JP2015132335A - 油圧式プレス装置及び油圧駆動システム - Google Patents

油圧式プレス装置及び油圧駆動システム Download PDF

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Abstract

【課題】高いエネルギー利用効率で高精度の圧力制御を可能にする。
【解決手段】油圧シリンダと、油圧シリンダに作動油を供給する加圧用ポンプと、加圧用ポンプを駆動するインバータモータと、加圧用ポンプと油圧シリンダとを接続する主管路と、主管路の中途から分岐して油タンクへ戻るドレン管路と、ドレン管路の中途に設けられた第1流量調整弁と、主管路の油圧を検出する圧力センサと、圧力センサの検出結果に基づいて、主管路の油圧が設定圧と一致するように、インバータモータの回転数をフィードバック制御するコントローラを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、油圧式プレス装置及びプレス装置用油圧駆動システムに関連し、特に油圧ポンプを駆動するモータの回転数により圧力を制御する油圧式プレス装置及びプレス装置用油圧駆動システムに関するものである。
油圧シリンダによってプレス盤を駆動する油圧式プレス装置が使われている。特許文献1に記載されているような従来の油圧式プレス装置では、油圧シリンダの駆動に必要な最大油圧以上の油圧で油圧ポンプを常時定格運転させて、可変電磁リリーフ弁により必要な大きさの油圧に減圧調整している。
特開2003−249010号公報
上記のプレス装置では、油圧ポンプから供給される作動油の相当量が油圧シリンダの駆動に使用されずに可変電磁リリーフ弁から排出されてしまうため、エネルギー利用効率が極めて低かった。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、エネルギー利用効率が高い油圧式プレス装置及びプレス装置用油圧システムを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態によれば、
油圧シリンダと、
前記油圧シリンダに作動油を供給する加圧用ポンプと、
前記加圧用ポンプを駆動するインバータモータと、
前記加圧用ポンプと前記油圧シリンダとを接続する主管路と、
前記主管路の中途から分岐して油タンクへ戻るドレン管路と、
前記ドレン管路の中途に設けられた第1流量調整弁と、
前記主管路の油圧を検出する圧力センサと、
前記圧力センサの検出結果に基づいて、前記主管路の油圧が設定圧と一致するように、前記インバータモータの回転数をフィードバック制御するコントローラと、
を備えた油圧駆動システムが提供される。
また、本発明の一実施形態によれば、
対向配置された一対のプレス盤と、
前記一対のプレス盤の一方を他方に向けて進退駆動する前記油圧駆動システムと、
を備えた油圧式プレス装置が提供される。
本発明によれば、高いエネルギー利用効率で油圧制御を行うことが可能になる。
図1は本発明の実施形態に係る油圧式プレス装置の概略構成を示す図である。 図2は本発明の実施形態に係る油圧駆動システムの概略構成を示す油圧回路図である。 図3は本発明の実施形態に係る油圧制御装置の電気制御システムの概略構成を示すブロック図である。 図4は油圧駆動システムの各動作モードにおける切換弁の設定とポンプの動作をまとめた一覧表である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施形態に係るプレス装置1の概略構成を示す図である。プレス装置1は、後述する本発明の実施形態に係る油圧駆動システムHが搭載された油圧式のプレス装置である。プレス装置1は、プレス本体2、制御部3及び油圧制御装置5を備えている。油圧制御装置5は、制御部3に接続されており、制御部3の制御下で動作する。
油圧式プレス装置1のプレス本体2は、フレーム2a、上部プレス盤2b、下部プレス盤2c及び油圧シリンダSを備えている。
油圧シリンダSは、油圧制御装置5の共通主管路10に接続されていて、油圧制御装置5による作動油の給排に応じて作動する。油圧シリンダSのシリンダチューブSbはフレーム2aに固定されている。
上部プレス盤2bは、下面を水平にして、フレーム2aに固定されている。また、下部プレス盤2cは、その上面が上部プレス盤2bの下面と対向するように配置されている。下部プレス盤2cは、その下面において油圧シリンダSのラムSaに固定されていて、油圧シリンダSへの作動油の給排に応じて、ラムSaと共に上下動する。油圧シリンダSを駆動して、ラムSaに固定された下部プレス盤2cを上昇させると、下部プレス盤2cの上面(プレス面)に載置された被加工物が上部プレス盤2bと下部プレス盤2cとの間で挟み込まれて、加圧される。
次に、本発明の実施形態に係る油圧駆動システムHについて説明する。図2は、油圧駆動システムHの概略構成を示す油圧回路図である。本実施形態の油圧駆動システムHは、油圧制御装置5及び油圧シリンダSにより構成されている。図3は、油圧制御装置5の電気制御システムの概略構成を示すブロック図である。
本実施形態の油圧制御装置5は、2つの油圧ポンプを備えている。一つは、油圧シリンダSを低荷重で長距離移動させるための移動用ポンプP1であり、もう一つは、油圧シリンダSを高荷重で駆動するための加圧用ポンプP2である。上部プレス盤2bと下部プレス盤2cとが非接触の状態においては、主として移動用ポンプP1によって油圧シリンダSが比較的に速く駆動され、上部プレス盤2bと下部プレス盤2cとが接触した状態においては、安定したプレス圧が得られるように加圧用ポンプP2によって一定圧に制御された油圧で油圧シリンダSが駆動される。
移動用ポンプP1は、モータM1によって駆動される。モータM1には、例えば商用電源(三相交流電源)によって直接駆動される汎用の三相誘導電動機が使用される。そのため、モータM1は一定の回転数で作動し、移動用ポンプP1の吐出量は略一定となる。モータM1は、電圧調整した駆動電力を供給するドライバDに接続されている。また、ドライバDは信号線を介してコントローラCに接続されており、コントローラCによってモータM1の駆動制御(ON/OFF制御)が行われる。
一方、加圧用ポンプP2は、回転数が可変のインバータモータM2によって駆動される。油圧制御装置5は、インバータモータM2を駆動するための可変交流電力を発生するインバータIを備えている。インバータIが発生する可変交流電力によってインバータモータM2の回転数を制御することにより、加圧用ポンプP2の吐出量が制御される。インバータIは信号線を介してコントローラCに接続されており、コントローラCによってインバータモータM2の駆動制御(回転数制御)が行われる。インバータモータM2の駆動制御は、例えば可変電圧可変周波数制御(VVVF)方式によって行われる。
移動用ポンプP1の吐出ポートは、移動用主管路11、チェック弁31及び共通主管路10を介して、油圧シリンダSに接続されている。移動用ポンプP1は、タンク90に貯められた作動油を汲み上げて油圧シリンダSに供給する。上述のように、移動用ポンプP1は、一定の回転数で作動するモータM1によって駆動されるため、油圧シリンダSに略一定の吐出量で作動油を供給する。従って、主に移動用ポンプP1によって駆動される間、油圧シリンダSは略一定速度で作動する。
移動用主管路11には、過圧防止用のリリーフ弁71を介してタンク90へ戻るドレン管路19が接続されている。
共通主管路10には、油圧シリンダSに加わる油圧を検出する圧力センサ20が取り付けられている。圧力センサ20は、信号線を介してコントローラCに接続されていて、検知した油圧を示す油圧信号をコントローラCに供給する。後述する加圧モードにおいて、コントローラは、圧力センサ20からの油圧信号に基づいてインバータモータM2の駆動をフィードバック制御する。具体的には、油圧の設定値と圧力センサ20による測定値との偏差が解消されるようにインバータモータM2の回転数を制御する。
また、共通主管路10には、下部プレス盤2cの降下時に油圧シリンダS内の作動油をタンク90に戻すためのドレン管路18が接続されている。ドレン管路18の中途には、ドレン管路18の開閉を制御するためのパイロットチェック弁35が設けられている。
加圧用ポンプP2の吐出ポートは、加圧用主管路12、4ポート切換弁41、加圧用主管路13、切換弁51及び共通主管路10を介して、油圧シリンダSに接続されている。加圧用主管路12、13の中途には、チェック弁32、33がそれぞれ設けられている。また、4ポート切換弁41及び切換弁51は、それぞれ信号線を介してコントローラCに接続されていて、4ポート切換弁41及び切換弁51の切換えはコントローラCによって制御される。
加圧用ポンプP2は、タンク90に貯蔵された作動油を汲み上げて油圧シリンダSに供給する。上述のように、インバータモータM2の回転数の制御によって加圧用ポンプP2の吐出量が制御される。そのため、加圧用ポンプP2によって駆動される間、インバータモータM2の回転数の制御によって、油圧シリンダSの駆動力(すなわちプレス圧)が制御可能となる。
4ポート切換弁41は、中立状態において全てのポートが接続されるオープンセンタ形の4ポート電磁切換弁である。4ポート切換弁41のPポートは加圧用主管路12を介して加圧用ポンプP2に接続され、Aポートは加圧用主管路13、切換弁51及び共通主管路10を介して、油圧シリンダSに接続されている。また、4ポート切換弁41のTポートはドレン管路14を介してタンク90に接続され、Bポートはパイロット管路15を介してパイロットチェック弁35のパイロットポートに接続されている。加圧用主管路13には、過圧防止用のリリーフ弁72を介してドレン管路14と連絡する枝管が接続されている。また、パイロット管路15には、過圧防止用のリリーフ弁73を介してドレン管路14と連絡する枝管が接続されている。
加圧用主管路13のチェック弁33と切換弁51との間には、タンク90へ戻るドレン管路16が接続されている。ドレン管路16の中途には、リーク用の一方向絞り弁61が設けられている。一方向絞り弁61は、可変絞り弁(流量調整弁)とチェック弁が並列に接続されたもので、一方向(加圧用主管路13からタンク90へ向かう方向)のみで流量制御を行う。リーク用の一方向絞り弁61は、加圧用ポンプP2を最小サイクル数付近で作動させた時に、加圧用ポンプP2の吐出量に相当する量の作動油が流れるように設定されており、管路の過圧を防止する。
なお、加圧用ポンプP2の最小サイクル数とは、加圧用ポンプP2が正常に動作可能な常用サイクル数の下限値である。加圧用ポンプP2を最小サイクル数に満たないサイクル数で作動させると、吐出圧や吐出量が不安定になって油圧シリンダSの圧力制御の精度が低下するばかりか、加圧用ポンプP2の故障の原因となる。そのため、加圧用ポンプP2は常に最小サイクル数以上で作動させる必要がある。
また、ドレン管路16の中途には、一方向絞り弁61を迂回するバイパス管路17が接続されている。バイパス管路17の中途には、減圧速度調整用の可変絞り弁(流量調整弁)62及び切換弁52が直列に設けられている。切換弁52も信号線を介してコントローラCに接続されていて、切換弁52の切換えはコントローラCによって制御される。切換弁52はバイパス管路17の開閉を切り替えるバルブである。切換弁52を「開」にすると、一方向絞り弁61に加えて可変絞り弁62からも作動用がリークされるため、リーク量を増やすことができる。
加圧中に油圧シリンダSに加わる油圧は、インバータモータM2による作動油の供給と、一方向絞り弁61等からの作動油のリークとのバランスによって決まる。また、油圧の増加速度はインバータモータM2からの作動油の供給量によって決まり、油圧の減少速度は一方向絞り弁61等からの作動油のリーク量によって決まる。そのため、作動油の供給量とリーク量を増やすことにより、油圧制御の応答時間を短くすることができる。特にプレス圧(油圧)を高い圧力に設定する場合には、一方向絞り弁61からのリークだけでは十分な速応性が得られない場合がある。そのような場合には、切換弁52を開いてリーク量を増やすことにより、油圧制御の速応性を高めることができる。本実施形態では、切換弁52の切換えは、プレス装置1の制御プログラムにより自動制御で行うことも、ユーザ操作により行うこともできる。
また、油圧制御装置5は、プレス本体2に取り付けられたリミットスイッチ81及び速度センサ82(図3)を備えている。リミットスイッチ81及び速度センサ82はコントローラCに接続されている。リミットスイッチ81は、下部プレス盤2cが下限位置にあることを検出すると、検出信号をコントローラCへ送信する。また、速度センサ82は、下部プレス盤2cの上下方向への移動速度を検知して、検知した速度を示す速度信号をコントローラCへ送信する。
次に、油圧駆動システムHの動作について説明する。図4は、油圧駆動システムHの各動作モードにおける4ポート切換弁41及び切換弁51の設定と、移動用ポンプP1及び加圧用ポンプP2の動作をまとめた一覧表である。油圧駆動システムHの動作モードには、油圧シリンダSを駆動しない休止モードと、下部プレス盤2cが上部プレス盤2bに接触するまで油圧シリンダSを上昇させる上昇モードと、下部プレス盤2cと上部プレス盤2bの間に所定のプレス圧を加える加圧モードと、プレス圧を除去する減圧モードと、下部プレス盤2cを下限位置まで降下させる降下モードの5つがある。
休止モードにおいては、4ポート切換弁41は全てのポートが相互に接続される中立位置に設定され、切換弁51は「開」に設定される。また、移動用ポンプP1及び加圧用ポンプP2の駆動は停止される。このとき、各管路はタンク90に直結されたドレン管路14に接続されるため、各管路にはほとんど油圧がかからない状態となる。そのため、下部プレス盤2cは下限位置で静止する。また、このとき切換弁52を自動的に「閉」に切り替えてリーク量を減らすような構成にしてもよい。
プレスの開始が指令されると、動作モードが休止モードから上昇モードに切り替えられる。上昇モードでは、4ポート切換弁41は、PポートとAポート、TポートとBポートがそれぞれ接続されるストレート接続に切換えられる。また、切換弁51は「開」の状態に保たれる。従って、移動用主管路11及び加圧用主管路12、13が共に共通主管路10に接続された状態となる。そして、移動用ポンプP1及び加圧用ポンプP2の作動が開始される。上昇モードにおいては、速度センサ82によって検知された下部プレス盤2cの上昇速度が設定速度と一致するようにインバータモータM2の回転数制御(速度制御)が行われる。なお、下部プレス盤2cの上昇速度の設定値は、一定値又は変動値(時間の関数)として設定することができる。本実施形態では、下部プレス盤2cを設定速度で上昇させるために油圧シリンダSに供給すべき作動油と同程度の量が移動用ポンプP1によって供給され、一方向絞り弁61及び可変絞り弁62からリークされる作動油と同程度の量が加圧用ポンプP2から供給されるように構成されている。これにより、移動用ポンプP1から供給される作動油によって油圧シリンダSが駆動され、下部プレス盤2cは比較的に早い速度で上昇する。なお、このときパイロット管路15はドレン管路14に接続されるため、パイロットチェック弁35にはパイロット圧力が作用せず、パイロットチェック弁35は閉じたままとなる。
やがて上部プレス盤2bに下部プレス盤2cが突き当たると、下部プレス盤2c(すなわち油圧シリンダSのラムSa)の上昇が阻止されるため、共通主管路10の油圧がリリーフ弁71の設定圧まで急激に上昇する。圧力センサ20の測定値が所定値を超えると、コントローラCは下部プレス盤2cが上部プレス盤2bに接触したと判断し、動作モードを上昇モードから加圧モードに切り替える。なお、下部プレス盤2cと上部プレス盤2bとの接触(又は近接)の検出は、本体2に設けた近接センサ等を使用して行ってもよい。なお、圧力センサ20とは別に圧力スイッチを設けて、圧力スイッチによって下部プレス盤2cと上部プレス盤2bとの接触を検出する構成としてもよい。
加圧モードでは、コントローラCは、移動用ポンプP1を停止させ、加圧用ポンプP2(インバータモータM2)の回転数制御(圧力制御)を開始する。具体的には、コントローラCは、圧力センサ20の測定値が油圧の設定値と一致するように、インバータモータM2の回転数をフィードバック制御する。加圧モードにおいては、油圧シリンダSの駆動量が僅かであるため、インバータモータM2は加圧用ポンプP2の最小サイクル数に近い低い回転数で駆動され、加圧用ポンプP2から吐出された作動油の略全量が一方向絞り弁61(及び可変絞り弁62)からリークされる。なお、油圧の設定値は、一定値又は変動値(時間の関数)として設定することができる。また、油圧の設定値は、下部プレス盤2cの高さを維持するために必要な最低圧以上の値に設定される。
油圧シリンダSによる加圧が完了すると、コントローラCは動作モードを加圧モードから減圧モードに切り替える。減圧モードでは、油圧が設定された速度で減少するように、インバータモータM2の回転数制御が行われる。また、減圧モードにおいて減圧速度が設定値に到達しない場合、コントローラCは切換弁52を「開」に切り替えてリーク量を増やし、減圧速度を上昇させる。
圧力センサ20の測定値が所定値を下回ると、コントローラCは下部プレス盤2cが上部プレス盤2bから離れたと判断し、動作モードを減圧モードから降下モードに切り替える。降下モードでは、コントローラCは、先ず、加圧用ポンプP2による圧力制御を解除し、加圧用ポンプP2を最小サイクル数近傍で定速駆動させる。次に、コントローラCは、切換弁41を制御して、PポートとBポート、TポートとAポートがそれぞれ接続されるクロス接続に切換える。これにより、パイロット管路15が加圧用主管路12に接続されるため、パイロットチェック弁35にパイロット圧力が掛かり、パイロットチェック弁35が開く。その結果、油圧シリンダS内の作動油がドレン管路18を介してタンク90に排出され、油圧シリンダSのラムSaと共に下部プレス盤2cがゆっくり降下する。なお、パイロット管路15が所定の圧力に達すると、リリーフ弁73が開いて、加圧用ポンプP2から供給される作動油は、ドレン管路14を介してタンク90に戻される。
下部プレス盤2cが下限位置まで降下したことをリミットスイッチ81が検出すると、コントローラCは、動作モードを降下モードから休止モードに切り替える。具体的には、コントローラCは、切換弁51を開いて、4ポート切換弁41を中立位置(全ポート「開」)に切り替える。
以上に説明した本発明の実施形態の構成によれば、油圧調整のために可変電磁リリーフ弁から加圧された作動油が大量に排出されることがなく、加圧用ポンプP2によって油圧シリンダSの駆動に必要な油圧のみが供給されるため、従来の油圧式プレス装置と比べて格段に高いエネルギー利用効率での稼働することができる。
また、従来の可変電磁リリーフ弁を使用した装置と比べて、バルブからリークされる作動油の量が少なく、作動油がバルブを通過する際に生じる流体摩擦による発熱を抑えることができるため、油温の上昇も少なくなり、オイルの寿命が延びるという利点もある。
以上が本発明の実施形態の説明であるが、本発明は、上記の実施形態の構成に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で様々な変形が可能である。
1…プレス装置
2…本体
3…制御部
H…油圧駆動システム
S…油圧シリンダ
5…油圧制御装置
16…ドレン管路
17…バイパス管路
61…一方向絞り弁
62…流量調整弁
M2…インバータモータ
P2…加圧用ポンプ

Claims (5)

  1. 油圧シリンダと、
    前記油圧シリンダに作動油を供給する加圧用ポンプと、
    前記加圧用ポンプを駆動するインバータモータと、
    前記加圧用ポンプと前記油圧シリンダとを接続する主管路と、
    前記主管路の中途から分岐して油タンクへ戻るドレン管路と、
    前記ドレン管路の中途に設けられた第1流量調整弁と、
    前記主管路の油圧を検出する圧力センサと、
    前記圧力センサの検出結果に基づいて、前記主管路の油圧が設定圧と一致するように、前記インバータモータの回転数をフィードバック制御するコントローラと、
    を備えた油圧駆動システム。
  2. 前記加圧用ポンプは、第1の吐出量以上で作動するときに、吐出圧が安定し、
    前記第1流量調整弁が、前記加圧用ポンプが前記第1の吐出量以上で作動できるように、前記加圧用ポンプから供給された作動油の一部をリークする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の油圧駆動システム。
  3. 前記第1流量調整弁を迂回するように前記ドレン管路に両端が接続されたバイパス管路と、
    前記バイパス管路の中途に設けられた第2流量調整弁と、
    前記第2流量調整弁と直列に前記バイパス管路の中途に設けられた、前記バイパス管路の開閉を切り替える第1切換弁と、
    を備え、
    前記第2流量調整弁が、前記主管路の油圧を急速に減圧できるように、前記第1流量調整弁よりも大きな流量で作動油をリークする、
    ことを特徴とする請求項2に記載の油圧駆動システム。
  4. 前記油圧シリンダに作動油を供給する移動用ポンプと、
    前記移動用ポンプを一定速度で駆動する電気モータと、
    前記移動用ポンプと前記主管路とを接続する移動用主管路と、
    前記移動用主管路の中途に設けられたチェック弁と、
    前記主管路の前記移動用主管路との接続点よりも前記加圧用ポンプ側の中途に設けられた、前記主管路の開閉を切り替える第2切換弁と、
    を備え、
    前記主管路が、
    前記加圧用ポンプと前記第2切換弁とを接続する加圧用主管路と、
    前記第2切換弁と前記油圧シリンダとを接続する共通主管路と、を含み、
    前記圧力センサが前記共通主管路に接続され、
    前記ドレン管路が加圧用主管路に接続された、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の油圧駆動システム。
  5. 対向配置された一対のプレス盤と、
    前記一対のプレス盤の一方を他方に向けて進退駆動する、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の油圧駆動システムと、
    を備えた油圧式プレス装置。
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