JP2015123823A - 車両用電源装置 - Google Patents

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【課題】車両の電気系統の始動の際に、メインバッテリとサブバッテリとを速やかに接続することができる、車両用電源装置を提供する。【解決手段】電気系統の始動の際に、メインバッテリ11とサブバッテリ12との電位差が所定の第1閾値以上である場合には、メインリレー17がオフに維持されたまま、ISG3の発電電圧の目標値がサブバッテリ12の電圧と同値に設定されて、ISG3が制御される。この制御中は、車両1に搭載されている電気負荷の少なくとも1つの作動が禁止される。そして、メインバッテリ11とサブバッテリ12との電位差が所定の第2閾値未満であることを条件に、メインリレー17がオンにされる。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車などの車両に搭載される車両用電源装置に関する。
自動車などの車両には、補機などの駆動に必要な電力を蓄えておくためのバッテリが搭載されている。このバッテリには、鉛電池が広く採用されているが、鉛電池が急速充電に不向きであるなどの理由から、最近では、メインバッテリとしての鉛電池に加えて、急速充電可能なキャパシタなどをサブバッテリとして搭載した車両が提供されている。
サブバッテリは、メインバッテリと並列に接続される。サブバッテリがメインバッテリに常時接続されていると、エンジンの停止中に、サブバッテリに蓄えられている電力が暗電流により消費されて、サブバッテリのバッテリ上がりを生じるおそれがある。そのため、メインバッテリとサブバッテリとの間には、リレーが介在されており、始動スイッチがオフの状態では、リレーがオフ(開)にされて、サブバッテリがメインバッテリから電気的に切り離される。
始動スイッチがオンにされると、リレーがオン(閉)にされて、サブバッテリがメインバッテリに電気的に接続される。このとき、メインバッテリとサブバッテリとの間に大きな電位差が生じていると、リレーに大電流が流れ、リレーが溶着する。これを防止するため、リレーがオフの状態で、メインバッテリとサブバッテリ(キャパシタ)との間に閾値以上の電位差が生じている場合には、車両に搭載されているオルタネータの発電電圧指示値をサブバッテリと同電位に設定して、メインバッテリとサブバッテリとが同電位になった後、リレーをオンにすることが提案されている。
特開2009−280096号公報
ところが、補機などの電気負荷の状態によっては、メインバッテリとサブバッテリとの電位差がスムーズに解消されず、始動スイッチのオンからリレーのオンまでに長時間を要するおそれがある。
本発明の目的は、車両の電気系統の始動の際に、メインバッテリとサブバッテリとを速やかに接続することができる、車両用電源装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る車両用電源装置は、車両の電気系統に組み込まれる車両用電源装置であって、メインバッテリと、メインバッテリにリレーを介して並列に接続されるサブバッテリと、メインバッテリとサブバッテリとの電位差を検出する電位差検出手段と、電気系統の始動の際に、電位差検出手段により検出される電位差が所定の第1閾値以上である場合、リレーをオフに維持したまま、車両に搭載されている発電機の発電電圧の目標値をサブバッテリの電圧と同じまたはそれ以上に設定して、発電機を制御し、電位差検出手段により検出される電位差が所定の第2閾値未満であることを条件に、リレーをオンにする始動時制御手段と、始動時制御手段による発電機の制御中、車両に搭載されている電気負荷のうちの少なくとも1つの作動を禁止する作動禁止手段とを含む。
リレーがオフされている状態では、メインバッテリから暗電流が流れるので、通常、メインバッテリの電圧がサブバッテリの電圧よりも低下する。電気系統の始動の際に、メインバッテリとサブバッテリとの電位差が所定の第1閾値以上である場合には、リレーがオフに維持されたまま(リレーの接点が開かれたまま)、発電機の発電電圧の目標値がサブバッテリの電圧と同じまたはそれ以上に設定されて、発電機が制御される。これにより、メインバッテリをサブバッテリの電圧以上の電圧で充電することができるので、メインバッテリとサブバッテリとの電位差を急速に縮めることができる。
また、メインバッテリとサブバッテリとの電位差を縮めるための発電機の制御中は、車両に搭載されている電気負荷の少なくとも1つの作動が禁止される。これにより、当該制御中にメインバッテリの電圧が急変することを抑制できるので、メインバッテリとサブバッテリとの電位差を一層早く解消することができる。
そして、メインバッテリとサブバッテリとの電位差が所定の第2閾値未満であることを条件に、リレーがオンにされて(リレー接点が閉じられて)、メインバッテリとサブバッテリとがリレーを介して並列に接続される。これにより、リレーがオンされたときに、リレーに大電流が流れることが抑制される。そのため、リレーに大電流が流れることを抑制するための予備充電回路を要することなく、リレーの溶着を抑制することができる。その結果、予備充電回路を備える構成と比較して、コストを低減することができる。
よって、予備充電回路を要しない低コストな構成により、車両の電気系統の始動の際に、メインバッテリとサブバッテリとの電位差を速やかに縮めて、メインバッテリとサブバッテリとを速やかに接続することができる。その結果、サブバッテリに蓄えられている電力を早期に使用することができるので、車両の燃費を向上することができる。
メインバッテリとサブバッテリの電位差が大きいほど、発電機の発電電圧の目標値が大きな値に設定されることが好ましい。これにより、メインバッテリとサブバッテリとの電位差を一層急速に縮めることができる。
また、エンジンの始動後は、メインバッテリとサブバッテリの電位差が大きいほど、エンジンの目標回転数が大きな値に設定されてもよい。エンジンの回転数が上げられることにより、発電機の発電電流が大きくなるので、メインバッテリを速やかに充電することができ、メインバッテリとサブバッテリとの電位差を一層急速に縮めることができる。
リレーがオフに維持された状態で、車両に搭載されているデフロスタ(デミスタ、デフォッガ)を作動させる必要が生じた場合には、メインバッテリとサブバッテリとの電位差を縮めるための発電機の制御が中断されて、デフロスタが作動されることが好ましい。これにより、窓ガラスの曇りを除去することができ、車両の走行上の安全性を確保することができる。
本発明によれば、リレーの溶着を抑制するための予備充電回路を要しない低コストな構成により、車両の電気系統の始動の際に、メインバッテリとサブバッテリとの電位差を速やかに縮めて、メインバッテリとサブバッテリとを速やかに接続することができる。その結果、サブバッテリに蓄えられている電力を早期に使用することができるので、車両の燃費を向上することができる。
本発明の一実施形態に係る車両用電源装置が搭載される車両の要部の構成を示す図である。 電気系統の始動の際に実行される始動制御を説明するためのフローチャートである。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用電源装置が搭載される車両1の要部の構成を示す図である。
車両1は、エンジン2を動力源とする自動車である。車両1では、エンジン2に付随して、ISG(integrated starter generator:インテグレーテッドスタータジェネレータ)3およびスタータ4が設けられている。
ISG3は、エンジン2を始動させるスタータ機能と動力を電力に回生するジェネレータ機能とを併有している。ISG3は、ISGプーリ5が取り付けられた回転軸を備えており、その回転軸がエンジン2の出力軸と平行をなすように設けられている。エンジン2の出力軸には、クランクプーリ6が保持されており、ISGプーリ5およびクランクプーリ6には、ベルト7が巻き掛けられている。
スタータ4は、スタータギヤ(図示せず)を備えている。エンジン2の出力軸には、フライホイールが保持されており、スタータギヤは、フライホイールのギヤ歯と噛合/噛合解除可能に設けられている。
また、エンジン2の周囲には、ウォータポンププーリ8およびエアコンプーリ9が配置されている。ウォータポンププーリ8は、エンジン2の冷却水を循環させるためのウォータポンプの回転軸に保持されている。エアコンプーリ9は、エアコンディショナのコンプレッサの回転軸に保持されている。クランクプーリ6、ウォータポンププーリ8およびエアコンプーリ9には、ベルト10が巻き掛けられている。ウォータポンププーリ8およびエアコンプーリ9には、クランクプーリ6の回転がベルト10を介して伝達され、これにより、ウォータポンプおよびコンプレッサが駆動される。
車両1の電気系統には、メインバッテリ11およびサブバッテリ12が含まれる。
メインバッテリ11は、たとえば、公称電圧が12Vの鉛電池からなる。メインバッテリ11のプラス端子には、プラス配線13が接続されている。メインバッテリ11のマイナス端子は、マイナス配線14を介して、アースと電気的に接続されている。
サブバッテリ12は、メインバッテリ11と同じ公称電圧の電池、たとえば、公称電圧が12Vのニッケル水素(Ni−MH)電池またはリチウムイオン電池からなる。サブバッテリ12のプラス端子には、配線15の一端が接続されている。配線15の他端は、プラス配線13に接続されている。サブバッテリ12のマイナス端子は、マイナス配線16を介して、アースと電気的に接続されている。
配線15の途中部には、メインリレー17が介裝されている。このメインリレー17がオン(閉)の状態で、サブバッテリ12がメインバッテリ11に並列に接続され、メインリレー17がオフ(開)の状態で、サブバッテリ12がメインバッテリ11から電気的に切り離される。
マイナス配線16の途中部には、マイナス配線16に過電流が流れることを防止するためのヒューズ18およびマイナス配線16を流れる電流を検出する電流センサ19が介装されている。
また、プラス配線13には、配線20,21の各一端が接続されている。配線20,21の各他端は、ISG3に接続されている。配線20の途中部には、ISGリレー22が介装されている。このISGリレー22がオン(閉)の状態で、ISG3がメインバッテリ11と電気的に接続され、ISGリレー22がオフ(開)の状態で、ISG3がメインバッテリ11から電気的に切り離される。配線21の途中部には、配線21に過電流が流れることを防止するためのヒューズ23が介装されている。
車両1には、CPUおよびメモリを含む構成の複数のECU(電子制御ユニット)が備えられている。ECUには、エンジンECU31、エコランECU32およびバッテリECU33が含まれる。各ECUは、CAN(Controller Area Network)通信プロトコルによる通信を行うことができる。
エンジンECU31には、車両に配設された各種センサや他のECUから種々の情報が入力される。エンジンECU31は、その入力される情報に基づいて、エンジン2を主として制御する。また、エンジンECU31は、ISG3に内蔵された制御基板との間で、LIN(Local Interconnect Network)通信プロトコルによる通信を行うことができ、ISG3の制御に必要な指令などを送信する。エンジンECU31に入力される情報には、メインバッテリ11の電圧、温度および入出力電流などの情報が含まれ、エンジンECU31は、それらの情報に基づいて、メインバッテリ11の状態を検出する。
エコランECU32は、他のECUから入力される情報などに基づいて、アイドリングストップ制御を実行する。アイドルストップ制御では、自動停止条件、たとえば、車速が所定値以下であり、かつ、ブレーキペダルが踏み込まれているという条件が成立すると、エコランECU32からエンジンECU31に、エンジン停止指令が出力され、エンジンECU31により、エンジン2が停止される。その後、再始動条件、たとえば、ブレーキペダルの踏み込みが解除されたという条件が成立すると、エコランECU32からエンジンECU31に、エンジン始動指令が出力される。これを受けて、エンジンECU31からISG3に指令が出力され、ISG3がスタータとして動作し、ISG3の動力がISGプーリ5からベルト7を介してクランクプーリ6に伝達されることにより、エンジン2がクランキングされる。
また、エコランECU32は、メインリレー17およびスタータ4の給電経路上に設けられたスタータリレー34を制御する。たとえば、エンジン2の冷間始動時には、スタータリレー34がオンにされて、スタータギヤがフライホイールのギヤ歯に噛合され、スタータ4の動力がスタータギヤを介してフライホイールに伝達されることにより、エンジン2がクランキングされる。
バッテリECU33は、サブバッテリ12の電圧、温度および入出力電流などを監視している。バッテリECU33は、サブバッテリ12、メインリレー17、ヒューズ18および電流センサ19とともに、1つのパッケージに収容されて、サブバッテリパックを構成している。
図2は、電気系統の始動の際に実行される始動制御を説明するためのフローチャートである。
始動制御は、車両の始動スイッチ(スタートスイッチ)がオンにされたことに応答して実行される(ステップS1のYES)。始動スイッチは、車両1の電気系統およびエンジン2を始動させるために運転者により操作されるスイッチである。始動スイッチがオンにされていないとき、つまり始動スイッチがオフの状態では(ステップS1のNO)、以下に説明する各処理からなる始動制御が実行されず、メインリレー17がオフに維持されている。
始動スイッチがオンにされると(ステップS1のYES)、ISG3またはスタータ4の動力によるクランキングを経て、エンジン2が始動される(ステップS2)。
エンジン2の始動後、エコランECU32により、メインバッテリ11とサブバッテリ12との電位差が求められる。メインバッテリ11の電圧の情報は、エンジンECU31からエコランECU32に入力される。サブバッテリ12の電圧の情報は、バッテリECU33からエコランECU32に入力される。そして、エコランECU32により、メインバッテリ11とサブバッテリ12との電位差が所定の第1閾値以上であるか否かが判定される(ステップS3)。
メインバッテリ11とサブバッテリ12との電位差が第1閾値以上である場合、エコランECU32からエンジンECU31に、ISG3の発電電圧の目標値をサブバッテリ12の電圧と同値とするISG発電指令が出力される。このISG発電指令を受けて、エンジンECU31により、メインバッテリ11の内部抵抗などに基づいて、ISG3の発電電圧がサブバッテリ12の電圧と同値になる目標電流値が設定される(ステップS4)。
ISG3に目標電流値の電流が供給されることにより、ISG3が発電する(ステップS5)。そして、ISG3の発電電圧が検出され、その発電電圧がサブバッテリ12の電圧と一致するように、目標電流値が再設定されることにより、ISG3がフィードバック制御される。
また、ISG3の発電開始とともに、所定の電気負荷の作動が禁止される(ステップS5)。作動が禁止される電気負荷は、作動しなくてもエンジン2の駆動および車両1の走行に悪影響を与えない電気負荷の全部であってもよいし、そのうちの一部であってもよい。作動が禁止される電気負荷の一例としては、エアコンディショナのコンプレッサ(コンプレッサを動作させるためのマグネットクラッチ)を挙げることができる。
その後、エコランECU32により、メインバッテリ11とサブバッテリ12との電位差が所定の第2閾値未満であるか否か判定される(ステップS7)。第2閾値は、第1閾値と同値であってもよいし、異なる値であってもよい。
メインバッテリ11とサブバッテリ12との電位差が第2閾値未満でなければ(ステップS7のNO)、所定の電気負荷の作動が禁止された状態でのISG3の発電が続けられる(ステップS5,S6)。
一方、メインバッテリ11とサブバッテリ12との電位差が第2閾値未満であれば(ステップS7のYES)、エコランECU32により、メインリレー17がオンにされる(ステップS8)。メインリレー17がオンにされると、サブバッテリ12がメインバッテリ11に並列に接続される。
一方、エンジン2の始動直後のメインバッテリ11とサブバッテリ12との電位差が第1閾値未満である場合には(ステップS3のNO)、メインリレー17が直ちにオンにされる(ステップS8)。
メインリレー17がオンにされた後、所定の電気負荷の作動が禁止されている場合には、その禁止が解除されて(ステップS9)、始動制御が終了される。
以上のように、電気系統の始動の際に、メインバッテリ11とサブバッテリ12との電位差が所定の第1閾値以上である場合には、メインリレー17がオフに維持されたまま(メインリレー17の接点が開かれたまま)、ISG3の発電電圧の目標値がサブバッテリ12の電圧と同値に設定されて、ISG3が制御される。これにより、メインバッテリ11をサブバッテリ12の電圧で充電することができるので、メインバッテリ11とサブバッテリ12との電位差を縮めることができる。
また、メインバッテリ11とサブバッテリ12との電位差を縮めるためのISG3の制御中は、車両1に搭載されている電気負荷の少なくとも1つの作動が禁止される。これにより、当該制御中にメインバッテリ11の電圧が急変することを抑制できるので、メインバッテリ11とサブバッテリ12との電位差を一層早く解消することができる。
そして、メインバッテリ11とサブバッテリ12との電位差が所定の第2閾値未満であることを条件に、メインリレー17がオンにされて(メインリレー17接点が閉じられて)、メインバッテリ11とサブバッテリ12とがメインリレー17を介して並列に接続される。これにより、メインリレー17がオンされたときに、メインリレー17に大電流が流れることが抑制される。そのため、予備充電回路を要することなく、メインリレー17の溶着を抑制することができる。その結果、予備充電回路を備える構成と比較して、コストを低減することができる。
よって、メインリレー17の溶着を抑制するための予備充電回路を要しない低コストな構成により、車両1の電気系統の始動の際に、メインバッテリ11とサブバッテリ12との電位差を速やかに縮めて、メインバッテリ11とサブバッテリ12とを速やかに接続することができる。その結果、サブバッテリ12に蓄えられている電力を早期に使用することができるので、車両1の燃費を向上することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の始動制御では、メインバッテリ11とサブバッテリ12との電位差が第1閾値以上である場合に、ISG3の発電電圧の目標値がサブバッテリ12の電圧と同値に設定されるとしたが、ISG3の発電電圧の目標値は、サブバッテリ12の電圧よりも大きな値に設定されてもよい。これにより、メインバッテリ11をサブバッテリ12の電圧よりも高い電圧で充電することができるので、メインバッテリ11とサブバッテリ12との電位差を急速に縮めることができる。
メインバッテリ11とサブバッテリ12の電位差が大きいほど、ISG3の発電電圧の目標値が大きな値に設定されてもよい。これにより、メインバッテリ11とサブバッテリ12との電位差を一層急速に縮めることができる。
また、メインバッテリ11とサブバッテリ12の電位差が大きいほど、エンジン2の目標回転数が大きな値に設定されてもよい。エンジン2の回転数が上げられることにより、ISG3の発電電流が大きくなるので、メインバッテリ11を速やかに充電することができ、メインバッテリ11とサブバッテリ12との電位差を一層急速に縮めることができる。また、ブレーキ負圧を早期に確保することができる。
前述の始動制御の実行中に、車両1に搭載されているデフロスタ(デミスタ、デフォッガ)を作動させる必要が生じた場合には、始動制御が中断されて、デフロスタが作動されてもよい。これにより、窓ガラスの曇りを除去することができ、車両1の走行上の安全性を確保することができる。中断された始動制御は、たとえば、デフロスタの作動が不要になったことに応答して再開されるとよい。
始動制御中、所定の電気負荷の作動が一律に禁止されなくてもよく、たとえば、メインバッテリ11とサブバッテリ12の電位差に基づいて、作動が禁止される電気負荷が選択されてもよい。
前述の実施形態では、エンジンECU31、エコランECU32およびバッテリECU33の協働により始動制御が実行される構成を取り上げたが、エンジンECU31、エコランECU32およびバッテリECU33の機能が1つのECUに集約されて、その1つのECUにより始動制御が実行されてもよい。:
また、車両1にISG3が搭載された構成を取り上げたが、ISG3に代えて、オルタネータが車両1に搭載されてもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 車両
3 ISG(発電機)
11 メインバッテリ
12 サブバッテリ
17 メインリレー(リレー)
31 エンジンECU(電位差検出手段、始動時制御手段)
32 エコランECU(電位差検出手段、始動時制御手段、作動禁止手段)
33 バッテリECU(電位差検出手段、始動時制御手段)

Claims (1)

  1. 車両の電気系統に組み込まれる車両用電源装置であって、
    メインバッテリと、
    前記メインバッテリにリレーを介して並列に接続されるサブバッテリと、
    前記メインバッテリと前記サブバッテリとの電位差を検出する電位差検出手段と、
    前記電気系統の始動の際に、前記電位差検出手段により検出される電位差が所定の第1閾値以上である場合、前記リレーをオフに維持したまま、前記車両に搭載されている発電機の発電電圧の目標値を前記サブバッテリの電圧と同じまたはそれ以上に設定して、前記発電機を制御し、前記電位差検出手段により検出される電位差が所定の第2閾値未満であることを条件に、前記リレーをオンにする始動時制御手段と、
    前記始動時制御手段による前記発電機の制御中、前記車両に搭載されている電気負荷のうちの少なくとも1つの作動を禁止する作動禁止手段とを含む、車両用電源装置。
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