JP2015117565A - 掘削穴落下防止装置 - Google Patents

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【課題】掘削方法の工法種類に依らず、簡単な施工等により利用できる掘削穴落下防止装置を提供することにある。【解決手段】本発明による掘削穴落下防止装置は、ライナープレート方式および型枠パイプ方式のいずれにも兼用できるベースプレートを備えていることにより、いずれの方式であっても簡単な構成で施工対応することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、橋台の基礎工事等の際に形成される掘削穴に作業者や工具等が転落や落下しないようにするための掘削穴落下防止装置に関する。
従来、作業者や作業工具等が掘削穴へ転落・落下することを防止するための落下防止装置には、例えば下記先行技術文献1に記載された防護柵と巾木を用いたものがある。この装置は、落下防止用の防護柵自体をライナープレートに直接固定できるため施工が容易という利点を有している。
しかしながら、前記防護柵は、ライナープレートに直接取着するため、この工法を用いるときのみしか適用できず、ライナープレートを用いない他の工法である型枠方式等には、利用できないという問題があった。
また別の落下防止装置としては、掘削穴の周辺にパイプによる型枠を作成し、落下防止ネットおよび巾木等を利用する落下防止部材からなる装置がある。この装置は、ライナープレート方式でない場合にも施工できるという利点があるが、パイプ枠の組立後にネットを周囲に張り固定するという作業や複数の巾木を所定位置に配置固定しなければならない等組立施工が煩雑になるという問題があった。
また掘削穴内部に硬い岩盤等が出現した場合など、当該岩盤等をダイナマイト等での発破により破壊することが必要となるが、前記各方式においては、落下防止装置のネットなど破壊し易い関係部材を簡単に外すことができないため、前記発破によりネットや柵の一部等が破損や変形してしまい、これらの部材は発破毎に新しいものと取りかえる必要があるという問題もあった。
特開2009−30420号公報
本発明が解決しようとする課題は、従来例の諸問題点に鑑み、掘削方法の工法種類に依らず、簡単な施工等により利用でき、かつ発破等により使用部材が破損しない掘削穴落下防止装置を提供することにある。
本発明による掘削穴落下防止装置は、地表面を掘削した掘削穴部の開口縁部を囲う掘削穴落下防止装置であって、当該掘削穴落下防止装置にライナープレート方式およびパイプ型枠方式のいずれにも兼用して使用可能なベースプレートを備えることを特徴とするものである。
また本発明にあっては、前記掘削穴落下防止装置のベースプレートに着脱自在に設けられた転落防止パネルを備えるのが好ましい。
また本発明の掘削穴落下防止装置は、前記ベースプレートが、基部と転落防止パネル取着部とで構成するのが好ましい。
また本発明にあっては、前記ベースプレートが略平板状の基部と転落防止パネルを嵌入取着する突出受け部で構成するのが好ましい。
また本発明にあっては、前記ベースプレートがライナープレート方式のライナープレートとパイプ型枠方式に使用される横繋ぎパイプとに選択自在に兼用できるよう構成するのが好ましい。
本発明による掘削穴落下防止装置は、地表面を掘削した掘削穴の開口縁部を囲う掘削穴落下防止装置であって、当該掘削穴落下防止装置にライナープレート方式および型枠パイプ方式のいずれにも兼用できるベースプレートを備えていることにより、いずれの方式であっても簡単な構成で施工対応することができる。
(a)は、本発明のライナープレート方式における掘削穴落下防止装置を示す概要図であり、同図(b)は平面図である。 (a)乃至(b)は、それぞれ同上における掘削穴部分を示す要部側面図である。 (a)乃至(d)は、それぞれ本発明のベースプレートの要部概略図である。 (a)乃至(b)は、それぞれ本発明のベースプレートの使用状態における概略図である。 (a)乃至(b)は、それぞれ本発明の転落防止パネルの要部概略図である。 (a)乃至(b)は、それぞれ本発明の概要図であり、同図(a)は、本発明の掘削穴転落防止装置の使用状態における概略図、同図(b)は、橋台(橋梁下部躯体)を示す概要図である。 (a)乃至(b)は、それぞれ転落防止パネルの他の実施例を示す概略図である。 (a)乃至(b)は、それぞれ転落防止パネルの別の実施例を示す概略図である。 本発明のパイプ型枠方式における掘削穴落下防止装置を示す概要図である。 (a)乃至(b)は、それぞれ同上における掘削穴部分を示す要部側面図である。 (a)乃至(g)は、それぞれ同上における要部側面図である。 (a)乃至(c)は、発破時において転落防止パネルを外したそれぞれ要部概要図である。
以下、本発明の掘削穴落下防止装置の一実施例を第1図乃至第12図に示す。本発明の装置が使用された状況を第6図(a)、(b)に示しており、橋や高速道路等に用いられる橋梁下部躯体Dを支える深礎基礎杭Cを形成するため、深礎掘削穴Bを掘削する際に、掘削穴Bに作業者や工具等が転落・落下することを防ぐために今回の掘削穴落下防止装置Aを用いるものである。
第1図(a)乃至(b)は、掘削穴の土止め用ガイド部にライナープレートが用いられたライナープレート方式に適用した一実施例を示すものである。ライナープレート3の上部には、第3図及び第4図に詳細を示すベースプレート1が複数個、所定間隔毎にボルトナット等の方法で固着されており、当該ベースプレート1に転落防止パネル2が所定間隔で略隙間なく上方から嵌入固着され、複数の転落防止パネル2が円形状をした掘削穴開口の周縁を囲うように立設されている。
掘削する際におけるライナープレート3の使用状態について、更に説明すると、まず地表面50の所定位置を円形に掘って、床掘部4aを形成し、その中心に対して複数のライナープレート3を横方向に連設し、略円形状のライナープレート3の集合体を形成する。その後、当該ライナープレート3の集合体を固定するためのガイドコンクリート4をその周囲に充填し掘削穴の基礎部分を固定形成し、次いでライナープレート3の集合体内部の地表面から下方に向けて掘削装置等により掘り進め、この掘削時において前記掘削穴の内外面に新しいライナープレート3の集合体を順次連結して貼り付け穴側面からの土砂崩れを防止しながら必要な深さまで掘削するものである。
前記ベースプレート1は、第3図(a)、(b)に示すように、平板状の鉄などの金属体等からなる基部1bと両端部分から上方に向かって単管パイプ等で構成された突出受け部1a、1aが延出されている。(単管パイプを利用する際には、一般に使用される、例えば外径が48.6mm程度のものを利用すれば良く、この単管パイプを例えば長さ約200mm程度に切断した後に、一端部を前記基部1bに溶接等により固着することにより構成される。)突出受け部1aの先方には、後記する転落防止パネル2の突出ピン(シャフト)2aを嵌入して略L型の固定ピン(図示せず)により固着する際の係合穴1dが形成されている。
第4図(a)、(b)には、前記ベースプレート1をライナープレート3に接続固定する状態を示している。同図(a)に示すように、一般のライナープレート3は、掘削穴を掘り進むに伴って掘削穴の側表面の土砂崩れを防止するために上下に連結して使用するが、その際に利用されるライナープレート3,3同士をボルトとナット等で接続固定するための複数の穴3aが形成されているので、当該穴3aをそのまま流用してベースプレート1のボルトとナットによる固定を行うよう、ベースプレート1の取付穴1c寸法を形成しているため、ベースプレート1のためにライナープレート3側に新たに特別な穴を形成する必要がなくなるという利点を有している。なおベースプレート1の固定には、ライナープレート3と同じボルトとナットを用いることでライナープレート3上に簡単に接続固定でき、特別な形状構造のボルトナットを準備する必要がないものである。同図(b)は、後記する転落防止パネルを取り付ける前の状態であって、ライナープレート3上の略円形状をした所定間隔毎にベースプレート1がそれぞれ固着された状態が示されている。このようにベースプレート1は、ライナープレート3に簡単な手段で容易に固着できるものである。
第5図(a)には、転落防止パネル2の詳細が示されており、当該転落防止パネル2は、鉄等の金属体や高強度の合成樹脂材等から構成され、作業員等が誤ってぶつかっても変形しないよう充分な強度を有している。前記転落防止パネル2は、全体が略平板状をしており、外周には補強のための枠部2dが形成されるとともに上方部分には、掘削内部が目視できるようなエキスパンドメタル等からなる防護網部2eが設けられ、下部に巾木として働く薄板状の巾木部2fとその間に形成された前記ベースプレート1に嵌入固着されるシャフトからなる突出ピン2a、2aが形成されている。なお、前記防護網部2eは、充分なる強度の保持と掘削穴内部が目視できるのであれば、透明等の薄板合成樹脂等で構成しても何ら問題ない。
前記転落防止パネル2は、同図(a)、(b)に示すようにライナープレート3の上方に固着されたベースプレート1の突出受け部1a、1aに向けて上方から前記突出ピン2a、2aを嵌入固着させることにより、当該ライナープレート3に接続固着するよう構成されている。第1図に示すように、複数の転落防止パネル2が作業員等の出入りする出入り口を除き、略等間隔でかつパネル2同士間にハンマーやペンチなどの作業工具等が入らない程度の僅かな隙間しかない状態で、しかも当該転落防止パネルに誤って作業員等がぶつかったとしても充分耐える強度を有する状態で複数個、立設配置されている。なお、転落防止パネル2の地表面からの高さは、約750mm程度あれば良く、必要に応じて第7図に示すように更に200mm程度嵩上げをするための嵩上げパネル10をボルト、ナット等の固定方法で接続固定して利用してもよい。この嵩上げパネル10は、前記転落防止パネル2と同じ外形および材料で形成され、枠部10cとエキスパンドメタルからなる防護網部10bから構成され、複数の接続穴10aを転落防止パネル2の上部接続穴2gにボルトとナット等により強固に固着されるものであって、作業現場の使用環境等に応じて適宜使用すればよいものである。
なお、前記転落防止パネル2の下方に設けられた巾木部2fについて作業工具等などの落下防止に対して概略説明したが、通常は、この巾木部2fで充分ことをなしているが、特に小さな部材などに対して更に落下防止効果を高める場合、例えば釘とかボルトナットなど小形物品等に対しても落下の防止を図るためには、第8図に示すように、巾木部2fを覆うカバープレート2hを設ければよい。このカバープレート2hは、蝶番2iで軸支されて重ね合わせ自在に設けられており、巾木部2fに重ね合わせた時に先方が、止め具2jにより固定されるようになっている。
前述までの転落防止パネル構造では、ベースプレート1の突出受け部1a、1aに嵌入固着される突出ピン2a、2aが複数形成される実施例で説明したが、これらは2個以上に限定されることなく、第3図(c)、(d)及び第5図(b)に示すベースプレート7の基部7bの中間に1個の突出受け部7aを使用し、第5図(b)に示す転落防止パネル2の約1/2程度の大きさからなる転落防止パネル9の突出ピン9aを使用しても何ら構わないものである。なおここでベースプレート7と転落防止パネル9について説明しない材質や構造等は、前記各ベースプレート1と転落防止パネル2と同じであるため、詳細説明を省略する。前記小形の転落防止パネル9は、例えば第1図に示すように作業員が出入りする出入り口の広さ調整のためなどの場合に利用することができるが、前記転落防止パネル9のみを使用することで本発明の掘削穴転落防止装置の転落防止パネル全体を構成できることは云うまでもなく、この場合パネル巾寸法が転落防止パネル2より随分小さくなるので円形をした掘削穴に沿ってきれいな略円形状に囲って形成することができるものであって、特に掘削穴が小形寸法の場合においても転落防止パネル9間の不要な隙間が極力小さくなるものである。
第9図乃至第11図には、本発明の掘削穴落下防止装置をパイプ型枠方式に利用した例を示している。第9図は、複数のベースプレート1と複数の転落防止パネル2により形成された全体概略が示されている。
以下、第10図の施工過程の説明と、第11図に示すパイプ型枠方式へ適用した実施例について説明を行う。
第10図は、前述したライナープレート3の方式と略同じ工程であるが、相違部分は、ガイドコンクリート4の所定位置に複数個埋設される支柱パイプの固定支持用のVP管と、掘削穴の開口周縁にガイドコンクリート4の流し込み部分を確保するための略円形状をした複数の型枠11の集合体が一時的に設けられた後、当該型枠11は、ガイドコンクリート4が固まると外されるものであって、掘削される穴の開口周縁部分は最終的に、コンクリートによる枠部のみが形成されるようになっており、その後コンクリート枠部から地中に向かって必要な深さまで掘削され、掘削による掘削穴の側表面への土砂崩れ防止対策には、適宜その側表面へ新しいコンクリート材を吹き付けるようにしている。
第11図に示す組立工程説明のように、それぞれ単管パイプからなる複数の支柱15が埋設VP管14に差し込まれた状態で所定間隔に配設され、各支柱15の基部は、当該支柱15間を繋ぐ形で設けられた横繋ぎパイプ13との両者間が同図(b)に示すように、単管クランプ16によって交差する形でそれぞれ取着されている。この両者間の接続には、単管クランプ16でなくても充分に強固な形で接続できるのであれば、他の方法でも全く問題ないが、支柱等として一般に用いられている単管パイプを活用することにより、特別な接続部材を用意する必要がなくなる利点がある。なお、単管クランプ16の形状は、一般に流通しているもので、同図(b)、(c)に示すように横繋ぎパイプ13を挟んだのちクランプするクランプ部16aと支柱15の基部を挟んだのちクランプするクランプ部16bとによって両パイプ間を強固に接続固定するようになっている。
つぎに同図(d)、(e)に示すように、横繋ぎパイプ13の略等間隔である所定位置に複数のベースプレート1を配置した後、ベースプレート1の突出受け部1a、1aの基部を単管クランプ16の一方のクランク部16aによりクランプして強固に取着するとともに他方のクランク部16bによって交差方向の横繋ぎパイプ13をクランプして強固に取着することにより、両者間の強固な取着がなされる。
この取着された状態でベースプレート1の基部1bは、地表面(ガイドコンクリート4)上に載置された形で設けられるが、地表面から僅かながら浮き上がっていても何ら問題ない。このように各横繋ぎパイプ13にそれぞれ必要個数のベースプレート1を設けておく。その後、同図(f)で示すように、各ベースプレート1の上方から転落防止パネル2の突出ピン2a、2aがベースプレート1の突出受け部1a、1aに嵌入取着された後に同図(g)に示すように、楔ピン1d、1dをパネル固定穴2cへ差し込むことにより、両者間を強固に固定するものであって、このようにして複数のベースプレート1に複数枚の転落防止パネル2がライナープレート方式と同じように立設して設けられて、第9図のように掘削穴開口の周縁を囲うようにしている。以上説明したように当該パイプ型枠方式であっても、ライナープレート方式と同じようにベースプレート1がパイプ型枠方式の一部材である横繋ぎパイプ13に簡単で、しかも強固に取着できるようになっている。このようにベースプレート1は、両方式に兼用することができるようになっている。なお、転落防止パネル2に上方や側方等から作業者等が誤ってぶつかり、衝撃荷重が加わったとしても、転落防止パネル2を嵌入取着したベースプレート1の基部1bが地表面に当接して衝撃を受けられるようになっているので、破損や変形等に関して全く問題ないように配慮されている。
第12図は、掘削穴の掘削を進めるに際して、掘削穴内の地中に硬い岩盤等が出現した場合に、ダイナマイト等の爆薬により発破作業を行って岩盤の破壊を行う際の説明をしている。前記ライナープレート1に固着されたベースプレート1から予め破損や変形等の恐れがある転落防止パネル2を外しておき、開口部の上部を強固な布等からなるシート17で覆うことで、発破による転落防止パネル2の破損や変形を未然に防ぐことができるものであって、この方式では繰り返し行われる掘削穴工事に何度でも使用することができる利点を有している。また、掘削穴開口を覆うシート17の取着には、同図(c)に示すように、ベースプレート1に前記単管クランプ16を用いて行うことにより、特別なシート固定方法が必要ないという利点も有している。なお今回は、ライナープレート方式における実施例で説明したが、パイプ型枠方式であっても、殆ど同じ手順で破損しやすい転落防止パネル2を予めベースプレート1から外し、上方から強固である支柱15や横繋ぎパイプ13とともにベースプレート1をシート17で覆うようにすればよい。
なお、本発明の掘削穴落下防止装置のベースプレートは、主に突出受け部が2個の例で説明したが、必要に応じ更に数を増やすことなど、本発明の主旨を逸脱しない限り、他の転落防止パネルを始め掘削穴落下防止装置全体の形状構造等は、実施例に限定されることなく、適宜自在に変えても何ら構わないものである。
1 ベースプレート
1a 突出受け部(転落防止パネル取着部)
1b 基部
2 転落防止パネル
3 ライナープレート
16 横繋ぎパイプ
つまり本発明は、地表面を掘削した掘削穴部の開口縁部を転落防止パネルによって囲うライナープレート方式やパイプ型枠方式に使用される掘削穴落下防止装置であって、
前記転落防止パネルに形成された突出ピンを上方から着脱自在な形態で嵌入取着する突出受け部を有したベースプレートを設け、前記ベースプレートがライナープレートの上面にねじ止め等により取着可能な略平板状の基部と、前記基部から一体に延出され単管クランプによりパイプ型枠方式の横繋ぎパイプに取着可能な前記突出受け部とからなり、前記ベースプレートの取着手段を選択することにより、ライナープレート方式およびパイプ型枠方式のいずれにも使用可能であることを特徴とする掘削穴落下防止装置である。
また本発明にあっては、前記転落防止パネルが作業者の出入り口部分を除き、使用工具等が掘削穴に落下しない程度の間隔で前記開口縁部の所定間隔毎にベースプレートにより着脱自在に複数個立設することが好ましく、複数個の転落防止パネルが小型工具等が掘削穴に落下しない程度の僅かな間隔で、前記開口縁部の所定間隔毎にベースプレートにより立設されているので、転落防止パネルや転落防止パネル間の隙間から作業者の転落だけでなく小型工具等までも掘削穴に落下することを防止できるものである。
また、掘削穴内部の発破時に破損する恐れがある前記転落防止パネルは、ベースプレートの突出受け部から着脱自在に構成されているので、当該転落防止パネルを発破時には必要に応じ上方から外しておくことにより、破損の恐れがある前記転落防止パネルの破損防止を図ることができる利点を有している。
本発明は、地表面を掘削した掘削穴部の開口縁部を転落防止パネルによって囲うライナープレート方式やパイプ型枠方式に使用される掘削穴落下防止装置であって、掘削穴に作業者や工具等が転落や落下しないようにするための着脱自在な転落防止パネルに形成された突出ピンを上方から嵌入取着する突出受け部を設けたベースプレートを有し、前記ベースプレートが、ライナープレート方式に使用する際には、ライナープレートの上面に略平板状の基部をねじ止め等により取着固定すれば極めて簡単に施工することができ、かつパイプ型枠方式に使用する際には、単管クランプによって同方式の横繋ぎパイプに取着される基部から一体に延出された前記突出受け部を設けたことにより、極めて簡単に施工できるものであって、すなわち本掘削穴落下防止装置にライナープレート方式およびパイプ型枠方式のいずれにも兼用できるベースプレートを備えることにより、いずれの方式であっても簡単な構成で施工対応できる。

Claims (5)

  1. 地表面を掘削した掘削穴部の開口縁部を囲う掘削穴落下防止装置であって、当該掘削穴落下防止装置にライナープレート方式およびパイプ型枠方式のいずれにも使用可能なベースプレートを備えることを特徴とする掘削穴落下防止装置。
  2. 前記掘削穴落下防止装置には、ベースプレートに着脱自在に設けられた転落防止パネルを備える請求項1記載の掘削穴落下防止装置。
  3. 前記ベースプレートが、基部と転落防止パネル取着部とからなる請求項1記載または請求項2記載のいずれか1項記載の掘削穴落下防止装置。
  4. 前記ベースプレートが略平板状の基部と転落防止パネルを嵌入取着する突出受け部とからなる請求項1記載または請求項3記載のいずれか1項記載の掘削穴落下防止装置。
  5. 前記ベースプレートがライナープレート方式のライナープレートとパイプ型枠方式に使用される横繋ぎパイプのいずれかに選択自在に利用できる請求項1記載の掘削穴落下防止装置。
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