JP2015095146A - 太陽光発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】土地を効率よく活用することができる太陽光発電システムを提供する。【解決手段】太陽光発電システムにおいて、日付または時刻の情報である日時情報に対応付けて、各太陽電池モジュール1に影がかかるか否かを示す影情報を記憶する記憶部61と、時計部62から現在の日時情報を取得し、当該日時情報に基づいて記憶部61から影情報を読み出し、当該影情報に基づいて、各太陽電池モジュール1が太陽電池ストリング5の直列接続に含まれる状態(スイッチ2が接続配線3と太陽電池モジュール1とを接続した第1の状態)と、太陽電池ストリング5の直列接続から切り離された状態(スイッチ2が接続配線3と迂回配線4とを接続した第2の状態)とを切り替える制御部64とを備えるようにした。影がかかる場合がある領域にも太陽電池モジュール1を配置することができるので、土地を効率よく活用することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、太陽光発電システムに関する。
近年、メガソーラーと呼ばれる大規模な太陽光発電システムが各地に建設されている。太陽光発電システムは、複数の太陽電池ストリングを複数並列接続した太陽電池アレイが出力する直流電力を、パワーコンディショナで交流電力に変換して、負荷や電力系統に供給する。太陽電池ストリングは、複数の太陽電池モジュールを直列接続して構成される(例えば、特許文献1参照)。
図5は、従来の太陽光発電システムを説明するための図であり、太陽電池アレイを示している。複数の太陽電池モジュール1が直列接続されて太陽電池ストリング5を構成し、複数の太陽電池ストリング5が並列接続されて太陽電池アレイを構成している。
図5(a)に示すように、一部の太陽電池モジュール1に影がかかった場合、当該太陽電池モジュール1は、発電量が低下して、抵抗のように働く。したがって、この太陽電池モジュール1を直列接続している太陽電池ストリング5全体に影響を及ぼす。したがって、影ができることがあらかじめ分かっている場合、影がかかる位置を避けて太陽電池モジュール1を配置する。図5(b)は、影Sができる位置を避けて太陽電池モジュール1を配置した場合を示している。
太陽光発電システムを建設する場合、影がかかる位置に太陽電池モジュール1を配置しないように、建物の影ができる領域(以下では、「日影影響領域」とする。)をあらかじめ調査して、設計を行う。
図6(a)は、日影影響領域について説明するための図であり、敷地Aにおける建物Bの日影影響領域Cを示している。図の上側が北側である。冬至の日に太陽が一番低くなるので、一番広い範囲に建物Bの影が及ぶ。日影影響領域Cは、冬至の日の影に基づいて設定される。破線で示す影S1が、冬至の日の朝の建物Bの影である。同様に、破線で示す影S2およびS3は、それぞれ正午と夕刻の影を示している。日影影響領域Cは、冬至の日の発電可能時間(例えば、8時から16時)中で、所定時間(例えば1時間)以上の影がかかる領域として設定されている。各太陽電池モジュール1は、敷地Aのうち日影影響領域C以外の領域に配置される。
特開2012‐169531号公報
図6(a)に示すように、日影影響領域Cのうち影S3がかかる領域は、午前中にはほとんど影がかからないのに、太陽電池モジュール1が配置されない。時間帯によっては発電可能にもかかわらず、太陽電池モジュール1が配置されていないので発電できない。敷地Aを有効に活用できていない。
図6(b)は、夏至の日の日影影響領域C’を示している。破線で示す影S1’が、夏至の日の朝の建物Bの影である。同様に、破線で示す影S2’およびS3’は、それぞれ正午と夕刻の影を示している。夏至の日の日影影響領域C’は、(冬至の日の)日影影響領域Cと比べて狭い領域になる。図6(b)に示すように、日影影響領域Cのうち日影影響領域C’以外の領域は、冬至の日前後以外にはほとんど影がかからないのに、太陽電池モジュール1が配置されない。季節によっては発電可能にもかかわらず、太陽電池モジュール1が配置されていないので発電できない。敷地Aを有効に活用できていない。
本発明は上記した事情のもとで考え出されたものであって、土地を効率よく活用することができる太陽光発電システムを提供することをその目的としている。
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面によって提供される太陽光発電システムは、複数の太陽電池モジュールを直列接続した太陽電池ストリングを備える太陽光発電システムであって、日付または時刻の情報である日時情報に対応付けて、前記各太陽電池モジュールに影がかかるか否かを示す影情報を記憶する記憶手段と、現在の日時情報を取得する日時情報取得手段と、前記日時情報取得手段によって取得された日時情報に基づいて、前記記憶手段から影情報を読み出す読出手段と、前記読出手段によって読み出された影情報に基づいて、前記各太陽電池モジュールが前記太陽電池ストリングの直列接続に含まれる状態と、前記太陽電池ストリングの直列接続から切り離された状態とを切り替える切替手段とを備えていることを特徴とする。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記太陽電池ストリングは、前記太陽電池モジュールと、前記太陽電池モジュールを接続しないように迂回するための迂回配線と、前記太陽電池モジュールを隣の太陽電池モジュールに接続するための接続配線と、前記接続配線と前記太陽電池モジュールとを接続した第1の状態と、前記接続配線と前記迂回配線とを接続した第2の状態とに切り替えられるスイッチとを備えており、前記切替手段は、前記スイッチを前記第1の状態とすることで、前記太陽電池モジュールが前記太陽電池ストリングの直列接続に含まれる状態とし、前記スイッチを前記第2の状態とすることで、前記太陽電池モジュールが前記太陽電池ストリングの直列接続から切り離された状態とする。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記太陽光発電システムは、前記太陽電池モジュールの端子間電圧を計測する電圧センサと、前記電圧センサによって計測された電圧値が所定電圧値未満の場合に、前記各太陽電池モジュールが前記太陽電池ストリングから切り離された状態にする切離手段とをさらに備えている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記太陽光発電システムは、前記太陽電池モジュールの周辺の日射強度を計測する日射強度センサと、前記日射強度センサによって計測された日射強度が所定値未満の場合に、前記各太陽電池モジュールが前記太陽電池ストリングから切り離された状態にする第2の切離手段とをさらに備えている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記太陽電池モジュールが化合物系である。
本発明によると、現在の日時情報に対応した影情報が読み出され、当該影情報に応じて、各太陽電池モジュールの接続状態を切り替える。影がかかる太陽電池モジュールが直列接続から切り離され、太陽電池ストリングに影響を及ぼさないので、影がかかる場合がある領域にも太陽電池モジュールを配置することができる。これにより、土地を効率よく活用することができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
第1実施形態に係る太陽光発電システムを説明するための図である。 制御部が行う切替処理を説明するためのフローチャートである。 時刻によって太陽電池モジュールの接続状態が変わる様子を説明するための図である。 第2実施形態に係る太陽光発電システムを説明するための図である。 従来の太陽光発電システムを説明するための図である。 日影影響領域について説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、第1実施形態に係る太陽光発電システムを説明するための図である。当該太陽光発電システムは、複数の並列接続された太陽電池ストリング5および切替制御装置6を備えている。なお、同図においては、並列接続された複数の太陽電池ストリング5が接続されるパワーコンディショナなどの記載を省略している。各太陽電池ストリング5で生成された直流電力は、パワーコンディショナで交流電力に変換されて、負荷や電力系統に供給される。
太陽電池ストリング5は、太陽電池モジュール1、スイッチ2、接続配線3、および、迂回配線4を備えている。図1では、一番上の太陽電池ストリング51においては詳細な表示を行っているが、下の2つの太陽電池ストリング5においては簡略化した表示としている。
太陽電池モジュール1は、太陽光を電気エネルギーに変換することで発電を行うものである。太陽電池モジュール1は、図示しない複数の太陽電池セルを直並列に接続して構成されている。本実施形態では、結晶シリコン系の太陽電池セルを用いている。なお、太陽電池セルの種類は限定されない。太陽電池モジュール1は、日付や時間帯によっては影がかかる領域にも配置される。
スイッチ2は、太陽電池モジュール1が太陽電池ストリング5の直列接続に含まれる状態と、太陽電池ストリング5の直列接続から切り離された状態とを切り替えるものである。スイッチ2は、各太陽電池モジュール1に2つずつ設けられている。各スイッチ2は、切替制御装置6から入力される信号に応じて、接続配線3と太陽電池モジュール1の出力端子とを接続した状態(第1の状態)と、接続配線3と迂回配線4とを接続した状態(第2の状態)とに切り替えられる。スイッチ2が第1の状態になった場合、当該太陽電池モジュール1は、太陽電池ストリング5の直列接続に含まれる状態になる(図1の太陽電池モジュール12参照)。一方、スイッチ2が第2の状態になった場合、当該太陽電池モジュール1は、太陽電池ストリング5の直列接続から切り離された状態になる(図1の太陽電池モジュール11参照)。図1の太陽電池ストリング51においては、太陽電池モジュール12は直列接続されているが、太陽電池モジュール11が切り離されている状態を示している。
なお、太陽電池モジュール1が太陽電池ストリング5の直列接続から切り離された状態でも、太陽電池ストリング5が所望の電圧を維持できるように、各太陽電池ストリング5が備える太陽電池モジュール1の数を適宜設計する必要がある。また、影がかかる時間が所定時間未満である太陽電池モジュール1に対しては、対応するスイッチ2および迂回配線4が設けられておらず、これらの太陽電池モジュール1は、従来のものと同様に、接続配線3によって直列接続されている(図1の太陽電池モジュール13参照)。つまり、影がかかる時間が所定時間以上である太陽電池モジュール1、すなわち、日影影響領域C(図6参照)に配置される太陽電池モジュール1に対してのみ、対応するスイッチ2および迂回配線4が設けられる。
切替制御装置6は、各スイッチ2の切り替えを制御するものである。切替制御装置6は、記憶部61、時計部62、通信部63、および、制御部64を備えている。
記憶部61は、日付および時刻によってどの太陽電池モジュール1に影がかかるかを示す情報(影情報)を記憶するものである。影情報は、日付と時刻(例えば、5分毎の時刻)に対応付けられた、影がかかる太陽電池モジュール1の情報(例えば、各太陽電池モジュール1に付与されている通し番号など)である。記憶部61には、1年間の発電が可能な(太陽が出て所定の日射強度になる)時間帯の影情報が、あらかじめ記憶されている。
時計部62は、時計の機能とカレンダーの機能とを有するものであり、現在の日時を制御部64に出力する。通信部63は、各スイッチ2と通信を行うものであり、制御部64の指示に応じた信号を、各スイッチ2に出力する。通信方法は、ケーブルを介した有線通信であってもよいし、無線通信であってもよい。
制御部64は、切替制御装置6を制御するものであり、各スイッチ2を切り替える切替処理を行う。制御部64は、時計部62より入力される現在の日時に応じて、記憶部61に記憶されている影情報を読み出し、当該影情報に応じて通信部63に信号を出力させる。制御部64は、影がかかる太陽電池モジュール1の切り替えを行うためのスイッチ2に対してハイレベル信号である迂回信号を出力させる。迂回信号を入力されたスイッチ2は第2の状態(接続配線3と迂回配線4とを接続した状態)になり、太陽電池モジュール1は太陽電池ストリング5の直列接続から切り離された状態になる。また、制御部64は、影がかからない太陽電池モジュール1の切り替えを行うためのスイッチ2に対してはローレベル信号を出力させる。ローレベル信号を入力されたスイッチ2は第1の状態(接続配線3と太陽電池モジュール1の出力端子とを接続した状態)になり、太陽電池モジュール1は太陽電池ストリング5の直列接続に含まれる状態になる。
図2は、制御部64が行う切替処理を説明するためのフローチャートである。当該切替処理は、切替制御装置6の起動時に開始される。
まず、制御部64は、時計部62から現在の日付と時刻とを取得する(S1)。そして、取得した日時に応じた影情報を、記憶部61から読み出す(S2)。なお、本実施形態では、影情報が対応付けられている時刻毎(例えば、5分毎)に、影情報を読み出す。制御部64は、読み出した影情報から影がかかる(迂回が必要な)太陽電池モジュール1があるか否かを判別し(S3)、ある場合(S3:YES)には、影がかかる太陽電池モジュール1の切り替えを行うためのスイッチ2に対して、通信部63から迂回信号(ハイレベル信号)を出力させて(S4)、ステップS1に戻る。通信部63は、制御部64から指示がない場合は、各スイッチ2に対してローレベル信号を出力する。影がかかる太陽電池モジュール1がない場合(S3:NO)には、迂回信号(ハイレベル信号)を出力させず、すべてのスイッチ2に対してローレベル信号を出力させて、ステップS1に戻る。以下、ステップS1〜S4が繰り返される。つまり、通常は、各スイッチ2がローレベル信号を入力されて第1の状態になって、太陽電池モジュール1は太陽電池ストリング5の直列接続に含まれる状態になっているが、影がかかる太陽電池モジュール1の切り替えを行うためのスイッチ2には迂回信号(ハイレベル信号)が入力されて第2の状態になり、影がかかる太陽電池モジュール1が太陽電池ストリング5の直列接続から切り離された状態になる。なお、切替処理のフローチャートは、図2に示すものに限定されない。
図3は、時刻によって太陽電池モジュール1の接続状態が変わる様子を説明するための図である。同図においては、太陽電池ストリング51の太陽電池モジュール11および12の周辺のみを記載し、その他の記載を省略している。
図3(a)は、太陽電池モジュール11および12に影Sがかからない時間帯の状態を示している。この時間帯では、スイッチ21および22は、ローレベル信号を入力されて、第1の状態(接続配線3と太陽電池モジュール11(12)の出力端子とを接続した状態)になって、太陽電池モジュール11および12が太陽電池ストリング51の直列接続に含まれる状態になっている。図3(a)では、影Sが左から右に進んできているが、太陽電池モジュール11にまだ影Sがかかっていない。
図3(a)の状態の直後に、記憶部61に記憶されている影情報に基づいて、スイッチ21に迂回信号(ハイレベル信号)が入力されて、スイッチ21が第1の状態から第2の状態(接続配線3と迂回配線4とを接続した状態)に切り替わる。その後も、迂回信号(ハイレベル信号)の入力が継続されて第2の状態を継続している。一方、スイッチ22には迂回信号(ハイレベル信号)が入力されず、ローレベル信号の入力が継続しており、スイッチ22は第1の状態を継続している。このとき、太陽電池モジュール12が太陽電池ストリング51の直列接続に含まれるが、太陽電池モジュール11が太陽電池ストリング51の直列接続から切り離された状態になっている(図3(b)参照)。したがって、影Sがかかっている太陽電池モジュール11が太陽電池ストリング51に影響を及ぼさないようになっている。
図3(b)の状態のしばらく後に、記憶部61に記憶されている影情報に基づいて、スイッチ22に迂回信号(ハイレベル信号)が入力されて、スイッチ22が第1の状態から第2の状態に切り替わる。その後も、迂回信号(ハイレベル信号)の入力が継続されて第2の状態を継続している。一方、スイッチ21にも迂回信号(ハイレベル信号)の入力が継続しており、スイッチ21は第2の状態を継続している。このとき、太陽電池モジュール11および12が太陽電池ストリング51の直列接続から切り離された状態になっている(図3(c)参照)。したがって、影Sがかかっている太陽電池モジュール11および12が太陽電池ストリング51に影響を及ぼさないようになっている。
図3(c)の状態のしばらく後に、記憶部61に記憶されている影情報に基づいて、スイッチ21への迂回信号(ハイレベル信号)の入力が停止されて(ローレベル信号が入力されて)、スイッチ21が第2の状態から第1の状態に切り替わる。その後も、ローレベル信号の入力が継続されて第1の状態を継続している。一方、スイッチ22への迂回信号(ハイレベル信号)の入力は継続されており、スイッチ22は第2の状態を継続している。このとき、太陽電池モジュール11が太陽電池ストリング51の直列接続に含まれるが、太陽電池モジュール12が太陽電池ストリング51の直列接続から切り離された状態になっている(図3(d)参照)。したがって、影Sがかかっている太陽電池モジュール12が太陽電池ストリング51に影響を及ぼさないようになっている。
図3(d)の状態のしばらく後に、記憶部61に記憶されている影情報に基づいて、スイッチ22への迂回信号(ハイレベル信号)の入力も停止されて(ローレベル信号が入力されて)、スイッチ22が第2の状態から第1の状態に切り替わる。その後も、ローレベル信号の入力が継続されて第1の状態を継続している。一方、スイッチ21へのローレベル信号の入力も継続しており、スイッチ21は第1の状態を継続している。このとき、図3(a)の状態と同様に、太陽電池モジュール11および12が太陽電池ストリング51の直列接続に含まれる状態になる。
本実施形態において、切替制御装置6は、記憶部61に記憶された影情報に基づいて、影がかかる太陽電池モジュール1が太陽電池ストリング51の直列接続から切り離された状態に切り替える。したがって、当該太陽電池モジュール1に影がかかったとしても、太陽電池ストリング51に影響を及ぼさないので、影がかかる場合がある領域にも太陽電池モジュール1を配置することができる。これにより、土地を効率よく活用することができる。
なお、本実施形態においては、記憶部61が日付および時刻(例えば、5分毎の時刻)に対応付けて影情報を記憶している場合について説明したが、これに限られない。同時刻の影の位置は1日ではあまり変化しないので、1週間毎や月毎に記憶するようにしてもよい。また、5分毎ではなく、10分毎や1時間毎に記憶するようにしてもよい。期間を短くするほど、記憶部61に記憶すべき情報量が多くなるので、影情報を取得して記憶させる手間がかかり、多くの記憶領域を必要とするが、より細かい制御を行うことができる。反対に、期間を長くするほど、制御が大雑把になるが、影情報を取得して記憶させる手間が簡略化され、記憶領域が少なくて済む。また、日付の情報を用いずに、時刻のみに対応付けて影情報を記憶してもよいし、時刻の情報を用いずに、日付のみに対応付けて影情報を記憶してもよい。
本実施形態においては、1つの太陽電池モジュール1毎にスイッチ2を設ける場合について説明したが、これに限られない。複数の太陽電池モジュール1毎にスイッチ2を設けるようにしてもよい。この場合、スイッチ2や迂回配線4の数を削減することができる。
上記第1実施形態は、あらかじめ影が生じることが予測できる場合に、影がかかる太陽電池モジュール1を太陽電池ストリング5の直列接続から切り離して、太陽電池ストリング5に影響を及ぼさないようにするものである。したがって、予測できない影が太陽電池モジュール1にかかった場合には、太陽電池ストリング5に影響が及ぶ場合がある。例えば、雲の影、太陽電池モジュール1の受光面に付着したごみや汚れによって生じる影は予測することができない。これらの影によっても、太陽電池ストリング5に影響が及ぶ場合がある。予測できない影による影響も考慮した場合を、第2実施形態として以下に説明する。
図4(a)は、第2実施形態に係る太陽光発電システムを説明するための図であり、1つの太陽電池モジュール1(図1の太陽電池モジュール11,12に対応)の周辺だけを記載したものである。図4(a)において、第1実施形態に係る太陽光発電システム(図1参照)と同一または類似の要素には、同一の符号を付している。
第2実施形態に係る太陽光発電システムは、すべての太陽電池モジュール1に対して対応するスイッチ2および迂回配線4が設けられている点と、各太陽電池モジュール1に対して、電圧センサ7および切離部8が設けられている点で、第1実施形態に係る太陽光発電システムと異なる。
電圧センサ7は、太陽電池モジュール1の端子間電圧を計測するものである。電圧センサ7は計測した電圧値を切離部8に出力する。切離部8は、スイッチ2の切り替えを制御するものである。切離部8は、太陽電池モジュール1の端子間電圧が所定電圧値未満になった場合、太陽電池モジュール1に影がかかった、または、太陽電池モジュール1が故障したと判断して、太陽電池モジュール1を太陽電池ストリング5の直列接続から切り離された状態にする。具体的には、切離部8は、電圧センサ7より入力される電圧値を所定電圧値と比較して、所定電圧値未満の場合に、スイッチ2に対して迂回信号(ハイレベル信号)を出力する。迂回信号を入力されたスイッチ2は第2の状態(接続配線3と迂回配線4とを接続した状態)になり、太陽電池モジュール1は太陽電池ストリング5の直列接続から切り離された状態になる。
第2実施形態においては、太陽電池モジュール1の端子間電圧が所定電圧値未満になった場合にも、当該太陽電池モジュール1を太陽電池ストリング5の直列接続から切り離された状態にする。したがって、予測できない影が太陽電池モジュール1にかかった場合や太陽電池モジュール1が故障した場合にも、当該太陽電池モジュール1が太陽電池ストリング5に影響を及ぼすことを防止することができる。
また、電圧センサ7に代えて、太陽電池モジュール1への日射強度を計測する日射強度センサ7’を設け、切離部8が日射強度センサ7’より入力される日射強度が所定値未満の場合に迂回信号(ハイレベル信号)を出力するようにしてもよい(図4(b)参照)。この場合も、予測できない影が太陽電池モジュール1にかかった場合に、当該太陽電池モジュール1が太陽電池ストリング5に影響を及ぼすことを防止することができる。
なお、太陽電池モジュール1を結晶シリコン系ではなく、CIS、CIGSなどの化合物系にすれば、太陽電池モジュール1の一部に影がかかっても発電をすることができるので、太陽電池ストリング5に及ぼす影響を緩和することができる。
本発明に係る太陽光発電システムは、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る太陽光発電システムの各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
1,11,12 太陽電池モジュール
2,21,22 スイッチ
3 接続配線
4 迂回配線
5 太陽電池ストリング
6 切替制御装置
61 記憶部
62 時計部
63 通信部
64 制御部(日時情報取得手段、読出手段、切替手段)
7 電圧センサ
7’ 日射強度センサ
8 切離部(切離手段、第2の切離手段)
S,S1,S2,S3,S1’,S2’,S3’ 影
A 敷地
B ビル
C,C’ 日影影響領域

Claims (5)

  1. 複数の太陽電池モジュールを直列接続した太陽電池ストリングを備える太陽光発電システムであって、
    日付または時刻の情報である日時情報に対応付けて、前記各太陽電池モジュールに影がかかるか否かを示す影情報を記憶する記憶手段と、
    現在の日時情報を取得する日時情報取得手段と、
    前記日時情報取得手段によって取得された日時情報に基づいて、前記記憶手段から影情報を読み出す読出手段と、
    前記読出手段によって読み出された影情報に基づいて、前記各太陽電池モジュールが前記太陽電池ストリングの直列接続に含まれる状態と、前記太陽電池ストリングの直列接続から切り離された状態とを切り替える切替手段と、
    を備えていることを特徴とする太陽光発電システム。
  2. 前記太陽電池ストリングは、
    前記太陽電池モジュールと、
    前記太陽電池モジュールを接続しないように迂回するための迂回配線と、
    前記太陽電池モジュールを隣の太陽電池モジュールに接続するための接続配線と、
    前記接続配線と前記太陽電池モジュールとを接続した第1の状態と、前記接続配線と前記迂回配線とを接続した第2の状態とに切り替えられるスイッチと、
    を備えており、
    前記切替手段は、
    前記スイッチを前記第1の状態とすることで、前記太陽電池モジュールが前記太陽電池ストリングの直列接続に含まれる状態とし、
    前記スイッチを前記第2の状態とすることで、前記太陽電池モジュールが前記太陽電池ストリングの直列接続から切り離された状態とする、
    請求項1に記載の太陽光発電システム。
  3. 前記太陽電池モジュールの端子間電圧を計測する電圧センサと、
    前記電圧センサによって計測された電圧値が所定電圧値未満の場合に、前記各太陽電池モジュールが前記太陽電池ストリングから切り離された状態にする切離手段と、
    をさらに備えている、
    請求項1または2に記載の太陽光発電システム。
  4. 前記太陽電池モジュールの周辺の日射強度を計測する日射強度センサと、
    前記日射強度センサによって計測された日射強度が所定値未満の場合に、前記各太陽電池モジュールが前記太陽電池ストリングから切り離された状態にする第2の切離手段と、
    をさらに備えている、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の太陽光発電システム。
  5. 前記太陽電池モジュールが化合物系である、
    請求項1ないし4のいずれかに記載の太陽光発電システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017018367A1 (ja) * 2015-07-28 2017-02-02 誠和 中谷 太陽光発電装置
WO2021054303A1 (ja) * 2019-09-18 2021-03-25 クリーンエナジーファクトリー株式会社 ソーラー発電サイトの施工方法

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