JP2015100625A - 調理器 - Google Patents

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慎一郎 伊賀
Shinichiro Iga
慎一郎 伊賀
坂口 洋一
Yoichi Sakaguchi
洋一 坂口
晋悟 寺田
Shingo Terada
晋悟 寺田
博丈 山口
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博丈 山口
徹也 清水
Tetsuya Shimizu
徹也 清水
陽介 野瀬
Yosuke Nose
陽介 野瀬
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Abstract

【課題】蓋体の開放により液状物が排出口から外部へ漏出することを抑制する。
【解決手段】調理器10は、食材を収容する上端開口の鍋11と、鍋11の上部を覆い鍋11側に連通する接続口61と外部に連通する排出口69を含む下流側排気通路64を有する蓋体25と、鍋11内に連通する連通孔84Bを有して下流側排気通路64に連通する上流側排気通路71を兼ねる空間を形成する内蓋(内蓋本体72)と、一方が接続口61側に連通し他方が蓋体25を開放した状態で接続口61から上向きに延びて空間71内に連通する導管状のダクト(ダクト部材125)と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、調理器に関する。
特許文献1には、調理器の1つである圧力式の炊飯器が記載されている。この炊飯器は、鍋の上部を覆う蓋体に鍋内の排気を外部に排出する排気通路が形成されている。蓋体には、鍋の上端開口を閉塞する内蓋が着脱可能に配設され、この内蓋と蓋体との間の間隙が排気通路の一部を構成する。また、排気通路の入口(連通孔)には、鍋内を大気圧より高い圧力に昇圧するための圧力弁が配設されている。
この炊飯器は、大気圧より高い所定圧力に調圧する処理中に、鍋内が大気圧より低い負圧状態になることがある。そこで、特許文献1では、鍋内が負圧状態になると開弁する負圧弁を内蓋に配設し、鍋内を大気圧状態に戻すとともに、内蓋上に溜まった液状物(おねば)を鍋内へ還流させるようにしている。
しかしながら、特許文献1の炊飯器は、鍋内が負圧にならないと還流できないため、炊飯処理後に内蓋上に液状物が溜められたままになる可能性がある。この状態で蓋体を開放すると、溜まった液状物が排気通路の出口(排出口)から外部へ漏出することがある。この問題は、種々の食材を調理する調理器の場合、鍋から排出される液状物の量が多くなるため、顕著に現れる。
特開2010−240196号公報
本発明は、蓋体の開放により液状物が排出口から外部へ漏出することを抑制できる調理器を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明の調理器は、食材を収容する上端開口の鍋と、前記鍋の上部を覆うように回動可能に配設されるとともに、前記鍋側に連通する接続口と外部に連通する排出口を含む下流側排気通路を有する蓋体と、前記蓋体の前記鍋と対向する面に配設され、前記鍋の上端開口を閉塞するとともに、前記鍋内に連通する連通孔を有し、前記下流側排気通路に連通する上流側排気通路を兼ねる空間を形成する内蓋と、前記空間内に設けられ、一方が前記接続口側に連通し、他方が前記蓋体を開放した状態で前記接続口から上向きに延びて前記空間内に連通する導管状のダクトと、を備える構成としている。なお、導管状のダクトとは、筒状に限らず、液体や気体を流通させることができる形状のものを意味する。
この調理器は、上流側排気通路を兼ねる空間内に、蓋体を開放した状態で下流側排気通路の接続口側から上向きに延びるダクトを設けているため、蓋体の開放により下側に溜まる液状物が、ダクトに入り込むことを抑制できる。そのため、蓋体の開放により液状物が下流側排気通路の排出口から外部へ漏出することを抑制できる。
前記ダクトは、前記接続口から前記鍋側に向けて傾斜する傾斜壁を有する。このようにすれば、調理中に、上流側排気通路を兼ねる空間に排出された液状物が、ダクトを通して下流側排気通路の側へ流動することを抑制できる。そのため、調理が終了して蓋体を開放した際に、液状物が下流側排気通路の排出口から外部へ漏出することを更に抑制できる。
前記内蓋は、前記連通孔を有する内蓋本体と、前記接続口に接続される第2の接続口を有し、前記内蓋本体に取り付けて前記内蓋本体との間に前記空間を形成する上側カバー部材と、を備え、前記ダクトを前記上側カバー部材に配設される。このようにすれば、ダクトの配設構造を簡素化できるうえ、内蓋の清掃時にダクトも一緒に清掃できる。
前記蓋体を開放した状態で、前記排出口は前記接続口の上方に位置する。このようにすれば、蓋体を開放したときに、排出口の下部に液状物を収容する空間を確保できるため、蓋体の開放により液状物が下流側排気通路の排出口から外部へ漏出することを更に抑制できる。
本発明の調理器では、上流側排気通路を兼ねる空間内に、蓋体を開放した状態で下流側排気通路の接続口側から上向きに延びるダクトを設けているため、蓋体の開放により液状物がダクトに入り込むことを抑制できる。そのため、蓋体の開放により液状物が下流側排気通路の排出口から外部へ漏出することを抑制できる。
本発明の実施形態の調理器を示す断面図。 調理器の蓋体を開放した状態を示す断面図。 蓋体を開放した状態を示す斜視図。 蓋体を分解した状態を示す斜視図。 蓋体から内蓋を外した状態を示す斜視図。 内蓋検出機構の構成を示す斜視図。 (A),(B),(C)は各開閉弁および駆動機構を示す断面図。 内蓋セットの分解断面図。 内蓋セットの分解斜視図。 上側カバー部材の底面図。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1および図2は、本発明の実施形態に係る調理器10を示す。この調理器10は、調理物である食材を収容する調理鍋(鍋)11と、調理鍋11を着脱可能に収容する調理器本体15と、調理器本体15に開閉可能に配設した蓋体25とを備え、調理鍋11内を大気圧より高い圧力に昇圧可能とした圧力式である。蓋体25は、調理鍋11に対向する下面側に着脱可能に配設される内蓋セット70を備える。本実施形態では、調理鍋11内で発生する液状物を収容する空間(収容空間)を内蓋セット70に形成し、蓋体25の開放時に収容空間内の液状物が排出口69から外部へ漏出することを抑制する。
図2および図3に示すように、調理鍋11は、上端開口の有底円筒状をなし、熱伝導率が高い金属製母材の外面に電磁誘導によって加熱される金属材層を有する。この調理鍋11の外周壁12の上端開口には、径方向外向きに突出するフランジ部13が形成されている。フランジ部13の径方向の対向位置には、一対の鍋取手14が取り付けられている。この鍋取手14は樹脂製であり、調理器本体15の外壁である胴体16より外方に突出する寸法で形成されている。
調理器本体15は、有底筒状の胴体16と、胴体16の上端開口を覆う肩体18とを有する外装体を備える。胴体16には、横方向の両側に位置するように、鍋取手14の下部を覆う下側把持部17が設けられている。肩体18は樹脂製であり、背面側(後方側)に蓋体25を回動可能に装着するヒンジ接続部19を備える。肩体18の正面側(前方側)には操作パネル部20が設けられている。ヒンジ接続部19と操作パネル部20との間には、蓋体25によって覆われる凹部21が形成されている。この凹部21の正面側には、蓋体25をロックするためのロック孔22が設けられている。また、凹部21には、調理鍋11を着脱可能に収容する鍋収容部23が形成されている。また、肩体18には、下側把持部17の上側に位置し、鍋取手14と隙間をあけて位置する上側把持部24が水平方向外向きに突設されている。
鍋収容部23と胴体16との間の内部には、鍋収容部23に収容した調理鍋11の加熱手段である誘導加熱コイル(図示せず)が配設されている。また、鍋収容部23には、調理鍋11の温度を検出する第1温度検出部材である鍋温度センサ(図示せず)が、鍋収容部23を貫通して調理鍋11の底に接触するように配設されている。
蓋体25は、調理器本体15のヒンジ接続部19に回動可能に取り付けられ、調理鍋11の上端開口を含む調理器本体15の凹部21の上部を覆う。この蓋体25は、調理器本体15の上部を覆う下板26と、下板26の上部を覆う上板30とを有する外装体を備える。蓋体25には、調理鍋11内と外部とを連通させ、調理鍋11内の排気(蒸気)を外部へ排出するための排気通路71,64が形成され、その出口部分に蒸気口ユニット65が着脱可能に取り付けられる。
図1および図4に示すように、下板26は樹脂製であり、鍋収容部23を含む凹部21の上部を覆う平面視形状である。下板26の上部には金属製の補強板27が配設されている。この補強板27を含む下板26の背面側に、調理器本体15のヒンジ接続部19に回動可能にヒンジ接続される接続部28が形成されている。下板26の正面側には、調理器本体15のロック孔22にロックされるロック部材29が回動可能に配設されている。
上板30は樹脂製であり、下板26に上側から被せてネジ止めにより固定される。上板30の表(外)面は装飾カバー31によって覆われている。装飾カバー31を含む上板30の正面側には、下板26に配設したロック部材29を回動させて、ロック孔22との係合を解除するための操作部材32が配設されている。上板30の背面側には、蒸気口ユニット65を着脱可能に配設する蒸気口ユニット配設部33が設けられている。この蒸気口ユニット配設部33の底面には、蒸気口ユニット65の接続筒部67を挿入配置する挿通孔34が設けられている。また、上板30の外周部には、把持部17,24上に位置する鍋取手14の外周部を覆う取手カバー35が水平方向外向きに突設されている。
図1および図5に示すように、蓋体25において、下板26の調理鍋11と対向する面には、内蓋セット70を着脱可能に配設する内蓋配設部36が設けられている。この内蓋配設部36は、内蓋本体72の外形と略同一形状で上向きに***した第1配設部37と、上側カバー部材101の外形と略同一形状で更に上向きに***した第2配設部40とを備える。第1配設部37には、接続部28の側に内蓋セット70を引っ掛けて係止する第1係止受部38が設けられている。また、第1配設部37には、接続部28と逆側である調理器本体15の前方側に位置する先端に、内蓋セット70の蓋係止部材78を離脱可能に係止する第2係止受部39が設けられている。
第2配設部40には、内蓋セット70の装着により後退する内蓋検出部材41が配設されている。この内蓋検出部材41と、蓋体25内に配設した内蓋検出センサ45とで、内蓋セット70の装着の有無を検出する内蓋検出機構を構成する。即ち、本実施形態では、内蓋セット70を装着していない状態でも、調理器本体15に対して蓋体25を閉じる(ロックする)ことができるようにしている。そして、内蓋セット70の未装着状態は、従来のような物理的構造によらず、検出部材と電気的検出手段との組み合わせにより構成している。
図5および図6に示すように、内蓋検出部材41は、蓋体25内に配置される装着部42と、第2配設部40内に突出する干渉部43とを備える。装着部42は、下板26に対して水平方向にスライド可能に配設され、図示しないスプリング(付勢部材)によって図5に示す進出位置に付勢されている。干渉部43は、内蓋セット70の上側カバー部材101に当接することにより、スプリングの付勢力に抗して蓋体25内に没入される。即ち、本実施形態では、上側カバー部材101の装着の有無と、内蓋セット70自体の装着の有無を判断できるようにしている。装着部42には、内蓋検出センサ45が移動状態を判断するための検出板44が突設されている。
内蓋検出センサ45は、検出板44の一側に配置する発光素子46と、検出板44の他側に配置する受光素子47とを備えるフォトインタラプタを用いている。内蓋セット70の未装着状態では検出板44が進出し、発光素子46が照射した光を受光素子47が受光することにより未装着状態を判断できる。内蓋セット70の装着により検出板44が後退すると、発光素子46と受光素子47との間に検出板44が進入して発光素子46の光を遮断し、受光素子47が受光できないことにより装着状態を判断できる。なお、内蓋検出センサ45は、フォトインタラプタ等の光センサに限られず、マイクロスイッチ等の物理センサを用いてもよく、内蓋検出部材41の移動を判断できるセンサであれば、いずれでも適用可能である。
図4に示すように、下板26の第2配設部40の上部には、後述する内蓋セット70に配設した開閉弁86,90,94を開閉駆動するための駆動手段が配設されている。この駆動手段は、各開閉弁86,90,94に対応するソレノイド48A〜48Cを備える。ソレノイド48A〜48Cの各ロッドには、ロッドの水平方向の移動を垂直方向の移動(駆動力)に変換するためのカム部材49A〜49Cが配設されている。図7(A),(B),(C)に示すように、各カム部材49A〜49Cの下部には、カム部50A〜50Cによって図中垂直方向である直交方向に移動される駆動部材51A〜51Cが配設されている。下板26には、駆動部材51A〜51Cの対向位置に開口部52A〜52Cが設けられている。この開口部52A〜52Cには、下方の第2配設部40との間を密閉するパッキン53A〜53Cが配設されている。このパッキン53A〜53Cは、各駆動部材51A〜51Cを垂直方向に移動可能に保持する1個の台座54によって、下板26との間に挟まれて固定されている。これにより駆動部材51A〜51Cは、パッキン53A〜53Cによって密閉状態を維持し、開口部52A〜52Cを通して第2配設部40内に進出可能である。
図4および図5に示すように、下板26には、開口部52A,52Bの間の接続部28側に開口部55が設けられている。この開口部55は、下板26の上部に配設した圧力検出部材である圧力センサ56に連通する筒状パッキン57により密閉されている。圧力センサ56は、内蓋セット70を通して調理鍋11内の圧力を検出する。また、下板26には、開口部52B,52Cの間の接続部28側に開口部58が設けられている。この開口部58には、下板26の上部に配設した第2温度検出部材である蓋温度センサ59が挿通され、その検出端が第2配設部40内に位置されている。開口部58と蓋温度センサ59との間はパッキン60により密閉されている。蓋温度センサ59は、内蓋セット70内の空間(上流側排気通路71)の温度を検出する。
下板26には、開口部55,58の間の接続部28側に、下流側排気通路64の入口であり、調理鍋11の側に連通する接続口(第1の接続口)61が設けられている。図1に示すように、接続口61は、蒸気口ユニット配設部33の挿通孔34の下部に位置し、これらの間がパッキン62によって密閉されている。接続口61の下側には、内蓋セット70の上流側排気通路71の接続口(第2の接続口)121との間を密閉するためのパッキン63が配設されている。この接続口61から蒸気口ユニット65内の排出口69までの流路が下流側排気通路64を構成する。
図1および図4に示すように、蒸気口ユニット65は、排気通路71,64の出口部分を構成し、食材成分を含む液状物が外部へ流出することを抑制する機能を備える。蒸気口ユニット65は、有底円筒状の下容器66と、平面視矩形状の上カバー68とを備える。下容器66には、正面側へ偏った位置に下方へ突出した円筒状の接続筒部67が設けられている。この接続筒部67は、蒸気口ユニット配設部33の挿通孔34に差し込むことにより、外周部がパッキン62によって密閉される。接続筒部67は、上端が閉塞され、接続部28側の側面が開口されている。上カバー68には、接続筒部67の開口(接続口61)と逆側に位置する調理器本体15の前方側へ偏った位置に、蒸気を外部へ放出するための排出口69が設けられている。このようにした蒸気口ユニット65は、蓋体25を開放した状態で排出口69の下部に液状物を収容する空間を確保できる。
図3および図5に示すように、内蓋セット70は、蓋体25で調理器本体15の凹部21を覆うことにより、調理鍋11の上端開口を閉塞する。この内蓋セット70は、図1および図8に示すように、調理鍋11を閉塞する内蓋本体(内蓋)72と、内蓋本体72の上面側に着脱可能に装着される上側カバー部材101とを備える。本実施形態の内蓋セット70には、内蓋本体72と上側カバー部材101との間に、下流側排気通路64に連通する上流側排気通路71が形成(画定)される。この上流側排気通路71は、液状物の収容空間の役割を兼ねる。また、上側カバー部材101には、蓋体25の開放時に下流側排気通路64を通して排出口69が漏出することを抑制するダクト部材(ダクト)125が配設されている。
図8および図9に示すように、内蓋本体72は、平面視円形状をなす金属製の閉塞板73を備える。この閉塞板73は、外周部から軸方向に沿って立設する外周壁74を備えた受け皿形状をなす。閉塞板73の外周部には、調理鍋11の上端開口の内周面に密着されるシール部材75が配設される。このシール部材75は、閉塞板73の外周部に樹脂製の枠体76を配設することにより、これらの間に挟み込んで装着される。
枠体76には、蓋体25の内蓋配設部36の第1係止受部38に係止される一対の係止部77,77が、後方外向きに突出するように設けられている。また、係止部77,77間の径方向の対向位置には、調理器本体15の前方側に位置する第2係止受部39に離脱可能に係止される蓋係止部材78が配設されている。この蓋係止部材78は、径方向にスライド可能に配設され、図示しないスプリング(付勢部材)によって外向きに付勢されている。蓋係止部材78の先端には、第2係止受部39上に係止する係止爪79と、第2係止受部39下に位置する操作部80とが設けられている。
内蓋本体72には、蓋体25に配設した圧力センサ56によって調理鍋11内の圧力を直接検出するためのダクト82と、3個の開閉弁86,90,94とが配設されている。ダクト82は、開閉弁86,90,94の弁座の役割を兼ねる樹脂製のベース部材81に一体的に設けられている。このベース部材81は台形状をなし、蓋体25への装着状態で開口部55の下部に位置するように、筒状のダクト82が上向きに突設されている。このダクト82は、下端を開放し、上端が上側カバー部材101の近傍まで延びる寸法設定である。ダクト82の上面は、中央に連通孔83を形成した上板によって閉塞されている。また、ベース部材81には、蓋体25の開口部52A〜52Cの下部に位置するように、調理鍋11内に連通する連通孔84A〜84C(図7(A),(B),(C)参照)を有する弁装着部85A〜85Cが設けられている。なお、閉塞板73には、ダクト82および連通孔84A〜84Cの対応位置に挿通孔が設けられている。
ベース部材81の上方には、3個の開閉弁86,90,94が配設されている。第1の開閉弁は、第1の駆動部材51Aを介して第1のソレノイド48Aによって、第1の連通孔84Aを開放可能に密閉する安全弁86である。第2の開閉弁は、第2の駆動部材51Bを介して第2のソレノイド48Bによって、第2の連通孔(連通孔)84Bを開放可能に密閉する調圧弁90である。第3の開閉弁は、第3の駆動部材51Cを介して第3のソレノイド48Cによって、第3の連通孔(還流孔)84Cを開放可能に密閉する電動式還流弁94である。
図7(A)および図9に示すように、安全弁86は、調理鍋11内が設定した上限値(例えば130atm)を超えると調理鍋11内を脱圧する。この安全弁86は、弁装着部85Aに装着される第1カバー87を備える。第1カバー87は、上側カバー部材101の近傍まで延びる寸法設定である。第1カバー87の内部には、連通孔84Aを上方から閉塞するための第1弁体88と、第1弁体88を閉塞位置に移動させる第1作動受部材89とが配設されている。第1弁体88は、第1作動受部材89に対して軸方向に沿って移動可能に配設されている。第1作動受部材89は、第1カバー87から上方に突出し、上端が上側カバー部材101の高さ付近に位置する。第1弁体88と第1作動受部材89との間には、第1弁体88を連通孔84Aの閉塞方向に付勢する図示しないスプリング(付勢部材)が配設されている。ソレノイド48Aの駆動によりカム部材49Aを動作させ、駆動部材51Aを介して第1作動受部材89が下向きに移動される。これにより、第1弁体88がスプリングを介して連通孔84Aを閉塞する。調理鍋11内が設定した上限値を超えると、調理鍋11内の圧力で第1弁体88がスプリングの付勢力に抗して上向きに移動し、調理鍋11内が脱圧される。第1カバー87内に流入した排気および液状物は、第1カバー87と第1作動受部材89との間に形成される隙間から流出する。
図7(B)および図9に示すように、調圧弁90は、調理鍋11内を設定した調圧値(例えば1.20atm)に維持する。この調圧弁90は、弁装着部85Bに装着される第2カバー91を備える。第2カバー91は、上側カバー部材101の近傍まで延びる寸法設定である。第2カバー91の内部には、連通孔84Bを上方から閉塞するための第2弁体92と、第2弁体92を閉塞位置に移動させる第2作動受部材93とが配設されている。第2弁体92は、第2作動受部材93に対して軸方向に沿って移動可能に配設されている。第2作動受部材93は、第2カバー91から上方に突出し、上端が上側カバー部材101の高さ付近に位置する。第2弁体92と第2作動受部材93との間には、第2弁体92を連通孔84Bの閉塞方向に付勢する図示しないスプリング(付勢部材)が配設されている。ソレノイド48Bの駆動によりカム部材49Bを動作させ、駆動部材51Bを介して第2作動受部材93が下向きに移動される。これにより、第2弁体92がスプリングを介して連通孔84Bを閉塞する。調理鍋11内が設定した調圧値を超えると、調理鍋11内の圧力で第2弁体92がスプリングの付勢力に抗して上向きに移動し、調理鍋11内が脱圧されるため、調理鍋11内が調圧値に維持される。第2カバー91内に流入した排気および液状物は、第2カバー91と第2作動受部材93との間に形成される隙間から流出する。
図7(C)および図9に示すように、電動式還流弁94は、調理処理中の設定されたステップで、調理鍋11内から収容空間の役割を兼ねる上流側排気通路71に流入した液状物を、調理鍋11へ戻す。この電動式還流弁94は、弁装着部85Cに装着される第3カバー95を備える。第3カバー95の下部には、液状物を流通可能な流通孔96が設けられている。第3カバー95の内部には、連通孔84C(閉塞板73の対応する孔)を下方から閉塞するための第3弁体97と、第3弁体97を開放位置に移動させる第3作動受部材98とが配設されている。第3弁体97は、第3作動受部材98に連結されている。第3作動受部材98は、第3カバー95から上方に突出し、上端が上側カバー部材101の高さ付近に位置する。弁装着部85Cと第3作動受部材98との間には、第3作動受部材98を介して第3弁体97を連通孔84Cの閉塞方向に付勢する図示しないスプリング(付勢部材)が配設されている。ソレノイド48Cの駆動によりカム部材49Cを動作させ、駆動部材51Cを介して第3作動受部材98がスプリングの付勢力に抗して下向きに移動される。これにより、第3弁体97が連通孔84Cを開放し、第3カバー95内の液状物が連通孔84Cを通して調理鍋11内に還流される。
本実施形態の内蓋本体72には、上側カバー部材101を着脱可能に装着するための一対の上カバー係止受部99A,99Bが設けられている。図8および図9に示すように、上カバー係止受部99A,99Bは、枠体76の径方向に対向する位置に上向きに突出するように設けられている。具体的には、第1の上カバー係止受部99Aは、一対の係止部77,77間に位置し、ヒンジ接続部19の側の頂部に位置するように設けられている。第2の上カバー係止受部99Bは、蓋係止部材78上に位置し、ヒンジ接続部19と逆側の頂部に位置するように設けられている。各上カバー係止受部99A,99Bの上端には、互いに向かい合う方向に突出する引掛部100A,100Bが設けられている。
図5および図8に示すように、上側カバー部材101は、内蓋本体72の上部を覆うように開放可能に取り付けられ、内蓋本体72との間に形成した液状物の収容空間の役割を兼ねる上流側排気通路71を形成する。この上側カバー部材101は、閉塞板73に対して所定間隔(例えば約31.9mm)をもって位置する天壁102と、受け皿形状をなす閉塞板73の外周壁74の内面側に位置する外周壁103とを備える。外周壁103の下部には内蓋本体72上に重畳されるフランジ部104が形成されている。外周壁103の端部には、閉塞板73に圧接されて内蓋本体72と上側カバー部材101とを密閉するシール部材105が配設されている。外周壁103を含めた天壁102が内蓋配設部36の第2配設部40に装着され、フランジ部104が第1配設部37に装着される。上側カバー部材101を内蓋本体72に装着することにより、受皿状の閉塞板73との間に形成される収容空間の容積は400〜500ccであり、特許文献1の炊飯器(50cc)と比較して遥かに大容量である。
図8および図9に示すように、上側カバー部材101には、上カバー係止受部99A,99Bに対して離脱可能に係止する第1および第2係止部材106,110がスライド可能に配設されている。上カバー係止受部99Aに係止される第1係止部材106は、外周壁103の外周部に位置するようにフランジ部104上に形成した第1係止部材配設部107に配設されている。この第1係止部材配設部107は、上カバー係止受部99Aの両側に位置するように設けた一対の位置決め凸部108,108を備える。第1係止部材106は、係止爪109が位置決め凸部108,108間から突出するように、図示しないスプリング(付勢部材)によって径方向外向きに付勢されている。上カバー係止受部99Bに係止される第2係止部材110は、第1係止部材配設部107の径方向の対向部に位置するように天壁102および外周壁103に設けた第2係止部材配設凹部111に配設されている。第2係止部材配設凹部111は、上カバー係止受部99Bの両側に位置するように設けた一対の位置決め凸部112,112を備える。第2係止部材110は、係止爪113が位置決め凸部112,112間から突出するように、図示しないスプリング(付勢部材)によって径方向外向きに付勢されている。第2係止部材110には、上側カバー部材101を内蓋本体72から取り外すための開放操作部114が、第2係止部材配設凹部111内に位置するように設けられている。
上側カバー部材101の天壁102には、6個の開口部(第1の開口部)115A〜115Fが設けられている。開口部115A〜115Cは、内蓋本体72の開閉弁86,90,94の上方に位置し、パッキン116A〜116Cによって密閉されている。図7(A),(B),(C)に示すように、開口部115A〜115Cは蓋体25の開口部52A〜52Cと対応し、パッキン53A〜53C,116A〜116Cを介して駆動部材51A〜51Cによって開閉弁86,90,94を開閉駆動する。図5および図9に示すように、開口部115Dは、ダクト82の上方に位置し、このダクト82内と連通させるための筒状パッキン117が配設されている。この開口部115Dは蓋体25の開口部55と対応し、筒状パッキン57,117を介してダクト82内と圧力センサ56とを連通させ、圧力センサ56によって調理鍋11内の圧力を検出可能とする。開口部115Eは、開口部115B,115Cの間に位置し、後述する補強カバー122との間がパッキン(Oリング)118によって密閉されている。この開口部115Eは蓋体25の開口部58と対応し、補強カバー122を介して蓋温度センサ59によって上流側排気通路71内の温度を検出可能とする。開口部115Fは、開口部115Dの横に位置し、パッキン119を介して上流側排気通路71内を透視可能な透明樹脂からなる窓部120が配設されている。この開口部115Fは、内蓋本体72および蓋体25に配設したいずれの機構とも対応せず、窓部120を通して内蓋本体72を確認可能とする。また、上側カバー部材101の天壁102には、蓋体25の下流側排気通路64の接続口61に対応する接続口121が設けられている。この接続口121は上流側排気通路71の出口であり、接続口61との間がパッキン63によって密閉される。
開口部115A〜115Fに配設した各パッキン116A〜116C,117〜119は、金属製の補強カバー122によって天壁102との間に挟み込んだ状態で位置決めされる。この補強カバー122には、開口部115Eを除く、開口部115A〜115D,115Fに対応する開口部123A〜123Eが設けられている。このようにした補強カバー122は、上側カバー部材101の開口部115Eを通して上流側排気通路71内の排気が直接当たる。また、内蓋セット70を装着した状態で蓋体25に配設した蓋温度センサ59は、その検出端が開口部115Eに該当する補強カバー122に当接するように配設される。これにより、上流側排気通路71内の温度を蓋温度センサ59によって検出できる。
図1および図2に示すように、上側カバー部材101には、蓋体25の開放時に排出口69から液状物が漏出することを抑制するために、導管状のダクト部材125が着脱可能に配設されている。図8および図10に示すように、ダクト部材125は、内蓋セット70において、液状物の収容空間を構成する上流側排気通路71内に配設される。
ダクト部材125は、下流側排気通路64の入口である接続口61に連通する接続口121から、蓋体25を閉じた状態で下側である内蓋本体72に向けて傾斜する傾斜壁126を備える。傾斜壁126は、上側カバー部材101の外周壁103に沿って、接続口121から蓋体25の開放状態で上側に位置する第2係止部材配設凹部111にかけて延びる底面視略半円形状をなす。また、蓋体25を閉じた状態において傾斜壁126の下端は、内蓋本体72の閉塞板73と所定間隔をあけて位置する。
傾斜壁126の外周縁には外壁127が立設されている。この外壁127の上端にはシール部材128が配設され、このシール部材128によって接続口121との間を含む天壁102との間が密閉される。蓋体25の開放状態で下側に位置するダクト部材125の一端側は、接続口121に対して、軸方向に沿って所定間隔をあけて傾斜壁126が位置し、外周部が外壁127によって囲まれる接続端125aである。また、蓋体25の開放状態で上側に位置するダクト部材125の他端側は、蓋体25を閉じた状態で傾斜壁126の下端が位置する部分であり、この部分は外壁127を形成していない開口部129とした開口端125bである。この開口部129によりダクト部材125の内部が上流側排気通路71内に連通する。
外壁127には、閉塞した一端側(一方)および開放した他端側(他方)に、上側カバー部材101に取り外し可能に装着するための第1装着部130,130が設けられている。これら装着部130,130は、互いに平行に突出する突片からなり、閉塞板73に配設した保持部材131に差し込んで装着される。また、外壁127には、両端の第1装着部130,130間に、径方向内向きに突出する第2装着部132が設けられている。この第2装着部132は、閉塞板73に配設したフック部材133を引っ掛けて装着(係止)される。また、外壁127の接続端125aの側には、開口端125bの下端より下向き(内蓋本体72側)に突出する支持部134が設けられている。
このように構成した内蓋セット70を蓋体25に装着し、蓋体25を開放すると、下端に接続口121が位置し、上端に開口部129が位置し、これらの間に上流側排気通路71の入口である連通孔84Bが位置する。なお、連通孔84Bは、上流側排気通路71において全高の半分より上側に位置する。また、下流側排気通路64の出口である排出口69は、接続口121と連通孔84Bの間に位置する。これにより、蒸気口ユニット65の下容器66および上カバー68で囲まれた空間内でも、所定量の液状物を収容可能としている。
この調理器10は、調理器本体15内に制御基板が配設され、この制御基板に実装されたマイコン(制御手段)により、温度検出部材および圧力検出部材の検出値に基づいて、加熱手段および開閉弁86,90,94を制御し、食材の煮炊きや飯米の炊飯を含む調理処理が実行される。
この調理器10によって食材を調理する際には、調理鍋11内に食材または食材と調味汁(水を含む)をセットし、また、蓋体25に内蓋セット70を配設して、操作パネル部20を操作する。
蓋体25に内蓋セット70を装着していない場合、図5に示すように、内蓋検出部材41が第2配設部40内に突出した状態をなし、その状態が内蓋検出センサ45の出力によって検出される。また、上側カバー部材101を取り付けることなく内蓋セット70を蓋体25に装着した場合、同様に内蓋検出部材41の出力によって検出される。この状態で調理の開始操作が行われると、マイコンは、制御基板の圧電ブザーまたは操作パネル部20の液晶表示によってユーザに報知する。そのため、内蓋セット70または上側カバー部材101の未装着状態で調理が実行されることを防止できる。そのため、図1に示すように、蓋体25に内蓋セット70を確実に装着し、調理鍋11を密閉して調理することができる。
調理中には、誘導加熱コイルへの通電によって調理鍋11を加熱しながら、安全弁86によって連通孔84Aを閉塞する。また、調圧弁90によって連通孔84Bを開閉し、大気圧から大気圧より高い設定圧力の間で調理鍋11内を調圧(加減圧)する。また、補強カバー122を介して上流側排気通路71内の排気温度を蓋温度センサ59によって検出する。
この際、調理鍋11内で加熱された液状物(煮汁または調味汁)が、排気と一緒に調圧弁90の連通孔84Bを通して内蓋本体72と上側カバー部材101との間である上流側排気通路71内に流入することがある。
そのうち、蒸気(排気)は、開口部129から閉塞板73によって形成されたダクト部材125内を通り、接続口121,61を通して下流側排気通路64に流入し、蒸気口ユニット65の排出口69を通って外部へ排出される。
液状物は、収容空間を構成する上流側排気通路71内に溜められる。そして、設定されたステップで電動式還流弁94が開弁され、溜められた液状物が連通孔84Cを通して調理鍋11内へ還流される。この際、収容空間を兼ねる上流側排気通路71は、内蓋本体72の上部を覆うように上側カバー部材101を開放可能に配設して形成しているため、液状物を収容するスペースを最大限に確保できる。そのため、ふきこぼれを防止するために火力を抑える必要はない。
なお、液状物は、電動式還流弁94によって調理鍋11内へ還流されるため、基本的にダクト部材125の下部だけに溜められるように設定している。しかし、上流側排気通路71内への排出量が多く、ダクト部材125の下端より上方まで溜められる可能性がある。しかし、本実施形態のダクト部材125は、内蓋本体72に向けて傾斜する傾斜壁126を備えるため、下流側排気通路64(接続口61)の側へ流動することを抑制できる。
調理が終了し、ユーザが操作部材32を操作して蓋体25を開放すると、上流側排気通路71内に溜まった液状物は、下流側排気通路64の接続口61が形成された下方のヒンジ接続部19側に溜まる。この際、前述のように、上流側排気通路71内では、液状物がダクト部材125の下部に溜められた状態であるため、開口部129よりも下に溜められた液状物が下流側排気通路64の接続口61へ流れることを防止できる。よって、下流側排気通路64の排出口61から液状物が外部へ漏出することを抑制できる。
また、例え蓋体25を閉じた状態で液状物がダクト部材125の下端より上方に位置していても、ダクト部材125は、蓋体25を開放した状態で、下流側排気通路64の接続口61から、上流側排気通路71の入口である連通孔84Bより上向きに延びる構成であるため、開口部129から内部に入り込んで下流側排気通路64の排出口61へ流れる液状物量を最小限に抑えることができる。
このように、本発明の調理器10では、収容空間である上流側排気通路71に排出された液状物が下流側排気通路64の側へ流動し、排出口69から外部へ漏出することを抑制ないし実質的に防止できる。そして、ダクト部材125は、上流側排気通路71を形成する内蓋セット70の上側カバー部材101に配設されるため、構造を簡素化できるうえ、内蓋セット70の清掃時にダクトも部材125も一緒に清掃できる。
しかも、本実施形態では、上流側排気通路71を内蓋セット70で形成しているため、調理時に内蓋セット70を配設する蓋体25の調理鍋11と対向する面(内蓋配設部36)に、食材の成分を含んだ排気および液状物が付着しない。特に本実施形態では、蓋体25に内蓋検出センサ45を設け、内蓋セット70または上側カバー部材101が装着されていない状態で調理が行われないようにしているため、確実に蓋体25の汚れを防止できる。よって、この点でも調理器10の清掃性を向上できる。
なお、本発明の調理器10は、前記実施形態の構成に限定されず、種々の変更が可能である。
例えば、ダクト部材125は、上側カバー部材101に対して別体に形成したが、天壁102に凹設するようにして、一体的に設けてもよい。また、ダクト部材125は筒状に限らず、液体や気体を送ることができる構成(形状)であればよい。また、内蓋本体72上に上側カバー部材101を配設して収容空間を兼ねる上流側排気通路71を形成したが、上側カバー部材101を用いることなく、内蓋本体72(内蓋)を蓋体25に装着し、内蓋本体72と蓋体25の下板26との間に上流側排気通路71を形成してもよい。
本発明は、内蓋(内蓋本体72)の装着により形成される収容空間(上流側排気通路71)にダクト(ダクト部材125)を設け、蓋体25の下流側排気通路64に液状物が流動することを抑制する構成が特徴である。そのため、種々の食材を調理可能な調理器10に限られず、飯米の炊飯のみが可能な炊飯器でも適用可能である。また、加熱手段を有する調理器本体15を設ける構成に限らず、調理鍋11に蓋体25を開閉可能に配設し、家庭の台所の既存のコンロを加熱手段として用いる調理鍋にも適用可能である。
10…調理器
11…調理鍋(鍋)
15…調理器本体
19…ヒンジ接続部
23…鍋収容部
25…蓋体
26…下板
30…上板
36…内蓋配設部
61…接続口
64…下流側排気通路
65…蒸気口ユニット
69…排出口
70…内蓋セット(内蓋)
71…上流側排気通路(空間)
72…内蓋本体(内蓋)
84A〜84C…連通孔
86…安全弁
90…調圧弁
94…電動式還流弁
101…上側カバー部材
121…接続口
125…ダクト部材(ダクト)
126…傾斜壁

Claims (4)

  1. 食材を収容する上端開口の鍋と、
    前記鍋の上部を覆うように回動可能に配設されるとともに、前記鍋側に連通する接続口と外部に連通する排出口を含む下流側排気通路を有する蓋体と、
    前記蓋体の前記鍋と対向する面に配設され、前記鍋の上端開口を閉塞するとともに、前記鍋内に連通する連通孔を有し、前記下流側排気通路に連通する上流側排気通路を兼ねる空間を形成する内蓋と、
    前記空間内に設けられ、一方が前記接続口側に連通し、他方が前記蓋体を開放した状態で前記接続口から上向きに延びて前記空間内に連通する導管状のダクトと、
    を備えることを特徴とする調理器。
  2. 前記ダクトは、前記接続口から前記鍋側に向けて傾斜する傾斜壁を有することを特徴とする請求項1に記載の調理器。
  3. 前記内蓋は、
    前記連通孔を有する内蓋本体と、
    前記接続口に接続される第2の接続口を有し、前記内蓋本体に取り付けて前記内蓋本体との間に前記空間を形成する上側カバー部材と、
    を備え、前記ダクトを前記上側カバー部材に配設したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の調理器。
  4. 前記蓋体を開放した状態で、前記排出口は前記接続口の上方に位置することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の調理器。
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