JP2015104392A - 遊技板及び遊技機 - Google Patents

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Kazuhiro Toyonaga
和博 豊永
原 徳昭
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徳昭 原
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【課題】奥行き感を有し、立体的な印象を与える遊技板及び遊技機を提供する。【解決手段】透明又は半透明な素材で作製された遊技基板10と、前記遊技基板10の前面側の一部に背面側が視認可能な第1背面側視認可能領域を有するように前記遊技基板10の前面の全部又は一部に設けられた前面装飾層20と、前記遊技基板10の後面であって、前記第1背面側視認可能領域に対向する位置の少なくとも一部に設けられた後面装飾層30と、を備えている遊技板100とした。【選択図】図1

Description

本発明は、パチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機等の遊技球を遊技媒体として用いる遊技機の遊技板及び遊技機に関する。
従来、パチンコ遊技機等の遊技板は、遊技球を遊技領域に誘導する2本のガイドレールが装着されるとともに、ガイドレールで囲まれた遊技領域には図柄変動表示装置、入賞装置等の遊技部品が配設されている。そして、これら遊技部品の周辺には障害釘、風車等が植設され、これにより、遊技領域を落下する遊技球の落下経路に変化を与えている。
近年、遊技板は、環境保護の観点や意匠上の観点から、合板製に代えて合成樹脂製のものが提案されている。特に透明な合成樹脂により成形された遊技板は、遊技板の背面側にも各種装飾部材を配置できることから、奥行き感のある斬新なデザインを採用することができ、興趣が高められるといった利点がある(特許文献1)。
また、透明な合成樹脂製の遊技板の表面に、遊技板を保護するハードコート層とともに、その内側に装飾が描かれた絵柄層が形成された遊技板用保護フィルムを転写する技術が提案されている(特許文献2参照)。
特開2007−289359号公報 特開2011−101791号公報
確かに特許文献1に示された発明では、奥行き感のあるデザインを採用することができるが、透明部全域の背面側に各種装飾部材を配置しなければ、逆に遊技板の奥側の配線や遊技球処理通路が丸見えになってしまうという問題がある。そのため、必然的に透明部全域に多数の装飾用部品を配置することになり、コストパフォーマンスが著しく低下するという問題があった。
また、特許文献2に示された発明では、ハードコート層とともに絵柄層を転写することで、生産性を向上させることができるが、遊技板面から受ける印象が平面的になり、せっかくの透明板面の背面側を活かすことができないという問題があった。
そこで、本発明は、上記課題を鑑みてなされたもので、生産コストを抑えつつ、奥行き感を有する遊技板を提供することを主たる目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明にかかる遊技板は、
透明又は半透明な素材で作製された遊技基板と、
前記遊技基板の前面側の一部に背面側が視認可能な第1背面側視認可能領域を有するように前記遊技基板の前面の全部又は一部に設けられた前面装飾層と、
前記遊技基板の後面であって、前記第1背面側視認可能領域に対向する位置の少なくとも一部に設けられた後面装飾層と、
を備えていることを特徴とする。
本発明の遊技板によれば、透明又は半透明の遊技基板の前面の一部に形成された第1背面側視認可能領域によって、後面装飾層を視認することができる。そのため、前面装飾層の装飾と、第1背面側視認可能領域から視認できる後面装飾層の装飾とで遊技基板の厚さ分だけ視認される奥行きが異なるので、奥行き感を有する立体的な印象の装飾効果を有する遊技板を提供することができる。
また、本発明にかかる遊技板において、前記遊技基板の後面側であって、前記第1背面側視認可能領域に対向する位置の少なくとも一部に背面側が視認可能な第2背面側視認可能領域を有していることを特徴とするものであってもよい。かかる構成を採用することによって、遊技基板の前面に形成される第1背面側視認可能領域と、遊技基板の後面に形成される第2背面側視認可能領域が重なった部分においては、後面のさらに背面側が視認可能となる。そのため、前面装飾層による装飾と、後面装飾層による装飾と、背面側が視認可能な部位とにおける3段階の奥行き感を有する遊技板を提供することができる。
さらに、本発明にかかる遊技板において、前記遊技基板の前記第1背面側視認可能領域と前記第2背面側視認可能領域とが設けられている位置の背面側の少なくとも一部に、遊技基板の後面に当接又は間隙を開けて背面装飾部が配置されることを特徴とするものであってもよい。遊技基板の前面に形成される第1背面側視認可能領域と、遊技基板の後面に形成される第2背面側視認可能領域が重なった部分の背面側に背面装飾部を配置することによって、前面装飾層による装飾と、後面装飾層による装飾に加え、さらに奥側に背面装飾部による装飾によって、3段階の奥行き感がある装飾を有する遊技板を提供することができる。
さらに、本発明にかかる遊技機において、前述した遊技板と、前記遊技板の前記第1背面側視認可能領域と前記第2背面側視認可能領域とが設けられている位置の背面側の少なくとも一部に設けられた背面装飾部と、を備えていることを特徴とする。かかる構成を採用することによって、前面装飾層による装飾と、後面装飾層による装飾と、背面装飾部における装飾によって、3段階の奥行きを有する装飾機能を有する遊技機を提供することができる。
さらに、本発明にかかる遊技機において、前記背面装飾部は、立体構造物であることを特徴とするものであってもよい。背面装飾部が立体構造を有することから、最奥側の装飾がそれ自体で奥行き感を有する立体的な装飾となる。そのため全体として、三段階の奥行きに加え、より立体的な装飾が施された印象を有する遊技機を提供することができる。
本発明にかかる遊技板及び遊技機によれば、奥行き感を有し、立体的な印象を与える遊技板及び遊技機を提供することができる。
図1は、第1実施形態にかかる遊技板100の斜視図である。 図2は、第1実施形態にかかる遊技板100の分解斜視図である。 図3Aは、第1実施形態にかかる遊技板100の前面装飾層を形成する前面装飾用フィルム25を示す断面図である。図3Bは、前面装飾用フィルム25に保護フィルム50を積層した状態を示す断面図である。図3Cは、後面装飾層30を形成する後面装飾用フィルム35を示す断面図である。 図4は、第1実施形態にかかる遊技板100を作製する工程を示す模式図である。 図5は、第1実施形態にかかる遊技板100の別実施形態を示す斜視図である。 図6は、第1実施形態にかかる遊技板100の別実施形態を示す分解斜視図である。 図7は、第2実施形態にかかる遊技板100及び遊技機110を示す分解斜視図である。
上記簡単に説明した図面に基づいて、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、本明細書及び特許請求の範囲において、「接合」とは、それぞれが容易に分離できない状態を示し、接合する方法は貼着、転写等の種々の手段を採用することができる。また、「フィルム」とは、シートをも含む概念であり、特に厚さによって区別するものではなく、比較的厚いプラスチックシートを除外するものではない。また、「粘着層」とは、特に使い分けている場合を除き、接着剤又は粘着剤が塗布された層の両方を含む概念である。また、「遊技板」とは、遊技基板用フィルムを接合した後の遊技板を示し、「遊技基板」とは、前面装飾層及び後面装飾層を形成する前の板材を示す。
第1実施形態にかかる遊技板100が図1及び図2に示されている。図1は、遊技板100の斜視図であり、図2は、遊技板100の分解斜視図である。第1実施形態にかかる遊技板100は、遊技基板10、この遊技基板10の前面に形成された前面装飾層20、遊技基板10の後面に形成された後面装飾層30を主として有している。
遊技基板10は、アクリル、ABS樹脂、ポリカーボネート又はポリスチロール等の合成樹脂を用いて、射出成形又は押出成形によって作製される。遊技基板10は、無色透明であっても、有色透明であってもよいし、半透明であってもよい。遊技基板10は、障害釘が植設可能な8mmから20mmの厚さを有する矩形の板状に形成され、図2に示すように、図柄変動表示装置が取り付けられる図柄変動装置取付用開口部10aと、可動型入賞口、大入賞口等の各種入賞装置、電子ディスプレイ、ランプその他の装飾体を取り付けるため図柄変動装置取付用開口部10aと比較して小さい小開口部10bが形成されている。これら図柄変動装置取付用開口部10a及び小開口部10bは、射出成形で同時に作製してもよいし、射出成形の後又は押出成形の後、NCルーター加工機等による切削加工によって別工程で作製してもよい。その他、適宜、必要に応じて外周縁部に額縁状の補強リブを一体に形成したり、肉抜き部を設けたりしてもよい。
前面装飾層20は、図2に示すように、前面装飾用フィルム25で形成されており、図3Aに示すように、下層から粘着層21、印刷層22、合成樹脂フィルム23及びハードコート層24を備えており、主として遊技基板10の表面を保護する機能と、遊技基板10の表面を修飾する機能とを有する。なお、前面装飾用フィルム25の各層は、視認性向上のため実際の製品よりかなり厚く図示されており、図3中の各層の厚さの比は、実際の前面装飾用フィルム25の各層の厚さの比率を反映したものではない。
粘着層21は、遊技基板10と接合する層であり、接着剤又は粘着剤で形成される。接着剤又は粘着剤は、特に限定するものではないが、粘着剤の例としては、ポリウレタン系粘着剤、アクリル系粘着剤、シリコン系粘着剤、ゴム系粘着剤、ポリエステル系粘着剤、ポリビニルブチラール系粘着剤、エチレン−酢酸ビニル系粘着剤等が挙げられる。好ましくは、アクリル系の二液混合型のものが好ましく、より好ましくは、アクリル酸エステル共重合体を含むものがよい。また、粘着剤の機能の面からは、溶剤型粘着剤、熱硬化型粘着剤、活性エネルギー線硬化型粘着剤等いずれであってもよい。
印刷層22は、合成樹脂フィルム23に印刷されて遊技板100の絵柄等の装飾を施した層である。印刷層22は、着色インク又は無色インクを用いて合成樹脂フィルム23の表面に印刷される。印刷層22の絵柄等には、特に制限はなく、絵柄、図柄、画像、模様、文字等又はこれらの組み合わせが含まれる。印刷層22は、図2に示すように、一部にのみ絵柄、文字等の前面装飾部22aが印刷される。それ以外の面は、有色又は無色の透明又は半透明に形成され、後面又は背面側が視認可能な第1背面側視認可能領域22bが形成される。なお、第1背面側視認可能領域22bは、透明又は半透明なインクを用いて印刷してもよいし、印刷しなくてもよい。印刷層22の印刷には、着色インク又は無色インクを用いた通常のオフセット印刷、UV硬化型オフセット印刷、スクリーン印刷、グラビア印刷等の中から任意に選択して行うことができる。
合成樹脂フィルム23は、耐透湿性と気体透過性とを考慮して選択されたプラスチック素材で作製される。プラスチック素材としては、例えば、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、メタクリル系樹脂フィルム、ポリ塩化ビニル樹脂フィルム等の合成樹脂が挙げられるが、特に限定するものではない。好ましくは、適度に耐透湿性、気体透過性を有するため、印刷層22に適切な状態を保つことができることに加え、引っ張り強さが強く、適度な伸びもあり、腰が強く、弾性回復性が優れている等の特性を有し、加工の面でも取り扱いやすいポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを使用するとよい。フィルムの厚さは限定するものではないが、遊技基板10への接合の際に、装飾フィルムの剛性によって取り扱いづらくなることから、適度な腰を有する10μm〜200μm程度の厚さのものを使用するとよい。
ハードコート層24は、合成樹脂フィルム23の表面に形成され、遊技板100として完成された際に最外層を構成する層であり、合成樹脂フィルム23とともに、下層の印刷層22や遊技基板10を遊技球から保護する機能を有する。ハードコート層24は、熱硬化性樹脂や活性エネルギー線硬化性樹脂を主成分とする樹脂を用いるとよい。上記熱硬化性樹脂としては、熱によって重合又は架橋する、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂等が挙げられる。上記活性エネルギー線硬化性樹脂は、紫外線や電子線等の活性エネルギー線によって重合・硬化する樹脂である。活紫外線硬化型樹脂としては、ウレタン系、ポリエステル系、エポキシ系、ポリオール系の(メタ)アクリル酸変性された樹脂の各種オリゴマー、モノマー等に光開始剤が添加されたものを用いることができる。これらの中でもウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンメタクリレート、ポリエステルメタクリレート、エポキシメタクリレート等の分子末端にアクリル基又はメタクリル基を有しているものが好適に使用できる。合成樹脂フィルム23の表面にハードコート層24を設けることによって、表面の鉛筆硬度は、合成樹脂フィルム23の鉛筆硬度に対して2段階〜4段階程度硬度が向上する。最終的な表面の鉛筆硬度は、H以上が好ましく、3H以上がより好ましい。
なお、遊技基板10に接合される前の前面装飾層20を形成する前面装飾フィルム25には、図3Bに示すように、ハードコート層24や粘着層21の表面に接合時又は接合後に剥離される保護フィルム50を設けておくとよい。
保護フィルム50は、遊技基板10と接合される前に粘着層21が自然劣化したり、又は運搬や保管の際にほこり等が貼り付いて不良品化したりすることを防止したり、取り付ける前のハードコート層24を保護したりする。保護フィルム50の素材、厚さ等は特に限定するものではなく、紙を基材とする剥離紙であってもよいし、合成樹脂を基材とする樹脂フィルムであってもよい。好ましくは厚さ10μm〜50μm程度のポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)等からなるフィルムにシリコン等の離型剤をコーティングしたものを使用するとよい。
後面装飾層30は、後面装飾用フィルム35で形成される。後面装飾用フィルム35は、遊技基板10の後面に接合されるものであるため、図3Cに示すように、上層から粘着層31、印刷層32、合成樹脂フィルム33を備えており、後面には遊技球が当接することはないため、ハードコート層34はあってもなくてもよい。なお、後面装飾用フィルム35の各層は、視認性向上のため実際の製品よりかなり厚く図示されており、図3に示す各層の厚さの比は、現実の後面装飾用フィルム35の各層の厚さの比率を反映したものではない。
後面装飾層30は、図2に示すように、印刷層32(図3C参照)によって、第1背面側視認可能領域22bに対向する位置の一部に、絵柄等の後面装飾部32aが形成される。なお、後面装飾部32aは、前面装飾層20の第1背面側視認可能領域22bに対向する位置の一部だけでなく、第1背面側視認可能領域22bの対向する領域全体に設けてもよいし、後面装飾層30の全体に設けてもよい。第1実施形態のように、前面装飾層20の第1背面側視認可能領域22bに対向する位置の一部に後面装飾部32aを設け、後面装飾部32aが設けられていない領域であって、かつ第1背面視認可能領域22bから後面装飾層30を介して背面側が視認可能となる領域が第2背面視認可能領域32bとなる。なお、印刷層32は、前面装飾層20の印刷層22と同様に、透明又は半透明なインクを用いて印刷してもよいし、印刷しなくてもよい。
なお、遊技基板10に接合される前の後面装飾層30を形成する後面装飾用フィルム35には、前面装飾用フィルム25と同様に、合成樹脂フィルム33(又はハードコート層34)や粘着層31の表面に接合時又は接合後に剥離される保護フィルム50を設けておくとよい。
以上のようにして作製された各構成部品は、例えば、図4に示すように、シート・トゥ・シート型によるラミネート機120を用いて互いに接合されて遊技板100とされる。遊技板100を作製するには、まず、枚葉式に切断されている前面装飾用フィルム25の保護フィルム50(図示しない。)が剥離されつつ、送出用コンベア121からガイド部材122、ガイドローラ123によって案内され、遊技基板10との接合領域に移動される。一方、遊技基板10は、前面装飾用フィルム25の流れに合わせてコンベア上を流れており、保護フィルム50が剥離され粘着層が露出された前面装飾用フィルム25が、遊技基板10の所定位置に配置され、加圧ローラー126で300kgf〜500kgf程度の圧力で押圧することで、前面装飾用フィルム25が遊技基板10の前面に圧着されて前面装飾層20が形成される。次に、遊技基板10を表裏逆さまに配置し、同様にして、後面装飾用フィルム35を遊技基板10の後面に圧着し、後面装飾層30を形成する。その後、2、3日程度養生し、必要な入賞口等の小開口部10bを図1に示すように、ルーター等で孔明け加工して遊技板100が完成する。
こうして下層から後面装飾層30、遊技基板10、前面装飾層20の順に積層された遊技板100が作製される。
こうして作製された第1実施形態にかかる遊技板100によれば、遊技基板10の前面に第1背面側視認可能領域22bを有する前面装飾層20を有するので、前面装飾部22aの部分では、遊技板100の前面の前面装飾部22aが装飾として視認できる。また、第1背面視認可能領域22bの部分では、遊技板100の後面に設けられた絵柄等の後面装飾部32aが視認できるように配置されている。そのため、これまで平面的になりがちな遊技板面を奥行き感のあるものとすることができ、より装飾効果の高い遊技板100を提供することができる。さらに、正面から視認した際に、第1背面側視認可能領域22bと第2背面側視認可能領域32bとが設けられている部分においては、さらに奥側が視認できるので、例えば、その奥側を暗部にしておくことによって、奥行きのある空間を演出することができる。
なお、第1実施形態における遊技板100の別実施形態として、以下の構成を採用することもできる。
第1実施形態における遊技板100において、図1の「GOOD」、「LUCK」及び「CHANCE」のように、前面装飾部22aと後面装飾部32aの両方に同じ絵柄等を設け、かつ前面装飾部22aと後面装飾部32aの絵柄等を正面から視認した場合に一定距離ずれるように設けてもよい。このように構成することで、目の錯覚により立体的な印象の絵柄等を表現することができる。
また、第1実施形態における遊技板100において、図5に示したように、前面装飾部22aと後面装飾部32aの両方に同じ絵柄等を設けてもよい。かかる構成を採用することで、前面装飾部22aの絵柄等がパチンコ球等によって摩耗した場合であっても後面装飾部32aの絵柄等によって摩耗した絵柄と同様の絵柄が視認させることができる。このため、摩耗による絵柄が消えているのを視認者に認識させづらくすることができる。
さらに、第1実施形態における遊技板100において、前面装飾部22a及び後面装飾部32aは、遊技基板10とほぼ同様の大きさを有する前面装飾用フィルム25又は後面装飾用フィルム35を用いて接合したが、図6に示すように、絵柄等を有する前面装飾部22a及び後面装飾部32aのみを前面装飾用フィルム25又は後面装飾用フィルム35に接合してもよい。
また、第1実施形態における遊技板100において、前面装飾部22a及び後面装飾部32aは、前面装飾用フィルム25又は後面装飾用フィルム35を用いて接合したが、直接印刷してもよいし、パット印刷又は転写によって前面装飾部22a及び後面装飾部32aを形成してもよい。
また、第1実施形態における遊技板100において、前面装飾部22a及び後面装飾部32aは、前面装飾用フィルム25又は後面装飾用フィルム35を用いて接合したが、必ずしも接合することなく、単に接触するように配置されているものであってもよい。
また、第1実施形態における遊技板100において、前面装飾層20に使用する前面装飾用フィルム25及び後面装飾層30に使用する後面装飾用フィルム35には、ホログラム、3Dフィルム又は拡散フィルムを使用してもよい。かかるフィルムを採用することによって、より高い装飾効果を有する遊技板を提供することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態にかかる遊技機110及び遊技板100が図7に示されている。図7は、第2実施形態にかかる遊技機110及び遊技板100の分解斜視図である。第2実施形態にかかる遊技機110は、遊技板100、前面側装飾ユニット101、背面側装飾ユニット102及び遊技機本体103を有している。
第2実施形態にかかる遊技板100は、第1実施形態の遊技板100とほぼ同様の構成であるが、第1背面側視認可能領域22bと第2背面側視認可能領域32bとが対向して遊技板100の背面側が視認可能な領域が必須である点が異なる。なお、第1実施形態の遊技板の別実施形態を採用することも可能である。それ以外の点は第1実施形態と同様であるので説明を省略する。遊技板100には、ガイドレール100a、釘及び風車等(図示しない。)が植設される。
前面側装飾ユニット101は、遊技板100の前面側に装飾を施すためのユニットであり、立体的な構造物を配置することによって、遊技板100の前面側に立体的な装飾効果を与えることができる。その形状等は特に限定するものではない。
背面側装飾ユニット102は、遊技板100の背面側に装飾を施すためのユニットであり、第1背面側視認可能領域22bと第2背面側視認可能領域32bとが対向している範囲の背面側に背面装飾部102aが設けられている。背面装飾部102aは、立体構造物で作製されており、正面から視認した場合に、第1背面側視認可能領域22bと第2背面側視認可能領域32bを介して遊技板100の奥側に立体的な装飾効果を与えることができる。
遊技機本体103は、前面装飾ユニット101及び背面側装飾ユニット102が組み付けられた遊技板100を装飾することにより、遊技機110を形成する。
以上の構成により作製される遊技機110によれば、前面側装飾ユニット101により視認される立体的な部分、前面装飾層20のみが視認される部分、前面装飾層20の第1背面側視認可能領域22bを介して視認される後面装飾部32a及び第1背面側視認可能領域22b及び第2背面側視認可能領域32bを介して視認される背面装飾部102aによる立体的な部分の4つの異なる奥行きを有する装飾を視認することができる。そのため、奥行き感のある立体的な装飾効果を有する遊技機を提供することができる。
さらに、前面装飾部22aと後面装飾部32aの両方に視認可能領域を設け、その奥側に立体物を設けることで、前面装飾層20、後面装飾層30、背面側装飾部102aの立体物の選択により様々なレイアウト、意匠を選択することができ、装飾のバリエーションが増え、装飾効果をより高めることができる。
なお、第2実施形態において、背面装飾部102aは立体構造物としたが、平面からなる印刷、液晶表示装置又はLEDなどの発光体等による装飾であっても構わない。
なお、本発明は上述した各実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
さらに、上述した実施形態では、前面装飾用フィルム25は、ハードコート層24を積層するものとしたが、ハードコート層24がなくても構わない。
また、上述した実施形態にかかる前面装飾用フィルム25及び後面装飾用フィルム35によれば、印刷層22、32と隣接して粘着層21、31を設けているが、印刷層22、32と粘着層21、31との間に、合成樹脂フィルム23、33とは別の合成樹脂フィルムを嵌挿してもよい。かかる構成を採用することによって、印刷層22、32と粘着層21、31との間に樹脂フィルムが挟まれるため、粘着層21、31に印刷層22、32の湿気が到達することが防止される。そのため、粘着層21、31の強度が印刷層22、32の乾燥状態によって劣化する等の影響を受けることを防止することができる。そのため、ロットごとに接合強度のばらつきを低減させることができる。また、印刷層22、32は、合成樹脂フィルム22、33とハードコート層24、34との間に備えるものにしてもよい。
さらに、上述した実施形態では、前面装飾用フィルム25及び後面装飾用フィルム35を遊技基板10に接合する際に、シート・トゥ・シート式によるラミネート機120を用いて作製したが、ロール・トゥ・シート式のラミネート機を使用してもよい。
上述した実施の形態で示すように、遊技球を遊技媒体として用いる遊技機に利用することができる。
10…遊技基板、10b…小開口部、20…前面装飾層、21…粘着層、
22…印刷層、22a…前面装飾部、22b…第1背面側視認可能領域、
23…合成樹脂フィルム、24…ハードコート層、25…前面装飾用フィルム、
30…後面装飾層、31…粘着層、32…印刷層、32a…後面装飾部、
32b…第2背面側視認可能領域、33…合成樹脂フィルム、
34…ハードコート層、35…後面装飾用フィルム、
50…保護フィルム、100…遊技板、100a…ガイドレール、
101…前面側装飾ユニット、102…背面側装飾ユニット、
102a…背面装飾部、103…遊技機本体、110…遊技機、
120…ラミネート機、121…送出用コンベア、122…ガイド部材、
123…ガイドローラ、126…加圧ローラー

Claims (5)

  1. 透明又は半透明な素材で作製された遊技基板と、
    前記遊技基板の前面側の一部に背面側が視認可能な第1背面側視認可能領域を有するように前記遊技基板の前面の全部又は一部に設けられた前面装飾層と、
    前記遊技基板の後面であって、前記第1背面側視認可能領域に対向する位置の少なくとも一部に設けられた後面装飾層と、
    を備えていることを特徴とする遊技板。
  2. 前記遊技基板の後面側であって、前記第1背面側視認可能領域に対向する位置の少なくとも一部に背面側が視認可能な第2背面側視認可能領域を有していることを特徴とする請求項1記載の遊技板。
  3. 前記遊技基板の前記第1背面側視認可能領域と前記第2背面側視認可能領域とが設けられている位置の背面側の少なくとも一部に、遊技基板の後面に当接又は間隙を開けて背面装飾部が配置されることを特徴とする請求項2記載の遊技板。
  4. 請求項1又は2に記載の遊技板と、
    前記遊技板の前記第1背面側視認可能領域と前記第2背面側視認可能領域とが設けられている位置の背面側の少なくとも一部に設けられた背面装飾部と、
    を備えていることを特徴とする遊技機。
  5. 前記背面装飾部は、立体構造物であることを特徴とする請求項4記載の遊技機。

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