JP2015117041A - 飲料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製品寸法の小型化、省エネや飲料品質の確保、製造コストの低減が可能な飲料供給装置を提供する。
【解決手段】浸漬している冷却コイルを通流する飲料原料を冷却するための冷却水8を貯留する冷却水槽7と、収容しているBIB4を冷却するための保冷庫5とを備え、飲料を供給する飲料供給装置において、冷却水槽7側壁の一面7aと該冷却水槽7側壁の一面7aに相対する保冷庫5側壁の一面5aとを熱交換機能を有するパネル10で構成し、保冷庫5内の空気9から吸熱させて冷却水8に放熱させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、飲料ディスペンサやカップ式自動販売機などの、BIBに封入された飲料原料を注出して希釈水で希釈した飲料を供給する飲料供給装置に関する。
飲料ディスペンサやカップ式自動販売機などの飲料供給装置では、コールド飲料供給の原料容器として、衛生上の観点、また、原料がなくなった場合の対応が行い易いなどの理由から、飲料原料を封入した袋状の容器をさらに箱状の容器に収容したBIB(Bag In Box)の使用が広く普及している。このBIBには、容器下方に連通され、容器内に封入された飲料原料を注出するためのチューブが設けられている。そして、飲料原料がなくなると、中身のなくなったBIBと新しいBIBとを入れ替えて使用するようにしている(例えば、特許文献1および特許文献2を参照)。
図9の飲料ディスペンサを示す側断面図を用いて従来の飲料ディスペンサを説明する。図に示すように、飲料ディスペンサ50は、ディスペンサ本体2、ディスペンサ本体2内に設けられ、BIB4を収容する保冷庫5、保冷庫5の前面開口を閉塞して断熱および冷気の漏れを防止する操作パネル3、保冷庫5に収容されたBIB4、BIB4に封入された飲料原料を取り出すチューブポンプ6などが設けられている。
さらに、保冷庫5の背後には冷却水槽7が設けられ、冷却水槽7の下方にはコンプレッサ(圧縮機)31、コンデンサー(凝縮器)32、送風ファン33などから構成される冷却装置30が設けられている。
冷却水槽7には冷却水8が貯留されており、冷却水槽7内には冷却装置30のエバポレ−タ(蒸発器)34、飲用水を冷却して冷水とする冷却コイル(図示せず)、および冷却水8を攪拌するための攪拌羽根72などが配設されている。この攪拌羽根72は、冷却水槽7の上部に配設したアジテータモータ70のモータ軸71に取り付けられており、アジテータモータ70が運転されることで攪拌羽根72が回転して冷却水8の攪拌を行う。そして、エバポレ−タ34の周囲にアイスバンク(氷塊)を形成して、冷却装置30の運転停止中にもアイスバンクの蓄熱量を利用して冷却水槽7内の冷却水8を常に低温(略0℃)に維持するようにしている。
また、モータ軸71には冷却水循環ポンプ73が設けられ、この冷却水循環ポンプ73を冷却水取込口とする冷却水循環管路74には保冷庫5内に配設される熱交換器75が介挿されている。そして、アジテータモータ70が運転されることで冷却水循環ポンプ73により冷却水槽7に貯留されている低温の冷却水8が冷却水循環管路74を流れて熱交換器75で保冷庫5内の空気9と熱交換を行って冷却水槽7に戻る。保冷庫5内では、熱交換器75で冷却水8と熱交換が行われて冷やされた空気(冷気)9が庫内ファン76の回転によって循環することでBIB4が常に低温に保たれるようになっている。
特開2002−128197号公報 特開2006−117277号公報
しかしながら、保冷庫5と冷却水槽7は外部へのヒートリークを少なくするためにそれぞれ断熱材5d、7dで覆われているため、それぞれの断熱材の厚み(略20mm〜30mm、合計の厚み略40mm〜60mm)分、飲料ディスペンサ(飲料供給装置)の奥行が大きくなっていた。飲料ディスペンサは、厨房などの狭いカウンター上に設置されることが多く、外形寸法(特に奥行寸法)の小型化が課題となっている。
また、保冷庫5内を冷却するために冷却水槽7に貯留されている冷却水8を熱交換器75に循環させるには、アジテータモータ70を運転して冷却水8を冷却水循環ポンプ73から送出して冷却水循環管路74を介して熱交換器75に循環させる必要があるため、冷却水循環ポンプ73や冷却水循環管路74が必要となり、飲料ディスペンサ(飲料供給装置)の製造コストのアップ要因となっていた。さらに、冷却水循環ポンプ73から送出した冷却水8を冷却水循環管路74を介して熱交換器75に循環させる必要があるため、冷却水循環管路74からのヒートリークにより、熱ロスが発生していた。
また、熱交換器75に冷却水8を送出して保冷庫5を冷却する冷却水循環ポンプ73を常に連続回転させる必要があるためにアジテータモータ70を連続運転させていたため、消費電力の増大を招く要因となっていた。さらに、アジテータモータ70を連続運転させているため、冷却水8が攪拌羽根72で常に攪拌されているため、エバポレ−タ34の周囲に形成されたアイスバンク(氷塊)が溶けやすくなることから冷却装置30の運転効率が悪くなり、消費電力の増大を招く要因となっていた。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、製品寸法の小型化、省エネや飲料品質の確保、製造コストの低減が可能な飲料供給装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る飲料供給装置は、浸漬している冷却コイルを通流する飲料原料を冷却するための冷却水を貯留する冷却水槽と、収容しているBIBを冷却するための保冷庫とを備え、飲料を供給する飲料供給装置において、
前記冷却水槽側壁の一面と該冷却水槽側壁の一面に相対する前記保冷庫側壁の一面とを熱交換機能を有するパネルで構成し、前記保冷庫内の空気から吸熱させて前記冷却水に放熱させることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る飲料供給装置は、上述した請求項1において、前記パネルの前記保冷庫側には、熱交換機能を有する熱交換手段をさらに設け、該熱交換手段で前記保冷庫内の空気から吸熱させて前記冷却水に放熱させることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る飲料供給装置は、上述した請求項1または請求項2において、前記パネルおよび前記熱交換手段は金属材料で構成され、前記保冷庫内の空気から吸熱させて前記冷却水に放熱させることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る飲料供給装置は、上述した請求項2または請求項3において、前記熱交換手段は、前記保冷庫側にフィンが形成され、該フィンで前記保冷庫内の空気から吸熱させて前記冷却水に放熱させることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に係る飲料供給装置は、上述した請求項4において、前記熱交換手段は、前記フィンが横方向に配列され、該フィンで前記保冷庫内の空気から吸熱させて前記冷却水に放熱させることを特徴とする。
また、本発明の請求項6に係る飲料供給装置は、上述した請求項4または請求項5において、前記フィンは前記冷却水の水面より下方に設けられ、該フィンで前記保冷庫内の空気から吸熱させて前記冷却水に放熱させることを特徴とする。
また、本発明の請求項7に係る飲料供給装置は、上述した請求項4乃至請求項6の何れかの項において、前記熱交換手段には、前記保冷庫内の空気を前記フィンの下方から上方に向けて対流を付与する対流付与手段を設け、該対流付与手段で前記保冷庫内の空気を前記フィンの下方から上方に向けて対流を付与することで前記保冷庫内の空気から吸熱させることを特徴とする。
また、本発明の請求項8に係る飲料供給装置は、上述した請求項7において、前記対流付与手段は駆動モータで回転するファンを有し、該ファンの回転で前記保冷庫内の空気を前記フィンの下方から上方に向けて対流を付与することで前記保冷庫内の空気から吸熱させることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、浸漬している冷却コイルを通流する飲料原料を冷却するための冷却水を貯留する冷却水槽と、収容しているBIBを冷却するための保冷庫とを備え、飲料を供給する飲料供給装置において、前記冷却水槽側壁の一面と該冷却水槽側壁の一面に相対する前記保冷庫側壁の一面とを熱交換機能を有するパネルで構成し、前記保冷庫内の空気から吸熱させて前記冷却水に放熱させることにより、保冷庫と冷却水槽の間の断熱材で覆われていたそれぞれの断熱材の厚み分、製品寸法の小型化、省エネや飲料品質の確保、製造コストの低減が可能な飲料供給装置を提供することが可能となる。
また、請求項2の発明によれば、前記パネルの前記保冷庫側には、熱交換機能を有する熱交換手段をさらに設け、該熱交換手段で前記保冷庫内の空気から吸熱させて前記冷却水に放熱させることにより、保冷庫内を冷却するために冷却水槽に貯留されている冷却水を熱交換器に循環させるための冷却水循環ポンプや冷却水循環管路が必要なくなるため、省エネや飲料品質の確保、製造コストの低減が可能な飲料供給装置を提供することが可能となる。
また、請求項3の発明によれば、前記パネルおよび前記熱交換手段は金属材料で構成され、前記保冷庫内の空気から吸熱させて前記冷却水に放熱させることにより、製造コストの低減が可能な飲料供給装置を提供することが可能となる。
また、請求項4の発明によれば、前記熱交換手段は、前記保冷庫側にフィンが形成され、該フィンで前記保冷庫内の空気から吸熱させて前記冷却水に放熱させることにより、省エネや製造コストの低減が可能な飲料供給装置を提供することが可能となる。
また、請求項5の発明によれば、前記熱交換手段は、前記フィンが横方向に配列され、該フィンで前記保冷庫内の空気から吸熱させて前記冷却水に放熱させることにより、フィンを縦向きに形成していることで、ヒートシンク(フィン)の熱交換効率の悪化を防ぐことができ、省エネや製造コストの低減が可能な飲料供給装置を提供することが可能となる。
また、請求項6の発明によれば、前記フィンは前記冷却水の水面より下方に設けられ、該フィンで前記保冷庫内の空気から吸熱させて前記冷却水に放熱させることにより、効率的に省エネや飲料品質の確保、製造コストの低減が可能な飲料供給装置を提供することが可能となる。
また、請求項7の発明によれば、前記熱交換手段には、前記保冷庫内の空気を前記フィンの下方から上方に向けて対流を付与する対流付与手段を設け、該対流付与手段で前記保冷庫内の空気を前記フィンの下方から上方に向けて対流を付与することで前記保冷庫内の空気から吸熱させることにより、製品寸法の小型化、省エネや製造コストの低減が可能な飲料供給装置を提供することが可能となる。
また、請求項8の発明によれば、前記対流付与手段は駆動モータで回転するファンを有し、該ファンの回転で前記保冷庫内の空気を前記フィンの下方から上方に向けて対流を付与することで前記保冷庫内の空気から吸熱させることにより、製品寸法の小型化、省エネや製造コストの低減が可能な飲料供給装置を提供することが可能となる。
本発明の実施の形態である飲料供給装置を示す外観斜視図である。 図1に示した飲料供給装置の操作パネルを取り外した状態を示す正面図である。 図1に示した飲料供給装置を示す側断面図である。 図1に示した飲料供給装置の熱交換装置を示す外観図である。 図4に示した飲料供給装置の熱交換装置を示す側断面図である。 図1に示した飲料供給装置の熱交換装置を取り付けた外観図である。 本発明の実施の形態2である飲料供給装置の熱交換装置を示す外観図である。 図7に示した飲料供給装置の熱交換装置を取り付けた外観図である。 従来の飲料供給装置を示す側断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る飲料供給装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、従来と同一構成に関しては同一符号を用いる。
この実施の形態の飲料ディスペンサ(飲料供給装置)は、BIB(Bag In Box)に封入された飲料原料を注出して希釈水で希釈した飲料を供給するものである。ここでは、飲料ディスペンサを例に説明するが、飲料ディスペンサに限られるものではなく、カップ式自動販売機などに適用することも可能である。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1である飲料ディスペンサを示す外観斜視図であり、図2は、図1に示した飲料ディスペンサの操作パネルを取り外した状態を示す正面図である。
図に示すように、飲料ディスペンサ1は、ディスペンサ本体2と操作パネル(前扉)3とを備えている。ディスペンサ本体2は、前面が開口した箱体であり、その底部には、高さ調整をするための調整脚2aが設けてある。また、ディスペンサ本体2の内部にはBIB4を冷却して収容する保冷庫5が設けてある。BIB4は、飲料原料を封入した袋状の容器をさらに箱状の容器に収容したもので、例えば、飲料原料を封入したプラスチック製の袋容器をさらに段ボール製の箱容器に収容することにより構成してある。そして、BIB4に封入された飲料原料を注出した場合に、箱容器の内部で袋容器が収縮することにより、袋容器の内部に空気が入る事態を回避し、飲料原料の酸化を防止している。
ディスペンサ本体2の保冷庫5の下方域となる部位には、チューブポンプ6が設けてある。チューブポンプ6は、BIB4に封入された飲料原料を取り出すためのもので、BIB4ごとに設けてある。例えば、図に示すように、保冷庫5には、二つのBIB4が収容可能であり、保冷庫5の下方域となる部位には、二つのチューブポンプ6が設けてある。
チューブポンプ6は、BIB4に設けられたチューブ41の一点を押し潰したローラ(図示せず)を回転移動させることにより、チューブ41内部の飲料原料を押し出すもので、チューブ41の開放端41aは保持されて飲料原料の吐出口を構成する。そして、ローラが移動すると、ローラによって押し潰されたチューブ41は、その復元力により元の形状に戻り、その際にチューブ41の内部が真空となり、チューブ41の内部にBIB4から飲料原料を吸引する。
また、チューブ41の開放端41aの左側方域には、冷却水槽7(図3参照)に貯留される冷却水8に浸漬されている冷却コイル(図示せず)に連通する希釈水(冷水)の吐出口42が設けてあり、吐出口42から吐出された希釈水は飲料原料と混合されて飲料が調製される。
なお、チューブポンプ6の側方域には、シロップ(液体原料)を吐出するシロップノズルと冷水、炭酸水などの希釈水(液体原料)を吐出する希釈水ノズルとを有し、冷却水槽7に貯留される冷却水8に浸漬されている冷却コイルから供給されるシロップと希釈水とをシロップノズルおよび希釈水ノズルから吐出して混合することにより、シロップを希釈水で希釈した飲料を調製する飲料ノズルを設けるようにしてもよい。
チューブポンプ6の下方域となるディスペンサ本体2の前側下端部には、ドリップトレイ2bを備えている。ドリップトレイ2bは、飛び散った飲料や飲料カップからあふれた飲料を受け止めるためのもので、その上には、飲料カップを置くためのカップレスト2cが載置してある。カップレスト2cは、鋼線などの線材を桟状に構成したもので、飛び散った飲料や飲料カップからあふれた飲料はカップレスト2cを通り、ドリップトレイ2bに受け止められる。
操作パネル3は、ディスペンサ本体2の前面開口を覆うとともに保冷庫5の前面開口を閉塞して断熱および冷気の漏れを防止するための扉で、ディスペンサ本体2の一側縁部(図1に示す飲料ディスペンサ1は左側縁部)に開閉可能に支承されている。操作パネル3の前面には、飲料選択ボタン(図示せず)を備え、飲料選択ボタンで選択された飲料を当該飲料選択ボタンの下方域に置かれた飲料カップに注出する。
図3は、図1、図2に示した飲料ディスペンサ1を示す側断面図である。図に示すように、飲料ディスペンサ1は、ディスペンサ本体2、ディスペンサ本体2内部に設けられ、BIB4を冷却して収容する保冷庫5、保冷庫5の前面開口を閉塞して断熱および冷気(空気)の漏れを防止する操作パネル3、保冷庫5に収容されたBIB4、BIB4に封入された飲料原料を取り出すチューブポンプ6、貯留している冷却水8に浸漬されている冷却コイル(図示せず)を通流する希釈水やシロップ(液体原料)を冷却する冷却水槽7、冷却装置30を構成するコンプレッサ(圧縮機)31、コンデンサー(凝縮器)32、送風ファン33、冷媒配管(図示せず)などが設けられている。
冷却水槽7には冷却水8が貯留されており、冷却水槽7内部には冷却装置30を構成するエバポレ−タ(蒸発器)34、通流する希釈水やシロップ(液体原料)を冷却する冷却コイル(図示せず)、冷却水8を攪拌するための攪拌羽根72などが配設されている。この攪拌羽根72は、冷却水槽7の上部に配設されているアジテータモータ70のモータ軸71に取り付けられており、アジテータモータ70が運転されることで攪拌羽根72が回転して冷却水8の攪拌を行う。この冷却水槽7の側壁(一部を除く)や底面は断熱材7dで覆われ、熱ロスを低減して省エネを図るようにしている。そして、アジテータモータ70と冷却装置30を運転してエバポレ−タ34の周囲にアイスバンク(氷塊)を形成し、冷却装置30の運転停止中にもアイスバンクの蓄熱量を利用して冷却水槽7内の冷却水8を常に低温(略0℃)に維持するようにしている。また、BIB4を冷却して収容する保冷庫5の側壁(一部を除く)や天面、底面も断熱材5dで覆われ、熱ロスを低減して省エネを図るようにしている。
この冷却水槽7の側壁の一面7aと該冷却水槽7側壁の一面7aに相対する保冷庫5の側壁の一面5aとには熱交換機能を有するパネル10(例えば、ステンレス板、銅板、アルミニウム板など、およびこれらの複合材などで構成される熱伝導率の良い金属材料)が取り付けられて保冷庫5内の空気9と冷却水槽7内の冷却水8を分離するようにしている。さらに、パネル10の保冷庫5側には、熱交換装置(熱交換手段)20を設けている。この熱交換装置20およびパネル10で保冷庫5内の空気9から吸熱し、パネル10で冷却水槽7に貯留している冷却水8に放熱させることで、常に保冷庫5内の空気を所定温度(例えば、略5℃)に保ち、BIB4を規定温度(例えば、10℃以下)に保って収容するようにしている。
このように、保冷庫5と冷却水槽7の間の断熱材5d、7dで覆われていたそれぞれの断熱材の厚み(略20mm〜30mm、合計の厚み略40mm〜60mm)分、飲料ディスペンサ(飲料供給装置)1の製品寸法(特に奥行寸法)の小型化を図ることができる。
また、保冷庫5内を冷却するために冷却水槽7に貯留されている冷却水8を熱交換器75に循環させるための冷却水循環ポンプ73や冷却水循環管路74が必要なくなるため、飲料ディスペンサ(飲料供給装置)1の製造コストの低減を図ることができるとともに、冷却水循環管路74からのヒートリークによる熱ロスの発生を防止して省エネを図ることができる。
また、熱交換器75に冷却水8を送出して保冷庫5を冷却する冷却水循環ポンプ73を常に連続回転させるためのアジテータモータ70の連続運転をさせる必要がなくなるので、アジテータモータ70を独自に回転制御することで、エバポレ−タ34の周囲に形成されたアイスバンク(氷塊)の溶解を防ぐとともに冷却水8の冷やし過ぎを防止して消費電力を低減して省エネや飲料品質の確保を図ることができる。
次に、図4、図5、図6を用いて熱交換装置20を詳細に説明する。図4は、熱交換装置20を示す外観図であり、図4(d)は左側面図、図4(e)は正面図、図4(f)は右側面図であって熱交換装置20をパネル10へ取り付ける取付面21eであり、図4(a)、図4(b)、図4(c)は各々の平面図、図4(g)、図4(h)、図4(i)は各々の底面図を示している。
また、図5は、図4(i)のA−A断面を示す側断面図であり、図6は熱交換装置20をねじ23でパネル10へ取り付けた外観図であり、図6(a)は天面図、図6(b)は正面図を示す図である。
図に示すように、熱交換装置20は、ヒートシンク21(熱交換機能を有する熱交換手段:例えば、アルミニウム、銅などで構成される熱伝導率の良い金属材料)と庫内ファン(対流付与手段)22とで構成されている。ヒートシンク21には縦向きのフィン21aが横方向に複数配列されて形成され、その周囲は4面が覆われたダクト構造としている。そして、ヒートシンク21の上端部21cおよび下端部21dは、複数のフィン21aで構成される縦向きの開口21bが煙突状に複数形成されている。また、図4(f)で示している熱交換装置20をパネル10へ取り付ける取付面21eにねじ穴21fが設けられ、ヒートシンク21(フィン21a)は冷却水8の水面より下方に取り付けられる。
このように、ヒートシンク21はフィン21aを縦向きに形成し、フィン21aを横方向に複数配列してその周囲4面を覆ったダクト構造とし、上端部21cから下端部21dに連通する縦向きの開口21bを煙突状に複数形成している。
また、庫内ファン22はモータ(図示せず)およびモータで回転駆動されるファン22aから構成され、ヒートシンク21の上端部21cに取り付けられる。そしてファン22aがモータで回転駆動されると、保冷庫5内の空気9はヒートシンク21の下端部21dの開口21bから吸い込まれ、フィン21aの表面に沿って流れることで、パネル10を介して冷却水8で略0℃に冷やされているヒートシンク21のフィン21aで冷やされて(熱交換)冷気となり、上端部21cの開口21bからファン22aで排出される。
このように、ファン22aが回転駆動されると、保冷庫5内の空気9がヒートシンク21の下端部21dの開口21bから吸い込まれてフィン21aの表面に沿って流れることで冷却水8で略0℃に冷やされているフィン21aで冷やされて(吸熱)冷気となり、上端部21cの開口21bから排出されることで、保冷庫5内全体に所定温度(例えば、略5℃)の冷気の対流が生じ、保冷庫5に収容しているBIB4を規定温度(例えば、10℃以下)に保つことができる。そして、保冷庫5内の空気9から吸熱された熱はパネル10から冷却水8に放熱される。
この保冷庫5内の空気9がヒートシンク21の下端部21dの開口21bから吸い込まれてフィン21aの表面に沿って流れることで冷却水8により略0℃に冷やされているフィン21aで冷やされた(吸熱)冷気となる熱交換時、フィン21a表面に結露水が付着して留まると熱交換効率の悪化を招くことになるが、フィン21aを縦向きに形成していることで、結露水はフィン21a表面から流れ落ちてフィン21a表面に留まらなくなるので、ヒートシンク21(フィン21a)の熱交換効率の悪化を防ぐことができる。
なお、フィン21aを設けたヒートシンク20の実施の形態を用いて説明しているが、フィン形状を針形状にしてその周囲をダクトで覆うようにしても同様の効果を得ることができる。
(実施の形態2)
図7、図8は、本発明に係る飲料ディスペンサの実施の形態2の熱交換装置を示し、図7は、熱交換装置120のヒートシンク121を示す外観図であり、図7(d)は左側面図、図7(e)は正面図、図7(f)は右側面図であり、図7(a)、図7(b)、図7(c)は各々の平面図、図7(g)、図7(h)、図7(i)は各々の底面図を示している。図8は熱交換装置120をねじ23でパネル10へ取り付けた外観図であり、図8(a)は天面図、図8(b)は正面図を示す図である。
実施の形態1の飲料ディスペンサ1では、熱交換装置20のヒートシンク21をパネル10の保冷庫5側にねじ23で取り付けるようにしているが、実施の形態2の飲料ディスペンサ1では、熱交換装置120のヒートシンク121にフランジ121aを設けるとともにパネル10にヒートシンク121を貫通させる開口を設け、ヒートシンク121をパネル10開口の冷却水槽7側から挿入してフランジ121aをパネル10にねじ23で取り付けるようにしている。
このように、実施の形態2の構成によっても、ヒートシンク121にフランジ121aを設け、フランジ121aをパネル10の冷却水槽7側に取り付けることにより、パネル10を介することなく、保冷庫5内の空気9から吸熱された熱をヒートシンク121から冷却水8に直接放熱させることができる。
以上説明したように本発明によれば、浸漬している冷却コイルを通流する飲料原料を冷却するための冷却水8を貯留する冷却水槽7と、収容しているBIB4を冷却するための保冷庫5とを備え、飲料を供給する飲料ディスペンサ1において、冷却水槽7側壁の一面7aと該冷却水槽7側壁の一面7aに相対する保冷庫5側壁の一面5aとを熱交換機能を有するパネル10で構成し、保冷庫5内の空気9から吸熱させて冷却水8に放熱させることにより、保冷庫5と冷却水槽7の間の断熱材5d、7dで覆われていたそれぞれの断熱材の厚み分、製品寸法の小型化、省エネや飲料品質の確保、製造コストの低減が可能な飲料ディスペンサ1を提供することが可能となる。
また、パネル10の保冷庫5側には、熱交換機能を有する熱交換装置20をさらに設け、熱交換装置20で保冷庫5内の空気9から吸熱させて冷却水8に放熱させることにより、保冷庫5内を冷却するために冷却水槽7に貯留されている冷却水8を熱交換器75に循環させるための冷却水循環ポンプ73や冷却水循環管路74が必要なくなるため、省エネや飲料品質の確保、製造コストの低減が可能な飲料ディスペンサ1を提供することが可能となる。
また、パネル10および熱交換装置20は金属材料で構成され、保冷庫5内の空気9から吸熱させて冷却水8に放熱させることにより、製造コストの低減が可能な飲料ディスペンサ1を提供することが可能となる。
また、熱交換装置20は、保冷庫5側にフィン21aが形成され、該フィン21aで保冷庫5内の空気9から吸熱させて冷却水8に放熱させることにより、省エネや製造コストの低減が可能な飲料ディスペンサ1を提供することが可能となる。
また、熱交換装置20は、フィン21aが横方向に配列され、該フィン21aで保冷庫5内の空気9から吸熱させて冷却水8に放熱させることにより、フィン21aを縦向きに形成していることで、ヒートシンク21(フィン21a)の熱交換効率の悪化を防ぐことができ、省エネや製造コストの低減が可能な飲料ディスペンサ1を提供することが可能となる。
また、フィン21aは冷却水8の水面より下方に設けられ、該フィン21aで保冷庫5内の空気9から吸熱させて冷却水8に放熱させることにより、効率的に省エネや飲料品質の確保、製造コストの低減が可能な飲料供給装置を提供することが可能となる。
また、熱交換装置20には、保冷庫5内の空気9をフィン21aの下方から上方に向けて対流を付与する庫内ファン22を設け、該庫内ファン22で保冷庫5内の空気9をフィン21aの下方から上方に向けて対流を付与することで保冷庫5内の空気9から吸熱させることにより、製品寸法の小型化、省エネや製造コストの低減が可能な飲料ディスペンサ1を提供することが可能となる。
また、庫内ファン22は駆動モータで回転するファン22aを有し、該ファン22aの回転で保冷庫5内の空気9をフィン21aの下方から上方に向けて対流を付与することで保冷庫5内の空気9から吸熱させることにより、製品寸法の小型化、省エネや製造コストの低減が可能な飲料ディスペンサ1を提供することが可能となる。
1 飲料ディスペンサ(飲料供給装置)
2 ディスペンサ本体
3 操作パネル
4 BIB
5 保冷庫
6 チューブポンプ
7 冷却水槽
8 冷却水
9 空気
10 パネル
20 熱交換装置(熱交換手段)
21 ヒートシンク
22 庫内ファン(対流付与手段)
30 冷却装置
70 アジテータモータ

Claims (8)

  1. 浸漬している冷却コイルを通流する飲料原料を冷却するための冷却水を貯留する冷却水槽と、収容しているBIBを冷却するための保冷庫とを備え、飲料を供給する飲料供給装置において、
    前記冷却水槽側壁の一面と該冷却水槽側壁の一面に相対する前記保冷庫側壁の一面とを熱交換機能を有するパネルで構成し、前記保冷庫内の空気から吸熱させて前記冷却水に放熱させることを特徴とする飲料供給装置。
  2. 前記パネルの前記保冷庫側には、熱交換機能を有する熱交換手段をさらに設け、該熱交換手段で前記保冷庫内の空気から吸熱させて前記冷却水に放熱させることを特徴とする請求項1に記載の飲料供給装置。
  3. 前記パネルおよび前記熱交換手段は金属材料で構成され、前記保冷庫内の空気から吸熱させて前記冷却水に放熱させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の飲料供給装置。
  4. 前記熱交換手段は、前記保冷庫側にフィンが形成され、該フィンで前記保冷庫内の空気から吸熱させて前記冷却水に放熱させることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の飲料供給装置。
  5. 前記熱交換手段は、前記フィンが横方向に配列され、該フィンで前記保冷庫内の空気から吸熱させて前記冷却水に放熱させることを特徴とする請求項4に記載の飲料供給装置。
  6. 前記フィンは前記冷却水の水面より下方に設けられ、該フィンで前記保冷庫内の空気から吸熱させて前記冷却水に放熱させることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の飲料供給装置。
  7. 前記熱交換手段には、前記保冷庫内の空気を前記フィンの下方から上方に向けて対流を付与する対流付与手段を設け、該対流付与手段で前記保冷庫内の空気を前記フィンの下方から上方に向けて対流を付与することで前記保冷庫内の空気から吸熱させることを特徴とする請求項4乃至請求項6の何れかの項に記載の飲料供給装置。
  8. 前記対流付与手段は駆動モータで回転するファンを有し、該ファンの回転で前記保冷庫内の空気を前記フィンの下方から上方に向けて対流を付与することで前記保冷庫内の空気から吸熱させることを特徴とする請求項7に記載の飲料供給装置。
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