの吹付けが容易となる。また、単位時間当たりのコンクリート吹付け量を増やすことができ、工期を短縮することができる。さらに、1台がトラブルで使用できなくなった場合であっても、他のトンネル施工装置を用いて工事を続行することができる。
前記トンネル施工装置には、コンクリートを吹付けるためのコンプレッサーを搭載することが好ましい。トンネル施工装置にコンプレッサーを搭載することで、トンネル施工装置と別にコンプレッサーを設ける必要がなくなる。その結果、コンプレッサーの移動が容易となり、作業効率を向上することができる。
前記第1のタイプの施工装置は、前記吹付けアームの右側に削岩機をさらに搭載し、前記第2のタイプの施工装置は、前記吹付けアームの左側に削岩機をさらに搭載することもできる。
また、本発明は、支保工の建込みを行うエレクターを左側に、コンクリートの吹付けを行う吹付けアームを右側に搭載した第1のタイプのトンネル施工装置と、前記エレクターを右側に、前記吹付けアームを左側に搭載した第2のタイプのトンネル施工装置を用いて、支保工の建込み及びコンクリートの吹付けを行うトンネル施工方法に関するものである。詳しくは、前記第1のタイプの施工装置を、切羽に向かって左側に配置し、前記第2のタイプのトンネル施工装置を、切羽に向かって右側に配置する第1工程と、前記第1のタイプの施工装置を用いて、主に左半部に一次コンクリートを吹付け、前記第2のタイプの施工装置を用いて、主に右半部に一次コンクリートを吹付ける第2工程と、前記第1のタイプのトンネル施工装置を用いて、主に左半部に支保工を建込み、前記第2のタイプの施工装置を用いて、主に右半部に支保工を建込む第3工程と、 前記第1のタイプの施工装置を用いて、主に左半部に二次コンクリートを吹付け、前記第2のタイプのトンネル施工装置を用いて、主に右半部に二次コンクリートを吹付ける第4工程からなることを特徴とする。
前記第1のタイプの施工装置が、前記吹付けアームの右側に削岩機をさらに搭載し、前記第2のタイプの施工装置が前記吹付けアームの左側に削岩機をさらに搭載することも可能であり、この場合における本発明の方法は、前記第4工程の後に、前記第1のタイプの施工装置の削岩機を用いて、主に左半部にロックボルト挿入孔を空け、第2のタイプの施工装置の削岩機を用いて、主に右半部にロックボルト挿入孔を空ける第5工程を加えることができる。
本発明のトンネル施工設備及び施工方法を用いることにより、大断面トンネルであっても、コンクリートの吹付けを効果的に行うことができる。
本発明に係るトンネル施工装置(第1のタイプ)の側面図である。 本発明に係るトンネル施工装置(第1のタイプ)の平面図である。 本発明に係るトンネル施工設備の正面図である。 本発明に係るトンネル施工装置(第1のタイプ)の正面図である。 本発明に係るトンネル施工装置(第2のタイプ)の側面図である。 本発明に係るトンネル施工装置(第2のタイプ)の平面図である。 本発明に係るトンネル施工設備の平面図である。 本発明に係るトンネル施工装置の吹付けアームの側面図である。 本発明に係るトンネル施工装置の吹付けアームの平面図であり、左右方向の動きを示したものである。 本発明に係るトンネル施工装置の吹付けアームの上下方向の動きを示したものであり、(A)が側面図、(B)が正面図である。 本発明に係るトンネル施工装置のエレクターの側面図である。 本発明に係るトンネル施工装置のエレクターの平面図である。 本発明に係るトンネル施工装置のキャッチャーの側面図である。 本発明に係るトンネル施工装置のキャッチャーの正面図である。 本発明の一実施の形態に適用される把持部を示す図であって、(A)は高さが250mmの支保工を把持する場合を表す図であり、(B)は高さが125mmの支保工を把持する場合を表す図である。 削岩機を搭載した本発明に係るトンネル施工装置(第1のタイプ)の平面図である。 本発明に係るトンネル施工装置の削岩機の側面図である。 本発明に係るトンネル施工装置の削岩機の平面図である。
本発明の実施形態を図1〜図18に基づいて説明する。
(トンネル施工装置)
図1に示すトンネル施工装置2は、走行車両3の前方にコンクリートを吹付ける吹付けアーム4と、支保工Wを建込むエレクター5が取り付けられている。
走行車両3の後方には吹付機6が搭載されている。この吹付機6にはコンクリートの供給口7が設けられ、この供給口7を通じてコンクリートが吹付機6内に供給される。また、吹付機6には圧送ポンプ8が備えられており、吹付機6内のコンクリートは、この圧送ポンプ8により、コンクリート配管9及びホース12を介して吹付けノズル21へ送られる。
前記では、圧送ポンプ8によってコンクリートを搬送するポンプ式を説明したが、エアによってコンクリートを搬送するエア搬送式を用いても良い。
走行車両3の後方には、コンクリート吹付け用のコンプレッサー10Aと、急結剤搬送用のコンプレッサー10Bが搭載されている。このコンプレッサー10A、10Bにより圧縮空気を生成し、生成した圧縮空気を用いて、吹付けアーム4の先端から切羽P面にコンクリートを吹付ける。
そのほか、走行車両3に急結剤供給装置11を設けて、コンクリートの凝結時間を著しく短くするために、コンクリートに急結剤を混ぜる。
前記吹付けアーム4は、図1、図2の例では、基端アーム22から吹付けノズル21までの部分をいい、走行車両3の前方に取り付けられたベース20と連結され、上下方向及び左右方向に自在に移動可能となっている。そのため、アーム4の先端に設けた吹付けノズル21を切羽Pの吹付対象箇所と対面させ、ピンポイントでコンクリートの吹付けを行うことができる。
(吹付けアーム)
以下に、吹付けアーム4の構成を詳述する。前記ベース20には、基端アーム22が取り付けられており、その下方には基端アーム上下シリンダ22Aが設けられている。この基端アーム上下シリンダ22Aが伸縮することにより、基端アーム22が上下方向に揺動する。揺動可能範囲は、基端アーム22が地面に水平な状態を基準として、下方向への角度(γ1)が約24°、上方向への角度(γ2)が約45°である。
この基端アーム上下シリンダ22Aの左右両側には、基端アーム旋回左右シリンダ22Bが設けられている。この基端アーム旋回左右シリンダ22Bが伸縮することにより、基端アーム22が水平方向に揺動する。揺動可能範囲は、基端アーム22がトンネルの側壁に平行な状態を基準として、右方向への角度(α1)が約45°、左方向への角度(α2)が約45°である。
基端アーム22は、アウター基端アーム22Xと、その内部に挿入されたインナー基端アーム22Yからなる。この基端アーム22には、基端アーム伸縮シリンダ22Cが内蔵されており、このシリンダ22Cによってインナー基端アーム22Yがスライド移動する。移動総距離(22M)は、最大約1.3mである。
また、基端アーム22の下方であって、基端アーム上下シリンダ22Aの上方には、基端アーム同調シリンダ22Dが設けられている。このシリンダ22Dは、インナー基端アーム22Yのスライド移動に同調して伸縮する。
基端アーム22の先端には、斜め上方に向かって先端アーム23が取り付けられている。そして、先端アーム23の先端には、ピン24を介して第1接合部材25が取り付けられている。この第1接合部材25は、基端側から中央付近へ向かって水平方向に延在し、中央付近から上方へ向かって約90°屈曲し、中央付近から先端側へ向かって上方に延在している。
第1接合部材25の先端には、スライドアーム26が取り付けられている。前記先端アーム23の下方にはスライドアーム上下シリンダ26Aが設けられており、このシリンダ26Aが伸縮することにより、スライドアーム26が上下方向に揺動する。揺動可能範囲は、スライドアーム26が地面に水平な状態を基準として、下方向への角度(δ1)が約45°、上方向への角度(δ2)が約24°である。
スライドアーム26の側方には、スライドアーム旋回左右シリンダ26Bが設けられている。このスライドアーム旋回左右シリンダ26Bが伸縮することにより、スライドアーム26が水平方向に揺動する。揺動可能範囲は、スライドアーム26がトンネルの側壁に平行な状態を基準として、右方向への角度(β1)が約45°、左方向への角度(β2)が約45°である。
スライドアーム26は、アウタースライドアーム26Xと、そのアーム26Xの内部に挿入された第1インナースライドアーム26Yと、そのアーム26Yの内部に挿入された第2インナースライドアーム26Zからなる。このスライドアーム26の下方には、第1スライドアーム伸縮シリンダ26Dが設けられている。このシリンダ26Dの伸縮により、第1インナースライドアーム26Yに対してアウタースライドアーム26Xがスライド移動する。
また、スライドアーム26には、第2スライドアーム伸縮シリンダ26Cが内蔵されており、このシリンダ26Cの伸縮により、第2インナースライドアーム26Zに対して第1インナースライドアーム26Yがスライド移動する。前記シリンダ26Dおよび26Cによってスライドアーム26がスライド移動する総距離(26M)は、最大2.7mとなっている。
スライドアーム26の先端には、ノズル左右モータ27が取り付けられている。そして、モータ27の先端には、第2接合部材29が取り付けられている。この第2接合部材29は、基端側から先端側へ向かって水平方向に延在する第1部材29Aと、第1部材29Aの先端部から上方へ向かって延在する第2部材29Bからなり、第1部材29Aと第2部材29Bがピンを介して一体となっている。さらに、第2部材29Bの下方にはノズル前傾後傾シリンダ28が設けられている。
そして、第2接合部材29の先端には吹付けノズル21が取り付けられている。吹付けノズル21は、前記ノズル回転モータ27によって垂直方向に回転可能であり、その回転角度(θ)は360°である。
前記吹付けノズル21は、通常図1のように路面に対して垂直になっている。この状態から、前記ノズル前傾後傾シリンダ28を伸縮させることにより、吹付ノズル21を前方又は後方に傾けることができる。傾けることができる範囲は、吹付ノズル21が地面に垂直な状態を基準として、前方への角度(ε1)が約90°、後方への角度(ε2)が約30°である。
(吹付範囲)
図3に、第1のタイプのトンネル施工装置2Lのコンクリート吹付け範囲を示す。スライドアーム26を切羽Pに対して垂直にし、その垂直状態を保ちながら吹付けアーム4を移動させた場合、図3の吹付け範囲Qにコンクリートを吹付けることができる。また、前記の制約を無くして、吹付けアーム4を自由に移動させた場合、図3の最大吹付け範囲Rにコンクリートを吹付けることができる。
より詳しくは、施工装置2Lの寸法が高さ4.00m、幅3.10mであり、吹付け範囲Qの最大吹付け高さが9.12m、最大吹付け幅が12.6mである。また、前記の施工装置2Lを用いる場合、最大吹付範囲Rの最大吹付け高さが12.4mであり、最大吹付け幅が22.04mである。
(エレクター)
エレクター5は、図1、図2の例では、第1ブーム31からキャッチャー37までの部分をいい、走行車両3の前方に取り付けられたブームベース30と連結されている。以下に、エレクター5の構成を詳述する。
ブームベース30に第1ブーム31が取り付けられており、その下方にはブーム起伏シリンダ31Aが設けられている。このブーム起伏シリンダ31Aが伸縮することにより、エレクター5が上下方向に揺動する。揺動可能範囲は、上約45°、下約24°である。
また、この第1ブーム31の基端側の側方には、ブーム旋回シリンダ31Bが設けられている。このブーム旋回シリンダ31Bが伸縮することにより、第1ブーム31が水平方向に揺動する。揺動可能範囲は、左右それぞれ約45°である。
第1ブーム31の内部には第2ブーム32が挿入されており、第2ブーム32の内部には第3ブーム33が挿入されている。第1ブーム31の下方には第1伸縮シリンダ34が設けられ、第1ブーム31の内部には第2伸縮シリンダ35が内蔵されている。この第1伸縮シリンダ34の伸縮により、第1ブーム31に対して第2ブーム32が最大約1.8mスライド移動する。また、第2伸縮シリンダ35の伸縮により、第2ブーム31に対して第3ブーム32が最大約1.8mスライド移動する。
前記第3ブーム33の先端には、支保工Wを把持するための支保工キャッチャー37が装着されている。この支保工キャッチャー37は、第3ブーム33の先端部から伸びるL字形をしたL型アーム40及びこのL型アーム40の先端側に取り付けられた把持部42を有している。そして、この第3ブーム33とL型アーム40との間やL型アーム40自体には、3つの油圧シリンダ44A、44B、44Cが設置されていて、このL型アーム40自体の傾きやL型アーム40を構成する各辺相互間の傾き等をこれら3つの油圧シリンダ44A、44B、44Cにより変更可能としている。
さらに、この把持部42の基端部分を、駆動源である油圧シリンダ48を内蔵した駆動部42Aが構成しており、この駆動部42A内から伸縮可能に伸びる伸縮片42Bをこの駆動部42Aが備えるのに伴い、この油圧シリンダ48のピストン48Aの先端側が伸縮片42Bに接続されている。そして、この駆動部42Aの先端側には、第1把持爪51が設置されており、また、この第1把持爪51と対向する伸縮片42Bの先端側には第2把持爪52が設置されており、これら第1把持爪51と第2把持爪52との間に支保工Wを挟み込むようになっている。
つまり、これら第1把持爪51及び第2把持爪52により一対の把持爪が構成されており、油圧シリンダ48に外部から作動油が送り込まれる等によって、油圧シリンダ48が駆動することで、これら第1把持爪51と第2把持爪52との間の間隔が変化されて、支保工Wを挟み込むようになる。
さらに、第1把持爪51の支保工Wと対向する部分とされる右側の端面51Aは、基端側から先端側に向かって支保工W側に傾く形に、傾き角度A1が80度で傾斜している。そして、この端面51Aの先端部には逃げ部とされる面取り部51Bが形成されている。また、第2把持爪52の支保工Wと対向する部分とされる左側の端面52Aは、基端側から先端側に向かって支保工W側に傾く形に、傾き角度B1が80度で傾斜している。そして、この端面52Aの先端部には逃げ部とされる面取り部52Bが同様に形成されている。
つまり、一対の把持爪51、52の支保工Wと対向する部分とされる端面51A、52Aの傾き角度A1、B1が、相互に同一とされ且つ、これら一対の把持爪51、52の基端側から先端側に向かって相互間の隙間が狭くなるように、形成されることになる。但し、これら一対の把持爪51、52の高さは、それぞれ120mm程度とされている。
本実施形態のトンネル施工装置2によれば、第3ブーム33の先端側に把持部42が取り付けられ、この把持部42の一対の把持爪51、52が、油圧シリンダ48の動力により間隔を変化させて支保工Wを挟み込むことで、把持部42が支保工Wを把持する。
この際、把持爪51、52の支保工Wと対向する部分の傾き角度A1、B1が、一対の把持爪51、52の相互間で同一とされるに伴い、これら一対の把持爪51、52の支保工Wと対向する部分における相互間の隙間が、一対の把持爪51、52の基端側から先端側に向かって狭くなるように、一対の把持爪51、52が形成されている。
つまり、一対の把持爪51、52の支保工Wと対向する部分における相互間の隙間が、一対の把持爪51、52の基端側から先端側に向かって狭くなっていることから、支保工Wを把持する際に、これら一対の把持爪51、52間に挟まれている支保工Wに、把持爪51、52の先端側から基端側に向かって働く力が常時加わるようになる。
この結果として、支保工Wの大きさが変化した場合であっても、一対の把持爪51、52の基端側から先端側に向かって支保工Wがずれ出す虞がなくなることから、支保工Wの建込みの際に、支保工Wを確実に把持できるようになる。
この一方、本実施の形態によれば、一対の把持爪51、52の支保工Wと対向する部分が、一対の把持爪51、52の基端側から先端側に向かって相互間の隙間が単に狭くなるだけでなく、一対の把持爪51、52の支保工Wと対向する部分の傾き角度A1、B1が、一対の把持爪51、52の相互間で同一とされていることで、支保工Wをより一層確実に把持できるようになる。
また、本実施の形態によれば、駆動源が油圧シリンダ48とされていることから、この油圧シリンダ48により強い力が発揮されて、把持部42で支保工Wをより一層確実に把持できるようにもなる。
次に、本実施の形態に係るトンネル施工装置2の把持部42により2種類の大きさの支保工Wを把持する際の具体例を説明する。例えば高さ寸法Hが250mmの支保工Wを把持する場合には、図15(A)に示すように把持し、また、高さ寸法Hが125mmの支保工Wを把持する場合には、図15(B)に示すように把持することになる。
つまり、一対の把持爪51、52の高さがそれぞれ120mm程度とされていることから、高さ寸法Hが250mmのH型に形成された支保工Wを把持する場合には、図15(A)に示すように支保工Wの一端側である下端側のみを把持する形になる。また、高さ寸法Hが125mmのH型に形成された支保工Wを把持する場合には、図15(B)に示すように支保工Wの一端側を同様に把持している。但し、支保工Wの他端側と対向する把持爪51、52の部分には面取り部51B、52Bが形成されていることから、この場合には支保工Wの他端側に把持爪51、52が接触することがない。
以上の結果として、いずれの場合にも支保工Wの一端側である下端側のみを把持する形になるものの、一対の把持爪51、52の支保工Wと対向する部分における相互間の隙間が、一対の把持爪51、52の基端側から先端側に向かって狭くなっていることから、把持爪51、52の先端側から基端側に向かって働く力が常時加わって、支保工Wを確実に把持できるようになる。
(作業範囲)
図3に、第1のタイプのトンネル施工装置2Lのエレクター作業範囲Oを示す。前記施工装置2Lのエレクター5によって、トンネル切羽Pの左側に支保工Wを建込むことができる。
(削岩機)
そのほか、走行車両の3の前方に削岩機60を設けても良い。この削岩機60は、図16の例では、ドリルブーム62から削孔ビット67までの部分をいい、走行車両3の前方に取り付けられたブームポスト61と連結されている。この削岩機60について下記に詳述する。
前記ブームポスト61には、ドリルブーム62が取り付けられており、その下方には第1上下シリンダ62Aが設けられている。この第1上下シリンダ62Aが伸縮することにより、ドリルブーム62が上下方向に揺動する。揺動可能範囲は、上約45°、下約30°である。
このドリルブーム62の側方には、左右旋回シリンダ62Bが設けられている。この左右旋回シリンダ62Bが伸縮することにより、ドリルブーム62が水平方向に揺動する。揺動可能範囲は、左右それぞれ約45°である。
ドリルブーム62は、アウタードリルブーム62Xと、その内部に挿入されたインナードリルブーム62Yからなる。このドリルブーム62には、図示しない伸縮シリンダが内蔵されており、このシリンダの伸縮により、アウタードリルブーム62Xに対してインナードリルブーム62Yが最大約1.6mスライド移動する。
ドリルブーム62の先端にはロータリアクチュエータ70が取り付けられ、このロータリアクチュエータ70の側方には、前後方向に延在するガイドセル63が取り付けられている。このガイドセル63の上方には、ガイドセル63と同一方向に延在するロッド64が、ロッド固定部66を介して取り付けられている。また、このロッド64の先端には削孔ビット67が取り付けられ、後端にはドリフター65が設けられている。
ガイドセル63の下方には、第3上下シリンダ69が取り付けられている。この第3上下シリンダ69が伸縮することにより、ガイドセル63が上下方向に揺動する。揺動可能範囲は、上約90°、下約0°である。
インナードリルブーム62Yの下方には、第2上下シリンダ68が設けられている。この第2上下シリンダ68により、ガイドセル63が上下方向に揺動する。また、ドリルブーム62と第1上下シリンダ62Aの間には同調用シリンダ71が取り付けられている。この同調用シリンダ71は、第2上下シリンダ68と同調して、ガイドセル63を平行移動させる。
なお、前記ロッド64はガイドセル63に沿って前後方向に最大約4mの距離をスライド移動できる。また、ドリフター65の動力はロッド64を介して、先端にある削孔ビット67に伝達されるようになっている。
このような構成の削岩機60は、高圧水を削孔ビット67の吹出口から吹出しながら、ドリフター65の回転力と打撃力により、削孔ビット67で削孔する。そして、より深く削孔する場合は、前記ロッド64を継ぎ足しながら削孔を続ける。削孔終了後は、ロッド64を地山より引き抜き、削孔した孔にモルタルを注入しロックボルトを挿入する。
(トンネル施工設備及び施工方法)
図3は、本発明に係るトンネル施工設備1の正面図である。図面手前がトンネル切羽P側であり、図面奥が坑口側である。すなわち、図面左側が切羽Pに向かって右側となり、図面右側が切羽Pに向かって左側となる。
このトンネル施工設備1は、異なるタイプの複数の施工装置2から構成され、図3の例では、第1のタイプと第2のタイプの施工装置2L、2Rを有する。第1のタイプの施工装置2Lは、エレクター5を左側に備え、吹付けアーム4を右側に備えている。また、第2のタイプの施工装置2Rは、エレクター5を右側に備え、吹付けアーム4を左側に備えている。即ち、図3の例においては、トンネル切羽の幅方向中央の仮想線Sを軸として、施工装置2Lと施工装置2Rの吹付けアーム4とエレクター5の位置が線対称になっている。
さらに削岩機60も装備する場合、第1のタイプの施工装置2Lは、吹付けアーム4の右側に削岩機60を設ける。第2のタイプの施工装置2Rは、吹付けアーム4の左側に削岩機60を設ける。
前記のように、エレクター5を搭載する位置は、施工装置2L、2Rをトンネル内に配置したときに、トンネル幅方向外側にすることが好ましい。トンネル内への支保工Wの搬入は、支保工Wをエレクター5によって把持し、施工装置2が支保工Wを抱えた状態でトンネル切羽近傍まで運搬する。そのため、エレクター5を幅方向外側に設けないと、支保工Wを運搬することができないからである。また、トンネル幅方向外側から搬入すると、左半部及び右半部に建込む支保工Wが互いに干渉せず、作業効率が高くなるという利点もある。
また、吹付けアーム4を搭載する位置は、施工装置2L、2Rをトンネル内に配置したときに、トンネル幅方向中央側にすることが好ましい。幅方向外側よりも幅方向中央側のほうが、コンクリートの吹き付け面積が大きいからである。また、施工装置2L、2Rの一方が故障して動かなくなった際に、他方の施工装置2L、2Rを用いて、左半部及び右半部の両方にコンクリートを吹き付けるため、幅方向中央寄りに配置して吹付範囲を広くする必要があるからである。
本発明に係るトンネル施工方法について説明する。この施工方法の第1工程は、施工装置2をトンネル内に配置する配置工程である。具体的には、第1のタイプの施工装置2Lを切羽Pに向かって左側に配置し、第2のタイプの施工装置2Rを切羽Pに向かって右側に配置する。
第2工程は、トンネル切羽Rに一次コンクリートを吹付ける一次コンクリート吹付け工程である。具体的には、第1のタイプの施工装置2Lの吹付けノズル21から、主に左半部に一次コンクリートを吹付け、第2のタイプの施工装置2Rの吹付けノズル21から、主に右半部に一次コンクリートを吹付ける。
なお、左半部とは、坑口側から切羽Pを視た際の左側部分(図3では右側部分)をいい、右半部とは坑口側から切羽Pを視た際の右側部分(図3では左側部分)をいう。
また、施工装置2L、2Rの前記コンクリート吹付け範囲は、原則的なものである。施工装置2Rや2Lが故障して動かなくなった場合や、左半部または右半部の吹付けが遅れている場合などには、施工装置2Lが右半部にコンクリートを吹付けたり、施工装置2Rが左半部にコンクリートを吹き付けたりすることもできる。このことは、後述する二次コンクリート吹付けや、ロックボルト打設においても同様である。
第3工程は、トンネル内に支保工Wを建込む建込み工程である。具体的には、第1のタイプの施工装置2Lのエレクター5を用いて、主に左半部に支保工Wを建込み、前記第2のタイプの施工装置2Rのエレクター5を用いて、主に右半部に支保工Wを建込む。支保工Wを建込んだ後は、鋼製支保工背面に金網を設置することが好ましい。
第4工程は、トンネル切羽Rにさらにコンクリートを吹付ける二次コンクリート吹付け工程である。具体的には、第1のタイプの施工装置2Lの吹付けノズル21から、主に左半部に二次コンクリートを吹付け、第2のタイプの施工装置2Rの吹付けノズル21から、主に右半部に二次コンクリートを吹付ける。
そのほか、第5工程として、ロックボルトを設けるロックボルト打設工程を加えても良い。具体的には、第1のタイプの施工装置2Lの削岩機を用いて、主に左半部にロックボルト挿入孔を空け、第2のタイプの施工装置2Rの削岩機を用いて、主に右半部にロックボルト挿入孔を空ける。
前記一次コンクリート吹付け工程及び二次コンクリート吹付け工程において、第1のタイプと第2のタイプの各施工装置2L、2Rによる吹付けは、原則として同時に行う。同時に行うことで、一次コンクリート吹付け及び二次コンクリート吹付けに要する時間を短縮することができる。また、2台の施工装置を用いることにより、大断面のトンネルであっても、効率的にコンクリートを吹付けることができる。
より詳しくは、施工装置2を1台用いた場合の吹付量が例えば25〜30m3/hである場合、施工装置2を2台並べて同時に吹き付けることにより、吹付量を倍(50〜60m3/h)にすることができる。このことは、施工装置2を3台、4台・・・と増やし、同時に吹き付けることにより、吹付量を3倍、4倍・・・と増やすことができる。
また、第1のタイプの施工装置2Lが故障等で動かなくなった場合でも、第2のタイプの施工装置2Rを用いて左半部へコンクリートの吹付け等をすることにより、工事を止めることなく、安定した急速施工に寄与することができる。このことは、第2のタイプの施工装置2Rが動かなくなった場合でも同様である。
また、各施工装置2にコンプレッサー10A、10Bを搭載することにより、従来のようにコンプレッサーを別置きする必要がなくなり、切羽近傍の機械の台数を最小限に抑えることができる。
トンネル内という限られた空間で用いる機械の台数が減るとともに、吹付けアームを搭載した走行台車とコンプレッサーを搭載した台車の間を接続する配管の段取り、取り付け、取り外し、片付けという手間が無くなるため、機動性を飛躍的に向上させることができる。
また、コンクリート配管9の長さが短くなるため、コンクリートが配管9内を通る際に受ける抵抗が減り、コンクリートの吐出量(吹付け量)を増加させることができる。
以上のように、コンプレッサーを別置きしないことにより、機動性が向上し、吹付け量が増加するため、吹付け作業時間が大幅に短縮し、急速施工に寄与することができる。具体的には、別置きした場合と比べて、吹付作業時間を約半分にすることができる。
さらに、コンクリート配管9の長さが短くなるため、短くなった分だけ、消耗品(配管9)を減らすことができる。
従来のコンクリート吹付機と支保工建込みエレクターを用いる場合、まず、コンクリート吹付機を用いて一次コンクリートを吹付ける。そして、吹付け終了後に、吹付機をトンネル切羽近傍から後退させる。次に、支保工建込みエレクターを前進させてトンネル切羽近傍に配置し、この支保工建込みエレクターを用いて、支保工を組み立てる。そして、組立て終了後に、支保工建込みエレクターを切羽近傍から後退させる。次に、再びコンクリート吹付機を前進させてトンネル切羽近傍に配置し、この吹付機を用いて二次コンクリート吹付けを行う。このように、従来はコンクリート吹付機と支保工建込みエレクターをトンネル内で前方及び後方へ移動しなければならず、施工時間が長くなるとともに、手間がかかっている。
しかし、本発明のように、トンネル施工装置2に吹付けアーム4及びエレクター5を搭載することにより、トンネル内に出し入れする時間や手間を省略することができる。
また、二次コンクリート吹付けの後には、ロックボルト打設が行われる。従来は、二次コンクリート吹付け後に、コンクリート吹付機をトンネル切羽近傍から後退させ、その後に、ドリルジャンボを前進させてトンネル切羽近傍に配置し、このドリルジャンボによってロックボルト打設を行っていた。しかし、本発明のようにトンネル施工装置2に削岩機60を搭載することにより、トンネル内でコンクリート吹付機とドリルジャンボを前方及び後方へ移動させる時間や手間を省略することができる。
本発明は、上記の実施例の形態に限られるものではなく、吹付けアーム4、エレクター5、削岩機60の構造等は適宜変更することができる。また、前記では、トンネル施工装置2を2台用いる場合を例に説明したが、施工装置2を3台以上用いても良い。
なお、以上の説明において、特に限定がない場合は、「コンクリート」の文言に「一次コンクリート」と「二次コンクリート」の両方の意味を含ませることができる。
1 トンネル施工設備
2 トンネル施工装置
2L 第1のタイプのトンネル施工装置
2R 第2のタイプのトンネル施工装置
3 走行車両
4 吹付けアーム
5 エレクター
6 吹付機
7 供給口
8 圧送ポンプ
9 コンクリート配管
10A (コンクリート吹付用)コンプレッサー
10B (急結剤搬送用)コンプレッサー
11 急結剤供給装置
12 ホース
20 ベース
21 吹付けノズル
22 基端アーム
22A 基端アーム上下シリンダ
22B 基端アーム旋回左右シリンダ
22C 基端アーム伸縮シリンダ
22D 基端アーム同調シリンダ
22X アウター基端アーム
22Y インナー基端アーム
23 先端アーム
24 ピン
25 第1接合部材
26 スライドアーム
26A スライドアーム上下シリンダ
26B スライドアーム旋回左右シリンダ
26C 第2スライドアーム伸縮シリンダ
26D 第1スライドアーム伸縮シリンダ
26X アウタースライドアーム
26Y 第1インナースライドアーム
26Z 第2インナースライドアーム
27 ノズル回転モータ
28 ノズル前傾後傾シリンダ
29 第2接合部材
29A 第1部材
29B 第2部材
30 ブームベース
31 第1ブーム
31A ブーム起伏シリンダ
32 第2ブーム
33 第3ブーム
34 第1伸縮シリンダ
35 第2伸縮シリンダ
37 キャッチャー
40 L型アーム
42 把持部
42A 駆動部
42B 伸縮片
48 油圧シリンダ
48A ピストン
51 把持爪
51A 端面
51B 面取り部
52 把持爪
52A 端面
52B 面取り部
60 削岩機
61 ブームポスト
62 ドリルブーム
62A 第1上下シリンダ
62B 左右旋回シリンダ
62X アウタードリルブーム
62Y インナードリルブーム
63 ガイドセル
64 ロッド
65 ドリフター
66 ロッド固定部
67 削孔ビット
68 第2上下シリンダ
69 第3上下シリンダ
70 ロータリアクチュエータ
71 同調用シリンダ
A1 端面51Aの傾き角度
B1 端面52Bの傾き角度
O (第1のタイプのトンネル施工装置の)エレクターの作業範囲
P 切羽
Q (第1のタイプのトンネル施工装置の)スライドアームが切羽に対して垂直の時の吹付範囲
R (第1のタイプのトンネル施工装置の)最大吹付範囲
S トンネル切羽の幅方向中央の仮想線
W 支保工

Claims (5)

  1. トンネル内に複数のトンネル施工装置を搬入し、支保工の建込みとコンクリートの吹付けを行うトンネル施工設備であって、
    前記施工装置は、第1のタイプの施工装置と第2のタイプの施工装置とを有し、
    各施工装置のそれぞれは、支保工の建込みを行うエレクターと、コンクリートの吹付けを行う吹付けアームを有し、それらを一台の走行車両に搭載したものであり、
    前記第1のタイプの施工装置は、トンネル切羽に向かって左側に位置し、主に左半部の支保工の建込み及びコンクリートの吹付けを担当し、
    前記第2のタイプの施工装置は、トンネル切羽に向かって右側に位置し、主に右半部の支保工の建込み及びコンクリートの吹付けを担当し、
    前記第1のタイプの施工装置は、前記エレクターを左側に、前記吹付けアームを右側に備え、
    前記第2のタイプの施工装置は、前記エレクターを右側に、前記吹付けアームを左側に備える
    ことを特徴とするトンネル施工設備。
  2. 前記施工装置は、コンクリートを吹付けるためのコンプレッサーをそれぞれ搭載する請求項1記載のトンネル施工設備。
  3. 前記第1のタイプの施工装置は、前記吹付けアームの右側に削岩機をさらに搭載し、
    前記第2のタイプの施工装置は、前記吹付けアームの左側に削岩機をさらに搭載する請求項1または2記載のトンネル施工設備。
  4. 支保工の建込みを行うエレクターを左側に、コンクリートの吹付けを行う吹付けアームを右側に搭載した第1のタイプのトンネル施工装置と、
    前記エレクターを右側に、前記吹付けアームを左側に搭載した第2のタイプのトンネル施工装置を用いて、
    支保工の建込み及びコンクリートの吹付けを行うトンネル施工方法であって、
    前記第1のタイプの施工装置を切羽に向かって左側に配置し、前記第2のタイプの施工装置を切羽に向かって右側に配置する第1工程と、
    前記第1のタイプの施工装置を用いて、主に左半部に一次コンクリートを吹付け、前記第2のタイプの施工装置を用いて、主に右半部に一次コンクリートを吹付ける第2工程と、
    前記第1のタイプの施工装置を用いて、主に左半部に支保工を建込み、前記第2のタイプの施工装置を用いて、主に右半部に支保工を建込む第3工程と、
    前記第1のタイプの施工装置を用いて、主に左半部に二次コンクリートを吹付け、前記第2のタイプの施工装置を用いて、主に右半部に二次コンクリートを吹付ける第4工程からなることを特徴とするトンネル施工方法。
  5. 前記第1のタイプの施工装置は、前記吹付けアームの右側に削岩機をさらに搭載し、
    前記第2のタイプの施工装置は、前記吹付けアームの左側に削岩機をさらに搭載しており、
    前記第4工程の後に、
    前記第1のタイプの施工装置の削岩機を用いて、主に左半部にロックボルト挿入孔を空け、第2のタイプの施工装置の削岩機を用いて、主に右半部にロックボルト挿入孔を空ける第5工程を有する請求項4記載のトンネル施工方法。
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