JP2015124584A - 路面緑化資材と緑化路面 - Google Patents

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Abstract

【課題】荷重性と植物生育性に優れ、施工性に優れた路面緑化資材と、複数の路面緑化資材から構成される緑化路面を提供する。
【解決手段】ブロック1と、ブロック1が搭載されるとともにブロック1よりも平面積が大きな平板プレート2と、から構成される路面緑化資材10であり、平板プレート2の側面には凹凸2aが設けてあり、2つの路面緑化資材10を並べた際に平板プレート2の凹凸2a同士が噛合うようになっており、この凹凸2a同士の噛合い箇所の一部に隙間Sが形成されるように平板プレート2の凹凸2aの一部に欠損部2bが設けてあり、複数の路面緑化資材10同士を並べた際に形成される複数のブロック1間の隙間Gに植栽ユニット3が配設されるようになっている。
【選択図】 図2

Description

本発明は路面緑化資材と複数の路面緑化資材から形成される緑化駐車場等の緑化路面に関するものである。
都市部のたとえば夏期の日中におけるヒートアイランド現象を緩和する方策の一つとして、マンションやビル等の屋上緑化、アスファルト舗装路やコンクリート路盤表面の緑化、さらには、成形地盤等の法面緑化などが実用化されている。
昨今、都市部においては特に屋外駐車場が急増しており、これがアスファルト舗装路やコンクリート路盤の面積増大の一因となっていることから、屋外駐車場を緑化することはヒートアイランド現象の緩和に極めて有効である。
しかしながら、駐車場緑化には、駐車場という本来の機能を発揮しながらその緑化を図る必要があることから、屋上緑化と異なる駐車場緑化技術特有の以下のような種々の性能を充足することが要求される。すなわち、その一つは車両重量を支持する耐荷重性であり、他の一つは人がその上を歩いてもつまずく等して転倒しない歩行安全性であり、さらに他の一つは、これら耐荷重性と歩行安全性を担保しながら植栽を長期に亘り、永続的に生育できる植物生育性である。なお、耐荷重性に関してより詳細に言及するに、緑化駐車場を構成する構成部材の耐久性も含めてこの耐荷重性が議論される必要があり、車両重量を支持しながら構成部材の長期耐久性が保障されてはじめて耐荷重性を有すると評価することができる。
上記種々の性能のうち、車両荷重やタイヤの据え切りに耐えられるべく、コンクリートブロックを用いた緑化技術が特許文献1に開示されている。
このようにコンクリートブロックを適用した場合は高い耐荷重性を享受できるものの、コンクリートに適応可能な植物は芝のみであり、この芝においても長期に亘って生育を維持するのは困難である。これは、コンクリートブロック間に十分な植栽スペースがないこと、および、タイヤの据え切り等で植物が痛むこと等がその理由である。
また、各ブロック同士を並べて緑化駐車場を形成するに当たり、各ブロックの端辺同士を当接させて並べるのみであることから、直線状に各ブロックを並べる施工が難しい上に、緑化駐車場は一般に広範囲に及ぶことからこの施工は一層困難を極めることになる。
なお、特許文献2には、上記する駐車場緑化の有する種々の課題を全て解消することのできる緑化駐車場が開示されているものの、ブロック同士を併設する際の施工容易性や、ブロック同士がずれることなく併設される構造に関する記載はない。
特開平7−124928号公報 特開2012−77467号公報
本発明は上記する問題に鑑みてなされたものであり、耐荷重性と植物生育性に優れ、施工性に優れた路面緑化資材と、複数の路面緑化資材から構成される緑化路面を提供することを目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明による路面緑化資材は、ブロックと、該ブロックが搭載されるとともにブロックよりも平面積が大きな平板プレートと、から構成される路面緑化資材であって、前記平板プレートの側面には凹凸が設けてあり、2つの路面緑化資材を並べた際に平板プレートの凹凸同士が噛合うようになっており、この凹凸同士の噛合い箇所の一部に隙間が形成されるように平板プレートの凹凸の一部に欠損部が設けてあり、複数の路面緑化資材同士を並べた際に形成される複数のブロック間の隙間に植栽ユニットが配設されるようになっているものである。
本発明の路面緑化資材は、ブロックとこのブロックが搭載されるとともにブロックよりも平面積が大きな平板プレートを基本構成としながら、平板プレートの側面に凹凸が設けてあることに加えて、2つの路面緑化資材を並べて双方の凹凸同士が噛合った際にこの噛合い箇所の一部に隙間が形成されるように平板プレートの凹凸の一部に欠損部が設けてあることを特徴とするものである。
いわゆるインターロッキングによって並べられた路面緑化資材同士が相対的にずれないことを保証しながら、凹凸の一部に設けられた欠損部によって凹凸同士の噛合い箇所の一部に隙間が形成され、この隙間によってブロック間に配設された植栽ユニットを構成する植物の根が下方に延びる生育スペースを確保することができる。
また、隙間を介して下方に延びた根は、平板プレート下方の地面や路面から水分を吸収することができ、さらには、降雨などをこの隙間を介して地面へ排水することもできる。
ここで、車両重量を直接的に支持するブロックは、たとえば、その平面形状が四角形、それ以外の多角形、円形、楕円形等の角柱を成し、その内部構造は、車両重量の分担荷重を支持し得る剛性を備えた任意の内部構造を有するものであり、たとえば、内部が中実な構造のもの、内部が中空のもの、内部が中空であって隅角部に補剛フランジを有するものなどを挙げることができる。また、ブロックの形成素材は、やはり車両重量を支持し得るコンクリートやレンガなどの素材からなるが、その運搬性、作業性等の観点から可及的に軽量であるのが好ましく、鋼やアルミなどの金属、ポリプロピレンやポリエチレンなどのプラスチックなどから形成されてもよい。
また、「植栽ユニット」とは、植物の根がはる土壌基盤、もしくは保水性を有する人工基盤、もしくは土壌基盤と人工基盤の組み合わせと、これらの基盤に植栽された植物からなるユニットを意味している。また、その形態は任意であり、たとえば、鉢(トレイ)に土壌基盤が収容され、この土壌基盤に植栽されて植栽ユニットを成し、これがブロック間の各隙間に配設される形態や、複数のブロックの隙間に土壌基盤が連続的に敷き詰められ、その上に植物が植栽されるように面的に連続した広がりをもった形態などを挙げることができる。
本発明の路面緑化資材によれば、路面緑化資材を構成する平板プレートの凹凸同士を噛合いさせながら敷き並べるだけで、複数の路面緑化資材を相互にずれることなく、効率的に並べることができることから、緑化駐車場等の緑化路面の施工性が極めて高い。
また、平板プレートに貫通孔が設けてあってもよい。
平板プレートにたとえば複数の貫通孔を設けておくことで、既述する凹凸同士の噛合い箇所の欠損部のみならず、この貫通孔も植物の根の生育スペースとなり、かつ排水部となり、さらには、路面緑化資材の重量軽減に繋がり、搬送性を向上させることができる。
また、本発明による路面緑化資材の他の実施の形態は、前記ブロックの上端面よりも下方位置に配設されるようにして該ブロックと係合する係合部、および該係合部から側方に張り出すフランジからなる植栽ユニット保護材をさらに備えているものである。
植栽ユニット保護材は、車両重量を支持するものでないものの、そのフランジが歩行者や自転車などによって踏み付けられることから、この踏み付け等に耐え得る形成素材と剛性を有する必要があり、この形成素材も上記するブロックと同様に鋼やアルミなどの金属、プラスチックなどを適用することができる。
ここで、植栽ユニット保護材の形態として、たとえば以下で示す2種類の形態を挙げることができる。
その一つは、植栽ユニット保護材の係合部が枠材からなり、複数のフランジが該枠材から放射状に張り出していて、該枠材がブロックの上端面より下方位置で該ブロックの側面に係合している形態である。たとえば、ブロックが下方に向かって若干広がる柱状体を成していて、植栽ユニット保護材の枠材がブロックの上端面から嵌り込んだ際に、植栽ユニット保護材の上端がブロックの上端面よりも下方位置で係合するように枠材の寸法とブロックの下方に向かって断面変化する寸法やプロポーションを設定しておくのがよい。
より具体的な植栽ユニット保護材の形態として、平面的に見て正方形の枠材の4つの隅角部から対角線の延長方向にフランジが張り出し、かつ、4つの辺から2つもしくは3つのフランジが各辺に直交する方向に張り出した形態や、平面視で円形の枠材からその径方向に複数のフランジが張り出した形態などを挙げることができる。なお、この具体的な形態で示すように、「放射状」とは円形の枠材においてはその径方向を意味し、多角形の枠材においてはこれを構成する各辺に対して直交する方向やその隅角部では対角線の延長方向などを意味するものである。
なお、この形態の植栽ユニット保護材ではさらに、一つのブロックに一つの植栽ユニット保護材が取り付けられる形態であってもよいし、複数のブロックのそれぞれに対応する複数の植栽ユニット保護材が一体に形成され、一度に複数のブロックに複数の植栽ユニット保護材を取り付け可能な形態であってもよい。
また、他の形態の植栽ユニット保護材は、ブロックの上端面に溝条が設けてあり、係合部が溝条に嵌り込んでブロックに係合する嵌り込み材からなるものであって、この嵌り込み材のうち、溝条よりも側方に張り出した箇所がフランジとなっている形態である。
たとえば、平面的に見て十の字状の植栽ユニット保護材が溝条に嵌め込まれ、ブロックから十の字方向にフランジが延びるような具体的構成を挙げることができる。
このように、上記2つの形態の植栽ユニット保護材はいずれも、枠材やフランジなどから形成されるものであり、柱状のブロックに比してその剛性は格段に低いものであることから、植栽ユニット保護材をブロックの上端面よりも低い位置で該ブロックと係合させることで、車両重量が植栽ユニット保護材に載荷されて破損等に至ることが回避でき、構成部材の耐久性を含む耐荷重性に優れた路面緑化資材となる。
また、本発明は上記する本発明の複数の路面緑化資材が並べられ、複数のブロック間に形成された隙間に植栽ユニットが配設されてなる緑化路面にも及ぶものである。
緑化路面には、緑化駐車場のほか、緑化歩行路、公園等の緑化帯などが包含される。
中でも、本発明の緑化路面が緑化駐車場の場合においては、路面緑化資材を構成する植栽ユニット保護材にて歩行者の踏み付けから植栽ユニットを効果的に保護することができる。さらに、ブロック間の隙間の上方に各ブロックに係合された植栽ユニット保護材のフランジが延びていることから、隙間の平面積を複数のフランジにて小面積に区画し、このことによって歩行者の足が隙間内に入り込んでつまずく等の危険が解消される。また、車両を支持するものが相互に隙間を備えて並べられた複数のブロックであることから、各隙間は連続するものとなり、規定寸法の植栽スペース内で植物の生育が妨げられることもないし、複数の平板プレートの凹凸同士の噛合い箇所の一部に形成された隙間が植物の根の生育スペースとなる。したがって、車両重量を支持する耐荷重性、人がその上を歩いてもつまずく等して転倒しない歩行安全性、およびこれら耐荷重性と歩行安全性を担保しながら植栽を長期に亘り、永続的に生育できる植物生育性のすべての性能を保証することができる。
以上の説明から理解できるように、本発明の路面緑化資材と緑化路面によれば、ブロックとこのブロックが搭載されるとともにブロックよりも平面積が大きな平板プレートを基本構成としながら、平板プレートの側面に凹凸が設けてあることに加えて、2つの路面緑化資材を並べて双方の凹凸同士が噛合った際にこの噛合い箇所の一部に隙間が形成されるように平板プレートの凹凸の一部に欠損部が設けてある。このことにより、平板プレート同士のインターロッキングによって並べられた路面緑化資材同士が相対的にずれないことを保証しながら、凹凸の一部に設けられた欠損部によって凹凸同士の噛合い箇所の一部に形成された隙間がブロック間に配設された植栽ユニットを構成する植物の根が下方に延びる生育スペースとなり、したがって、耐荷重性と植物生育性に優れ、施工性に優れた路面緑化資材と緑化路面を提供することができる。
本発明の路面緑化資材の実施の形態1の斜視図である。 複数の路面緑化資材の実施の形態1を並べた状態を示した斜視図である。 本発明の路面緑化資材の実施の形態2の斜視図である。 (a),(b)の順で、緑化駐車場の実施の形態1を施工する方法を示した模式図である。 植栽ユニット保護材の実施の形態1の斜視図である。 緑化駐車場の実施の形態2の平面図である。 図6のVII−VII矢視図である。 植栽ユニット保護材の実施の形態2の斜視図であって、(a)はブロックに植栽ユニット保護材を取り付ける前の状態を示した図であり、(b)はブロックに植栽ユニット保護材が取り付けられた状態を示した図である。
以下、図面を参照して本発明の路面緑化資材と緑化路面である緑化駐車場の実施の形態を説明する。なお、図示例の緑化路面は緑化駐車場であるが、緑化路面はこれ以外にも、緑化歩道や緑化帯、緑化法面など、多様な形態が存在する。
(路面緑化資材の実施の形態1,2と緑化路面の実施の形態1)
図1は本発明の路面緑化資材の実施の形態1の斜視図であり、図2は複数の路面緑化資材の実施の形態1を並べた状態を示した斜視図である。また、図3は本発明の路面緑化資材の実施の形態2の斜視図である。さらに、図4は(a),(b)の順で、緑化駐車場の実施の形態1を施工する方法を示した模式図である。
図1で示す路面緑化資材10は、ブロック1と、ブロック1が搭載されるとともにブロック1よりも平面積が大きな平板プレート2とが一体に成形されてその全体が構成されている。
図示例のブロック1は上端面が正方形であり、平板プレート2の平面形状も略正方形であるものの、その4つの側面には凹凸2aが設けてあり、凹凸2aの一部には欠損部2b(大き目の凹部)が設けられている。
ここで、平板プレート2とブロック1は車両重量を支持し得る素材であるコンクリートやレンガ、もしくは金属やプラスチックから一体に形成されており、ブロック1の横倒れ防止とせん断剛性および曲げ剛性を高めるための複数の補剛フランジ11がブロック1と平板プレート2に亘って形成されている。なお、ブロック1等がプラスチックから形成される場合の形成素材としては、塩化ビニル樹脂,ポリエチレン、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂、セルロースアセテート、セルロースニトレート、セルロースアセテートプチレートなどのセルロース系半合成高分子樹脂、ナイロン、ビニロン、アクリル、POMなどの合成樹脂などのうちのいずれか一種を適用することができる。
ブロック1はその上端面で車両重量を直接支持するものであり、平面視が正方形の直方体を成しているが、その内部が中実な形態のものや、中空構造で補剛フランジを備えた形態のものなどがある。なお、ブロックの平面形状は図示例以外にも、長方形、円形、楕円形などを適用できる。
図2に示すように、複数の路面緑化資材10を平板プレート2の側面の凹凸2aを相互に係合させながら並べることにより、複数の路面緑化資材10を相互にずれることなく併設することができる。
そして、各路面緑化資材10の平板プレート2の側面の凹凸2aの一部に欠損部2bが設けられていることにより、図示のごとく並べた状態において、各平板プレート2間には複数の隙間Sが形成される。
図2からも明らかなように、いわゆるインターロッキングによって並べられた路面緑化資材10同士が相対的にずれないことを保証しながら、形成された隙間Sにより、ブロック1間の隙間Gに配設された不図示の植栽ユニットを構成する植物の根が下方に延びる生育スペースを確保することができる。さらに、隙間Sを介して下方に延びた根は、平板プレート2下方の地面や路面から吸水することができ、さらには、降雨などをこの隙間Sを介して地面へ排水することもできる。
また、図3は、平板プレート2に複数の貫通孔2cが設けてある実施の形態2にかかる路面緑化資材10Aである。
平板プレート2に複数の貫通孔2cを設けておくことで、凹凸2a同士の噛合い箇所の欠損部2bのみならず、この貫通孔2cも植物の根の生育スペースとなり、かつ排水部となり、さらには、路面緑化資材の重量軽減に繋がり、搬送性を向上させることができる。
次に、図4を参照して緑化路面の一つである緑化駐車場の施工方法を概説する。
まず、緑化駐車場施工エリアに対し、図2で示すように、複数の路面緑化資材10を平板プレート2の側面の凹凸2aを相互に係合させながら並べていくことにより、図4aの状態を形成する。なお、図4aは、並べられた多数の路面緑化資材10の一部を示している。
このように平板プレート2同士のインターロッキングによって並べられた路面緑化資材10同士はずれることがなく、精度よく各路面緑化資材10を並べることができ、施工性も極めて良好となる。
次に、路面緑化資材10のブロック1間で形成されている隙間G内に植栽ユニット3を収容することにより、緑化駐車場100が施工される。
図示する植栽ユニット3は、トレイ31と、これに詰められた土壌地盤32と、ここに植栽される植物33とから構成されている。事前にトレイ31に土壌地盤32を詰めておけば緑化駐車場の施工時にトレイ31を並べるだけでよいことから効率的であるが、トレイ31を使用せずに施工時に隙間Gに直接土壌地盤32を詰めてもよい。ここで、植栽される植物は任意であるが、たとえば芝、タマリュウ、タイム、ヒメイワダレソウなどを挙げることができる。
図示する緑化駐車場100においては、植栽ユニット3の下方に平板プレート2間に形成された隙間Sがあり、植物の成長に伴って根がこの隙間Sを介して下方に延びることができ、さらには、下方地盤から吸水したり、雨水を隙間Sを介して下方へ排水することができる。
また、図示するように車両重量を支持するのが複数の柱状のブロック1であることから、隣接するブロック1,1間で形成される隙間Gは連続した隙間空間を形成することになる。そのため、隣接する隙間Gは相互に分断されることなく連続しており、各隙間Gに植栽された植物は各植栽ユニットエリア内にその生育空間を規定されることなく、したがって長期に亘る生育が可能となる。
(路面緑化資材の実施の形態3と緑化路面の実施の形態2)
図5は植栽ユニット保護材の実施の形態1の斜視図であり、図6は緑化駐車場の実施の形態2の平面図であり、図7は図6のVII−VII矢視図である。
図示する植栽ユニット保護材4は、ブロック1の上端面から挿入されてブロック1の側面で係合される枠材41(係合部)と、この係合部41の4つの隅角部および4つの側面からそれぞれ側方に張り出すフランジ42とから構成されており、ブロック1と同様に軽量金属やプラスチックなどから形成できる。なお、図示例では、フランジ42の根元部のせん断剛性や曲げ剛性を高めるべく、フランジ42の根元箇所のフランジ高さ(厚み)が高くなっている。
ブロック1のプロポーションは、その上端面から下方に向かって横断面積が漸次広がる柱状体を成していて、枠材41がブロック1の上端面から嵌り込んだ際に、図7で示すように植栽ユニット保護材4の上端がブロックの上端面よりもδだけ下方位置で係合するようになっている。
このように植栽ユニット保護材4がブロック1の上端面よりも下方位置で該ブロック1に係合することで、植栽ユニット保護材4に車両重量が直接載荷されることがなくなり、ブロック1に比して低剛性の植栽ユニット保護材4の車両重量による破損や耐久低下が解消される。ここで、ブロック1の上端面と植栽ユニット保護材4の上端までの長さδに関し、ブロック1間の隙間Gに嵌り込んだタイヤの一部が下方の植栽ユニット保護材4に接触してもその重量が載荷されないことを保証するべく、長さδが少なくとも3mm以上に設定されるのがよい。
図6から明らかなように、各ブロック1に植栽ユニット保護材4が取り付けられて実施の形態3にかかる路面緑化資材10Bが形成される。そして、複数の路面緑化資材10Bが並べられることで実施の形態2にかかる緑化駐車場100Aが施工される。
図6において、各隙間Gに配設された植栽ユニット3は、その上方に延びている複数のフランジ42によって隙間Gの平面積が複数の相対的に小さな面積に区分され、このことによって隙間Gに歩行者の足の一部もしくは全部が入り込んでつまずいたり、自転車の車輪が入り込むといったことが解消され、歩行者安全性が保証された緑化駐車場となる。また、剛性の高い複数のブロック1,…の上端面のみで車両重量を支持するため、相対的に低剛性の植栽ユニット保護材4が車両重量で破損することはなく、構成部材の耐久性を含めた耐荷重性に優れた緑化駐車場となる。
植栽ユニット保護材4は、図示例以外にも、隣接する植栽ユニット保護材4,4のフランジ42,42同士が繋がって複数の植栽ユニット保護材4が一体に形成された形態のものであってもよく、この場合には、複数のブロック1,…のそれぞれに対して、対応する複数の枠材41,…を一度に取り付けることができる。
図示する緑化駐車場100Aにおいても、隣接する隙間Gは相互に分断されることなく連続しており、各隙間Gに植栽された植物は各植栽ユニットエリア内にその生育空間を規定されることなく、したがって長期に亘る生育が可能となる。このことに加えて、植栽ユニット保護材4を構成するフランジ42が隙間Gの平面積を歩行者の足が入り込まない程度に小面積に区分することから、隙間Gに配設された植物の植物生育性に優れた緑化駐車場となる。さらに、植栽ユニット3の上方には複数の細長のフランジが配設されているに過ぎず、グレーチング等で植栽が視認し難いといったこともなく、外観意匠性に優れた緑化駐車場である。
また、図8は、植栽ユニット保護材の実施の形態2の斜視図であって、(a)はブロックに植栽ユニット保護材を取り付ける前の状態を示した図であり、(b)はブロックに植栽ユニット保護材が取り付けられた状態を示した図である。
図示する路面緑化資材を構成するブロック1Aは、その上端面に平面視で十の字状の溝条1aが設けてあり、この溝条1aに十の字状の植栽ユニット保護材4Aが嵌り込むものであり、この嵌り込み姿勢において、植栽ユニット保護材4Aの上端がブロック1Aの上端面からδだけ下方位置で係合される。この実施の形態においても、複数のブロック1Aとこれに取り付けられる植栽ユニット保護材4Aは、これらが相互に組み付けられることを前提とした路面緑化資材となっている。
この形態において、植栽ユニット保護材4Aは、溝条1aに嵌り込む嵌り込み材4aとこの嵌り込み材4aに連続してブロック1Aから側方に張り出すフランジ4bから構成されている。
図示する路面緑化資材においても、植栽ユニット保護材4Aが車両重量を支持するブロック1の上端面からδだけ下方位置で係合され、かつ隙間Gに配設された植栽ユニット3をそのフランジ4bがその上方で保護することから、構成部材の耐久性を含めた耐荷重性に優れ、歩行者安全性、植物生育性に優れた緑化駐車場となる。
なお、図示例以外にも、十の字の嵌り込み材4aとこれに連続するフランジ4bの間に別途の嵌り込み材とフランジを備えた形態(たとえば、2つの十の字が45度オフセットされた組み合わせ)など、適宜の溝条形態とこれに嵌め込まれる嵌り込み材およびフランジの形態を適用することができる。
以上、本発明の実施の形態を図面を用いて詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
1,1A…ブロック、2…平板プレート、2a…凹凸、2b…欠損部、2c…貫通孔、3…植栽ユニット、31…トレイ、32…土壌地盤、33…植物、4,4A…植栽ユニット保護材、41…枠材(係合部)、42…フランジ、10,10A…路面緑化資材、100,100A…緑化駐車場(緑化路面)、S…隙間(凹凸の噛合い箇所の隙間)、G…隙間(ブロック間の隙間)

Claims (7)

  1. ブロックと、該ブロックが搭載されるとともにブロックよりも平面積が大きな平板プレートと、から構成される路面緑化資材であって、
    前記平板プレートの側面には凹凸が設けてあり、
    2つの路面緑化資材を並べた際に平板プレートの凹凸同士が噛合うようになっており、この凹凸同士の噛合い箇所の一部に隙間が形成されるように平板プレートの凹凸の一部に欠損部が設けてあり、
    複数の路面緑化資材同士を並べた際に形成される複数のブロック間の隙間に植栽ユニットが配設されるようになっている路面緑化資材。
  2. 平板プレートに貫通孔が設けてある請求項1に記載の路面緑化資材。
  3. 前記ブロックの上端面よりも下方位置に配設されるようにして該ブロックと係合する係合部、および該係合部から側方に張り出すフランジからなる植栽ユニット保護材をさらに備えている請求項1または2に記載の路面緑化資材。
  4. 前記係合部が枠材からなり、複数の前記フランジが該枠材から放射状に張り出していて、該枠材がブロックの上端面より下方位置で該ブロックの側面に係合している請求項3に記載の路面緑化資材。
  5. 前記ブロックの上端面に溝条が設けてあり、
    前記係合部は前記溝条に嵌り込んでブロックに係合する嵌り込み材からなり、該嵌り込み材のうち、溝条よりも側方に張り出した箇所が前記フランジとなっている請求項3に記載の路面緑化資材。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の複数の路面緑化資材が並べられ、複数のブロック間に形成された隙間に植栽ユニットが配設されてなる緑化路面。
  7. 前記緑化路面が緑化駐車場である請求項6に記載の緑化路面。
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