JP2015124691A - 電動ウェイストゲートバルブシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】閉弁動作時に弁座部に過剰に大きな荷重が作用してしまうことを抑制することのできる電動ウェイストゲートバルブシステムを提供する。【解決手段】電動ウェイストゲートバルブシステム100は、ターボチャージャ10のウェイストゲートバルブ21を電動のアクチュエータ22によって開閉する。電動ウェイストゲートバルブシステム100は、インペラ回転数センサ31を備えている。アクチュエータ22を制御する電子制御装置30は、全閉時のインペラの回転数NTの予測値NTcalを算出し、ウェイストゲートバルブ21を閉弁させるときに、インペラの回転数NTを検出する。そして、電子制御装置30は、アクチュエータ22を閉弁方向に駆動しつつ、実際のインペラの回転数NTが予測値NTcalを基準として定められた基準値NTstとなるまで増加したときにアクチュエータ22の駆動を停止する。【選択図】図1

Description

この発明はターボチャージャのウェイストゲートバルブを電動のアクチュエータによって開閉する電動ウェイストゲートバルブシステムに関するものである。
特許文献1には、電動モータによってウェイストゲートバルブを開閉する電動ウェイストゲートバルブシステムが開示されている。この電動ウェイストゲートバルブシステムでは、電動モータによってウォームギアを回転させ、このウォームギアと噛み合っているウォームホイールを介してウェイストゲートバルブに連結されたリンク機構を駆動する。
また、この電動ウェイストゲートバルブシステムでは、ウェイストゲートバルブを閉弁させる際には、ウォームホイールの回転角度が全閉位置に対応する目標ギア角度になったときに閉弁が完了したと判断して電動モータを停止させる。
特開2012‐067698号公報
ところで、ウェイストゲートバルブの弁体やこの弁体が着座する弁座部にデポジットが堆積したり、経年劣化によって弁体や弁座部が変形したりすると、全閉時の目標値として当初設定していた目標動作位置と、実際にウェイストゲートバルブの閉弁が完了するときのアクチュエータの動作位置とが乖離することがある。
そのため、特許文献1の電動ウェイストゲートバルブシステムのように、目標とする動作位置までアクチュエータを駆動し続けるようにしている場合には、デポジットが堆積するなどして目標動作位置に至る前に弁体が弁座部と当接するようになると、弁体が弁座部に当接して閉弁が完了した後にもアクチュエータの駆動が継続されることになる。その結果、弁座部に作用する荷重が過剰に大きくなり、場合によっては閉弁動作に伴って弁座部が陥没するおそれがある。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、閉弁動作時に弁座部に過剰に大きな荷重が作用してしまうことを抑制することのできる電動ウェイストゲートバルブシステムを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するための電動ウェイストゲートバルブシステムは、ターボチャージャのタービンインペラを迂回するバイパス通路を開閉するウェイストゲートバルブと、該ウェイストゲートバルブを駆動する電動のアクチュエータと、前記ターボチャージャのインペラの回転数を計測するインペラ回転数センサと、前記アクチュエータを制御する制御装置と、を備える電動ウェイストゲートバルブシステムであって、前記制御装置は、全閉時の前記インペラの回転数の予測値を算出し、前記ウェイストゲートバルブを閉弁させるときに、前記アクチュエータを閉弁方向に駆動し、前記インペラ回転数センサにより検出されている前記インペラの回転数が前記予測値を基準として定められた基準値となるまで増加したときに前記アクチュエータによる前記ウェイストゲートバルブの駆動を停止する。
ウェイストゲートバルブが開いているときには、その開度に応じて排気がバイパス通路へと流れ込み、タービンインペラを迂回して下流側へと流れていく。一方で、ウェイストゲートバルブが閉じているときには、上流側から流れてくる排気はすべてタービンインペラに吹き付けられる。そのため、ウェイストゲートバルブが閉じているときには、ウェイストゲートバルブが開いているときと比較してインペラの回転数が高くなる。
上記構成では、ウェイストゲートバルブを閉弁させるときに、インペラ回転数センサによって検出されているインペラの回転数と、全閉時のインペラの回転数の予測値を基準として定められた基準値とを比較して、検出されているインペラの回転数が、基準値以上になったときにアクチュエータによるウェイストゲートバルブの駆動を停止するようにしている。すなわち、上記構成によれば、実際のインペラの回転数が、ウェイストゲートバルブが完全に閉弁しているときのインペラの回転数の予測値に基づいて定められた基準値に到達したことに基づいてアクチュエータの駆動が停止されるようになる。そのため、アクチュエータの動作位置が弁体の全閉位置として設定されている動作位置にないとしても、検出されているインペラの回転数が基準値以上になったときに、ウェイストゲートバルブが完全に閉弁していることを判断してアクチュエータの駆動を停止することができる。
このように、上記構成によれば、実際のインペラの回転数に基づいてウェイストゲートバルブが完全に閉弁しているか否かを判断することができるため、アクチュエータを停止させるタイミングを適正化することができる。そのため、閉弁動作時に弁座部に過剰に大きな荷重が作用してしまうことを抑制することができる。ひいては、弁座部が陥没してしまうことを抑制することができる。
吸入空気量、燃料噴射量、そしてスロットルバルブの開度が把握できれば、内燃機関の燃焼室から排出される排気の流量を推定することができる。そして、アクチュエータの動作位置が把握できれば、ウェイストゲートバルブの開度を推定することができる。排気の流量とウェイストゲートバルブの開度が推定できれば、タービンインペラに吹き付けられる排気の流量が推定できるため、インペラの回転数を予測することができる。
そのため、上記電動ウェイストゲートバルブシステムにおいて、インペラの回転数の予測値を算出する具体的な方法としては、吸入空気量と、燃料噴射量と、スロットルバルブの開度と、前記アクチュエータの動作位置とに基づいて前記予測値を算出する方法を採用することができる。
また、上記電動ウェイストゲートバルブシステムでは、前記制御装置は、前記ウェイストゲートバルブを閉弁させるときに、前記アクチュエータの駆動電流の電流値を検出し、該電流値が前記ウェイストゲートバルブの弁体と弁座部とが当接したことを示す基準電流値を超えた後は、前記電流値が前記基準電流値を超える前よりも前記アクチュエータにより駆動される前記ウェイストゲートバルブの動作速度を遅くする。
ウェイストゲートバルブの閉弁動作に伴い、弁体と弁座部とが当接すると、アクチュエータの負荷が増大するため、アクチュエータの駆動電流の電流値が大幅に上昇する。
上記構成によれば、電動のアクチュエータの駆動電流の電流値がウェイストゲートバルブの弁体と弁座部とが当接したことを示す基準電流値を超えたことに基づいて弁体が弁座部に当接したことを判断することができる。そして、上記構成のように、弁体が弁座部に当接してからのウェイストゲートバルブの動作速度を、当接する前の動作速度よりも遅くするようにすれば、完全に閉弁するまで弁体が少しずつ閉弁方向に駆動されることになり、弁座部に過剰に大きな荷重が作用してしまうこと抑制することができるようになる。そのため、弁座部が陥没することを一層抑制することができる。なお、弁体が弁座部に着座するまでは、素早くウェイストゲートバルブを駆動することができるため、ウェイストゲートバルブを閉弁させるのにかかる時間を短くすることもできる。
また、上記電動ウェイストゲートバルブシステムでは、前記制御装置は、前記アクチュエータの駆動を停止したときの前記アクチュエータの動作位置を前記ウェイストゲートバルブの全閉位置として学習し、前記全閉位置に達した後は、この全閉位置に達する前よりも前記アクチュエータにより駆動される前記ウェイストゲートバルブの動作速度を遅くする。
上記構成によれば、ウェイストゲートバルブを閉弁させるときには、学習した全閉位置を基準にしてアクチュエータを制御することができるようになる。そして、上記構成のように、全閉位置に達した後のウェイストゲートバルブの動作速度を、全閉位置に達する前の動作速度よりも遅くするようにすれば、完全に閉弁するまで弁体が少しずつ閉弁方向に駆動されることになり、弁座部に過剰に大きな荷重が作用してしまうこと抑制することができるようになる。そのため、弁座部が陥没することを一層抑制することができる。すなわち、アクチュエータの動作位置が学習した全閉位置に近づいたときにウェイストゲートバルブの駆動速度を緩めるようにすることにより、ウェイストゲートバルブの弁体が弁座部に当接する前にウェイストゲートバルブの駆動速度を緩めるといった制御を実現することができるようになる。なお、弁体が弁座部に着座するまでは、素早くウェイストゲートバルブを駆動することができるため、ウェイストゲートバルブを閉弁させるのにかかる時間を短くすることもできる。したがって、閉弁動作を行うにあたって前回の全閉時の動作位置を考慮してウェイストゲートバルブの駆動制御を最適化することができるようになる。
また、上記電動ウェイストゲートバルブシステムでは、前記インペラ回転数センサが、前記ターボチャージャのコンプレッサハウジングに設けられてコンプレッサインペラの回転数を計測するものである。
ターボチャージャのインペラには、タービンインペラとコンプレッサインペラとがあり、これらのインペラはシャフトによって連結されており、一緒に回転する。したがって、いずれのインペラの回転数を検出してもよいが、タービンインペラやタービンハウジングは、高温の排気に晒されているため、高温になりやすい。
上記構成によれば、こうした高温になりやすいタービンハウジングではなくコンプレッサハウジングにインペラ回転数センサが設けられている。そのため、熱による影響を少なくしつつ、インペラの回転数を計測することができる。
電動ウェイストゲートバルブシステムの一実施形態についてその構成を模式的に示す全体図。 同実施形態のウェイストゲートバルブ周辺の断面構造を示す断面図。 同実施形態の電動ウェイストゲートバルブシステムにおけるウェイストゲートバルブ閉弁時処理ルーチンを示すフローチャート。 一定の電圧を印加して電動のアクチュエータを閉弁方向に駆動させた場合にアクチュエータの駆動電流の電流値の変化を示すタイムチャート。
以下、電動ウェイストゲートバルブシステムの一実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
図1に示すように、内燃機関1は排気駆動式のターボチャージャ10を備えている。ターボチャージャ10は、内燃機関1の吸気通路3の途中に設けられるコンプレッサハウジング11と、内燃機関1の排気通路4の途中に設けられるタービンハウジング12とを備えている。コンプレッサハウジング11には、コンプレッサインペラ13が収容されており、コンプレッサインペラ13の外周を囲むように延びるコンプレッサ通路16が形成されている。また、タービンハウジング12には、タービンインペラ14が収容されており、タービンインペラ14の外周を囲むように延びるスクロール通路17が形成されている。コンプレッサインペラ13とタービンインペラ14とは、シャフト15を介して連結されている。こうしたターボチャージャ10において、内燃機関1の燃焼室2から排出される排気がスクロール通路17を通じてタービンインペラ14に吹き付けられると、タービンインペラ14が回転する。そして、タービンインペラ14とともにコンプレッサインペラ13が回転することにより、吸気通路3を流れる吸気がコンプレッサ通路16を通じて加圧されて燃焼室2に強制的に送り込まれる。すなわち、吸入空気の過給が行われるようになる。
また、図1に示すように、排気通路4には、スクロール通路17から分岐し、タービンインペラ14を迂回するバイパス通路18が設けられている。バイパス通路18には、このバイパス通路18を開閉するウェイストゲートバルブ21が設けられている。ウェイストゲートバルブ21は後述するように、電動のアクチュエータ22によって駆動される。
アクチュエータ22は、電子制御装置30に接続されており、その作動量が電子制御装置30によって制御される。
電子制御装置30は、機関制御に係る各種演算処理を実行するCPU、その制御に必要なプログラムやデータの記憶されたROM、CPUの演算結果等が一時記憶されるRAM、外部との間で信号を入・出力するための入・出力ポート等を備えて構成されている。
電子制御装置30には、アクチュエータ22の作動量の検出回路が接続され、この検出信号に基づいてウェイストゲートバルブ21の開度AWGが検出される。また、電子制御装置30には、コンプレッサインペラ13の回転数NTを検出するインペラ回転数センサ31、吸入空気量GAを検出するエアフロメータ32及びスロットルバルブ6の開度ATを検出するスロットルセンサ33等が接続されている。さらに、電子制御装置30には、燃料噴射弁5の駆動回路が接続され、この駆動を指令する際に燃料噴射量GFを演算する。また、電子制御装置30には、アクチュエータ22及びスロットルモータ7等の各種装置の駆動回路が接続されている。
電子制御装置30は、こうした各種センサの検出信号や各種装置に駆動信号を出力する際の演算結果によって把握される機関運転状態に応じてアクチュエータ22を制御する。すなわち、電子制御装置30が、アクチュエータ22を制御する制御装置として機能し、ウェイストゲートバルブ21と、アクチュエータ22と、インペラ回転数センサ31と、電子制御装置30とによって電動ウェイストゲートバルブシステム100が構成されている。
次に、図2を参照し、ウェイストゲートバルブ21の構成について更に詳しく説明する。
図2に示すように、タービンインペラ14よりも上流側のスクロール通路17の壁面には、バイパス通路18との連通を可能とする連通孔19が形成されている。ウェイストゲートバルブ21は、弁体21aと、この弁体21aが着座する連通孔19のバイパス通路18側開口端である弁座部21bとによって構成されている。弁体21aは、アクチュエータ22の駆動ロッド23にリンク機構24を介して連結されており、リンク機構24は、駆動ロッド23に連結用のピンを支点に相対回動可能に連結されている。そのため、図2に矢印で示すように、アクチュエータ22により駆動ロッド23が進退させられるのに伴い、弁体21aが回動し、ウェイストゲートバルブ21の開度が変更される。
弁体21aが弁座部21bに密着すると、連通孔19が閉塞され、スクロール通路17を流れる排気は、タービンインペラ14を迂回することができなくなる。一方、弁体21aが弁座部21bから離間すると、連通孔19が開放されるために、スクロール通路17を流れる排気の一部がバイパス通路18を通じてタービンインペラ14を迂回するようになる。
ところで、ウェイストゲートバルブ21の弁体21aや弁座部21bにデポジットが堆積したり、経年劣化によって弁体21aや弁座部21bが変形したりすると、全閉時の目標値として当初設定していた目標動作位置と、実際にウェイストゲートバルブ21の閉弁が完了するときのアクチュエータ22の動作位置とが乖離する。
そのため、ウェイストゲートバルブ21を閉弁させる際に、目標とする動作位置までアクチュエータ22を駆動し続けるように制御することが考えられる。しかし、この場合には、デポジットが堆積するなどして目標動作位置に至る前に弁体21aが弁座部21bと当接するようになると、弁体21aが弁座部21bに当接して閉弁が完了した後にもアクチュエータ22の駆動が継続されることになる。その結果、弁座部21bに作用する荷重が過剰に大きくなり、場合によっては閉弁動作に伴って弁座部21bが陥没するおそれがある。
そこで、本実施形態に係る電動ウェイストゲートバルブシステム100では、ウェイストゲートバルブ21の閉弁時にインペラ回転数センサ31によって検出されるコンプレッサインペラ13の回転数NTを確認してアクチュエータ22の駆動を停止させるウェイストゲートバルブ閉弁時処理を実行するようにしている。
図3は、こうしたウェイストゲートバルブ閉弁時処理ルーチンを示すフローチャートである。以下、この処理ルーチンについて説明する。なお、この処理ルーチンは、ウェイストゲートバルブ21を閉弁させる際に、電子制御装置30によって実行される。
まず、この処理ルーチンを開始すると、電子制御装置30は、ウェイストゲートバルブ21を閉弁させる方向にアクチュエータ22を駆動する(ステップS101)。なお、このときには、後述するステップS107の全閉位置の学習処理を通じて全閉位置が学習されている場合には、学習されている全閉位置に向かってアクチュエータの駆動量をフィードバック制御する。具体的には、学習されている全閉位置に近づくまではアクチュエータ22を素早く動作させ、学習されている全閉位置に近づくとアクチュエータ22の駆動速度を緩めるといった制御を行う。
ステップS101においてアクチュエータ22を駆動すると、電子制御装置30は、アクチュエータの駆動電流の電流値ACを検出する(ステップS102)。そして、次に電子制御装置30は、ステップS102にて検出した電流値ACが基準電流値ACcloseを超えているか否かを判定する(ステップS103)。
ここで、ウェイストゲートバルブ21の閉弁動作に伴い弁体21aに作用する力が変化すると、アクチュエータ22の負荷が変化する。本実施形態に係るアクチュエータ22は電動式であるため、アクチュエータ22の負荷が大きくなるにつれて、アクチュエータ22の駆動電流の電流値ACは上昇する。そこで、ステップS103では、電流値ACが基準電流値ACcloseを超えているか否かに基づいて弁体21aが弁座部21bに当接したか否かを判定する。
こうしたウェイストゲートバルブ21の閉弁時における電流値ACの変化について図4を参照して説明する。図4は、本実施形態に係る電動のアクチュエータ22に一定の電圧を印加して閉弁方向に駆動させたときの電流値ACの変化を示すタイムチャートである。
タイミングt0においてアクチュエータ22の閉弁方向への駆動を開始させると、弁体21aは弁座部21bに接近していく。こうしてウェイストゲートバルブ21の開度が小さくなるにつれて、ウェイストゲートバルブ21を通過する排気の流速は増大していく。これに伴いアクチュエータ22の負荷が増大するため、図4に示すように電流値ACは次第に上昇していく。
そして、タイミングt1において弁体21aが弁座部21bに当接すると、弁体21aが弁座部21bから反力を受けるようになることから、アクチュエータ22の負荷が急激に増大する。このとき電流値ACも大幅に上昇する。
本実施形態に係る電子制御装置30では、こうしたウェイストゲートバルブ21の閉弁時における電流値ACの変化を考慮して、弁体21aが弁座部21bに当接したことを示す電流値ACの値を基準電流値ACcloseとして設定している。図4に示すように、タイミングt1において弁体21aと弁座部21bとが当接した後、電流値ACはタイミングt2において基準電流値ACcloseに達する。このように、基準電流値ACcloseは、弁体21aが弁座部21bに着座しない限り上回ることのない値に設定されている。なお、この基準電流値ACcloseは、電流値ACがこの基準電流値ACcloseを超えたことに基づいて弁体21aが弁座部21bに当接したことを判断することができる値であればよいため、アクチュエータ22の規格に応じて適宜変更して設定してもよい。
ステップS103において電流値ACが基準電流値ACclose以下であると判定された場合(ステップS103:NO)には、ステップS101に移行し、ステップS101〜ステップS103の処理が繰り返し実行される。すなわち、電流値ACが基準電流値ACcloseを超えるまで、ステップS101〜ステップS103の処理が繰り返し実行される。
一方で、ステップS103において電流値ACが基準電流値ACcloseを超えていると判定された場合(ステップS103:YES)には、次のステップ(ステップS104)に移行する。
ステップS104では、電子制御装置30は、吸入空気量GA、燃料噴射量GF、ウェイストゲートバルブ21の開度AWG及びスロットルバルブ6の開度ATに基づいて、コンプレッサインペラ13の回転数の予測値NTcalを算出する。
吸入空気量GA、燃料噴射量GF、そしてスロットルバルブ6の開度ATが把握できれば、内燃機関の燃焼室2から排出される排気の流量を推定することができる。そして、アクチュエータ22の動作位置が把握できれば、ウェイストゲートバルブ21の開度AWGを推定することができる。排気の流量と開度AWGが推定できれば、タービンインペラ14に吹き付けられる排気の流量が推定できるため、コンプレッサインペラ13の回転数NTを予測することができる。
ここで、開度AWGを「0」にすれば、弁体21aが弁座部21bに密着して連通孔19を閉塞している場合のコンプレッサインペラ13の回転数NTの予測値NTcalを予測することができる。
こうしてステップS104を通じてウェイストゲートバルブ21が全閉になっているときのコンプレッサインペラ13の回転数NTの予測値NTcalを算出すると、次に、電子制御装置30は、インペラ回転数センサ31により計測したコンプレッサインペラ13の回転数NTを検出する(ステップS105)。そして、電子制御装置30は、ステップS104にて算出したコンプレッサインペラ13の回転数NTの予測値NTcalを基準値NTstとして設定する。すなわち、ここでは予測値NTcalに基づき、基準値NTstを予測値NTcalと等しい値に設定する。さらに、こうして設定した基準値NTstと、ステップS105にて検出したコンプレッサインペラ13の回転数NTとを比較して、コンプレッサインペラ13の回転数NTがその予測値NTcalと等しい基準値NTst以上となったか否かを判定する(ステップS106)。
ウェイストゲートバルブ21が開いているときには、その開度AWGに応じて排気がバイパス通路18へと流れ込み、タービンインペラ14を迂回して下流側へと流れていく。一方で、弁体21aが閉じているときには、上流側から流れてくる排気はすべてタービンインペラ14に吹き付けられる。そのため、弁体21aが完全に閉じているときには、弁体21aが開いているときと比較してコンプレッサインペラ13の回転数NTが高くなる。したがって、ウェイストゲートバルブ21が完全に閉じて全閉状態になっている場合には、計測されたコンプレッサインペラ13の回転数NTが予測値NTcalと等しい又は予測値NTcalよりも高くなることが考えられる。そこで、このステップS106では、算出したコンプレッサインペラ13の回転数NTの予測値NTcalを基準値NTstとして設定するとともに、この基準値NTstと検出したコンプレッサインペラ13の回転数NTとを比較することにより、ウェイストゲートバルブ21の閉弁が完了しているか否かを確認する。
ステップS106においてコンプレッサインペラ13の回転数NTが基準値NTstよりも小さいと判定された場合(ステップS106:NO)には、ウェイストゲートバルブ21の閉弁が完了していないことが推定される。そのため、電子制御装置30は、アクチュエータ22を閉弁方向に駆動可能な最小作動量θminで駆動させる(ステップS108)。そして、ステップS104に移行し、ステップS104〜ステップS106の処理を繰り返す。すなわち、コンプレッサインペラ13の回転数NTが基準値NTst以上になるまでの間は、最小作動量θminによるアクチュエータ22の閉弁方向への駆動が継続される。
一方で、ステップS106においてコンプレッサインペラ13の回転数NTが基準値NTst以上となったと判定された場合(ステップS106:YES)には、ウェイストゲートバルブ21の閉弁が完了したことが推定される。そのため、電子制御装置30は、アクチュエータ22の駆動を停止し、このときのアクチュエータ22の動作位置を、全閉位置として再学習する(ステップS107)。こうして、全閉位置を再学習すると、本ルーチンの処理が終了され、ウェイストゲートバルブ21の閉弁動作は終了される。
次に、本実施形態に係る電動ウェイストゲートバルブシステム100においてウェイストゲートバルブ閉弁時処理を実行した場合の作用について説明する。
アクチュエータ22を流れている電流値ACが、弁体21aと弁座部21bとが当接したことを示す基準電流値ACcloseを超えたことに基づいて、弁体21aが弁座部21bに当接したことが判定される。そして、弁体21aが弁座部21bに当接してからは、アクチュエータ22を駆動可能な最小作動量θminで駆動させている。つまり、弁体21aが弁座部21bに当接してからウェイストゲートバルブ21が完全に閉弁するまでは、ウェイストゲートバルブ21がゆっくりと少しずつ閉弁方向に駆動されることになる。
また、ウェイストゲートバルブ21を閉弁させるときに、ステップS106にてインペラ回転数センサ31によって検出されているコンプレッサインペラ13の回転数NTと、全閉時のコンプレッサインペラ13の回転数NTの予測値NTcalと等しい値に設定された基準値NTstとを比較している。そして、このステップS106において、検出されているコンプレッサインペラ13の回転数NTが基準値NTst以上になったと判定されると、アクチュエータ22の駆動を停止するようにしている。すなわち、実際のコンプレッサインペラ13の回転数NTが、ウェイストゲートバルブ21が完全に閉弁しているときのコンプレッサインペラ13の回転数NTの予測値NTcalと等しい基準値NTstに到達したことに基づいてアクチュエータの駆動が停止されるようになる。
また、本実施形態では、ステップS107にてアクチュエータ22の駆動を停止したときの動作位置が弁体21aの全閉位置として再学習される。
以上説明した実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、実際のコンプレッサインペラ13の回転数NTに基づいてウェイストゲートバルブ21が完全に閉弁しているか否かを判断している。そのため、アクチュエータ22を停止させるタイミングを適正化することができ、閉弁動作時に弁座部21bに過剰に大きな荷重が作用してしまうことを抑制することができる。ひいては、弁座部21bが陥没してしまうことを抑制することができる。
(2)本実施形態では、アクチュエータ22の動作位置が弁体21aの全閉位置として設定されている動作位置にないとしても、検出されているコンプレッサインペラ13の回転数NTが基準値NTst以上になったときに、ウェイストゲートバルブ21が完全に閉弁していることを判断してアクチュエータ22の駆動を停止することができる。また、アクチュエータ22の動作位置が全閉位置として設定されている動作位置にあったとしても、検出されているコンプレッサインペラ13の回転数NTが基準値NTstに到達していなければ、ウェイストゲートバルブ21が完全に閉弁していないと判断する。そして、検出されているコンプレッサインペラ13の回転数NTが基準値NTst以上になるまでアクチュエータ22の駆動を継続する。つまり、ウェイストゲートバルブ21が完全に閉弁していない状態でアクチュエータ22の駆動が停止されることによる過給効率の低下を抑制することもできる。
(3)本実施形態では、弁体21aが弁座部21bに当接してからは、完全に閉弁するまでアクチュエータ22が閉弁方向に駆動可能な最小作動量θminで駆動され続ける。そのため、弁座部21bに過剰に大きな荷重が作用してしまうこと抑制することができるようになり、弁座部21bが陥没することを一層抑制することができる。
(4)本実施形態では、弁体21aが弁座部21bに当接したことを判定してからアクチュエータ22の駆動量を最小作動量θminにし、アクチュエータ22の動作速度を、当接する前の動作速度よりも遅くするようにしている。これにより、弁体21aが弁座部21bに着座するまでは、素早くアクチュエータ22が駆動されるため、弁体21aを閉弁させるのにかかる時間を短くすることもできる。
(5)本実施形態では、ウェイストゲートバルブ21を閉弁させるときに、アクチュエータ22の駆動を停止したときの動作位置を全閉位置として再学習している。そのため、閉弁動作を行うにあたって前回の全閉時の全閉位置を考慮してアクチュエータ22の駆動制御を最適化することができるようになる。上記実施形態では、アクチュエータ22の動作位置が学習した全閉位置に近づいたときにアクチュエータ22の駆動速度を緩めるようにしているため、ウェイストゲートバルブ21の弁体21aが弁座部21bに当接する前にアクチュエータ22の駆動速度を緩める制御を実現することができる。
(6)タービンインペラ14やタービンハウジング12は、高温の排気に晒されているため、高温になりやすい。本実施形態では、こうした高温になりやすいタービンハウジング12ではなくコンプレッサハウジング11にインペラ回転数センサ31が設けられている。そのため、熱による影響を少なくしつつ、コンプレッサインペラ13の回転数NTを計測することができる。
なお、上記の実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記実施形態では、ステップS106において、コンプレッサインペラ13の回転数NTの基準値NTstとして、ステップS104にて算出したコンプレッサインペラ13の回転数NTの予測値NTcalを設定していた。しかし、ウェイストゲートバルブ21が完全に閉弁していることを判断することができれば、必ずしも算出した予測値NTcalを基準値NTstとして設定しなくともよい。たとえば、この算出した予測値NTcalよりもわずかに小さい値を基準値NTstとして設定してもよい。
・上記実施形態では、弁体21aが弁座部21bに当接してからは、ウェイストゲートバルブ21が完全に閉弁するまでアクチュエータ22を閉弁方向に駆動可能な最小作動量θminで駆動するようにしていた。しかし、弁体21aが弁座部21bに当接する前よりもアクチュエータ22の駆動速度を遅くすれば、弁座部21bに作用する荷重を抑制することができるため、当接してからの駆動量は必ずしも最小作動量θminではなくてもよい。たとえば、当接する前よりもアクチュエータ22の駆動速度を遅くなるのであれば、弁体21aが弁座部21bに当接してから完全に閉弁するまでアクチュエータ22を最小作動量θminよりも大きい作動量θで駆動するようにしてもよい。
・なお、検出されているコンプレッサインペラ13の回転数NTが基準値NTst以上になったときに、アクチュエータ22の駆動を停止するようにすれば、弁座部21bに作用する荷重を抑制する効果が得られるため、こうしてアクチュエータ22の駆動速度を遅くする処理を省略してもよい。
・上記実施形態では、コンプレッサインペラ13の回転数NTを計測していた。しかし、ターボチャージャ10のインペラであるタービンインペラ14とコンプレッサインペラ13とは、シャフト15によって連結され一緒に回転するため、排気熱による影響が無視できる程度であれば、タービンインペラ14の回転数を計測するようにしてもよい。
また、コンプレッサインペラ13の回転数NTを計測するのに合わせてコンプレッサインペラ13の回転数NTの予測値NTcalを算出していたが、タービンインペラ14とコンプレッサインペラ13とは、シャフト15によって連結され一緒に回転するため、いずれのインペラの回転数の予測値を算出してもよい。
・予測値NTcalの算出方法は、上記実施形態において例示した方法に限定されない。全閉時のコンプレッサインペラ13の回転数NTの予測値NTcalを算出することができるのであれば、その算出方法は適宜変更することができる。
たとえば、コンプレッサインペラ13の回転数NTの予測値NTcalを算出するにあたって、ある程度の時間がかかる。そのため、この予測値NTcalを厳密に算出してもよいが、余裕をもたせるためにある程度高めの値を算出するようにしてもよい。この構成によれば、実際のコンプレッサインペラ13の回転数NTを計測するタイミングと、その予測値NTcalを算出するタイミングとにタイムラグが生じたとしても、アクチュエータ22を停止させるタイミングが遅れることを抑制することができる。
・上記実施形態では、ステップS107においてアクチュエータ22の駆動を停止するとともに、そのときの動作位置を全閉位置として再学習する例を例示したが、こうした再学習は必ずしも実行しなくてもよい。
たとえば、学習されている全閉位置とアクチュエータ22を停止させたときの動作位置とが大きく乖離しているときにのみ再学習を行うようにしてもよいし、学習処理自体を省略し、再学習を全く行わないようにしてもよい。
1…内燃機関、2…燃焼室、3…吸気通路、4…排気通路、5…燃料噴射弁、6…スロットルバルブ、7…スロットルモータ、10…ターボチャージャ、11…コンプレッサハウジング、12…タービンハウジング、13…コンプレッサインペラ、14…タービンインペラ、15…シャフト、16…コンプレッサ通路、17…スクロール通路、18…バイパス通路、19…連通孔、21…ウェイストゲートバルブ、21a…弁体、21b…弁座部、22…アクチュエータ、23…駆動ロッド、24…リンク機構、30…電子制御装置、31…インペラ回転数センサ、32…エアフロメータ、33…スロットルセンサ、100…電動ウェイストゲートバルブシステム。

Claims (5)

  1. ターボチャージャのタービンインペラを迂回するバイパス通路を開閉するウェイストゲートバルブと、
    該ウェイストゲートバルブを駆動する電動のアクチュエータと、
    前記ターボチャージャのインペラの回転数を計測するインペラ回転数センサと、
    前記アクチュエータを制御する制御装置と、を備える電動ウェイストゲートバルブシステムであって、
    前記制御装置は、全閉時の前記インペラの回転数の予測値を算出し、前記ウェイストゲートバルブを閉弁させるときに、前記アクチュエータを閉弁方向に駆動し、前記インペラ回転数センサにより検出されている前記インペラの回転数が前記予測値を基準として定められた基準値となるまで増加したときに前記アクチュエータによる前記ウェイストゲートバルブの駆動を停止する
    ことを特徴とする電動ウェイストゲートバルブシステム。
  2. 前記制御装置は、吸入空気量と、燃料噴射量と、スロットルバルブの開度と、前記アクチュエータの動作位置とに基づいて前記予測値を算出する
    請求項1に記載の電動ウェイストゲートバルブシステム。
  3. 前記制御装置は、前記ウェイストゲートバルブを閉弁させるときに、前記アクチュエータの駆動電流の電流値を検出し、該電流値が前記ウェイストゲートバルブの弁体と弁座部とが当接したことを示す基準電流値を超えた後は、前記電流値が前記基準電流値を超える前よりも前記アクチュエータにより駆動される前記ウェイストゲートバルブの動作速度を遅くする
    請求項1又は請求項2に記載の電動ウェイストゲートバルブシステム。
  4. 前記制御装置は、前記アクチュエータの駆動を停止したときの前記アクチュエータの動作位置を前記ウェイストゲートバルブの全閉位置として学習し、前記全閉位置に達した後は、この全閉位置に達する前よりも前記アクチュエータにより駆動される前記ウェイストゲートバルブの動作速度を遅くする
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動ウェイストゲートバルブシステム。
  5. 前記インペラ回転数センサが、前記ターボチャージャのコンプレッサハウジングに設けられてコンプレッサインペラの回転数を計測するものである
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の電動ウェイストゲートバルブシステム。
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