JP2015093496A - 車両用衝突検知装置 - Google Patents

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智一 吉田
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Abstract

【課題】チャンバ式の車両用衝突検知装置において、チャンバ部材による衝突検知精度を向上させた車両用衝突検知装置を提供する。
【解決手段】車両用衝突検知装置1は、車両のバンパ6内におけるバンパレインフォースメント9の車両前方側に配設され、内部にチャンバ空間2aが形成されたチャンバ部材2と、チャンバ空間2a内の圧力を検出するための圧力センサ3とを有し、圧力センサ3による圧力検出結果に基づいてバンパ6への物体の衝突を検知する。チャンバ部材2は、バンパレインフォースメント9の前面9aと対向しない非対向部2bを有している。そして、少なくとも一部分がチャンバ部材2の非対向部2bに接続され、他の一部分が車両側の剛体部材であるバンパレインフォースメント9に固定される支持部材4を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の衝突事故の発生を正確に検知可能な車両用衝突検知装置に関する。
従来、歩行者が車両に衝突した際、歩行者への衝撃を軽減するための歩行者保護装置を備えた車両がある。この車両では、バンパ部にセンサを備えた衝突検知装置を設け、このセンサにより車両に歩行者などが衝突したことを検知した場合、歩行者保護装置を作動させ、歩行者への衝撃を和らげる構成となっている。この歩行者保護装置には、例えばポップアップフードと呼ばれるものがある。このポップアップフードは、車両の衝突検知時に、エンジンフードの後端を上昇させ、歩行者とエンジンなどの硬い部品との間隔(クリアランス)を増加させ、そのスペースを用いて歩行者の頭部への衝突エネルギーを吸収し、頭部への衝撃を低減させるものである。
この車両用衝突検知装置では、車両のバンパ内におけるバンパレインフォースメントの前面に、チャンバ空間を内部に有するチャンバ部材を配設し、このチャンバ空間内の圧力を圧力センサにより検出することで、物体の衝突を検知している。具体的には、バンパ(バンパカバー)へ物体(歩行者など)が衝突すると、バンパカバーの変形に伴ってチャンバ部材が変形し、チャンバ空間に圧力変化が発生する。この圧力変化を圧力センサが検出することで物体の衝突を検知する。
上記構成のものでは、チャンバ部材は、バンパレインフォースメントの車幅方向端部よりも車幅方向外方にはみ出している場合など、バンパレインフォースメントの前面と対向しない非対向部を有している場合がある。この場合、チャンバ部材の非対向部付近に衝突が発生すると、非対向部の後壁部は、バンパレインフォースメントの前面に当接せず、チャンバ部材の他の部分とは異なる変形が生じ、衝突検知精度が確保できないおそれがある。そこで、チャンバ部材における非対向部の後壁部に肉厚の補強部を設け、チャンバ部材の後方にバンパレインフォースメントが存在しない部位に衝突が発生した場合でも、衝突検知を正確に行うことができるようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2010−163155号公報
しかしながら、上記した構成の車両用衝突検知装置では、チャンバ部材の両端部に当該チャンバ部材を支えるための部材がない場合、車両の前方から歩行者などがバンパカバーの左右端部付近に衝突すると、チャンバ部材が車両後方側に撓んでしまうことによりチューブ部材内の圧力変化を正確に検知できないおそれが依然としてあるという問題がある。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、チャンバ式の車両用衝突検知装置において、チャンバ部材による衝突検知精度を向上させた車両用衝突検知装置を提供することを目的とする。
上記目的を解決するためになされた請求項1に記載の車両用衝突検知装置(1)は、車両のバンパ(6)内におけるバンパレインフォースメント(9)の車両前方側に配設され、内部にチャンバ空間(2a)が形成されたチャンバ部材(2)と、チャンバ空間内の圧力を検出するための圧力センサ(3)とを有し、圧力センサによる圧力検出結果に基づいてバンパへの物体の衝突を検知する。チャンバ部材は、バンパレインフォースメントの前面(9a)と対向しない非対向部(2b)を有する。そして、少なくとも一部分(4c,41c,42c)が非対向部に接続され且つ他の一部分(4d,41d,42d)が車両側の剛体部材(9)に固定される支持部材(4,41,42)を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、一部分がチャンバ部材の非対向部に接続され且つ他の一部分が車両側の剛体部材に固定される支持部材を備えているので、非対向部付近に歩行者などの物体が衝突した際に、車両前方からの外力を受ける非対向部を支持部材が支持することによって、チャンバ部材の非対向部が車両後方側に撓むことを防ぐことができる。これにより、チャンバ部材の後方にバンパレインフォースメントが存在しない部位に衝突が発生した場合でも正確に衝突検知を行うことができるので、車両用衝突検知装置の衝突検知精度を向上させることができる。なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1の実施形態の車両用衝突検知装置の全体構成を示す図である。 図1のバンパ部の拡大図である。 支持部材周辺の拡大図である。 支持部材を示す図である。 支持部材をバンパレインフォースメントに固定する前の図3相当図。 図1のバンパ部の横断面図である。 第2の実施形態の車両用衝突検知装置の図3相当図。 第3の実施形態の車両用衝突検知装置の図3相当図。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態の車両用衝突検知装置について、図1〜図6を参照して説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態の車両用衝突検知装置1は、中空のチャンバ部材2、圧力センサ3、支持部材4、衝突検知ECU5などを備えて構成されている。この車両用衝突検知装置1は、車両前方に設けられたバンパ6への物体(歩行者など)の衝突を検知するものである。このバンパ6は、バンパカバー7、バンパアブソーバ8、バンパレインフォースメント9を主体として構成される。
チャンバ部材2は、図6に示すように、車両のバンパ6内におけるバンパレインフォースメント9の前面9a(車両前方側)の上部、この場合、バンパアブソーバ8の上部に配設されている。このチャンバ部材2は、略四角形の断面形状を有し、内部に中空部2aが形成され、車幅方向(車両左右方向)に延びた部材である。このチャンバ部材2は、ポリエチレンなどの合成樹脂からなり、衝突時においてバンパ6における圧力伝達の作用を持つ部材である。
そして、チャンバ部材2は、図3にも示すように、車幅方向において両端部がバンパレインフォースメント9両端よりも外方へはみ出して形成されており、バンパレインフォースメント9の前面9aと対向しない非対向部2bを有している。このチャンバ部材2の非対向部2bの車両後方側には、後述する支持部材4が配設されている。
なお、チャンバ空間2aは、チャンバ部材2に囲覆されているが、密閉されてはおらず、一部の狭小部分で外気と連通し大気圧になっている。これにより、標高差や気温変化などによる外気との気圧差が生じないようにして、衝突検知が標高や気温の変化の影響を受けないようにしている。
圧力センサ3は、バンパレインフォースメント9の前面9aよりも車両後方側に2つ配置される。具体的には、圧力センサ3は、バンパレインフォースメント9の後面9bにボルト(図示しない)を締結することにより固定されて取り付けられる。
この圧力センサ3は、気体の圧力変化を検出するセンサ装置であり、チャンバ部材2に組み付けられている。具体的には、差込口(図示しない)を介して、その受圧部(図示しない)がチャンバ空間2a内に差し込まれ、チャンバ空間2a内の空気の圧力変化を検出するように構成されている。圧力センサ3は、図1に示すように、衝突検知ECU(Electronic Control Unit)5と伝送線を介して電気的に接続され、圧力に比例した信号を衝突検知ECU5へ出力する。衝突検知ECU5は、圧力センサ3による圧力検出結果に基づいて、バンパ6への物体の衝突を検知する。
支持部材4は、図4に示すように、矩形板状の部材であり、板状の本体部40と、本体部40に設けられた穴4aと、ヒンジ部4bとを有している。この支持部材4は、ポリエチレンなどの合成樹脂からなり、チャンバ部材2に一体成形される(図5参照)。この支持部材4及びチャンバ部材2は、例えばブロー成形により形成される。支持部材4の穴4aは、ボルト11を貫通させて支持部材4を剛体部材に締結するためものであり、車幅方向(車両左右方向)に延びた長穴形状をしている。ヒンジ部4bは、本体部40の一端4c(一部分に相当)と非対向部2bの先端とを薄肉の樹脂で接続するインテグラルヒンジである。支持部材4は、本体部40の一端4cがチャンバ部材2の非対向部2bに接続された状態で、ヒンジ部4bにおいてバンパレインフォースメント9側に折り曲げられ、本体部40の他端4d(他の一部分に相当)がバンパレインフォースメント9に固定される。この場合、支持部材4は、車両側の剛体部材であるバンパレインフォースメント9の後面9bにボルト11の締結により固定される。
この支持部材4は、チャンバ部材2の車両後方側において、チャンバ部材2の非対向部2b全体に対向するように配設される。すなわち、支持部材4の上下方向の長さは、チャンバ部材2の上下方向の長さよりも長くなっているとともに、支持部材4の車幅方向(車両左右方向)の長さは、チャンバ部材2の一方側端部(図3では左側端部)からバンパレインフォースメント9の一方側端部(図3では左側端部)までの長さよりも長くなっている。また、支持部材4は、バンパレインフォースメント9の外形形状に沿って、すなわち、バンパレインフォースメント9の端部の略延長線上に配置される。なお、支持部材4の厚さは、例えば1mm以上であるとする。また、穴4a及びボルト11の個数は適宜変更可能であるとする。
衝突検知ECU5は、CPUを主体として構成され、車両用衝突検知装置1の動作全般を制御するものであり、圧力センサ3、歩行者保護装置10のそれぞれに電気的に接続されている(図1参照)。衝突検知ECU5には、圧力センサ3からの圧力信号(圧力データ)などが入力される。衝突検知ECU5は、圧力センサ3による圧力検出結果(入力信号)に基づいて所定の衝突判定処理を実行し、バンパ6への歩行者などの物体の衝突を検知した場合に歩行者保護装置10を作動させる。
バンパ6は、上記したように、バンパカバー7、バンパアブソーバ8、バンパレインフォースメント9を主体として構成される。バンパカバー7は、バンパ6の構成部品を覆うように設けられるポリプロピレン等の樹脂製の部材である。このバンパカバー7バンパ6の外観を構成すると同時に、車両全体の外観の一部を構成する。
バンパアブソーバ8は、図6に示すように、バンパレインフォースメント9の前面9aに設けられ、チャンバ部材2を囲むように配置されている。このバンパアブソーバ8は、バンパ6において衝撃吸収の作用を受け持つ部材であり、例えば発泡ポリプロピレンなどからなる。
バンパレインフォースメント9(剛体部材に相当)は、アルミニウムなどの金属製の梁状部材であり、バンパ6内に配設されて車幅方向に延びている。このバンパレインフォースメント9は、車両前後方向に延びた一対の金属製部材(剛体部材)であるサイドメンバ12の前端に取り付けられる。
通常、車両の衝突事故においては、車両の進行方向(車両前方)に存在する歩行者や車両と衝突する場合が多い。このため、本実施形態では、圧力センサ3をバンパレインフォースメント9の後面9bに配設して、車両前方の歩行者や車両との衝突に伴う衝撃(外力)が、車両前方に設けられたバンパカバー7などから圧力センサ3に直接伝わることをバンパレインフォースメント9の存在によって保護している。
歩行者保護装置10としては、例えばポップアップフードを用いる。このポップアップフードは、車両の衝突検知後瞬時に、エンジンフードの後端を上昇させ、歩行者とエンジンなどの硬い部品との間隔(クリアランス)を増加させ、そのスペースを用いて歩行者の頭部への衝突エネルギーを吸収し、歩行者の頭部への衝撃を低減させるものである。なお、ポップアップフードの代わりに、車体外部のエンジンフード上からフロントウインド下部にかけてエアバッグを展開させて歩行者の衝撃を緩衝するカウルエアバッグなどを用いてもよい。
次に、本実施形態における車両用衝突検知装置1の衝突時の動作について説明する。車両前方に歩行者などの物体が衝突した際には、バンパ6のバンパカバー7が歩行者との衝突による衝撃により変形する。続いて、バンパアブソーバ8が衝撃を吸収しながら変形すると同時に、チャンバ部材2も変形する。このとき、チャンバ部材2のチャンバ空間2a内の圧力が急上昇し、圧力センサ3に圧力変化が伝達する。
車両用衝突検知装置1の衝突検知ECU5は、圧力センサ3の検知結果に基づいて、所定の衝突判定処理を実行する。この衝突判定処理では、例えば圧力センサ3及び車速センサ(図示しない)の検出結果に基づいて、衝突物の有効質量を算出し、この有効質量が所定の閾値より大きい場合、歩行者との衝突が発生したものと判定し、更に車両速度が所定の範囲内である場合に、歩行者保護装置10の作動を要する歩行者との衝突が発生したものと判定する。ここで、「有効質量」とは、衝突時に圧力センサ3で検知した信号から、運動量と力積の関係を利用して算出する質量をいう。具体的には、圧力センサ3により検出される圧力の値の所定時間における区間積分値を車両速度で割ることにより有効質量が算出される。衝突検知ECU5は、歩行者保護装置10の作動を要する歩行者との衝突が発生したと判定した場合、歩行者保護装置10を作動させる制御信号を出力し、歩行者保護装置10を作動させて、上記したように歩行者への衝撃を低減させる。
以上説明したように、第1の実施形態の車両用衝突検知装置1は、車両のバンパ6内におけるバンパレインフォースメント9の車両前方側に配設され、内部にチャンバ空間2aが形成されたチャンバ部材2と、チャンバ空間2a内の圧力を検出するための圧力センサ3とを有し、圧力センサ3による圧力検出結果に基づいてバンパ6への物体の衝突を検知する。チャンバ部材2は、バンパレインフォースメント9の前面9aと対向しない非対向部2cを有するものであり、一部分4cが非対向部2bに接続され且つ他の一部分4dが車両側の剛体部材であるバンパレインフォースメント9の後面9bに固定される支持部材4を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、一部分4cがチャンバ部材2の非対向部2bに接続され且つ他の一部分4dがバンパレインフォースメント9に固定された支持部材4が設けられているので、チャンバ部材2の非対向部2bにおいて衝突が生じても、支持部材4と非対向部2bとの接続箇所及び支持部材4とバンパレインフォースメント9との接続箇所の2箇所において、車両前方からの外力を受けた非対向部2bを支持部材4が支持することによって、チャンバ部材2の非対向部2bが車両後方側に撓むことを防ぐことができる。
これにより、チャンバ部材2の車両後方側にバンパレインフォースメント9が存在しない部位に衝突が発生した場合でも正確に衝突検知を行うことができるので、車両用衝突検知装置1の衝突検知精度を向上させることができる。更に、衝突検知精度を確保するために、バンパレインフォースメント9を車幅方向に延長させる必要がないので、バンパ6の内部構造の省スペース化を図ることができる。
また、支持部材4は、チャンバ部材2の車両後方側にて非対向部2b全体に対向するように配置されることを特徴とする。この構成によれば、支持部材4がチャンバ部材2の非対向部2b全体に対向するように配置されているので、衝突時においてチャンバ部材2の非対向部2bが車両後方に撓むことをより確実に防ぐことができる。すなわち、チャンバ部材2の非対向部2bが車両前方から外力を受けたとしても、当該非対向部2b全体を車両後方側にて支持部材4によって支えることで、支持部材4がバンパレインフォースメント9の代わりの役割を果たし、チャンバ部材2が適切に変形して内部圧力が変化するので、衝突検知精度を維持することができる。
また、非対向部2bは、チャンバ部材2におけるバンパレインフォースメント9の車幅方向端部よりも車幅方向外方にはみ出した部分であることを特徴とする。この構成によれば、バンパ6の左右端部付近に歩行者などの物体が衝突した際に、車両前方からの外力を受ける非対向部2bを支持部材4が支持することによって、チャンバ部材2における非対向部2bが車両後方側に撓むことを防ぐことができ、衝突検知精度が低下することを抑制できる。
また、支持部材4は、板状の本体部40と、この本体部40の一端4cを非対向部2bの先端に接続する薄肉のヒンジ部4bとを有して、チャンバ部材2と一体成形により形成され、本体部40の他端が剛体部材であるパレインフォースメント9の後面9bに固定されることを特徴とする。この構成によれば、チャンバ部材2と一体成形の支持部材4を用いることにより、別部品を増設する必要がなく、製造工程を簡略化しながら支持部材4を配設することができる。また、支持部材4はヒンジ部4bを有しているので、バンパレインフォースメント9側に容易に折り曲げることができ、支持部材4の本体部40の一端4cを非対向部2bの先端に接続するとともに他端4dをバンパレインフォースメント9の後面9bに固定することができる。
そして、支持部材4の他端4dを剛体部材であるバンパレインフォースメント9の後面9bに固定することにより、衝突時に車両前方から外力を受けたチャンバ部材2の非対向部2bを支持部材4によって確実に支持することができ、非対向部2bにおける衝突検知を正確に行うことができる。
また、支持部材4は、バンパレインフォースメント9の外形形状に沿って配設されることを特徴とする。この構成によれば、支持部材4をバンパレインフォースメント9の外形形状に沿って配設することで、チャンバ部材2の車幅方向(車両左右方向)の検出範囲を確保することができる。
また、支持部材4は、剛体部材であるバンパレインフォースメント9にボルト11の締結により固定されることを特徴とする。この構成によれば、支持部材4をバンパレインフォースメント9にボルト11の締結により安定して固定することができる。これにより、車両用衝突検知装置1の外力に対する耐性を向上させることができる。
また、支持部材4は、ボルト11を締結するための穴4aを有し、この穴4aは、長穴形状であることを特徴とする。この構成によれば、ボルト11を締結するための穴4aを車幅方向に延びた長穴形状とすることで、各部品の寸法のばらつきや、温度変化によるチャンバ部材2の膨張及び収縮に伴う変形などを吸収する効果を得ることができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について、図7を参照して説明する。なお、図7には上記第1の実施形態と同一部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてだけ説明する。第2の実施形態においては、図7に示すように、第1の実施形態と異なり、支持部材41は、突状部41eを有している。この突状部41eは、支持部材41とチャンバ部材2の非対向部2bとの間の隙間に整合する形状となっている。
なお、支持部材41は、第1の実施形態と同様に、矩形板状の部材であり、車幅方向に延びた長穴形状の穴41aと、薄肉のヒンジ部41bを有しており、一端41cがチャンバ部材2の端部に接続され、他端41dがバンパレインフォースメント9の後面9bにボルト11の締結により固定されている。
この構成によれば、突状部41eの存在によって、支持部材41とチャンバ部材2の非対向部2bとの間の隙間をなくすことができる。これにより、バンパ6の左右端部付近に歩行者などの物体が衝突した際に、車両前方からの外力を受けたチャンバ部材2の非対向部2bを支持部材41の突状部41eによって確実に支持することができ、非対向部2bが車両後方側に撓むことをより確実に防ぐことができる。これにより、車両用衝突検知装置1の衝突検知精度を更に向上させることができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について、図8を参照して説明する。なお、図8には上記第1の実施形態と同一部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてだけ説明する。第3の実施形態においては、図8に示すように、第1の実施形態と異なり、支持部材42は、チャンバ部材2とは別部材で形成されている。支持部材42としては、チャンバ部材2よりも剛性の高い材質のものを用いることが可能であり、例えば同じポリエチレンなどの合成樹脂でも肉厚がチャンバ部材2よりも厚いものや、硬度の高い樹脂、アルミニウムなどの金属を用いることができる。
支持部材42は、矩形板状の部材であり、車幅方向に延びた長穴形状の穴4aを有している。この支持部材42は、一端42cがチャンバ部材2の非対向部2bに接続されるとともに、他端42dがバンパレインフォースメント9の後面9bにボルト11の締結により固定されている。なお、支持部材42の一端42cと、チャンバ部材2の非対向部2bとは、例えば熱溶着により固定されるものとする。
この構成によれば、支持部材42をチャンバ部材2とは別部材で形成することができるので、チャンバ部材2と支持部材42とを剛性が異なる別部材により形成することができる。すなわち、支持部材42をチャンバ部材2よりも剛性が高い材質のものから形成することができる。これにより、衝突時に車両前方から外力を受けたチャンバ部材2の非対向部2bを、当該チャンバ部材2よりも剛性の高い支持部材42によって確実に支持することができ、非対向部2bが車両後方側に撓むことをより確実に防止できる。
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変形または拡張を施すことができる。例えば、上記実施形態では、支持部材4は、一部分4dがバンパレインフォースメント9に固定されるものとしたが、これに限られず、車両側の剛体部材に固定されていればよく、例えばサイドメンバ12に固定されていてもよい。
また、上記実施形態では、非対向部2bが、チャンバ部材2におけるバンパレインフォースメント9の車幅方向端部よりも車幅方向外方にはみ出した部分である場合について説明したが、これに限られず、本発明は、非対向部2bがチャンバ部材2におけるバンパレインフォースメント9の上側端部よりも上方にはみ出した部分である場合についても適用可能である。この場合、支持部材4として断面L字状の板状部材を用いて、支持部材4の一端4cを非対向部2bに接続するとともに、他端4dをバンパレインフォースメント9の上面に固定すればよい。この場合も、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、支持部材4は、チャンバ部材2の非対向部2bとバンパレインフォースメント9との2箇所(一端4c,他端4d)において固定されるものとしたが、これに限られず、チャンバ部材2の非対向部2b及びバンパレインフォースメント9における複数箇所に固定されていてもよい。更に、本実施形態では、圧力センサ3をバンパレインフォースメント9の後面9bにおける車幅方向左右に2つ配設したが、これに限られず、冗長性を向上させるために、圧力センサ3をバンパレインフォースメント9の後面9bにおける中央部に配置して、圧力センサ3を3つ設けるようにしてもよい。
1 車両用衝突検知装置
2 チャンバ部材
2a チャンバ空間
2b 非対向部
3 圧力センサ
4,41,42 支持部材
4a,41a,42a 穴
4b,42b ヒンジ部
4c,41c,42c 一端(一部分)
4d,41d,42d 他端(他の一部分)
42e 突状部
5 衝突検知ECU
6 バンパ
7 バンパカバー
8 バンパアブソーバ
9 バンパレインフォースメント(剛体部材)
9a 前面
9b 後面
10 歩行者保護装置
11 ボルト
12 サイドメンバ(剛体部材)

Claims (10)

  1. 車両のバンパ(6)内におけるバンパレインフォースメント(9)の車両前方側に配設され、内部にチャンバ空間(2a)が形成されたチャンバ部材(2)と、前記チャンバ空間内の圧力を検出するための圧力センサ(3)とを有し、前記圧力センサによる圧力検出結果に基づいて前記バンパへの物体の衝突を検知する車両用衝突検知装置(1)において、
    前記チャンバ部材は、前記バンパレインフォースメントの前面(9a)と対向しない非対向部(2b)を有するものであり、
    少なくとも一部分(4c,41c,42c)が前記非対向部に接続され且つ他の一部分(4d,41d,42d)が車両側の剛体部材(9)に固定される支持部材(4,41,42)を備えたことを特徴とする車両用衝突検知装置。
  2. 前記支持部材は、前記チャンバ部材の車両後方側にて前記非対向部全体に対向するように配置されることを特徴とする請求項1に記載の車両用衝突検知装置。
  3. 前記非対向部は、前記チャンバ部材における前記バンパレインフォースメントの車幅方向端部よりも車幅方向外方にはみ出した部分であることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用衝突検知装置。
  4. 前記支持部材(4,41)は、板状の本体部(40)と前記本体部の一端(4c,41c)を前記非対向部の先端に接続する薄肉のヒンジ部(4b,41b)とを有して、前記チャンバ部材と一体成形により形成され、前記本体部の他端(4d,41d)が前記剛体部材に固定されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用衝突検知装置。
  5. 前記支持部材(42)は、前記チャンバ部材とは別部材で形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用衝突検知装置。
  6. 前記剛体部材は、前記バンパレインフォースメントであり、
    前記支持部材の前記他の一部分は、前記バンパレインフォースメントの後面(9b)に固定されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の車両用衝突検知装置。
  7. 前記支持部材は、前記バンパレインフォースメントの外形形状に沿って配設されることを特徴とする請求項6に記載車両用衝突検知装置。
  8. 前記支持部材(41)は、突状部(41e)を有し、
    前記突状部は、前記支持部材と前記チャンバ部材の前記非対向部との間の隙間に整合する形状となっていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の車両用衝突検知装置。
  9. 前記支持部材は、前記剛体部材にボルト(11)の締結により固定されることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の車両用衝突検知装置。
  10. 前記支持部材は、前記ボルトを締結するための穴(4a,41a,42a)を有し、
    前記穴は、長穴形状であることを特徴とする請求項9に記載の車両用衝突検知装置。
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