JP2015128021A - 双極型二次電池 - Google Patents

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一希 宮竹
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良雄 下井田
脇 憲尚
Norihisa Waki
憲尚 脇
若林 計介
Keisuke Wakabayashi
計介 若林
祐二 室屋
Yuji Muroya
祐二 室屋
靖二 石本
Seiji Ishimoto
靖二 石本
智久 松野
Tomohisa MATSUNO
智久 松野
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Abstract

【課題】高容量化を達成するとともに、充放電時における電流密度の分布を均一にして耐久性を向上できる双極型二次電池を提供する。【解決手段】集電体11の一方の面に正極活物質層12が形成され他方の面に負極活物質層13が形成された双極型電極14がセパレータ15を挟んで積層された積層体2を、葛折り状に折り畳んで形成された発電要素10と、葛折り状に折り畳んで形成された発電要素の内、折り重なる積層体の間に挿入され、発電要素と電気的に接続される導電部材30と、発電要素の同極同士を取り纏めるための電極タブ16,17と、を有し、導電部材は、電気的に接続された前記発電要素の極性と同じ極性の電極タブに接続される双極型二次電池である。【選択図】図1

Description

本発明は、双極型二次電池に関する。
近年、環境や燃費の観点から、ハイブリット自動車や電気自動車が製造・販売され、新たな開発が続けられている。これらのいわゆる電動車両においては、リチウムイオン電池やニッケル水素電池等の充放電ができる二次電池の活用が不可欠である。特に、リチウムイオン二次電池は、エネルギー密度の高さや繰り返し充放電に対する耐久性の高さから、電動車両に好適と考えられ、各種開発が鋭意進められている。
これに関連して、下記の特許文献1には、リチウムイオン二次電池の一種として双極型リチウムイオン二次電池(双極型二次電池)に関する技術が開示されている。双極型二次電池は、集電体の一方の面に正極活物質層が形成され、他方の面に負極活物質層が形成された双極型電極が、セパレータを介して複数積層された構成を有する。このような双極型二次電池によれば、電池内で積層方向に直列に接続されているため、電池を高電圧化することができる。
特開平11―204136号公報
以上のような双極型二次電池は、高容量化も望まれている。双極型二次電池を高容量化する方法としては、例えば、双極型電極の面積を増大することが考えられる。
しかしながら、双極型電極の面積を増大した場合、発電要素の各部で生成された電力が外部に取り出される際に、最外層の集電体または電極タブを通る距離のばらつきが大きくなる。このことに起因して、充放電時における発電要素の面内の電流密度の分布が不均一になり、結果的に、双極型二次電池の耐久性が低下する虞がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、高容量化を達成するとともに、充放電時における電流密度の分布を均一にして耐久性を向上できる双極型二次電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る双極型二次電池は、集電体の一方の面に正極活物質層が形成され他方の面に負極活物質層が形成された双極型電極がセパレータを挟んで積層された積層体を、葛折り状に折り畳んで形成された発電要素を有する。本発明に係る双極型二次電池は、前記葛折り状に折り畳んで形成された発電要素の内、折り重なる前記積層体の間に挿入され、前記発電要素と電気的に接続される導電部材と、前記発電要素の同極同士を取り纏めるための電極タブと、を有する。また、前記導電部材は、電気的に接続された前記発電要素の極性と同じ極性の電極タブに接続される。
上記のように構成した双極型二次電池によれば、積層体を葛折り状に折り畳んで発電要素を形成することによって、高容量化を達成することができる。また、導電部材が、折り重なる積層体の間に挿入され、発電要素と電気的に接続され、発電要素の極性と同じ極性の電極タブに接続されるため、充放電時の電流密度の分布を均一にすることができる。したがって、高容量化を達成するとともに、充放電時における電流密度の分布を均一にして耐久性を向上できる双極型二次電池を提供できる。
本発明の実施形態に係る双極型二次電池の全体構造を模式的に示す概略断面図である。 本実施形態に係る折り畳む前の積層体を示す上面図である。 図2の3−3線に沿う断面図である。 改変例1に係る双極型二次電池を示す概略断面図である。 改変例2に係る双極型二次電池を示す概略断面図である。 改変例3に係る双極型二次電池を有する双極型二次電池モジュールを示す概略断面図である。 改変例4に係る双極型二次電池を示す概略断面図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、本発明の実施形態に係る双極型二次電池1の全体構造を模式的に示す概略断面図である。
本実施形態に係る双極型二次電池1は、概説すると、図1に示すように、双極型電極14がセパレータ15を挟んで積層された積層体2を、葛折り状に折り畳んで形成された複数の発電要素10を有する。また、双極型二次電池1は、葛折り状に折り畳んで形成された発電要素10の内、折り重なる積層体2の間に挿入され、発電要素10と電気的に接続される導電部材30と、発電要素10の同極同士を取り纏めるための電極タブ16,17と、を有する。また、導電部材30は、電気的に接続された発電要素10の極性と同じ極性の電極タブ16,17に接続される。
双極型二次電池1は、さらに、積層方向に隣り合う集電体11の間の電解液を封止する矩形状のシール部18と、複数の発電要素10及び導電部材30を内包する外装体20を有する。
以下、本実施形態に係る双極型二次電池1の各部の構成について詳述する。
図2は、本実施形態に係る折り畳む前の積層体2を示す上面図である。図3は、図2の3−3線に沿う断面図である。
[積層体2]
積層体2は、図1に示すように、葛折り状に折り畳まれて外装体20内に収納される。積層体2は、折り畳まれる前は、図2,3に示すように、集電体11が一方向に伸延した長尺状に構成される。正極活物質層12及び負極活物質層13は、集電体11上において、断続的に複数形成される。正極活物質層12及び負極活物質層13が長手方向に並ぶ数は、本実施形態ではそれぞれ5つずつである。本実施形態では、積層体2を葛折り状に4回折り畳むために、正極活物質層12及び負極活物質層13が断続的に5つ平面方向に並んでいる。しかし、正極活物質層12及び負極活物質層13が並ぶ数は、葛折り状に折り畳む回数によって適宜変更してもよい。正極活物質層12及び負極活物質層13が断続的に並ぶ数は、2つ以上であれば、特に限定されない。
本実施形態に係る積層体2では、図3に示すように、断続的に表裏に正極活物質層12及び負極活物質層13が形成された2つの集電体11が、1つのセパレータ15を挟んで積層されている。これにより、セパレータ15を介して、正極活物質層12及び負極活物質層13は対向して配置される。セパレータ15は、正極活物質層12及び負極活物質層13を物理的に隔離しつつ、電解液を保持できる。電解液は、非水(系)電解液である。電解液を介して正極活物質層12と負極活物質層13との間をイオンが移動することで、発電要素10に蓄積された電気が充放電される。
図3に示すように、積層方向には、セパレータ15を介して対向する正極活物質層12及び負極活物質層13の組が1組できる。すなわち、図3に示す例では、発電要素10には、1つの単電池19が含まれる。
上述のように、長手方向には5つの正極活物質層12及び負極活物質層13が断続的に形成されている。したがって、積層体2には、断続的に5つの発電要素10が形成されることになる。これらの5つの発電要素10は、集電体11を介して、電気的に並列接続される。
また、正極活物質層12及び負極活物質層13が形成されない位置に、葛折り状に折り畳むために積層体2が屈曲される屈曲部21が設けられる。図3において、左上に位置する正極活物質層12aが最上層に、右下に位置する負極活物質層13aが最下層となるように、屈曲部21において積層体2を折り畳むことによって、図1に示すように、折り畳まれた積層体2が形成される。屈曲部21における曲率半径は、例えば、0.3mm〜10mmの範囲であるが、これに限られない。積層体2を折り畳むことによって、複数の発電要素10が並列接続されていることには変わりはないが、発電要素10は、積層方向に相互に重なる。したがって、省スペース化を図ることが可能である。集電体11a,11bを、以下では、特に、正極側最外層集電体11a及び負極側最外層集電体11bと称する。
正極側最外層集電体11aは、図1に示すように、最外層の正極活物質層12を介して、正極タブ16に接合している。また、負極側最外層集電体11bは、最外層の負極活物質層13aを介して、負極タブ17に接合している。なお、この構成に限定されず、正極タブ16及び負極タブ17が設けられず、最外層集電体11a,11bが延長されて、外装体20の外部に導出される構造であってもよい。
積層体2を葛折りする回数は、所望の電圧・容量に応じて適宜調節できる。なお、両側の最外層における集電体11が互いに異なる極性となるように、偶数回折り曲げることが好ましい。このように構成された双極型二次電池1であれば、最外層に異なる極性の活物質層が配置されるため、正極タブ16及び負極タブ17を最外層に取り付ければよく、双極型二次電池1の製造が容易となる。
[導電部材30]
導電部材30は、折り重なる積層体2の間に挿入される。換言すれば、導電部材30は、折り重なる5つの発電要素10のそれぞれの間に挿入される。導電部材30は、5つの発電要素10と電気的に接続される。
導電部材30は、正極取出部41を介して、正極タブ16に接続される正極導電部材31と、負極取出部42を介して、負極タブ17に接続される負極導電部材32と、を有する。なお、この構成に限定されず、正極導電部材31及び負極導電部材32は、正極取出部41,負極取出部42を介することなく、直接的に正極タブ16,負極タブ17に接続されてもよい。
正極導電部材31は、図1に示すように、葛折りによる積層方向の上から、2番目及び3番目の発電要素10の間並びに4番目及び5番目の発電要素10の間に挿入される。正極導電部材31は、2番目及び3番目の発電要素10並びに4番目及び5番目の発電要素10の最外層における正極活物質層12と電気的に接続される。
正極導電部材31は、図中左側ほど、断面積が大きくなる形状を有する。換言すると、正極導電部材31は、挿入方向の先端側ほど、断面積が大きな形状を有する。一般的に断面積が大きいほど電気伝導性は高いため、正極導電部材31は、挿入方向の先端に近づくに従い電気伝導性が高い。
正極導電部材31のうち発電要素10に接続される正極接続部35における、正極導電部材31の挿入方向の電気伝導度は、単電池19の電気伝導度より高いことが好ましい。
正極導電部材31の熱伝導度は、単電池19の熱伝導度よりも高いことが好ましい。
正極取出部41は、図1に示すように、正極導電部材31の挿入方向の基端側の端部に取り付けられる。正極取出部41は、正極導電部材31よりも断面積が大きいことが好ましい。
負極導電部材32は、図1に示すように、葛折りによる積層方向の上から、1番目及び2番目の発電要素10の間並びに3番目及び4番目の発電要素10の間に挿入される。負極導電部材32は、1番目及び2番目の発電要素10並びに3番目及び4番目の発電要素10の最外層における負極活物質層13と電気的に接続される。
負極導電部材32は、図中右側ほど、断面積が大きくなる形状を有する。換言すると、負極導電部材32は、挿入方向の先端側ほど、断面積が大きな形状を有する。したがって、負極導電部材32は、挿入方向の先端に近づくに従い電気伝導性が高い。
負極導電部材32のうち発電要素10に接続される負極接続部36における、負極導電部材32の挿入方向の電気伝導度は、単電池19の電気伝導度よりも高いことが好ましい。
負極導電部材32の熱伝導度は、単電池19の熱伝導度よりも高いことが好ましい。
負極取出部42は、図1に示すように、負極導電部材32の挿入方向の手前側の端部に取り付けられる。負極取出部42は、負極導電部材32よりも断面積が大きいことが好ましい。
[シール部18]
シール部18は、折り畳む前の積層体2においては、積層方向に隣り合う集電体11の間において集電体11の外周に沿って設けられ、集電体11間に電解液を封止可能とする。具体的には、シール部18は、図2において点線によって示すように、集電体11の4辺に沿って枠形状に形成される。
本実施形態において、折り畳まれた1つの積層体2の全ての層に、共通の1つの閉じたシール部18が形成される。換言すると、折り畳まれた積層体2の各層にそれぞれ閉じたシール部18を形成する必要がない。したがって、各層にそれぞれ閉じたシール部18を形成する場合と比較して、シール部18の配置面積を低減させて、エネルギー密度を向上させることができる。
[各構成の材料]
次に、本実施形態に係る双極型二次電池1の各構成部品の材料等について説明する。
集電体11は、高分子材料を含む集電箔と、導電性を有する導電材と、によって構成される。集電体11は、例えば、導電材が集電箔上に配置される構造としてもよいし、2枚の集電箔の間に導電材を挟む構造としてもよい。ここで、高分子材料は必ずしも導電性を有する必要はないが、集電箔全体では、集電箔としての機能を果たすために、導電性を有していなければならない。したがって、高分子材料が導電性を持たない場合、集電箔には、高分子材料の他に、導電性を有する導電性フィラー(導電性粒子)が含まれる。
高分子材料は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルニトリル、ポリイミド、ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレン、スチレンブタジエンゴム、ポリアクリロニトリル、ポリメチルアクリレート、ポリメチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、またはこれらの混合物である。
導電性フィラーは、導電性を有し、電荷移動媒体として用いられるイオンに関して伝導性を有さない材料から選択される。また、導電性フィラーは、印加される正極電位及び負極電位に耐えうる材料から選択される。具体的には、例えば、アルミニウム粒子、SUS粒子、カーボン粒子、銀粒子、金粒子、銅粒子、チタン粒子などが挙げられるが、これらに限定されず、合金粒子が用いられてもよい。また、導電性フィラーは、金属に限られず、カーボン粒子、カーボンナノチューブなどが用いられてもよい。また、フィラー系導電性樹脂組成物として実用化されているものを用いることができる。このうち、特に電池において通常導電助剤として用いられる材料であるカーボン粒子が好ましい。カーボンブラックやグラファイトなどのカーボン粒子は電位窓が非常に広く、正極電位及び負極電位の双方に対して幅広い範囲で安定であり、さらに導電性に優れているためである。また、カーボン粒子は非常に軽量なため、質量の増加が最小限になる。
なお、集電箔を構成する材料として金属材料を用いてもよい。集電箔を構成する材料が金属材料の場合、集電箔として従来用いられている公知の金属材料から選ぶことができる。具体的には、アルミニウム、銅、ニッケル、鉄、チタン、ステンレス鋼、これらの合金などが挙げられるが、これらに限定されるわけではない。
正極活物質層12は、正極活物質、導電助剤、バインダー、支持塩(リチウム塩)などを含む。
正極活物質は、電極反応において正極活物質層12と負極活物質層13との間を往来する物質(イオン)を蓄積及び放出できる正極材料である。正極活物質としては、例えば、リチウム−遷移金属複合酸化物が好ましい。具体的には、LiCoOなどのLi・Co系複合酸化物、LiNiOなどのLi・Ni系複合酸化物、スピネルLiMnなどのLi・Mn系複合酸化物、LiFeOなどのLi・Fe系複合酸化物などが挙げられる。この他、LiFePOなどの遷移金属とリチウムのリン酸化合物や硫酸化合物、V、MnO、TiS、MoS、MoOなどの遷移金属酸化物や硫化物、PbO、AgO、NiOOHなどが挙げられる。また、場合によっては、2種以上の正極活物質が併用されてもよい。
正極活物質層12に含まれる導電助剤は、正極活物質の導電性を改善する機能を有し、例えば、黒鉛などのカーボン粉末や、気相成長炭素繊維(VGCF)などの種々の炭素繊維により構成される。
正極活物質層12に含まれるバインダーは、集電体11と正極活物質層12との結着材としての機能を有する。例えば、バインダーとしては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエーテルニトリル(PEN)、ポリイミド(PI)、ポリアミド(PA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリメチルアクリレート(PMA)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、またはこれらの混合物が挙げられる。
正極活物質層12に含まれる支持塩は、支持電解質としての機能を有する。例えば、支持塩としては、Li(CSON(LiBETI)、LiPF、LiBF、LiClO、LiAsF、LiCFSO、Li(CFSON、Li(CSONなどが挙げられる。
負極活物質層13は、負極活物質、導電助剤、バインダー、支持塩などを含む。
負極活物質は、電極反応において正極活物質層12と負極活物質層13との間を往来する物質(イオン)を蓄積及び放出できる負極材料である。負極活物質としては、例えば、炭素材料が好ましい。炭素材料としては、天然黒鉛、人造黒鉛、膨張黒鉛等の黒鉛系炭素材料(黒鉛)、カーボンブラック、活性炭、カーボンファイバー、コークス、ソフトカーボン、ハードカーボンなどが挙げられる。より好ましくは、天然黒鉛、人造黒鉛、膨張黒鉛などの黒鉛である。天然黒鉛は、例えば、鱗片状黒鉛、塊状黒鉛などが使用できる。人造黒鉛としては塊状黒鉛、気相成長黒鉛、鱗片状黒鉛、繊維状黒鉛が使用できる。これらの中で、特に好ましい材料としては、鱗片状黒鉛、塊状黒鉛である。鱗片状黒鉛、塊状黒鉛を用いた場合、充填密度が高くなるため、特に有利である。また、場合によっては、二種以上の負極活物質が併用されてもよい。
負極活物質層13に含まれる導電助剤は、負極活物質の導電性を改善する機能を有し、例えば、黒鉛などのカーボン粉末や、気相成長炭素繊維(VGCF)などの種々の炭素繊維により構成される。
負極活物質層13に含まれるバインダーは、集電体11と負極活物質層13との結着材としての機能を有し、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)によって構成されている。また、ポリフッ化ビニリデンのような溶剤系バインダー以外に、ポリマー微粒子、ゴム材料を水に分散させた水系バインダー(たとえば、スチレン−ブタジエンゴム)を用いてもよい。
負極活物質層13に含まれる支持塩は、支持電解質としての機能を有する。例えば、負極活物質層13の支持塩には、正極活物質層12に含まれる支持塩と同一の物質が用いられる。
セパレータ15は、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)などのポリオレフィン製の多孔質膜、セラミック製の多孔質膜などが用いられる。また、耐熱性を有するアラミドなどが用いられてもよい。
電解液は、例えば、有機溶媒に支持塩であるリチウム塩等が溶解した形態である。有機溶媒としては、支持塩を十分に溶解させ得るものであればよく、たとえば、(1)プロピレンカーボネート、エチレンカーボネートなどの環状カーボネート類、(2)ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ジエチルカーボネート等の鎖状カーボネート類、(3)テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジブトキシエタン等のエーテル類、(4)γ−ブチロラクトン等のラクトン類、(5)アセトニトリル等のニトリル類、(6)プロピオン酸メチル等のエステル類、(7)ジメチルホルムアミド等のアミド類、(8)酢酸メチル、蟻酸メチルの中から選ばれる少なくともから一種類または二種以上を混合した非プロトン性溶媒等の可塑剤などが挙げられる。これら有機溶媒は、単独で用いても二種類以上を組み合わせて用いてもよい。支持塩としては、従来公知のものが用いられる。たとえば、Li(CSON(LiBETI)、LiPF、LiBF、LiClO、LiAsF、LiCFSO、Li(CFSON、Li(CSON等が用いられる。
電極タブ16,17の材質は、アルミニウム、銅、ニッケル、鉄、チタン、ステンレス鋼、これらの合金などを用いることができる。これらは特に制限されず、タブとして従来用いられている公知の材質が用いられ得る。
導電部材30の材質は、例えば、電極タブ16,17に用いられる材質と同一の材質が用いられる。
正極取出部41及び負極取出部42の材質は、例えば、電極タブ16,17に用いられる材質と同一の材質が用いられる。
シール部18は、絶縁性、固体電解質の脱落に対するシール性や外部からの水分の透湿に対するシール性(密封性)、電池動作温度下での耐熱性などを有するものであればよい。例えば、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリイミド樹脂、ゴムなどが用いられ得る。特に、耐蝕性、耐薬品性、作り易さ(製膜性)、経済性などの観点から、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂を使用することが好ましい。
外装体20は、例えば、内部に金属板を備えたラミネートシートから構成される。
[製造方法]
次に、本実施形態に係る双極型二次電池1の製造方法について説明する。
まず、所望の正極活物質、導電助剤、バインダー、支持塩などを、溶媒中で混合して、正極活物質スラリーを調製する。同様に、所望の負極活物質、導電助剤、バインダー、支持塩などを、溶媒中で混合して、負極活物質スラリーを調製する。
続いて、集電体11を準備し、上述の正極活物質スラリーを集電体11の一方の表面に塗布して正極活物質層12を形成する。正極活物質スラリーを塗布するための塗布手段は特に限定されないが、例えば、自走型コータなどの一般的に用いられている手段が採用され得る。
塗膜を乾燥させるための乾燥手段も特に制限されず、電極製造について従来公知の知見
が適宜参照され得る。例えば、加熱処理が例示される。乾燥条件(乾燥時間、乾燥温度な
ど)は、正極活物質スラリーの塗布量やスラリーの溶媒の揮発速度に応じて適宜設定され
得る。
塗膜を乾燥させた後、上述の負極活物質スラリーを集電体11の他方の表面に塗布して塗膜して負極活物質層13を形成する。これを乾燥させて双極型電極14を完成させる。
次に、双極型電極14を、真空(減圧)密封しつつ、セパレータ15を挟んで、積層して積層体2を形成する。
次に、積層方向に隣り合う集電体11の間に、集電体11の4辺に沿ってシール材を配置する(図2参照)。シール材を配置する手段も特に限定されない。配置されるシール材の幅は、集電体11との密着性や集電体11同士の接触防止効果などの目的に応じて1mm〜50mmの範囲で適宜決定すればよい。なお、シール材の配置は、積層体2の形成時に同時に行われてもよい。
次に、集電体11の4辺のうち3辺に沿ってシール材を集電体11に固定して、積層方向に隣り合う集電体11の3辺を封止する(第1封止工程)。当該3辺は、任意の辺であり得る。具体的には、熱プレス機により熱プレスすることによって、未硬化のシール材を硬化させる。
次に、積層体2を、葛折り状に折り畳む。積層体2の折り畳みは、自動または手動のどちらによって行われてもよい。本実施形態では、図1に示すように、積層体2を4回折り曲げて、葛折り状に折り畳むことによって、5つの発電要素10が形成される。
次に、第1封止工程において封止された集電体11間に、電解液を注液する。具体的には、第1封止工程において封止されていない集電体11の残りの1辺から電解液を注液する。
次に、集電体11の残りの1辺に沿ってシール材を集電体11に固定して、積層方向に隣り合う集電体11の残りの1辺を封止する。具体的な封止方法は、第1封止工程と同様である。なお、電解液を注液して残りの1辺を封止した後に、積層体2を折り畳んでもよい。
次に、図1に示すように、正極導電部材31を、積層方向の上から2番目及び3番目の発電要素10の間並びに4番目及び5番目の発電要素10の間に挿入する。同様に、負極導電部材32を、積層方向の上から1番目及び2番目の発電要素10の間並びに3番目及び4番目の発電要素10の間に挿入する。
次に、正極取出部41及び負極取出部42を、それぞれ正極導電部材31及び負極導電部材32に接続し、さらに正極タブ16及び負極タブ17にそれぞれ接続する。
次に、発電要素10及び導電部材30を内包するように、外装体20を配置し、正極タブ16及び負極タブ17を外装体20の外部に導出する。
以上の製造方法によって、本実施形態に係る双極型二次電池1が形成される。
[効果]
以上説明したように、本実施形態に係る双極型二次電池1は、双極型電極14がセパレータ15を挟んで積層された積層体2を、葛折り状に折り畳んで形成された複数の発電要素10を有する。また、双極型二次電池1は、葛折り状に折り畳んで形成された発電要素10の内、折り重なる積層体2の間に挿入され、発電要素10と電気的に接続される導電部材30と、発電要素10の同極同士を取り纏めるための電極タブ16,17と、を有する。導電部材30は、電気的に接続された発電要素10の極性と同じ極性の電極タブ16,17に接続される。このため、積層体2を葛折り状に折り畳んで発電要素10を形成することによって、高容量化を達成することができる。
また、導電部材30が、折り重なる積層体2の間に挿入され、発電要素10と電気的に接続され、発電要素10の極性と同じ極性の電極タブ16,17に接続されるため、電池全体として、充放電時の電流密度の分布を均一にすることができる。
したがって、本実施形態によれば、高容量化を達成するとともに、充放電時における電流密度の分布を均一にして耐久性を向上できる双極型二次電池1を提供することができる。
また、正極活物質層12及び負極活物質層13は、断続的に複数設けられ、セパレータ15を挟んで対向して配置され、正極活物質層12及び負極活物質層13が形成されない位置に、葛折り状に折り畳むために積層体2が屈曲される屈曲部21が設けられる。したがって、短絡が発生した場合、活物質層12,13が形成されない集電体11だけの部分、すなわち、屈曲部21に電流が流れ、屈曲部21は、ヒューズの役割を果たすことができる。また、正極活物質層12及び負極活物質層13が形成されない屈曲部21が、葛折りの際に折り曲げられるので、積層体2の折り曲げが容易になる。
また、集電体11は、高分子材料及び導電性粒子を有する。このため、金属材料のみから構成される金属集電体よりも軽量化でき、これによりエネルギー密度を従来の金属集電体よりも向上させることができる。
また、導電部材30は、挿入方向の先端に近づくに従い電気導電性が高く、すなわち、挿入方向の先端側ほど断面積が大きく形成されている。したがって、導電部材30内における電流密度の分布も均一にできる。詳細には、例えば、挿入方向の先端側において発電要素10から導電部材30に流入する電流と、挿入方向の基端側において導電部材30に流入する電流とで、取出部41,42までに導電部材30内を通る経路の長さに差がある。しかし、挿入方向の先端側ほど導電部材30の断面積が大きく、抵抗が少ないので、挿入方向先端から基端まで導電部材30内を電流が流れても損失が少ない。結果として、挿入方向の先端側から導電部材30に流入する電流と、挿入方向の基端側から導電部材30に流入する電流とで、損失に差がほとんどなく、導電部材30内の電流密度の分布も均一になる。
また、導電部材30のうち発電要素10に接続される接続部35,36における、導電部材30の挿入方向の電気伝導度は、単電池19の電気伝導度よりも高い。このため、優先的に導電部材30に電流が流れる。電流が集電体11の伸延方向に長い経路をたどって流れにくいので、電流の損失が少なく、双極型二次電池1の高出力化を達成することができる。
また、導電部材30の熱伝導度は、単電池19の熱伝導度よりも高い。このため、使用に伴って双極型二次電池1が発熱したとき、導電部材30が優先的に熱を外部に逃すことができ、双極型二次電池1の耐久性を向上させることができる。
また、正極取出部41及び負極取出部42は、それぞれ、挿入方向の基端側の端部に取り付けられる。したがって、葛折りの層間から取り出した電流を、導電部材30よりも抵抗が低い正極取出部41及び負極取出部42を介して、損失を少なくして外部に取り出せる。これにより、効率よくエネルギーを回収でき、結果として、双極型二次電池1の体積エネルギー密度を向上させることができる。
以下、上述した実施形態の改変例を例示する。
(改変例1)
図4は、改変例1に係る双極型二次電池4を示す概略断面図である。上述した実施形態では、導電部材30は、挿入方向の先端に近づくに従い断面積が大きくなる形状を有した。しかしながら、図4に示すように、導電部材130は、挿入方向に沿って断面積が等しい形状であってもよい。
(改変例2)
図5は、改変例2に係る双極型二次電池5を示す概略断面図である。上述した実施形態では、積層体2は、2つの双極型電極14が、セパレータ15を挟んで直列接続となるように積層された。しかしながら、双極型電極14が積層する数は、所望の電圧・容量に応じて適宜調節できる。例えば、図5に示すように、発電要素110は、3つの双極型電極14から構成されてもよい。このとき、発電要素110は、2つの単電池19を含むことになる。図5では、導電部材130の断面積が挿入方向に沿って等しく示しているが、図1に示すように、挿入方向の先端に近づくに従い断面積が大きくてもよい。
(改変例3)
図6は、改変例3に係る双極型二次電池6を有する双極型二次電池モジュール3を示す概略断面図である。上述した実施形態では、外装体20に、積層体2、シール部18及び導電部材30が内包されて、双極型二次電池1を形成した。しかしながら、図6に示すように、外装体120に、上述した実施形態から外装体20が除かれた構成からなる双極型二次電池6が2つ直列接続された状態で内包されて、双極型二次電池モジュール3を形成してもよい。この際、積層体2の葛折りの回数を複数回にすることで、互いに異なる極性の活物質層同士が接続するように積層でき、双極型二次電池モジュール3の製造が容易となる。
(改変例4)
図7は、改変例4に係る双極型二次電池7を示す概略断面図である。上述した実施形態では、図3に示すように、正極活物質層12及び負極活物質層13は、集電体11上に断続的に複数設けられ、正極活物質層12及び負極活物質層13が形成されない位置に、屈曲部21が設けられた。しかしながら、正極活物質層112及び負極活物質層113が、集電体11上に一様に設けられてもよい。このように構成された積層体を葛折り状に折り畳むことによって、図7に示す双極型二次電池7が形成される。改変例4に係る双極型二次電池7は、1つのみの発電要素100から構成される。
以下、実施例を示す。
<実施例1>
<双極型電極の作製>
正極活物質としてLiMn85質量部、導電助剤としてアセチレンブラック5質量部、バインダーとしてポリフッ化ビニリデン(PVDF)10質量部、及びスラリー粘度調整溶媒としてN−メチル−2−ピロリドン(NMP)適量を混合し、正極活物質スラリーを調製した。
上記正極活物質スラリーを樹脂集電体(エポキシ樹脂100質量%に導電性カーボンであるアセチレンブラックを10質量%分散させたフィルム、)の片側に片面塗布し乾燥させて正極を形成した。正極電極厚みは片面で36μmになるようにプレスを行った。
次いで、負極活物質としてハードカーボン90質量部、バインダーとしてPVDF10質量部、およびスラリー粘度調整溶媒としてNMP適量を混合し、負極活物質スラリーを調製した。
上記負極活物質スラリーを樹脂集電体の正極活物質層が形成されていない片側に片面塗布し乾燥させて負極を形成した。負極電極厚みは片面で30μmになるようにプレスを行うことによって、集電体である導電性高分子膜の片面に正極、片側に負面が塗布された積層体を作成した。
<積層及び注液>
上記双極型電極の電極未塗布部周りにPE製フィルムをおきシール材とした。このような双極型電極にセパレータ(ポリエチレン製、厚み30μm)を介し3層積層したのち、シール部に上下からプレス(熱と圧力)をかけ融着し、各層をシールした。各層シールにおいて3辺シール後、電解液としてプロピレンカーボネート・エチレンカーボネートの等体積混合液にリチウム塩であるLiPF6を1mol/Lの濃度で溶解させたものを注液し、注液後最終シール辺をシールした。
上記3層からなる積層体を作成し上記積層体を4回葛折りし、折り重なる積層体2の間に厚さ50μmのアルミニウム箔を挿入し、積層体外部で正極タブ、負極タブとそれぞれ接合を行い、双極型二次電池を作成した。また、セル最外層には厚さ100μmのアルミニウム集電体を用い、葛折り部に挿入された導電部材と、正負極ともに、それぞれ超音波接合を行って集電をとった。実施例1に係る導電部材は、厚み形状は一定とした。
<実施例2>
実施例1に対して、折り重なる積層体の間に挿入する導電部材の厚み形状を変更した。導電部材の厚みt(μm)は、図1に示すように、接続部の長さをL、接続部の挿入方向の基端からの長さをx(図1においては、負極導電部材について示す)としたとき、
とした。発電要素の材質はアルミニウムを用いた。
<実施例3>
実施例1に対して、折り重なる積層体の間に挿入する発電要素の材質を銅に代えた。
<比較例1>
折り重なる積層体の間に導電部材を挿入せず、双極型二次電池を作製した。
<評価方法内容及び結果>
評価は、初回充放電後45℃で1Cサイクルを100サイクル実施したのちの初期に対する容量維持率を比較して行った。
表1に示すように、折り重なる積層体の間に、導電部材を挿入する(実施例1〜3)ことによって、比較例1に対し容積維持率が向上することを確認した。また、実施例1及び実施例2の結果を比較すると、挿入方向の先端に近づくに従い電気伝導性が高い導電部材を挿入した方が、容量維持率が高くなった。また、実施例1及び実施例3を比較すると、熱伝導度が比較的高い銅を挿入した方が、容量維持率が高くなった。
1,4,5,6,7 双極型二次電池、
2 積層体、
3 双極型二次電池モジュール、
10,100,110 発電要素、
11 集電体、
11 集電体の4辺、
12,112 正極活物質層、
13,113 負極活物質層、
14 双極型電極、
15 セパレータ、
16 正極タブ(電極タブ)、
17 負極タブ(電極タブ)
19 単電池、
21 屈曲部、
30,130 導電部材、
31 正極導電部材、
32 負極導電部材、
35 正極接続部(接続部)、
36 負極接続部(接続部)。

Claims (6)

  1. 集電体の一方の面に正極活物質層が形成され他方の面に負極活物質層が形成された双極型電極がセパレータを挟んで積層された積層体を、葛折り状に折り畳んで形成された発電要素と、
    前記葛折り状に折り畳んで形成された発電要素の内、折り重なる前記積層体の間に挿入され、前記発電要素と電気的に接続される導電部材と、
    前記発電要素の同極同士を取り纏めるための電極タブと、
    を有し、
    前記導電部材は、電気的に接続された前記発電要素の極性と同じ極性の電極タブに接続される双極型二次電池。
  2. 前記正極活物質層及び前記負極活物質層は、断続的に複数設けられ、前記セパレータを挟んで対向して配置され、
    前記正極活物質層及び前記負極活物質が形成されない位置に、葛折り状に折り畳むために前記積層体が屈曲される屈曲部が設けられる請求項1に記載の双極型二次電池。
  3. 前記集電体は、高分子材料及び導電性粒子を有する請求項1または2に記載の双極型二次電池。
  4. 前記導電部材は、挿入方向の先端に近づくに従い電気伝導性が高い請求項1〜3のいずれか1項に記載の双極型二次電池。
  5. 前記導電部材のうち前記発電要素に接続される接続部における、前記導電部材の挿入方向の電気伝導度は、前記セパレータ並びに当該セパレータを挟んで対向して配置する正極活物質層及び負極活物質層から構成される単電池の電気伝導度よりも高い請求項1〜4のいずれか1項に記載の双極型二次電池。
  6. 前記導電部材の熱伝導度は、前記セパレータ並びに当該セパレータを挟んで対向して配置する正極活物質層及び負極活物質層から構成される単電池の熱伝導度よりも高い請求項1〜5のいずれか1項に記載の双極型二次電池。
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