JP2015143630A - 位置情報提供システム、記憶装置、端末装置及び位置情報提供方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】現在位置の測位ができない環境にあっても、正確な現在位置情報を提供する。
【解決手段】サーバ通信部17は、サーバ7と通信を行い、ビーコン装置2のビーコンIDと設置位置情報とを対応付けて記憶するビーコン位置DB9にアクセス可能とする。そして、測位部12がGPS信号を受信できず、第1の現在位置情報を出力することができない場合は、ビーコン信号受信部13がビーコン信号を受信し、ビーコンIDを取得する。そして、処理部11は、ビーコン位置DB9を参照して、取得したビーコンIDに対応するビーコン装置2の設置位置情報を取得し、この設置位置情報に基づいて第2の現在位置情報を出力する。
【選択図】図1
【解決手段】サーバ通信部17は、サーバ7と通信を行い、ビーコン装置2のビーコンIDと設置位置情報とを対応付けて記憶するビーコン位置DB9にアクセス可能とする。そして、測位部12がGPS信号を受信できず、第1の現在位置情報を出力することができない場合は、ビーコン信号受信部13がビーコン信号を受信し、ビーコンIDを取得する。そして、処理部11は、ビーコン位置DB9を参照して、取得したビーコンIDに対応するビーコン装置2の設置位置情報を取得し、この設置位置情報に基づいて第2の現在位置情報を出力する。
【選択図】図1
Description
本発明は、現在位置情報を提供する位置情報提供システム、記憶装置、端末装置及び位置情報提供方法に関する。
従来、車両等に搭載され、運転者に経路案内を行うカーナビゲーション装置が知られている。このカーナビゲーション装置では、上空にある複数のGPS(Global Positioning System)衛星が衛星電波に載せて送信したGPS信号を受信して現在位置を測位し、ディスプレイ画面に表示された地図に車両の現在位置を重畳して表示することが可能である。また、現在位置の測位には、携帯電話端末の基地局やWi−Fi(登録商標)のアクセスポイント等も併用されることがあった。
従来のカーナビゲーション装置が出発地から目的地までの経路検索を行う際には、以下の(1)〜(5)に示す手順を辿ることが一般的である。
(1)カーナビゲーション装置がルート検索用のプログラムを起動する。
(2)ユーザによって入力された住所、電話番号、施設名等の情報に基づいて目的地を検索し、設定する。
(3)カーナビゲーション装置がGPS測位処理を実行し、カーナビゲーション装置が搭載された車両の現在地をルート検索の出発地に設定する。
(4)カーナビゲーション装置がGPS測位処理に失敗した場合、基地局を用いた測位に自動的に切り替わり、その結果を出発地に設定する。
(5)カーナビゲーション装置がルート検索を実施し、ルート案内を開始する。このルート案内に際して、ディスプレイ画面に地図を表示し、さらにその地図上に現在位置を示す車両アイコンを表示する。
(1)カーナビゲーション装置がルート検索用のプログラムを起動する。
(2)ユーザによって入力された住所、電話番号、施設名等の情報に基づいて目的地を検索し、設定する。
(3)カーナビゲーション装置がGPS測位処理を実行し、カーナビゲーション装置が搭載された車両の現在地をルート検索の出発地に設定する。
(4)カーナビゲーション装置がGPS測位処理に失敗した場合、基地局を用いた測位に自動的に切り替わり、その結果を出発地に設定する。
(5)カーナビゲーション装置がルート検索を実施し、ルート案内を開始する。このルート案内に際して、ディスプレイ画面に地図を表示し、さらにその地図上に現在位置を示す車両アイコンを表示する。
このような現在位置の測位を行うための技術として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。この特許文献1には、広告看板から通信により取得した位置情報に基づいてルート検索の出発地を設定し、ユーザにより目的地が設定された後にルート検索を開始すると同時にGPS測位処理を開始し、地図に測位結果を表示する技術が開示されている。
ところで、トンネルや地下道等の内部では長い区間にわたって衛星電波が遮断された環境にあるため、端末装置がトンネル等の内部で現在位置を測位することは困難であった。また、トンネル外で受信したGPS信号をトンネル内に中継する中継装置をトンネルに設置することは、中継装置の設置コストが割高となってしまうだけでなく、大規模な工事を必要とするため実現が困難であった。
また、特許文献1に開示された技術を用いて、例えば、トンネル等の入口に設置した広告看板から位置情報を取得しても、トンネル等の内部ではハンドルの切り返しや加減速が行われるため、演算して求めた現在位置は実際の位置から乖離することが多かった。さらに、ユーザが車両を運転しながら、トンネル等の入口に差し掛かる度に位置情報の取得操作を行うことは手間がかかるという問題もあった。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、例えば、衛星電波が遮断されて現在位置の測位ができない環境にあっても、正確な現在位置情報を提供し、測位によって得られる現在位置情報とシームレスに利用可能とすることを目的とする。
本発明は、サーバと通信を行い、ビーコン信号を発信するビーコン装置を識別するための識別情報とビーコン装置の設置位置を示す設置位置情報とを対応付けて記憶するデータベースにアクセス可能な端末装置を備える。この端末装置において、現在位置を測位する測位部が第1の現在位置情報を出力する。しかし、測位部が第1の現在位置情報を出力することができない場合に、端末装置は、ビーコン信号を受信して、ビーコン信号に含まれるビーコン装置の識別情報に対応する設置位置情報をデータベースから取得し、設置位置情報に基づいて第2の現在位置情報を出力する。
また、本発明は、端末装置の測位部が現在位置を測位して第1の現在位置情報を出力する。しかし、測位部が第1の現在位置情報を出力することができない場合には、ビーコン信号受信部は、ビーコン信号を受信して、ビーコン信号を発信するビーコン装置を識別するための識別情報とビーコン装置の設置位置を示す設置位置情報とを対応付けて記憶するデータベースを参照する。そして、ビーコン装置の識別情報に対応する設置位置情報をデータベースから取得し、設置位置情報に基づいて第2の現在位置情報を出力する。
本発明によれば、例えば、衛星電波が遮断されて現在位置の測位ができない環境にあっても、ビーコン装置から受信したビーコン装置の識別情報に基づいて、データベースから取得した設置位置情報により正確な現在位置情報を提供し、測位によって得られる現在位置情報とシームレスに利用可能とすることができる。
[1−1.第1の実施の形態例]
以下、本発明の第1の実施の形態例(端末装置がサーバのビーコン位置データベースを参照して現在位置情報を提供する例)に係る位置情報提供システムについて、図1〜図7を参照して説明する。この位置情報提供システムでは、コンピュータがプログラムを実行することにより、後述する機能ブロックの連携によって、ビーコン装置から端末装置に提供されたビーコン装置の設置位置情報に基づき、現在位置情報を提供することが可能である。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。以下、「ビーコン位置データベース」を「ビーコン位置DB」と略記する。
以下、本発明の第1の実施の形態例(端末装置がサーバのビーコン位置データベースを参照して現在位置情報を提供する例)に係る位置情報提供システムについて、図1〜図7を参照して説明する。この位置情報提供システムでは、コンピュータがプログラムを実行することにより、後述する機能ブロックの連携によって、ビーコン装置から端末装置に提供されたビーコン装置の設置位置情報に基づき、現在位置情報を提供することが可能である。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。以下、「ビーコン位置データベース」を「ビーコン位置DB」と略記する。
<位置情報提供システムの構成例>
図1は、位置情報提供システム1の構成例を示す。
位置情報提供システム1は、少なくとも、端末装置4とサーバ7とを含んで構成されている。端末装置4とサーバ7とは、アクセスポイント5、ネットワーク6を介して互いに通信を行うことが可能であり、例えばカーナビゲーション装置として用いられる。以下の説明では、携帯電話等の移動体通信における基地局やWi−Fi(登録商標)通信のための通信インターフェースを含む用語として「アクセスポイント」を用いる。
図1は、位置情報提供システム1の構成例を示す。
位置情報提供システム1は、少なくとも、端末装置4とサーバ7とを含んで構成されている。端末装置4とサーバ7とは、アクセスポイント5、ネットワーク6を介して互いに通信を行うことが可能であり、例えばカーナビゲーション装置として用いられる。以下の説明では、携帯電話等の移動体通信における基地局やWi−Fi(登録商標)通信のための通信インターフェースを含む用語として「アクセスポイント」を用いる。
さらに、位置情報提供システム1は、ビーコン装置2とGPS衛星3とを含んで構成されている。そして、端末装置4は、ビーコン装置2から送信(発信)されるビーコン信号、GPS衛星3から送信されるGPS信号をそれぞれ受信して現在位置を取得する。
ビーコン装置2は、ビーコン装置2を識別するために割り振られた識別情報の一例としてビーコンIDを記憶するビーコンID記憶部2aを備える。また、ビーコン装置2は、ビーコンID記憶部2aから読み出したビーコンIDをビーコン信号に載せ、このビーコン信号を送信するビーコン信号送信部2bを備える。
ビーコンID記憶部2aには、電源供給が遮断されてもデータを消失しない不揮発性メモリが用いられる。ただし、ビーコンID記憶部2aへの電源供給が維持されるのであれば、ビーコンID記憶部2aに揮発性メモリを用いてもよい。
ビーコン信号送信部2bは、ビーコン装置2の周囲に周期的にビーコン信号を送信している。ここで、ビーコン信号送信部2bと、端末装置4が備えるビーコン信号受信部13との間で用いられる通信規格としては、例えば、Bluetooth(登録商標)やBLE(Bluetooth Low Energy)等の近距離無線通信規格が適している。例えば、BLE規格に対応するビーコン装置2は、ビーコン信号送信部2bからビーコンIDを含むアドバタイジングデータをビーコン信号としてブロードキャストによりビーコン装置2の周囲に送信することができる。
GPS衛星3は、衛星軌道から地表に向けてGPS信号を送信している。
端末装置4は、バス18によって互いに接続された、処理部11、測位部12、ビーコン信号受信部13、記憶部14、入力部15、表示部16、サーバ通信部17を備えている。この端末装置4としては、カーナビゲーション装置、スマートフォン、タブレット端末等の各種の情報処理装置を用いることが可能である。
処理部11は、例えば、低消費電力で駆動可能な中央演算処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されている。この処理部11は、記憶部14から読み出したプログラム、パラメータ等に基づいて、端末装置4内の各部の動作を制御する。このとき、処理部11は、入力部15から入力された操作信号に基づいて各部に動作指示を与えたり、測位部12が測位した現在位置情報を地図に重畳して表示部16に表示したりする制御を行う。
そして、処理部11は、測位部12がGPS信号から求めた第1の現在位置情報を出力することができない場合に、サーバ通信部17がアクセスポイント5、ネットワーク6を介してアクセスしたサーバ7の記憶装置8に記憶されているビーコン位置DB9を参照する。そして、処理部11は、ビーコン信号受信部13が取得したビーコンIDに対応する設置位置情報をビーコン位置DB9から取得し、その設置位置情報に基づいてビーコン信号から求めた第2の現在位置情報を出力する。なお、ビーコン位置DB9の内容や処理部11の処理の詳細については、後述する。
測位部12は、不図示のアンテナを介してGPS衛星3からGPS信号を受信し、端末装置4の現在位置を測位し、第1の現在位置情報を出力する。なお、測位部12は、アクセスポイント5からの受信信号により、又は、GPS衛星3のGPS信号とアクセスポイント5からの受信信号とを併用して端末装置4の現在位置を測位するようにしてもよい。
ビーコン信号受信部13は、不図示のアンテナを介してビーコン装置2からビーコン信号を受信し、ビーコン信号に含まれるビーコンIDを取得する。
記憶部14は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等として用いられる記憶媒体、メモリカードによって構成されている。この記憶部14には、端末装置4内の各部を制御するためのプログラム、パラメータ、表示部16に表示される地図の地図データ等の様々なデータが永久記憶又は一時記憶されている。
入力部15は、端末装置4に配された不図示のボタン、スイッチの他に、表示部16の画面タッチによって行われた操作入力に従って、操作信号を処理部11に出力する。
入力部15は、端末装置4に配された不図示のボタン、スイッチの他に、表示部16の画面タッチによって行われた操作入力に従って、操作信号を処理部11に出力する。
表示部16は、テキスト、画像等よりなる地図を表示面に表示する。なお、端末装置4では、入力部15及び表示部16は、操作面と表示面とを重ねたタッチパネルディスプレイとして構成されていてもよい。この表示部16は、測位部12が第1の現在位置情報を出力する場合には、第1の現在位置情報に基づいて地図上に現在位置情報を表示する。しかし、測位部12が第1の現在位置情報を出力することができない場合には、第2の現在位置情報に基づいて地図上に現在位置情報を表示する。
サーバ通信部17は、不図示のアンテナを介してアクセスポイント5に接続され、このアクセスポイント5からネットワーク6を経由してサーバ7に接続される。これにより、サーバ通信部17は、サーバ7が有するビーコン位置DB9にアクセス可能である。サーバ通信部17とアクセスポイント5との間では、例えば移動体通信(例えば、3G)や無線LAN(Local Area Network)(例えば、Wi−Fi(登録商標))の通信規格を用いて通信を行うことが想定される。
サーバ7は、ビーコン位置DB9を格納する記憶装置8を備える。この記憶装置8は、例えば、大容量のHDD(Hard Disk Drive)によって構成されている。サーバ通信部17は、測位部12が第1の現在位置情報を出力することができなくなる前(例えば、トンネルへの進入前)に、サーバ7の記憶装置8にアクセスし、ビーコン位置DB9の少なくとも一部を記憶装置8から取得して記憶部14に格納してもよい。
記憶装置8は、ビーコン装置2のビーコンIDとその設置位置を示す設置位置情報とを対応付けて記憶している。そして、端末装置4からの要求に応じて、ビーコン位置DB9を端末装置4に提供する。
<ビーコン装置の設置例>
図2は、複数のビーコン装置2の設置例を示す。
図2の平面図には、道路21、トンネル22が示されている。道路21は、南方向の入口から進行する車両を西方向の出口に向けて安全に方向転換させるためにループ状に構成されている。この道路21の高度は、道路21に沿って徐々に下っており、トンネル22は立体交差している。
図2は、複数のビーコン装置2の設置例を示す。
図2の平面図には、道路21、トンネル22が示されている。道路21は、南方向の入口から進行する車両を西方向の出口に向けて安全に方向転換させるためにループ状に構成されている。この道路21の高度は、道路21に沿って徐々に下っており、トンネル22は立体交差している。
トンネル22の入口から出口までの両側壁には、GPS信号を受信できないトンネル22内において、端末装置4にビーコン信号を送信するためにビーコン装置2が設置されている。これらのうち進行方向から見て左側の壁に設置されたビーコン装置2には、入口から出口に向けて各ビーコン装置2を一意に識別するためにビーコンID(#1〜#19)が割り振られている。
なお、図2では、進行方向から見て右側(対向車線側)の壁にもビーコン装置2が設置されているが、これらは以下の説明では用いられない。また、ビーコン装置2は、トンネル22内の道路21に埋め込んで設置してもよい。
<ビーコン位置DBのデータ構成例>
次に、ビーコン位置DB9のデータ構成例について、図3及び図4を参照して説明する。
次に、ビーコン位置DB9のデータ構成例について、図3及び図4を参照して説明する。
(A.絶対位置情報を含むビーコン位置DBのデータ構成例)
図3は、絶対位置情報を含むビーコン位置DB9のデータ構成例を示す。
ビーコン位置DB9は、ビーコンIDフィールド9aと絶対位置情報フィールド9bとを持つ構成になっている。なお、図3には、ビーコン位置DB9の一部を示し、図2に示した複数のビーコン装置2のうち進行方向から見て左側の壁に取付けられたものだけを示している。
図3は、絶対位置情報を含むビーコン位置DB9のデータ構成例を示す。
ビーコン位置DB9は、ビーコンIDフィールド9aと絶対位置情報フィールド9bとを持つ構成になっている。なお、図3には、ビーコン位置DB9の一部を示し、図2に示した複数のビーコン装置2のうち進行方向から見て左側の壁に取付けられたものだけを示している。
ビーコン位置DB9は、各ビーコン装置2に割り振られたビーコンIDと、各ビーコン装置2の設置位置を示す設置位置情報とを対応付けて記憶している。この設置位置情報としては、緯度、経度及び高度を含む絶対位置情報が用いられている。このため、絶対位置情報フィールド9bは、北緯(緯度)フィールド9b1、東経(経度)フィールド9b2及び高度フィールド9b3を有するように構成されている。
ビーコン位置DB9では、例えば、トンネル22の入口に最も近い、ビーコンIDが“#1”であるビーコン装置2の位置が、絶対位置情報としての北緯“35°38′9″”、東経“139°45′48.5″”、高度が“10.0m”で特定される。このため、処理部11は、ビーコン装置2から受信したビーコン信号から取得したビーコンIDが“#1”であれば、ビーコン位置DB9のビーコンIDフィールド9aを検索し、ビーコンIDが“#1”に対応する絶対位置情報を取得できる。そして、処理部11は、この取得した絶対位置情報を第2の現在位置情報として表示部16に出力する。
(B.相対位置情報を含むビーコン位置DBのデータ構成例)
また、地図上の所定位置を原点として定めた場合に、この原点に対する距離、方位角、高度からビーコン装置2の位置を求めることも可能である。
また、地図上の所定位置を原点として定めた場合に、この原点に対する距離、方位角、高度からビーコン装置2の位置を求めることも可能である。
図4は、相対位置情報を含むビーコン位置DB9のデータ構成例を示す。
ビーコン位置DB9は、ビーコンIDフィールド9aと相対位置情報フィールド9cとを持つ構成としている。図4においても、ビーコン位置DB9の一部を示し、図2に示した複数のビーコン装置2のうち進行方向から見て左側の壁に取付けられたものだけを示している。
ビーコン位置DB9は、ビーコンIDフィールド9aと相対位置情報フィールド9cとを持つ構成としている。図4においても、ビーコン位置DB9の一部を示し、図2に示した複数のビーコン装置2のうち進行方向から見て左側の壁に取付けられたものだけを示している。
このビーコン位置DB9が記憶している設置位置情報は、各ビーコン装置2に割り振られたビーコンIDと、トンネル22の入口に設けられた原点23に対して一意に特定されるビーコン装置2の設置位置を示す設置位置情報とを対応付けたものである。この設置位置情報としては、原点23からの直線距離、方位角及び高度を含む相対位置情報が用いられている。このため、相対位置情報フィールド9cは、距離フィールド9c1、方位角フィールド9c2及び高度フィールド9c3を有するように構成されている。
ビーコン位置DB9では、ビーコンIDが“#1”であるビーコン装置2の位置が、相対位置情報としての(原点23からの)距離“25.0m”、方位角“90.0°”、高度“0.0m”で特定される。このため、処理部11は、ビーコン装置2から受信したビーコン信号から取得したビーコンIDが“#1”であれば、ビーコン位置DB9のビーコンIDフィールド9aを検索し、ビーコンIDが“#1”に対応する相対位置情報を取得できる。そして、処理部11は、この取得した相対位置情報と原点23の位置情報とに基づいて絶対位置情報を求め、これを第2の現在位置情報として表示部16に出力する。なお、ビーコン位置DB9からビーコンIDに対応する位置情報を取得する際に、サーバ7において、原点23の位置情報を用いて相対位置情報から絶対位置情報への変換を行う構成としてもよい。この場合の処理部11の動作は、ビーコン位置DB9が相対位置情報を含む場合と同様である。
なお、トンネル22が立体的に交差している場合や、トンネルや橋が上下2層構造になっている場合には、図3及び図4に示すような高度フィールドを含むビーコン位置DB9を参照することが好ましい。
<位置情報の表示例>
図5は、車両がトンネル22に進入する前に表示部16に表示される位置情報の表示例を示す。
表示部16は、記憶部14から読み出した地図を表示する地図表示エリア16aと、ユーザによる目的地の設定、地図の拡大又は縮小等の操作が行われる操作エリア16bとを有する。この操作エリア16bに対して行われた操作入力により、入力部15が操作信号を処理部11に出力する。
図5は、車両がトンネル22に進入する前に表示部16に表示される位置情報の表示例を示す。
表示部16は、記憶部14から読み出した地図を表示する地図表示エリア16aと、ユーザによる目的地の設定、地図の拡大又は縮小等の操作が行われる操作エリア16bとを有する。この操作エリア16bに対して行われた操作入力により、入力部15が操作信号を処理部11に出力する。
地図表示エリア16aには、図2に示した道路21、トンネル22と共に、端末装置4が載せられている車両の現在位置を表す車両アイコン24が表示されている。車両アイコン24の表示により車両の現在位置がトンネル22の入口付近にあることが示される。なお、地図表示エリア16aでは、車両の進行方向によらず常に北を上に向けた、いわゆるノースアップで地図が表示されるが、車両の進行方向に合わせて地図を回転させる、いわゆるヘッドアップで地図が表示されるようにしてもよい。
走行する車両の上空に衛星電波の遮断物がない環境において、端末装置4は、GPS衛星3からGPS信号を受信して地図表示エリア16aに現在位置情報を表示している。このため、端末装置4は、車両がトンネル22に進入する前は、測位部12がGPS信号を受信し、第1の現在位置情報を出力する。この第1の現在位置情報を受け取った表示部16は、地図表示エリア16aに、車両アイコン24をトンネル22の入口付近に表示する。
しかし、トンネル22のように車両の上空に遮断物がある環境では、端末装置4はGPS信号を受信できない。このため、車両がトンネル22の入口付近まで来ると、端末装置4のサーバ通信部17は、サーバ7と通信を行い、図3又は図4に示す部分(左側車線分)のビーコン位置DB9を取得して記憶部14に格納する。
このように、GPS信号やアクセスポイント等を用いて現在位置を測位することができない場所では、サーバ7との通信もできない場合、端末装置4は、測位部12がGPS信号等による測位ができなくなる前に、ビーコン位置DB9の必要な部分を予めサーバ7からダウンロードしておく。ただし、トンネル22内においてもサーバ7との通信が維持される場合や、後述するデパート内や地下鉄内のようにサーバ7との通信が可能な場所においては、必ずしもビーコン位置DB9をダウンロードする必要はない。
その後、端末装置4は、トンネル22のビーコン装置2からビーコン信号を受信するように処理を切り替える。これにより、ビーコン信号受信部13は、ビーコン信号を受信するための待機状態となる。
図6は、車両がトンネル22内を走行中に表示部16に表示される現在位置情報の表示例を示す。図6では、トンネル22内を走行する車両の現在位置を示す車両アイコン24が、車両の移動と共にビーコンID#2,#5,#8,#11,#14,#18を付して示されているが、実際の画面では、ビーコンID#2〜#18は表示されない。
上述したように車両がトンネル22内に進入すると、測位部12は、GPS信号を受信できないため、現在位置を測位し、第1の現在位置情報を出力することができない。しかし、車両がトンネル22の側壁に設置されたビーコン装置2の近く(例えば、ビーコン装置2から数10m以内)を通ると、ビーコン信号受信部13は、ビーコン装置2が送信したビーコン信号を受信して、このビーコン装置2のビーコンIDを取得する。
処理部11は、取得したビーコンIDを用いて、トンネル22の進入前に取得したビーコン位置DB9のビーコンIDフィールド9aを検索し、このビーコンIDに対応する絶対位置情報又は相対位置情報を取得する。例えば、ビーコン信号受信部13がビーコンID#2を取得した場合には、記憶部14に格納したビーコン位置DB9を参照して、ビーコンID#2に対応する絶対位置情報を取得し、これを第2の現在位置情報として表示部16に出力する。すなわち、処理部11は、図3に示したビーコン位置DB9から、ビーコンID#2の絶対位置情報「N35°36′10″,E139°45′48.5″,10.0」を取得し、これを第2の現在位置情報として出力する。また、例えば、ビーコンID#2に対応する相対位置情報を取得し、この取得した相対位置情報と原点23の位置情報とに基づいて絶対位置情報を求め、これを第2の現在位置情報として表示部16に出力する。すなわち、処理部11は、図4に示したビーコン位置DB9から、ビーコンID#2の相対位置情報「50.0,90.0°,0.0」を取得し、絶対位置情報に変換したうえで第2の現在位置情報として出力する。
そして、表示部16は、第2の現在位置情報から判明した地図上の所定位置に車両アイコン24を表示する。実際には、車両の走行に従って、車両アイコン24も地図上を動くように表示部16に表示される。
図7は、車両がトンネル22から脱出した後に表示部16に表示される位置情報の表示例を示す。
車両がトンネル22の出口から脱出すると、測位部12はGPS信号の受信を再開し、第1の現在位置情報を出力する。この第1の現在位置情報を受け取った表示部16は、トンネル22の出口を出た位置に車両アイコン24を表示する。このような車両アイコン24の表示により車両の現在位置がトンネル22の出口を出た位置にあることが示される。
車両がトンネル22の出口から脱出すると、測位部12はGPS信号の受信を再開し、第1の現在位置情報を出力する。この第1の現在位置情報を受け取った表示部16は、トンネル22の出口を出た位置に車両アイコン24を表示する。このような車両アイコン24の表示により車両の現在位置がトンネル22の出口を出た位置にあることが示される。
このように表示部16は、測位部12が現在位置を測位することができるトンネル22の外では、測位部12が出力する第1の現在位置情報に基づいて地図上に現在位置情報を表示する。一方、表示部16は、測位部12が現在位置を測位することができないトンネル22の内部では、処理部11が出力する第2の現在位置情報に基づいて地図上に現在位置情報を表示する。
以上説明した第1の実施の形態例に係る位置情報提供システム1によれば、測位部12がGPS信号を受信できる場所では、測位部12が第1の現在位置情報を出力し、この第1の現在位置情報に基づいて表示部16が現在位置情報を表示する。また、測位部12がGPS信号を受信できない場所では、ビーコン信号受信部13がビーコン装置2からビーコン信号を受信し、ビーコンIDを出力する。そして、処理部11は、サーバ7にアクセスして取得したビーコン位置DB9を参照して、ビーコンIDに対応する第2の現在位置情報を出力し、この第2の現在位置情報に基づいて表示部16が現在位置情報を表示する。このため、トンネル22の内外において、表示部16は、第1の現在位置情報、第2の現在位置情報のいずれであっても、車両の現在位置情報をシームレスに表示することができる。
なお、処理部11は、ビーコン信号受信部13からビーコンIDを取得する順序に従って、車両の進行方向を判定することも可能である。これにより、処理部11は、蛇行するトンネル22内で車両の向きを正確に把握することができ、実際の車両の向きに合わせて車両アイコン24の向きを変えて表示部16に表示することができる。
[1−2.第1の実施の形態の第1の変形例]
<位置情報提供システムの構成例>
次に、本発明の第1の実施の形態の変形例(端末装置が備えるビーコン位置DBに基づいて現在位置情報を提供する例)に係る位置情報提供システムについて、図8を参照して説明する。
<位置情報提供システムの構成例>
次に、本発明の第1の実施の形態の変形例(端末装置が備えるビーコン位置DBに基づいて現在位置情報を提供する例)に係る位置情報提供システムについて、図8を参照して説明する。
図8は、位置情報提供システム30の構成例を示す。
位置情報提供システム30は、端末装置31、ビーコン装置2及びGPS衛星3を含んで構成されている。
位置情報提供システム30は、端末装置31、ビーコン装置2及びGPS衛星3を含んで構成されている。
端末装置31は、第1の実施の形態例に係る端末装置4とほぼ同様の構成であるが、サーバ通信部17は不要であり、また、記憶部としてビーコン位置DB9を格納できる記憶部32を備える点が異なる。記憶部32は、例えば大容量のHDDによって構成されており、この記憶部32には、トンネルや地下道等に対応するビーコン位置DB9が記憶されている。
このような構成とした端末装置31においても、測位部12がGPS信号を受信できる場所では、測位部12が第1の現在位置情報を出力する。しかし、測位部12がGPS信号を受信できない場所では、ビーコン信号受信部13がビーコン装置2からビーコン信号を受信し、ビーコンIDを出力する。そして、処理部11は、記憶部32が格納しているビーコン位置DB9を読み出して、ビーコンIDに対応付けられた第2の現在位置情報を出力する。このように端末装置31は、記憶部32にビーコン位置DB9を予め格納しておくことにより、サーバ7にアクセスしなくても表示部16に現在位置情報を表示することができる。
[1−3.第1の実施の形態の第2の変形例]
<ビーコン位置DBの構成例>
図9及び図10は、上述した第1の実施の形態の第2の変形例としてビーコン位置DB9の構成を変えた例を示している。
上述した図3及び図4には、それぞれ絶対位置情報、相対位置情報を格納したビーコン位置DBのデータ構成例について示したが、立体交差しないトンネル等であれば、高度情報を除いてもよい。
図9は、図3から高度情報を除いた絶対位置情報を含むビーコン位置DB9のデータ構成例を示す。
図10は、図4から高度情報を除いた相対位置情報を含むビーコン位置DB9のデータ構成例を示す。
図9及び図10に示すようなデータ構成としたビーコン位置DB9であれば、高度情報が除かれた分だけビーコン位置DB9のデータ量を小さくすることができる。
<ビーコン位置DBの構成例>
図9及び図10は、上述した第1の実施の形態の第2の変形例としてビーコン位置DB9の構成を変えた例を示している。
上述した図3及び図4には、それぞれ絶対位置情報、相対位置情報を格納したビーコン位置DBのデータ構成例について示したが、立体交差しないトンネル等であれば、高度情報を除いてもよい。
図9は、図3から高度情報を除いた絶対位置情報を含むビーコン位置DB9のデータ構成例を示す。
図10は、図4から高度情報を除いた相対位置情報を含むビーコン位置DB9のデータ構成例を示す。
図9及び図10に示すようなデータ構成としたビーコン位置DB9であれば、高度情報が除かれた分だけビーコン位置DB9のデータ量を小さくすることができる。
[2―1.第2の実施の形態例]
次に、本発明の第2の実施の形態例に係る位置情報提供システムについて、図11及び図12を参照して説明する。
次に、本発明の第2の実施の形態例に係る位置情報提供システムについて、図11及び図12を参照して説明する。
<A.デパートでの使用例>
図11は、デパート内にいるユーザの現在位置情報を表示する際の使用例を示している。
この位置情報提供システムにおいては、上述した位置情報提供システム1における車載用の端末装置4(カーナビゲーション装置)の代わりに、ユーザが持ち運び可能なスマートフォン40が用いられる。
図11は、デパート内にいるユーザの現在位置情報を表示する際の使用例を示している。
この位置情報提供システムにおいては、上述した位置情報提供システム1における車載用の端末装置4(カーナビゲーション装置)の代わりに、ユーザが持ち運び可能なスマートフォン40が用いられる。
このスマートフォン40は、端末装置4と同様の構成になっており、ディスプレイ画面41が表示部16に対応し、操作ボタン42や、タッチパネルディスプレイとして構成されたディスプレイ画面41が入力部15に対応している。
ディスプレイ画面41には、地図が表示され、さらにその地図上には、スマートフォン40を携帯するユーザの現在位置を示すユーザアイコン43と、Aデパートのフロアマップ44とが、デパート名及びフロア数と共に表示されている。
ディスプレイ画面41には、地図が表示され、さらにその地図上には、スマートフォン40を携帯するユーザの現在位置を示すユーザアイコン43と、Aデパートのフロアマップ44とが、デパート名及びフロア数と共に表示されている。
Aデパートには、各フロアに入居しているテナント内にそれぞれ図1に示されるようなビーコン装置2が設置されているものとする。各ビーコン装置2は、テナント毎に異なるビーコンIDを含むビーコン信号を送信している。
ここで、ユーザがAデパートの外の歩道等を移動しているときは、スマートフォン40は、GPS衛星3から受信したGPS信号により、ディスプレイ画面41に表示された地図上に、ユーザの位置を示すユーザアイコン43を表示する。そして、ユーザがAデパートに入店すると、スマートフォン40は、テナントに設置されたビーコン装置2から受信したビーコン信号により、ディスプレイ画面41に表示された地図上に、ユーザの位置を示すユーザアイコン43を表示する。このようにGPS信号を受信できないAデパート内であっても、スマートフォン40にユーザの現在位置情報を提供することができる。
<B.地下鉄での使用例>
図12は、地下鉄内にいるユーザの現在位置情報を表示する際の使用例を示している。
この位置情報提供システムにおいては、スマートフォン40を携帯したユーザが地下鉄に乗っているときには、地上の地図に地下鉄の路線45を重畳させてディスプレイ画面41に表示することができる。ここでは、地下鉄の駅構内や線路わきに、所定間隔でビーコン装置2が設置されているものとする。
図12は、地下鉄内にいるユーザの現在位置情報を表示する際の使用例を示している。
この位置情報提供システムにおいては、スマートフォン40を携帯したユーザが地下鉄に乗っているときには、地上の地図に地下鉄の路線45を重畳させてディスプレイ画面41に表示することができる。ここでは、地下鉄の駅構内や線路わきに、所定間隔でビーコン装置2が設置されているものとする。
ユーザが地下鉄に乗っているときには、スマートフォン40は、ビーコン装置2からビーコン信号を受信することができる。そして、ビーコン信号受信部13がビーコン信号からビーコンIDを取得すると、処理部11は、第2の現在位置情報を出力することができる。このため、ディスプレイ画面41に表示された地図上にユーザの現在位置情報を表示することが可能である。
なお、Aデパートの各フロアや地下鉄の各路線を区別するため、スマートフォン40は、高度を含むデータ構成としたビーコン位置DB9(図3及び図4を参照)を用いるのが好ましい。また、地上の地図に重畳させることなくユーザの現在位置情報を表示してもよい。
以上説明した第2の実施の形態例に係る位置情報提供システムにおいても、第1の現在位置情報と第2の現在位置情報とをシームレスに利用して、ユーザの現在位置情報を提供することができる。また、ドーム球場やホール等の広い空間においても、ユーザは、現在位置を把握することができる。
[2―2.第2の実施の形態の変形例]
また、地図上に現在位置情報を表示する以外の用途にも本発明を適用することが可能である。
例えば、建物(デパート等)内や地下鉄内において、ユーザの現在位置付近にある施設(レストラン等)を検索することもできる。さらに、地図上に現在位置が表示されている状態からの付加機能として検索機能を提供するだけでなく、検索機能のみを単独で提供するようにしてもよい。
また、地図上に現在位置情報を表示する以外の用途にも本発明を適用することが可能である。
例えば、建物(デパート等)内や地下鉄内において、ユーザの現在位置付近にある施設(レストラン等)を検索することもできる。さらに、地図上に現在位置が表示されている状態からの付加機能として検索機能を提供するだけでなく、検索機能のみを単独で提供するようにしてもよい。
特に、地下鉄内において、従来のようにGPS信号による測位を行っただけでは、最後に測位を行った乗車駅の付近を現在位置として検索することとなる。しかし、本実施の形態例に係る位置情報提供システムに係る処理部11は、地下鉄に乗車しているユーザの現在位置をビーコン信号から取得したビーコンIDとビーコン位置DB9に基づいて正確に把握することができる。このため、ユーザの現在位置をディスプレイ画面41に表示していなくても、地下鉄が到着した目的地でユーザが降車して検索機能を有効とするだけで、目的地の周辺(例えば、現在位置から半径100m以内)にある飲食店の情報をリスト表示等することが可能となる。これにより、ユーザは、ディスプレイ画面41に地図を表示させなくても、必要な情報を得ることが可能となる。
また、上述した各実施の形態例では、端末装置の一例としてカーナビゲーション装置、スマートフォンを用いたものを示したが、端末装置としては、タブレット端末、フィーチャーフォン、ページャー、携帯音楽プレイヤー、腕時計等の様々なものを想定しうる。
なお、本発明は上述した実施の形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることは可能であり、更にはある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
例えば、上述した実施の形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることは可能であり、更にはある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…位置情報提供システム、2…ビーコン装置、3…GPS衛星、4…端末装置、7…サーバ、8…記憶装置、9…ビーコン位置データベース、11…処理部、12…測位部、13…ビーコン信号受信部、14…記憶部、15…入力部、16…表示部、17…サーバ通信部
Claims (11)
- ビーコン信号を発信するビーコン装置を識別するための識別情報と当該ビーコン装置の設置位置を示す設置位置情報とを対応付けて記憶するデータベースを有するサーバと、
前記サーバと通信可能な端末装置と、を備える位置情報提供システムであって、
前記端末装置は、
前記サーバと通信を行い、前記データベースにアクセス可能なサーバ通信部と、
現在位置を測位して第1の現在位置情報を出力する測位部と、
前記ビーコン信号を受信して、当該ビーコン信号に含まれる前記ビーコン装置の識別情報を取得するビーコン信号受信部と、
前記測位部が前記第1の現在位置情報を出力することができない場合に、前記データベースを参照して、前記ビーコン信号受信部が取得した識別情報に対応する設置位置情報を取得し、当該設置位置情報に基づいて第2の現在位置情報を出力する処理部と、を有する
位置情報提供システム。 - 前記端末装置は、地図を表示する表示部をさらに有し、
前記表示部は、
前記測位部が前記第1の現在位置情報を出力する場合には、当該第1の現在位置情報に基づいて前記地図上に現在位置情報を表示し、
前記測位部が前記第1の現在位置情報を出力することができない場合には、前記第2の現在位置情報に基づいて前記地図上に現在位置情報を表示する
請求項1に記載の位置情報提供システム。 - 前記端末装置は、前記データベースを格納可能な記憶部をさらに有し、
前記サーバ通信部は、前記測位部が前記第1の現在位置情報を出力することができなくなる前に、前記サーバから前記データベースの少なくとも一部を取得して前記記憶部に格納し、
前記処理部は、前記測位部が前記第1の現在位置情報を出力することができない場合に、前記記憶部に格納されたデータベースを参照して、前記第2の現在位置情報を出力する
請求項1又は2のいずれか1項に記載の位置情報提供システム。 - ビーコン装置から発信されるビーコン信号を受信して、当該ビーコン信号に含まれる前記ビーコン装置を識別するための識別情報を取得する端末装置からアクセス可能な記憶装置であって、
前記ビーコン装置の識別情報と当該ビーコン装置の設置位置を示す設置位置情報とを対応付けて記憶し、前記端末装置が取得した識別情報に対応する前記ビーコン装置の設置位置情報を当該端末装置に提供するデータベースを有する
記憶装置。 - 前記設置位置情報は、前記ビーコン装置の設置位置の経度及び緯度を含む
請求項4に記載の記憶装置。 - 前記設置位置情報は、前記ビーコン装置の設置位置の所定位置からの距離及び方位角を含む
請求項4に記載の記憶装置。 - 前記設置位置情報は、前記ビーコン装置の設置位置の高度をさらに含む
請求項5又は6のいずれか1項に記載の記憶装置。 - ビーコン信号を発信するビーコン装置を識別するための識別情報と当該ビーコン装置の設置位置を示す設置位置情報とを対応付けて記憶するデータベースを格納する記憶部と、
現在位置を測位して第1の現在位置情報を出力する測位部と、
前記ビーコン信号を受信して、当該ビーコン信号に含まれる前記ビーコン装置の識別情報を取得するビーコン信号受信部と、
前記測位部が前記第1の現在位置情報を出力することができない場合に、前記データベースを参照して、前記ビーコン信号受信部が取得した識別情報に対応する設置位置情報を取得し、当該設置位置情報に基づいて第2の現在位置情報を出力する処理部と、を有する
端末装置。 - 地図を表示する表示部をさらに有し、
前記表示部は、
前記測位部が前記第1の現在位置情報を出力する場合には、当該第1の現在位置情報に基づいて前記地図上に現在位置情報を表示し、
前記測位部が前記第1の現在位置情報を出力することができない場合には、前記第2の現在位置情報に基づいて前記地図上に現在位置情報を表示する
請求項8に記載の端末装置。 - 前記測位部は、GPS(Global Positioning System)衛星から送信されるGPS信号を受信して現在位置を測位する
請求項8又は9のいずれか1項に記載の端末装置。 - 現在位置を測位して第1の現在位置情報を出力する第1の出力ステップと、
ビーコン装置からのビーコン信号を受信して、当該ビーコン信号に含まれる前記ビーコン装置を識別するための識別情報を取得する取得ステップと、
前記第1の現在位置情報を出力することができない場合に、前記ビーコン装置の識別情報と当該ビーコン装置の設置位置を示す設置位置情報とを対応付けて記憶するデータベースを参照して、前記取得ステップにおいて取得された識別情報に対応する設置位置情報を取得し、当該設置位置情報に基づいて第2の現在位置情報を出力する第2の出力ステップと、を含む
位置情報提供方法。
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