JP2015111117A - ラック格納装置及び分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】分析装置の格納部への収納箱の出し入れ作業が楽になるラック格納装置及び該ラック格納装置を備えた分析装置を提供する。
【解決手段】ラック格納装置100では、ケース104の上面104Bが開口しているので、分析装置10の格納部10Aからスライドレール106によってケース104を前方へ引出して、ディスポチップラック54を上方からケース104内へ降ろし入れることで装着できる。その後、ディスポチップラック54が装着されたケース104をスライドレール106によって格納部10Aへ押し入れることができる。また、ディスポチップラック54の前面54Aとケース104の前面104Aが開口しているので、ケース104に装着されたディスポチップラック54の前面54Aからディスポチップボックス28を取り出すことができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、ノズルに装着するチップが複数収められた複数の収納箱を入れたラックを分析装置の格納部へ格納するためのラック格納装置及び該ラック格納装置を備えた分析装置に関する。
特許文献1には、複数本のピペットチップを収納したピペットチップ箱状物を収納ないし取り出し可能なピペットチップ用カセットが開示されている。また、特許文献2には、ピペットチップを収納するマガジンをスタック収納するスタカーを備え、このスタカーを装置本体の区画室内に挿入させる装置が開示されている。
特開2011−75573号公報 特表2005−500523号公報
しかしながら、ノズルに装着するこの種のチップを収納する収納箱を多段に複数、分析装置の格納部に出し入れする作業は煩雑であり、楽な作業ではない。
本発明は、上記事実を考慮して、分析装置の格納部への収納箱の出し入れ作業が楽になるラック格納装置及び該ラック格納装置を備えた分析装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載のラック格納装置は、分析装置を構成するラック格納装置であって、ノズルに装着するチップを収納する収納箱を多段に複数収納可能で、前面が開口されたラックと、前記分析装置に設けられた格納部へガイド機構により出し入れ可能であると共に、前面及び上面が開口され前記ラックが上方から装着可能なケースと、を有する。
請求項1に記載のラック格納装置では、ケースの上面が開口しているので、分析装置に設けられた格納部からガイド機構によりケースを引出して、ノズルに装着するチップを収納する収納箱を多段に複数収納したラックを、ケースの上方からケースへ降ろし入れることでラックをケースに装着できる。その後、ラックが装着されたケースをガイド機構により格納部へ押し入れることができる。この結果、収納箱を出し入れし易い高さの位置にラックを置いて、収納箱のラックへの出し入れ作業を行うことができ、その後、ラックは上方からケースに容易に出し入れできる。このため、従来のように作業者が腰を曲げて収納箱を分析装置の格納部に出し入れする作業に比べて、分析装置の格納部への収納箱の出し入れ作業が楽になる。また、ラックの前面とケースの前面とが開口しているので、ケースに装着されたラックの前面から収納箱の出し入れもできる。
請求項2に記載のラック格納装置は、請求項1に記載のラック格納装置において、前記ラックに取付けられ、把持部が前記ラックの上壁より上方の位置となる使用位置と、全体が前記上壁より下方の位置となる傾倒位置とへ移動可能な取手を有する。
請求項2に記載のラック格納装置では、取手を把持部がラックの上壁より上方の位置となる使用位置へ移動することで、取手の把持部を把持してラックを持ち運ぶことができる。また、取手の把持部を把持した状態でケースの中にラックを降ろして取手を倒し、傾倒位置へ移動することで、取手全体がラックの上壁より下方の位置となる。このため、取手が邪魔にならずラックを格納部へ格納できる。
請求項3に記載のラック格納装置は、請求項1又は請求項2に記載のラック格納装置において、前記ケースの前端に設けられ、前記ラックの前方への移動を防止するラックストッパと、前記ラックにおける前記収納箱が載置される載置部の前端に設けられ、前記収納箱の前方への移動を防止する収納箱ストッパと、を有する。
請求項3に記載のラック格納装置では、ラックの載置部の前端に設けられた収納箱ストッパによって収納箱が前方へ移動するのを防止することで、ラックから収納箱が前方へ滑り落ちるのを防止できると共にラック内での収納箱の位置決めができる。また、ケースの前端に設けられたラックストッパによってラックが前方へ移動するのを防止することで、ラックがケースから前方へ抜け出さない。
請求項4に記載のラック格納装置は、請求項1〜3の何れか1項に記載のラック格納装置において、前記ケースの側壁に上下方向に沿って複数取付けられ、前記収納箱を検出するためのセンサを有し、前記ラックには、前記センサと対向する位置に貫通孔がそれぞれ形成されている。
請求項4に記載のラック格納装置では、ラックにおける各センサと対向する位置に形成された各貫通孔を通して、ケースの側壁に上下方向に沿って取付けられた複数のセンサによって、ケースに装着されたラック内に収納箱が入っているか否かを検出できる。
請求項5に記載の分析装置は、請求項1〜4の何れか1項に記載のラック格納装置を備える。
請求項5に記載の分析装置では、請求項1〜4の何れか1項に記載のラック格納装置を備えることで、分析装置の格納部への収納箱の出し入れ作業が楽になる。また、ラック前面とケース前面とが開口しているので、ケースに装着されたラックの前面から収納箱の出し入れもできる。
請求項1に記載の本発明によれば、分析装置の格納部への収納箱の出し入れ作業が楽になる。
請求項2に記載の本発明によれば、取手を持ってラックを持ち運ぶことができると共に、取手が邪魔にならず、ラックを格納部へ格納できる。
請求項3に記載の本発明によれば、ラックから収納箱が滑り落ちることを防止できると共にラック内での収納箱の位置決めができる。また、ラックがケースから抜け出さないようにできる。
請求項4に記載の本発明によれば、ケース内に装着されたラック内に収納箱が入っているか否かを検出できる。
請求項5に記載の本発明によれば、格納部への収納箱の出し入れ作業が楽な分析装置が提供される。
本発明の一実施形態のラック格納装置が適用された分析装置の概略構成を示す正面図である。 本発明の一実施形態の反応プレートを示す斜視図である。 本発明の一実施形態のディスポチップボックスを示す斜視図である。 本発明の一実施形態のラック格納装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態のラック格納装置のラック格納途中を示す斜視図である。 本発明の一実施形態のラック格納装置のラック格納途中を示す斜視図である。 本発明の一実施形態のラック格納装置のラックを示す斜視図である。 図7の8−8断面線に沿った断面図である。
以下、図1〜図8に基づいて、本発明の一実施形態に係るラック格納装置を備えた分析装置について説明する。
[分析装置の全体概略構成]
図1に示すように、本実施形態の分析装置10は、箱状の筐体12を備えており、筐体12の上下方向中間部には、筐体内部を上下に区画する第1の棚板14が配置されている。この第1の棚板14の上側には、装置左側(図面矢印L方向側)に反応プレート16を複数枚格納可能とする反応プレートストッカ18が設けられている。反応プレートストッカ18は、装置左側に分注前の反応プレート16を格納する格納部を6個備え、装置右側に分注後の反応プレート16を格納する格納部を6個備えている。
図2に示すように、反応プレート16は矩形状に形成され、上部には複数(本実施形態では、8×12=96個)の凹部16Aが形成されている。これらの凹部16Aには予め抗体が固相化されている。また、反応プレート16の側面には、反応プレート16を判別するためのバーコード17が付与されている。
図1に示すように、反応プレートストッカ18の装置右側には、試薬容器を装填する試薬容器ステージ19が2個設けられている。例えば、装置左側の試薬容器ステージ19の試薬容器20に標識抗体液を入れ、装置右側の試薬容器ステージ19の試薬容器22に発色基質液を入れることができる。なお、装置左側の試薬容器ステージ19の試薬容器20に発色基質液を入れ、装置右側の試薬容器ステージ19の試薬容器22に標識抗体液を入れてもよい。
試薬容器ステージ19の装置右側には、分注ステージ26が設けられている。分注ステージ26は、反応プレート16を載置する第1分注台26A、及び、検体プレート23を搭載する第2分注台26Bを備えている。第1分注台26A、及び第2分注台26Bには、図示しない加振装置が設けられている。なお、検体プレート23も反応プレート16と同様に矩形状に形成され、上部には複数(本実施形態では、8×12=96個)の凹部が形成されている。これらの凹部には検査を行う検体(液体の試料)が入れられる。
分注ステージ26の装置右側には、収納箱としてのディスポチップボックス28を配置するディスポチップ配置部30が設けられている。
図3に示すように、ディスポチップボックス28には、後述する分注ユニット38に用いる交換用のチップとしてのディスポチップ29が複数収容されるようになっている。
図1に示すように、ディスポチップ配置部30の装置右側には、検体プレート23を複数枚格納するための検体プレートストッカ32が設けられている。検体プレートストッカ32は、装置左側に使用前の検体プレート23を格納する格納部を6個備え、装置右側に使用後の検体プレート23を格納する格納部を6個備えている。
筐体12の背面側に設けられる背面板34には、装置左右方向に沿って分注ユニット支持レール36が取り付けられている。この分注ユニット支持レール36には、図示しないガイドブロックがスライド自在に支持されており、このガイドブロックに分注ユニット38が取り付けられている。また、背面板34には、分注ユニット38を移動する図示しない駆動装置が取り付けられている。
分注ユニット38は、分注チップを下端において着脱自在に支持する8本分の分注ノズル38Aと、分注ノズル38Aを上下方向に移動する駆動装置38B、液体の真空吸引、及び真空吸引した液体の吐出を行う図示しない吸排装置等を備えている。この分注ノズル38Aの先端にはディスポチップ(図示省略)が装着され、分注ユニット38は、ディスポチップから液体を真空吸引し、また、真空吸引した液体を吐出することができる。
第1の棚板14と筐体12の底板40との間の空間は、仕切り壁42によって装置幅方向(左右方向)に区画されており、仕切り壁42の装置左側には、複数(本実施形態では12個)のインキュベータ44が配置されている。インキュベータ44は、図示しない加熱ヒータを備えており反応プレート16を収容して所定の反応温度に保持する。
仕切り壁42の装置右側には、第1の棚板14と底板40との間を上下に区画する第2の棚板46が配置されている。第1の棚板14と第2の棚板46との間には、装置左側から反応停止液分注ユニット48、測光分析ユニット50、洗浄ユニット52が順に配置されている。
反応停止液分注ユニット48は、反応プレート16の凹部16Aに反応停止液を吐出する。洗浄ユニット52は、反応プレート16の凹部16Aに洗浄液を吐出し、凹部16Aに吐出された洗浄液を吸引する。また、測光分析ユニット50は、反応プレート16の凹部16Aに所定の波長の光を投光するための投光器、凹部16Aを透過した光を受光するための受光器等を含んで構成されており、所定の波長で強度を測定することにより、試料の分析を行う。
分析装置10における第2の棚板46と底板40との間は、分析装置10の格納部10Aとなっており、この格納部10Aにはラック格納装置100が設けられている。
[ラック格納装置]
図4〜図8に従って、本実施形態のラック格納装置100の構成を説明する。なお、このラック格納装置100によって、複数のディスポチップ29を収容したディスポチップボックス28を多段に複数収納したラックとしてのディスポチップラック54を分析装置10の格納部10Aに格納できるようになっている。
図4に示すように、ラック格納装置100は、左右一対のディスポチップラック54と、各ディスポチップラック54を装着するための左右一対のケース104と、を有している。また、図5に示すように、ケース104は前面104A及び上面104Bが開口された矩形箱状となっており、左右の側壁104C、下壁104D及び後壁104Eを備えている。このため、ディスポチップラック54をケース104の上方からケース104の内部に降ろし入れることで、ディスポチップラック54をケース104に装着できるようになっている。また、図4及び図6に示すように、ケース104に装着されたディスポチップラック54の前面54Aからディスポチップボックス28の出し入れができるようになっている。なお、ケース104は後壁104Eが無い構成としてもよい。
図5に示すように、ケース104の左右の側壁104Cの外側面には、上下方向に所定の間隔を開けてガイド機構としての複数本(本実施形態では上下2本)のスライドレール106の前部106Aがそれぞれ取付けられている。一方、各スライドレール106の後部106Bは分析装置10の格納部10Aの側壁部10Bに固定されている。なお、各スライドレール106は、前部106Aが後部106Bに対して装置の前後方向へ移動可能な周知の構造となっている。
従って、ケース104は分析装置10の格納部10Aからスライドレール106によって前方へ引出すことができるようになっている。また、ケース104をスライドレール106によって格納部10Aへ押し入れることができるようになっている。
ケース104の前端における左右の側壁104Cの内側面の下部には、上下方向に沿って直線状のラックストッパとしての突片110がそれぞれ取付けられており、各突片110の下端はケース104の下壁104Dに達している。従って、ケース104に装着されたディスポチップラック54が突片110に当たることで、ディスポチップラック54がケース104から前方へ抜け出さないようになっている。なお、各突片110の下端はケース104の下壁104Dに達していなくてもよい。また、突片110をケース104の下壁104Dの前端に設けてもよい。
ケース104の左右の側壁104Cにおける前後方向中間部には、上下方向に沿って所定の間隔を開けて複数(本実施形態では4つ)のセンサ120が取付けられている。これらのセンサ120は、ディスポチップラック54内のディスポチップボックス28を検出するためのセンサであって、その検知方向をケース104の内部に向かって取付けられている。なお、一例として、センサ120はセンシングビームを照射する反射型光学センサを使用することができるが、他のセンサを使用してもよい。
図7に示すように、ディスポチップラック54は前面54Aが開口された矩形箱状となっており、左右方向中央部に形成された縦壁54Bによって左右に2分割されている。また、上下方向には4つに分割されており、8つの部屋56が形成されている。このため、1つのディスポチップラック54に、複数個(本実施形態では、8個)のディスポチップボックス28を多段(本実施形態では、2列4段)に収納できるようになっている。さらに、各部屋56の底壁を構成する載置部としての載置プレート56Aの前端には収納箱ストッパとしての凸部58が左右方向に沿って直線状に形成されている。各凸部58の長手方向両端はディスポチップラック54の側壁54Cの近傍、及び縦壁54Bの近傍に達しており、凸部58の長手方向両端からは後方へ向かって凸部59が形成されている。また、図8に示すように、各部屋56の載置プレート56Aの後部には凸部61が左右方向に沿って直線状に形成されている。なお、凸部61の左右方向両端は、凸部59の後端に連結されており、凸部58、凸部59及び凸部61は、ディスポチップボックス28の底部に対応した矩形状に配置されている。
従って、図8に矢印Sで示すように、ディスポチップボックス28をディスポチップラック54の各部屋56に挿入する場合には、ディスポチップボックス28を図8に二点鎖線で示す位置から、凸部58の上を越えて載置プレート56A上の凸部58、凸部59及び凸部61の内側に載置するようになっている。これにより、凸部58によって、ディスポチップラック54の各部屋56からディスポチップボックス28が前方へ滑り落ちることを防止できるようになっている。また、凸部58と凸部61とによって、各部屋56内でのディスポチップボックス28の前後方向の位置決めができると共に、左右の凸部59によって、各部屋56内でのディスポチップボックス28の左右方向の位置決めができるようになっている。
図7に示すように、ディスポチップラック54の左右の側壁54Cには、上下方向に沿って所定の間隔を開けて複数(本実施形態では4つ)の円形の貫通孔60が形成されている。これらの貫通孔60は各部屋56におけるディスポチップボックス28の載置位置に対向する部位に形成されていると共に、ケース104に取付けられた各センサ120と対向する位置となっている。従って、センサ120からセンシングビームを貫通孔60に向けて射光することで、貫通孔60を通過するセンシングビームによって、ケース104に装着されたディスポチップラック54の各部屋56にディスポチップボックス28が入っているか否かを検出できるようになっている。なお、貫通孔60の形状は円形に限定されず、矩形等の他の形状であってもよい。
ディスポチップラック54には取手62が取付けられている。取手62は左右方向に沿って直線状に伸びる把持部62Aと、把持部62Aの両端から同一方向へ直角に屈曲された左右の連結部62Bと、を備えている。左右の連結部62Bの各先端62Cは、ディスポチップラック54の左右の側壁54Cにおける上部の前後方向略中央に回転可能に連結されている。
図8に示すように、取手62は、左右の連結部62Bの先端62Cを回転中心にして前後方向(図8の矢印R方向)へ回転可能となっている。このため、取手62は、図7及び図8に実線で示すように、把持部62Aがディスポチップラック54の上壁54Dの上方の位置となる使用位置と、図7及び図8に二点鎖線で示すように全体がディスポチップラック54の上壁54Dより下方の位置となる後壁54Eの後方へ傾倒させた傾倒位置とへ移動可能となっている。なお、取手62は、図7及び図8に二点鎖線で示すように水平位置で停止する構成としてもよいし、二点鎖線で示す位置からさらに下方へ回転して、後壁54Eに当たる構成としてもよい。
従って、取手62を使用位置に移動することで、取手62の把持部62Aを把持して、ディスポチップラック54を持ち運ぶことができるようになっている。また、取手62の把持部62Aを把持した状態でケース104の中にディスポチップラック54を降ろして、取手62を後方へ倒し傾倒位置にすれば、取手62が邪魔にならず、ディスポチップラック54をケース104とともに分析装置10の格納部10Aへ格納できるようになっている。
即ち、ケース104を分析装置10の格納部10Aから引出して、ディスポチップラック54を上方からケース104内へ降ろし入れることで、ディスポチップラック54をケース104に装着できるようになっている。その後、取手62を後方へ倒し、傾倒位置とすることで、ディスポチップラック54が装着されたケース104を格納部10Aへ押し入れることができるようになっている。さらに、ディスポチップラック54の前面54Aとケース104の前面104Aとが開口しているので、ケース104を格納部10Aへ押し入れた状態で、ディスポチップラック54の前面54Aからディスポチップボックス28の出し入れができるようになっている。
(作用、効果)
次に、本実施形態のラック格納装置100及び本実施形態のラック格納装置100を備えた分析装置10の作用及び効果を説明する。
本実施形態のラック格納装置100では、ケース104の上面104Bが開口している。このため、分析装置10の格納部10Aからスライドレール106によってケース104を前方へ引出して、ディスポチップラック54を上方からケース104内へ降ろし入れることで、ディスポチップラック54をケース104に装着できる。その後、ディスポチップラック54が装着されたケース104をスライドレール106によって格納部10Aへ押し入れることができる。この結果、ディスポチップボックス28を出し入れし易い高さの位置にディスポチップラック54を置いて、ディスポチップボックス28のディスポチップラック54への出し入れ作業を行うことができ、その後、ディスポチップラック54は上方からケース104に容易に出し入れできる。このため、従来のように作業者が腰を曲げてディスポチップボックス28を分析装置10の格納部10Aに出し入れする作業に比べて、分析装置10の格納部10Aへのディスポチップボックス28の出し入れ作業が楽になる。また、ディスポチップラック54の前面54Aとケース104の前面104Aとが開口しているので、ケース104に装着されたディスポチップラック54の前面54Aからディスポチップボックス28の出し入れができる。
また、本実施形態では、図7及び図8に実線で示すように、取手62を使用位置に移動することで、取手62の把持部62Aを把持してディスポチップラック54を持ち運ぶことができる。また、取手62の把持部62Aを把持した状態でケース104の中にディスポチップラック54を降ろして、取手62を後方へ倒し、図7及び図8に二点鎖線で示すように、全体がディスポチップラック54の上壁54Dより下方の位置となる後壁54Eの後方へ傾倒させた傾倒位置とすることができる。このため、取手62が邪魔にならず、ディスポチップラック54を分析装置10の格納部10Aへ格納できる。
また、本実施形態では、ディスポチップラック54における各部屋56の載置プレート56Aの前端に設けた凸部58によって、ディスポチップラック54の各部屋56からディスポチップボックス28が前方へ滑り落ちることを防止できる。また、ディスポチップラック54に設けた凸部58と、各部屋56の載置プレート56Aの後部に設けた凸部61とによって、各部屋56内でのディスポチップボックス28の前後方向の位置決めができる。さらに、各部屋56の載置プレート56Aに設けた左右の凸部59によって、各部屋56内でのディスポチップボックス28の左右方向の位置決めができる。
また、本実施形態では、ケース104の前端における左右の側壁104Cの内側面の下部に設けた突片110によって、ディスポチップラック54が突片110に当たり、ケース104から前方へ抜け出さないようにできる。
さらに、本実施形態では、ケース104の左右の側壁104Cに設けたセンサ120からセンシングビームをディスポチップラック54の左右の側壁54Cに形成した複数の貫通孔60を通して各部屋56内に射光することができる。このため、貫通孔60を通過するセンシングビームによって、ディスポチップラック54にディスポチップボックス28が入っているか否かを検出できる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。例えば、上記実施形態では、ガイド機構としてのスライドレール106を使用したが、ガイド機構はスライドレール106に限定されない。また、収納箱ストッパは凸部58に限定されないと共に、ラックストッパは突片110に限定されない。
10 分析装置
10A 分析装置の格納部
12 筐体
28 ディスポチップボックス(収納箱)
29 ディスポチップ(チップ)
54 ディスポチップラック(ラック)
56 部屋
56A 載置プレート(載置部)
58 凸部(収納箱ストッパ)
59 凸部
60 貫通孔
61 凸部
62 取手
100 ラック格納装置
104 ケース
106 スライドレール(ガイド機構)
110 突片(ラックストッパ)
120 センサ

Claims (5)

  1. 分析装置を構成するラック格納装置であって、
    ノズルに装着するチップを収納する収納箱を多段に複数収納可能で、前面が開口されたラックと、
    前記分析装置に設けられた格納部へガイド機構により出し入れ可能であると共に、前面及び上面が開口され前記ラックが上方から装着可能なケースと、
    を有するラック格納装置。
  2. 前記ラックに取付けられ、把持部が前記ラックの上壁より上方の位置となる使用位置と、全体が前記上壁より下方の位置となる傾倒位置とへ移動可能な取手を有する請求項1に記載のラック格納装置。
  3. 前記ケースの前端に設けられ、前記ラックの前方への移動を防止するラックストッパと、
    前記ラックにおける前記収納箱が載置される載置部の前端に設けられ、前記収納箱の前方への移動を防止する収納箱ストッパと、
    を有する請求項1又は請求項2に記載のラック格納装置。
  4. 前記ケースの側壁に上下方向に沿って複数取付けられ、前記収納箱を検出するためのセンサを有し、前記ラックには、前記センサと対向する位置に貫通孔がそれぞれ形成されている請求項1〜3の何れか1項に記載のラック格納装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載のラック格納装置を備えた分析装置。
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