JP2015105518A - 自動水栓 - Google Patents

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洋輔 成海
Yosuke Narumi
洋輔 成海
中西 淳
Jun Nakanishi
淳 中西
和幸 清水
Kazuyuki Shimizu
和幸 清水
八木 真一
Shinichi Yagi
真一 八木
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Abstract

【課題】吐水の形態を切替操作する際に、検知センサで手が検知され、誤って吐水されることを防止できる自動水栓を提供する。
【解決手段】吐水口1aを備えた吐水部1と、吐水部1に設けられ、吐水口1aよりも下方の検知領域内の物体を検知する検知センサ部2と、検知センサ部2からの検知信号に基づいて吐水と止水を自動制御するための制御部27と、吐水部1に設けられ、使用者が指をかけて回動操作することによって吐水の形態を切り替えるための操作部21とを備えた自動水栓Aにおいて、操作部21と吐水口1aと検知センサ部2をこの順で一直線上に配置するようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動水栓に関する。
従来、赤外線センサや光電センサ、電波センサなどの検知センサ(検知センサ部)で手などの物体を検知すると自動的に吐水し、検知センサによる検知領域内から物体が外れると自動的に止水するように構成した自動水栓(自動水栓装置)がキッチンカウンターや、トイレ、洗面所の洗面化粧台などに多用されている。
また、この種の自動水栓には、例えば、基端をキッチンカウンターや洗面化粧台の天板などに固定して突設された支持部と、水を吐出する吐水口を備え、支持部の先端側に配設されたヘッド部(吐水部本体)とを備えて吐水部を構成し、さらに、吐水口よりも後方に位置する支持部に検知センサを設けて構成したものがある。これにより、手などの被検知物体を吐水口側に出すと、支持部に設けられた検知センサでこれを検知し、自動的に吐水させることができる。
また、使用者の指で回動操作し、吐水口からの吐水の形態を直流やシャワー等に切り替えるための操作レバー(操作部)をヘッド部(吐水部本体)に備えた自動水栓もある。
さらに、使用者側から見て、吐水形態切替用の操作レバーを備えたヘッド部(吐水部本体)の斜め後方に検知センサを設けて構成した自動水栓もある。この自動水栓においては、手などを吐水口側に出すと、これを吐水口の斜め後方に配設された検知センサが検知し、自動的に吐水させることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−270458号公報
しかしながら、上記従来の自動水栓においては、回動操作によって吐水口からの吐水の形態を直流やシャワーなどに切り替えるための操作レバーが吐水口の前方(使用者側)にあり、検知センサが吐水口及び操作レバーの斜め後方に配置されている。このため、操作レバーを回動操作するために使用者が操作レバーに手(指)をかけると、この手が検知センサの検知領域(検知範囲)に入って、検知センサがこれを検知し、吐水の形態を切替操作したいにもかかわらず、誤って吐水されてしまうおそれがあった。
本発明は、上記事情に鑑み、吐水の形態を切替操作する際に、検知センサで手が検知され、誤って吐水されることを防止できる自動水栓を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の自動水栓においては、吐水口を備えた吐水部と、前記吐水部に設けられ、前記吐水口よりも下方の検知領域内の物体を検知する検知センサ部と、前記検知センサ部からの検知信号に基づいて吐水と止水を自動制御するための制御部と、前記吐水部に設けられ、使用者が指をかけて回動操作することによって吐水の形態を切り替えるための操作部とを備えた自動水栓において、前記操作部と前記吐水口と前記検知センサ部が、使用者側からこの順で一直線上に配置されていることを特徴とする。
ここで、本発明における「一直線上」とは、操作部が回動操作されるものであるため、この操作部の回動操作範囲のいずれかの位置において、操作部と吐水口と検知センサ部がこの順で一直線上に配置されることを意味する。また、言い換えれば、操作部の回動操作範囲のいずれかの位置において、操作部と吐水口と検知センサ部がこの順で直列配置されることを意味する。
また、本発明の自動水栓においては、前記検知センサ部が、前記操作部及び前記吐水口の後方に、且つ前記吐水口に隣接して配設されていることが望ましい。
さらに、本発明の自動水栓においては、前記吐水口から吐出する吐水の吐水軸方向と、前記検知センサ部の検知軸方向とが略平行になるように、前記吐水口と前記検知センサ部が設けられていることがより望ましい。
ここで、本発明における「略平行」とは、検知センサ部を吐水口の後方に、且つ吐水口に隣接して配設した構成において、吐水口からの吐水と検知センサ部の検知領域がかぶりにくく、吐水による検知センサ部の誤検知の発生を抑止できる程度に、吐水の吐水軸方向と検知センサ部の検知軸方向とが平行もしくは平行に近い状態にあることを意味する。
また、本発明の自動水栓においては、前記操作部が、前記吐水口が設けられた前記吐水部の外殻体の下面よりも下方に突出するとともに使用者側の前方に延出して形成されていることがさらに望ましい。
本発明の自動水栓においては、操作部と吐水口と検知センサ部がこの順で一直線上に配置されていることにより、言い換えれば、回動操作によって吐水の形態を直流やシャワーなどに切り替えるための操作部と、検知領域(検知範囲)が吐水口からの吐水にかからないようにその配置が設定される検知センサ部との間に吐水口が介設されているため、使用者が操作部を指で回動操作する際に、手が検知センサ部の検知領域に入ることを確実に防止できる。
これにより、吐水の形態を切り替えるための操作部を回動操作する際に、使用者の手が検知センサ部の検知領域に入ってしまい、誤って吐水されることを確実に防止することが可能になり、高精度で、使い勝手の良い自動水栓を実現することが可能になる。
また、本発明の自動水栓においては、検知センサ部が操作部及び吐水口の後方に、且つ吐水口に隣接して配設されていることにより、操作部の回動操作など、吐水部前方での動作により誤って吐水されることがない上、使用者が手(被検知物体)を奥まで突き出すことなく、手を吐水口付近にかざすなどすれば、確実に検知センサ部がこれを検知し吐水させることが可能になる。また、吐水部(吐水口)に対して横方向の側方から手などの物体を入れた場合であっても、吐水口の後方に隣接して検知センサ部が設けられているため、やはり、確実に検知センサ部がこれを検知し吐水させることが可能になる。これにより、高精度で、より使い勝手の良い自動水栓を実現することが可能になる。
さらに、検知センサ部が操作部及び吐水口の後方に、且つ吐水口に隣接して配設されていることにより、検知センサを見えにくくすることができ、吐水部ひいては自動水栓の意匠性を向上させることができる。
また、本発明の自動水栓においては、吐水口から吐出する吐水の吐水軸方向(吐出軸方向)と、検知センサ部の検知軸方向(検知領域の中心軸方向)とが略平行になるように、吐水口と検知センサ部が設けられていることで、使用者が操作部を指で回動操作する際に、より確実に手が検知センサ部の検知領域に入ることを防止できる。また、吐水と検知センサ部の検知領域(検知範囲)がかぶりにくく、吐水による検知センサ部の誤検知の発生を抑止することができる。これにより、高精度で、さらに使い勝手の良い自動水栓を実現することが可能になる。
さらに、本発明の自動水栓においては、操作部が吐水部の外殻体の下面よりも下方に突出するとともに使用者側の前方に延出して形成されていることにより、吐水の形態を切り替える際には、例えば、使用者が、親指を操作部にかけ、他の指を吐水部の外殻体の側部や上部にかけて、操作部を回動操作することができる(することになる)。これにより、使用者が操作部を指で回動操作する際に、さらに確実に使用者の手が検知センサ部の検知領域に入ることを防止できる。
また、例えば、吐水部の外殻体の先端側の側面などにスリットを形成し、このスリットに挿通させて操作部を前方に突出させた場合には、スリットや操作部に水垢などの汚れが付着しやすく、さらに吐水部の外殻体や操作部を洗浄しにくくなる。
これに対し、本発明の自動水栓では、吐水部の外殻体よりも下方に突出させ、且つ前方に延出させて操作部が形成されているため、操作部や吐水部の外殻体が汚れにくくなる上、これらの洗浄も容易に行うことが可能になる。
本発明の一実施形態に係る自動水栓を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る自動水栓を示す図である。 本発明の一実施形態に係る自動水栓の吐水部を示す斜め上側から見た図である。 本発明の一実施形態に係る自動水栓の吐水部を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る自動水栓の吐水部を示す正面下側から見た図である。 本発明の一実施形態に係る自動水栓の吐水部のヘッド部を引き出した状態を示す図である。
以下、図1から図6を参照し、本発明の一実施形態に係る自動水栓について説明する。
本実施形態の自動水栓Aは、例えば図1に示すように、キッチンカウンターやトイレ、洗面所の洗面化粧台などに設置され、吐水部1の検知センサ2a(検知センサ部2)で手などの物体を検知すると自動的に吐水し、検知センサ2aによる検知領域(検知範囲)内から物体が外れると自動的に止水するように構成された水栓装置である。
また、この自動水栓Aは、例えば水汲みを行う場合など、長時間吐水を続けたい場合に、手動操作レバー3a(手動操作部3)を操作すると、手動水栓としても使用できるように構成されている。
具体的に、本実施形態の自動水栓Aは、図1及び図2に示すように、給水路4及び給湯路5(給水管及び給湯管)が繋がる水栓本体部6と、水栓本体部6の上部に設けられた手動操作部3と、吐水口1aを有する吐水部1とが主な構成要素とされている。
水栓本体部6は、その内部に混合弁としての弁カートリッジ7を収容して構成されており、この弁カートリッジ7に対して水と湯をそれぞれ供給する給水路4と給湯路5が接続されている。
また、本実施形態の自動水栓Aにおいては、吐水部1の吐水口1aに繋がる吐水路(吐水管、水栓ホース)8が設けられ、この吐水路8と水栓本体部6の弁カートリッジ7が手動吐水流路(手動吐水管)9と自動吐水流路(自動吐水管)10の2つの流路で接続されている。
さらに、手動操作部3は、水栓本体部6に対して上下方向に延びる回動軸周りに回動自在に、且つ傾動自在に接続されるとともに、この手動操作部3に従動させるように弁カートリッジ7に接続されている。また、シンクやボール側、使用者側の前方に向けて突出し、水栓本体部6の弁カートリッジ7を手動操作するための手動操作レバー3aを備えている。そして、この手動操作レバー3aを左右方向に移動させて手動操作部3を上下方向に延びる回動軸周りに回動させると、弁カートリッジ7が従動し、これに伴いその回動量に応じて給水と給湯の混合割合が変わり、手動吐水状態での吐水温度が調節される。また、手動操作レバー3aを上下方向に移動させて手動操作部3を上下方向に傾動させると(引き上げ/引き下げ操作すると)、弁カートリッジ7が従動し、手動操作レバー3aの移動量に応じて手動吐水状態における吐水量が調節される。
さらに、自動吐水流路10には、自動吐水流路10を開閉する電磁弁などの開閉弁11が設けられている。
一方、本実施形態の吐水部1は、図1から図5に示すように、例えばキッチンカウンターやトイレ、洗面所の洗面化粧台の天板などの固定面に基端15aを接続して突設された支持部15と、支持部15の先端15b側に配設されるとともに吐水口1aが形成された吐水部本体12とを備えて構成されている。
さらに、本実施形態では、吐水部本体12が、吐水口1aが形成されるとともに支持部15の先端15b側に着脱可能に設けられたヘッド部16と、支持部15の先端15b側に一体に設けられた検知センサ部2とを備えて構成されている。
本実施形態では、支持部15が、基端15aから上方に向けて突出し、さらにシンクやボール側の前方に向けて延設されている。また、この支持部15は、図4及び図6に示すように、外殻体24の先端15b側に、先端15b及び両側面に開口し、上面から下面側に向けて凹む係合凹部17と、係合凹部17によって下方部分に突出形成された係合凸部18とを備えて形成されている。また、支持部15の係合凸部18は、外殻体24を下方に突出して形成されており、この下方に突出した外殻体24の係合凸部18の内部に赤外線センサや光電センサ、電波センサなどの検知センサ2aを収容して検知センサ部2が構成されている。
ヘッド部16は、外殻体22の後端16a側に、後端16a及び両側面に開口し、下面から上面側に向けて凹む係合凹部19と、係合凹部19によって上方部分に突出形成された係合凸部20とを備えて形成されている。また、このヘッド部16は、吐水機構を外殻体22の内部に備え、係合凹部19よりも先端16b側の下方に突出した部分の下面に吐水機構の吐水口1aが形成されている。
そして、図4及び図6に示すように、互いの係合凹部17、19と係合凸部18、20を係合させることで、支持部15の先端15b側にヘッド部16が着脱可能に装着して保持される。このように支持部15の先端15b側にヘッド部16を着脱可能に装着して保持した状態で、支持部15とヘッド部16は、互いの上面同士、側面同士がほぼ滑らかに繋がり、また、下面同士も略同一平面上に配設される。
また、吐水路を形成する水栓ホース(吐水管)8が支持部15の内部からヘッド部16の内部に延設され、吐水機構の吐水口1aに接続されている。そして、ヘッド部16を支持部15から外して引き出すと、フレキシブルな水栓ホース8も引き出されるように構成され、これにより、使用者がヘッド部16を引き出し、吐水口1aの向きなどを自在に変えながら使用することができる。
さらに、図3から図6に示すように、係合凹部17、19と係合凸部18、20を係合させて支持部15の先端15b側にヘッド部16を着脱可能に一体に装着した状態で、吐水部本体12に設けられた検知センサ部2が吐水口1aの後方に、且つ吐水口1aに隣接して配設されている。また、検知センサ部2は、ヘッド部16の吐水口1aが形成された下面と略同一水平面上に配される支持部15の係合凸部18の下面に検知センサ面が配されるようにして設けられている。すなわち、この検知センサ部2は、ヘッド部16の吐水口1aの後方に、且つ吐水口1aに隣接して配設されるとともに、吐水口1aよりも下方に検知領域を形成するように配設されている。
また、本実施形態では、図4に示すように、吐水口1aから吐出する吐水の吐水軸方向(吐出軸方向)O1と、検知センサ部2の検知軸方向(検知領域の中心軸方向)O2とが略平行になるように、吐水口1aと検知センサ部2が設けられている。さらに、本実施形態では、吐水口1aと検知センサ面とが略真下を向くように、吐水口1aと検知センサ部2が設けられている。
さらに、本実施形態の自動水栓Aにおいては、図1から図5に示すように、吐水部1に、吐水口1aから吐出される吐水の形態を例えば直流とシャワーに切り替えるための操作部21が具備されている。この操作部21は、吐水部1のヘッド部16の外殻体22の内部に収容された周知の切替機構の構成要素とされている。
また、本実施形態の操作部21は、吐水口1aが設けられたヘッド部16(吐水部1)の外殻体22の下面よりも下方に突出するとともに使用者側の前方に延出して形成されている。より具体的に、本実施形態の操作部21は、ヘッド部16の外殻体22の下面から下方に向かうに従い漸次前方に延出して形成されている。さらに、この操作部21は、前方に向かうに従い漸次その幅が小となるようにして、略三角板状に形成されている。
このように構成された本実施形態の操作部21は、吐水口1aから吐出する吐水の吐水軸と同軸の切替機構の中心軸O1周りに回動可能に設けられ、この操作部21を左右方向に回動操作して切替機構を駆動させることで、吐水口1aからの吐水の形態を直流やシャワーに切り替えることができる。
そして、本実施形態の自動水栓Aでは、上記のように構成した操作部21と吐水口1aと検知センサ部2が、この順で一直線上に配置されている。
ここで、「一直線上」とは、操作部21が回動操作されるものであるため、この操作部21の回動操作範囲のいずれかの位置において、操作部21と吐水口1aと検知センサ部2がこの順で一直線上に配置されることを意味する。
言い換えると、使用者が吐水部1に正対した状態で、操作部21の回動操作範囲のいずれかの位置において、操作部21と吐水口1aと検知センサ部2が、この順で使用者側の前方から後方に向かって直列配置される。また、このとき、検知センサ部2が、操作部21及び吐水口1aの後方に、且つ吐水口1aに隣接して配設されている。
また、本実施形態の自動水栓Aの吐水部1は、支持部15にヘッド部16を装着して保持させた状態で、ヘッド部16の係合凸部20の後端16aと支持部15の係合凹部17側の先端15bとの間に配設されるとともに、支持部15に一体に取り付けて配設された表示部26を備えて構成されている。
また、この表示部26は、例えば、灯光カバーの内部に光源を収容して構成されている。さらに、本実施形態の表示部26は、光源として複数のLEDが用いられ、これら複数のLEDを灯光カバーの内部に並べて収容し、支持部15にヘッド部16を保持させた状態で灯光カバーが支持部15やヘッド部16と互いの上面同士をほぼ滑らかに繋がるようにして配設されている。そして、赤色、緑色、青色の光が複数のLEDによって選択的に発光(点灯、点滅、明滅)することで、自動水栓Aの使用者に、表示部26(灯光カバー)の発光色および発光状態で自動吐水状態や手動吐水状態および故障などの警告情報などの吐水制御状態を認識させることができる。
また、本実施形態の自動水栓Aは、検知センサ部2と開閉弁11と表示部26とに接続され、検知センサ部2からの検知信号に基づいて、開閉弁11の開閉駆動や表示部26による表示形態を制御する制御部27を備えている。
次に、上記構成からなる本実施形態の自動水栓Aの作用及び効果について説明する。
本実施形態の自動水栓Aにおいては、まず、検知センサ部2(検知センサ2a)が、吐水部1の支持部15の先端15b側に設けられ、吐水口1aを備えた吐水部本体12に配設されるとともに、使用者から見て操作部21及び吐水口1aの後方に、且つ吐水口1aに隣接して配設されている。さらに、操作部21と吐水口1aと検知センサ部2とが、この順で一直線上に配設されている。このため、従来の自動水栓と比較し、使用者から検知センサ2aが見えにくくなり、吐水部1ひいては自動水栓Aの意匠性の向上が図られている。
そして、この自動水栓Aにおいては、検知センサ部2が手などの物体を検知すると、制御部27に検知信号が送られ、この検知信号を受けた制御部27の動作指令によって自動吐水流路10の開閉弁11が開く。これにより、水栓本体部6から自動吐水流路10、吐水路8を流通し、吐水部1の吐水口1aから吐水される。
また、このとき、検知センサ部2が吐水口1aの後方に、且つ吐水口1aに隣接して配設されているため、吐水部1前方での動作により誤って吐水されることがない。さらに、使用者が手などを奥まで突き出すことなく、吐水部1の先端側にかざすなどすれば、確実に検知センサ部2がこれを検知して吐水される。
また、吐水部1(吐水口1a)に対して横方向の側方から手などを入れた場合であっても、吐水口1aの後方に隣接して検知センサ部2が設けられているため、やはり、確実に検知センサ部2がこれを検知して吐水される。
さらに、本実施形態の自動水栓Aにおいては、吐水口1aから吐出する吐水の吐水軸方向O1と、検知センサ部2の検知軸方向O2とが略平行になるように、吐水口1aと検知センサ部2が設けられている。このため、吐水と検知センサ部2の検知領域(検知範囲)がかぶりにくくなり、吐水口1aから吐出した吐水を検知センサ部2が誤検知してしまうことが抑止される。
一方、本実施形態の自動水栓Aでは、操作部21が吐水部1の外殻体22の下面よりも下方に突出するとともに使用者側の前方に延出して形成されている。これにより、吐水の形態を直流からシャワーに、シャワーから直流に切り替える際には、例えば、使用者が、親指を操作部21にかけ、他の指を吐水部1の外殻体22の側部や上部にかけて、操作部21を回動操作することになる。これにより、使用者が操作部21を指で回動操作する際に、使用者の手が検知センサ部2の検知領域に入ることがない。
また、回動操作によって吐水の形態を直流やシャワーなどに切り替えるための操作部21と、検知領域(検知範囲)が吐水口1aからの吐水にかからないようにその配置が設定された検知センサ部2との間に吐水口1aが介設されている。このため、使用者が操作部21を指で回動操作する際に、確実に手が検知センサ部21の検知領域に入ることがない。
ここで、例えば、吐水部1の外殻体22の先端側の側面などにスリットを形成し、このスリットに挿通させて操作部21を前方に突出させた場合には、スリットや操作部21に水垢などの汚れが付着しやすく、さらに吐水部1の外殻体22や操作部21を洗浄しにくくなる。
これに対し、本実施形態では、操作部21がヘッド部16(吐水部1)の外殻体22の下面よりも下方に突出するとともに使用者側の前方に延出して形成されているため、スリットに操作部21を挿通させる構成と比較し、操作部21やヘッド部16の外殻体22が汚れにくくなる。また、これら操作部21や、ヘッド部16、吐水部1の外殻体22の洗浄も容易に行える。
さらに、本実施形態では、操作部21が前方に向かうに従い漸次その幅が小となるようにして、略三角板状に形成されている。このため、使用者が指(親指)をかけて操作部21を左方向や右方向に回動操作する際、左方向の回動操作時には略三角板状の一辺に、右方向の回動操作時には略三角板状の他辺にそれぞれ指をかけることで、容易に且つ円滑に操作部21を回動操作することができ、ひいては容易に且つ円滑に吐水の形態を切り替えることができる。
なお、本実施形態の自動水栓Aにおいては、例えば、制御部27が開閉弁11を開く動作指令を出すとともに、表示部26に動作指令を出し、この表示部26が自動吐水状態であることを表すように例えば赤色等で点灯発光する。これにより、使用者は自動吐水状態であることを容易に認識できる。また、使用者が手動操作部の手動操作レバー3aを操作すると、手動吐水流路9に吐水が流れ、吐水口1aから手動で吐水させることもできる。
したがって、本実施形態の自動水栓Aにおいては、操作部21と吐水口1aと検知センサ部2がこの順で一直線上に配置されていることにより、言い換えれば、回動操作によって吐水の形態を直流やシャワーなどに切り替えるための操作部21と、検知領域が吐水口1aからの吐水にかからないようにその配置が設定された検知センサ部2との間に吐水口1aが介設されているため、使用者が操作部21を指で回動操作する際に、手が検知センサ部2の検知領域に入ることを確実に防止できる。
これにより、吐水の形態を切り替えるための操作部21を回動操作する際に、使用者の手が検知センサ部2の検知領域に入ってしまい、誤って吐水されることを確実に防止することが可能になり、高精度で、使い勝手の良い自動水栓Aを実現することが可能になる。
また、本実施形態の自動水栓Aにおいては、検知センサ部2が操作部21及び吐水口1aの後方に、且つ吐水口1aに隣接して配設されていることにより、操作部21の回動操作など、吐水部1前方での動作により誤って吐水されることがない。さらに、使用者が手などの物体を奥まで突き出すことなく、手を吐水口付近にかざすなどすれば、確実に検知センサ部2がこれを検知し吐水させることが可能になる。また、吐水部1ひいては吐水口1aに対して横方向の側方から手などの物体を入れた場合であっても、吐水口1aの後方に隣接して検知センサ部2が設けられているため、やはり、確実に検知センサ部2がこれを検知し吐水させることが可能になる。これにより、高精度で、より使い勝手の良い自動水栓Aを実現することが可能になる。
さらに、検知センサ部2が操作部21及び吐水口1aの後方に、且つ吐水口1aに隣接して配設されていることにより、検知センサ2aを見えにくくすることができ、吐水部1ひいては自動水栓Aの意匠性を向上させることができる。
また、本実施形態の自動水栓Aにおいては、吐水口1aから吐出する吐水の吐水軸方向O1と、検知センサ部2の検知軸方向O2とが略平行になるように、吐水口1aと検知センサ部2が設けられていることで、使用者が操作部21を指で回動操作する際に、より確実に手が検知センサ部2の検知領域に入ることを防止できる。また、吐水と検知センサ部2の検知領域がかぶりにくく、吐水による検知センサ部2の誤検知の発生を抑止することができる。これにより、高精度で、さらに使い勝手の良い自動水栓Aを実現することが可能になる。
さらに、本実施形態の自動水栓Aにおいては、操作部21が吐水部1の外殻体22の下面よりも下方に突出するとともに使用者側の前方に延出して形成されていることにより、吐水の形態を切り替える際には、例えば、使用者が、親指を操作部21にかけ、他の指を吐水部1の外殻体22の側部や上部にかけて、操作部21を回動操作することができる。これにより、使用者が操作部21を指で回動操作する際に、さらに確実に使用者の手が検知センサ部2の検知領域に入ることを防止できる。
また、本実施形態の自動水栓Aでは、吐水部1の外殻体22よりも下方に突出させ、且つ前方に延出させて操作部21が形成されているため、操作部21や吐水部1の外殻体22が汚れにくくなる上、これらの洗浄も容易に行うことが可能になる。
以上、本発明に係る自動水栓の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、ヘッド部16を引き出して使用できる自動水栓Aを一例として挙げ、説明を行ったが、本発明に係る自動水栓は、ヘッド部16を支持部15に一体形成してなる吐水部1を備えて構成されていてもよく、この場合においても、本実施形態と同様の作用効果を得ることが可能である。
また、本実施形態では、水と湯を吐水可能な自動水栓Aについて説明を行ったが、本発明に係る自動水栓は、勿論、水のみを吐水する自動水栓であってもよい。
1 吐水部
1a 吐水口
2 検知センサ部
2a 検知センサ
3 手動操作部
3a 手動操作レバー
4 給水路
5 給湯路
6 水栓本体部
7 弁カートリッジ
8 吐水路(吐水管、水栓ホース)
9 手動吐水流路(手動吐水管)
10 自動吐水流路(自動吐水管)
11 開閉弁
12 吐水部本体
15 支持部
15a 基端
15b 先端
16 ヘッド部
16a 後端
16b 先端
17 係合凹部
18 係合凸部
19 係合凹部
20 係合凸部
21 操作部
22 ヘッド部の外殻体
24 支持部の外殻体
26 表示部
27 制御部
A 自動水栓
O1 吐水軸方向
O2 検知軸方向
T 操作部の回動操作方向

Claims (4)

  1. 吐水口を備えた吐水部と、前記吐水部に設けられ、前記吐水口よりも下方の検知領域内の物体を検知する検知センサ部と、前記検知センサ部からの検知信号に基づいて吐水と止水を自動制御するための制御部と、前記吐水部に設けられ、使用者が指をかけて回動操作することによって吐水の形態を切り替えるための操作部とを備えた自動水栓において、
    前記操作部と前記吐水口と前記検知センサ部が、使用者側からこの順で一直線上に配置されていることを特徴とする自動水栓。
  2. 請求項1記載の自動水栓において、
    前記検知センサ部が、前記操作部及び前記吐水口の後方に、且つ前記吐水口に隣接して配設されていることを特徴とする自動水栓。
  3. 請求項1または請求項2に記載の自動水栓において、
    前記吐水口から吐出する吐水の吐水軸方向と、前記検知センサ部の検知軸方向とが略平行になるように、前記吐水口と前記検知センサ部が設けられていることを特徴とする自動水栓。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の自動水栓において、
    前記操作部が、前記吐水口が設けられた前記吐水部の外殻体の下面よりも下方に突出するとともに使用者側の前方に延出して形成されていることを特徴とする自動水栓。
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