JP2015110256A - 表面被覆切削工具 - Google Patents

表面被覆切削工具 Download PDF

Info

Publication number
JP2015110256A
JP2015110256A JP2014059160A JP2014059160A JP2015110256A JP 2015110256 A JP2015110256 A JP 2015110256A JP 2014059160 A JP2014059160 A JP 2014059160A JP 2014059160 A JP2014059160 A JP 2014059160A JP 2015110256 A JP2015110256 A JP 2015110256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
layer
hard coating
coating layer
tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014059160A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6331003B2 (ja
Inventor
英利 淺沼
Hidetoshi Asanuma
英利 淺沼
大介 風見
Daisuke Kazami
大介 風見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2014059160A priority Critical patent/JP6331003B2/ja
Publication of JP2015110256A publication Critical patent/JP2015110256A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6331003B2 publication Critical patent/JP6331003B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Drilling Tools (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

【課題】チタン合金、耐熱合金、ステンレス鋼等を、高熱発生を伴う高速切削条件で切削した場合にもすぐれた耐摩耗性および耐欠損性を発揮する被覆工具を提供する。【解決手段】硬質被覆層が、工具基体表面に形成された0.5〜5.0μmの平均層厚を有し、かつ、組成式:(AlXTi1−X)N(XはAlとTiの合量に占めるAlの含有割合を示し、原子比で、0.65≰X≰0.90である)を満足する立方晶結晶構造を有するAlとTiの複合窒化物層であり、該立方晶構造を有するAlとTiの複合窒化物層の立方晶の(111)面の回折強度の最高ピークの半価幅が2θで0.6≰2θ≰1.1、Tc(111)が、1.0≰Tc(111)≰2.0であることにより、前記課題を解決する。【選択図】なし

Description

本発明は、表面被覆切削工具(以下、被覆工具という)に関し、さらに詳しくは、例えば、耐熱合金、ステンレス鋼、チタン合金等の高熱発生を伴うとともに切刃への溶着性が著しい被削材を高速切削した場合に、硬質被覆層がすぐれた高温安定性、耐熱性、耐摩耗性、耐溶着性を発揮する被覆工具に関するものである。
一般に、被覆工具には、各種の鋼や鋳鉄などの被削材の旋削加工や平削り加工にバイトの先端部に着脱自在に取り付けて用いられるインサート、被削材の穴あけ切削加工などに用いられるドリルやミニチュアドリル、さらに被削材の面削加工や溝加工、肩加工などに用いられるソリッドタイプのエンドミルなどがあり、またインサートを着脱自在に取り付けてソリッドタイプのエンドミルと同様に切削加工を行うインサート式エンドミル工具などが知られている。
近年、金属材料の切削加工においては高能率化の要求が高く、切削速度を高速化させることが求められている。このため、切削工具の工具基体表面を被覆する硬質被覆層に対して耐摩耗性や耐欠損性を向上させることが要求されている。
特許文献1には、アルミニウム酸化物を基とする硬質被覆層であって、Al1−X(O1−Y(0≦X≦0.5、0<Y≦0.4、Z>0)で表される組成を有し、この組成におけるMは、Ti,Zr,V,Nb,Mo,W,Y,Mg,Si,Bから選択される少なくとも1種の元素であるAlM(ON)系硬質被覆層が、耐摩耗性と耐熱性にすぐれており、工具基体の温度が1000℃以下で、具体的には400〜600℃で形成できると開示されている。
また、特許文献2は、被覆工具の工具基体上に硬質被覆層を形成するものであって、この硬質被覆層が、第1超多層膜と第2超多層膜とを各々1以上交互に積層させてなる複合超多層膜を含み、前記第1超多層膜が、A1層とB層とを各々1層以上交互に積層することにより構成され、前記第2超多層膜が、A2層とC層とを各々1層以上交互に積層することにより構成され、前記A1層とA2層が、各々TiN、TiCN、TiAlNまたはTiAlCNのいずれかにより構成され、前記B層が、TiSiNまたはTiSiCNにより構成され、前記C層が、AlCrNまたはAlCrCNにより構成されることにより、耐摩耗性と耐熱性を維持しつつ、脆性の問題を低減した積層系硬質被覆層を有する被覆工具を提供することを開示している。
さらに、特許文献3は、炭化タングステン基超硬合金基体または炭窒化チタン系サーメット基体の表面に、(a)0.05〜0.5μmの平均層厚を有し、組成式:(Ti1−XAl)N(ただし、原子比で、Xは0.05〜0.25を示す)を満足し、X線回折装置による測定で、(111)面に最高ピークが現われ、最高ピークの半価幅が2θで0.8度以下であるX線回折パターンを示すTi基複合窒化物層からなる結晶配向履歴層を介して、(b)2〜10μmの平均層厚を有し、組成式:(Ti1−YAl)N(ただし、原子比で、Yは0.4〜0.7を示す)を満足し、X線回折装置による測定で、(111)面に最高ピークが現われ、最高ピークの半価幅が2θで0.8度以下であるX線回折パターンを示すTiとAlの複合窒化物層からなる硬質被覆層を物理蒸着することにより、高速切削加工ですぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具を提供することを開示している。
別の従来被覆工具として、例えば、図2に概略説明図で示される物理蒸着装置の1種であるアークイオンプレーティング装置に工具基体を装入し、ヒーターで工具基体を、所定の温度に加熱した状態で、アノード電極と所定組成を有するAl−Ti合金がセットされたカソード電極(蒸発源)との間に、所定の条件でアーク放電を発生させ、同時に装置内に反応ガスとして窒素ガスを導入して窒素雰囲気とし、一方、前記工具基体には、例えば、所定のバイアス電圧を印加した条件で、工具基体の表面に蒸発した粒子を蒸着させることにより(Al,Ti)N層からなる硬質被覆層が形成されることも知られている(例えば、特許文献4参照)。
特開2010−236092号公報 国際公開2008/146727号 特開2003−117705号公報 特許第2644710号公報
ところが、近年の切削加工装置の自動化はめざましく、一方で切削加工に対する省力化および省エネ化、さらには低コスト化の要求は強く、これに伴い、切削工具には被削材の材種にできるだけ影響を受けない汎用性、すなわち、できるだけ多くの材種の切削加工が可能な切削工具が求められる傾向にあるが、(Al,Ti)N層からなる被覆層を用いた従来被覆工具においては、これを、鋼や鋳鉄などの被削材の通常切削速度での切削加工に用いた場合には問題ないが、耐熱合金、ステンレス鋼、チタン合金等を、高い発熱を伴うとともに、切刃部への衝撃性および溶着性が著しい高速切削条件で切削した場合には、(Al,Ti)N層は高硬度な皮膜であるが、その硬度や高い残留応力のため、皮膜自体が崩壊したり、剥離したりする問題があり、この結果、切刃部における欠損(微少欠け)の発生が急激に増加し、これが原因で比較的短時間で使用寿命に至るのが現状である。
例えば、特許文献1によれば、耐摩耗性と耐熱性をある程度向上させることは可能であるが、このようなAlM(ON)系硬質被覆層の問題として脆性を示すことから切削時の衝撃等により被膜自体が破壊したり剥離したりするという問題があった。
また、特許文献2による積層系硬質被覆層によっても、過酷な切削条件下においては積層構造を構成する個々の被膜自体の破壊や剥離を十分に防止することができず、結果として十分な硬質被覆層全体としての耐摩耗性を得ることができない場合があった。
そこで、本発明が解決しようとする技術的課題、すなわち、本発明の目的は、耐熱合金、ステンレス鋼、チタン合金等を、高熱発生を伴う高速切削条件で切削した場合においてもすぐれた耐熱性、耐摩耗性および耐溶着性を発揮し、長期に亘ってすぐれた切削性能を示す被覆工具を提供することである。
そこで、本発明者らは、前述のような観点から、特に耐熱合金、ステンレス鋼、チタン合金等を高温発熱が伴い、かつ切刃への溶着性が著しい被削材を高速切削条件で切削加工した場合に、硬質被覆層がすぐれた耐熱性、耐摩耗性および耐溶着性を併せ持つ被覆工具を開発すべく、鋭意研究を行った。
その結果、次のような新規な知見を得た。
(1)(Al,Ti)N層のAl含有割合を多くすることで、切削時に、Alが形成される際にAlの供給量が多くなり緻密なAlが形成されるため、切削中に熱の発生しやすい難削材などに対して、すぐれた耐熱性、耐摩耗性、耐溶着性を示す。
(2)(Al,Ti)N層は、Ti酸化物自身が非常に安定な物質であり、これがAl酸化物中に導入されることにより、Ti酸化物の高温安定性を向上させるという効果を奏する。さらにこれをさらに発展させて、AlとTiの合量に対するAlの含有割合aを制御してAlリッチなAlとTiの複合窒化物とすることで、各々の窒化物と比べ耐摩耗性が向上する。
(3)立方晶結晶構造のみからなる(Al,Ti)N層は、高硬度であり工具基体上に形成することで耐摩耗性を向上させることができるが、硬さゆえに欠損やチッピングが起こりやすい。
(4)立方晶の(111)面の最高ピークの半価幅が2θで0.6≦2θ≦1.1とすることで、結晶組織が粒状組織となり切削時に発生したクラックが粒界を伝搬しにくくなるため、前述したような立方晶結晶構造のみから構成される(Al,Ti)N層の欠点であった欠損やチッピングを抑制することができる。
(5)立方晶結晶構造における最密面は(111)面であるため、硬質被覆層が(111)面に配向した場合に高密度化し、より高硬度となる。そこで、配向性指数Tc(111)により(111)面への配向と硬度について評価したところTc(111)の値が、1.0〜2.0の時、特に切削性能にすぐれていることを見出した。
本発明の半価幅は、Cu−Kα線によるθ-2θ法で測定したX線回折線において、その(111)面の相対強度が、バックグラウンドからピーク高さの2分の1になる部位の回折線の幅とした。
本発明は、このような知見に基づき、硬質被覆層を構成する(Al,Ti)N層の組成、結晶構造、配向性指数Tc(111)と切削性能との関係を詳しく解析した結果得られたものであって、具体的には、以下のような構成からなる。
本発明は、前記研究結果に基づいてなされたものであって、
「(1) 炭化タングステン基超硬合金で構成された工具基体の表面に硬質被覆層を形成してなる表面被覆切削工具において、
(a)前記硬質被覆層が、前記工具基体表面に形成された0.5〜5.0μmの平均層厚を有し、かつ、組成式:(AlTi1−X)N(XはAlとTiの合量に占めるAlの含有割合を示し、原子比で、0.65≦X≦0.90である)を満足する立方晶結晶構造を有するAlとTiの複合窒化物層であり、
(b)前記立方晶構造を有するAlとTiの複合窒化物層の(111)面の回折強度の最高ピークの半価幅が2θで0.6≦2θ≦1.1、配向性指数Tc(111)が、1.0≦Tc(111)≦2.0である
ことを特徴とする表面被覆切削工具。」
を特徴とする。
次に、本発明の被覆工具の硬質被覆層について、より詳細に説明する。
(a)硬質被覆層の組成:
硬質被覆層を構成する(AlTi1−X)N層は、層全体に亘って均質な耐摩耗性と耐熱性および靭性を示すが、その構成成分であるTi成分によって、すぐれた高温強度を備えるようになり、また、Al成分によって、高温硬さと耐熱性を補完する。そのため、高温切削条件下でも低摩擦係数が維持され、すぐれた耐熱性を発揮するようになるが、AlとTiの合量に占めるAlの含有割合を示すX値(原子比、以下同じ)が0.65未満になると、高温強度を確保することができないために刃先の境界部分において異常損傷を生じ欠損を発生しやすくなるため長寿命を期待することはできず、一方、Alとの合量に占めるAlの含有割合を示すX値が0.90を越えると、相対的にTiの含有割合が減少し、高速切削加工で必要とされる高温強度を確保することができないばかりか、耐摩耗性も低下し、チッピング発生を防止することが困難になることから、X値を0.65〜0.90と定めた。
(b)硬質被覆層の平均層厚:
硬質被覆層の平均層厚が0.5μm未満になると、硬質被覆層を所定組成のものとして明確に形成することが困難であるばかりか、硬質被覆層の有する前述したすぐれた特性を発揮することができない。一方、硬質被覆層の平均層厚が5.0μmを超えると、粒子の粗大化による膜強度の低下により、耐欠損性、耐チッピング性が低下する。したがって、硬質被覆層の平均層厚を0.5〜5.0μmと定めた。
(d)AlとTiの複合窒化物の結晶構造および結晶配向性:
立方晶結晶構造のみからなる(Al,Ti)N層の複合窒化物は、高硬度であり工具基体上に形成することで耐摩耗性を向上させることができるが、硬さゆえに欠損やチッピングが起こりやすい。
ところが、X線回折パターンの(111)面における回折強度のピークの半価幅2θが0.6度以上1.1以下であるとき、結晶組織が微細粒状組織となり切削時に発生したクラックが伝搬しにくくなる。すなわち、X線回折パターンの(111)面における回折強度のピークの半価幅2θが0.6未満であると結晶組織が柱状結晶を形成し、切削時に発生したクラックが粒界を伝搬して硬質被覆層が破壊しやすくなるため好ましくない。一方、半価幅2θが1.1を超えると結晶構造が非晶質に近くなり、硬質被覆層の硬度が低下するため好ましくない。
そのため、X線回折パターンの(111)面における回折強度のピークの半価幅2θを0.6〜1.1と定めた。
(e)立方晶結晶構造を有するAlとTiの複合窒化物の配向性指数TC(111)値:
配向性指数TC(hkl)とは、以下の式(I)で定義されるものである。
式(I)
式(I)中、I(hkl)は測定された(hkl)面のピーク強度(回折強度)を示し、I(hkl)はJCPDSファイル(Joint Committee on Powder Diffraction Standards(粉末X線回折標準)ファイル;37−1140(Ti3AlN)、38−1420(TiN))による(hkl)面を構成するAlNとTiNの粉末回折強度の平均値であり、(hkl)は(111)、(200)、(220)、(311)、(331)、(420)、(422)、(511)の8面を示す。
組織係数TC(hkl)のうちの配向性指数TC(111)の値が1.0〜2.0である時に高密度化し、高度化する。その結果、硬質被覆層の耐摩耗性を向上させることができ、耐熱合金、ステンレス鋼、チタン合金などの、高温発生が伴い、かつ、切刃への溶着が激しい被削材の高速切削において、良好な耐摩耗性を示す。
なお、本発明の硬質被覆層を構成する(Al,Ti)N層は、例えば、次のような方法で形成することができる。
(a)ボンバード処理工程:
図1に概略説明図で示される物理蒸着装置の1種であるアークイオンプレーティング装置に工具基体を装入し、ヒーターで装置内を、例えば、500℃の温度に加熱した状態で、Crターゲットに100Aのアーク電流を流し、この状態で工具基体に−1000Vのバイアス電圧を印加して工具基体表面をCrボンバード洗浄する。従来被覆超硬工具の製造方法においては、上記超硬基体表面をAr ガスボンバード、Tiボンバード洗浄処理していたが、カソード電極として金属Crを用い、これとアノード電極との間のアーク放電で発生したCrイオンで上記超硬基体表面をCrボンバード洗浄処理すると、前記超硬基体表面に対する硬質被覆層である( A l ,Ti) N 層の密着性が、前記Arガスボンバード、T i ボンバード洗浄処理した場合に比して一段と向上するようになる。
(b)成膜工程:
アノード電極とカソード電極(蒸発源)としてのAl−Ti合金との間に、例えば、電流:100Aの条件でアーク放電を発生させ、同時に装置内に反応ガスとして窒素ガスを導入して、例えば、3.0Paの反応雰囲気とすると共に、工具基体に印加するバイアス電圧を、例えば、−70Vに下げて所定時間蒸着することにより、工具基体表面に、所定の目標組成および目標層厚を有し所定の配向性指数TC(111)を有する(Al,Ti)N層が形成される。
本発明の被覆工具によれば、工具基体表面に形成された硬質被覆層が、0.5〜5.0μmの平均層厚を有し、かつ、組成式:(AlTi1−X)N(XはAlとTiの合量に占めるAlの含有割合を示し、原子比で、0.65≦X≦0.90である)を満足する立方晶結晶構造を有するAlとTiの複合窒化物層であり該複合窒化物層の(111)面の回折強度の最高ピークの半価幅が2θで0.6≦2θ≦1.1、配向性指数Tc(111)が、1.0≦Tc(111)≦2.0であることによって、AlとTiの複合窒化物層が奏するすぐれた耐摩耗性および耐熱性と、すぐれた高温硬さと耐熱性および靭性との相乗効果によって、硬質被覆層は、すぐれた高温硬さ、耐熱性、高温強度、耐摩耗性、潤滑性、耐衝撃性、耐欠損性、耐チッピング性を有することから、その結果、特に、耐熱合金、ステンレス鋼、チタン合金等の大きな発熱を伴い、かつ、高負荷のかかる高速切削加工であっても、長期に亘ってすぐれた耐摩耗性、耐熱性を発揮するものである。
本発明被覆工具および比較被覆工具を構成する硬質被覆層を形成するのに用いたアークイオンプレーティング装置を示し、(a)は概略平面図、(b)は概略正面図である。 従来技術を説明する従来のアークイオンプレーティング装置の概略説明図である。
つぎに、本発明の被覆工具を実施例により具体的に説明する。
原料粉末として、いずれも1〜3μmの平均粒径を有するWC粉末、VC粉末、Cr粉末、、およびCo粉末を用意し、これら原料粉末を、表1に示される配合組成に配合し、ボールミルで72時間湿式混合し、乾燥した後、100MPaの圧力で圧粉体にプレス成形し、この圧粉体を6Paの真空中、温度:1400℃に1時間保持の条件で焼結し、焼結後、ISO規格・CNMG120408のインサート形状をもったWC基超硬合金製の工具基体A−1〜A−3を形成した。
(a)ついで、前記工具基体A−1〜A−3のそれぞれを、アセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、図1に示されるアークイオンプレーティング装置内の回転テーブル上の中心軸から半径方向に所定距離離れた位置に外周部に沿って装着し、前記回転テーブルを挟んで対向する所定組成を有するCr、Al−Ti合金からなる2つのカソード電極(蒸発源)を配置し、
(b)まず、装置内を排気して0.1 Pa以下の真空に保持しながら、ヒーターで装置内を500℃に加熱した後、回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−1000Vの直流バイアス電圧を印加し、かつCr(カソード電極)とアノード電極との間に100Aの電流を流してアーク放電を発生させ、もって工具基体表面をCrボンバード洗浄し、
(c)次に装置内雰囲気を0.5〜9.0Paの窒素雰囲気に保持して、回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−20〜−150Vの直流バイアス電圧を印加し、カソード電極(蒸発源)であるAl−Ti合金電極とアノード電極との間に100Aの電流を流してアーク放電を発生させて、表2に示される目標組成、目標層厚で所定の配向性指数TC(111)を有する(Al,Ti)N層を蒸着形成し、本発明被覆工具としての表面被覆インサート(以下、本発明被覆インサートと云う)1〜10をそれぞれ製造した。
また、比較の目的で、
(a)前記工具基体A−1〜A−3のそれぞれを、アセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、図1に示されるアークイオンプレーティング装置内の回転テーブル上の中心軸から半径方向に所定距離離れた位置に外周部に沿って装着し、前記回転テーブルを挟んで対向する所定組成を有するAl−Ti合金、Cr(カソード電極)を配置し、
(b)まず、装置内を排気して0.1 Pa以下の真空に保持しながら、ヒーターで装置内を500℃に加熱した後、回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−1000Vの直流バイアス電圧を印加し、かつAl−Ti合金、もしくはCr(カソード電極)とアノード電極との間に100Aの電流を流してアーク放電を発生させ、もって工具基体表面をボンバード洗浄し、
(c)次に装置内雰囲気を0.5〜9.0Paの窒素雰囲気に保持して、回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−20〜−150Vの直流バイアス電圧を印加し、カソード電極(蒸発源)であるAl−Ti合金電極とアノード電極との間に120Aの電流を流してアーク放電を発生させて、表3に示される目標組成、目標層厚の(Al,Ti)N層を蒸着形成し、比較被覆工具としての表面被覆インサート(以下、比較被覆インサートと云う)1〜5をそれぞれ製造した。各層の形成条件(バイアス電圧、酸素分圧、窒素分圧)を同じく表3に示す。
本発明被覆インサート1〜10および比較被覆インサート1〜5について、以下の切削条件で切削試験を行った。
被削材:質量%で、Ni−19%Cr−18.5%Fe−5.2%Cd−5%Ta−3%Mo−0.9%Ti−0.5%Al−0.3%Si−0.2%Mn−0.05%Cu−0.04%Cの組成を有するNi基合金の丸棒、
切削速度: 60 m/min.、
切り込み: 2.0 mm、
送り: 0.25 mm/rev.、
切削時間: 5 分、
の条件(切削条件A)でのNi基合金の湿式連続高速高送り切削加工試験(通常の切削速度および送りは、それぞれ、35m/min.、0.15mm/rev.)、
被削材:JIS・SUS304(HB180)の丸棒、
切削速度: 150m/min.、
切り込み: 2.0mm、
送り: 0.3mm/rev.、
切削時間: 10分、
の条件(切削条件B)でのステンレス鋼の湿式連続高送り切削加工試験(通常の切削速度および送りは、それぞれ、120m/min.、0.3mm/rev.)、
被削材:質量%で、Ti−6%Al−4%Vの組成を有するTi基合金の丸棒、
切削速度: 70m/min.、
切り込み: 2.0mm、
送り: 0.25mm/rev.、
切削時間: 10分、
の条件(切削条件C)でのTi基合金の湿式連続高速高切込切削加工試験(通常の切削速度、切込および送りは、それぞれ、40 m/min.、0.15 mm/rev.)、
を行い、いずれの高速切削加工試験でも切刃の逃げ面摩耗幅を測定した。この測定結果を表4に示した。

実施例1と同様、いずれも1〜3μmの平均粒径を有するWC粉末、VC粉末、Cr粉末、およびCo粉末からなる原料粉末を、表1に示される配合組成に配合し、ボールミルで72時間湿式混合し、乾燥した後、100MPaの圧力で圧粉体にプレス成形し、この圧粉体を6Paの真空中、温度:1400℃に1時間保持の条件で焼結し、直径が13mmの工具基体形成用丸棒焼結体を形成し、さらに前記の丸棒焼結体から、研削加工にて、切刃部の直径×長さが10mm×22mmの寸法、並びにねじれ角30度の4枚刃スクエア形状をもったWC基超硬合金製の工具基体(エンドミル)A−1〜A−3をそれぞれ製造した。
ついで、これらの工具基体(エンドミル)A−1〜A−3の表面をアセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、同じく図1に示されるアークイオンプレーティング装置に装入し、実施例1と同一の条件で、表5に示される目標組成、目標層厚で所定の配向性指数TC(111)を有する(Al,Ti)N層からなる硬質被覆層を蒸着形成することにより、本発明被覆工具としての本発明表面被覆超硬製エンドミル(以下、本発明被覆エンドミルと云う)1〜10をそれぞれ製造した。
また、比較の目的で、前記工具基体(エンドミル)A−1〜A−3の表面をアセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、同じく図1に示されるアークイオンプレーティング装置に装入し、実施例1と同様工程で、表6に示される形成条件(バイアス電圧、窒素分圧)を用いて、表6に示される目標組成、目標層厚の硬質被覆層を蒸着形成することにより、比較被覆工具としての表面被覆超硬製エンドミル(以下、比較被覆エンドミルと云う)1〜5をそれぞれ製造した。
つぎに、本発明被覆エンドミル1〜10および比較被覆エンドミル1〜5について、
被削材−平面寸法:100mm×250mm、厚さ:50mmの、質量%で、Ni−19%Cr−14%Co−4.5%Mo−2.5%Ti−2%Fe−1.2%Al−0.7%Mn−0.4%Siの組成を有するNi基合金の板材、
切削速度: 60 m/min.、
溝深さ(切り込み): 2 mm、
テーブル送り: 140 mm/分、
の条件でのNi基合金の湿式高速溝切削加工試験(通常の切削速度および溝深さは、それぞれ、50m/min.および1.0mm)、
を行い、切刃部の外周刃の逃げ面摩耗幅が使用寿命の目安とされる0.1mmに至るまでの切削溝長を測定した。この測定結果を表5、6にそれぞれ示した。
実施例2で製造した直径が13mmの丸棒焼結体を用い、この丸棒焼結体から、研削加工にて、溝形成部の直径×長さがそれぞれ8mm×22mmの寸法、並びにねじれ角30度の2枚刃形状をもったWC基超硬合金製の工具基体(ドリル)A−1〜A−3をそれぞれ製造した。
ついで、これらの工具基体(ドリル)A−1〜A−3の切刃に、ホーニングを施し、アセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、同じく図1に示されるアークイオンプレーティング装置に装入し、実施例1と同一の条件で、表7に示される目標組成、目標層厚の(Al,Ti)N層からなり、所定の配向性指数(111)を有する硬質被覆層を蒸着形成することにより、本発明被覆工具としての本発明表面被覆超硬製ドリル(以下、本発明被覆ドリルと云う)1〜10をそれぞれ製造した。
また、比較の目的で、前記工具基体(ドリル)A−〜3の表面に、ホーニングを施し、アセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、同じく図1に示されるアークイオンプレーティング装置に装入し、実施例1と同様工程で、表8に示される形成条件(バイアス電圧、窒素分圧)を用いて、表8に示される目標組成、目標層厚の(Al,Ti)N層からなる硬質被覆層を蒸着形成することにより、比較被覆工具としての表面被覆超硬製ドリル(以下、比較被覆ドリルと云う)1〜5をそれぞれ製造した。
つぎに、本発明被覆ドリル1〜10および比較被覆ドリル1〜5について、
被削材−平面寸法:100mm×250mm、厚さ:50mmの、質量%で、Ni−19%Cr−18.5%Fe−5.2%Cd−5%Ta−3%Mo−0.9%Ti−0.5%Al−0.3%Si−0.2%Mn−0.05%Cu−0.04%Cの組成を有するNi基合金の板材、
切削速度: 40 m/min.、
送り: 0.25 mm/rev、
穴深さ: 30 mm、
の条件でのNi基合金の湿式高速穴あけ切削加工試験(通常の切削速度および送りは、それぞれ、20m/min.および0.12mm/rev)、
を行い(水溶性切削油使用)、先端切刃面の逃げ面摩耗幅が0.3mmに至るまでの穴あけ加工数を測定した。この測定結果を表7、8にそれぞれ示した。
この結果得られた本発明被覆工具としての本発明被覆インサート1〜10、本発明被覆エンドミル1〜10、および、本発明被覆ドリル1〜10の硬質被覆層を構成する(Al,Ti)N層の組成、比較被覆工具としての比較被覆インサート1〜5、比較被覆エンドミル1〜5、および、比較被覆ドリル1〜5の硬質被覆層を構成する(Al,Ti)N層の組成を透過型電子顕微鏡を用いてのエネルギー分散X線分析法により測定したところ、それぞれ目標組成と実質的に同じ組成を示した。
また、前記硬質被覆層の平均層厚を走査型電子顕微鏡を用いて断面測定したところ、いずれも目標層厚と実質的に等しい平均層厚(5ヶ所の平均値)を示した。
表2〜8に示される結果から、本発明被覆工具は、Crボンバード処理と工具基体の上に所定の組成、目標層厚で所定の結晶構造および配向性を有する(Al,Ti)N層によって、工具基体表面に強固に密着接合した状態で、耐欠損性、高温硬さ、高温強度が向上し、すぐれた耐熱性および耐摩耗性を有することによって、耐衝撃性、耐チッピング性、耐クラック進展性を向上させる結果、耐熱合金、ステンレス鋼、チタン合金等の高速切削加工でも、すぐれた耐欠損性が確保され、チッピングの発生なく、長期に亘ってすぐれた耐摩耗性を発揮する。
これに対して、硬質被覆層を構成する層のいずれかが本発明で規定した組成、結晶構造、配向性を逸脱する比較被覆工具においては、いずれも耐熱合金、ステンレス鋼、チタン合金の高速切削加工では、耐摩耗性が十分でなく、かつ皮膜の靭性が低下するために、切刃部にチッピングが発生するようになり、比較的短時間で使用寿命に至ることが明らかである。
前述のように、本発明の被覆工具は、一般的な被削材の切削加工は勿論のこと、特に、耐熱合金、ステンレス鋼、チタン合金等の高速切削加工でもすぐれた耐摩耗性と耐欠損性を発揮し、長期に亘ってすぐれた切削性能を示すものであるから、切削加工装置の自動化、並びに切削加工の省力化および省エネ化、さらに低コスト化に十分満足に対応できるものである。

Claims (1)

  1. 炭化タングステン基超硬合金で構成された工具基体の表面に硬質被覆層を形成してなる表面被覆切削工具において、
    (a)前記硬質被覆層が、Crボンバード処理後、前記工具基体表面に形成された0.5〜5.0μmの平均層厚を有し、かつ、組成式:(AlTi1−X)N(XはAlとTiの合量に占めるAlの含有割合を示し、原子比で、0.65≦X≦0.90である)を満足する立方晶結晶構造を有するAlとTiの複合窒化物層であり、
    (b)前記立方晶構造を有するAlとTiの複合窒化物層の立方晶の(111)面の回折強度の最高ピークの半価幅が2θで0.6≦2θ≦1.1、かつ配向性指数Tc(111)が、1.0≦Tc(111)≦2.0である
    ことを特徴とする表面被覆切削工具。
JP2014059160A 2013-11-07 2014-03-20 表面被覆切削工具 Active JP6331003B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014059160A JP6331003B2 (ja) 2013-11-07 2014-03-20 表面被覆切削工具

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013230785 2013-11-07
JP2013230785 2013-11-07
JP2014059160A JP6331003B2 (ja) 2013-11-07 2014-03-20 表面被覆切削工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015110256A true JP2015110256A (ja) 2015-06-18
JP6331003B2 JP6331003B2 (ja) 2018-05-30

Family

ID=53525574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014059160A Active JP6331003B2 (ja) 2013-11-07 2014-03-20 表面被覆切削工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6331003B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017122448A1 (ja) * 2016-01-13 2017-07-20 住友電工ハードメタル株式会社 表面被覆切削工具およびその製造方法
JP2018164962A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 三菱マテリアル株式会社 表面被覆切削工具
JP2019069514A (ja) * 2014-06-06 2019-05-09 住友電工ハードメタル株式会社 表面被覆工具およびその製造方法
US11583935B2 (en) * 2015-03-27 2023-02-21 Tungaloy Corporation Coated cutting tool
WO2024004873A1 (ja) * 2022-06-27 2024-01-04 株式会社Moldino 被覆切削工具
JP7525669B2 (ja) 2021-02-12 2024-07-30 株式会社Moldino 被覆工具

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003117705A (ja) * 2001-10-03 2003-04-23 Mitsubishi Materials Corp 高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
JP2006015451A (ja) * 2004-07-01 2006-01-19 Mitsubishi Materials Corp 高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具の製造方法
JP2006281363A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Kyocera Corp 表面被覆部材および表面被覆切削工具
JP2009090452A (ja) * 2007-08-24 2009-04-30 Seco Tools Ab 耐熱超合金の一般旋削のための被覆切削工具
WO2013018768A1 (ja) * 2011-08-01 2013-02-07 日立ツール株式会社 表面改質wc基超硬合金部材、硬質皮膜被覆wc基超硬合金部材、及びそれらの製造方法
US20130287507A1 (en) * 2010-11-23 2013-10-31 Seco Tools Ab Coated cutting tool insert

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003117705A (ja) * 2001-10-03 2003-04-23 Mitsubishi Materials Corp 高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
JP2006015451A (ja) * 2004-07-01 2006-01-19 Mitsubishi Materials Corp 高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具の製造方法
JP2006281363A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Kyocera Corp 表面被覆部材および表面被覆切削工具
JP2009090452A (ja) * 2007-08-24 2009-04-30 Seco Tools Ab 耐熱超合金の一般旋削のための被覆切削工具
US20130287507A1 (en) * 2010-11-23 2013-10-31 Seco Tools Ab Coated cutting tool insert
WO2013018768A1 (ja) * 2011-08-01 2013-02-07 日立ツール株式会社 表面改質wc基超硬合金部材、硬質皮膜被覆wc基超硬合金部材、及びそれらの製造方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019069514A (ja) * 2014-06-06 2019-05-09 住友電工ハードメタル株式会社 表面被覆工具およびその製造方法
US11583935B2 (en) * 2015-03-27 2023-02-21 Tungaloy Corporation Coated cutting tool
KR20180066200A (ko) * 2016-01-13 2018-06-18 스미또모 덴꼬오 하드메탈 가부시끼가이샤 표면 피복 절삭 공구 및 그 제조 방법
WO2017122448A1 (ja) * 2016-01-13 2017-07-20 住友電工ハードメタル株式会社 表面被覆切削工具およびその製造方法
CN108367363A (zh) * 2016-01-13 2018-08-03 住友电工硬质合金株式会社 表面被覆切削工具及其制造方法
US20180029144A1 (en) * 2016-01-13 2018-02-01 Sumitomo Electric Hardmetal Corp. Surface coated cutting tool and method for manufacturing the same
CN108367363B (zh) * 2016-01-13 2019-12-13 住友电工硬质合金株式会社 表面被覆切削工具及其制造方法
US10603726B2 (en) 2016-01-13 2020-03-31 Sumitomo Electric Hardmetal Corp. Surface coated cutting tool and method for manufacturing the same
KR102160349B1 (ko) * 2016-01-13 2020-09-25 스미또모 덴꼬오 하드메탈 가부시끼가이샤 표면 피복 절삭 공구 및 그 제조 방법
JP2017124463A (ja) * 2016-01-13 2017-07-20 住友電工ハードメタル株式会社 表面被覆切削工具およびその製造方法
JP2018164962A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 三菱マテリアル株式会社 表面被覆切削工具
JP7525669B2 (ja) 2021-02-12 2024-07-30 株式会社Moldino 被覆工具
WO2024004873A1 (ja) * 2022-06-27 2024-01-04 株式会社Moldino 被覆切削工具

Also Published As

Publication number Publication date
JP6331003B2 (ja) 2018-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6384341B2 (ja) 耐異常損傷性と耐摩耗性にすぐれた表面被覆切削工具
JP4748450B2 (ja) 高速断続切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆切削工具
JP5488824B2 (ja) 硬質難削材の高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐剥離性とすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆切削工具
JP6331003B2 (ja) 表面被覆切削工具
WO2016084939A1 (ja) 耐チッピング性、耐摩耗性にすぐれた表面被覆切削工具
JP2016185589A (ja) 表面被覆切削工具
JP5979438B2 (ja) 表面被覆切削工具
JP5440353B2 (ja) 表面被覆切削工具
JP5429693B2 (ja) 硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆切削工具
JP5594569B2 (ja) 表面被覆切削工具
JP5783462B2 (ja) 表面被覆切削工具
JP5979437B2 (ja) 表面被覆切削工具
JP5553013B2 (ja) 硬質難削材の高速高送り切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐剥離性とすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆切削工具
JP2012139795A (ja) 軟質難削材の高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐剥離性とすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆切削工具
JP2011240438A (ja) 耐熱性および耐溶着性にすぐれた表面被覆切削工具
JP2016165787A (ja) 表面被覆切削工具
JP6233588B2 (ja) 表面被覆切削工具
JP2014188637A (ja) 表面被覆切削工具
JP6206289B2 (ja) 表面被覆切削工具
JP5686254B2 (ja) 表面被覆切削工具
JP5440352B2 (ja) 表面被覆切削工具
JP5975342B2 (ja) 表面被覆切削工具
JP5692636B2 (ja) 表面被覆切削工具
JP5454788B2 (ja) 表面被覆切削工具
JP5440350B2 (ja) 表面被覆切削工具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6331003

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150