JP2015130269A - 静電容量式操作装置および静電容量式操作装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作プレートと電極シートの間に気泡が含まれることの抑制を図る。【解決手段】静電容量式操作装置は、以下に説明する操作プレート10および電極シート20を備える。操作プレート10は、指先Fにより接触操作される操作面11、12を形成する。電極シート20は、指先F(操作体)との間で生じる静電容量の変化量に応じた電気信号を出力する電極41、42、および電極41、42を保持する絶縁シート30を有して構成されている。そして、電極シート20の少なくとも一部は、インサート成形により操作プレート10に埋め込まれている。【選択図】図2

Description

本発明は、操作体(例えばユーザの指先)により接触操作される静電容量式操作装置、およびその製造方法に関する。
従来の静電容量式操作装置は、ユーザの指先により接触操作される操作プレート、および電極を備える。電極は、指先との間で生じる静電容量の変化量に応じた電気信号を出力する。静電容量式操作装置は、上記電気信号に基づき、電極と指先との間で生じる静電容量の変化量に応じた検出値を取得し、取得した検出値が所定の閾値を越えている場合に、操作プレートに指先が接触していると判定する。
そして特許文献1に記載の操作装置では、絶縁シートに上記電極を保持させて電極シートを形成し、その電極シートを操作プレートの裏面に接着シートで貼り付けることで、操作プレートの操作面に対向するように電極を配置させている。
特開2012−79425号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構造では、電極シートと操作プレートの間に気泡を含んだ状態で貼り付けられることがある。このように気泡が介在すると静電容量が異なる値になるので、検出値が閾値を越えたか否かの判定にばらつきが生じることとなり、接触判定の精度が悪くなる。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたもので、その目的は、操作プレートと電極シートの間に気泡が含まれることの抑制を図った静電容量式操作装置、およびその製造方法を提供することにある。
ここに開示される発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示される発明のひとつは静電容量式操作装置である。この操作装置は、操作体(F)により接触操作される操作面(11、12、13、14)を形成する樹脂製の操作プレート(10)と、操作面に対して操作体の反対側に位置し、操作体との間で生じる静電容量の変化量に応じた電気信号を出力する電極(41、42、43、44)、および電極を保持する絶縁シート(30)を有する電極シート(20)と、を備え、電極シートの少なくとも一部は、インサート成形により操作プレートに埋め込まれていることを特徴とする。
この発明によれば、インサート成形により電極シートが操作プレートに埋め込まれているので、樹脂成形後の操作プレートに電極シートを接着シートで貼り付ける作業を無くすことができる。よって、操作プレートと電極シートの間に気泡が含まれることを抑制できる。そのため、気泡に起因して静電容量が異なる値になることを抑制でき、ひいては、接触判定の精度を向上できる。
開示される発明のひとつは静電容量式操作装置の製造方法である。この製造方法は、操作体(F)により接触操作される操作プレート(10)と、操作体との間で生じる静電容量の変化量に応じた電気信号を出力する電極(41、42、43、44)を有する電極シート(20)と、を備える静電容量式操作装置の製造方法であることを前提とする。そして、電極シートに熱溶融型の接着剤(HA)を付与する接着剤付与工程(S20)と、接着剤付与工程の後、操作プレートを樹脂成形する金型内に電極シートを設置する設置工程(S30)と、設置工程の後、金型内に溶融樹脂を注入する注入工程(S40)と、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、金型内に電極シートを設置して操作プレートをインサート成形するにあたり、熱溶融型の接着剤を電極シートに付与しておいた状態で、金型に溶融樹脂を注入してインサート成形する。そのため、溶融樹脂の熱により接着剤が溶融し、溶融樹脂の冷却固化とともに接着剤が固化しながら、操作プレートが電極シートと一体に成形される。よって、操作プレートと電極シートの間に気泡が含まれることを抑制できることは勿論のこと、溶融樹脂の冷却固化時の収縮に起因して操作プレートと電極シートの間に隙間(空気層)が形成されてしまうことを抑制できる。そのため、気泡や空気層に起因して静電容量が異なる値になることを抑制でき、ひいては、接触判定の精度を向上できる。
本発明の一実施形態にかかる静電容量式操作装置の正面図。 図1のII−II線に沿う断面図。 電極シートの単体の状態を示す図2のIII矢視図。 図1に示す静電容量式操作装置の製造手順を説明するフローチャート。 図4に示す製造手順において、金型内に電極シートを設置した状態を示す断面図。 図5のVI矢視図。 図4に示す製造手順において、キャビティに樹脂を注入した状態を示す断面図。
以下、本発明にかかる静電容量式操作装置およびその製造方法の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。この操作装置は車両に搭載されており、各種メータや表示装置が組み付けられたインストルメントパネルに組み付けられている。操作装置は、運転席および助手席のいずれの乗員(ユーザ)からも操作可能な位置に配置されている。図1および図2に示すように、操作装置は、以下に説明する操作プレート10、電極シート20およびプリント配線板60を備えて構成されている。
操作プレート10は、樹脂成形された板部材であり、ユーザに視認される装飾面10aを形成する。装飾面10aは、複数の操作面11、12、13、14を有している。これらの操作面11〜14には、操作対象の設定内容を表した文字や記号、図形等が印刷されている。図1に示す例では、操作対象は、車室内を空調する空調装置100であり、例えば、空調装置100の起動、風量設定、温度設定等が上記設定内容の具体例として挙げられる。操作面11〜14をユーザが指先Fで接触操作すると、対応する機器に対して作動を指令する指令信号が出力され、接触操作の内容にしたがって、空調装置100が作動する。
電極シート20は、操作面11に対してユーザの反対側に位置し、インサート成形により操作プレート10内に埋め込まれている。電極シート20のうち操作プレート10と接触する面には、熱溶融型の接着剤HAが介在しており、電極シート20は接着剤HAにより操作プレート10に接着されている。この接着剤HAは、常温では固体、所定温度以上で液体となる熱可塑性樹脂を主成分としており、透光性を有する。
図3に示すように、電極シート20は、以下に説明する絶縁シート30と、電極41、42、43、44と、信号用配線51、52、53、54と、接地用配線55と、端子56と、を有して構成されている。
絶縁シート30は、これらの電極41〜44、配線51〜55および端子56を保持する。絶縁シート30の材質には、電気絶縁性、可撓性および耐熱性を有する樹脂(例えばポリイミド)が採用されている。電極41〜44および配線51〜55は、絶縁シート30のうち操作プレート10の反対側の面に印刷されている。端子56は、絶縁シート30のうち操作プレート10の反対側の面に形成されている。
電極41〜44の各々は、対応する操作面11〜14に対向するように、絶縁シート30の所定位置に印刷されて保持される。電極41〜44には、酸化インジウムスズ等の透明電極が採用されている。信号用配線51〜54の各々は、対応する電極41〜44に電気接続されており、絶縁シート30の所定位置に印刷されて保持されている。接地用配線55は、複数の電極41〜44および複数の信号用配線51〜54を取り囲むよう、絶縁シート30の所定位置に印刷されて保持されている。
配線51〜54の一端51a、52a、53a、54aは、対応する電極41〜44の周囲を囲む形状に形成されている。これにより、配線51〜54は、電極41〜44の全周に電気接続される。配線51〜54の他端51b、52b、53b、54b、および接地用配線55の両端は、配線保持部32の先端部分に配置され、端子56に電気接続されている。
なお、絶縁シート30のうち、電極41〜44を保持する部分を電極保持部31と呼び、配線51〜55を保持する部分を配線保持部32と呼ぶ。電極シート20は、図2に示すように操作プレート10内に埋め込まれている状態では、電極保持部31と配線保持部32との境界部分で屈曲している。つまり、電極保持部31は、その全体が操作プレート10内に埋め込まれているのに対し、配線保持部32は、その一部が操作プレート10からプリント配線板60へ向けて延出し、操作プレート10から露出している。
図2の説明に戻り、電極シート20に対して操作プレート10の反対側には、プリント配線板60が配置されている。プリント配線板60には、複数の光源61、62が実装されており、これらの光源61、62は、対応する電極41〜44に対向するように配置されている。
操作プレート10には、透光性を有する樹脂部材が採用されており、操作面11〜14のうち印刷されていない部分が、光源61、62により透過照明される。なお、装飾面10aのうち操作面11〜14以外の部分には、遮光性を有する塗料が印刷されている。
電極41〜44は、静電容量の変化に応じて生じた電圧変化を電気信号として出力する。電極41〜44から出力された電気信号は、プリント配線板60に実装されたマイクロコンピュータ(マイコン65)に入力される。マイコン65は、プログラムを記憶する記憶装置、および記憶されたプログラムにしたがって演算処理を実行する中央演算処理装置を備える。マイコン65は、各種の演算処理を実行することにより、以下に説明する検出手段65aおよび接触判定手段65bとして機能する(図2参照)。
プリント配線板60には、電極シート20の先端部分20aが接続されるコネクタ66が実装されている。これにより、電極シート20の端子56とプリント配線板60とは電気的に接続され、電極41〜44から出力された電気信号はマイコン65へ入力される。
プリント配線板60には、電極41〜44により形成される仮想キャパシタに対して充放電を繰り返す回路が実装されており、検出手段65aは、所定条件を満たすまでの充放電回数をカウントする。このカウント値は、電極41〜44と指先Fとの間で生じる静電容量が大きいほど小さい値になる。したがって、上記カウント値に基づき、電極41〜44と指先Fとの間で生じる静電容量の変化量に応じた「検出値」を検出手段65aは算出する。具体的には、指先Fが電極41〜44から十分に離れている時のカウント値を基準値と呼ぶ場合において、電極41〜44の近傍位置または接触位置に指先Fがある時のカウント値と基準値との差分を、上記検出値として算出する。接触判定手段65bは、予め設定された所定の閾値よりも検出値が大きい場合に、その検出値に該当する操作面が指先Fにより接触操作されていると接触判定する。
次に、静電容量式操作装置の製造方法について、図4〜図7を用いて説明する。図4は、絶縁シート30および操作プレート10の製造手順を示すフローチャートであり、符号S10、S20、S30、S40、S50、S60に示す工程を順に実施する。
先ず、図4に示す第1工程S10において、電極41〜44、配線51〜55および端子56を絶縁シート30に形成する。電極41〜44を形成する具体例としては、絶縁シート30への印刷、スパッタリング、蒸着等が挙げられる。配線51〜55および端子56を形成する具体例としては、絶縁シート30への印刷等が挙げられる。
次の第2工程S20(接着剤付与工程)では、熱溶融型の接着剤HAを絶縁シート30に付与する。具体的には、絶縁シート30のうち操作プレート10の側の面に、熱溶融型の接着剤HAを印刷する。このように印刷した時点では、雰囲気温度が常温のため接着剤HAは固体の状態である。以上により、電極41〜44、配線51〜55、端子56および接着剤HAが絶縁シート30に設けられた、図3に示す単体状態の電極シート20が完成する。なお、図3に示すように絶縁シート30には貫通穴31aが複数形成されている。これらの貫通穴31aは、電極41〜44および配線51〜55を避けた位置に形成されている。
次の第3工程S30(設置工程)では、図5に示すように、操作プレート10を樹脂成形する金型内に電極シート20を設置する。以下、この設置状態について詳細に説明する。図5は、金型を構成する下型81、82および上型90が閉じて、キャビティ90aが形成された状態を示す。電極シート20はキャビティ90a内のうち下型81、82の上に設置されている。下型81、82には突起81aが複数形成されており、これらの突起81aは貫通穴31aに嵌め込まれている。これにより、電極シート20はキャビティ90a内で位置決めされる。
下型81、82は、第1下型81および第2下型82に分割されている。図6に示すように、第1下型81には凹部81bが形成されている。第1下型81と第2下型82を当接させた状態では、凹部81bは、下型を上下方向に貫通する貫通穴を形成する。凹部81bには電極シート20が嵌め込まれている。したがって、金型内に設置された電極シート20は、第1下型81の上面から凹部81bに沿って屈曲した状態で弾性変形している。電極シート20の先端部分20aは、凹部81bの下方に位置する。
次の第4工程S40(注入工程)では、図7に示すように、射出機から所定圧力で射出された高温の溶融樹脂Rを、キャビティ90a内に注入する。これにより、キャビティ90aは溶融樹脂Rで充填される。溶融樹脂Rの充填圧力により、電極シート20は下型に押し付けられる。溶融樹脂Rの熱により、電極シート20に設けられている接着剤HAは溶融する。
次の第5工程S50では、キャビティ90aの全体に溶融樹脂Rが充填された状態で、所定時間が経過するまで、金型内で溶融樹脂Rを冷却して固化させる。この時、溶融していた接着剤HAも固化する。これにより、固化した溶融樹脂R(操作プレート10)と電極シート20とが接着剤HAにより接着されつつ、操作プレート10に電極シート20が埋め込まれた状態となる。なお、冷却にかかる上記所定時間では、射出機からの樹脂圧力を、キャビティ90aに充填された溶融樹脂Rに印加し続ける。これにより、溶融樹脂Rが冷却固化されるときに発生する成形収縮分の溶融樹脂Rがさらに追加される。
次の第6工程S60では、射出機を金型から切り離し、上型90、第1下型81および第2下型82を脱型する。そして、電極シート20がインサートされた状態の操作プレート10を金型から取り出し、スプルーおよびランナーで固化した樹脂を操作プレート10から除去する。
次の第7工程S70では、操作プレート10に加飾層を印刷して、装飾面10aを形成するとともに操作面11〜14を形成する。その後、電極シート20の先端部分20aを、プリント配線板60に設けられたコネクタ66に挿入して、電極シート20の端子56をプリント配線板60に電気接続する。以上の工程により、図1および図2に示す静電容量式操作装置が製造される。
以上により、本実施形態によれば、電極シート20のうち電極保持部31の全体および配線保持部32の一部は、インサート成形により操作プレート10に埋め込まれる。そのため、樹脂成形後の操作プレート10に電極シート20を接着シートで貼り付ける作業を無くした上で、電極シート20を操作プレート10に取り付けることができる。よって、操作プレート10と電極シート20の間に気泡が含まれることを抑制できる。そのため、気泡に起因して静電容量が異なる値になることを抑制できるので、検出値を閾値と比較して接触操作の有無を判定するにあたり、その判定精度を向上できる。
さらに本実施形態では、金型内に電極シート20を設置して操作プレート10をインサート成形するにあたり、熱溶融型の接着剤HAを電極シート20に付与しておいた状態で、金型に溶融樹脂Rを注入してインサート成形する。つまり、インサート成形後において、電極シート20のうち操作プレート10と接触する面には、熱溶融型の接着剤HAが介在した状態になっている。
これによれば、第4工程S40(注入工程)において、溶融樹脂Rの熱により接着剤HAが溶融し、溶融樹脂Rの冷却固化とともに接着剤HAが固化しながら、操作プレート10が電極シート20と一体に成形される。そのため、操作プレート10と電極シート20の間に気泡が含まれないようにできることは勿論のこと、溶融樹脂Rの冷却固化時の収縮に起因して操作プレート10と電極シート20の間に隙間(空気層)が形成されてしまうことを抑制できる。よって、接着剤HAを用いることなくインサート成形した場合に比べて、操作プレート10と電極シート20の間に気泡が含まれることをより一層抑制できるとともに、空気層形成の懸念も抑制できる。
さらに本実施形態では、配線51〜54も絶縁シート30に保持されており、絶縁シート30の電極保持部31は操作プレート10に埋め込まれる一方で、配線保持部32の一部は、操作プレート10からプリント配線板60に向けて延出している。そのため、電極41〜44に電気接続された配線51〜54が操作プレート10からプリント配線板に向けて延出することとなる。よって、操作プレート10に埋め込まれた状態の配線51〜54をプリント配線板60と電気接続する場合に比べて、配線51〜54とプリント配線板60との電気接続作業を容易にできる。
(他の実施形態)
以上、発明の好ましい実施形態について説明したが、発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、以下に例示するように種々変形して実施することが可能である。各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
上述した実施形態では、図4の第2工程S20において絶縁シート30に接着剤HAを塗布しており、図2に示すように電極シート20と操作プレート10の間には接着剤HAが介在している。これに対し、上記第2工程を廃止して、接着剤HAを用いることなくインサート成形するようにしてもよい。このように接着剤HAを廃止した場合であっても、図2に示す如く操作プレート10の内部に電極シート20が埋め込まれるようにインサート成形することで、気泡を生じさせずに電極シート20を操作プレート10に取り付けることが可能となる。
図2に示す実施形態では、電極シート20のうち操作プレート10の反対側に位置する面(背面)は、操作プレート10から露出している。これに対し、電極シート20の表面と背面の両方が操作プレート10内に埋め込まれるようにインサート成形してもよい。
図2に示す実施形態では、絶縁シート30のうち操作プレート10の反対側に位置する面(背面)に電極41〜44を設けている。これに対し、絶縁シート30の表面に電極41〜44を設けてもよい。また、絶縁シート30の表面または背面に電極41〜44を設けることに替えて、絶縁シート30の内部に電極41〜44を設けてもよい。
図2に示す実施形態では、電極41〜44に指先Fを近づけると電極41〜44の静電容量が増加する自己容量方式の装置を採用している。これに対し、電極41〜44の各々に対して受信電極を備える相互容量方式を採用してもよい。相互容量方式では、電極41〜44に指先Fを近づけると電極41〜44と受信電極との間で生じる電界が減少して受信電極の電荷が減少する。この電荷の減少に応じた電気信号を電極41〜44または受信電極は出力する。
図1に示す実施形態では、車両に搭載された静電容量式操作装置に本発明を適用しているが、本発明は、車両に搭載されたものに限定されるものではない。
上記各実施形態では、ユーザの指先Fを操作面11〜14に接触させて操作することを想定しており、指先Fを操作体としている。これに対し、例えばペン形状の操作部材をユーザが持ち、その操作部材を操作面11〜14に接触させて操作してもよく、この場合には、人体以外の操作部材が操作体として機能する。また、ユーザが手袋をはめた状態で操作面11〜14を接触操作した場合には、手袋が操作体として機能する。
図2に示す実施形態では、装飾面10aが平面形状であるが、曲面形状であってもよいし、部分的に曲面を有する形状であってもよい。また、図2に示す実施形態では、操作プレート10が肉厚均一の平板であるが、肉厚均一の湾曲板であってもよいし、肉厚が不均一の板であってもよい。
10…操作プレート、11、12、13、14…操作面、20…電極シート、30…絶縁シート、41、42、43、44…電極、S30…塗布工程、S40…設置工程、S50…注入工程、HA…接着剤。

Claims (4)

  1. 操作体(F)により接触操作される操作面(11、12、13、14)を形成する樹脂製の操作プレート(10)と、
    前記操作面に対して前記操作体の反対側に位置し、前記操作体との間で生じる静電容量の変化量に応じた電気信号を出力する電極(41、42、43、44)、および前記電極を保持する絶縁シート(30)を有する電極シート(20)と、
    を備え、
    前記電極シートの少なくとも一部は、インサート成形により前記操作プレートに埋め込まれていることを特徴とする静電容量式操作装置。
  2. 前記電極シートのうち前記操作プレートと接触する面には、熱溶融型の接着剤(HA)が介在していることを特徴とする請求項1に記載の静電容量式操作装置。
  3. 前記電極シートは、前記絶縁シートに保持されつつ前記電極に電気接続された配線(51、52、53、54)を有し、
    前記絶縁シートのうち前記電極を保持する部分である電極保持部(31)は、前記操作プレートに埋め込まれ、
    前記絶縁シートのうち前記配線を保持する部分である配線保持部(32)の一部は、前記操作プレートから延出していることを特徴とする請求項1または2に記載の静電容量式操作装置。
  4. 操作体(F)により接触操作される操作プレート(10)と、前記操作体との間で生じる静電容量の変化量に応じた電気信号を出力する電極(41、42、43、44)を有する電極シート(20)と、を備える静電容量式操作装置の製造方法であって、
    前記電極シートに熱溶融型の接着剤(HA)を付与する接着剤付与工程(S20)と、
    前記接着剤付与工程の後、前記操作プレートを樹脂成形する金型内に前記電極シートを設置する設置工程(S30)と、
    前記設置工程の後、前記金型内に溶融樹脂を注入する注入工程(S40)と、
    を含むことを特徴とする静電容量式操作装置の製造方法。
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