JP2015100203A - 電力品質確保補助システム及び電動車両 - Google Patents

電力品質確保補助システム及び電動車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2015100203A
JP2015100203A JP2013238989A JP2013238989A JP2015100203A JP 2015100203 A JP2015100203 A JP 2015100203A JP 2013238989 A JP2013238989 A JP 2013238989A JP 2013238989 A JP2013238989 A JP 2013238989A JP 2015100203 A JP2015100203 A JP 2015100203A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
remaining capacity
storage device
vehicle
electric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013238989A
Other languages
English (en)
Inventor
紘行 金澤
Hiroyuki Kanazawa
紘行 金澤
貞野 計
Kazu Sadano
計 貞野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2013238989A priority Critical patent/JP2015100203A/ja
Publication of JP2015100203A publication Critical patent/JP2015100203A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】電力系統からの充放電要求に最大限対応できるように、各電動車両の蓄電装置の目標残容量を設定する電力品質確保補助システム及び電動車両を提供する。
【解決手段】充放電制御装置14は、電力系統18からの充放電電力要求CDreqに従えるように、各電動車両Vxに設定された各目標残容量SOCxtarに基づく、各電動車両Vxに対する充放電電力指令CDcomxを決定する。このため、アンシラリ機能の強化(電力品質の確保)に資することができる。つまり、電力系統18からの充放電電力要求CDreqに最大限対応できるように、各電動車両Vxの蓄電装置4xの目標残容量SOCxtarを設定することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、複数台の電動車両と、これら複数台の前記電動車両の電力系統(電力の生産から消費に至る発電所、変電所、送電線、配電線、及び負荷等の設備全体をいう。)に対する充放電電力制御を行う車両外部の充放電制御装置と、を備える電力品質確保補助システムに関する。
また、この発明は、前記電力品質確保補助システムに適用可能な前記電動車両に関する。
特許文献1には、電力系統を担う、車載のバッテリをそれぞれ備える複数台の電気自動車をシステムに組み込んだ電力需給平準化システムが開示されている。
特許文献1に開示された電力需給平準化システムでは、電力需給管理センタが、電気自動車を有する各電力需要者の個別の電力需給状況及び電力需要者全体の総電力需給状況と、駐車中の前記電気自動車に搭載された各バッテリの個別の使用可能容量及び全バッテリの使用可能総容量とに基づき、各電気自動車のバッテリ毎に充放電指令を設定する。
そして、これらの充放電指令に基づき各電力需要者のエネルギマネジメントシステム(EMS)が、各電気自動車の各バッテリをそれぞれ充放電制御するようにしている(特許文献1の[0010])。
このように、各電力需要者の個別の情報と電力需要者全体での情報とに基づき各バッテリの充放電指令を設定していることから、個々の電力需要者内で電気自動車のバッテリ容量を利用するだけに留まらず、他の電力需要者との間でのバッテリ容量の利用も可能となり、結果として、スマートグリッド全体における電力需給の平準化のために、各電気自動車のバッテリ容量を有効利用することができると開示されている(特許文献1の[0010])。
国際公開第WO2012/017937号パンフレット
ところで、特許文献1では、各バッテリの残容量から当該バッテリを搭載する電気自動車の走行予定距離を考慮した容量(走行必要容量という。)を差し引いた容量を各バッテリの個別の前記使用可能容量とみなし、バッテリの残容量が前記走行必要容量より低い場合には、当該バッテリには充電のみを実行するようになっている(特許文献1の[0018]、[0019]、[0032])。
つまり、特許文献1に係る技術では、バッテリの目標残容量が、上記した走行必要容量に設定され、この走行必要容量を基準に、走行開始時までの残時間に応じて放電が実行されるように制御される(特許文献1の[0032]、[0033]、図4)。
しかしながら、特許文献1に開示されたような走行予定距離を考慮した目標残容量の設定では、電力系統における電力需要の変動に供給力を対応させる、いわゆるアンシラリ機能の強化(電力品質の確保)を図る上での最適な目標値にはならないということが分かった。
例えば、目標残容量が高く設定されると、放電側には余裕があるが、充電側には余裕がないという課題があり、目標残容量が低く設定されると、その逆に充電側には余裕があるが、放電側には余裕がないという課題がある。これらの場合には、電力系統からの充放電の要求を満足することができない場合がある。
この発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、電力系統からの充放電要求に最大限対応できるように、各電動車両の蓄電装置の目標残容量を設定することを可能とする電力品質確保補助システム及び電動車両を提供することを目的とする。
この発明に係る電力品質確保補助システムは、車載の蓄電装置と車両外部の電力系統との間での電力の授受が可能な複数台の電動車両と、複数台の前記電動車両の前記電力系統に対する充放電電力制御を行う車両外部の充放電制御装置と、を備える電力品質確保補助システムであって、各前記電動車両の各制御装置は、自車両の前記蓄電装置の残容量と充電可能電力の対応関係を示す第1パラメータと、自車両の前記蓄電装置の残容量と放電可能電力の対応関係を示す第2パラメータと、に基づき自車両の目標残容量を設定する目標残容量設定部、を備え、前記充放電制御装置は、前記電力系統からの充放電電力要求に従えるように、各前記電動車両に設定された各前記目標残容量に基づく、各前記電動車両の充放電電力を決定する。
この発明によれば、各電動車両の制御装置は、自車両の蓄電装置の残容量と充電可能電力の対応関係を示す第1パラメータと、自車両の前記蓄電装置の残容量と放電可能電力の対応関係を示す第2パラメータと、に基づき自車両の目標残容量を設定する目標残容量設定部、を備え、充放電制御装置は、電力系統からの充放電電力要求に従えるように、各前記電動車両に設定された各前記目標残容量に基づく、各前記電動車両の充放電電力を決定するようにしたので、アンシラリ機能の強化(電力品質の確保)に資することができる。つまり、電力系統からの充放電要求に最大限対応できるように、各電動車両の蓄電装置の目標残容量を設定することができる。
この場合、前記第1パラメータは、各前記電動車両の前記蓄電装置の前記残容量の増加に伴って前記充電可能電力が低下することを示すパラメータであり、前記第2パラメータは、各前記電動車両の前記蓄電装置の前記残容量の増加に伴って前記放電可能電力が増加することを示すパラメータであり、前記第1パラメータの低下軌跡及び前記第2パラメータの増加軌跡は、前記蓄電装置の残容量が採り得る範囲で交差するものであり、前記目標残容量設定部は、前記交差する交点における残容量を前記目標残容量に設定することで、各前記電動車両毎に、充電可能電力と放電可能電力とを均等にできるので、電力系統からの電力要求が、充電側であっても放電側であっても平等にバランス良く対応することができる。
前記充放電制御装置は、前記電力系統から複数台の前記電動車両への充電電力要求又は放電電力要求を受領した場合に、前記充電電力要求又は前記放電電力要求を満足するように、設定された目標残容量を上回る残容量が蓄電されている前記蓄電装置を搭載した前記電動車両に対する前記電力系統への放電電力を決定すると共に、設定された目標残容量を下回る残容量が蓄電されている前記蓄電装置を搭載した前記電動車両に対する前記電力系統からの充電電力を決定することで、電力系統に連系している全電動車両の全蓄電装置の充放電のトータルの収支で電力系統からの充電電力要求又は放電電力要求に応えることができる。
この場合において、各前記電動車両の各前記制御装置は、さらに、自車両のユーザにより前記目標残容量の設定を変更可能なユーザ要求残容量設定を備え、前記目標残容量設定部は、前記目標残容量をユーザ要求残容量に基づく新たな目標残容量に設定変更することで、例えば一部の電動車両にて新たな目標残容量の設定が発生した場合において、その電動車両にはそのユーザ要求残容量の設定を承認するが、残りの電動車両は元の目標残容量により制御するので、個別のユーザ要求に応えながらも、電力系統に連系している全電動車両の全蓄電装置の充放電のトータルの収支で電力系統からの充電電力要求又は放電電力要求に応えることができる。
この発明に係る電動車両は、車載の蓄電装置を備え、前記蓄電装置からの電気をエネルギ源とし電動機を動力源として走行する電動車両であって、前記蓄電装置と車両外部の電力系統との間での電力の授受を行う車載の充放電装置と、自車両の前記蓄電装置の残容量と充電可能電力の対応関係を示す第1パラメータと、自車両の前記蓄電装置の残容量と放電可能電力の対応関係を示す第2パラメータと、に基づき自車両の目標残容量を設定する目標残容量設定部、を備える車載の制御装置と、を有する。
この発明によれば、電動車両の制御装置は、自車両の蓄電装置と車両外部の電力系統との間での電力の授受を行う車載の充放電装置と、自車両の前記蓄電装置の残容量と充電可能電力の対応関係を示す第1パラメータと、自車両の前記蓄電装置の残容量と放電可能電力の対応関係を示す第2パラメータと、に基づき自車両の目標残容量を設定する目標残容量設定部、を備えているので、アンシラリ機能の強化(電力品質の確保)に資することができる。つまり、電力系統からの充放電要求に最大限対応できるように、自車両の蓄電装置の目標残容量を設定することができる。
この電動車両において、前記第1パラメータは、前記蓄電装置の前記残容量の増加に伴って前記充電可能電力が低下することを示すパラメータであり、前記第2パラメータは、前記蓄電装置の前記残容量の増加に伴って前記放電可能電力が増加することを示すパラメータであり、前記第1パラメータの低下軌跡及び前記第2パラメータの増加軌跡は、前記蓄電装置の残容量が採り得る範囲で交差するものであり、前記目標残容量設定部は、前記交差する交点における残容量を前記目標残容量に設定することで、電動車両の充電可能電力と放電可能電力とを均等にできるので、電力系統からの電力要求が、充電側であっても放電側であっても平等にバランス良く対応することができる。
この場合、電動車両の制御装置は、さらに、自車両のユーザにより前記目標残容量の設定を変更可能なユーザ要求残容量設定部を備え、前記目標残容量設定部は、前記目標残容量をユーザ要求残容量に基づく新たな目標残容量に設定変更することで、この電動車両にはそのユーザ要求残容量の設定が承認されるので、この電動車両のユーザの個別の要求を満足することができ、結果として、電動車両のユーザの電力品質確保のための社会的運動への参加意欲を削ぐことがない。
この発明によれば、電力系統からの充放電要求に最大限対応できるように、各電動車両の蓄電装置の目標残容量を設定することができる。
また、この発明によれば、電力系統からの充放電要求に最大限対応できるように、電動車両の蓄電装置の目標残容量を設定することができる。
結果として、この発明は、電力系統のアンシラリ機能の強化(電力品質の確保)に資することができる。
複数台のこの実施形態に係る電動車両を含むこの実施形態に係る電力品質確保補助システムの模式的全体構成図である。 電動車両の模式的な基本的構成図である。 目標残容量に対する充電可能電力と放電可能電力の対応関係説明図である。 目標残容量の設定例の説明に供される残容量・充放電可能電力対応図である。 第1実施例の動作説明に供されるフロー図である。 第1実施例の動作説明に供される蓄電装置の模式図である。 第2及び第3実施例の動作説明に供されるフロー図である。 第2実施例の動作説明に供される蓄電装置の模式図である。 第3実施例の動作説明に供される蓄電装置の模式図である。 比較例の動作説明に供される蓄電装置の模式図である。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、複数台(ここでは、5台)のこの実施形態に係る電動車両(自車両ともいう。)Vx(Vx=V1,V2,V3,V4,V5)を含むこの実施形態に係る電力品質確保補助システム10の模式的全体構成を示している。
図2は、電動車両Vxの模式的な基本的構成を示している。
電動車両Vxは、基本的には、温度センサ(温度検出部)7x(7x=71,72,73,74,75)が設けられた車載の蓄電装置4x(4x=41,42,43,44,45)と、電動機5x(5x=51,52,53,54,55)とを有し、蓄電装置4xからの電気をエネルギ源とし電動機5xを動力源として走行する。
電動車両Vxは、さらに、蓄電装置4xと車両外部の電力系統18の流通設備22との間で電力の授受(放電と充電)を行う車載の充放電装置6x(6x=61,62,63,64,65)を備える。
蓄電装置4xは、エネルギストレージであり、例えば、複数のバッテリセルを含むリチウムイオン2次電池、ニッケル水素2次電池等を利用することができる。蓄電装置4xとして、キャパシタを利用することもできる。この実施形態ではリチウムイオン2次電池を利用している。
電動車両Vxは、さらにまた、車載の制御装置としてのECU(電子制御ユニット)3x(3x=31,32,33,34,35)を備える。ECU3xは、蓄電装置4x、電動機5x、充放電装置6x、及び温度センサ7xに接続されると共に、蓄電装置4x、電動機5x、及び充放電装置6xを統括して制御する。
当該制御に際しては、ECU3xは、記憶部108中のROMに格納されたプログラムを実行し、また、各種センサ(温度センサ7xの他、図示しない電圧センサ、電流センサ等)の検出値及び各種スイッチ(空調スイッチやイグニッションスイッチ等)のオンオフ情報、及び通信路8x(81,82,83,84,85)等を用いる。
ECU3xは、マイクロコンピュータを含む計算機であり、CPU(中央処理装置)、ROM(EEPROMも含む。)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、その他、A/D変換器、D/A変換器等の入出力装置、計時部としてのタイマ等を有しており、CPUがROMに記録されているプログラムを読み出し実行することで各種機能実現部(機能実現手段)、例えば制御部、演算部106、及び処理部等として機能する。
さらに、ECU3xは、各種センサの検出値に基づき、自車両Vxの蓄電装置4xの残容量SOCx(SOCx=SOC1,SOC2,SOC3,SOC4,SOC5)を検出する残容量検出部104として機能する他、自車両Vxの目標残容量SOCxtar(SOCxtar=SOC1tar,SOC2tar,SOC3tar,SOC4tar,SOC5tar)を設定する目標残容量設定部102として機能する。
さらにまた、ECU3xは、運転者等のユーザにより目標残容量SOCxtarの設定を変更可能なユーザ要求残容量ΔSOCxreq(ΔSOCxreq=ΔSOC1req,ΔSOC2req,ΔSOC3req,ΔSOC4req,ΔSOC5req)を設定するユーザ要求残容量設定部110としても機能する。
ユーザ要求残容量設定部110は、入出力装置112を通じてユーザにより入力されたユーザ要求残容量ΔSOCxreqを設定する。入出力装置112としては、自車両Vxのダッシュボード上に配置されるタッチパネル式のディスプレイオーディオ装置やナビゲーション装置を利用することができる。これら以外に、入出力装置112としては、ユーザが自車両Vx内で所持しているスマートフォン等の携帯端末を利用することもできる。携帯端末は、有線又は無線によりECU3xと通信することができる。
ユーザ要求残容量設定部110によりユーザ要求残容量ΔSOCxreqが設定されたとき、目標残容量設定部102は、新たな目標残容量SOCxtarを次の(1)式{←の右辺の演算を先に行った結果を左辺の変数に代入する。すなわち、SOCxtarの値を演算部(加算部として機能させる。)106によりΔSOCxreqだけ増加する操作。}に基づき算出する。
SOCxtar←SOCxtar+ΔSOCxreq (1)
前記のECU3xは、自車両Vxについて、1つのECUのみから構成するのではなく、蓄電装置4x用、電動機5x用、充放電装置6x用、及びこれらを統括するECUに分割する等、複数のECUにより構成してもよい。
電動車両VxのECU3xは、通信路8x(8x=81,82,83,84,85)を介して充放電制御装置14に接続される。通信路8xは、例えば、公衆通信網を利用した有線路であっても、移動通信網等を利用した無線路であってもよい。
電動車両Vxの充放電装置6xは、ハッチングを施した電力路9x(9x=91,92,93,94,95)を介して流通設備22に接続され、流通設備22に対して電力の授受(充放電)を行う。
電力路9xは、全てが電線等の有線電力路ではなくても、一部は、例えば電動車両Vxの底部に配されるトランスコイルとこれに対向して地面に配置されたトランスコイル等を利用した電磁誘導を利用する無線電力路であってもよい。地面に配置されたトランスコイルが流通設備22に接続される。
電動車両Vxは、電気自動車(EV)の他、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)、又はプラグイン燃料電池自動車(PFCV)等、車載の蓄電装置4xを備え、蓄電装置4xからの電気をエネルギ源とし電動機5xを動力源とする車両が対象とされる。
図1に示すように、電力品質確保補助システム10は、基本的には、電力系統12と、充放電制御装置14とから構成される。
電力系統12は、電動車両Vx(この実施形態では、理解の便宜のためにV1〜V5の5台としている。)からなる電動車両アンシラリ(以下、EVアンシラリという。)16と、車両外部の電力系統(電力系統12と区別する必要がある場合には、外部電力系統という。)18とから構成される。
車両外部の電力系統18は、電力を生産する発電所等の発電設備20と、電力の輸送・分配を行う送電線、変電所、及び配電線、変圧器等の流通設備22と、電力を消費するビル・工場、家庭等の負荷26と、を含む。EVアンシラリ16は、負荷26の一部を取り出したものとして見ている。
この実施形態において、発電設備20及び流通設備22には、電力品質確保のためのアンシラリ機能(周波数維持機能)を司る電力会社等の電力事業者が含まれ、この電力事業者から、すなわち、電力系統18から需要の瞬時変動に供給力を対応させるための充放電電力要求CDreq(充電電力要求Creq[kW]又は放電電力要求Dreq[kW])が、公衆回線網等の通信路98を介して、いわゆるアグリゲータ等として機能する充放電制御装置14に指示される。
充放電制御装置14は、電力系統18からの充放電電力要求CDreqに従えるように、電動車両Vxに設定された目標残容量SOCxtar等に基づき、電動車両Vxの充放電電力を指示するための充電電力指令Ccomx(Ccom1,Ccom2,Ccom3,Ccom4,Ccom5)及び/又は放電電力指令Dcomx(Dcom1,Dcom2,Dcom3,Dcom4,Dcom5)を決定し、通信路81〜85を通じて電動車両VxのECU3xに指示する。
なお、充放電制御装置14が、充電電力指令Ccomx及び放電電力指令Dcomxを決定する際に、電動車両Vxは、現時点(現在)の目標残容量SOCxtarと、この目標残容量SOCxtarに基づく電動車両Vxの充電可能電力Cpx及び放電可能電力Dpxと、を通信路81〜85を通じて充放電制御装置14に通知する。
基本的には以上のように構成され且つ動作する上述の実施形態の詳細な動作について以下のA.〜E.の順序にて説明する。
A.比較例に係る、電力系統18からの充電電力要求Creq又は放電電力要求Dreqに対するアグリゲータ(充放電制御装置14とする。)からの充電電力指令Ccomx及び放電電力指令Dcomxの複数の電動車両(電動車両Vxとする。)への振り分け方
B.この実施形態に係る電動車両Vxの目標残容量設定部102による目標残容量SOCxtarの設定の仕方
C.第1実施例:電力系統18の充電電力要求Creqを満足するアンシラリ機能に対応しながら一部の電動車両Vxの残容量SOCxの最適化が図れる動作例
D.第2実施例:電力系統18の充電電力要求Creqを満足するアンシラリ機能に対応しながら全ての電動車両Vxの残容量SOCxの最適化が図れる動作例
E.第3実施例:電力系統18の放電電力要求Dreqを満足するアンシラリ機能に対応しながら全ての電動車両Vxの残容量SOCxの最適化が図れる動作例
A.比較例に係る、電力系統18からの充電電力要求Creq又は放電電力要求Dreqに対するアグリゲータ(充放電制御装置14とする。)からの充電電力指令Ccomx及び放電電力指令Dcomxの複数の電動車両(電動車両Vxとする。)への振り分け方の説明
図10にタンク状の絵柄で模式的に電動車両V1〜V5の蓄電装置41〜45の充電状態を示す。網点を施した領域が残容量SOCxを示し、満充電容量状態であるとき、残容量SOCxがSOCx=100[%]、空容量状態であるとき、残容量SOCxがSOCx=0[%]になる。なお、蓄電装置41〜45の満充電容量[kWh]は、通常異なっているが、この例では、理解の便宜のために、同じ満充電容量に設定している。
図10の比較例では、電動車両V1〜V5の蓄電装置41〜45の残容量SOCxが、残容量SOC1〜SOC5と、基準残容量SOCref(通常、残容量SOCが50[%])に対して多い電動車両V1、V4と、少ない電動車両V2、V5と、同等の電動車両V3が、EVアンシラリ(EVアンシラリ16´という。)を構成している。
電力系統18から通信路98を介して充電電力要求Creqを受領した充放電制御装置14は、電動車両V1〜V5から通信路81〜85を介して基準残容量SOCrefと残容量SOC1〜SOC5とを読み出し、残容量SOCxが基準残容量SOCrefより少ない電動車両V2、V5にのみ、基準残容量SOCrefと残容量SOC2、SOC5との差分の容量が、充電可能電力に寄与する容量とみなした充電電力指令Ccom2、Ccom5を電動車両V2、V5に通知し、充電可能電力を割り当てる。
その一方、電力系統18からの放電電力要求Dreqを受領した充放電制御装置14は、逆に、残容量SOCxが基準残容量SOCrefより多い電動車両V1、V4にのみ、基準残容量SOCrefと残容量SOC1、SOC4との差分の容量が、放電可能電力に寄与する容量とみなして放電電力指令Dcom1、Dcom4を電動車両V1、V4に通知し、放電可能電力を割り当てる。
この比較例のような、複数台の電動車両V1〜V5からなるEVアンシラリ16´に対して、電力系統18からの充放電要求に応じて電動車両V1〜V5の充放電可能電力を制御する際に基準となる基準残容量SOCrefに対して多いか少ないかで充電を行う電動車両Vxと放電を行う電動車両Vxを振り分ける制御を採用した場合には、アンシラリ機能に対応できる充電可能電力と放電可能電力の大きさが限定的な大きさになってしまう。
B.この実施形態に係る電動車両Vxの目標残容量設定部102による目標残容量SOCxtarの設定の仕方の説明
この実施形態では、自車両Vxの記憶部108には、図3に示すように、自車両Vxの蓄電装置4xの残容量SOCxと充電可能電力Cpxとの固有の対応関係を示す第1パラメータPmfと、自車両Vxの蓄電装置4xの残容量SOCxと放電可能電力Dpxとの固有の対応関係を示す第2パラメータPmsとが予め記憶されている。「固有の」と記載したのは、第1及び第2パラメータPmf、Pmsは、各車両状態(蓄電装置4xの種類や温度センサ7xにより検出される蓄電装置4xの温度等)により異なったり、変動したりするからである。
図3に示しているように、破線で示す第1パラメータPmfは、自車両Vxの蓄電装置4xの残容量SOCxの増加に伴って充電可能電力Cpx[kW]が低下することを示すパラメータであり、第2パラメータPmsは、自車両Vxの蓄電装置4xの残容量SOCxの増加に伴って放電可能電力Dpx[kW]が増加することを示すパラメータである。
ここで、第1パラメータPmfの低下軌跡及び第2パラメータPmsの増加軌跡は、蓄電装置4xの残容量SOCxが採り得る範囲で交差する。
そこで、自車両Vxの目標残容量設定部102は、前記交差する交点120における残容量SOCxを目標残容量SOCxtar(ここでは、理解の便宜のために、全電動車両Vxに対して同じ値になっているものとするが、上述したように、各車両状態によって、値が異なったり、変動したりすることに留意する。)に設定する。
図3に示すように、蓄電装置4xの目標残容量SOCxtarを、充電可能電力Cpxに対応する第1パラメータPmfの軌跡と放電可能電力Dpxに対応する第2パラメータPmsの軌跡との交点120に設定することで、蓄電装置4xの充電可能電力Cpxと放電可能電力Dpxとが均等になり、充放電制御装置14は、電力系統18からの充電電力要求Creq及び放電電力要求Dreqのどちら側にも均等に対応することが可能となり、アンシラリ機能の維持に好ましい状態に設定できることが分かる。
なお、蓄電装置4x、この実施形態ではリチウムイオン2次電池であるが、このリチウムイオン2次電池は、常温時定格容量に比較して低温時定格容量が減少し、図3に示した充電可能電力Cpxと放電可能電力Dpxも減少する。このため、温度センサ7xにより蓄電装置温度Txが検出され、検出された蓄電装置温度Txに基づき、演算部106により現在の充電可能電力Cpxと放電可能電力Dpxが演算され、目標残容量設定部102により演算後の第1パラメータPmfの低下軌跡及び第2パラメータPmsの増加軌跡の交点120における残容量SOCxを目標残容量SOCxtarに設定する。
この目標残容量SOCxtarは、運転者等のユーザが入出力装置112の入力機能を利用して、次回運転の走行に使用する蓄電装置4xの使用量(放電電力量又は充電電力量)の多寡(余剰と考えた分、又は不足と考えた分)を入力したときには、ユーザ要求残容量設定部110により、その多寡に応じたユーザ要求残容量ΔSOCxreq(正負の値を採る。)が設定され、上述した(1)式に基づき目標残容量設定部102は、演算部106を利用してユーザ要求残容量ΔSOCxreqの要望(余剰分を減らす、又は不足分を増やす)を満足する新たな目標残容量SOCxtarに設定変更する。
この実施形態では、以下の第1〜第3実施例において、図4に示すように、電動車両V1〜V3の蓄電装置41〜43に対しては、前記交点120のアンシラリ機能に最適な目標残容量SOC1tar〜SOC3tarが設定され、残りの電動車両V4、V5の蓄電装置44、45に対しては、アンシラリ機能に最適な交点120の目標残容量SOCxtarからずれた(偏位した)、ユーザ要求残容量ΔSOC4req、ΔSOC5reqが反映された目標残容量SOC4tar、SOC5tarが設定されているものとする。
C.第1実施例:電力系統18の充電電力要求Creqを満足するアンシラリ機能に対応しながら一部の電動車両Vxの残容量SOCxの最適化が図れる動作例の説明
図5のフロー図を参照しながら説明する。
図1、図2に示すように、例えば、駐停車中の電動車両Vxの充放電装置6xの電力路9xが充放電コネクタ(不図示)を通じて、電力系統18の流通設備22に接続されている充放電プラグ(不図示)に接続されると共に、電動車両VxのECU3xが通信路8xを通じて充放電制御装置14に接続されると、電動車両VxはEVアンシラリ16を構成することになる(ステップS1)。
この状態において、図6に示すように、電力系統18から需要の瞬時変動に供給力を対応させるための、例えば10[kW]の充電電力要求Creq[kW]が、公衆回線網等の通信路98を介して、いわゆるアグリゲータ等として機能する充放電制御装置14に指示されたものとする(ステップS2)。
このとき、充放電制御装置14は、EVアンシラリ16が、電力系統18からの充電電力要求Creq=10[kW]に従えるように、まず、電動車両Vxから、通信路8xを介して残容量SOCxと目標残容量SOCxtar及び充電可能電力Cpx[kW]と放電可能電力Dpx[kW]を取り込む(ステップS3)。
図6に示すように、充放電制御装置14に取り込まれた電動車両Vxの蓄電装置4xの残容量SOCx(図4参照)と目標残容量SOCxtar(図4参照)及び充電可能電力Cpx[kW](図3参照)と放電可能電力Dpx[kW](図3参照)は、以下の例に示すような[設定α]に設定されていたものとする。
[設定α]
電動車両V1の蓄電装置41:
SOC1、SOC1tar、Cp1=3[kW]、Dp1=3[kW]
電動車両V2の蓄電装置42:
SOC2、SOC2tar、Cp2=6[kW]、Dp2=0[kW]
電動車両V3の蓄電装置43:
SOC3、SOC3tar、Cp3=6[kW]、Dp3=4[kW]
電動車両V4の蓄電装置44:
SOC4、SOC4tar、Cp4=2[kW]、Dp4=2[kW]
電動車両V5の蓄電装置45:
SOC5、SOC5tar、Cp5=3[kW]、Dp5=0[kW]
この第1実施例では、ステップS4にて電動車両Vxに対する充放電電力指令CDcomx(充電電力指令Ccomxと放電電力指令Dcomx)を決定する際に、充放電制御装置14は、電力系統18からの充電電力要求Creq=10[kW]を考慮し、電動車両Vx(蓄電装置4x)に対する充電電力指令Ccomxのみを決定する。
そこで、最初に、残容量SOCxが目標残容量SOCxtarより少ない順に蓄電装置4xを選択する。
SOC5<<SOC5tarであるので、電動車両V5の蓄電装置45に対する充電電力指令Ccom5を、Ccom5=3[kW]に決定し、通知する。
SOC2<SOC2tarであるので、電動車両V2の蓄電装置42に対する充電電力指令Ccom2を、Ccom2=6[kW]に決定し、通知する。
SOC3≦SOC3tarであるので、電動車両V3の蓄電装置43に対する充電電力指令Ccom3を、Ccom3=1[kW]に決定し、通知する。
このようにして、充電電力要求Creq=10[kW]が満足される(Creq=Ccom5+Ccom2+Ccom3=3+6+1=10[kW])ので、SOC1>SOC1tar及びSOC4>>SOC4tarとなっている蓄電装置41、44に対する充電電力指令Ccom1、Ccom4は、0[kW]に決定し、充電電力指令Ccom1=0[kW]、Ccom4=0[kW]を電動車両V1、V4に通知する(以上、ステップS4)。
通知を受けた電動車両Vx中、電動車両V2、V3、V5は、充放電制御装置14からの充電電力指令Ccom2、Ccom3、Ccom5に同期して流通設備22から充電電力要求Creq=10[kW]を満足する合計10[kW](電動車両V2=6[kW]、電動車両V3=1[kW]、電動車両V5=3[kW])の充電処理を行うことで、例えばその分蓄電装置42、43、45の残容量SOC2、SOC3、SOC5を増加させることでアンシラリ機能に対応する(ステップS5)。
この第1実施例では、電力系統18の充電電力要求Creq=10[kW]を満足するアンシラリ機能に対応しながら一部の電動車両V2、V3、V5の残容量SOC2、SOC3、SOC5の最適化が図れるが、残りの電動車両V1、V4の残容量SOC1、SOC4の最適化が図れていない。
D.第2実施例:電力系統18の充電電力要求Creqを満足するアンシラリ機能に対応しながら全ての電動車両Vxの残容量SOCxの最適化が図れる動作例の説明
図7のフロー図を参照しながら説明する。
なお、以下の説明において、第1実施例の動作例の説明と重複する説明については、適宜省略する。
ステップS1〜S3のシーケンスの内容は、第1実施例と同一である。簡単に説明すると、電動車両VxがEVアンシラリ16を構成する状態(図7のステップS1)において、図8に示すように、電力系統18から需要の瞬時変動に供給力を対応させるための、例えば10[kW]の充電電力要求Creq[kW]が、充放電制御装置14に指示されたものとする(図7のステップS2)。
このとき、充放電制御装置14は、電動車両Vxから、通信路8xを介して残容量SOCxと目標残容量SOCxtar及び充電可能電力Cpx[kW]と放電可能電力Dpx[kW]とからなる上述した[設定α]を取り込む(ステップS3)。
この第2実施例では、ステップS4aにて充電電力要求Creq=10[kW]に対して充電電力指令Ccomxだけでなく、放電電力指令Dcomxも検討して決定し、制御する点で第1実施例と異なる。
そこで、このステップS4aでは、基本的に、残容量SOCxが目標残容量SOCxtarより少ない蓄電装置4x(42,43,45)(図8参照)を充電候補に選択すると共に、残容量SOCxが目標残容量SOCxtarより多い蓄電装置4x(41,44)(図8参照)を放電候補に選択する。
次に、充電候補に選択した蓄電装置42、43、45に対し、充電可能電力Cp2=6[kW]、Cp3=6[kW]、Cp5=3[kW]を、充電電力指令Ccom2、Ccom3、Ccom5に仮決定すると共に、放電候補に選択した蓄電装置41、44に対し、放電可能電力Dp1=3[kW]、Dp4=2[kW]を、放電電力指令Dcom1、Dcom4に仮決定する。
仮決定した後、充放電制御装置14は、仮決定した充放電電力指令CDcomのトータル収支Totalを、次の(2)式により計算する。
Total=Ccomxtotal−Dcomxtotal …(2)
この第2実施例では、以下のように計算される。
Total=(Cp2+Cp3+Cp5)−(Dp1+Dp4)
=(6+6+3)−(3+2)=10[kW]
この場合、充電電力要求Creq=10[kW]が満足されたので、仮決定した充電電力指令Ccomxと放電電力指令Dcomxを本決定として、対応する電動車両Vxにその指令を通知する。なお、トータル収支Totalが、充電電力要求Creqと齟齬している場合には、仮決定した収支を調整して充電電力要求Creqを満足する充電電力指令Ccomxと放電電力指令Dcomxを決定すればよい。
図8に示すように、通知を受けた電動車両Vx中、電動車両V2、V3、V5は、充放電制御装置14からの充電電力指令Ccom2、Ccom3、Ccom5に同期して流通設備22から合計15[kW](電動車両V2=6[kW]、電動車両V3=6[kW]、電動車両V5=3[kW])の充電処理を行うと共に、電動車両V1、V4は、充放電制御装置14からの放電電力指令Dcom1、Dcom4に同期して流通設備22に対して合計5[kW](電動車両V1=3[kW]、電動車両V4=2[kW])の放電処理を行うことで、アンシラリ機能に対応する(ステップS5a)。
この第2実施例では、電力系統18の充電電力要求Creq=10[kW]を満足するアンシラリ機能に対応しながら、電力系統18に連系している全電動車両Vxの全蓄電装置4xの充放電のトータルの収支(充電電力要求Creq=10[kW]を、充電電力要求Creq=15[kW]と放電電力要求Dreq=5[kW]に分解した収支)で電力系統18からの充電電力要求Creqに応えることができる。
そして、この第2実施例では、電力系統18の充電電力要求Creq=10[kW]を満足するアンシラリ機能に対応しながら全ての電動車両Vxの残容量SOCxの最適化が図れる。
E.第3実施例:電力系統18の放電電力要求Dreqを満足するアンシラリ機能に対応しながら全ての電動車両Vxの残容量SOCxの最適化が図れる動作例の説明
シーケンスの内容は、図7のフロー図のステップS2のシーケンスのみが異なり(ステップS2aとしている。)、他のステップS1、S3、S4a、S5aの処理内容は同様であるので、図7のフロー図及び図9を参照して簡略的に説明する。
図9に示すように、電力系統18から需要の瞬時変動に供給力を対応させるための、例えば6[kW]の放電電力要求Dreq[kW]が、充放電制御装置14に指示されたものとする(ステップS2に対応するステップS2a。図7参照。)。
このとき、充放電制御装置14は、電動車両Vxから、通信路8xを介して残容量SOCxと目標残容量SOCxtar及び充電可能電力Cpx[kW]と放電可能電力Dpx[kW]とからなる上述した[設定α]を取り込む(ステップS3)。
この第3実施例では、第2実施例と同様に、ステップS4aにて放電電力要求Dreq=6[kW]に対して充電電力指令Ccomxだけでなく、放電電力指令Dcomxも検討して決定する。
このステップS4aでは、基本的には、残容量SOCxが目標残容量SOCxtarより少ない蓄電装置4x(42,43,45)を充電候補に選択すると共に、残容量SOCxが目標残容量SOCxtarより多い蓄電装置4x(41,44)を放電候補に選択するが、単純にそのように選択すると、放電電力要求Dreq=6[kW]を満足することができないでの、充電可能電力Cpxと放電可能電力Dpxを優先して選択する。
結果として、蓄電装置4xに対し、図9を参照して、Dp1=3[kW](蓄電装置41)、Dp2=0[kW](蓄電装置42)、Dp3=4[kW](蓄電装置43)、Dp4=2[kW](蓄電装置44)、Cp5=3[kW](蓄電装置45)に決定することで、トータル収支Totalが以下のように計算される。
Total=(Dp1+Dp2+Dp3+Dp4)−(Cp5)
=(3+0+4+2)−(3)=6[kW]
この場合、放電電力要求Dreq=6[kW]が満足されているので、電動車両Vxに指令を通知する。
図9に示すように、通知を受けた電動車両Vx中、電動車両V5は、充放電制御装置14からの充電電力指令Ccom5に同期して流通設備22から3[kW]の充電処理を行うと共に、残りの電動車両V1〜V4は、充放電制御装置14からの放電電力指令Dcom1〜Dcom4に同期して流通設備22に対して合計9[kW](電動車両V1=3[kW]、電動車両V2=0、電動車両V3=4、電動車両V4=2[kW])の放電処理を行うことで、アンシラリ機能に対応する(ステップS5a)。
この第3実施例では、電力系統18の放電電力要求Dreq=6[kW]を満足するアンシラリ機能に対応しながら、電力系統18に連系している全電動車両Vxの全蓄電装置4xの充放電のトータルの収支(放電電力要求Dreq=6[kW]を、放電電力要求Dreq=9[kW]と充電電力要求Creq=3[kW]に分解した収支)で電力系統18からの放電電力要求Dreqに応えることができる。
[実施形態のまとめ]
以上説明したように、上述した実施形態に係る電力品質確保補助システム10は、車載の蓄電装置4xと車両外部の電力系統18との間での電力の授受が可能な複数台の電動車両Vxと、複数台の電動車両Vxの電力系統18に対する充放電電力制御を行う車両外部の充放電制御装置14と、を備える。
各電動車両Vxの各ECU3xは、自車両Vxの蓄電装置4xの残容量SOCxと充電可能電力Cpxの対応関係を示す第1パラメータPmfと、自車両Vxの蓄電装置4xの残容量SOCxと放電可能電力Dpxの対応関係を示す第2パラメータPmsと、に基づき自車両Vxの目標残容量SOCxtarを設定する目標残容量設定部102、を備える。
充放電制御装置14は、電力系統18からの充放電電力要求CDreqに従えるように、各電動車両Vxに設定された各目標残容量SOCxtarに基づく、各電動車両Vxに対する充放電電力指令CDcomxを決定する。
このため、アンシラリ機能の強化(電力品質の確保)に資することができる。つまり、電力系統18からの充放電電力要求CDreqに最大限対応できるように、各電動車両Vxの蓄電装置4xの目標残容量SOCxtarを設定することができる。
この場合、第1パラメータPmfは、各電動車両Vxの蓄電装置4xの残容量SOCxの増加に伴って充電可能電力Cpxが低下することを示すパラメータであり、第2パラメータPmsは、各電動車両Vxの蓄電装置4xの残容量SOCxの増加に伴って放電可能電力Dpxが増加することを示すパラメータであり、第1パラメータPmfの低下軌跡及び第2パラメータPmsの増加軌跡は、蓄電装置4xの残容量SOCxが採り得る範囲で交差するものであり、目標残容量設定部102は、前記交差する交点120における残容量SOCxを目標残容量SOCxtarに設定することで、各電動車両Vx毎に、充電可能電力Cpxと放電可能電力Dpxとを均等にできるので、電力系統18からの充放電電力要求CDreqが、充電側であっても放電側であっても平等にバランス良く対応することができる。
充放電制御装置14は、電力系統18から複数台の電動車両Vxへの充電電力要求Creq又は放電電力要求Dreqを受領した場合に、充電電力要求Creq又は放電電力要求Dreqを満足するように、設定された目標残容量SOCxtarを上回る残容量SOCxが蓄電されている蓄電装置4xを搭載した電動車両Vxに対する電力系統18への放電電力指令Dcomxを決定すると共に、設定された目標残容量SOCxtarを下回る残容量SOCxが蓄電されている蓄電装置4xを搭載した電動車両Vxに対する電力系統18からの充電電力指令Ccomxを決定することで、電力系統18に連系している全電動車両Vxの全蓄電装置4xの充放電のトータルの収支で電力系統18からの充電電力要求Creq又は放電電力要求Dreqに応えることができる。
この場合において、各電動車両Vxの各ECU3xは、さらに、自車両Vxのユーザにより目標残容量SOCxtarの設定を変更可能なユーザ要求残容量設定部110と、目標残容量SOCxtarにユーザ要求残容量ΔSOCxreqを加算した残容量SOCxを、目標残容量設定部102に設定する新たな目標残容量SOCxtarとする演算部(加算部)106と、を備えることで、例えば一部の電動車両Vxから新たな目標残容量SOCxtarとする設定が発生した場合において、その電動車両Vxにはそのユーザ要求残容量ΔSOCxreqの設定を承認するが、残りの電動車両Vxは元の目標残容量SOCxtarにより制御するので、電力系統18に連系している全電動車両Vxの全蓄電装置4xの充放電のトータルの収支で電力系統18からの充電電力要求Creq又は放電電力要求Dreqに応えることができる。
なお、演算部106は、目標残容量設定部102に含ませてもよい。この場合、目標残容量設定部102は、目標残容量SOCxtarをユーザ要求残容量ΔSOCxreqに基づく新たな目標残容量SOCxtarに設定変更する。
この実施形態に係る電動車両Vxは、車載の蓄電装置4xを備え、蓄電装置4xからの電気をエネルギ源とし電動機5xを動力源として走行する電動車両Vxであって、蓄電装置4xと車両外部の電力系統18との間での電力の授受を行う車載の充放電装置6xと、自車両Vxの蓄電装置4xの残容量SOCxと充電可能電力Cpxの対応関係を示す第1パラメータPmfと、自車両Vxの蓄電装置4xの残容量SOCxと放電可能電力Dpxの対応関係を示す第2パラメータPmsと、に基づき自車両Vxの目標残容量SOCxtarを設定する目標残容量設定部102、を備える車載のECU3xと、を有する。
このように、電動車両VxのECU3xは、自車両Vxの蓄電装置4xと車両外部の電力系統18との間での電力の授受を行う車載の充放電装置6xと、自車両Vxの蓄電装置4xの残容量SOCxと充電可能電力Cpxの対応関係を示す第1パラメータPmfと、自車両Vxの蓄電装置4xの残容量SOCxと放電可能電力Dpxの対応関係を示す第2パラメータPmsと、に基づき自車両Vxの目標残容量SOCxtarを設定する目標残容量設定部102、を備えているので、アンシラリ機能の強化(電力品質の確保)に資することができる。つまり、電力系統18からの充放電電力要求CDreqに最大限対応できるように、自車両Vxの蓄電装置4xの目標残容量SOCxtarを設定することができる。
この電動車両Vxにおいて、前記第1パラメータPmfは、前記蓄電装置4xの前記残容量SOCxの増加に伴って前記充電可能電力Cpxが低下することを示すパラメータであり、前記第2パラメータPmsは、前記蓄電装置4xの前記残容量SOCxの増加に伴って前記放電可能電力Dpxが増加することを示すパラメータであり、前記第1パラメータPmfの低下軌跡及び前記第2パラメータPmsの増加軌跡は、前記蓄電装置4xの残容量SOCxが採り得る範囲で交差するものであり、前記目標残容量設定部102は、前記交差する交点120における残容量SOCxを前記目標残容量SOCxtarに設定することで、電動車両Vxの充電可能電力Cpxと放電可能電力Dpxとを均等にできるので、電力系統18からの充放電電力要求CDreqが、充電側であっても放電側であっても平等にバランス良く対応することができる。
この場合、電動車両VxのECU3xは、さらに、自車両Vxのユーザにより目標残容量SOCxtarの設定を変更可能なユーザ要求残容量設定部110と、目標残容量SOCxtarにユーザ要求残容量ΔSOCxreqを加算した残容量SOCxを、目標残容量設定部102に設定する新たな目標残容量SOCxtarとする演算部106(加算部)と、を備えることで、この電動車両Vxにはそのユーザ要求残容量ΔSOCxreqの加算が承認されるので、この電動車両Vxのユーザの個別の要求を満足することができ、結果として、電動車両Vxのユーザの電力品質確保のための社会的運動への参加意欲を削ぐことがない。演算部106は、目標残容量設定部102に含ませてもよい。この場合、目標残容量設定部102は、目標残容量SOCxtarをユーザ要求残容量ΔSOCxreqに基づく新たな目標残容量SOCxtarに設定変更する。
なお、この発明は、上述の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
3x…ECU 4x…蓄電装置
5x…電動機 6x…充放電装置
7x…温度センサ 10…電力品質確保補助システム
12…電力系統 14…充放電制御装置
18…外部の電力系統 20…発電設備
22…流通設備 26…負荷
102…目標残容量設定部 104…残容量検出部
106…演算部 108…記憶部
110…ユーザ要求残容量設定部 112…入出力装置
Ccomx…充電電力指令 CDreq…充放電電力要求
Cpx…充電可能電力 Creq…充電電力要求
Dcomx…放電電力指令 Dreq…放電電力要求
Dpx…放電可能電力 Pmf…第1パラメータ
Pms…第2パラメータ SOCx…残容量
SOCxtar…目標残容量 Vx…電動車両(自車両)

Claims (7)

  1. 車載の蓄電装置と車両外部の電力系統との間での電力の授受が可能な複数台の電動車両と、複数台の前記電動車両の前記電力系統に対する充放電電力制御を行う車両外部の充放電制御装置と、を備える電力品質確保補助システムであって、
    各前記電動車両の各制御装置は、
    自車両の前記蓄電装置の残容量と充電可能電力の対応関係を示す第1パラメータと、自車両の前記蓄電装置の残容量と放電可能電力の対応関係を示す第2パラメータと、に基づき自車両の目標残容量を設定する目標残容量設定部、を備え、
    前記充放電制御装置は、
    前記電力系統からの充放電電力要求に従えるように、各前記電動車両に設定された各前記目標残容量に基づく、各前記電動車両の充放電電力を決定する
    ことを特徴とする電力品質確保補助システム。
  2. 請求項1に記載の電力品質確保補助システムにおいて、
    前記第1パラメータは、各前記電動車両の前記蓄電装置の前記残容量の増加に伴って前記充電可能電力が低下することを示すパラメータであり、
    前記第2パラメータは、各前記電動車両の前記蓄電装置の前記残容量の増加に伴って前記放電可能電力が増加することを示すパラメータであり、
    前記第1パラメータの低下軌跡及び前記第2パラメータの増加軌跡は、前記蓄電装置の残容量が採り得る範囲で交差するものであり、
    前記目標残容量設定部は、前記交差する交点における残容量を前記目標残容量に設定する
    ことを特徴とする電力品質確保補助システム。
  3. 請求項1又は2に記載の電力品質確保補助システムにおいて、
    前記充放電制御装置は、
    前記電力系統から複数台の前記電動車両への充電電力要求又は放電電力要求を受領した場合に、
    前記充電電力要求又は前記放電電力要求を満足するように、設定された目標残容量を上回る残容量が蓄電されている前記蓄電装置を搭載した前記電動車両に対する前記電力系統への放電電力を決定すると共に、設定された目標残容量を下回る残容量が蓄電されている前記蓄電装置を搭載した前記電動車両に対する前記電力系統からの充電電力を決定する
    ことを特徴とする電力品質確保補助システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力品質確保補助システムにおいて、
    各前記電動車両の各前記制御装置は、
    さらに、
    自車両のユーザにより前記目標残容量の設定を変更可能なユーザ要求残容量設定部を備え、
    前記目標残容量設定部は、前記目標残容量をユーザ要求残容量に基づく新たな目標残容量に設定変更する
    ことを特徴とする電力品質確保補助システム。
  5. 車載の蓄電装置を備え、前記蓄電装置からの電気をエネルギ源とし電動機を動力源として走行する電動車両であって、
    前記蓄電装置と車両外部の電力系統との間での電力の授受を行う車載の充放電装置と、
    自車両の前記蓄電装置の残容量と充電可能電力の対応関係を示す第1パラメータと、自車両の前記蓄電装置の残容量と放電可能電力の対応関係を示す第2パラメータと、に基づき自車両の目標残容量を設定する目標残容量設定部、を備える車載の制御装置と、
    を有することを特徴とする電動車両。
  6. 請求項5に記載の電動車両において、
    前記第1パラメータは、前記蓄電装置の前記残容量の増加に伴って前記充電可能電力が低下することを示すパラメータであり、
    前記第2パラメータは、前記蓄電装置の前記残容量の増加に伴って前記放電可能電力が増加することを示すパラメータであり、
    前記第1パラメータの低下軌跡及び前記第2パラメータの増加軌跡は、前記蓄電装置の残容量が採り得る範囲で交差するものであり、
    前記目標残容量設定部は、前記交差する交点における残容量を前記目標残容量に設定する
    ことを特徴とする電動車両。
  7. 請求項5又は6に記載の電動車両において、
    前記制御装置は、
    さらに、
    自車両のユーザにより前記目標残容量の設定を変更可能なユーザ要求残容量設定部を備え、
    前記目標残容量設定部は、前記目標残容量をユーザ要求残容量に基づく新たな目標残容量に設定変更する
    ことを特徴とする電動車両。
JP2013238989A 2013-11-19 2013-11-19 電力品質確保補助システム及び電動車両 Pending JP2015100203A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013238989A JP2015100203A (ja) 2013-11-19 2013-11-19 電力品質確保補助システム及び電動車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013238989A JP2015100203A (ja) 2013-11-19 2013-11-19 電力品質確保補助システム及び電動車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015100203A true JP2015100203A (ja) 2015-05-28

Family

ID=53376507

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013238989A Pending JP2015100203A (ja) 2013-11-19 2013-11-19 電力品質確保補助システム及び電動車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015100203A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018084151A1 (ja) * 2016-11-01 2018-05-11 本田技研工業株式会社 サーバ装置及び制御方法
JP2018093614A (ja) * 2016-12-02 2018-06-14 本田技研工業株式会社 蓄電システム、輸送機器及び蓄電システムの制御方法
JP2018093613A (ja) * 2016-12-02 2018-06-14 本田技研工業株式会社 電力伝送管理装置及び電力伝送方法
JP2020115704A (ja) * 2019-01-17 2020-07-30 本田技研工業株式会社 送受電管理装置及びプログラム
CN112183987A (zh) * 2020-09-22 2021-01-05 国网电力科学研究院武汉能效测评有限公司 电动汽车集群储荷调度评价***及评价方法
KR102152333B1 (ko) * 2019-11-04 2021-03-26 충북대학교 산학협력단 EV 충·방전 제어 기반 ESS의 SoC를 최적화하는 전력 제어 시스템
JP2021093831A (ja) * 2019-12-10 2021-06-17 トヨタ自動車株式会社 サーバ、及び電力管理システム
CN115534708A (zh) * 2022-10-21 2022-12-30 深圳市量子新能科技有限公司 一种地面交流充电桩的控制电路及交流充电桩
US11987146B2 (en) 2019-12-09 2024-05-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Power management system and server operable for selecting and scheduling power storages based on users desires

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010028886A (ja) * 2008-07-15 2010-02-04 Toyota Motor Corp 蓄電装置充放電制御システム
WO2010109956A1 (ja) * 2009-03-27 2010-09-30 株式会社日立製作所 蓄電装置
WO2012017937A1 (ja) * 2010-08-05 2012-02-09 三菱自動車工業株式会社 電力需給平準化システム
WO2013099156A1 (ja) * 2011-12-27 2013-07-04 川崎重工業株式会社 スマートグリッドシステムのグリッドコントローラ、それを備えたスマートグリッドシステムおよびその制御方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010028886A (ja) * 2008-07-15 2010-02-04 Toyota Motor Corp 蓄電装置充放電制御システム
WO2010109956A1 (ja) * 2009-03-27 2010-09-30 株式会社日立製作所 蓄電装置
WO2012017937A1 (ja) * 2010-08-05 2012-02-09 三菱自動車工業株式会社 電力需給平準化システム
WO2013099156A1 (ja) * 2011-12-27 2013-07-04 川崎重工業株式会社 スマートグリッドシステムのグリッドコントローラ、それを備えたスマートグリッドシステムおよびその制御方法

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110062988B (zh) * 2016-11-01 2022-10-04 本田技研工业株式会社 服务器装置以及控制方法
WO2018084151A1 (ja) * 2016-11-01 2018-05-11 本田技研工業株式会社 サーバ装置及び制御方法
JPWO2018084151A1 (ja) * 2016-11-01 2019-07-25 本田技研工業株式会社 サーバ装置及び制御方法
US11069927B2 (en) 2016-11-01 2021-07-20 Honda Motor Co., Ltd. Server device and control method
CN110062988A (zh) * 2016-11-01 2019-07-26 本田技研工业株式会社 服务器装置以及控制方法
JP2018093613A (ja) * 2016-12-02 2018-06-14 本田技研工業株式会社 電力伝送管理装置及び電力伝送方法
JP2018093614A (ja) * 2016-12-02 2018-06-14 本田技研工業株式会社 蓄電システム、輸送機器及び蓄電システムの制御方法
JP2020115704A (ja) * 2019-01-17 2020-07-30 本田技研工業株式会社 送受電管理装置及びプログラム
US11458857B2 (en) 2019-01-17 2022-10-04 Honda Motor Co., Ltd. Power transfer managing apparatus, and computer-readable storage medium
KR102152333B1 (ko) * 2019-11-04 2021-03-26 충북대학교 산학협력단 EV 충·방전 제어 기반 ESS의 SoC를 최적화하는 전력 제어 시스템
US11987146B2 (en) 2019-12-09 2024-05-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Power management system and server operable for selecting and scheduling power storages based on users desires
JP2021093831A (ja) * 2019-12-10 2021-06-17 トヨタ自動車株式会社 サーバ、及び電力管理システム
JP7264032B2 (ja) 2019-12-10 2023-04-25 トヨタ自動車株式会社 サーバ、及び電力管理システム
US11698611B2 (en) 2019-12-10 2023-07-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Server and power management system
CN112183987B (zh) * 2020-09-22 2022-07-19 国网电力科学研究院武汉能效测评有限公司 电动汽车集群储荷调度评价***及评价方法
CN112183987A (zh) * 2020-09-22 2021-01-05 国网电力科学研究院武汉能效测评有限公司 电动汽车集群储荷调度评价***及评价方法
CN115534708A (zh) * 2022-10-21 2022-12-30 深圳市量子新能科技有限公司 一种地面交流充电桩的控制电路及交流充电桩

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015100203A (ja) 電力品質確保補助システム及び電動車両
CN110062988B (zh) 服务器装置以及控制方法
US10814741B2 (en) Power transmission management apparatus and power transmission method
CN108146263B (zh) 蓄电***、输送设备和蓄电***的控制方法
KR101864197B1 (ko) 전기차충전시스템 및 전기차충전시스템을 제어하는 방법
JP5900249B2 (ja) 電力供給システム
JPWO2018084152A1 (ja) 蓄電装置、輸送機器及び制御方法
JP5704156B2 (ja) 蓄電池システム
EP2518851A2 (en) Transformer structure for smart load balancing
JP5164184B2 (ja) エネルギマネージメントシステム
US9780565B2 (en) System and method for controlling frequency
WO2014208561A1 (ja) 充電状態管理方法、充電状態管理装置およびプログラム
CN109895650B (zh) 电力控制***和车辆
JP2012253976A (ja) 充放電制御装置、充放電制御方法、プログラム
JP2021177697A (ja) 車両の制御装置及び電力制御システム
US11491890B2 (en) Vehicle management apparatus, vehicle, and vehicle management method
JP2015216836A (ja) 電力マネジメント装置、電力制御方法、及び移動体
KR101646342B1 (ko) 고효율 충전 장치 및 방법
KR101592751B1 (ko) 완속충전 초기 오버 슈트 방지 장치 및 방법
JP5991228B2 (ja) 蓄電装置
JP6668054B2 (ja) 車載充電器及びそれを備えた車両
JP2013243790A (ja) 電源の制御装置
US20240116385A1 (en) Systems and methods for state of charge (soc)-based activation and control
WO2022088052A1 (zh) 充放电管理方法和充放电管理装置、充放电管理控制器以及充放电管理***
JP2016015829A (ja) 充電システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161107

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170314