JP2015102946A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】タッチパネルで一つの接触点のみ検知可能な時に拡大・縮小操作とそれ以外を容易に判定できる情報処理装置を提供する。【解決手段】表示部に表示される画像の拡大処理又は縮小処理の開始指示を判定するための領域を設定し、設定された前記領域内へのタッチダウンを検出したか否かを判定し、前記領域内へのタッチダウンを検出したと判定され、前記タッチダウンに続くムーブを検出した場合、前記表示部に表示される画像を拡大又は縮小して表示する。【選択図】図4

Description

本発明は、タッチパネルを有する表示部を備える情報処理装置、制御方法、及びプログラムに関する。
近年、操作画面を表示し、タッチ操作により操作内容を決定するタッチパネルを備えたコンピュータが一般的に利用されている。前記コンピュータを操作するユーザの中には表示されている画面の大きさでは視認しにくいと感じるユーザも存在する。
そのようなユーザに対し、前記コンピュータは通常操作とは別に画面の拡大・縮小を行う操作を備え、拡大・縮小操作と、それ以外の操作を区別することで拡大・縮小操作を判断し画面表示制御を行っている。
特許文献1では、一指示点によるタッチ操作を検出し、続くタッチ始点からの移動操作の方向により、拡大・縮小操作と、それ以外の操作を区別し画面表示制御を行う。
また、拡大・縮小操作と、それ以外の操作を区別する方法として、指示された2点を同時に検知し、その2点の距離に応じて表示画面の拡大率を変更する処理が一般的に広まっている。通常、ユーザの人差し指と親指の2本の指を同時に使ってタッチパネルを指示し、タッチパネルの表面をつまむように2点の距離を縮めると画面の縮小、広げるように2点の距離を離すと画面の拡大を行う。このような、画面をつまむような動作を行う2点指示方法を一般的にピンチ操作と呼ぶ。
特開2011−186734
しかしながら、従来技術であげたピンチ操作では、複数指示点によるタッチ操作が必要となり、複数指示点によるタッチ操作が困難なユーザは拡大・縮小操作を行うことができないという問題がある。
また、特許文献1のように操作方向により拡大・縮小操作を判別する方法では、移動を伴う操作と拡大・縮小操作の境界線での判定が困難である。また、ユーザの望む操作として区別することが困難な状況が起こり得る。
上記課題を解決するため、本発明は、タッチパネルを有する表示部を備える情報処理装置であって、前記表示部に表示される画像の拡大処理又は縮小処理の開始指示を判定するための領域を設定する設定手段と、ユーザによる前記タッチパネルへのタッチ操作を検出する検出手段と、前記検出手段により、前記設定手段により設定された前記領域内へのタッチダウンを検出したか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記領域内へのタッチダウンを検出したと判定され、前記検出手段により前記タッチダウンに続くムーブを検出した場合、前記表示部に表示される画像を拡大又は縮小して表示する拡縮手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、タッチパネルを入力装置として備える情報処理装置において、前記タッチパネルが一つの接触点のみ検知可能な時に拡大・縮小操作とそれ以外を容易に判定できる。また、複数接触点の接触操作が困難なユーザについても拡大・縮小操作を容易に行うことができる。
本発明の実施形態における情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。 第一の実施形態におけるディスプレイに表示される画面および拡大・縮小処理を指示するための操作方法を説明する図である。 第二、第三の実施形態におけるディスプレイに表示される画面および拡大・縮小処理を指示するための操作方法を説明する図である。 第一の実施形態における情報処理装置の動作を説明するフローチャートである。 第二の実施形態における情報処理装置の動作を説明するフローチャートである。 第三の実施形態における情報処理装置の動作を説明するフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
<ハードウェア構成>
図1は、本発明の各実施形態を適用可能な情報処理装置101のハードウェア構成を示す図である。図1において、システムバス110に対してCPU111、RAM112、ROM113、入力制御部114、表示制御部115、外部メモリI/F116、通信I/Fコントローラ117が接続される。また、タッチパネル118、ディスプレイ119、外部メモリ120が接続される。システムバス110に接続される各部は、システムバス110を介して互いにデータのやりとりを行うことができるように構成されている。
ROM113は、不揮発性のメモリであり、画像データやその他のデータ、CPU111が動作するための各種プログラムなどが、それぞれ所定の領域に格納される。
RAM112は、揮発性のメモリであり、CPU111の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。
CPU111は、ROM113や外部メモリ120に格納されるプログラムに従い、RAM112をワークメモリとして用いて、この情報処理装置101の各部を制御する。
入力制御部114は、ユーザ操作を受け付け、操作に応じた制御信号を生成し、CPU111に供給する。例えば、入力制御部114は、ユーザ操作を受け付ける入力デバイスとして、キーボードといった文字情報入力デバイス(不図示)や、マウス(不図示)やタッチパネル118といったポインティングデバイスなどを有する。なお、タッチパネル118は、例えば平面的に構成された入力部に対して接触された位置に応じた座標情報が出力されるようにした入力デバイスである。CPU111は、入力デバイスに対してなされたユーザ操作に応じて入力制御部114で生成され供給される制御信号に基づき、プログラムに従いこの情報処理装置101の各部を制御する。これにより、情報処理装置101に対し、ユーザ操作に応じた動作を行わせることができる。
表示制御部115は、ディスプレイ119に対して画像を表示させるための表示信号を出力する。CPU111は、表示制御部115に対してプログラムに従い生成した表示制御信号を供給する。表示制御部115は、この表示制御信号に基づき、GUI(Graphical User Interface)を構成するGUI画面をディスプレイ119に表示させる。
タッチパネル118はディスプレイ119と一体的に構成される。タッチパネル118は、光の透過率がディスプレイ119の表示を妨げないように構成され、ディスプレイ119の表示面の上層に取り付けられる。そして、CPU111は、タッチパネル118における入力座標と、ディスプレイ119上の表示座標とを対応付ける。これにより、あたかもユーザがディスプレイ119上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUIを構成することができる。
外部メモリI/F116には、例えばハードディスクやフロッピー(登録商標)ディスク、又はCDやDVD、メモリーカード等の外部メモリ120が装着可能になっている。CPU111の制御に基づき、装着された外部メモリ120からのデータの読み出しや、当該外部メモリ120に対するデータの書き込みを行う。
通信I/Fコントローラ117は、CPU111の制御に基づき、例えばLANやインターネット、有線、無線等の各種ネットワーク102に対する通信を行う。
なお、CPU111はタッチパネル118への例えば以下のタッチ操作や状態を検知できる。
タッチパネルを指やペンで触れたこと(以下、タッチダウンと称する)。
タッチパネルを指やペンで触れている状態であること(以下、タッチオンと称する)。
タッチパネルを指やペンで触れたまま移動していること(以下、ムーブと称する)。
タッチパネルへ触れていた指やペンを離したこと(以下、タッチアップと称する)。
タッチパネルに何も触れていない状態(以下、タッチオフと称する)等である。
これらの操作や、タッチパネル上に指やペンが触れている位置座標はシステムバス110を通じてCPU111に通知され、CPU111は通知された情報に基づいてタッチパネル上にどのような操作が行なわれたかを判定する。ムーブについてはタッチパネル上で移動する指やペンの移動方向についても、位置座標の変化に基づいて、タッチパネル上の垂直成分・水平成分毎に判定できる。
タッチパネル118は、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等、様々な方式のタッチパネルのうちいずれの方式のものを用いても良い。
<第1の実施形態>
図2(A)から(D)は、本発明における情報処理装置101のディスプレイ119に表示される画面と画面上に配置されたタッチパネル118への操作を説明するための図である。以下、図2(A)から(D)までを用いて、本実施形態におけるディスプレイ119の表示例と画面上に配置されたタッチパネル118への操作を説明する。
図2(A)は、本発明における情報処理装置101が有する複数の機能を選択するための機能選択画面である。この機能選択画面は、情報処理装置101が起動した後に表示する初期画面でもある。
図2(A)の機能選択画面201内に設定画面が表示される。図2(A)における画面上部202は表示画面のタイトルを表示する領域である。これは、機能選択画面201の表示内容に関係なく常に決められたタイトルが表示される。図2(A)における画面下部203は、デバイスステータス領域である。情報処理装置101の状態に何らかのエラーなどの変化があった場合、その内容をユーザに通知する表示領域である。デバイスステータス表示領域203において、機能選択画面201の表示内容とは無関係に決められた内容が表示される。
機能選択ボタン211〜215は、情報処理装置101が有する複数の機能のいずれかを選択するための指示ボタンである。機能選択画面201において、画面に表示されている内容が視認しにくい場合、ユーザが表示文字や表示画面を拡大したいという要求がある。
図2(B)は、本実施形態における画面の拡大処理を情報処理装置101へ指示する方法を示す図である。ユーザがディスプレイ119上に設置されたタッチパネル118上で、ユーザが画像の拡大処理指示を行っている手の動作223において、ユーザが行ったムーブの軌跡224とする。
領域220は、画面の拡大処理の開始指示を判定するための領域(以下、拡大開始領域とする)であり、情報処理装置に事前に設定しておく。そこからのタッチダウンを画像の拡大処理指示とする。ユーザは領域220にタッチダウンした後にムーブを行い、タッチダウンの開始点からムーブを検出した点までの座標値の差分を移動量とし、拡大率を移動量に定数を掛け1以上になるよう決定する。決定した拡大率により機能選択画面201を拡大表示し、タッチアップにより拡大処理を終了する。この時、どの方向にムーブが行われても同様の拡大処理が行われる。つまり、ムーブの移動方向に関係なく、移動量のみで拡大率が決定される。
また、縮小処理の開始指示を判定するための領域(以下、縮小開始領域とする)221も同様に設定されている。領域221へのタッチダウンは機能選択画面201の縮小処理の開始指示となり、拡大処理と同様にムーブの移動量により縮小率を決定し、縮小処理が行われる。そして、ユーザのタッチアップにより縮小処理を終了する。
図2(C)は、図2(B)の画面の拡大処理方法によって、実際に画面の拡大処理を行ったディスプレイ119に表示されている画面を示す。図2(C)は、図2(A)の機能選択画面201が、縦横の比率を保ったまま、全体的に拡大されている。拡大したことにより、すべての表示が機能選択画面201の表示領域に収まらなくなり、一部の表示は画面から隠れてしまう。このため、スクロールバー230や231が画面の右部、下部にそれぞれ表示される。スクロールバー230、231を操作することで、表示が隠れた画面を表示することができる。また、画面のスクロール操作として、別の方法を図2(D)により説明する。図2(D)のユーザがディスプレイ119上に設置されたタッチパネル上で、ユーザが隠れた画面を表示させるためのスクロール操作を行う手の動作225において説明する。ユーザの手の動作225のタッチダウン点232からムーブ226を行い、ムーブ226後のタッチオン地点233をタッチパネル118が検知する。ムーブ226の開始地点232から終了地点233までの移動量と移動方向により、表示画面のスクロール操作の移動方向と移動量を決定し、スクロール操作とする。ユーザがタッチアップすることでスクロール操作は終了する。
このように、本実施形態では、ユーザによる一の指示点からの操作によって表示画面の拡大・縮小(拡縮)処理が可能である。拡大・縮小開始領域を一意に定義しているため、画面のスクロール操作と区別して使用することが容易であり、ユーザの誤操作を防ぐことができる。また、拡大・縮小操作指示の開始点からの操作方向を限定しないことで、図2(B)の操作において、表示文字列とユーザの手223が被り見づらくなるという場合、ムーブ224の方向をユーザが任意の方向に行うことができる。以上により、操作中の画面の拡大・縮小操作をユーザの視認しやすい状態で処理することができる。
本実施形態において、拡大開始領域220および縮小開始領域221はあらかじめ設定された領域として説明した。この領域は表示部の左上と右下に限ったものではなく、ユーザが任意に設定するようにしても良い。なお、領域220、221はユーザが識別可能なように表示しても良いし、使い慣れたユーザのために非表示にしても良い。
次に、図4を用いて、本実施形態の情報処理装置101の動作について説明する。
図4は、本実施形態の情報処理装置101において、図2(A)のような操作画面を表示中に、図2(B)における画面の拡大処理が行われた際に実行される処理のフローチャートである。図4のフローチャートにおける各ステップは、情報処理装置101のROM113や外部メモリ120に格納された制御プログラムを、CPU111が実行することにより処理される。
ステップS401では、CPU111は、入力制御部114を介して、タッチパネル118からの操作指示を検知する。
ステップS402では、CPU111は、タッチパネル118から入力されたユーザからの操作指示が、拡大開始領域内への指示であるかを判断する。ステップS402において、拡大開始領域内への指示ではないと判断された場合は、ステップS403の処理に移る。
ステップS402において、拡大開始領域への指示であると判断された場合、ステップS405において、CPU111は、ユーザが拡大開始領域への指示後に行われたタッチパネル118に対する指示を判定する。ステップS405において、ムーブと判断された場合、ステップS406においてタッチパネル118が検知する接触点の座標からムーブを検出した点までの座標の差分を移動量とし算出する。ステップS407によりステップS406で求めた移動量に定数を掛け拡大率を1以上になるよう決定する。ステップS408において、ステップS407により導出された拡大率でディスプレイ119に表示されている画面に対し縦横の比率を拡大率倍する拡大処理を行い、表示制御部115を介して拡大された画面をディスプレイ119に表示する。ステップS405に戻り、ユーザの操作がタッチアップと判断した時、拡大処理を終了する。
ステップS403において、CPU111は、タッチパネル118から入力されたユーザからの操作指示が、縮小開始領域内への指示であるかを判断する。縮小開始領域内への指示でないと判断された場合、ステップS404の操作指示を検知した点に対応する処理を実行し終了する。ステップS403において、縮小開始領域内への指示であると判断された場合、ステップS409へ移行する。ステップS409において、ムーブと判断された場合、ステップS410において、タッチパネル118が検知する接触点の座標からムーブを検出した点までの座標の差分を移動量とし算出する。ステップS411により、ステップS410で求めた移動量に定数を掛け縮小率を1以下になるよう決定する。ステップS412において、ステップS411により導出された縮小率でディスプレイ119に表示されている画面に対し縦横の比率を縮小率倍する縮小処理を行い、表示制御部115を介して拡大された画面をディスプレイ119に表示する。ステップS409において、CPU111がタッチアップ操作と判断した時、縮小処理を終了する。
このように本実施形態では、タッチパネル118からの入力を検知し、操作指示点が拡大開始領域内か縮小開始領域内か、もしくはそれ以外かを判断し、画面の拡大・縮小操作とそれ以外の処理を実行する。
本実施形態において、ステップS406からS407および、S410からS411については、移動量によって連続的に拡大・縮小率の決定を行わず段階的に用意した拡大・縮小率により画面の拡大・縮小処理を行っても良い。
<第2の実施形態>
次に第2の実施形態について説明する。上述した第1の実施形態では、拡大・縮小処理指示により表示画面全体が拡大・縮小する例であった。これに対して第2の実施形態では、画面全体ではなくユーザが注視したい画面に表示されているプレビュー画像やボタン、文字、アイコン等のオブジェクトを拡大・縮小する方法である。以下、第1の実施形態との差分を中心に、第2の実施形態を説明する。
図3(A)、(B)および、(D)は、本発実施形態における情報処理装置101のディスプレイ119に表示される画面と画面上に配置されたタッチパネル118への操作を説明するための図である。以下、図3(A)、(B)および、(D)を用いて、本実施形態におけるディスプレイ119の表示例と画面上に配置されたタッチパネル118への操作を説明する。
図3(A)の表示部301は、ディスプレイ119へ表示されている画面の全体である。情報処理装置101の機能の一つで、別の情報処理装置へ画像を送信する際の確認用プレビュー機能の画面である。ユーザは、図3(A)の画像318を送信する際にボタン314を押下することで送信することができる。また、複数の画像を確認する時は、総プレビュー数表示部309の数字表示が送信するための画像として用意されている画像の総数を表している。また、プレビュー表示中、308には、現在プレビュー画像表示部315へ表示されている画像のページ番号が表示される。ボタン310と311により、複数枚のプレビュー画像がある時は、プレビュー画像表示部315に表示されるプレビュー画像を次ページ、前ページの画像へ切り替えることができる。ボタン313を押下すると、現在、プレビュー画像表示部315へ表示されているプレビュー画像のページが削除される。ボタン312を押下すると送信機能の操作を中止することができる。図3(A)の機能画面の時、画像送信する際の確認用機能を利用していることから、ユーザが注視したいオブジェクトは画像318である。ユーザが注視したいオブジェクトを拡大・縮小処理の対象オブジェクトとして事前に定義する。
第1の実施形態でも説明したように、拡大・縮小開始領域302、303をそれぞれ設定する。
図3(B)は、ユーザがディスプレイ119上に設置されたタッチパネル118上で、ユーザが拡大操作を行っている手の動作320において、ユーザがムーブを行った軌跡を321とする。
拡大開始領域302は事前に設定されている。ユーザは拡大開始領域302をタッチダウンした後にムーブ321を行うことで、情報処理装置101に拡大処理の指示を行うことができる。画面に表示されているプレビュー画像や文字列、アイコンやボタン等のオブジェクトの中から、本実施形態は、ユーザの注視したいオブジェクトというものを機能の画面毎に事前に定義し、そのオブジェクトを拡大処理指示する方法である。
図3(D)は拡大操作後のディスプレイ119に表示される画面上の図である。プレビュー画像318が拡大処理によりプレビュー画像表示部315の表示領域より大きくなってしまった場合、隠れてしまうことがある。その時、ボタン304から307を押下することで、プレビュー画像表示部315のスクロール操作を行うことができる。ここで、ボタン304から307は第1の実施形態の図2(D)のスクロールバー230、231でも良いし、図2(D)のユーザ操作225が行うスクロール操作でも良い。また、302、303はあらかじめ決められた点や、ユーザが一意に決定した点、情報処理装置101の管理者が決定した点など、拡大・縮小処理開始点の決定は事前に定義されていればどこを拡大・縮小開始領域としても良い。また、領域302、303はユーザが識別可能なように表示しても良いし、使い慣れたユーザのために非表示にしても良い
次に、図5を用いて、本実施形態の情報処理装置101の動作について説明する。
図5は、本実施形態の情報処理装置101において、図3(A)のような操作画面を表示中に、図3(B)におけるオブジェクト拡大処理の指示が行われた際に実行される処理フローである。図5のフローチャートにおける各ステップは、情報処理装置101のROM113や外部メモリ120に格納された制御プログラムを、CPU111が実行することにより処理される。
ステップS501からS504は第1の実施形態で説明した図4のステップS401からS404と同じ処理である。ステップS502によりCPU111が、拡大開始領域への操作指示と判断すると、ステップS520により画面毎に事前に決定された拡大処理の対象となるオブジェクトの情報を取得する。その後、ステップS505からS507により、CPU111は第1の実施形態と同様にムーブの移動量に応じて拡大率を決定し、ステップS521にて拡大処理対象としたオブジェクトの拡大処理を行う。縮小処理指示に関しても同様に、ステップS503により、縮小開始領域への操作指示と判断し、縮小オブジェクトを決定する。CPU111は、ステップS509からステップS511によりムーブの移動量に応じて縮小率を決定し、ステップS523で縮小処理対象としたオブジェクトの縮小処理を行う。拡大・縮小処理はタッチアップにより終了する。
本実施形態では、操作画面におけるユーザの注視するオブジェクトの決定方法は事前に定義されていることとしたが、拡大・縮小処理の対象オブジェクトの決定方法はこれに限らない。ユーザが設定画面や選択操作などで拡大・縮小処理の対象のオブジェクトを逐次決定しても良いし、文字列等の全ての機能画面に表示されるオブジェクトに限定しても良い。また、表示部全体を拡大処理対象のオブジェクトとしても良い。このことから、ステップS520、S522は拡大・縮小処理指示始点からの操作を受ける前に事前に実行されていても良い。
本実施形態により、拡大・縮小処理指示の開始点を変えることなく、事前に決定された拡大・縮小処理の対象となるオブジェクトをユーザは単一の操作で、どの機能画面においても拡大・縮小処理が可能となる。
<第3の実施形態>
次に第3の実施形態について説明する。上述した第2の実施形態では、第1の実施形態と同様の操作によりユーザが注視したいオブジェクトの拡大・縮小処理する例であった。これに対して第3の実施形態では、オブジェクト毎に拡大・縮小開始領域を設定し、拡大・縮小開始領域へのタッチダウンによりオブジェクトの拡大・縮小処理指示を判断する方法である。以下、第2の実施形態との差分を中心に第3の実施形態を説明する。
図3(A)、(C)および、(D)は、本発明における情報処理装置101のディスプレイ119に表示される画面と画面上に配置されたタッチパネル118への操作を説明するための図である。以下、図3(A)、(C)および、(D)を用いて、本発明の実施形態におけるディスプレイ119の表示例と画面上に配置されたタッチパネル118への操作を説明する。
図3(A)は第2の実施形態と同様に確認用のプレビュー機能の操作画面である。拡大・縮小開始領域316、317がオブジェクト毎に設定されている。
図3(C)は、ユーザがディスプレイ119上に設置されたタッチパネル118上で、ユーザが拡大処理の指示を行っている手の動作321の操作について説明する。
ユーザはプレビュー画像の拡大開始領域316をタッチダウンした後にムーブ323を行うことで、情報処理装置101にオブジェクト318の拡大処理指示を行うことができる。
オブジェクト毎に拡大・縮小開始領域をあらかじめ定義しておくことで、ユーザはオブジェクトの拡大・縮小処理を各オブジェクトに対して行うことができる。図3(D)は図3(C)の拡大処理後の操作部の表示である。ここで、各オブジェクトとは、ボタン312から314でも良いし、文字列でも良い。拡大・縮小開始領域は、事前に定義されていればオブジェクトのどの点でも良く、オブジェクト毎に統一されている必要はない。しかし、ユーザの操作性を考慮すると、オブジェクト毎に定義される拡大・縮小開始領域の位置は統一されていた方が望ましい。
本実施形態により、ユーザは単一操作により、全オブジェクトに対して拡大・縮小処理を行える。また、図3(D)のボタン313を拡大する際に、操作するユーザの手がボタン314と被ってしまうということがある。このような場合でも、本発明において、拡大・縮小開始領域は固定するが、操作方向などには条件を持たないので、ユーザが任意の方向でオブジェクトに拡大処理指示時の操作するユーザの手が被らないよう操作方向を調整することができる。
次に、図6を用いて、本実施形態の情報処理装置101の動作について説明する。
図6は、本実施形態の情報処理装置101において、図3(A)のような操作画面を表示中に、図3(C)におけるオブジェクト拡大処理が行われた際に実行される処理フローである。図6のフローチャートにおける各ステップは、情報処理装置101のROM113や外部メモリ120に格納された制御プログラムを、CPU111が実行することにより処理される。
ステップS601の次に、ステップS620によりユーザがどのオブジェクトに対しての拡大・縮小処理の指示を行っているかを判定する。ステップS602からS604の条件分岐と処理は第1の実施形態のステップS402からS406と同様に行うため説明を省略する。ステップS602により、拡大開始領域への操作と判断された時、CPU111は、第1の実施形態のステップS405からS407と同様にステップS605からS607を実行する。ステップS621において、CPU111は、ステップS620で判定したオブジェクトに対し拡大処理を行う。
縮小処理においても、ステップS603により縮小開始領域への操作と判断された時、ステップS609からS611までは第1の実施形態と同様に行い、ステップS622によりステップS620で判定したオブジェクトに対し縮小処理を行う。
ここで、ステップS620は拡大・縮小処理実行前に判定を行っても良いし、座標計算により動的にオブジェクトを判定する方法でも良い。
本実施形態により、ユーザの拡大・縮小を行いたいオブジェクトが二つ以上ある場合においてもユーザは単一操作によりオブジェクトの拡大・縮小処理の指示を行うことができる。ここで、本実施形態での単一操作とはオブジェクトの左上を拡大開始領域、右下を縮小大開始領域とするものである。なお、本実施形態の拡大・縮小開始領域は左上、右下に限らない。上下左右、オブジェクトの中心でも良い。また、拡大・縮小処理の指示時にムーブを伴うがムーブの操作方向は限定しない。
〔その他の実施形態〕
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体(記録媒体)等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上述の情報処理装置101は、様々な装置を含むものである。例えば、パーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末に限らず、プリンタ、スキャナ、FAX、複写機、複合機、カメラ、ビデオカメラ、その他の画像ビューワ等を含む。
そして、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
101 情報処理装置
111 CPU
112 RAM
118 タッチパネル
119 ディスプレイ
120 外部メモリ

Claims (6)

  1. タッチパネルを有する表示部を備える情報処理装置であって、
    前記表示部に表示される画像の拡大処理又は縮小処理の開始指示を判定するための領域を設定する設定手段と、
    ユーザによる前記タッチパネルへのタッチ操作を検出する検出手段と、
    前記検出手段により、前記設定手段により設定された前記領域内へのタッチダウンを検出したか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記領域内へのタッチダウンを検出したと判定され、前記検出手段により前記タッチダウンに続くムーブを検出した場合、前記表示部に表示される画像を拡大又は縮小して表示する拡縮手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記検出手段によりムーブを検出した場合に、当該ムーブの移動量を算出する算出手段を備え、
    前記拡縮手段は、前記算出手段により算出した移動量に応じた拡大率又は縮小率で前記画像を拡大又は縮小して表示することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記判定手段により前記領域内へのタッチダウンを検出したと判定された場合、拡大処理又は縮小処理の対象となるオブジェクトを取得する取得手段を備え、
    前記拡大手段は、前記取得手段により取得したオブジェクトを拡大又は縮小して表示することを特徴とする請求項記載の情報処理装置。
  4. 前記設定手段は、オブジェクト毎に前記領域を設定し、
    前記拡縮手段は、前記検出手段により前記領域内へのタッチダウンを検出したと判定され、前記検出手段により前記タッチダウンに続くムーブを検出した場合、当該オブジェクトを拡大又は縮小して表示することを特徴とする請求項記載の情報処理装置。
  5. タッチパネルを有する表示部を備える情報処理装置の制御方法であって、
    前記表示部に表示される画像の拡大処理又は縮小処理の開始指示を判定するための領域を設定する設定工程と、
    ユーザによる前記タッチパネルへのタッチ操作を検出する検出工程と、
    前記検出工程において、前記設定工程において設定された前記領域内へのタッチダウンを検出したか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程において前記領域内へのタッチダウンを検出したと判定され、前記検出工程において前記タッチダウンに続くムーブを検出した場合、前記表示部に表示される画像を拡大又は縮小して表示する拡縮工程と、
    を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  6. 請求項5記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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