JP2015092280A - 照明装置及びプロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】スペックルノイズを確実に抑制することが可能な照明装置及びプロジェクターを提供する。【解決手段】第1の光を射出する第1光源と、第2の光を射出する第2光源と、第1光源により射出された第1の光を少なくとも反射させる反射ミラーを有するとともに、第2光源により射出された第2の光を反射ミラーによって反射された第1の光と合成する光合成光学系80と、反射ミラーの反射面の形状が波打つように反射ミラーの反射面の形状を時間的に変動させる駆動装置と、を備え、少なくとも第1光源は第1の光としてレーザー光を射出するレーザー光源である。【選択図】図1

Description

本発明は、照明装置及びプロジェクターに関するものである。
プロジェクター用の光源としてレーザー光源が注目されている。しかしながら、レーザー光はコヒーレント光であるため、スクリーン上には、干渉によって生じたスペックルと呼ばれる斑点模様が表示され、表示品質を低下させる原因となる。そのため、特許文献1の画像投影装置では、レーザー光を反射する反射素子をその反射面の法線方向と平行な方向に振動させ、スペックルが表示されるスクリーン上の位置を時間的に変動させている。
国際公開第06/098281号
特許文献1の画像投影装置では、スペックルのパターンを時間的に重畳し平均化しているため、スペックルが認識されにくくなる。しかしながら、スペックル自体が低減されているわけではないので、その効果は限定的なものとなる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、スペックルによる表示品質の低下(スペックルノイズ)を確実に抑制することが可能な照明装置及びプロジェクターを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の照明装置は、第1の光を射出する第1光源と、第2の光を射出する第2光源と、前記第1光源により射出された前記第1の光を少なくとも反射させる反射ミラーを有するとともに、前記第2光源により射出された前記第2の光を前記反射ミラーによって反射された第1の光と合成する光合成光学系と、前記反射ミラーの反射面の形状が波打つように前記反射ミラーの反射面の形状を時間的に変動させる駆動装置と、を備え、少なくとも前記第1光源は前記第1の光としてレーザー光を射出するレーザー光源であることを特徴とする。
この照明装置によれば、反射ミラーの反射面に波打つような凹凸形状が形成されるため、反射面に入射した第1の光(レーザー光)は反射面の凹凸形状によって拡散される。拡散された第1の光は干渉が生じにくくなるため、スペックルの発生が抑制される。また、第1の光(レーザー光)を反射する反射面の形状が時間的に変動するため、スクリーン上に表示されるスペックルのパターンは時間的に変動する。そして、このようなスペックルのパターンが時間的に重畳され平均化されることで、スペックルが認識されにくくなる。
このように本発明の照明装置によれば、スペックルの発生を抑制しつつスペックルのパターンを時間的に変動させることで、スペックルノイズを抑制している。そのため、単にスペックルの表示される位置を変動させてスペックルノイズを抑制する特許文献1の構成に比べて、スペックルノイズを抑制する効果が高い。
前記照明装置において、前記第1光源と前記反射ミラーとの間の前記第1の光の光路上には、前記第1光源により射出された前記第1の光を拡散する第1光拡散部と、前記第1光拡散部により拡散された光を平行化して前記反射ミラーに入射させるコリメート光学系と、が配置されていてもよい。
この照明装置によれば、第1の光が第1光拡散部と反射ミラーによって2重に拡散されるので、スペックルノイズをより確実に抑制することができる。
前記照明装置において、前記第1光拡散部は、回転基板の回転方向に沿って形成されていてもよい。
この照明装置によれば、第1の光が第1光拡散部に入射する位置が時間的に変化するため、第1光拡散部から射出される第1の光によって形成されるスペックルのパターンも時間的に変化する。そして、このようなスペックルのパターンが時間的に重畳され平均化されることで、スペックルが認識されにくくなる。よって、スペックルノイズがより効果的に抑制される。
前記照明装置において、前記反射ミラーにより反射された第1の光の光路上には、当該第1の光を拡散する第2光拡散部が配置されていてもよい。
この照明装置によれば、第1の光が第2光拡散部と反射ミラーによって2重に拡散されるので、スペックルノイズをより確実に抑制することができる。
前記照明装置において、前記駆動装置は、前記反射ミラーに対して前記反射ミラーの厚み方向に振動を付与する圧電素子を含み、前記圧電素子の振動の振幅は時間的に変動してもよい。
この照明装置によれば、反射ミラーの反射面の形状を精度よく制御することができる。
前記照明装置において、前記圧電素子は前記反射ミラーの周辺に互いに異なる位置に複数配置されており、各圧電素子の振動の振幅は、時間的に変動する大きさが互いに異なっていてもよい。
この照明装置によれば、複数の圧電素子の設置位置や、複数の圧電素子の振動の振幅及び位相を種々組み合わせることによって、反射ミラーの反射面の形状をより自由に制御することができる。
前記照明装置において、前記反射ミラーは、前記第2光源により射出された前記第2の光を自身によって反射された第1の光の反射方向と同じ方向に透過させる第1波長選択反射層であってもよい。
この照明装置によれば、反射ミラーを、第1の光と第2の光の合成手段として利用することができる。そのため、合成手段を反射ミラーとは別個に設ける場合に比べて、構成が簡単になる。
前記照明装置において、第3の光を射出する第3光源を備え、前記光合成光学系は、前記第1波長選択反射層により合成された前記第1の光及び前記第2の光を反射し、前記第3光源により射出された前記第3の光を透過して、前記第1の光と前記第2の光と前記第3の光とを合成する第2波長選択反射層を備えていてもよい。
この照明装置によれば、第1の光によって発生するスペックルノイズを抑制しつつ3種類の光を合成可能な光合成光学系を簡単な構成で実現することができる。
前記照明装置において、前記光合成光学系は、前記第1光源により射出された前記第1の光を反射し、前記第2光源により射出された前記第2の光を透過して、前記第1の光と前記第2の光とを合成する第3波長選択反射層と、前記第3波長選択反射層により合成された前記第1の光及び前記第2の光を反射する前記反射ミラーと、を備えていてもよい。
この照明装置によれば、第1の光と第2の光の双方が反射ミラーで反射される。そのため、第2の光をレーザー光とした場合でも、第2の光により発生するスペックルが表示品質を大きく低下させることはない。
前記照明装置において、第3の光を射出する第3光源を備え、前記反射ミラーは、前記3波長選択反射層により合成された前記第1の光及び前記第2の光を反射し、前記第3光源により射出された前記第3の光を透過して、前記第1の光と前記第2の光と前記第3の光とを合成していてもよい。
この照明装置によれば、第1の光と第2の光によって発生するスペックルノイズを抑制しつつ3種類の光を合成可能な光合成光学系を簡単な構成で実現することができる。
前記照明装置において、前記第3光源は、励起光を射出する励起光源と、前記励起光源により射出された前記励起光によって励起されて蛍光を発する蛍光体層と、を備え、前記第3の光として前記蛍光を射出してもよい。
この照明装置によれば、第3光源により第3の光として蛍光が射出されるので、スペックルノイズの無い光を取り出すことが可能となる。
前記照明装置において、前記第1の光は赤色光であってもよい。
人間の眼は、波長ごとに光を感じ取る強さ(比視感度)が異なっており、特に青色に比べると赤色光の比視感度が高いことが知られている。よって、第1の光が赤色光であることで、スペックルノイズを抑制する効果が高くなる。例えば、第1の光が赤色光であることに加えて、第2の光が青色光であり第3の光が緑色光であってもよい。このような色選択により、最も比視感度の高い緑色光は、レーザー光でないためスペックルが生じず、次に比視感度の高い赤色光は、反射系となるためスペックルの低減効果が大きくなる。
本発明のプロジェクターは、上述した照明装置と、前記照明装置から射出された光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置からの変調光を投写画像として投写する投写光学系と、を備えることを特徴とする。
このプロジェクターによれば、上述した照明装置を備えているので、スペックルノイズを確実に抑制することが可能なプロジェクターを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るプロジェクターの光学系を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る光源アレイを示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る第1光拡散部を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る回転蛍光板を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る反射ミラー及び駆動装置を示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係る照明装置を示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係る反射ミラー及び駆動装置を示す模式図である。 本発明の第3実施形態に係る照明装置を示す模式図である。 本発明の第4実施形態に係る照明装置を示す模式図である。 本発明の第5実施形態に係る照明装置を示す模式図である。 本発明の第6実施形態に係る照明装置を示す模式図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。かかる実施の形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等が異なっている。
以下の説明においては、図1中に示されたXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るプロジェクター1000の光学系を示す模式図である。なお、図1において、符号100axは照明光軸(照明装置1から色分離導光光学系200に向けて射出される光の光軸)である。なお、光軸とは、光学系において、系全体を透過する光束の代表となる仮想的な光線を指すものとする。
図1に示すように、プロジェクター1000は、照明装置1と、色分離導光光学系200と、光変調装置としての3つの液晶光変調装置400R,400G,400Bと、クロスダイクロイックプリズム500及び投写光学系600と、を具備して構成されている。
照明装置1は、第1光源ユニット10と、第2光源ユニット20と、第3光源ユニット30と、光合成光学系80と、照明光学系100と、を具備して構成されている。
第1光源ユニット10は、第1の光として青色光を射出するものである。第1光源ユニット10は、第1光源アレイ11と、集光光学系12と、ディフューザー(第1光拡散部)15と、コリメート光学系16と、を備えている。
図2は、本発明の第1実施形態に係る光源アレイを示す模式図である。図2(a)は第1光源アレイの側面図であり、図2(b)は第1光源アレイの正面図である。図2においては、光源アレイの基本構成を示し、第1光源ユニット10を構成する第1光源アレイ11を図示している。また、第1光源11aは基体11b上に3行3列で9個配置されているが、第1光源11aは複数配置されていればよく、その配置数は適宜変更可能である。
図2に示すように、第1光源アレイ11は、基体11bと、基体11b上に配置された複数の第1光源11aと、を備えている(図2(a)参照)。第1光源11aとしては、レーザー光源及び発光ダイオード(LED)等の固体光源を用いる。本実施形態において、第1光源11aは、第1の光として、レーザー光からなる赤色光(発光強度のピーク:約610nm)を射出するレーザー光源である。なお、光源として、610nm以外の波長の赤色光を射出する光源を用いることもできる。
第1光源アレイ11には、複数の第1光源11aが、第1の光の射出方向(+Y方向)から視て、第1の方向(X方向)に沿って等間隔で配列されるとともに第1の方向と直交する第2の方向(Z方向)に沿って等間隔で配列されている(図2(b)参照)。第1の方向に沿って配列された複数の第1光源11aの配列間隔は、第2の方向に沿って配列された複数の第1光源11aの配列間隔と同じ間隔になっている。
図1に示すように、集光光学系12は、第1光源アレイ11とディフューザー15との間の第1の光の光路上に配置されている。集光光学系12は、平行化レンズ13及び集光レンズ14を備えている。平行化レンズ13は複数の凸レンズからなっており、各凸レンズは第1光源アレイ11の各レーザー光源に対応する位置に配置されている。集光レンズ14は凸レンズからなっている。平行化レンズ13は、赤色光を略平行化した状態で集光レンズ14に入射させる。集光レンズ14は、赤色光を略集光した状態でディフューザー15に入射させる。
ディフューザー15は、集光光学系12とコリメート光学系16との間の第1の光の光路上に配置されている。
図3は、本発明の第1実施形態に係るディフューザー(第1光拡散部)を示す模式図である。図3(a)はディフューザーの側面図であり、図3(b)はディフューザーの部分拡大図(集光レンズ14により射出された光が集光する部分の拡大図)である。図3においては、ディフューザーの基本構成を示し、第1光源ユニット10を構成するディフューザー15を図示している。
図3(a)に示すように、ディフューザー15は、所定の回転軸CL1を中心に回転可能な回転基板である。ディフューザー15は、集光レンズ14から射出された光を拡散して拡散光を生成し、射出端面15s2から射出させる。本実施形態においては、ディフューザー15の光拡散部分は、回転基板の回転方向に沿って形成されている。ディフューザー15は、入射端面15s1に集光した光を射出端面15s2で屈折させることによって、その光を拡散させる。ディフューザー15は、駆動装置に接続されており、移動可能になっている。具体的には、ディフューザー15は、中心にモーター15Mの軸が固定されており、モーター15Mにより回転可能になっている。
図3(b)に示すように、ディフューザー15は、例えば透明樹脂等の光透過材料からなる基材15a内に光拡散性を有する拡散粒子15bを分散させて構成されている。拡散粒子15bは、基材15aにおいて回転軸CL1から離間した位置(ディフューザー15において集光レンズ14により射出された光が集光する位置)に分散されている。このディフューザー15(基材15a)の厚みは、約1〜2mmである。
図1に示すように、コリメート光学系16は、ディフューザー15と光合成光学系80との間の第1の光の光路上に配置されている。コリメート光学系16は、第1レンズ17及び第2レンズ18を備えている。第1レンズ17及び第2レンズ18は凸レンズからなっている。コリメート光学系16は、ディフューザー15によって拡散された光を略平行化した状態で光合成光学系80(第1波長選択反射層41)に入射させる。
第2光源ユニット20は、第2の光として青色光を射出するものである。第2光源ユニット20は、第2光源アレイ21と、集光光学系22と、ディフューザー(第1光拡散部)25と、コリメート光学系26と、を備えている。
第2光源アレイ21は、基体21bと、基体21b上に配置された複数の第2光源21aと、を備えている(図2(a)参照)。第2光源21aとしては、レーザー光源及び発光ダイオード(LED)等の固体光源を用いる。本実施形態において、第2光源21aは、第2の光として、レーザー光からなる青色光(発光強度のピーク:約445nm)を射出するレーザー光源である。なお、光源として、445nm以外の波長の青色光を射出する光源を用いることもできる。
集光光学系22は、第2光源アレイ21とディフューザー25との間の第2の光の光路上に配置されている。集光光学系22は、平行化レンズ23及び集光レンズ24を備えている。平行化レンズ23は、青色光を略平行化した状態で集光レンズ24に入射させる。
集光レンズ24は、青色光を略集光した状態でディフューザー25に入射させる。
ディフューザー25は、集光光学系22とコリメート光学系26との間の第2の光の光路上に配置されている。ディフューザー25は、集光レンズ24から射出された光を拡散して拡散光を生成し、射出端面25s2から射出させる(図3(a)参照)。本実施形態においては、ディフューザー25の光拡散部分は、回転基板の回転方向に沿って形成されている。ディフューザー25は、入射端面25s1に集光した光を射出端面25s2で屈折させることによって、その光を拡散させる。ディフューザー25は、中心にモーター25Mの軸が固定されており、モーター25Mにより回転可能になっている。
ディフューザー25は、例えば透明樹脂等の光透過材料からなる基材25a内に光拡散性を有する拡散粒子25bを分散させて構成されている。拡散粒子25bは、基材25aにおいて回転軸CL1から離間した位置(ディフューザー25において集光レンズ24により射出された光が集光する位置)に分散されている。このディフューザー25(基材25a)の厚みは、約1〜2mmである。
コリメート光学系26は、ディフューザー25と光合成光学系80との間の第2の光の光路上に配置されている。コリメート光学系26は、第1レンズ27及び第2レンズ28を備えている。コリメート光学系26は、ディフューザー25によって拡散された光を略平行化した状態で光合成光学系80(第1波長選択反射層41)に入射させる。
第3光源ユニット30は、第3の光としての青色光を緑色光に変換して射出するものである。第3光源ユニット30は、第3光源アレイ31と、集光光学系32と、回転蛍光板35と、コリメート光学系36と、を備えている。
第3光源アレイ31は、基体31bと、基体31b上に配置された複数の第3光源31aと、を備えている(図2(a)参照)。第3光源31aとしては、レーザー光源及び発光ダイオード(LED)等の固体光源を用いる。本実施形態において、第3光源31aは、第3光源31aは、第3の光として、レーザー光からなる青色光(発光強度のピーク:約445nm)を射出するレーザー光源である。
集光光学系32は、第3光源アレイ31と回転蛍光板35との間の第3の光の光路上に配置されている。集光光学系32は、平行化レンズ33及び集光レンズ34を備えている。平行化レンズ33は、青色光を略平行化した状態で集光レンズ34に入射させる。集光レンズ34は、青色光を略集光した状態で回転蛍光板35に入射させる。
図4は、本発明の第1実施形態に係る回転蛍光板を示す模式図である。図4(a)は回転蛍光板の側面図であり、図4(b)は回転蛍光板の正面図である。
図4に示すように、回転蛍光板35は、円板35bと、蛍光体層35aと、を備えている。円板35bは、例えば石英ガラスや透明樹脂等の光透過材料によって形成されている。円板35bの一部には、単一の蛍光体層35aが円板35bの周方向に沿って連続して形成されている。
蛍光体層35aは、円板35b上に形成されている。蛍光体層35aは、集光光学系32によって集光された青色光によって励起され、青色光を緑色光に変換してコリメート光学系36に向けて放射する。
具体的には、蛍光体層35aは、第3光源31aからの青色光を緑色光に変換して射出する。蛍光体層35aは、波長が約445nmの青色光によって効率的に励起され、緑色光(蛍光)に変換して射出する。蛍光体層35aは、例えば、YAG系蛍光体である(Y,Gd)(Al,Ga)12:Ceを含有する層からなる。なお、蛍光体として、緑色光を射出する他の蛍光体を含有する層を用いてもよい。
円板35bは、中心にモーター35Mの軸が固定されており、モーター35Mにより回転可能になっている。このため、集光光学系32によって集光された光の円板35b(蛍光体層35a)に対する照射点が一点に固定されない。よって、光の入射により蛍光体層35aにおいて発生する熱を周方向に沿った広い領域において放散させることができる。
コリメート光学系36は、回転蛍光板35と光合成光学系80との間の第3の光の光路上に配置されている。コリメート光学系36は、第1レンズ37及び第2レンズ38を備えている。コリメート光学系36は、回転蛍光板35から射出される蛍光を略平行化した状態で光合成光学系80(第2波長選択反射層50)に入射させる。
光合成光学系80は、第1波長選択反射ユニット40と、第2波長選択反射層50と、を備えている。第1波長選択反射ユニット40は、第1光源ユニット10(第1光源)により射出された赤色光(第1の光)を反射させる反射ミラーを含む。第1波長選択反射ユニット40は、第2光源ユニット20(第2光源)により射出された青色光(第2の光)を自身によって反射された赤色光の反射方向と同じ方向(図1に示す−X方向)に透過させる。
図5は、本発明の第1実施形態に係る第1波長選択反射ユニットを構成する第1波長選択反射層(反射ミラー)及び駆動装置を示す模式図である。図5(a)は駆動装置が停止しているときの図であり、図5(b)は駆動装置が駆動しているときの図である。なお、図5において、符号41s1は第1光源ユニット10からの第1の光が反射する反射面、符号41s2は第2光源ユニット20からの第2の光が入射する入射面、符号Tは第1波長選択反射層の厚みである。
図5に示すように、第1波長選択反射ユニット40は、第1波長選択反射層41と、駆動装置42と、を備えている。第1波長選択反射層41は、所定の厚みTを有する反射ミラーであり、例えばダイクロイックミラーを用いることができる。第1波長選択反射層41は、第1光源ユニット10(第1光源)により射出された第1の光を反射面41s1で反射する。第1波長選択反射層41の厚みTは、例えば10〜100μm程度の厚みとなっている。第1波長選択反射層41の一端には駆動装置42が取り付けられている。
駆動装置42は、第1波長選択反射層41の反射面41s1の形状が波打つように第1波長選択反射層41の反射面41s1の形状を時間的に変動させる(図5(b)参照)。
駆動装置42は、第1波長選択反射層41に対して第1波長選択反射層41の厚み方向に振動を付与する圧電素子(ピエゾ素子)42を含む。圧電素子42の振動の振幅は時間的に変動する。圧電素子42を駆動させるときは、第1波長選択反射層41の反射面41s1の法線方向と平行に所定の振動数で、不規則な振幅の大きさで駆動させる。すると、第1波長選択反射層41の反射面41s1の形状が圧電素子42の駆動時間内において時間的に不規則に変化する。
例えば、圧電素子42の振動の振幅を時間的に変動させるときには、圧電素子42の振動の振幅が時間的に不規則となるように、不図示の制御手段により所定のタイミングで圧電素子42に対して駆動制御信号が送信される。ここで、圧電素子42の振動の振幅が時間的に不規則となるようにとは、圧電素子42の駆動時間の全体において不規則となるようにする概念だけでなく、圧電素子42の駆動時間のうち一部の時間において不規則となるようにする概念をも含むこととなる。
図1に示すように、第2波長選択反射層50は、例えば2つの三角柱形状が互いに貼り合わされたダイクロイックプリズム(色合成素子)を用いることができる。三角柱プリズムにおいて貼り合わされる面は、ダイクロイックプリズムの内面になる。ダイクロイックプリズムの内面に、第1の光及び第2の光が反射し第3の光が透過するミラー面が形成されている。ダイクロイックプリズムに入射した第1の光及び第2の光は、ミラー面で選択的に反射する。ダイクロイックプリズムに入射した第3の光は、ミラー面を通って第1の光及び第2の光の反射方向と同じ方向に射出される。すなわち、第2波長選択反射層50は、第1波長選択反射層41により合成された第1の光及び第2の光を反射し、第3光源ユニット30により射出された第3の光を透過して、第1の光と第2の光と第3の光とを合成する。このようにして、光合成光学系80により合成された光は、照明光学系100に向けて射出される。
図1に示すように、照明光学系100は、光合成光学系80(第2波長選択反射層50)と色分離導光光学系200との間に配置されている。照明光学系100は、インテグレータ光学系110と、偏光変換素子120と、重畳レンズ130とを備えている。
インテグレータ光学系110は、第1フライアイレンズ111及び第2フライアイレンズ112を備えている。第1フライアイレンズ111及び第2フライアイレンズ112は、それぞれマトリクス状に配置された複数の要素レンズからなる。第1フライアイレンズ111は、第1フライアイレンズ111を構成する複数の要素レンズによって光合成光学系80からの光(第1の光、第2の光及び第3の光)を分割して個別に集光する機能を有する。第2フライアイレンズ112は、第2フライアイレンズ112を構成する複数の要素レンズによって第1フライアイレンズ111からの分割光束を適当な発散角にして射出する機能を有する。インテグレータ光学系110は、光合成光学系80により合成された光の光強度分布を均一化する。
偏光変換素子120は、PBS、ミラー、位相差板等を一組の要素とするアレイで形成されている。偏光変換素子120は、第1フライアイレンズ111により分割された各部分光束の偏光方向を一方向の直線偏光に揃える機能を有する。
重畳レンズ130は、偏光変換素子120を経た照明光を全体として適宜収束させて、液晶光変調装置400R,400G,400Bの被照明領域に対する重畳照明を可能にする。
色分離導光光学系200は、ダイクロイックミラー210,220、反射ミラー230,240,250及びリレーレンズ260,270を備えている。色分離導光光学系200は、照明装置1(照明光学系100)からの光(第1の光、第2の光及び第3の光)を赤色光、緑色光及び青色光に分離し、赤色光、緑色光及び青色光のそれぞれの色光を照明対象となる液晶光変調装置400R,400G,400Bに導光する機能を有する。色分離導光光学系200と、液晶光変調装置400R,400G,400Bとの間には、集光レンズ300R,300G,300Bが配置されている。なお、集光レンズ300R,300G,300B及びリレーレンズ260,270は、プロジェクター1000を構成するインテグレータ光学系の一部となる。
ダイクロイックミラー210,220は、基板上に、所定の波長領域の光を反射して、他の波長領域の光を透過させる波長選択透過膜が形成されたミラーである。具体的には、ダイクロイックミラー210は、赤色光成分を透過させ、緑色光成分及び青色光成分を反射する。ダイクロイックミラー220は、緑色光成分を反射して、青色光成分を透過させる。
反射ミラー230,240,250は、入射した光を反射するミラーである。具体的には、反射ミラー230は、ダイクロイックミラー210を透過した赤色光成分を反射する。
反射ミラー240,250は、ダイクロイックミラー220を透過した青色光成分を反射する。
ダイクロイックミラー210を透過した赤色光は、反射ミラー230で反射され、集光レンズ300Rを透過して赤色光用の液晶光変調装置400Rの画像形成領域に入射する。ダイクロイックミラー210で反射された緑色光は、ダイクロイックミラー220でさらに反射され、集光レンズ300Gを透過して緑色光用の液晶光変調装置400Gの画像形成領域に入射する。ダイクロイックミラー220を透過した青色光は、リレーレンズ260、入射側の反射ミラー240、リレーレンズ270、射出側の反射ミラー250、集光レンズ300Bを経て青色光用の液晶光変調装置400Bの画像形成領域に入射する。
リレーレンズ260,270及び反射ミラー240,250は、ダイクロイックミラー220を透過した青色光成分を液晶光変調装置400Bまで導く機能を有する。これにより、青色光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長い場合であっても、青色光の発散等による青色光の利用効率の低下を抑制することができる。なお、他の色光(例えば赤色光)の光路の長さが青色光の光路の長さよりも長い場合は、リレーレンズ260,270及び反射ミラー240,250を赤色光の光路に配置する構成も考えられる。
液晶光変調装置400R,400G,400Bは、入射された色光を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成するものであり、照明装置1の照明対象となる。なお、図示を省略したが、各集光レンズ300R,300G,300Bと各液晶光変調装置400R,400G,400Bとの間には、それぞれ入射側偏光板が配置されている。また、各液晶光変調装置400R,400G,400Bとクロスダイクロイックプリズム500との間には、それぞれ射出側偏光板が配置されている。これら入射側偏光板、液晶光変調装置400R,400G,400B及び射出側偏光板によって、入射された各色光の光変調が行われる。
例えば、液晶光変調装置400R,400G,400Bは、一対の透明基板に液晶を密閉封入した透過型の液晶光変調装置であり、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として、与えられた画像信号に応じて、入射側偏光板(図示略)から射出された1種類の直線偏光の偏向方向を変調する。
クロスダイクロイックプリズム500は、射出側偏光板(図示略)から射出された色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなしている。直角プリズムを貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。略X字状の一方の界面に形成された誘電体多層膜は、赤色光を反射するものであり、他方の界面に形成された誘電体多層膜は、青色光を反射するものである。これらの誘電体多層膜によって赤色光及び青色光は曲折され、緑色光の進行方向と揃えられることにより、3つの色光が合成される。
クロスダイクロイックプリズム500から射出されたカラー画像は、投写光学系600によって拡大投写され、スクリーンSCR上で画像を形成する。
本実施形態の照明装置1によれば、第1波長選択反射層41の反射面41s1に波打つような凹凸形状が形成されるため、反射面41s1に入射した第1の光(レーザー光)は反射面41s1の凹凸形状によって拡散される。拡散された第1の光は干渉が生じにくくなるため、スペックルの発生が抑制される。また、第1の光(レーザー光)を反射する反射面41s1の形状が時間的に変動するため、スクリーン上に表示されるスペックルのパターンは時間的に変動する。そして、このようなスペックルのパターンが時間的に重畳され平均化されることで、スペックルが認識されにくくなる。このように本実施形態の照明装置1によれば、スペックルの発生を抑制しつつスペックルのパターンを時間的に変動させることで、スペックルノイズを抑制している。そのため、単にスペックルの表示される位置を変動させてスペックルノイズを抑制する特許文献1の構成に比べて、スペックルノイズを抑制する効果が高い。
また、この構成によれば、第1光源アレイ11と第1波長選択反射層41との間の第1の光の光路上に、第1光拡散部15とコリメート光学系16とが配置されているので、第1の光が第1光拡散部15と第1波長選択反射層41によって2重に拡散される。よって、スペックルノイズをより確実に抑制することができる。
また、この構成によれば、第1光拡散部15が回転基板の回転方向に沿って形成されているので、第1の光が第1光拡散部15に入射する位置が時間的に変化する。そのため、第1光拡散部15から射出される第1の光によって形成されるスペックルのパターンも時間的に変化する。そして、このようなスペックルのパターンが時間的に重畳され平均化されることで、スペックルが認識されにくくなる。よって、スペックルノイズがより効果的に抑制される。
また、この構成によれば、圧電素子42により、第1波長選択反射層41の反射面41s1の形状を精度よく制御することができる。
また、この構成によれば、反射ミラーが第1波長選択反射層41(例えばダイクロイックミラー)であるため、反射ミラーを、第1の光と第2の光の合成手段として利用することができる。そのため、合成手段を反射ミラーとは別個に設ける場合に比べて、構成が簡単になる。
また、この構成によれば、第3の光を射出する第3光源アレイ31を備え、光合成光学系80が第1の光と第2の光と第3の光とを合成する第2波長選択反射層50を備える。
そのため、第1の光によって発生するスペックルノイズを抑制しつつ3種類の光を合成可能な光合成光学系を簡単な構成で実現することができる。
また、この構成によれば、第3光源ユニット30により第3の光として蛍光が射出されるので、スペックルノイズの無い光を取り出すことが可能となる。例えば、励起光源として青色レーザー光源を用い、蛍光体層として青色光を吸収し緑色の蛍光に変換する蛍光体層を配置することによって、スペックルノイズの無い緑色光を得ることが可能となる。
また、この構成によれば、第1の光が赤色光であるため、スペックルノイズを抑制する効果が顕著となる。人間の眼は、波長ごとに光を感じ取る強さ(比視感度)が異なっており、特に青色に比べると赤色光の比視感度が高いことが知られている。よって、第1の光が赤色光であることで、スペックルノイズを抑制する効果が高くなる。
また、この構成によれば、第1の光が赤色光であることに加えて、第2の光が青色光であり第3の光が緑色光である。このような色選択により、最も比視感度の高い緑色光は、レーザー光でないためスペックルが生じず、次に比視感度の高い赤色光は、反射系となるためスペックルの低減効果が大きくなる。
本実施形態のプロジェクター1000によれば、上述した照明装置1を備えているので、スペックルノイズを確実に抑制することが可能なプロジェクター1000を提供することができる。
なお、本実施形態の照明装置1では、第1の光が赤色光であり、第2の光が青色光であり、第3の光が緑色光である構成を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第1の光、第2の光及び第3の光が互いに同じ色である構成においても適用可能である。
また、本実施形態の照明装置1では、コリメート光学系における第1レンズ及び第2レンズとして凸レンズを用いたが、これに限らない。要するに、コリメート光学系が、第1光拡散部によって拡散された光を略平行化した状態で光合成光学系に入射させるようになっていればよい。また、コリメート光学系を構成するレンズの枚数は、1枚であってもよく、3枚以上であってもよい。
また、本実施形態の照明装置1では、本実施形態においては、ディフューザーの光拡散部分が回転基板の回転方向に沿って形成されているが、これに限らない。例えば、ディフューザーの光拡散部分が回転基板全体に形成されていてもよい。
また、本実施形態の照明装置1では、第2波長選択反射層50として2つの三角柱形状が互いに貼り合わされたダイクロイックプリズム(色合成素子)を用いたが、これに限らない。例えば、第2波長選択反射層50としてダイクロイックミラーを用いてもよい。
また、本実施形態のプロジェクター1000では、液晶光変調装置として3つの液晶光変調装置を用いたが、これに限らない。1つ、2つ又は4つ以上の液晶光変調装置を用いたプロジェクターにも適用可能である。
また、本実施形態のプロジェクター1000では、透過型のプロジェクターを用いたが、これに限らない。例えば、反射型のプロジェクターを用いてもよい。ここで、「透過型」とは、透過型の液晶表示装置等のように光変調手段としての光変調装置が光を透過するタイプであることを意味している。「反射型」とは、反射型の液晶表示装置等のように光変調手段としての光変調装置が光を反射するタイプであることを意味している。反射型のプロジェクターに本発明を適用した場合にも、透過型のプロジェクターと同様の効果を奏することができる。
(第2実施形態)
図6は、本発明の第2実施形態に係る照明装置2を示す模式図である。
図6に示すように、本実施形態に係る照明装置2は、上述の光合成光学系80に替えて光合成光学系80Aを備えている点、で上述の第1実施形態に係る照明装置1と異なっている。その他の点は上述の構成と同様であるので、図1と同様の要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
照明装置2は、第1光源ユニット10と、第2光源ユニット20と、第3光源ユニット30と、光合成光学系80Aと、照明光学系100と、を具備して構成されている。
光合成光学系80Aは、第3波長選択反射層60と、第4波長選択反射ユニット70と、を備えている。
第3波長選択反射層60は、第1光源ユニット10(第1光源)により射出された赤色光(第1の光)を反射し、第2光源ユニット20(第2光源)により射出された青色光(第2の光)を透過して、第1の光と第2の光とを合成する。
第4波長選択反射ユニット70は、第3波長選択反射層60により合成された第1の光及び第2の光を反射する反射ミラーを含む。第4波長選択反射ユニット70は、第3光源ユニット30(第3光源)により射出された緑色光(第3の光)を自身によって反射された第1の光及び第2の光の反射方向と同じ方向(図6に示す+Y方向)に透過させる。
図7は、本発明の第3実施形態に係る第4波長選択反射ユニットを構成する第4波長選択反射層(反射ミラー)及び駆動装置を示す模式図である。図7(a)は第4波長選択反射ユニットの側面図であり、図7(b)は第4波長選択反射ユニットの正面図である。なお、図7において、符号71s1は第3波長選択反射層60からの第1の光及び第2の光が反射する反射面、符号71s2は第3光源ユニット30からの第3の光が入射する入射面である。
図7に示すように、第4波長選択反射ユニット70は、第4波長選択反射層71と、複数の駆動装置72a〜72dと、を備えている。第4波長選択反射層71は、所定の厚みを有する反射ミラーであり、例えばダイクロイックミラーを用いることができる。第4波長選択反射層71は、第3波長選択反射層60からの第1の光及び第2の光を反射面71s1で反射し、第3光源ユニット30からの第3の光を透過して、第1の光と第2の光と第3の光とを合成する。第4波長選択反射層71の厚みは、例えば10〜100μm程度の厚みとなっている。第4波長選択反射層71の周辺には複数の駆動装置72a〜72dが取り付けられている。
複数の駆動装置72a〜72dは、第4波長選択反射層71の周辺に互いに異なる位置に配置されている。具体的には、各駆動装置72a〜72dは、正面視矩形状の第4波長選択反射層71の各辺の中央部に対応する位置に設けられている。駆動装置72aは駆動装置72bと対向して配置されており、駆動装置72cは駆動装置72dと対向して配置されている。各駆動装置72a〜72dの振幅は、時間的に変動する大きさが互いに異なっている。
各駆動装置72a〜72dは、第4波長選択反射層71の反射面71s1の形状が波打つように第4波長選択反射層71の反射面71s1の形状を時間的に変動させる。各駆動装置72a〜72dは、第4波長選択反射層71に対して第4波長選択反射層71の厚み方向に振動を付与する圧電素子(ピエゾ素子)72a〜72dを含む。各圧電素子72a〜72dの振動の振幅は時間的に変動する。各圧電素子72a〜72dを駆動させるときは、第4波長選択反射層71の反射面71s1の法線方向と平行に所定の振動数で、互いに異なる不規則な振幅の大きさで駆動させる。すると、第4波長選択反射層71の反射面71s1の形状が各圧電素子72a〜72dの駆動時間内において時間的に不規則に変化する。
例えば、各圧電素子72a〜72dの振動の振幅が時間的に変動する大きさを互いに異ならせるときには、各圧電素子72a〜72dの振動の振幅が時間的に不規則となるように、不図示の制御手段により所定のタイミングで各圧電素子72a〜72dに対して駆動制御信号が送信される。ここで、各圧電素子72a〜72dの振動の振幅が時間的に不規則となるようにとは、各圧電素子72a〜72dの駆動時間の全体において不規則となるようにする概念だけでなく、各圧電素子72a〜72dの駆動時間のうち一部の時間において不規則となるようにする概念をも含むこととなる。
本実施形態の照明装置2によれば、各圧電素子72a〜72dの設置位置や、各圧電素子72a〜72dの振動の振幅及び位相を種々組み合わせることによって、第4波長選択反射層71の反射面71s1の形状をより自由に制御することができる。
また、この構成によれば、第1の光と第2の光の双方が第4波長選択反射層71で反射される。そのため、第2の光をレーザー光とした場合でも、第2の光により発生するスペックルが表示品質を大きく低下させることはない。
また、この構成によれば、第1の光と第2の光によって発生するスペックルノイズを抑制しつつ3種類の光を合成可能な光合成光学系を簡単な構成で実現することができる。
なお、本実施形態の照明装置2では、第4波長選択反射層71の周辺に互いに異なる位置に4個の圧電素子72a〜72dを配置した構成を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第4波長選択反射層71の周辺に配置する圧電素子の数は、2個または3個、さらには5個以上であってもよい。また、第4波長選択反射層71の周辺に配置する圧電素子の配置位置についても適宜変更することができる。
(第3実施形態)
図8は、本発明の第3実施形態に係る照明装置3を示す模式図である。
図8に示すように、本実施形態に係る照明装置3は、上述の第3光源ユニット30に替えて第3光源ユニット30Aを備えている点、上述の光合成光学系80Aに替えて光合成光学系80Bを備えている点、で上述の第2実施形態に係る照明装置2と異なっている。
その他の点は上述の構成と同様であるので、図6と同様の要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
照明装置3は、第1光源ユニット10と、第2光源ユニット20と、第3光源ユニット30Aと、光合成光学系80Bと、照明光学系100と、を具備して構成されている。
第3光源ユニット30Aは、第3の光としての青色光を緑色光に変換して射出するものである。第3光源ユニット30Aは、第3光源アレイ31と、コリメート光学系32Aと、回転蛍光板35Aと、コリメート光学系36と、を備えている。
コリメート光学系32Aは、第3光源アレイ31と光合成光学系80B(第4波長選択反射ユニット70A)との間の第3の光の光路上に配置されている。コリメート光学系32Aは、第1レンズ33A及び第2レンズ34Aを備えている。コリメート光学系32Aは、青色光を略平行化した状態で第4波長選択反射ユニット70Aに入射させる。
コリメート光学系36は、光合成光学系80B(第4波長選択反射ユニット70A)と回転蛍光板35Aとの間の第3の光の光路上に配置されている。コリメート光学系36は、第1レンズ37及び第2レンズ38を備えている。コリメート光学系36は、第4波長選択反射ユニット70Aからの青色光を略集光した状態で回転蛍光板35A(蛍光体層)に入射させるとともに、回転蛍光板35A(蛍光体層)から射出される蛍光を略平行化した状態で第4波長選択反射ユニット70Aに入射させる。
回転蛍光板35Aは、円板と、蛍光体層と、を備えている。円板は、例えば、アルミニウム(熱伝導率:236W・m−1・K−1)や銅(熱伝導率:398W・m−1・K−1)等の金属から形成されている。円板は、第3光源アレイ31からの青色光が蛍光体層に入射したときに、蛍光体層に蓄積される熱を放熱する。なお、円板の放熱性能を向上させるために円板の裏面に複数の突起を設ける等、円板を表面積が大きくなるような形状に形成してもよい。円板は、表面が研磨されて金属光沢を有しており、入射光に対する反射係数が大きくなっている。さらに、透光性材料(SiO、NbO、TiO等)を薄膜で円板の表面に付加して増反射膜を構成してもよい。
光合成光学系80Bは、第3波長選択反射層60と、第4波長選択反射ユニット70Aと、を備えている。第3波長選択反射層60は、第1光源ユニット10(第1光源)により射出された赤色光(第1の光)を反射し、第2光源ユニット20(第2光源)により射出された青色光(第2の光)を透過して、第1の光と第2の光とを合成する。第4波長選択反射ユニット70Aは、第3波長選択反射層60により合成された第1の光及び第2の光を反射する反射ミラーを含む。第4波長選択反射ユニット70Aは、第3光源アレイ31により射出された青色光を回転蛍光板35Aに向けて反射し、第3光源ユニット30A(第3光源)により射出された緑色光(第3の光)を自身によって反射された第1の光及び第2の光の反射方向と同じ方向(図8に示す+Y方向)に透過させる。
第4波長選択反射ユニット70Aは、第4波長選択反射層と、複数の駆動装置と、を備えている。第4波長選択反射層は、所定の厚みを有する反射ミラーであり、例えばダイクロイックミラーを用いることができる。第4波長選択反射層は、第3波長選択反射層60からの第1の光及び第2の光を反射面で反射し、第3光源ユニット30Aからの第3の光を透過して、第1の光と第2の光と第3の光とを合成する。
本実施形態の照明装置3によれば、第3光源アレイ31により射出されたレーザー光が回転蛍光板35Aに入射する前に第4波長選択反射層によって反射されるので、スペックルノイズをより確実に抑制することができる。
(第4実施形態)
図9は、本発明の第4実施形態に係る照明装置4を示す模式図である。
図9に示すように、本実施形態に係る照明装置4は、光合成光学系80(第2波長選択反射層50)と照明光学系100(インテグレータ光学系110)との間の第1の光の光路上にディフューザー(第2光拡散部)90が配置されている点で上述の第1実施形態に係る照明装置1と異なっている。その他の点は上述の構成と同様であるので、図1と同様の要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
照明装置4は、第1光源ユニット10と、第2光源ユニット20と、第3光源ユニット30と、光合成光学系80と、ディフューザー90と、照明光学系100と、を具備して構成されている。
ディフューザー90は、第2波長選択反射層50とインテグレータ光学系110との間の第1の光の光路上に配置されている。ディフューザー90は、所定の回転軸を中心に回転可能な回転基板である。ディフューザー90は、中心にモーターの軸が固定されており、モーターにより回転可能になっている。ディフューザー90は、第2波長選択反射層50から射出された光を拡散して拡散光を生成し、射出端面から射出させる。ディフューザー90から射出された拡散光はインテグレータ光学系110に入射する。
本実施形態の照明装置4によれば、第1の光がディフューザー90と第1波長選択反射層41によって2重に拡散されるので、スペックルノイズをより確実に抑制することができる。
なお、本実施形態の照明装置4では、ディフューザー90が第2波長選択反射層50とインテグレータ光学系110との間の第1の光の光路上に配置されている構成を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ディフューザー90が第1波長選択反射層41と第2波長選択反射層50との間の第1の光の光路上に配置されていてもよい。
(第5実施形態)
図10は、本発明の第5実施形態に係る照明装置5を示す模式図である。
図10に示すように、本実施形態に係る照明装置5は、上述のディフューザー(第2光拡散部)90に替えてディフューザー90Aが配置されている点で上述の第4実施形態に係る照明装置4と異なっている。すなわち、本実施形態の照明装置5においては、ディフューザー90Aが振動式の構成となっている。その他の点は上述の構成と同様であるので、図9と同様の要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
照明装置5は、第1光源ユニット10と、第2光源ユニット20と、第3光源ユニット30と、光合成光学系80と、ディフューザー90Aと、照明光学系100と、を具備して構成されている。
ディフューザー90Aは、第2波長選択反射層50とインテグレータ光学系110との間の第1の光の光路上に配置されている。ディフューザー90Aの一端には、振動装置が取り付けられている。ディフューザー90Aは、振動装置により振動可能になっている。
ディフューザー90Aは、第2波長選択反射層50から射出された光を拡散して拡散光を生成し、射出端面から射出させる。ディフューザー90Aから射出された拡散光はインテグレータ光学系110に入射する。
本実施形態の照明装置5によれば、第1の光がディフューザー90Aと第1波長選択反射層41によって2重に拡散されるので、スペックルノイズをより確実に抑制することができる。
(第6実施形態)
図11は、本発明の第6実施形態に係る照明装置6を示す模式図である。
図11に示すように、本実施形態に係る照明装置6は、上述の第3光源ユニット30に替えて第3光源ユニット30Bを備えている点、上述の光合成光学系80に替えて光合成光学系80Cを備えている点、で上述の第1実施形態に係る照明装置1と異なっている。
その他の点は上述の構成と同様であるので、図1と同様の要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
照明装置6は、第1光源ユニット10と、第2光源ユニット20と、第3光源ユニット30Bと、光合成光学系80Cと、照明光学系100と、を具備して構成されている。
第3光源ユニット30Bは、第3の光として緑色光を射出するものである。第3光源ユニット30Bは、第3光源アレイ31Bと、集光光学系32と、ディフューザー(第1光拡散部)35Bと、コリメート光学系36と、を備えている。
第3光源アレイ31Bは、基体と、基体上に配置された複数の第3光源と、を備えている。第3光源としては、レーザー光源及び発光ダイオード(LED)等の固体光源を用いる。本実施形態において、第3光源は、第3の光として、レーザー光からなる緑色光(発光強度のピーク:約555nm)を射出するレーザー光源である。なお、光源として、555nm以外の波長の緑色光を射出する光源を用いることもできる。
集光光学系32は、第3光源アレイ31Bとディフューザー35Bとの間の第3の光の光路上に配置されている。集光光学系32は、平行化レンズ33及び集光レンズ34を備えている。平行化レンズ33は、緑色光を略平行化した状態で集光レンズ34に入射させる。集光レンズ34は、緑色光を略集光した状態でディフューザー35Bに入射させる。
ディフューザー35Bは、集光光学系32と光合成光学系80Cとの間の第3の光の光路上に配置されている。ディフューザー35Bは、集光レンズ34から射出された光を拡散して拡散光を生成し、射出端面から射出させる。本実施形態においては、ディフューザー35Bの光拡散部分は、回転基板の回転方向に沿って形成されている。ディフューザー35Bは、入射端面に集光した光を射出端面で屈折させることによって、その光を拡散させる。ディフューザー35Bは、中心にモーターの軸が固定されており、モーターにより回転可能になっている。
ディフューザー35Bは、例えば透明樹脂等の光透過材料からなる基材内に光拡散性を有する拡散粒子を分散させて構成されている。拡散粒子は、基材において回転軸から離間した位置(ディフューザー35Bにおいて集光レンズ34により射出された光が集光する位置)に分散されている。このディフューザー35B(基材)の厚みは、約1〜2mmである。
コリメート光学系36は、ディフューザー35Bと光合成光学系80C(第5波長選択反射ユニット40B)との間の第3の光の光路上に配置されている。コリメート光学系36は、第1レンズ37及び第2レンズ38を備えている。コリメート光学系36は、ディフューザー35Bによって拡散された光を略平行化した状態で光合成光学系80(第5波長選択反射ユニット40B)に入射させる。
第5波長選択反射ユニット40Bは、第5波長選択反射層と、駆動装置と、を備えている。第5波長選択反射層は、所定の厚みを有する反射ミラーであり、例えばダイクロイックミラーを用いることができる。第5波長選択反射層は、第3光源ユニット30B(第3光源)により射出された緑色光(第3の光)を反射面で反射する。第5波長選択反射層の厚みは、例えば10〜100μm程度の厚みとなっている。第5波長選択反射層の一端には駆動装置が取り付けられている。
駆動装置は、第5波長選択反射層の反射面の形状が波打つように第5波長選択反射層の反射面の形状を時間的に変動させる。駆動装置は、第5波長選択反射層に対して第5波長選択反射層の厚み方向に振動を付与する圧電素子(ピエゾ素子)を含む。圧電素子の振動の振幅は時間的に変動する。圧電素子を駆動させるときは、第5波長選択反射層の反射面の法線方向と平行に所定の振動数で、不規則な振幅の大きさで駆動させる。すると、第5波長選択反射層の反射面の形状が圧電素子の駆動時間内において時間的に不規則に変化する。
本実施形態の照明装置6によれば、第5波長選択反射層の反射面に波打つような凹凸形状が形成されるため、反射面に入射した第3の光(レーザー光)は反射面の凹凸形状によって拡散される。拡散された第3の光は干渉が生じにくくなるため、スペックルの発生が抑制される。また、第3の光(レーザー光)を反射する反射面の形状が時間的に変動するため、スクリーン上に表示されるスペックルのパターンは時間的に変動する。そして、このようなスペックルのパターンが時間的に重畳され平均化されることで、スペックルが認識されにくくなる。このように本実施形態の照明装置6によれば、スペックルの発生を抑制しつつスペックルのパターンを時間的に変動させることで、スペックルノイズを抑制している。したがって、スペックルノイズを確実に抑制することが可能な照明装置6を提供することができる。
本発明は、投写画像を観察する側から投写するフロント投写型プロジェクターに適用する場合にも、投写画像を観察する側とは反対の側から投写するリア投写型プロジェクターに適用する場合にも、適用することができる。
上記各実施形態においては、本発明の照明装置をプロジェクターに適用した例について説明したが、これに限らない。例えば、本発明の照明装置を他の光学機器(例えば、光ディスク装置、自動車のヘッドランプ、照明機器等)に適用することも可能である。
1,2,3,4,5,6…照明装置、11a…第1光源、15,25,35B…ディフュ
ーザー(第1光拡散部)、21a…第2光源、16,26,36…コリメート光学系、3
1a…第3光源、35a…蛍光体層、41…ダイクロイックミラー(第1波長選択反射層
)、41s1…反射面、42,72a,72b,72c,72d…駆動装置、50…ダイ
クロイックプリズム(第2波長選択反射層)、60…ダイクロイックミラー(第3波長選
択反射層)、80,80A,80B,80C…光合成光学系、90,90A…ディフュー
ザー(第2光拡散部)、400R,400G,400B…液晶光変調装置(光変調装置)、
600…投写光学系、1000…プロジェクター
上記の課題を解決するため、本発明の一態様の照明装置は、レーザー光を射出する第1光源と、前記第1光源により射出された前記レーザー光を反射させる反射ミラーと、前記反射ミラーの反射面の形状が不規則に変化するように、前記反射ミラーの反射面の形状を時間的に変動させる駆動装置と、を備えたことを特徴とする。
上記の課題を解決するため、本発明の他の態様の照明装置は、第1の光を射出する第1光源と、第2の光を射出する第2光源と、前記第1光源により射出された前記第1の光を少なくとも反射させる反射ミラーを有するとともに、前記第2光源により射出された前記第2の光を前記反射ミラーによって反射された第1の光と合成する光合成光学系と、前記反射ミラーの反射面の形状が波打つように前記反射ミラーの反射面の形状を時間的に変動させる駆動装置と、を備え、少なくとも前記第1光源は前記第1の光としてレーザー光を射出するレーザー光源であることを特徴とする。

Claims (13)

  1. 第1の光を射出する第1光源と、
    第2の光を射出する第2光源と、
    前記第1光源により射出された前記第1の光を少なくとも反射させる反射ミラーを有するとともに、前記第2光源により射出された前記第2の光を前記反射ミラーによって反射された第1の光と合成する光合成光学系と、
    前記反射ミラーの反射面の形状が波打つように前記反射ミラーの反射面の形状を時間的に変動させる駆動装置と、
    を備え、
    少なくとも前記第1光源は前記第1の光としてレーザー光を射出するレーザー光源であることを特徴とする照明装置。
  2. 前記第1光源と前記反射ミラーとの間の前記第1の光の光路上には、
    前記第1光源により射出された前記第1の光を拡散する第1光拡散部と、
    前記第1光拡散部により拡散された第1の光を平行化して前記反射ミラーに入射させるコリメート光学系と、が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記第1光拡散部は、回転基板の回転方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記反射ミラーにより反射された第1の光の光路上には、当該第1の光を拡散する第2光拡散部が配置されていることを特徴とする請求項2または3に記載の照明装置。
  5. 前記駆動装置は、前記反射ミラーに対して前記反射ミラーの厚み方向に振動を付与する圧電素子を含み、
    前記圧電素子の振動の振幅は時間的に変動することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の照明装置。
  6. 前記圧電素子は前記反射ミラーの周辺に互いに異なる位置に複数配置されており、
    各圧電素子の振動の振幅は、時間的に変動する大きさが互いに異なっていることを特徴とする請求項5に記載の照明装置。
  7. 前記反射ミラーは、前記第2光源により射出された前記第2の光を自身によって反射された第1の光の反射方向と同じ方向に透過させる第1波長選択反射層であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の照明装置。
  8. 第3の光を射出する第3光源を備え、
    前記光合成光学系は、前記第1波長選択反射層により合成された前記第1の光及び前記第2の光を反射し、前記第3光源により射出された前記第3の光を透過して、前記第1の光と前記第2の光と前記第3の光とを合成する第2波長選択反射層を備えることを特徴とする請求項7に記載の照明装置。
  9. 前記光合成光学系は、前記第1光源により射出された前記第1の光を反射し、前記第2光源により射出された前記第2の光を透過して、前記第1の光と前記第2の光とを合成する第3波長選択反射層と、
    前記第3波長選択反射層により合成された前記第1の光及び前記第2の光を反射する前記反射ミラーと、
    を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の照明装置。
  10. 第3の光を射出する第3光源を備え、
    前記反射ミラーは、前記3波長選択反射層により合成された前記第1の光及び前記第2の光を反射し、前記第3光源により射出された前記第3の光を透過して、前記第1の光と前記第2の光と前記第3の光とを合成することを特徴とする請求項9に記載の照明装置。
  11. 前記第3光源は、励起光を射出する励起光源と、前記励起光源により射出された前記励起光によって励起されて蛍光を発する蛍光体層と、を備え、
    前記第3の光として前記蛍光を射出することを特徴とする請求項8または10に記載の照明装置。
  12. 前記第1の光は赤色光であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の照明装置。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の照明装置と、
    前記照明装置から射出された光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
    前記光変調装置からの変調光を投写画像として投写する投写光学系と、
    を備えることを特徴とするプロジェクター。
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