JP2015094025A - 加熱方法 - Google Patents

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浩司 大武
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浩司 大武
茂樹 沖野
Shigeki Okino
茂樹 沖野
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Abstract

【課題】板状のワーク全体を加熱すると共に、当該ワークに所望の温度分布を付与することができる方法であって、かつ加熱時のヒータの急激な冷却を回避することで当該ヒータの長期使用及びワークの量産性を確保可能な加熱方法を提供する。【解決手段】本発明に係る加熱方法は、板状のワークW全体を加熱しつつ、ワークW中に、相対的に高温となる領域W1と相対的に低温となる領域W21,W22とを付与するための加熱方法であって、ワークW全体を非接触式ヒータ12で加熱する第1加熱工程と、第1加熱工程で加熱したワークWの一部に接触式ヒータ22を接触させて加熱することで、接触加熱した領域を相対的に高温となる領域W1にする第2加熱工程とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、加熱方法に関し、特にプレス成形用鋼板などの板状のワークに所定の温度分布を与えるための加熱方法に関する。
例えば自動車部品の加工方法の一つに、ダイクエンチなどの熱間プレス成形がある。この成形方法は、鋼材などの板状のワークを所定の温度にまで加熱した後、プレス型内に投入して、型締めすることにより当該ワークを所定形状に成形すると共に、型締め状態を所定時間維持することで、ワークに焼入れなどの熱処理(主に冷却を伴った熱処理)を施すものである。
ところで、プレス成形すべきワークには、強度を高める部分と、強度を高めずにおく部分とを共存させるべき類のものがある。通常のプレス型投入前の加熱工程では、雰囲気加熱式の加熱炉を用いるのが一般的であるが、このタイプの加熱炉では、炉内に投入したワーク全体を均一に加熱することになる。そのため、ワーク全体として加熱しつつ、部分焼入れ等のために対応する一部の領域のみを残部に比べて高温に加熱することはできない。
ここで、例えば特許文献1には、鋼材のうち高強度にする部分をブロック型ヒータで挟持して、当該挟持した領域を加熱し、然る後、鋼材の全体を通電電極で通電することで加熱して、高強度にする部分のみを焼入れ可能な温度にまで加熱する手段が提案されている。
特開2009−95869号公報
そこで、上記特許文献1に記載の如き接触式の加熱手段を用いて、例えばワークのうち相対的に高温に加熱したい領域に接触させるヒータと、相対的に低温に加熱したい領域に接触させるヒータとを別個に設け、各々のヒータを対応する領域に接触させて所定の温度にまで加熱すれば、ワーク全体を加熱しつつ所望の温度分布をワークに付与することができるようにも思われる。
しかしながら、実際にこの加熱方式を量産品に採用するとなると、次のような問題が生じる。すなわち、量産工程においては、多数のワークに対して連続的に上述した加熱処理を施す必要があるため、新たなワークが加熱装置に供給された時点において、ワークと接触するヒータは既に高温状態にある。そのため、ヒータに比べて相当に低温(通常は常温又はこれに近い温度)のワークが新たに投入されてヒータと接触した際、ワークとヒータとの熱交換により、ワークが加熱されると共に、ヒータが冷却されることになる。これでは、次のワークを加熱するために、ヒータが所定の温度にまで回復(上昇)するのを待つ必要があり、生産効率の低下を招く、との問題が生じる。
また、この種のヒータは、発熱体をセラミックのような耐熱性に優れた構造材(耐熱材)で覆うものが一般的であるが、上述のように、ヒータとの温度差が大きいワークをヒータに接触させることで、ヒータのカバーをなす耐熱材がヒートショックを生じ、最悪の場合、破損に至る、との問題が生じる。
以上の事情に鑑み、本発明により解決すべき課題は、板状のワーク全体を加熱すると共に、当該ワークに所望の温度分布を付与することができる方法であって、かつ加熱時のヒータの急激な冷却を回避することで当該ヒータの長期使用及びワークの量産性を確保可能な加熱方法を提供することにある。
前記課題の解決は、本発明に係る加熱方法によって達成される。すなわち、この方法は、板状のワーク全体を加熱しつつ、ワーク中に、相対的に高温となる領域と相対的に低温となる領域とを付与するための加熱方法であって、ワーク全体を非接触式ヒータで加熱する第1加熱工程と、第1加熱工程で加熱したワークの一部に接触式ヒータを接触させて加熱することで、接触加熱した領域を相対的に高温となる領域にする第2加熱工程とを備える点をもって特徴付けられる。
このように、本発明では、板状のワーク全体を加熱した後、当該加熱状態のワークに接触式ヒータを接触させて加熱するようにしたので、接触時におけるワークと接触式ヒータとの温度差は小さい。よって、当該ヒータとワークとの熱交換に伴うヒータの冷却を緩和して、ヒータの再使用(温度回復)に要する時間を短縮することができる。また、ワークとの温度差が小さいので、ヒートショックを可及的に防止して、この接触式ヒータを長期にわたって使用することが可能となる。もちろん、全体加熱には非接触式ヒータを用いるようにしたので、ワークとの熱交換による急激な冷却を回避して、量産使用することができる。また、ワーク全体を予め加熱しておくので、熱間プレス成形の際、焼入れ等の熱処理を施さずにおく領域(相対的に低温となる領域)についてもプレス成形後のスプリングバックを回避でき、高品質なプレス成形品を得ることができる。
以上のように、本発明によれば、板状のワーク全体を加熱すると共に、当該ワークに所望の温度分布を付与することができる。また、この際、ヒータの急激な冷却を回避することにより、当該ヒータを長期にわたって使用可能とし、かつ量産性を確保することができる。
本発明の一実施形態に係る加熱方法を説明するための概念図である。 図1に示す第2加熱装置の平面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る加熱方法を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る加熱方法の概要を説明するための図である。図1に示すように、この加熱方法は、板状のワークW全体を非接触式ヒータ12で加熱する第1加熱工程と、第1加熱工程で加熱したワークWの一部に接触式ヒータ22を接触させて加熱することで、接触加熱した領域を相対的に高温となる領域W1(図2を参照)にする第2加熱工程とを備える。以下、各工程の詳細を説明する。
第1加熱工程で用いる第1加熱装置10は、炉室11と、炉室11内に配設され、炉室11内に収容されたワークWと所定の距離を介した位置に配設される非接触式ヒータ12と、ワークWを連続的に炉室11内に搬入し、かつ搬出可能とする搬送手段13とを有する。本実施形態では、搬送手段13としてローラコンベアが用いられ(図1)、このローラコンベア上にパレット14を介して複数のワークWが載置される。そして、これらパレット14を互いに搬送方向で当接した状態で所定の方向(図1でいえば右側)に向けて搬送することで、パレット14上に載置したワークWが炉室11内に投入される。非接触式ヒータ12は、例えば炉室11の天部11a下面に取付けられており、図示しない制御部により炉室11内の空間(雰囲気)を所定の温度に加熱可能に制御される。これにより、炉室11内に投入されたワークW全体が第1の所定温度(例えばAc1点以下の温度でかつ後工程でのプレス成形によるスプリングバックを考慮しなくて済む温度)にまで加熱される。
このようにして第1加熱工程における加熱処理が完了したワークWは順次、次工程となる第2加熱工程へと搬送される。ここで、第2加熱工程で用いる第2加熱装置20は、第1加熱工程で加熱処理が施されたワークWを載置する載置台21と、載置台21上に設けられ、載置台21上に載置されたワークWの所定領域に接触可能な接触式ヒータ22とを有する。ここで、接触式ヒータ22は、図示しない制御部により所定の温度に加熱可能に制御される。この場合、例えば図2に示すように、ワークWのうち相対的に高温にしたい領域W1に接触式ヒータ22が接触するよう、ワークWの載置位置を定める(位置決め治具等を用いる)のがよい。これにより、予め第1加熱装置10で所定温度(例えばAc1点以下の温度)にまで加熱された状態のワークW中、接触式ヒータ22と接触して加熱された領域がさらに、第1の所定温度よりも高温となる第2の所定温度(例えばAc3点以上の温度)にまで加熱される。その結果、ワークWのうち接触式ヒータ22と接触して加熱された領域が、相対的に高温となる領域W1となり、この領域W1の両側に位置する領域、すなわち接触式ヒータ22と接触していない領域が、相対的に低温となる領域W21,W22となる。ここでは、例えばワークW中央の相対的に高温となる領域W1が焼入れ可能な温度(Ac3点以上の温度)にまで加熱されると共に、領域W1とその両側で隣り合う相対的に低温となる領域W21,W22がそれぞれ焼入れされずに済む温度(Ac1点以下でかつ後工程でのプレス成形によるスプリングバックを考慮しなくて済む温度)に維持される。
以上のようにしてワークWに対する所定の加熱処理が完了したら、このワークWを第2加熱装置20から取出して、次工程となる熱間プレス成形工程へと搬送する。そして、当該工程において設置された熱間プレス成形装置(図示は省略)のプレス型内に加熱状態のワークWを投入し、型締めを行うことで、ワークWが所定の形状(例えば図2の左右方向に沿った何れの位置における断面形状もハット形状となるよう)に成形されると共に、ワークWのうち相対的に高温となる領域W1に対して急冷による焼入れ処理が施され、当該領域W1の高強度化が図られる。
このように、本発明に係る加熱方法によれば、板状のワークW全体を加熱した後、加熱状態のワークWに接触式ヒータ22を接触させて加熱するようにしたので、接触時におけるワークWと接触式ヒータ22との温度差は小さい。よって、ワークWとの熱交換に伴う接触式ヒータ22の冷却を緩和して、このヒータ22の再使用(温度回復)に要する時間を短縮することができる。また、ワークWとの温度差が小さいので、ヒートショックを可及的に防止して、この接触式ヒータ22を長期にわたって使用することが可能となる。もちろん、全体加熱には非接触式ヒータ12を用いるようにしたので、ワークWとの熱交換による急激な冷却を確実に回避して、量産使用することができる。また、ワークW全体を予め加熱しておくので、熱間プレス成形の際、焼入れ等の熱処理を施さずにおく領域(相対的に低温となる領域W21,W22)についてもプレス成形後のスプリングバックを回避でき、高品質なプレス成形品を得ることができる。
以上、本発明の一実施形態について述べたが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において、上記以外の構成を採ることも可能である。
例えば、上記実施形態では、第1加熱工程で使用する非接触式のヒータ12として、雰囲気加熱用の加熱手段を採用した場合を例示したが、もちろんこれ以外の種類の加熱手段、例えば可視光や赤外線、マイクロ波などの電磁波による輻射熱を付与するタイプの加熱手段を採用することも可能である。
また、上記実施形態では、第2加熱工程で使用する第2加熱装置20として、1個の接触式ヒータ22をワークWの相対的に高温となる領域W1に接触させて使用する形態のものを例示したが、これ以外の形態をとることも可能である。例えば、1個のワークW中に、相対的に高温となる領域W1が2箇所以上存在する場合(形成したい場合)、各領域に対応する形状の接触部を有する接触式ヒータを、対応する2箇所以上に配設するようにしてもよい。また、例えば相対的に高温となる領域W1だけでなく、その両側に位置する相対的に低温となる領域W21,W22に接触させるための接触式ヒータをさらに設けるようにしてもよい。この場合、低温用の接触式ヒータは、さらなる高温加熱のためではなく、第1加熱工程で加熱した状態(温度)を維持するために用いられるものであってもよい。
また、上記実施形態では、1台の第2加熱装置20で1個のワークWに対して熱処理を施す場合を例示したが、2個以上のワークWに対して同時に熱処理可能な形態(接触式ヒータ22が2個以上配設された形態)としてもよい。あるいは、図1に示す形態の第2加熱装置20を2台以上設置して、2個以上のワークWに対して熱処理を施すようにしてもよい。
また、以上の説明では、ワークWに熱間プレス成形を施す際の加熱処理(加熱方法)に本発明を適用した場合を例示したが、これ以外の用途に係る加熱処理(加熱方法)に対しても本発明を適用できることはもちろんである。
10 第1加熱装置
11 炉室
12 非接触式ヒータ
13 搬送手段
20 第2加熱装置
22 接触式ヒータ
W ワーク
W1 相対的に高温となる領域
W21,W22 相対的に低温となる領域

Claims (1)

  1. 板状のワーク全体を加熱しつつ、前記ワーク中に、相対的に高温となる領域と相対的に低温となる領域とを付与するための加熱方法であって、
    前記ワーク全体を非接触式ヒータで加熱する第1加熱工程と、
    前記第1加熱工程で加熱したワークの一部に接触式ヒータを接触させて加熱することで、該接触加熱した領域を前記相対的に高温となる領域にする第2加熱工程とを備える加熱方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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