JP2015114028A - 成分放出手段を備える冷蔵庫及び成分放出手段 - Google Patents
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Abstract
Description
まず、図1から図4を参照しながら冷蔵庫の全体構成に関して説明する。図1は、本実施形態の冷蔵庫の中央縦断面図である。図2は、図1の冷蔵室の最下段空間部分の断面斜視図である。図3は、減圧貯蔵室24の蓋60を閉じた状態の外観斜視図である。図4は、減圧貯蔵室24の本体40の上面壁40eの図示を省略して、蓋60を開いた状態の斜視図である。
減圧貯蔵室24は、食品出し入れ用である前方開口を有する箱状の減圧貯蔵室本体40と、減圧貯蔵室本体40の前方開口を開閉する蓋60と、食品を収納して蓋60に係合して出し入れする減圧貯蔵室容器60aとを備えて構成されている。蓋60で減圧貯蔵室本体40の前方開口を閉じることにより、減圧貯蔵室本体40と蓋60とで囲まれた空間が減圧される、低圧空間として形成される。減圧貯蔵室容器60aは、蓋60の背面側に取り付けられ、蓋60の移動に伴って前後に移動可能である。
なお、減圧貯蔵室24が、負圧ポンプ29によって減圧された場合、減圧貯蔵室24の外部の大気圧と、減圧貯蔵室24の内部の減圧された圧力との差圧によって蓋60に加わる荷重が大きくなる。これにより、直接、蓋60を開放するためには使用者は相当の力を要することになる。
次に、鮮度保持成分放出カートリッジ100の使用前の構成について説明する。図5は、鮮度保持成分放出カートリッジ100の使用前の構成を示す断面図である。図5に示すように、鮮度保持成分放出カートリッジ100は、鮮度保持成分113を含み密閉された、例えば円筒形の内部容器112と、内部容器112の外側に設けた、可撓性があり、鮮度保持成分113を透過し得る樹脂製で密閉円筒形の容器111を有している。
具体的には、例えば、容器111をポリプロピレン等の樹脂、内部容器112をガラスによって構成することができる。
一般的な材料の選択基準としては、例えば、容器111の材料を、内部容器112の材料の可撓性より高い材料として選択して製造すればよい。なお、可撓性の比較方法としては、押し込み力に対しては、材料を所定長さの平板状に成形して両端を支持し、この平板の中心点から力を印加して、これにより平板を割るのに要する力の大きさを以て比較しても良い。また、折り曲げ力(曲げ応力)に対しては、所定長さの平板の両端を支持し、その一端を支点として他端に回転モーメントを印加して、これにより平板を割るのに要する力の大きさ、を以て比較しても良い。
鮮度保持成分放出カートリッジ100の取り付けられる位置は、負圧ポンプ29によって減圧状態となる領域、例えば減圧貯蔵室24の内部であれば特に制限されないが、本実施形態では図4に示すように、減圧貯蔵室容器60aの背壁部に着脱自在に設けられている。鮮度保持成分放出カートリッジ100は、後述する鮮度保持成分放出量制御手段を有している。これにより、鮮度保持成分113は、大気圧状態で鮮度保持成分の放出が抑制され、且つ大気圧より低い圧力状態(減圧状態)でより多く鮮度保持成分が放出される。即ち、鮮度保持成分放出カートリッジ100に内包された鮮度保持成分113は、減圧貯蔵室24内を減圧することにより、鮮度保持成分放出カートリッジ100内部の圧力と外部の圧力との圧力差により鮮度保持成分が放出される。
ここで、減圧貯蔵室24が減圧された状態となってから、鮮度保持成分放出カートリッジ100から鮮度保持成分113の放出が開始される。そして、減圧貯蔵室24の中で鮮度保持成分113により減圧貯蔵室24内に浮遊する雑菌や食品に付着する雑菌の増殖を抑制することにより、食品への菌の汚染を防止することができる。
次に、図7、図8を参照しながら、鮮度保持成分放出量制御手段について、具体的に説明する。図7は、鮮度保持成分放出量制御手段を備える容器111の斜視図である。図8は、鮮度保持成分放出量制御手段の一側面を示す図である。
鮮度保持成分放出量制御手段は、上述した内部容器112を開封させて鮮度保持成分放出カートリッジ100の使用を開始した後に、大気圧下では鮮度保持成分113の放出量を抑制し、また、減圧室24が減圧された減圧状態の下では鮮度保持成分113の放出量を大気圧下と比較して増加させる手段であればよく、必ずしも本実施形態の態様に制限されるものではない。
容器111を可撓性が大きい材料によって製造して、減圧貯蔵室24が大気圧より低い圧力状態になったとき、鮮度保持成分放出カートリッジ100が大きく膨らむようにすると、樹脂容器を主体としたときよりも保鮮成分の放出を容易にすることができる点で好ましい。具体的には、例えば減圧状態において、鮮度保持成分放出カートリッジ100の膨らみを目視で観察可能な程度に鮮度保持成分放出カートリッジ100が可撓性を備えることが好ましい。
なお、紙83a以外のものを採用してもよく、非透過材83間で気体となった鮮度保持成分113の通過が可能な材料であればよい。例えば、天然繊維又は人工繊維からなるフィルタ、不織布、ハニカム構造体が採用できる。
鮮度保持成分113は、例えば、食品の退色防止、栄養成分の減少抑制に働くとともに、減圧貯蔵室24内や食品表面に存在する雑菌の増殖を抑制する機能をもつ。従って、鮮度保持成分113は、揮発性が高く、求電子剤(electrophile)として働く物質からなるものであると好ましく、非常に強い求電子剤であるとより好ましい。
透過材に鮮度保持成分113を包装する為の包装形態は、製袋してその中に鮮度保持成分113を封入する態様のものであれば特に限定されない。袋の形態としては、三方シール、四方シール、または平袋(ピロータイプ)などが例示される。
また、これら袋状の透過材を樹脂製のカートリッジに収納することで、取り扱い性が容易となり、減圧貯蔵室24への着脱が容易となる。
29 負圧ポンプ
40 減圧貯蔵室の本体
60 蓋
60a 減圧貯蔵室容器
82 透過材
83 非透過材
83a 紙
100 鮮度保持成分放出カートリッジ
111 容器
112 内部容器
113 鮮度保持成分
Claims (4)
- 内側に揮発性の成分を保持する容器を備える成分放出手段と、
該成分放出手段を備える減圧貯蔵室と、
該減圧貯蔵室を減圧状態にする減圧手段と、を有する冷蔵庫であって、
前記容器の内側に、前記成分を密閉保持する内部容器を設け、
前記容器の可撓性が、前記内部容器の可撓性よりも大きいことを特徴とする冷蔵庫。 - 前記容器と前記内部容器とを固着したことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
- 前記容器は、大気圧下よりも前記減圧状態下で、前記容器の内側に保持された前記成分を多く通過させる成分放出量制御手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
- 内側に揮発性の成分を保持する容器を備える成分放出手段であって、
前記容器の内側に、前記成分を密閉保持する内部容器を設け、
前記容器の可撓性が、前記内部容器の可撓性よりも大きいことを特徴とする成分放出手段。
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JP2013255572A JP2015114028A (ja) | 2013-12-11 | 2013-12-11 | 成分放出手段を備える冷蔵庫及び成分放出手段 |
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- 2013-12-11 JP JP2013255572A patent/JP2015114028A/ja not_active Abandoned
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