JP2015098413A - 自立基板の製造方法および自立基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、簡便な工程で、反りを低減した自立基板を提供するものである。【解決手段】自立基板の製造方法は、窒化物半導体からなる下地基板210を準備する工程、下地基板210上に炭素を不純物として導入しながら第1の窒化物半導体層220を形成する工程、および、第1の窒化物半導体層220の上に厚さが50μm以上である第2の窒化物半導体層230を形成する工程を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、自立基板の製造方法および自立基板に関する。
窒化物半導体の自立基板を製造する際に、窒化物半導体層と下地基板との格子不整合や、熱膨張係数の違いに起因して、製造した自立基板が反ってしまうという点が問題となる。
特許文献1には反りや残留歪みの少ない自立窒化物基板の製造方法が記載されているが、MBE法(Molecular Beam Epitaxy)を用いて極性を制御したZnOや窒化物からなるバッファー層を形成する必要がある。
特開2008−74671号公報
本発明は、簡便な工程で、反りを低減した自立基板を提供する。
本発明によれば、
窒化物半導体からなる下地基板を準備する工程と、
前記下地基板上に炭素を不純物として導入しながら第1の窒化物半導体層を形成する工程と、
前記第1の窒化物半導体層の上に、厚さが50μm以上である第2の窒化物半導体層を形成する工程とを含む自立基板の製造方法が提供される。
本発明によれば、
窒化物半導体からなる下地基板と、
前記下地基板上に形成され、炭素を不純物として含む第1の窒化物半導体層と、
前記第1の窒化物半導体層の上に形成された、厚さが50μm以上である第2の窒化物半導体層とを含む自立基板が提供される。
本発明によれば、簡便な工程で、反りを低減した自立基板を提供することができる。
第1の実施形態に係る自立基板の製造方法を説明するための図である。 下地基板の反りについて説明するための図である。 下地基板の反りについて説明するための図である。 下地基板の反りについて説明するための図である。 第1の実施形態に係る自立基板の製造に用いるHVPE装置の構造を示す図である。 実施例1で得られた下地基板と第1の窒化物半導体層の積層体を示す図である。 実施例1で形成した第1の窒化物半導体層における、炭素の含有濃度を測定した結果を示す図である。 実施例2で得られた下地基板と第1の窒化物半導体層からなる積層体の中心からの位置と反り量との関係を示した図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る自立基板の製造方法を説明するための図である。本実施形態によれば、自立基板の製造方法は、窒化物半導体からなる下地基板210を準備する工程、下地基板210上に炭素を不純物として導入しながら第1の窒化物半導体層220を形成する工程、および、第1の窒化物半導体層220の上に、厚さが50μm以上である第2の窒化物半導体層230を形成する工程を含む。以下で詳細に説明する。
図1(a)のように、窒化物半導体からなる下地基板210を準備する工程について説明する。はじめに、基材層を用意する、基材層はたとえばサファイア基板である。次に、基材層上に、炭化物層を形成する。炭化物層としては、たとえば、有機金属気相成長法(MOCVD法)により炭化アルミニウム層を形成しても良い。また、たとえば、スパッタリング法により炭化チタン層を形成しても良い。
次に、窒化ガス中で加熱することで炭化物層を窒化する。窒化ガスはたとえばアンモニアを用いることができる。
そして、窒化された炭化物層上に、たとえばハイドライド気相成長法(HVPE法)を用いてIII族窒化物半導体層をエピタキシャル成長させる。HVPE法については後述する。III族窒化物半導体層はたとえば窒化ガリウム(GaN)である。III族窒化物半導体層の厚さは、取り扱い性の観点から、50μm以上であることが好ましい。
そして、基材層、炭化物層、およびIII族窒化物半導体層で構成された積層体を、III族元素の液体に浸漬させた状態で熱処理し、III族窒化物半導体層から基材層を剥離する。III族窒化物半導体層がGaNからなる場合、III族元素の液体はGaの液体である。得られたIII族窒化物半導体層を含む基板をリン酸と硫酸の混合液で洗浄し、下地基板210とする。ただし、下地基板210を準備する方法は上記に限定するものではない。
次に、下地基板210上に炭素を不純物として導入しながら第1の窒化物半導体層220を形成する工程について説明する。本実施形態では、第1の窒化物半導体層220をMOCVD法により形成する。
下地基板210をMOCVD装置内に取り付け、III族原料ガスおよび窒素原料ガスをキャリアガスと共に下地基板210表面へ供給することで、下地基板210上へ第1の窒化物半導体層220を形成する。この際、たとえば下地基板210および第1の窒化物半導体層220がいずれもGaNの場合、下地基板210において、下地基板210の反りにより凹となる面に第1の窒化物半導体層220を形成する。下地基板210の温度はたとえば500℃に維持しておく。キャリアガスは窒素(N)ガスや水素(H)ガスである。たとえば、III族原料ガスとしてトリメチルガリウム(Ga(CH、TMG)もしくはトリエチルガリウム(Ga(C、TEG)を、窒素原料ガスとしてアンモニア(NH)ガスを用いれば、GaNからなる第1の窒化物半導体層220を形成することができる。第1の窒化物半導体層220を形成する際に、III族原料ガスから分解したメチル基もしくはエチル基と、キャリアガスとしての水素(H)もしくはアンモニアから分解した水素(H)とから、メタン(CH)やエタン(C)が生成される。このように生成されたメタンやエタンを用い、第1の窒化物半導体層220に炭素を不純物として導入することができる。第1の窒化物半導体層220を形成する際に、下地基板210の温度およびIII族原料ガスの供給量を調整することで、第1の窒化物半導体層220に含有させる濃度を制御しつつ炭素を導入できる。
ここで、第1の窒化物半導体層220を形成する工程の後における下地基板210の曲率半径の絶対値は、第1の窒化物半導体層220を形成する工程の前の下地基板210の曲率半径の絶対値よりも大きくなる。つまり、下地基板210上に炭素を不純物として含む第1の窒化物半導体層220を形成することで、基板の反りを低減できる。基板の曲率半径は後述するように、X線回折法(XRD)により測定することが出来る。なお、反りが低減すること、すなわち反りが小さくなることとは、曲率半径の絶対値が大きくなることを意味する。
確実に、下地基板210の反りを低減するためには、第1の窒化物半導体層220を15μm以上の厚さで形成することが好ましく、50μm以上の厚さで形成することがより好ましい。
また、確実に、下地基板210の反りを低減するためには、形成した第1の窒化物半導体層220における最上面近傍の炭素の濃度は5×1018atoms/cm以上であることが好ましく、1×1020atoms/cm以上であることがより好ましい。また、形成した第1の窒化物半導体層220における最上面近傍の炭素の濃度は1×1021atoms/cm以下であることが好ましく、5×1020atoms/cm以下であることがより好ましい。
ここで、図2、図3、図4を参照して、本明細書における下地基板の「反り」の詳細な定義について説明する。
本明細書において下地基板の「反り」とは、下地基板の外形に顕在化した反りのみならず、結晶構造上の反りも含む。図2〜図4の各図は断面図であり、下地基板となる層や下地基板において、成長面505に対して垂直な結晶軸の方向を点線の矢印で示している。
下地基板を準備する工程として、たとえば基材層501の上に下地基板となる層502a、502bを結晶成長させ、その後、層502a、502bを基材層501から剥離する方法や、長尺(厚膜)のバルク結晶504から下地基板を切り出す方法などがある。基板の反りは、結晶成長段階での結晶軸の傾き、もしくは結晶軸が傾こうとする力に起因する。
第1の例として、図2(a)のように基材層501の上に下地基板となる層502aを結晶成長させ、その後、基材層501から層502aを剥離して、図2(b)のような剥離した層502aからなる基板503aを下地基板として準備する方法がある。
剥離前の図2(a)の状態では、基材層501の中心と、外周縁部とで、基材層501上に積層した層502aの結晶軸は互いに平行である。しかし、剥離後には図2(b)のように基板503aの外形は反った形状となる。この理由は明らかではないが、積層した層502aには残留応力が存在していたり、転位が存在していたりするためであると考えられる。基板503aの外形がこのように反った形状となる結果、基板503aの外周縁部における結晶軸の方向は、基板503aの中心における結晶軸の方向に対して傾く。この結晶軸の傾きの大きさから、基板503aすなわち下地基板の外形的な反りの曲率半径が求められる。
また、第2の例として、長尺(厚膜)のバルク結晶504(図3(a))から所定の厚みの基板503bを切り出す方法がある。
この場合、成長面505の周縁部における結晶軸の方向は、成長面505の中心における結晶軸の方向に対して傾いている。
たとえば、図3(a)に示される互いに並行な2本の破線の位置にてそれぞれバルク結晶504を切断することにより基板503bを切り出した場合、切り出された基板503bは、一例として図3(b)のように外形上の反りが無い平板状をなしている。しかし、このような平板状の基板503bにおいても、結晶軸に注目すると、基板503bの外周縁部における結晶軸の方向は、基板503bの中心における結晶軸の方向に対して傾いている。この結晶軸の傾きは、長尺のバルク結晶504における反りに起因する。よって、本例の場合は、基板503bの外形形状ではなく、結晶軸の傾きを評価することが、反りを本質的に評価することになる。
さらに、成長段階での結晶軸の傾きに外形上の反りの影響が加わる複合的な状態もあり得る。
たとえば、第1の例と同様の方法で下地基板を準備した場合に、図4(a)のように剥離前の段階で、下地基板となる層502bの成長面505が曲面となることがある。この層502bを基材層501から剥離すると、剥離した層502bからなる基板503dは、応力によって図4(b)のように反った外形となる。結晶軸に注目すると、剥離前の段階で、基材層501の外周縁部における層502bの結晶軸の方向は、基材層501の中心付近における層502bの結晶軸の方向に対して傾いている。そして、剥離後には基板503dが外形的に反ることで、結晶軸の傾きはより大きくなる。
また、長尺のバルク結晶504を図3(a)のように切断して基板503cとしても、応力によって図3(c)のような反った外形の基板503cとなる場合もある。この場合も同様に、切り出した基板503cの結晶軸の傾きは、長尺のバルク結晶504の結晶軸の傾きよりも大きくなる。
以上の様に、外形上の反り、成長段階での結晶軸の傾き、およびそれらが複合した結晶軸の傾きのいずれをとっても、基板の中心における結晶軸の方向に対する、基板の外周縁部における結晶軸の方向の傾きを評価することが、反りを本質的に評価することになる。
なお、結晶軸の傾きは、たとえばXRDにより測定することができ、結晶軸を法線とした面の曲率半径に換算することができる。
次に図1に戻り、図1(b)のように、第1の窒化物半導体層220の上に、第2の窒化物半導体層230を形成する工程について説明する。本実施形態では、第2の窒化物半導体層230をHVPE法により形成する。
図5は、本実施形態に係る自立基板の製造に用いるHVPE装置100の構造を示す図である。HVPE装置100は反応管121、基板ホルダ123、III族ガス供給部139、窒素原料ガス供給部137、ドーピングガス供給管125、ガス排出管135、第1のヒータ129および第2のヒータ130を備える。基板ホルダ123は反応管121内に設けられている。III族ガス供給部139は、III族原料ガスを反応管121内のうち基板ホルダ123を含む成長領域122に供給する。窒素原料ガス供給部137は、窒素原料ガスを成長領域122に供給する。ドーピングガス供給管125は、ドーピングガスを成長領域122に供給する。ガス排出管135は、反応管121内のガスを排出する。
HVPE装置100では、基板ホルダ123に保持された基板133上に、III族窒化物半導体層を成長させる。基板ホルダ123は回転軸132に取り付けられており、回転自在となっている。
反応管121には、第1のガス供給管124および第2のガス供給管126が接続され、第1のガス供給管124の供給口と第2のガス供給管126の供給口の間には遮蔽板136が設けられている。以後、反応管121のうち、第1のガス供給管124、ドーピングガス供給管125、および第2のガス供給管126の供給口に近い側を上流側と呼び、ガス排出管135に近い側を下流側と呼ぶ。遮蔽板136は反応管121の上流側の空間を上層と下層のふたつの層に分離している。当該下層の領域には、ソースボート128が備えられており、ソースボート128にはIII族原料127が保持されている。第1のガス供給管124および第2のガス供給管126から供給されるガスは、必要に応じて反応管121内をパージするパージガスに切り替えることができる。パージガスはたとえば窒素(N)ガスである。
第1のガス供給管124からは反応管121内へ窒素原料ガスがキャリアガスと共に供給される。第2のガス供給管126からは反応管121内へハロゲン含有ガスがキャリアガスと共に供給される。ドーピングガス供給管125からは反応管121内へドーピングガスが供給される。キャリアガスはたとえば窒素(N)ガスや水素(H)ガスである。
窒素原料ガス供給部137は、第1のガス供給管124と、反応管121のうち遮蔽板136より上層の領域(ドーピングガス供給管125およびその内部を除く)とを含む。III族ガス供給部139は、第2のガス供給管126、ソースボート128、III族原料127、および反応管121のうち遮蔽板136より下層の領域を含む。窒素原料ガス供給部137およびIII族ガス供給部139の周囲には第1のヒータ129が配置されている。
第1のガス供給管124から供給された窒素原料ガスは窒素原料ガス供給部137中を下流に向かって通過し、基板133表面に供給される。その際、窒素原料ガス供給部137内は第1のヒータ129から加えられる熱により、たとえば800℃以上900℃以下の温度に維持されている。この熱により、窒素原料ガス供給部137では窒素原料ガスの分解が促進される。
III族ガス供給部139では、第2のガス供給管126から供給されたハロゲン含有ガスとソースボート128に保持されたIII族原料127とから、III族原料ガスが生成される。生成されたIII族原料ガスは、基板ホルダ123に保持された基板133の表面に供給される。その際、III族ガス供給部139内は第1のヒータ129から加えられる熱により、たとえば800℃以上900℃以下の温度に維持されている。第2のガス供給管126から供給されたハロゲン含有ガスは、III族ガス供給部139中を下流に向かって通過する際、ソースボート128中に保持されたIII族原料127の表面または揮発したIII族原料127と接触する。そして、III族原料ガスが生成される。
反応管121のうち、窒素原料ガス供給部137およびIII族ガス供給部139の下流側に位置する成長領域122には、基板133を保持した基板ホルダ123が配置されている。成長領域122には、窒素原料ガス供給部137から窒素原料ガスが供給され、III族ガス供給部139からIII族原料ガスが供給される。そして、この基板133上にIII族窒化物半導体層が形成される。成長領域122の周囲には第2のヒータ130が配置されており、必要に応じて成長領域122に熱を加える。III族窒化物半導体層を形成する間、基板ホルダ123を、回転軸132を軸として回転させることで、基板133の面内で均一な層を得ることができる。
次に、HVPE装置100を用いて第1の窒化物半導体層220上に第2の窒化物半導体層230を形成する工程について説明する。本実施形態では、第2の窒化物半導体層230がGaNからなり、第2の窒化物半導体層230にn型不純物としてSiを添加する例について説明する。ただし、これに限定されるものではない。
HVPE装置100装置の基板ホルダ123に第1の窒化物半導体層220を形成した下地基板210を取り付ける。窒素原料ガスとしてアンモニア(NH)を、III族原料127としてガリウム(Ga)を、ハロゲン含有ガスとして塩化水素(HCl)を、ドーピングガスとしてジクロロシラン(SiHCl)もしくはモノシラン(SiH)を用いて第2の窒化物半導体層230を形成する。ハロゲン含有ガスがHClであり、III族原料127がGaである場合、III族ガス供給部139ではガリウム塩化物(GaCl)を含むIII族原料ガスが生成され、成長領域122へ供給される。そして、第1の窒化物半導体層220上にGaNから成る第2の窒化物半導体層230が形成される。
第2の窒化物半導体層230を形成する際、成長領域122の温度はたとえば1000〜1200℃程度の温度に維持する。このとき、下地基板を除去した際の取り扱い性の観点から、第2の窒化物半導体層230を50μm以上の厚さで形成することが好ましく、500μm以上の厚さで形成することがより好ましい。なお、本実施形態では、第2の窒化物半導体層230をn型不純物を含む層とする例について説明したが、アンドープ(un−dope)層とすることもできるし、p型不純物を含む層とすることもできる。たとえば、第2の窒化物半導体層230をGaNとする場合、Mg,Znなどをp型不純物として含有させることができる。
本実施形態では、第2の窒化物半導体層230を形成する工程の後に、下地基板210を除去する工程をさらに含む。なお、本実施形態では、下地基板210を除去する工程において、第2の窒化物半導体層230以外の層を除去する例について説明する。図1(b)のように下地基板210、第1の窒化物半導体層220および第2の窒化物半導体層230から成る積層体の、下地基板210側の面を研磨し、下地基板210および第1の窒化物半導体層220を除去することで、図1(c)のように第2の窒化物半導体層230からなる自立基板を作製することができる。
本実施形態の変形例として、第1の窒化物半導体層220と第2の窒化物半導体層230との間や、第2の窒化物半導体層230の上にはさらに他の層をエピタキシャル成長させて形成しても良い。
本実施形態では、下地基板210を除去する工程において、第2の窒化物半導体層230以外の層を除去する例について説明したが、下地基板210のみを除去し、第1の窒化物半導体層220と第2の窒化物半導体層230からなる自立基板を作製することもできる。その場合、第1の窒化物半導体層220は、自立基板をもとに作製するデバイスにおいて高抵抗層として機能する。
下地基板210、第1の窒化物半導体層220、および第2の窒化物半導体層230はいずれも同じ窒化物半導体からなることが好ましい。格子定数や熱膨張率の違いが小さいため、結晶性の良い層が形成できるためである。たとえば、下地基板210、第1の窒化物半導体層220、および第2の窒化物半導体層230はいずれもGaNからなることが好ましい。
次に、本実施形態の作用および効果について説明する。本実施形態では、下地基板210上に炭素を不純物として導入しながら第1の窒化物半導体層220を形成することで、下地基板210に生じていた基板の反りを低減できる。
下地基板210は異種基板の上に成長して準備されるため、格子定数の不整合や熱膨張率の違いにより反りが生じる。下地基板210がGaNの場合、この反りは凹形状となる。このときたとえば、下地基板210の凹形状に沿った面上に直接、第2の窒化物半導体層230のようにn型不純物を含む窒化物半導体層の厚膜を形成した場合、反りが維持される、または反りが更に顕著になる。そこで、本実施形態のように、第1の窒化物半導体層220を形成することで反りを低減した上で、第2の窒化物半導体層230を形成することによって、反りを低減した自立基板を作製することができる。
この方法では、炭素を不純物として含む第1の窒化物半導体層220を形成するという簡便な方法で、反りを低減した自立基板を作製することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る自立基板の製造方法は、第1の窒化物半導体層220をHVPE法により形成する点、含有される炭素の濃度が、下地基板210から厚み方向に遠ざかるにつれて連続的に高くなるように第1の窒化物半導体層220を形成する点を除いて、第1の実施形態に係る自立基板の製造方法と同様である。以下に詳細に説明する。
まず、第1の実施形態に係る方法と同様の方法で下地基板210を準備する。そして、下地基板210をHVPE装置100の基板ホルダ123に取り付け、下地基板210上に第1の窒化物半導体層220を形成する。この際、たとえば下地基板210および第1の窒化物半導体層220がいずれもGaNの場合、下地基板210において、下地基板210の反りにより凹となる面に第1の窒化物半導体層220を形成する。本実施形態では、第1の窒化物半導体層220がGaNから成る例について説明するが、これに限定されるものではない。第1の窒化物半導体層220は、ドーパントとして炭素を含む化合物を原料ガスと共に導入しながら形成する。
窒素原料ガスとしてアンモニア(NH)を、III族原料127としてガリウム(Ga)を、ハロゲン含有ガスとして塩化水素(HCl)を、ドーピングガスとしてたとえばメタン(CH)、エタン(C)、プロパン(C)、エチレン(C)等の炭化水素系化合物を用いることができる。この場合、第1の窒化物半導体層220として、炭素を不純物として含むGaN層が形成される。第1の窒化物半導体層220を形成する際、成長領域122の温度はたとえば1000〜1200℃程度の温度に維持する。
第1の窒化物半導体層220を形成する際、含有される炭素の濃度が、下地基板210から厚み方向に遠ざかるにつれて連続的に高くなるように第1の窒化物半導体層220を形成する。具体的には、窒素原料ガスとIII族原料ガスを成長領域122に供給する際、ドーピングガスの供給量を0cc/minから所望の値まで連続的に増加させる。含有される炭素の濃度が、下地基板210から厚み方向に遠ざかるにつれて連続的に高くなるように第1の窒化物半導体層220を形成することによって、下地基板210と第1の窒化物半導体層220の界面での結晶の格子定数や熱膨張率の変化が小さくなり、結晶性の良い第1の窒化物半導体層220および第2の窒化物半導体層230を形成することができる。また、クラックの導入を抑制することができる。
ここで、第1の窒化物半導体層220を形成する工程の後における下地基板210の曲率半径の絶対値は、第1の窒化物半導体層220を形成する工程の前における下地基板210の曲率半径の絶対値よりも大きくなる。つまり、下地基板210上に炭素を不純物として含む第1の窒化物半導体層220を形成することで、基板の反りを低減できる。基板の曲率半径は上述したように、XRDにより測定することが出来る。
確実に、下地基板210の反りを低減するためには、第1の窒化物半導体層220を15μm以上の厚さで形成することが好ましく、50μm以上の厚さで形成することがより好ましい。
また、確実に、下地基板210の反りを低減するためには、形成した第1の窒化物半導体層220における最上面近傍の炭素の濃度は5×1018atoms/cm以上であることが好ましく、1×1020atoms/cm以上であることがより好ましい。また、形成した第1の窒化物半導体層220における最上面近傍の炭素の濃度は1×1021atoms/cm以下であることが好ましく、5×1020atoms/cm以下であることがより好ましい。
次に、第1の実施形態に係る方法と同様の方法で、第1の窒化物半導体層220上に第2の窒化物半導体層230を形成する。第2の窒化物半導体層230は第1の窒化物半導体層220と同様にHVPE法で形成する。このとき、ドーピングガスのみを炭素含有ガスからn型不純物を含有するガスに切り替えれば、第1の窒化物半導体層220とn型不純物を含む第2の窒化物半導体層230を連続的に形成することができる。n型不純物を含むガスは、たとえばジクロロシラン(SiHCl)もしくはモノシラン(SiH)を用いることができる。
第2の窒化物半導体層230を形成する際、成長領域122の温度はたとえば1000〜1200℃程度の温度に維持する。このとき、下地基板を除去した際の取り扱い性の観点から、第2の窒化物半導体層230を50μm以上の厚さで形成することが好ましく、500μm以上の厚さで形成することがより好ましい。本実施形態では、第2の窒化物半導体層230をn型不純物を含む層とする例について説明したが、アンドープ(un−dope)の層とすることもできるし、p型不純物を含む層とすることもできる。たとえば、第2の窒化物半導体層230をGaNとする場合、Mg,Znなどをp型不純物として含有させることができる。
本実施形態では、第1の実施形態と同様、第2の窒化物半導体層230を形成する工程の後に、下地基板210を除去する工程をさらに含んでもよい。また、変形例として、第1の窒化物半導体層220と第2の窒化物半導体層230との間や、第2の窒化物半導体層230の上にはさらに他の層をエピタキシャル成長させて形成しても良い。
下地基板210、第1の窒化物半導体層220、および第2の窒化物半導体層230はいずれも同じ窒化物半導体からなることが好ましい。格子定数や熱膨張率の違いが小さいため、結晶性の良い層が形成できるためである。たとえば、下地基板210、第1の窒化物半導体層220、および第2の窒化物半導体層230はいずれもGaNからなることが好ましい。
本実施形態では、第1の窒化物半導体層220をHVPE法により形成し、含有される炭素の濃度が、下地基板210から厚み方向に遠ざかるにつれて連続的に高くなるように第1の窒化物半導体層220を形成する例について説明したが、この組み合わせに限定されるものではない。第1の窒化物半導体層220を形成する際に、HVPE法を用い、炭素を含むドーピングガスを一定の供給量で基板表面へ供給してもよい。また、第1の窒化物半導体層220を形成する際に、MOCVD法を用い、含有される炭素の濃度が下地基板210から厚み方向に遠ざかるにつれて連続的に高くなるように調整して第1の窒化物半導体層220を形成してもよい。
次に、本実施形態の作用および効果について説明する。本実施形態においては第1の実施形態と同様の作用および効果が得られる。加えて、以下の作用および効果が得られる。
第1の窒化物半導体層220および第2の窒化物半導体層230をいずれもHVPE法で形成するため、下地基板210と第1の窒化物半導体層220の積層体を取り出すことなく同一のHVPE装置内で第2の窒化物半導体層230を形成することができる。つまり、より簡便に自立基板を製造できる。
さらに、第1の窒化物半導体層220と第2の窒化物半導体層230とを同一の装置内で形成することにより、第1の窒化物半導体層220と第2の窒化物半導体層230の界面に汚染などが生じず、より結晶品質の良い自立基板を製造できる。また、第1の窒化物半導体層220を形成する工程と第2の窒化物半導体層230を形成する工程の間で積層体を冷却する必要が無いため、製造効率が良く、結晶品質の良い自立基板を製造できる。
次に、本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
第1の実施形態と同様の方法で下地基板210上に第1の窒化物半導体層220を形成した。ただし、第1の窒化物半導体層220を形成する際、含有する炭素の濃度が面内で不均一な傾斜分布を持つようにした。
第1の実施形態と同様の方法で準備した下地基板210をMOCVD装置内に取り付け、第1の窒化物半導体層220を形成した。下地基板210は直径φ50mmのGaN自立基板とした。準備した下地基板210は、下地基板210を形成する際の成長方向を上として凹形状に反っていた。III族原料ガスとしてTMGを、窒素原料ガスとしてアンモニア(NH)ガスを、キャリアガスとしてHおよびNを用い、GaNからなる第1の窒化物半導体層220を形成した。また、III族原料ガスとして用いたTMGから分解して生成されたメタン(CH)、エタン(C)を用い、第1の窒化物半導体層220に不純物として炭素を含有させた。この際、成長温度を基板面内で分布を持つように温度バランス設定をすることにより、含有する炭素の濃度が第1の窒化物半導体層220の面内で不均一な分布を持つように形成した。
第1の窒化物半導体層220の成長条件として、成長温度は900℃、TMGの供給量は500sccm、NHガスの供給量は5slm、キャリアガスの供給量はHについて13.5slm、Nについて1.5slmとし、下地基板210上に厚さ15μmの第1の窒化物半導体層220層を形成した。
図6は、本実施例で得られた下地基板210と第1の窒化物半導体層220の積層体を示す図である。本図の右向き方向をx軸方向、上向き方向をy軸方向とすると、+x方向および+y方向に向かって色が濃く、すなわち炭素の濃度が高くなっていることが分かる。図7は、SIMS(Secondary Ion Mass Spectrometry)により、図6に示した積層体の面内の3点について、第1の窒化物半導体層220における炭素(C)の含有濃度を測定した結果である。水素(H)、酸素(O)、珪素(Si)の含有濃度、二次イオン強度も合わせて示している。横軸は第1の窒化物半導体層220の表面からの深さ、縦軸は各元素の濃度もしくは二次イオン強度を示している。第1の窒化物半導体層220の表面近傍の炭素濃度は、(x,y)=(−20,0)の位置において5×1019atoms/cm、(x,y)=(0,0)の位置において9×1019atoms/cm、(x,y)=(20,0)の位置において3×1020atoms/cmであった。よって、この結果からも、+x方向に向かって炭素の濃度が高くなっていることが分かる。なお、SIMS測定において、試料の露出した表面近傍では、測定値が凹凸や吸着物などの影響を受ける。そのため、本測定における各元素の濃度は、数値が一定になっている部分の値を最上面近傍の濃度として読み取った。
第1の窒化物半導体層220を形成する前の下地基板210の曲率半径はx軸方向に2.25mであり、y軸方向に2.85mであった。一方、第1の窒化物半導体層220を形成した後の下地基板210の曲率半径、つまり下地基板210と第1の窒化物半導体層220の積層体の曲率半径はx軸方向に4.99mであり、y軸方向に11.02mであった。曲率半径はXRDによって測定した。このように、第1の窒化物半導体層220を形成することにより、曲率半径が大きくなっており、下地基板210の反りが低減できたことが分かる。
図8は、この積層体の中心からの位置と反り量との関係を示した図である。横軸をxまたはy座標(基板中心を原点とする)とし、縦軸を反り量として表している。そして、第1の窒化物半導体層220を形成する前の下地基板210のx方向の反り量を実線で、第1の窒化物半導体層220を形成する前の下地基板210のy方向の反り量を破線で、第1の窒化物半導体層220を形成した後の下地基板210の反り量を実線と丸印で表している。反り量は、XRDによって測定、算出した。図8から、x軸方向においてもy軸方向においても、炭素の濃度が高い領域で、反り量がより小さくなっていることが分かる。
本実施例により、MOCVD法で下地基板210上に第1の窒化物半導体層220を形成することによって下地基板210の反りが低減すること、および、反りを低減させる効果が第1の窒化物半導体層220に含有する炭素の濃度に依存することが確認できた。
(実施例2)
第2の実施形態と同様の方法で下地基板210上に第1の窒化物半導体層220を形成した。ただし、HVPE法で第1の窒化物半導体層220を形成する際、ドーピングガスの供給量は一定とした。
第1の実施形態と同様の方法で準備した下地基板210をHVPE装置100の基板ホルダ123に取り付け、第1の窒化物半導体層220を形成した。下地基板210は直径2インチのGaN自立基板とした。準備した下地基板210は、下地基板210を形成する際の成長方向を上として凹形状に反っていた。ハロゲン含有ガスとして塩化水素(HCl)ガスを、III族原料としてGaを、窒素原料ガスとしてアンモニア(NH)ガスを、キャリアガスとしてHを用い、GaNからなる第1の窒化物半導体層220を形成した。ドーピングガスとしてメタン(CH)を用い、第1の窒化物半導体層220に不純物として炭素を含有させた。
第1の窒化物半導体層220の成長条件として、成長温度は1040℃、HClガスの供給量は400cc/min、NHガスの供給量は1L/min、CHガスの供給量は50cc/min、キャリアガスの供給量は17.7L/minとし、下地基板210上に厚さ20μmの第1の窒化物半導体層220を形成した。
形成した第1の窒化物半導体層220の最上面近傍について、SIMS分析により含有する炭素の濃度を測定したところ、3.0×1019atoms/cmであった。また、X線回折法における(0004)ロッキングカーブの半値幅は第1の窒化物半導体層220の面内平均で56arcsecであり、良好な結晶性を有することが分かった。
第1の窒化物半導体層220を形成する前の下地基板210の面内の曲率半径の平均値は4.2mであった。そして、第1の窒化物半導体層220を形成した後の下地基板210の面内の曲率半径の平均値、つまり下地基板210と第1の窒化物半導体層220の積層体面内の、曲率半径の平均値は5.7mであった。曲率半径はXRDによって測定した。このように、第1の窒化物半導体層220を形成することにより、曲率半径が大きくなっており、下地基板210の反りが低減できたことが分かる。
本実施例により、HVPE法で下地基板210上に第1の窒化物半導体層220を形成することによって下地基板210の反りが低減することが確認できた。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
100 HVPE装置
121 反応管
122 成長領域
123 基板ホルダ
124 第1のガス供給管
125 ドーピングガス供給管
126 第2のガス供給管
127 III族原料
128 ソースボート
129 第1のヒータ
130 第2のヒータ
132 回転軸
133 基板
135 ガス排出管
136 遮蔽板
137 窒素原料ガス供給部
139 III族ガス供給部
210 下地基板
220 第1の窒化物半導体層
230 第2の窒化物半導体層

Claims (14)

  1. 窒化物半導体からなる下地基板を準備する工程と、
    前記下地基板上に炭素を不純物として導入しながら第1の窒化物半導体層を形成する工程と、
    前記第1の窒化物半導体層の上に、厚さが50μm以上である第2の窒化物半導体層を形成する工程とを含む自立基板の製造方法。
  2. 請求項1に記載の自立基板の製造方法において、
    前記第2の窒化物半導体層を形成する工程の後に、前記下地基板を除去する工程をさらに含む自立基板の製造方法。
  3. 請求項2に記載の自立基板の製造方法において、
    前記下地基板を除去する工程では、前記第2の窒化物半導体層以外の層を除去する自立基板の製造方法。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の自立基板の製造方法において、
    前記第1の窒化物半導体層における最上面近傍の炭素の濃度を5×1018atoms/cm以上1×1021atoms/cm以下とする自立基板の製造方法。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の自立基板の製造方法において、
    前記第2の窒化物半導体層はn型不純物を含む層とする自立基板の製造方法。
  6. 請求項5に記載の自立基板の製造方法において、
    前記n型不純物をSiとする自立基板の製造方法。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の自立基板の製造方法において、
    前記下地基板、前記第1の窒化物半導体層、および前記第2の窒化物半導体層はいずれも窒化ガリウムからなる自立基板の製造方法。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の自立基板の製造方法において、
    前記第1の窒化物半導体層を形成する工程の後における前記下地基板の曲率半径の絶対値は、前記第1の窒化物半導体層を形成する工程の前の前記下地基板の曲率半径の絶対値よりも大きい自立基板の製造方法。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の自立基板の製造方法において、
    前記第1の窒化物半導体層を15μm以上の厚さで形成する自立基板の製造方法。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の自立基板の製造方法において、
    前記第1の窒化物半導体層を有機金属気相成長法により形成する自立基板の製造方法。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の自立基板の製造方法において、
    前記第1の窒化物半導体層をハイドライド気相成長法により形成する自立基板の製造方法。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の自立基板の製造方法において、
    前記第2の窒化物半導体層をハイドライド気相成長法により形成する自立基板の製造方法。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載の自立基板の製造方法において、
    含有される炭素の濃度が、前記下地基板から厚み方向に遠ざかるにつれて連続的に高くなるように前記第1の窒化物半導体層を形成する自立基板の製造方法。
  14. 窒化物半導体からなる下地基板と、
    前記下地基板上に形成され、炭素を不純物として含む第1の窒化物半導体層と、
    前記第1の窒化物半導体層の上に形成された、厚さが50μm以上である第2の窒化物半導体層とを含む自立基板。
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