JP2015130077A - アームサポート装置 - Google Patents

アームサポート装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015130077A
JP2015130077A JP2014001312A JP2014001312A JP2015130077A JP 2015130077 A JP2015130077 A JP 2015130077A JP 2014001312 A JP2014001312 A JP 2014001312A JP 2014001312 A JP2014001312 A JP 2014001312A JP 2015130077 A JP2015130077 A JP 2015130077A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
elbow
support device
base
arm assembly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014001312A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5740013B1 (ja
Inventor
清光 佐々木
Kiyomitsu Sasaki
清光 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanki Techno Co Ltd
Original Assignee
Sanki Techno Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanki Techno Co Ltd filed Critical Sanki Techno Co Ltd
Priority to JP2014001312A priority Critical patent/JP5740013B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5740013B1 publication Critical patent/JP5740013B1/ja
Publication of JP2015130077A publication Critical patent/JP2015130077A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)
  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】マウス操作時等において、操作者の腕部が肘側に向かって降下するようにし、操作者の腕部周りの動作が円滑になるようにするアームサポート装置を提供する。【解決手段】固定部材への取付部を成すとともに他の部材の回転運動を支持するように形成された支点を有するクランプ機構1と、クランプ機構1に形成された回転運動支点O1−O1を基点にして回転運動が可能なように取付けられるものであって所定の長さを有するとともにベース22及びカバー23からなるアームアセンブリ2と、アームアセンブリ2を形成するカバー23の上方側に設けられるものであってアームアセンブリ2の長手方向への移動が可能なように取付けられるとともに操作者の腕部の一部である肘部のところを保持するように形成された肘置きホルダ3と、からなる。【選択図】図1

Description

本発明は、パーソナルコンピュータ、あるいはワードプロセッサ等におけるキーボードまたはマウス等の操作時において、手または腕、更には肩等に生ずる疲労感をできるかぎり低減化させるようにしたアームサポート装置に関するものである。
従来の上記装置としては、例えば実用新案登録第3077770号公報、あるいは特開2002−51862号公報記載のもの等が挙げられる。
実用新案登録第3077770号公報 特開2002−51862号公報
ところで、上記従来のものは、アームサポートを形成する肘載せ部のところが、テーブル等に固定されたピボット部を支点にして所定の角度範囲内だけ水平移動できるようになっているものである。このような構成からなる肘載せ部上に保持された状態のアーム(腕)の先にある手指を動かすことによって、マウスの操作あるいはキーボードの操作等が行なえるようになっているものである。しかしながら、このような操作運動は、常にテーブル等の面と平行なように形成されたある一定の平面内にて行われるようになっているものであるため、操作者は長時間の作業において、腕、肩等に違和感あるいは疲労感を感ぜざるを得ないと言う問題点を有する。このような問題点を解決するために、マウスの操作時において、操作者の腕の部分が肘側に向かって降下するような形態を採るようにし、これによって操作者の腕部周りの作動が操作者の生体感覚に合致した状態で行われるようにしたアームサポート装置を提供しようとするのが、本発明の目的(課題)である。
上記課題を解決するために、本発明においては次のような手段を講ずることとした。すなわち、請求項1記載の発明である第一の発明においては、アームサポート装置に関して、固定部材への取付部を成すとともに他の部材の回転運動を支持するように形成された支点を有するクランプ機構と、当該クランプ機構に形成された回転運動支点を基点にして回転運動が可能なように設けられるものであって所定の傾斜角を有した状態で取付けられるとともにベース及びカバーにて形成されるアームアセンブリと、当該アームアセンブリを形成する上記カバーの上方側に設けられるものであって当該アームアセンブリの長手方向への移動が可能なように取付けられるとともに操作者の腕部の一部である肘部のところを保持するように形成された肘置きホルダと、からなるようにした構成を採ることとした。
次に、請求項2記載の発明である第二の発明においては、請求項1記載のアームサポート装置に関して、上記アームアセンブリを、上記クランプ機構を形成する回転運動支点を基点にして回転運動可能なように、かつ、所定の傾斜角を有した状態で取付けられるベースアームと、当該ベースアームの上側に設けられ、かつ、当該ベースアーム上を相対スライド移動が可能なように形成されるものであって、上記ベースアームの一方の端部側に設けられた軸受部のところをスライド移動可能なように設けられたスライドシャフトを内部に有するスライドアームと、当該スライドアームの一方の端部側であって、その上側に設けられるとともに操作者の腕部の一部である肘部のところを保持するように形成された肘置きホルダと、からなるようにした構成を採ることとした。
次に、請求項3記載の発明である第三の発明においては、請求項1または請求項2記載のアームサポート装置に関して、上記クランプ機構を、固定部材への取付部を成すクランプ部と、当該クランプ部と対の状態で設けられるものであって上記アームアセンブリの一方の端部がヒンジピンを介して回転自在なように取付けられるヒンジ部と、からなるようにするとともに、当該ヒンジ部を形成するヒンジピンのところに、上記アームアセンブリの一方の端部側が上記ヒンジピンの軸芯方向に所定量弾性変位することが可能なように取付けられるスプリングを有するようにした構成を採ることとした。
次に、請求項4記載の発明である第四の発明においては、請求項1記載のアームサポート装置に関して、上記アームアセンブリを、所定の長さを有するベースと、当該ベース上に設けられるものであってガイドレール状の形態からなるスライドシャフトと、当該スライドシャフト上をスライド移動が可能なように設けられるものであって上記肘置きホルダを保持するように形成されたスライダと、からなるようにした構成を採ることとした。
次に、請求項5記載の発明である第五の発明においては、請求項4記載のアームサポート装置に関して、上記スライドシャフト上に設けられるスライダを、間にブッシュを介して取付けるようにした構成を採ることとした。
次に、請求項6記載の発明である第六の発明においては、請求項4または請求項5記載のアームサポート装置に関して、上記スライダを、スライドシャフト上のスライド移動が可能なように形成されたブロック状形態からなるものであって、その下面側にはベースに形成された凹溝と係合するとともに当該凹溝上をスライド移動可能なように形成された凸起状のガイド部を有するようにした構成を採ることとした。
請求項1記載の発明である第一の発明のものにおいては、操作者は腕部の一部である肘部のところを肘置きホルダ上に載せた状態でマウスの操作等を円滑に行なうことができるようになる。特に、本発明のものにおいては、肘置きホルダの設置されるアームアセンブリが、クランプ機構を基点にして所定の面内にて作動をするようになっている。更には、上記肘置きホルダがアームアセンブリ上にてその長手方向にスライド移動が可能なようになっている。これらに加えて、更に、上記アームアセンブリは、その取付部であるクランプ機構側を基点にして所定の傾斜角を有した面内にて円弧運動をするようになっている。これらのことより、操作者は、その腕部の先端部側に存在する手首あるいは手指のところを前後方向に、または左右方向に、自由に移動させることができるようになる。これによって、マウスの操作等を円滑に行なうことができるようになる。その結果、長時間のマウス操作等を行っても疲労感を覚えるようなことがない。
次に、請求項2記載の発明である第二の発明のものにおいては、アームアセンブリが、回転運動支点側に設けられるベースアームと、当該ベースアームに対して、その長手方向に相対スライド移動が可能なように設けられるスライドアームと、からなるとともに、このようなスライドアームの一方の端部側には肘置きホルダが設けられるようになっている。これらに加えて、更に、上記アームアセンブリは、上記第一の発明のところで述べたと同様、その取付部であるクランプ機構側を基点にして所定の傾斜角を有した面内にて円弧運動をするようになっている。これらのことより、操作者の肘部側は常に指先側よりも下方に下がった状態で保持されることとなる。その結果、操作者は、この肘置きホルダのところに肘部を載せた状態においてマウスの操作を円滑に行なうことができるようになる。
次に、請求項3記載の発明である第三の発明のものにおいては、アームアセンブリの一方の端部のところが、ヒンジ部を形成するヒンジピンのところを基点にしてアームアセンブリ全体が揺動運動可能なようになっている。そして更に、上記ヒンジピンのところには、当該ヒンジピンの軸線方向に反力の作用するスプリングが設けられるようになっている。これらのことより、操作者が上記肘置きホルダ上に肘部を載せた状態でマウスの操作等を行なおうとした場合、アームアセンブリ全体が上記ヒンジピンのところを支点にして下方へ傾斜した状態で揺動運動をすることとなるが、このとき、操作者の腕部全体は、上記スプリングの作用により、上記傾斜した状態のアームアセンブリを介して下方から全体的に支えられるようになる。その結果、このような状態の操作者は快適な状態でマウスの操作等を円滑に行なうことができるようになる。
次に、請求項4記載の発明である第四の発明のものにおいては、アームアセンブリを、その長手方向に延伸するベースと、当該ベース上に設けられたスライドシャフトと、からなるようにするとともに、当該スライドシャフトのところに、当該スライドシャフト上をスライド移動可能なように形成されたスライダを設けるようにし、そして更に、このようなスライダのところに肘置きホルダを設けるようにしたので、操作者は、この肘置きホルダ上に載せた状態の肘部のところを上記スライドシャフトに沿って前後方向へ移動させるように力を加えることによって操作者の手指等を上記アームアセンブリの取付部である回転運動の支点側へと円滑に移動させることができるようになる。これによって、マウスの操作等を円滑に行なうことができるようになる。
次に、請求項5記載の発明である第五の発明のものにおいては、上記スライドシャフト上をスライド移動するスライダのところに、滑り機能に優れたブッシュを設けるようにしたので、スライダの移動が円滑になり、当該スライダ上に設けられる肘置きホルダのアームアセンブリ長手方向への移動が円滑に行なえるようになる。その結果、操作者にとっては、肘置きホルダ上に載せた(保持された)肘部、更には腕部全体の移動が円滑に行なえるようになり、操作者によるマウスの操作等はより円滑に行なわれることとなる。
次に、請求項6記載の発明である第六の発明のものにおいては、スライダに設けられたガイド部のところがベースの上面側に形成された凹溝のところに係合し、これによって、スライダのスライドシャフト軸芯周りへの回転運動が規制されることとなる。その結果、スライダ上に取付けられる肘置きホルダのアームアセンブリ上における作動中において、そのグラ付き等が抑止されることとなり、肘置きホルダによる操作者の肘部並びに腕部全体の保持が確実に行なわれることとなる。
本発明の第一の実施形態にかかるものの全体構成を示す展開斜視図である。 本発明の第二の実施形態にかかるものの全体構成を示す展開斜視図である。 本発明にかかるクランプ機構部及びヒンジ機構部周りの構成を示す部分断面図である。 本発明の第一の実施形態にかかるものの全体構成を示す縦断面図である。 本発明の第二の実施形態にかかるもののスライド部の構造を示す部分断面図である。 本発明にかかる肘置きホルダの、その取付部の構造を示す部分断面図である。 本発明におけるアームサポート装置作動時の状態を示す図である。 本発明における肘置きホルダの作動状態を示す図である。 本発明にかかるアームサポート装置上に操作者の腕部が載せられた状態におけるマウス及びキーボードの操作時状態を示す平面図である。 本発明にかかるスライダのスライドシャフト軸芯周りに関する廻り止め機構を示す図である。
本発明を実施するための形態について、図1ないし図10を基に説明する。本発明にかかる第一の実施の形態のものは、例えば図1に示す如く、固定部材への取付部を成すとともに他の部材の回転運動を支持するように形成された支点を有するクランプ機構1と、当該クランプ機構1に形成された回転運動支点(O)を基点にして回転運動が可能なように取付けられるものであって所定の長さを有するとともにベース22及びカバー23からなるアームアセンブリ2と、当該アームアセンブリ2を形成する上記カバー23の上方側に設けられるものであって当該アームアセンブリ2の長手方向への移動が可能なように取付けられるとともに操作者の腕部5の一部である肘部55のところを保持するように形成された肘置きホルダ3と、からなることを基本とするものである。
このような基本構成からなるものにおいて、上記クランプ機構1は、固定部材への取付部を成すクランプブラケット11と、当該クランプブラケット11と対の状態で設けられるものであって上記アームアセンブリ2の一方の端部21側がヒンジピン121を介して回転自在なように取付けられるヒンジブラケット12と、からなるものである。そして、このような構成からなるものにおいて、上記ヒンジピン121のところには、例えば図3に示す如く、上記アームアセンブリ2の一方の端部21側が上記ヒンジピン121並びにその周りに設けられるスライドブッシュ26を基礎にして、上記アームアセンブリ2の一方の端部21側を上方側へ押上げるように作動するスプリング122が設けられるようになっている。そして更に、このような構成からなる上記クランプ機構1周りには、上記アームアセンブリ2が上記ヒンジブラケット12のところに組付けられた状態において、上記アームアセンブリ2の端部21周りを覆うように形成されたプラスチック製のクランプホルダ6、6’が取付ボルト15、16等を介して取付けられ、全体が一体的にまとめられるようになっている。このような構成を採ることにより、上記アームアセンブリ2を形成するカバー23のヒンジピン121への取付部のところが、上記スプリング122の作用により常に上方へと持ち上げられるようになり、肘置きホルダ3を介して入力される操作者の肘部からの入力荷重に対して、上記アームアセンブリ2全体が上方に持ち上げられるようになる。その結果、本アームアセンブリ2の回転運動が円滑に保持されることとなる。
このような構成からなるものにおいて、上記肘置きホルダ3周りの構成について、図1または図4を基に説明する。まず、肘置きホルダ3の具体的構成は、図1に示す如く、凹面状の形態からなるものであって操作者の肘部55全体を保持するように形成されたホルダ31と、当該ホルダ31上に設けられるものであって適度のクッション性を有するパッドホルダ32と、当該パッドホルダ32上に設置されるものであって操作者の肘部55が直接触れる肘置きパッド33と、からなるものである。このような構成からなるものにおいて、上記ホルダ31の下面側中央部のところには、後に述べるピボット部材35が取付けられ、このピボット部材35の軸中心線を基点にして相対回転運動が可能なようになっている。具体的には、このピボット部材35は雄ネジ付きベアリングからなるものである。
このような構成からなる上記ピボット部材35の、その中央部の下面側のところには、雄ネジ部355(図1参照)が形成されるようになっており、この雄ネジ部355のところがスライダ27に形成された雌ネジ部277のところにネジ結合されるようになっている。そして更に、このようなスライダ27は、例えば図4に示す如く、内部に設けられるスライドブッシュ26を介して上記ベース22上に設けられたスライドシャフト28のところにスライド移動可能なように取付けられるようになっている。これによって、上記肘置きホルダ3は、上記スライドシャフト28上を、その長手方向に沿ってスライド移動が可能となる。なお、上記肘置きホルダ3のこのようなスライド移動に対応させるため、上記スライドシャフト28等を覆うように設けられたカバー23の上面側のところには上記肘置きホルダ3の下面側に設けられたピボット部材35の移動が可能なように形成された開口部235が設けられるようになっている。このような構成を採ることにより、上記肘置きホルダ3はアームアセンブリ上において、その長手方向への移動が可能になるとともに、本アームアセンブリ2上の長手方向各点において、上記アームアセンブリ2の上面に対して平行な所定の平面内にて回転運動が可能となる。すなわち、上記ピボット部材35の軸芯を中心にして所定の平面内にて自転運動をすることができるようになる。
次に、このような構成からなるアームアセンブリ2のヒンジピン121を基点にした取付状態について説明する。このものは、例えば図4に示す如く、アームアセンブリ2は、その全体がヒンジピン121のところに回転自在なように取付けられるが、その回転面は、上記ヒンジピン121の中心線Oに対して直角な方向に形成される面(Oを含む面)を基準にして所定の角度(θ)だけ傾斜した面(Oを含む面)となる。すなわち、上記肘置きホルダ3のスライド運動の基礎となるスライドシャフト28の長手方向中心線(O)は、上記ヒンジピン121を基礎に形成される基礎面(O)に対してθの角度だけ傾斜した状態となる。なお、このθの値としては、本実施の形態のものにおいては2°〜5°の範囲の適度な値が採られるようになっている。最も好ましくは約3°の値である。このような傾斜角を採ることによって、例えば図7または図8に示す如く、操作者のマウス操作時等において、操作者が肘部55を肘置きホルダ3上に載せた場合、操作者のマウス8操作側手指が肘部55よりも上方側に来るようになり、操作者にとってはマウス8の操作等がやり易い状態となる。
次に、このような構成からなるアームアセンブリ2のところに設けられる上記肘置きホルダ3のスライド作動等について説明する。すなわち、上記肘置きホルダ3は、図1に示す如く、所定の長さを有するものであってABS樹脂を含む熱可塑性合成樹脂材にて形成されるベース22を基礎に形成されるものである。そして、このようなベース22の上側のところに、所定の長さを有するレール状のスライドシャフト28が設けられるようになっている。また、このような直線状のスライドシャフト28のところには、このスライドシャフト28を包むように、更には当該スライドシャフト28との間において滑り性の良いように形成されたスライドブッシュ26が設けられるようになっている。そして更に、このようなスライドブッシュ26の外側には当該スライドブッシュ26と一体的にスライダ27が設けられるようになっている。
なお、このようなスライダ27の下面部のところには、例えば図10に示す如く、その横断面形状が凸起状の形態からなるガイド部271が本スライダ27の長手方向に沿うように設けられるようになっている。そして、このようなスライダ27の下側に設けられるベース2の上面側には、上記スライダ27に設けられたガイド部271と係合するように形成された凹溝(本実施の形態においてはV溝)222が上記ベース22の長手方向に直線状に設けられるようになっている。このような凹溝222及びガイド部271の係合により、スライダ27のスライドシャフト28の軸芯O周りへの回転運動が規制されることとなり、当該スライダ27上に取付けられる肘置きホルダ3のアームアセンブリ2上における作動中において、そのグラ付き等が抑止されることとなる。このようなスライダ27の上方側には円筒状の雌ネジ部277が形成されるようになっており、この雌ネジ部277のところには、上記肘置きホルダ3の取付に寄与するピボット部材35に形成された雄ネジ部355が係合するようになっている。
そして、このようなスライダ27等を有するベース22上にはABS樹脂を含む所定の熱可塑性合成樹脂材にて形成されるカバー23が設けられ、これによってアームアセンブリ2が形成されるようになっている。なお、このようなカバー23の上面側には上記肘置きホルダ3取付用のピボット部材35移動用の開口部235が形成されるようになっている。従って、このようなアームアセンブリ2を形成するスライダ27のところに上記肘置きホルダ3が取付けられると、本肘置きホルダ3は上記アームアセンブリ2を形成するカバー23上を、その長手方向に移動をすることができるようになる。そして、この移動の方向は、上記ヒンジピン121に対して直角な方向に形成される基準面(O:図4参照)に対して、所定の角度(θ)だけ傾斜した面(O)上となり、肘置きホルダ3の移動軌跡は人間工学的に好ましい形態を形成することとなる。
次に、本発明にかかる第二の実施形態について、図2、図5、及び図6を基に説明する。このものも、その基本的な構成は、上記第一の実施の形態のものと同じである。具体的には、図2に示す如く、固定部材への取付部を成すとともに他の部材の回転運動を支持するように形成された支点を有するクランプ機構1と、当該クランプ機構1に形成された回転運動支点(O)を基点にして回転運動が可能なように取付けられるものであって所定の長さを有するとともにベースアーム231及びスライドアーム232からなるアームアセンブリ2’と、当該アームアセンブリ2’を形成する上記スライドアームの先端部の、その上方側に設けられるものであって当該アームアセンブリ2’の長手方向への移動が可能なように取付けられるとともに操作者の腕部5の一部である肘部55のところを保持するように形成された肘置きホルダ3と、からなるものである。
このように、本第二の実施の形態にかかるものは、基本的には上記第一の実施の形態のところで述べたものと同じ構成からなるものであり、クランプ機構1周りの構成及び機能は全く同じものである。このような構成を採ることにより、上記アームアセンブリ2’を形成するベースアーム231のヒンジピン121への取付部のところが、上記スプリング122の作用により常に上方へと持ち上げられるようになり、肘置きホルダ3を介して入力される操作者の肘部からの入力荷重に対して、上記アームアセンブリ2’全体がヒンジピン121の軸芯に沿って上方へと持ち上げられるようになる。その結果、上記アームアセンブリ2’の回転運動が円滑に保持されるようになる。このようなアームアセンブリ2’の具体的構成、特に、ベースアーム231とスライドアーム232との間における相対スライド機構部の構成について述べる。すなわち、本スライド部の構成は、まず、図5に示す如く、ベースアーム231のエンド部のところに設けられた厚肉状の保持部2319を基に形成されるようになっている。そして、この保持部2319のところには中空部が形成されるようになっており、この中空部のところには円筒状のスライドブッシュ26が設けられるようになっている。なお、このスライドブッシュ26は、その内部にボールベアリングを有するベアリングブッシュからなるものである。そして、このようなスライドブッシュ26の内径側には後に述べるスライドアーム232内に設けられたスライドシャフト28が相対スライド移動可能なように設けられるようになっている。また、上記ベースアーム231のエンド部に形成された保持部2319の外側のところには、その円周上に複数のボール29が回転運動可能なように設けられるようになっている。
次に、このような構成からなるベースアーム231上に相対スライド移動可能なように設けられるスライドアーム232は、基本的には図2に示す如く、所定の長さを有する部材からなるものであって、その横断面形状が逆U字状の形態からなるスライドアーム本体を基礎に形成されるものである。そして、このようなスライドアーム本体の逆U字状断面形態を成すものの、その内部にはガイドレール状の形態からなるスライドシャフト28が一体的に設けられ、これによってスライドアーム232が形成されるようになっているものである。このようなスライドシャフト28は、その一方側が必ず上記ベースアーム231のエンド部に形成された保持部2319のところに設けられたスライドブッシュ26内に保持されるとともに、もう一方の端部側はスライドアーム232のエンド部2329(図6参照)のところに一体的に保持されるようになっているものである。なお、これら構成からなる本アームアセンブリ2’も、上記第一の実施の形態にかかるものと同様、ABS樹脂を含む所定の熱可塑性合成樹脂材にて形成されるようになっているものである。
また、このような構成からなる上記スライドアーム232のエンド部2329のところには、例えば図6に示す如く、厚肉部が形成されるようになっており、このエンド部2329のところには、上記第一の実施の形態のものと同様、ピボット部材35を介して、肘置きホルダ3が所定の面内にて自転運動が可能なように取付けられるようになっている。具体的には、上記肘置きホルダ3を形成するホルダ31が、その下面側中央部に設けられたピボット部材35を支点にして自転運動をすることができるようになっている。そして、このような肘置きホルダ3を、そのエンド部2329のところに有するスライドアーム232が、例えば図5に示す如く、上記ベースアーム231の外表面側(上面側)に設置された複数のボール29上を転がり移動するようになっている。その結果、スライドアーム232は、上記ベースアーム231の表面上を、その長手方向にスライド移動をすることが可能となる。
次に、このような構成からなるアームアセンブリ2、2’を基礎に形成される本アームサポート装置の作動態様について、図7ないし図9を基に説明する。まず、操作者によるマウス8の操作について説明する。この場合、操作者は、自己の肘部55を、図7に示す如く、肘置きホルダ3上に載せた状態で腕部5をその前方へと伸ばし、机7の上等に置かれたキーボード9またはマウス8を操作する。この場合、腕部5は、肘部55が肘置きホルダ3のところに保持された状態となるので、この状態においては、マウス8(図8参照)またはキーボード9(図7参照)を操作する指先側は肘置きホルダ3のところに保持される肘部55よりも所定の角度(θ:本実施の形態のものにおいては2°〜5°)上がった姿勢状態となる。また、このような状態でマウス8及び腕部5を前後方向へ移動させるような場合、操作者の肘部55は、図8における二点鎖線図示位置へと移動することとなるが、この場合においても操作者の腕部5は、所定の傾斜角(θ:2°〜5°)を保った状態で肘置きホルダ3を基点にして保持されることとなる。このように、本実施の形態のものにおいては、操作者の腕部5が常に所定の傾斜角(θ)を有した状態で保持されることとなり、操作者にとっては人間工学的に理に適った状態でのマウス8の操作等が維持されることとなる。
また、上記マウス8の操作に換わって、図7または図9に示すようなキーボード9の操作時においては、操作者の腕部5がキーボード9側へと移動することとなる。このような場合においては、操作者の肘部55を支持する肘置きホルダ3を移動させなければならない。しかしながら、この場合、本実施の形態のものにおいては、上記肘置きホルダ3の取付けられるアームアセンブリ2は、その取付点Oを支点にして所定の平面内にて回転運動をすることができるようになっているので、操作者の肘部55は、図9の矢印方向へと移動し、これによって、操作者のキーボード9の操作は円滑に進められることとなる。
1 クランプ機構
11 クランプブラケット
12 ヒンジブラケット
121 ヒンジピン
122 スプリング
15 取付ボルト
16 取付ボルト
2 アームアセンブリ
2’ アームアセンブリ
21 端部
22 ベース
222 凹溝
23 カバー
231 ベースアーム
2319 保持部
232 スライドアーム
2329 エンド部
235 開口部
26 スライドブッシュ
27 スライダ
271 ガイド部
277 雌ネジ部
28 スライドシャフト
29 ボール
3 肘置きホルダ
31 ホルダ
32 パッドホルダ
33 肘置きパッド
35 ピボット部材
355 雄ネジ部
5 腕部
55 肘部
6 カバー
6’ カバー
7 机
8 マウス
9 キーボード



次に、請求項2記載の発明である第二の発明においては、アームサポート装置に関して、固定部材への取付部を成すとともに他の部材の回転運動を支持するように形成された支点を有するクランプ機構と、当該クランプ機構に形成された回転運動支点を基点にして回転運動が可能なように設けられるアームアセンブリと、からなるとともに、当該アームアセンブリを、上記クランプ機構を形成する回転運動支点を基点にして回転運動可能なように、かつ、所定の傾斜角を有した状態で取付けられるベースアームと、当該ベースアームの上側に設けられ、かつ、当該ベースアーム上を相対スライド移動可能なように形成されるものであって、上記ベースアームの一方の端部側に設けられた軸受部のところをスライド移動が可能なように設けられたスライドシャフトを内部に有するスライドアームと、からなるようにし、更に、上記スライドアームの一方の端部側であって、その上側に設けられるとともに操作者の腕部の一部である肘部のところを保持するように形成された肘置きホルダを有するようにした構成を採ることとした。

Claims (6)

  1. 固定部材への取付部を成すとともに他の部材の回転運動を支持するように形成された支点を有するクランプ機構と、当該クランプ機構に形成された回転運動支点を基点にして回転運動が可能なように設けられるものであって所定の傾斜角を有した状態で取付けられるとともにベース及びカバーにて形成されるアームアセンブリと、当該アームアセンブリを形成する上記カバーの上方側に設けられるものであって当該アームアセンブリの長手方向への移動が可能なように取付けられるとともに操作者の腕部の一部である肘部のところを保持するように形成された肘置きホルダと、からなるようにしたことを特徴とするアームサポート装置。
  2. 請求項1記載のアームサポート装置において、上記アームアセンブリを、上記クランプ機構を形成する回転運動支点を基点にして回転運動可能なように、かつ、所定の傾斜角を有した状態で取付けられるベースアームと、当該ベースアームの上側に設けられ、かつ、当該ベースアーム上を相対スライド移動可能なように形成されるものであって、上記ベースアームの一方の端部側に設けられた軸受部のところをスライド移動が可能なように設けられたスライドシャフトを内部に有するスライドアームと、当該スライドアームの一方の端部側であって、その上側に設けられるとともに操作者の腕部の一部である肘部のところを保持するように形成された肘置きホルダと、からなるようにしたことを特徴とするアームサポート装置。
  3. 請求項1または請求項2記載のアームサポート装置において、上記クランプ機構を、固定部材への取付部を成すクランプ部と、当該クランプ部と対の状態で設けられるものであって上記アームアセンブリの一方の端部がヒンジピンを介して回転自在なように取付けられるヒンジ部と、からなるようにするとともに、当該ヒンジ部を形成するヒンジピンのところに、上記アームアセンブリの一方の端部側が上記ヒンジピンの軸芯方向に所定量弾性変位することが可能なように取付けられるスプリングを有するようにした構成からなることを特徴とするアームサポート装置。
  4. 請求項1記載のアームサポート装置において、上記アームアセンブリを、所定の長さを有するベースと、当該ベース上に設けられるものであってガイドレール状の形態からなるスライドシャフトと、当該スライドシャフト上をスライド移動が可能なように設けられるものであって上記肘置きホルダを保持するように形成されたスライダと、からなるようにしたことを特徴とするアームサポート装置。
  5. 請求項4記載のアームサポート装置において、上記スライドシャフト上に設けられるスライダを、間にブッシュを介して取付けるようにした構成からなることを特徴とするアームサポート装置。
  6. 請求項4または請求項5記載のアームサポート装置において、上記スライダを、スライドシャフト上のスライド移動が可能なように形成されたブロック状形態からなるものであって、その下面側にはベースに形成された凹溝と係合するとともに当該凹溝上をスライド移動可能なように形成された凸起状のガイド部を有するようにした構成からなることを特徴とするアームサポート装置。













JP2014001312A 2014-01-08 2014-01-08 アームサポート装置 Expired - Fee Related JP5740013B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014001312A JP5740013B1 (ja) 2014-01-08 2014-01-08 アームサポート装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014001312A JP5740013B1 (ja) 2014-01-08 2014-01-08 アームサポート装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5740013B1 JP5740013B1 (ja) 2015-06-24
JP2015130077A true JP2015130077A (ja) 2015-07-16

Family

ID=53534131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014001312A Expired - Fee Related JP5740013B1 (ja) 2014-01-08 2014-01-08 アームサポート装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5740013B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7194304B1 (ja) 2022-06-17 2022-12-21 貴優 遠藤 アームレスト

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10211794A (ja) * 1997-01-31 1998-08-11 Fujieda Kenchiku Sekkei:Kk アーム支持具
JP3058606U (ja) * 1998-10-21 1999-06-22 世育 陳 マウスと肘の支え台
JP3069255U (ja) * 1999-11-26 2000-06-06 日立工機株式会社 ア―ムサポ―ト
JP2002306277A (ja) * 2001-04-18 2002-10-22 Koichi Iwata 腕載せ台、及び、その組立設置方法
JP2005293532A (ja) * 2004-04-02 2005-10-20 Kikuo Watanabe パソコン用マウス操作補助一体化器具
JP2006331234A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Kazuhiro Gushiken 腕置き装置とその使用方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7194304B1 (ja) 2022-06-17 2022-12-21 貴優 遠藤 アームレスト

Also Published As

Publication number Publication date
JP5740013B1 (ja) 2015-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3227763B1 (en) Adjustable mouse
JP3159044U (ja) 操作制御装置
US6932304B1 (en) Wrist support device
US20100244531A1 (en) Armrest for chair
JP2004504666A (ja) 位置決め装置
JP5740013B1 (ja) アームサポート装置
EP1658606B1 (en) Ergonomic mouse
US8125775B2 (en) Thin type mouse
JP2007317156A (ja) ベルトローラー式マウス装置
KR20150002244U (ko) 크기 조절이 가능한 컴퓨터 마우스
JP2017001175A (ja) 止め輪装着工具、軸体の製造方法
EP3325312A1 (en) Movable armrest assembly
JP2014099442A (ja) 携帯機器用把持具及び携帯機器用把持具を備える携帯機器
JP2007241627A (ja) 載置台
JP6410597B2 (ja) 自閉式引戸装置
WO2016040611A1 (en) Wrist and forearm support device
JP2015037826A (ja) ロボットハンド
JP2010051612A (ja) 肘掛け装置付き椅子
JP7299633B2 (ja) Pc操作補助具
JP2012162020A (ja) コンパス
KR102577846B1 (ko) 케이블 홀더
JP2023184357A (ja) アームレスト
CN210428374U (zh) 一种可多向使用的鼠标及鼠标垫
JP5249604B2 (ja) 椅子及びその肘掛け装置
EP2273352A1 (en) Computer mouse

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150320

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150415

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150424

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5740013

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees