JP2015127689A - 外観検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子部品の検査面に対する照明環境のばらつきを抑制して、外観検査を行う外観検査装置を提供する。
【解決手段】電子部品13の側面11、11a、12、12aである検査面を、照明手段31、31a、32、32aで照らし、撮像手段14、14aによって撮像して外観検査を行う外観検査装置10において、照明手段31、31a、32、32aは、検査面に対向して配置され、検査面と照明手段14、14aの間に配置され、照明手段31、31a、32、32aが照射した光の一部を透過させて検査面に送り、検査面で反射した光の一部を反射して、検査面の外観を撮像手段14、14aの画像に収めるビームスプリッタ33、33a、34、34aを備え、照明手段31、31a、32、32aが照射する光は拡散して、ビームスプリッタ33、33a、34、34aに入射する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品の外観を検査する外観検査装置に関する。
ベアチップやCSP(Chip Size Package)等の各種電子部品は、欠けや疵の有無等が検査された後に出荷される。この検査は、電子部品の外観を撮像した画像を基に行われ、その具体例が、特許文献1、2に記載されている。
特許文献1には、複数のミラーを用いて光の進行方向を変え、照明によって照らされた電子部品(半導体素子)の側部の外観を撮像手段(カメラ)で撮像する装置が開示されている。
特許文献2には、球面状に並べられた複数の照明によって、ハーフミラー越しに、電子部品(被検査物)の表面を照らし、ハーフミラーで反射した電子部品からの反射光を、撮像手段で撮像する装置が記されている。
特開2003−254726号公報 特開平10−185832号公報
ここで、電子部品の外観検査の対象となる検査面の照明環境が、電子部品によってばらついていると、外観検査の精度が低下する。
そのため、検査面に対する照明環境のばらつきを抑制することは、外観検査の精度を向上させるために重要である。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされるもので、電子部品の検査面に対する照明環境のばらつきを抑制して、外観検査を行う外観検査装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る外観検査装置は、電子部品の側面である検査面を、照明手段で照らし、撮像手段によって撮像して外観検査を行う外観検査装置において、前記照明手段は、前記検査面に対向して配置され、前記検査面と前記照明手段の間に配置され、前記照明手段が照射した光の一部を透過させて前記検査面に送り、該検査面で反射した光の一部を反射して、前記検査面の外観を前記撮像手段の画像に収めるビームスプリッタを備え、前記照明手段が照射する光は拡散して、前記ビームスプリッタに入射する。
第1の発明に係る外観検査装置において、前記検査面と前記照明手段との距離は30mm未満であるのが好ましい。
前記目的に沿う第2の発明に係る外観検査装置は、電子部品の側面である検査面を、照明手段で照らし、撮像手段によって撮像して外観検査を行う外観検査装置において、前記検査面に対向して配置され、前記照明手段が照射した光を拡散する拡散手段と、前記検査面と前記拡散手段の間に配置され、前記拡散手段が拡散した光の一部を透過させて前記検査面に送り、該検査面で反射した光の一部を反射して、前記検査面の外観を前記撮像手段の画像に収めるビームスプリッタとを備える。
第2の発明に係る外観検査装置において、前記検査面と前記拡散手段との距離は30mm未満であるのが好ましい。
第1、第2の発明に係る外観検査装置において、目標角度位置に配置された前記検査面を基に行った前記照明手段の輝度と前記検査面に対する前記照明手段の配置の各調整を維持した状態で、前記目標角度位置に対して傾斜している前記検査面の外観検査も行うのが好ましい。
第1、第2の発明に係る外観検査装置において、前記検査面以外の面Sに接して前記電子部品を保持する支持部材を備え、前記電子部品は、前記面Sを基準にして位置決めされるのが好ましい。
第1、第2の発明に係る外観検査装置において、前記撮像手段に送られる光の一部を遮る遮光体を更に備えるのが好ましい。
第1、第2の発明に係る外観検査装置において、前記遮光体は、前記ビームスプリッタに入射する光の一部を遮るのが好ましい。
第1、第2の発明に係る外観検査装置において、前記遮光体は、前記ビームスプリッタと前記撮像手段の間に配されるのが好ましい。
第1、第2の発明に係る外観検査装置において、前記照明手段から照射され、前記検査面の手前で前記ビームスプリッタによって反射させられた光の進行を遮る遮光手段を備えるのが好ましい。
第1、第2の発明に係る外観検査装置において、前記ビームスプリッタは、結合された2つの三角プリズムを備えるのが好ましい。
第1、第2の発明に係る外観検査装置において、前記照明手段の発光部の幅方向の長さは、前記検査面の幅方向の長さより長いのが好ましい。
第1の発明に係る外観検査装置は、照明手段が、電子部品の側面である検査面に対向して配置され、照明手段が照射する光は、拡散して、ビームスプリッタに入射し、検査面に送られる。また、第2の発明に係る外観検査装置は、照明手段が照射した光を拡散する拡散手段が、検査面に対向して配置され、拡散手段により拡散された光は、ビームスプリッタに入射して電子部品の検査面に送られる。
従って、第1、第2の発明に係る外観検査装置は、電子部品の検査面に対して様々な角度で進行する光を、電子部品の検査面に送ることができるので、電子部品の検査面に対する照明環境のばらつきを抑制した上で、外観検査を行うことが可能である。
本発明の一実施の形態に係る外観検査装置の平面図である。 電子部品の受け渡しを示す説明図である。 第1の検査位置における電子部品の外観検査の様子を示す説明図である。 第2の検査位置における電子部品の外観検査の様子を示す説明図である。 照明手段から照射された光の光路を示す説明図である。 撮像手段が撮像する画像の説明図である。 変形例に係る外観検査装置の説明図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1〜図4に示すように、本発明の一実施の形態に係る外観検査装置10は、電子部品13の側面11、11a、12、12aを、照明手段31、31a、32、32aでそれぞれ照らし、撮像手段14、14aによって撮像して外観検査を行う装置である。以下、詳細に説明する。
外観検査装置10は、図1、図2に示すように、それぞれ電子部品13を保持可能な複数の支持部材15が周方向に所定のピッチで取り付けられた円形板16を備えている。水平配置された円形板16は、中央に連結された回転軸17を介して図示しないサーボモータから駆動力を与えられ、回転軸17を中心に間欠的に所定角度(本実施の形態では45°)回転する。この円形板16の所定角度の回転により、各支持部材15は、支持部材15の配置ピッチと同じ距離の移動を行い一時停止する。
支持部材15が一時停止するそれぞれの位置には、図1、図2に示すように、支持部材15の上方に、サーボモータ18が図示しない支持体によって保持されている。各サーボモータ18は、固定されており、円形板16の回転に伴って移動することはない。
各支持部材15は、図2に示すように、ガイド機構19に昇降可能に取り付けられ、各サーボモータ18から図示しない動力伝達機構を介して駆動力を与えられ、個別に昇降する。本実施の形態では、支持部材15に、真空圧によって電子部品13の表面20(検査面以外の面S)を吸着して電子部品13を保持し、真空破壊により電子部品13を保持した状態を解除するノズルを採用している。なお、支持部材15を昇降させる駆動源は、サーボモータに限定されないのは言うまでもない。
また、円形板16の近傍には、複数の電子部品13が並べられたウエハ21がウエハリング22によって固定されている。ウエハ21は、ウエハリング22を保持する支持機構23の作動によって、ウエハリング22と共に移動する。
複数の電子部品13を配置する面が鉛直に配置されたウエハ21の後側には、水平方向に進退可能なピン24が設けられ、支持機構23は、ウエハ21を位置調整して、ウエハ21から取り外す電子部品13を、ピン24の前方に配置する。ピン24の前方に配置された電子部品13を、以下、取り出し対象の電子部品13とも言う。
ウエハリング22に固定されたウエハ21の近傍には、複数のノズル25を備えたロータリー機構26が設けられている。ロータリー機構26は、サーボモータ27に連結された水平軸28に固定され、水平軸28を介してサーボモータ27から駆動力を与えられて間欠的に所定角度、回転し、各ノズル25を、順次、取り出し対象の電子部品13に対向して配置させる。
各ノズル25は、真空圧によって電子部品13の裏面29を吸着して電子部品13を保持し、真空破壊により電子部品13を保持した状態を解除することができる。
ピン24は、前進してウエハ21に接触し、更に、前進することによって、取り出し対象の電子部品13を、その電子部品13に対向配置されたノズル25に近づけ接触させる。裏面29が、ノズル25に接触した電子部品13は、ノズル25によって吸着され、ウエハ21から取り外される。
電子部品13を吸着して保持したノズル25は、ロータリー機構26の回転により移動して、保持している電子部品13を、支持部材15の下位置に配置する。
支持部材15の下位置に配置された電子部品13は、サーボモータ18(図1では、このサーボモータ18の記載が省略されている)の作動によって降下した支持部材15により表面20が吸着されて保持され、ノズル25による電子部品13の保持状態が解除されることにより、電子部品13のノズル25から支持部材15への受け渡しが完了する。その後、支持部材15は、サーボモータ18の作動により上昇し、円形板16の所定角度の回転によって電子部品13と共に移動する。
電子部品13の側面11、11a、12、12aは、幅方向(電子部品13の厚み方向に直交する幅方向)に長く、支持部材15は、図1に示すように、この幅方向に長い側面11、11aを円形板16の回転方向に沿わせ、同じく幅方向に長い側面12、12aを、側面12が側面12aの下流側に配置された状態で、電子部品13を保持する。電子部品13をこのように配置するのは、外観検査の前工程や後工程で電子部品13に対して処理を行う各機構の設計を容易にするためである。本実施の形態では、円形板16の半径方向外側に側面11が配置され、半径方向内側に側面11aが配置されている。
本実施の形態では、電子部品13が平面視して正方形であるが、外観検査装置10によって外観検査される電子部品は、平面視して、矩形でも、その他の形状でもよく、側面からリード線が延びている電子部品であってもよい。
電子部品13をノズル25から支持部材15に受け渡す位置の下流側には、電子部品13の検査面となる側面11、11aの外観検査を行う第1の検査位置(検査位置の一例)が設けられ、第1の検査位置の更に下流側に、電子部品13の検査面となる側面12、12aの外観検査を行う第2の検査位置(検査位置の一例)が設けられている。外観検査は、電子部品13の側面11、11a、12、12aの疵や欠けの有無等の検出を意味し、本実施の形態では、マイクロメートル(μm)オーダーの疵や欠けが検出対象に含まれている。
電子部品13は、円形板16が所定角度の回転を間欠的に行うことによって、順次、第1、第2の検査位置に送られて一時停止する。そして、第1、第2の検査位置に配された電子部品13は、それぞれの上方にあるサーボモータ18の作動により、各電子部品13を支持している支持部材15と共に降下して、外観検査が行われる。電子部品13を保持した支持部材15が、第1、第2の検査位置において降下して停止する高さ位置は、電子部品13の厚みや形状に応じて調整される。
第1の検査位置の近傍には、図1、図3に示すように、第1の検査位置で電子部品13が降下した状態で、電子部品13の側面11に対向して配置された照明手段31、及び、電子部品13の側面11aに対向して配置された照明手段31aが設けられている。
そして、第2の検査位置の近傍にも、図1、図4に示すように、電子部品13が第2の検査位置で降下した状態で、電子部品13の側面12に対向して配置された照明手段32、及び、電子部品13の側面12aに対向して配置された照明手段32aが設けられている。
本実施の形態では、照明手段31、31a、32、32aに、水平方向に長く、発光部がLEDであるバー照明を採用している。照明手段31、31a、32、32aの各発光部は、幅方向(水平方向)の長さが、電子部品13の側面11、11a、12、12aの幅方向(電子部品13の厚み方向に直交する幅方向、水平方向)の長さよりそれぞれ長い。ここで、照明手段31、31a、32、32aはそれぞれ、他の周知の照明手段と同様に、発光部から発した光が様々な方向に進んで拡散する。
第1、第2の検査位置に配された電子部品13の下方には、図3、図4に示すように、撮像手段14、14aがそれぞれ設けられている。
第1の検査位置の近傍には、図3に示すように、電子部品13の側面11と照明手段31の間に、ビームスプリッタ33が配置され、電子部品13の側面11aと照明手段31aの間に、ビームスプリッタ33aが配置されている。
第2の検査位置の近傍にも、図4に示すように、電子部品13の側面12と照明手段32の間に、ビームスプリッタ34が配置され、電子部品13の側面12aと照明手段32aの間に、ビームスプリッタ34aが配置されている。
ビームスプリッタ33(ビームスプリッタ33a、34、34aについても同じ)は、図3に示すように、結合された2つの三角プリズム35、36と、三角プリズム35、36の結合箇所に設けられた膜状のスプリット部37とを備えている。
第1の検査位置の近傍に配された照明手段31から照射され、三角プリズム35内に入射した光は、図5に示すように、スプリット部37で、スプリット部37を透過し電子部品13の側面11に向かって水平に直進する光と、スプリット部37で反射して上向きに進行する光とに分岐する。スプリット部37を透過した光は、三角プリズム36を通過し、電子部品13の側面11に到達して側面11を照らす。
そして、電子部品13の側面11を照らして反射した光は、照明手段31に向かって水平に進行して三角プリズム36に入射し、その一部が、スプリット部37で反射して下向きに進んだ後、三角プリズム36内で反射して、平面視して電子部品13に向かう向きに水平に進み、ビームスプリッタ33に連結されたプリズム38に入射する。プリズム38に入射した光は、プリズム38内で反射して下向きに進行方向を変え、プリズム38から出て撮像手段14に向かう。
なお、図5においては、照明手段31から水平に進行して三角プリズム35に入射する光のみが描かれているが、実際にはその他の方向(例えば、斜め上や斜め下)に進む光もある。これは、照明手段31が照射した光が拡散して、三角プリズム35に入射するためである。
そして、照明手段31から照射され三角プリズム35に入射した光の中には、電子部品13の側面11に対して斜めに進みながら側面11に到達する光も存在する。この点、照明手段31及び電子部品13を平面視した際にも同様であり、照明手段31から発せられた光には、電子部品13の側面11に対して垂直に進みながら側面11に到達するものもあれば、電子部品13の側面11に対して斜めに進んで側面11に到達するものもある。
そして、撮像手段14は、撮像手段14に進行する光を受けることによって、電子部品13の側面11の外観を得ることができる。
従って、ビームスプリッタ33は、照明手段31が照射した光の一部を透過させて電子部品13の側面11に送り、電子部品13の側面11で反射した光の一部を反射して、電子部品13の側面11の外観を撮像手段14の画像に収めていると言える。
ビームスプリッタ33aも、ビームスプリッタ33と同様に、照明手段31aから照射された光の一部を透過させて電子部品13の側面11aに送り、電子部品13の側面11aで反射した光の一部を反射して、電子部品13の側面11aの外観を撮像手段14の画像に収める。照明手段31aから照射された光にも、電子部品13の側面11aに対して垂直に進んで側面11aに到達するものもあれば、斜めに進みながら側面11aに到達するものもある。
また、照明手段31、31aの近傍には、図3、図5に示すように、照明手段31からビームスプリッタ33に入射する光の一部を遮る枠状の遮光板(遮光体の一例)39、及び、照明手段31aからビームスプリッタ33aに入射する光の一部を遮る枠状の遮光板(遮光体の一例)39aがそれぞれ設けられている。なお、図5の右下には、照明手段31及び遮光板39をプリズム35から見た図が記載されている。
照明手段31からビームスプリッタ33に入射する光を制限して、撮像手段14に送られる光の一部を遮ることで、電子部品13の側面11の撮像画像が不鮮明になるのを抑制している。これは、遮光板39aについても同じである。照明手段32、32aの近傍にも、図4に示すように、遮光板39、39aがそれぞれ配置されている。
なお、遮光板39、39aは枠状に限定されず、他の形状であってもよい。そして、遮光板39、39aの代わりに、図3に示すように、ビームスプリッタ33、33aと撮像手段14の間に配される遮光板(遮光体の一例)40を用いて、撮像手段14に送られる光の一部を遮ってもよい。
第1の検査位置においては、電子部品13の側面11、11aが外観検査の対象である検査面であり、撮像手段14は、電子部品13の側面11、11aを並列に並べた図6に示す画像42を得て、その画像42を撮像手段14に接続された図示しない演算機に送る。画像42には、横長の側面11、11aが長手方向を平行に配して並んでいる。
演算機は、疵や欠け等がない良品の電子部品13の側面11、11aを撮像した画像から、外観上の異常の有無を検査するのに無視すべき外観パターンを予め記憶している。演算機は、その記憶している外観パターンを用いて、撮像手段14から取得した画像42から、電子部品13の側面11、11aの疵や欠け等の有無を判定する。
第2の検査位置に配された電子部品13の側面12、12aそれぞれに光を送る照明手段32、32aとビームスプリッタ34、34aのそれぞれの関係は、照明手段31、31aとビームスプリッタ33、33aのそれぞれの関係と同じであり、ビームスプリッタ34、34aと撮像手段14aのそれぞれの関係も、ビームスプリッタ33、33aと撮像手段14のそれぞれの関係と同じであるため、これらの詳しい説明は省略する。
そして、撮像手段14aにも、撮像手段14に接続された演算機が接続され、演算機は電子部品13の側面12、12aについても、側面11、11aに対するのと同様の手法で、疵や欠け等の判定を行う。
また、ビームスプリッタ33(ビームスプリッタ33a、34、34aについても同じ)には、スプリット部37の上側に、光の進行を遮る遮光部(遮光手段の一例)43が設けられている。この遮光部43は、照明手段31から照射され、スプリット部37(即ち、電子部品13の側面11の手前)で反射して上向きに進む光の進行を遮り、その光が遮光部43から更に上方に進むのを防止する。
遮光部43の上方には、各種部品が配されているため、仮に、遮光部43がない場合、ビームスプリッタ33から上方に出た光によって照らされたそれら部品の像が、電子部品13の側面11を撮像している撮像手段14の画像内に収められることになる。因って、遮光部43は、撮像手段14に電子部品13の側面11以外の物体が写り込むのを防止している。
ここで、電子部品13の側面11の照明環境は、電子部品13の側面11の外観検査の精度に多大な影響を与え、照明手段31の輝度、及び、電子部品13の側面11に対する照明手段31の配置は、その照明環境を左右する大きな要素である。この点、電子部品13の側面11aと照明手段31aの関係、電子部品13の側面12と照明手段32の関係、電子部品13の側面12aと照明手段32aの関係それぞれも、電子部品13の側面11と照明手段31の関係と同じである。
本実施の形態では、目標座標(特定のXYZ座標)において、電子部品13の側面11、11a、12、12aを目標角度位置(特定の角度位置)に配置して、照明手段31、31a、32、32aそれぞれの輝度及び配置が調整される。電子部品13の側面11、11a、12、12aそれぞれに、目標座標、及び、目標角度位置が存在し、本実施の形態においては、電子部品13の側面11、11a、12、12aをそれぞれ鉛直に配置した状態が、電子部品13の側面11、11a、12、12aをそれぞれ目標角度位置に配置した状態を意味する。
照明手段31と電子部品13の側面11の関係、照明手段31aと電子部品13の側面11aの関係、照明手段32と電子部品13の側面12の関係、及び、照明手段32aと電子部品13の側面12aの関係はそれぞれ同じであるので、以下、照明手段31と電子部品13の側面11の関係に関する説明のみを行い、他の関係についての説明は省略する。
照明手段31の輝度や、照明手段31の配置等になされた各調整は、外観検査を行う電子部品13が別の種類や大きさの電子部品に変わるまで、原則、変更されず、固定された状態で、電子部品13の側面11の外観検査が、順次、行われる。このため、各電子部品13の側面11の外観検査を行う際には、電子部品13の側面11が、目標座標において、目標角度位置に正確に配置されるのが好ましい。
そして、電子部品13は、支持部材15によって保持される表面20に対して側面11が垂直な位置関係にあることを前提に、第1の検査位置での側面11の角度位置が調整されている。即ち、電子部品13は、表面20を基準にして位置決めされる。
ここで、本願の発明者らは、電子部品によっては、同規格の電子部品においても、側面が表面に対して垂直(即ち、所定の角度)ではなく、これが原因で、第1の検査位置に配置された電子部品の側面が、目標角度位置に対して傾斜し、電子部品の側面に対する照明環境にばらつきが生じることを、実験的検証によって知得した。
そこで、電子部品の配置角度に起因する電子部品の側面に対する照明環境のばらつきを効果的に抑制可能な条件が、試行錯誤の繰り返しにより検証された。
そして、検証の結果、電子部品の側面(撮像手段で撮像する側面)に対向する位置で、かつ、電子部品のその側面の近くに光を拡散する箇所を設けること、具体的には、電子部品のその側面と光を拡散する箇所の距離(以下、「距離L」ともいう)が、50mm以下に保たれることで、その他の条件(照明手段の輝度や照明手段の発光部の大きさ等)が調整されるのに比較して、効果的に、照明環境のばらつきを抑制して外観検査の精度を向上できることが判明した。
これは、距離Lを50mm以下に保つことで、光の拡散箇所で拡散した光が様々な角度で電子部品の側面に到達してその側面を照らすためと考えられる。
更に、距離Lを30mm未満にすることで、より効果的に、照明環境のばらつきが抑制できることも確認された。
このことから、本実施の形態では、第1の検査位置に配された電子部品13においては、電子部品13の側面11と光を拡散して照射する照明手段31の距離、及び、電子部品13の側面11aと照明手段31aの距離をそれぞれ、30mm未満にしている。
第2の検査位置に配された電子部品13においても、電子部品13の側面12と照明手段32の距離、及び、電子部品13の側面12aと照明手段32aの距離を30mm未満にしている。
そして、第1、第2の検査位置に順次、配される電子部品13ごとに、照明手段31、31a、32、32aそれぞれの輝度、電子部品13に対する照明手段31、31a、32、32aそれぞれの配置を変えることなく、固定した状態で、外観検査を行っている。
このことから、本実施の形態では、第1の検査位置において目標角度位置に配置された側面11、11aを基に行った照明手段31、31aの輝度と側面11、11aに対する照明手段31、31aそれぞれの配置の各調整を維持した状態で、実質的に目標角度位置に配置された側面11、11aの外観検査に加え、目標角度位置に対して傾斜している側面11、11aの外観検査も行うことになる。
本実施の形態では、側面11、11a、12、12aが目標角度位置に対して±3°の範囲で傾斜している電子部品13に対して、外観検査を行っているが、±5°の範囲で傾斜している電子部品に対しても外観検査の精度が実質的に低下しないことを確認している。
また、第2の検査位置の下流側には、図1に示すように、側面11、11a、12、12aに疵や欠け等が検出された電子部品13を不良品として排出するソーター44が設けられている。
そして、ソーター44の下流側には、電子部品13をテーピングに収容するテーピングユニット45が配置されている。なお、図1においては、テーピングユニット45の上方にあるサーボモータ18の記載が省略されている。
ここで、照明手段を、電子部品の側面に対向する位置、かつ、電子部品の側面まで50mm以下の位置に設ける代わりに、その位置に、照明手段が照射した光を拡散する拡散手段を設けてもよい。以下、拡散手段を設ける外観検査装置10の変形例を説明する。
外観検査装置10の変形例である外観検査装置は、図7に示すように、電子部品13の側面11に対向して配置され、照明手段51が照射した光を拡散するアクリル板(拡散手段の一例)52を備えている。なお、外観検査装置10の変形例である外観検査装置において、外観検査装置10と同じ構成は、外観検査装置10と同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
照明手段51から照射された光は、アクリル板52を透過する際に拡散し、三角プリズム35に入射し、その一部がスプリット部37を透過して電子部品13の側面11に送られる。照明手段51aから照射され、アクリル板(拡散手段の一例)52aにより拡散されて、三角プリズム35に入射した光も、同様に、その一部がスプリット部37を透過して電子部品13の側面11aに送られる。
電子部品13の側面11とアクリル板52の距離は50mm以下であり、本実施の形態では、30mm未満である。
照明手段51は、電子部品13の側面11までの距離が50mmを超えた位置に設けられ、アクリル板52に向かって光を照射する。なお、照明手段51は、必ずしも、電子部品13の側面11に対向して配置されている必要はない。
また、外観検査装置10の変形例であるこの外観検査装置は、電子部品13の側面11に対応するアクリル板52及び照明手段51に加え、電子部品13の側面11aに対応するアクリル板52a及び照明手段51aと、電子部品13の側面12に対応する図示しないアクリル板及び図示しない照明手段と、電子部品13の側面12aに対応する図示しないアクリル板及び図示しない照明手段とを有している。
アクリル板52a及び照明手段51aと電子部品13の側面11aとの関係や、その他のアクリル板及び照明手段とそれに対応する電子部品13の側面(側面12、12a)との関係は、アクリル板52及び照明手段51と電子部品13の側面11との関係と同じである。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲である。
例えば、ビームスプリッタは、2つの三角プリズムを結合したものである必要はなく、一方の面がコーティングされた板状のものであってもよい。
また、電子部品の4つの側面を、2つの検査位置に分けて外観検査する必要はなく、1つの検査位置の近傍に4つのビームスプリッタと4つの照明手段を配置して、電子部品の4つの側面の外観検査を一箇所で行うようにしてもよい。
そして、照明手段はバー照明に限定されない。
更に、電子部品の側面と照明手段の距離は、50mm以下であれば、30mm以上であってもよい。
また、電子部品の表面や裏面の外観検査を行うユニットや、電子部品の位置補正を行うユニットを設けてもよい。
10:外観検査装置、11、11a、12、12a:側面、13:電子部品、14、14a:撮像手段、15:支持部材、16:円形板、17:回転軸、18:サーボモータ、19:ガイド機構、20:表面、21:ウエハ、22:ウエハリング、23:支持機構、24:ピン、25:ノズル、26:ロータリー機構、27:サーボモータ、28:水平軸、29:裏面、31、31a、32、32a:照明手段、33、33a、34、34a:ビームスプリッタ、35、36:三角プリズム、37:スプリット部、38:プリズム、39、39a、40:遮光板、42:画像、43:遮光部、44:ソーター、45:テーピングユニット、51、51a:照明手段、52、52a:アクリル板

Claims (12)

  1. 電子部品の側面である検査面を、照明手段で照らし、撮像手段によって撮像して外観検査を行う外観検査装置において、
    前記照明手段は、前記検査面に対向して配置され、
    前記検査面と前記照明手段の間に配置され、前記照明手段が照射した光の一部を透過させて前記検査面に送り、該検査面で反射した光の一部を反射して、前記検査面の外観を前記撮像手段の画像に収めるビームスプリッタを備え、
    前記照明手段が照射する光は拡散して、前記ビームスプリッタに入射することを特徴とする外観検査装置。
  2. 請求項1記載の外観検査装置において、前記検査面と前記照明手段との距離は30mm未満であることを特徴とする外観検査装置。
  3. 電子部品の側面である検査面を、照明手段で照らし、撮像手段によって撮像して外観検査を行う外観検査装置において、
    前記検査面に対向して配置され、前記照明手段が照射した光を拡散する拡散手段と、
    前記検査面と前記拡散手段の間に配置され、前記拡散手段が拡散した光の一部を透過させて前記検査面に送り、該検査面で反射した光の一部を反射して、前記検査面の外観を前記撮像手段の画像に収めるビームスプリッタとを備えることを特徴とする外観検査装置。
  4. 請求項3記載の外観検査装置において、前記検査面と前記拡散手段との距離は30mm未満であることを特徴とする外観検査装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の外観検査装置において、目標角度位置に配置された前記検査面を基に行った前記照明手段の輝度と前記検査面に対する前記照明手段の配置の各調整を維持した状態で、前記目標角度位置に対して傾斜している前記検査面の外観検査も行うことを特徴とする外観検査装置。
  6. 請求項5記載の外観検査装置において、前記検査面以外の面Sに接して前記電子部品を保持する支持部材を備え、前記電子部品は、前記面Sを基準にして位置決めされることを特徴とする外観検査装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の外観検査装置において、前記撮像手段に送られる光の一部を遮る遮光体を更に備えることを特徴とする外観検査装置。
  8. 請求項7記載の外観検査装置において、前記遮光体は、前記ビームスプリッタに入射する光の一部を遮ることを特徴とする外観検査装置。
  9. 請求項7記載の外観検査装置において、前記遮光体は、前記ビームスプリッタと前記撮像手段の間に配されることを特徴とする外観検査装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の外観検査装置において、前記照明手段から照射され、前記検査面の手前で前記ビームスプリッタによって反射させられた光の進行を遮る遮光手段を備えることを特徴とする外観検査装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の外観検査装置において、前記ビームスプリッタは、結合された2つの三角プリズムを備えることを特徴とする外観検査装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の外観検査装置において、前記照明手段の発光部の幅方向の長さは、前記検査面の幅方向の長さより長いことを特徴とする外観検査装置。
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