JP2015090237A - 熱交換器 - Google Patents

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Shoichi Yokoyama
昭一 横山
広田 正宣
Masanori Hirota
正宣 広田
高橋 正敏
Masatoshi Takahashi
正敏 高橋
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Abstract

【課題】複数本の前記サーペンタインチューブのそれぞれの前記平坦部同士が隣接するところで、コルゲートフィンを通して熱伝導で異なる温度の冷媒同士が熱交換して、熱交換性能が低下するのを防ぎ、本来の熱交換器性能を発揮させる。
【解決手段】複数本のサーペンタインチューブのそれぞれの伝熱に寄与する平坦部12同士がコルゲートフィン3を介して隣接するところは、複数本のサーペンタインチューブのそれぞれの入口分流器4に繋がる平坦部12同士、すなわち上流端最寄の平坦部12同士がコルゲートフィン3を介して隣接するか、または複数本のサーペンタインチューブのそれぞれの出口合流器5に繋がる平坦部12同士、すなわち下流端最寄の平坦部12同士がコルゲートフィン3を介して隣接するように配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和機や冷凍機等に用いられ、空気などの気体と水や冷媒などの流体との間の熱交換を行なうコルゲートフィンとサーペンタインチューブとを組み合わせて構成されるフィンアンドチューブタイプの熱交換器に関するものである。
従来、空気などの気体と水や冷媒などの流体との間の熱交換を行なうコルゲートフィンとサーペンタインチューブとを組み合わせて構成されるフィンアンドチューブタイプの熱交換器がある(例えば、特許文献1参照)。図3は特許文献1に記載された熱交換器を示している。図3において、熱交換器1は、冷媒の流通路となる偏平チューブ2と、空気との間で吸放熱するコルゲートフィン3とを組み合わせて構成されており、偏平チューブ2は、それぞれ蛇行状に屈曲形成された3本のサーペンタインチューブ2a、2b、2cからなる。コルゲートフィン3は、帯状の板材を波形に屈曲成形したものである。
3本のサーペンタインチューブ2a、2b、2cは、それぞれ伝熱に寄与しない屈曲部11と、コルゲートフィン3が密着接合され伝熱に寄与する平坦部12を有する。
3本のサーペンタインチューブ2a、2b、2cの冷媒上流端(図3の右側)は、入口接続管4dから冷媒を流入させたのち、3本のサーペンタインチューブ2a、2b、2cへ冷媒を分配する入口分流器4に接続されている。一方、3本のサーペンタインチューブ2a、2b、2cの冷媒下流端(図3の左側)は、3本のサーペンタインチューブ2a、2b、2cから冷媒を合流させたのち、出口接続管5dへ冷媒を流出する出口合流器5が接続されている。
サーペンタインチューブ2aの冷媒上流端最寄の平坦部12aiとサーペンタインチューブ2bの冷媒下流端最寄の平坦部12bo、およびサーペンタインチューブ2bの冷媒上流端最寄の平坦部12biとサーペンタインチューブ2cの冷媒下流端最寄の平坦部12coは、コルゲートフィン3を介して隣接している。
特開平2−13788号公報
しかしながら、前記従来の構成の熱交換器を、例えば、凝縮器として使用したときには、平坦部12aiと平坦部12biの管内には過熱ガス冷媒が流れる。一方、平坦部12boと平坦部12coの管内には過冷却液冷媒が流れる。このため、コルゲートフィン3を介して隣接するサーペンタインチューブ2aの平坦部12aiとサーペンタインチューブ2bの平坦部12boのそれぞれの管内を流れる冷媒の温度が大きく異なる。また同様に、コルゲートフィン3を介して隣接するサーペンタインチューブ2bの平坦部12biとサーペンタインチューブ2cの平坦部12coのそれぞれの管内を流れる冷媒の温度が大きく異なる。そして、これらの部位では、異なる温度の冷媒同士がコルゲートフィン3を介して熱伝導により熱交換することとなり、本来熱交換器が空気に放熱できる熱交換量を低下させていた。
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、複数本のサーペンタインチュー
ブのそれぞれの伝熱に寄与する平坦部同士がコルゲートフィンを介して隣接するところは、複数本のサーペンタインチューブのそれぞれの入口分流器に繋がる平坦部同士、すなわち上流端最寄の平坦部同士がコルゲートフィンを介して隣接するか、または複数本のサーペンタインチューブのそれぞれの出口合流器に繋がる平坦部同士、すなわち下流端最寄の平坦部同士がコルゲートフィンを介して隣接するように、配置することにより、複数本のサーペンタインチューブの、温度が異なる冷媒が流れる平坦部同士が隣接することがないので、異なる温度の冷媒同士がコルゲートフィンを通した熱伝導により熱交換性能を低下させるということがなくなり、本来の熱交換性能を発揮することができる熱交換器を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明の熱交換器は、複数本のサーペンタインチューブのそれぞれの伝熱に寄与する平坦部同士がコルゲートフィンを介して隣接するところは、複数本のサーペンタインチューブのそれぞれの入口分流器に繋がる平坦部同士、すなわち上流端最寄の平坦部同士がコルゲートフィンを介して隣接するか、または複数本のサーペンタインチューブのそれぞれの出口合流器に繋がる平坦部同士、すなわち下流端最寄の平坦部同士がコルゲートフィンを介して隣接するように配置するものである。
上記の構成によって、複数本のサーペンタインチューブの、温度が異なる冷媒が流れる平坦部同士が隣接することがないので、異なる温度の冷媒同士がコルゲートフィンを通した熱伝導により熱交換性能を低下させるということがなくなり、熱交換の性能を低下させることがない。
本発明の実施の形態1における熱交換器の斜視図 本発明の実施の形態2における熱交換器の斜視図 従来の熱交換器の斜視図
第1の発明は、内部を水、冷媒などの流体が通過する偏平チューブを蛇行状に屈曲させ、U字状の屈曲部と平坦部とを有する複数本のサーペンタインチューブと、間隙を空気などの気体が流通する、波形に屈曲成形され、隣接する前記サーペンタインチューブの平坦部の間に挿入され密着接合されるコルゲートフィンと、複数本の前記サーペンタインチューブに前記流体を分流させる入口分流器と、複数本の前記サーペンタインチューブを通過した前記流体を合流させる出口合流器とを備え、前記サーペンタインチューブは、前記入口分流器に接続される前記平坦部が、他のサーペンタインチューブの前記入口分流器に接続される前記平坦部と前記コルゲートフィンを介して隣接するか、または、前記出口合流器に接続される前記平坦部が、他のサーペンタインチューブの前記出口合流器に接続される前記平坦部と前記コルゲートフィンを介して隣接するかのいずれか一方となるように配置されたものである。
これによれば、温度が異なる冷媒が流れる平坦部同士が隣接することがないので、異なる温度の冷媒同士がコルゲートフィンを通した熱伝導により熱交換性能を低下させるということがない。
第2の発明は、特に第1の発明において、前記サーペンタインチューブは前記屈曲部を偶数個備え、前記平坦部を略鉛直方向に配置し、熱交換器の上下の外側に、前記入口分流器と前記出口合流器とを、それぞれ上下片方ずつ、または、上下いずれか一方にまとめて配置したものである。これによれば、空気調和機などに熱交換器を搭載するときの収納性
が向上する。
第2の発明は、特に第1の発明において、前記サーペンタインチューブは前記屈曲部を偶数個備え、前記平坦部を略鉛直方向に配置し、熱交換器の左右の外側に、前記入口分流器と前記出口合流器とを、それぞれ左右片方ずつ、または、左右いずれか一方にまとめて配置したものである。これによれば、空気調和機などに熱交換器を搭載するときの収納性が向上する。
第4の発明は、特に第1〜3のいずれか1つの発明において、前記入口分流器と前記出口合流器を、熱交換器の通風部と隔離された空間に配置したものである。これによれば、入口分流器や、出口合流器を流れる流体が、熱交換器を通過する気体と熱交換することがないので、効率よく熱交換できる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における熱交換器の斜視図である。図1において、熱交換器1は、冷媒の流通路となる偏平チューブ2と、空気との間で吸放熱するコルゲートフィン3とを組み合わせて構成されており、偏平チューブ2は、それぞれ蛇行状に屈曲形成された3本のサーペンタインチューブ2a、2b、2cからなる。コルゲートフィン3は、帯状の板材を波形に屈曲成形したものである。
3本のサーペンタインチューブ2a、2b、2cは、それぞれ伝熱に寄与しないU字上の屈曲部11と、コルゲートフィン3が密着接合され伝熱に寄与する平坦部12を有する。そして、平坦部12は、長手方向が鉛直方向となるように配置されている。
3本のサーペンタインチューブ2a、2b、2cの冷媒上流端(図1の下側)は、入口接続管4dから冷媒を流入させたのち、3本のサーペンタインチューブ2a、2b、2cへ冷媒を分配する入口分流器4に接続されている。一方、3本のサーペンタインチューブ2a、2b、2cの冷媒下流端(図1の上側)は、3本のサーペンタインチューブ2a、2b、2cから冷媒を合流させたのち、出口接続管5dへ冷媒を流出する出口合流器5が接続されている。
サーペンタインチューブ2aは、図1の下側に配置された入口分流器4に接続された冷媒上流端から順に、5つの鉛直方向に伸びる伝熱に寄与する平坦部12と、2つの上側に凸となるU字状の屈曲部11と、2つと下側に凸となるU字状の屈曲部11(すなわち、合計4つの屈曲部11)が交互に並べられ、そのあと水平方向に伸びる伝熱に寄与しない平坦部を有する冷媒下流端を経て図1の上側に配置された出口合流器5へ接続されている。平坦部12aiはサーペンタインチューブ2aの、入口分流器4に接続された冷媒上流端最寄の伝熱に寄与する平坦部である。
また、サーペンタインチューブ2bは、図1の下側に配置された入口分流器4に接続された冷媒上流端から順に、5つの鉛直方向に伸びる伝熱に寄与する平坦部12と上側2つと下側2つの合計4つの屈曲部11が交互に並べられ、そのあと冷媒下流端を経て、図1の上側に配置された出口合流器5へ接続されている。平坦部12boは、サーペンタインチューブ2bの、出口合流器5へ接続された冷媒下流端最寄の伝熱に寄与する平坦部である。
サーペンタインチューブ2cは、図1の下側に配置された入口分流器4に接続された冷媒上流端から順に、水平方向に伸びる伝熱に寄与しない平坦部を経て、5つの鉛直方向に
伸びる伝熱に寄与する平坦部12と上側2つと下側2つの合計4つの屈曲部11が交互に並べられ、そのあと冷媒下流端を経て、図1の上側に配置された出口合流器5へ接続されている。平坦部12coは、サーペンタインチューブ2cの、出口合流器5へ接続された冷媒下流端最寄の伝熱に寄与する平坦部である。
サーペンタインチューブ2bの、入口分流器4に接続された冷媒上流端最寄の伝熱に寄与する平坦部12biは、コルゲートフィン3を介して、サーペンタインチューブ2aの、入口分流器4に接続された冷媒上流端最寄の伝熱に寄与する平坦部12aiと隣接している。
また、サーペンタインチューブ2bの、出口合流器5へ接続された冷媒下流端最寄の伝熱に寄与する平坦部12boは、コルゲートフィン3を介して、サーペンタインチューブ2cの、出口合流器5へ接続された冷媒下流端最寄の伝熱に寄与する平坦部12coと隣接している。
つまり、熱交換器1は、3本のサーペンタインチューブ2a、2b、2cのすべてが、以下のいずれか一方を満足するように配置されている。1)入口分流器4に接続される平坦部12が、他のサーペンタインチューブの入口分流器4に接続される平坦部12とコルゲートフィン3を介して隣接する。2)出口合流器5に接続される平坦部12が、他のサーペンタインチューブの出口合流器5に接続される平坦部12とコルゲートフィン3を介して隣接する。
また、3本のサーペンタインチューブ2a、2b、2cの主要部である屈曲部11や伝熱に寄与する平坦部12は、熱交換器1と熱交換する空気などの気体が流れる通風部(図示せず)内に設けられる。一方、入口分流器4、出口合流器5、伝熱に寄与しない平坦部は、通風部と隔壁などによって隔離された空間に設けられている。これによれば、入口分流器4や、出口合流器5を流れる流体が、熱交換器を通過する気体と熱交換することがないので、効率よく熱交換できる。
以上のように構成された熱交換器において、3本のサーペンタインチューブ2a、2b、2cのそれぞれの伝熱に寄与する平坦部12の数は奇数の5つである。換言すると、U字状の屈曲部11は偶数の4つである。このため、サーペンタインチューブ2a、2b、2cのそれぞれの上流端はすべて図1における熱交換器の下側に配置することができるので、サーペンタインチューブ2a、2b、2cのそれぞれの上流端は交差することなく、図1における熱交換器の下側に配置された入口分流器4に接続することができる。また、サーペンタインチューブ2a、2b、2cのそれぞれの下流端はすべて図1における熱交換器の上側に配置することができるので、サーペンタインチューブ2a、2b、2cのそれぞれの下流端は交差することなく、図1における熱交換器の上側に配置された出口合流器5に接続することができる。
なお、本実施の形態において、サーペンタインチューブの本数が3本の場合について説明したが、2本でも、伝熱に寄与する平坦部の数を奇数になるよう構成(換言すると、U字状の屈曲部11の数が偶数になるように構成)することにより、同様効果を得ることができる。また、サーペンタインチューブの本数が4本以上の場合も、伝熱に寄与する平坦部の数を奇数になるよう構成(換言すると、U字状の屈曲部11の数が偶数になるように構成)することにより、同様効果を得ることができる。さらに、熱負荷のバランスは崩れるが、熱交換器全体の収納スペースの都合で、複数のサーペンタインチューブのそれぞれの伝熱に寄与する平坦部の数が異なっても、いずれもが奇数となるように構成(換言すると、いずれもがU字状の屈曲部11の数が偶数になるように構成)であれば、同様効果を得ることができる。
また、本実施の形態において、図1に示すように、サーペンタインチューブ2a、2b、2cのそれぞれの上流端は、円筒状の入口分流器4の長手方向に並べて接続されているが、サーペンタインチューブの本数が3本以下の場合は、それぞれの上流端は、円筒状の入口分流器4の円周方向に並べて接続してもよい。同様に、本実施の形態では、サーペンタインチューブ2a、2b、2cのそれぞれの下流端は、円筒状の出口合流器5の長手方向に並べて接続されているが、それぞれの下流端は、円筒状の出口合流器5の円周方向に並べて接続してもよい。
ただし、サーペンタインチューブの本数が4本以上の場合は、サーペンタインチューブのそれぞれの上流端は、円筒状の入口分流器4の長手方向に、サーペンタインチューブの伝熱に寄与する平坦部の間隔より狭い間隔で並べて接続するのが、入口分流器4の材料使用量が少なくなり、収納スペースも小さくなるので、好ましい。同様に、サーペンタインチューブのそれぞれの下流端は、円筒状の出口合流器5の長手方向に、サーペンタインチューブの伝熱に寄与する平坦部の間隔より狭い間隔で並べて接続するのが、出口合流器5の材料使用量が少なくなり、収納スペースも小さくなるので、好ましい。
さらに、以上のように構成された熱交換器において、サーペンタインチューブ2bの、入口分流器4に接続された冷媒上流端最寄の伝熱に寄与する平坦部12biは、コルゲートフィン3を介して、サーペンタインチューブ2aの、入口分流器4に接続された冷媒上流端最寄の伝熱に寄与する平坦部12aiと隣接している。平坦部12biの管内を流れる流体と、平坦部12aiの管内を流れる流体の温度は、ほぼ等しいので、平坦部12biの管内を流れる流体と、平坦部12aiの管内を流れる流体がコルゲートフィン3を通して熱伝導することはほとんどない。
また、サーペンタインチューブ2bの、出口合流器5へ接続された冷媒下流端最寄の伝熱に寄与する平坦部12boは、コルゲートフィン3を介して、サーペンタインチューブ2cの、出口合流器5へ接続された冷媒下流端最寄の伝熱に寄与する平坦部12coと隣接している。平坦部12boの管内を流れる流体と、平坦部12coの管内を流れる流体の温度は、ほぼ等しいので、平坦部12boの管内を流れる流体と、平坦部12coの管内を流れる流体がコルゲートフィン3を通して熱伝導することもほとんどない。このため、異なる温度の流体同士がコルゲートフィン3を通した熱伝導を起こして熱交換性能を低下させるということがなくなり、本来の熱交換性能を発揮することができ、熱交換器性能を低下させることがない。
つまり、複数本のサーペンタインチューブのそれぞれの伝熱に寄与する平坦部12同士が隣接するところは、複数本のサーペンタインチューブ2a、2b、2cのそれぞれの入口分流器4に繋がる伝熱に寄与する平坦部12同士が隣接するか、または複数本のサーペンタインチューブ2a、2b、2cのそれぞれの出口合流器5に繋がる伝熱に寄与する平坦部12同士が隣接するように配置したことにより、隣接している箇所同士の管内を流れる温度差がほぼ同等となるため、熱交換器性能の低下を防止することができる。
また、本実施の形態において、3本のサーペンタインチューブ2a、2b、2cのそれぞれの伝熱に寄与する平坦部12を鉛直方向に配置しているので、熱交換器を蒸発器として用いたときには、偏平チューブ2やコルゲートフィン3の表面に凝縮する水は鉛直方向に伸びる伝熱に寄与する平坦部12の風上側前縁あるいは、風下側後縁に沿って円滑に流れ落ちることができる。また図示しないが、コルゲートフィン3の表面にルーバーなどの切り起こしを設けると、コルゲートフィン3の鉛直方向上側の表面に凝縮する水はルーバーなどの切り起こしを潜り抜けて円滑に流れ落ちることができる。ただし、熱交換器を凝縮器として用いる場合など、偏平チューブ2やコルゲートフィン3の表面に凝縮水が付着
しない場合、本実施の形態の熱交換器を90°回転させて、サーペンタインチューブの伝熱に寄与する平坦部の長手方向が水平方向になるように配置としてもよい。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2における熱交換器の斜視図である。図2において、図1の本発明の実施の形態1と同じ構成については、説明を省略する。図2において、入口分流器4と出口合流器5は、図1の本発明の実施の形態1と異なり、風上側から見て、ともに左側に配置され、それぞれのサーペンタインチューブ2a、2b、2cから延伸された、伝熱に寄与しない平坦部を経て、上流端が入口分流器4に、下流端が出口合流器5に接続されている。
サーペンタインチューブ2aは、図2の左側に配置された入口分流器4に接続された冷媒上流端から順に、鉛直方向に伸びる伝熱に寄与しない平坦部と、水平方向に伸びる伝熱に寄与しない平坦部と、5つの鉛直方向に伸びる伝熱に寄与する平坦部12と、2つの上側に凸となるU字状の屈曲部11と、上側2つと下側2つの合計4つの屈曲部11が交互に並べられ、そのあと水平方向に伸びる伝熱に寄与しない平坦部と鉛直方向に伸びる伝熱に寄与しない平坦部を有する冷媒下流端を経て図2の左側に配置された出口合流器5へ接続されている。
また、サーペンタインチューブ2bは、図2の左側に配置された入口分流器4に接続された冷媒上流端から順に、鉛直方向に伸びる伝熱に寄与しない平坦部と、水平方向に伸びる伝熱に寄与しない平坦部と、5つの鉛直方向に伸びる伝熱に寄与する平坦部12と上側2つと下側2つの合計4つの屈曲部11が交互に並べられ、そのあと水平方向に伸びる伝熱に寄与しない平坦部と鉛直方向に伸びる伝熱に寄与しない平坦部を有する冷媒下流端を経て、図2の左側に配置された出口合流器5へ接続されている。
サーペンタインチューブ2cは、図2の左側に配置された入口分流器4に接続された冷媒上流端から順に、鉛直方向に伸びる伝熱に寄与しない平坦部と、水平方向に伸びる伝熱に寄与しない平坦部を経て、5つの鉛直方向に伸びる伝熱に寄与する平坦部12と上側2つと下側2つの合計4つの屈曲部11が交互に並べられ、そのあと水平方向に伸びる伝熱に寄与しない平坦部と鉛直方向に伸びる伝熱に寄与しない平坦部を有する冷媒下流端を経て、図2の左側に配置された出口合流器5へ接続されている。
以上のように構成された熱交換器において、入口分流器4と出口合流器5は、熱交換器の同じ左側に配置されているので、空気調和機などに熱交換器を搭載するときの収納性が良く、また、入口分流器4と出口合流器5を、通風部と隔離された空間へ容易に収納することができる。
以上のように、本発明にかかる熱交換器は、異なる温度の冷媒同士がコルゲートフィンを通した熱伝導により熱交換性能を低下させるということがなくなり、本来の熱交換性能を発揮することができるため、空気調和機や冷凍機等の用途に適用できる。
1 熱交換器
2 偏平チューブ
2a、2b、2c サーペンタインチューブ
3 コルゲートフィン
4 入口分流器
4d 入口接続管
5 出口合流器
5d 出口接続管
11 屈曲部
12 伝熱に寄与する平坦部
12ai サーペンタインチューブ2aの冷媒上流端最寄の伝熱に寄与する平坦部
12bi サーペンタインチューブ2bの冷媒上流端最寄の伝熱に寄与する平坦部
12bo サーペンタインチューブ2bの冷媒下流端最寄の伝熱に寄与する平坦部
12co サーペンタインチューブ2cの冷媒下流端最寄の伝熱に寄与する平坦部

Claims (4)

  1. 内部を水、冷媒などの流体が通過する偏平チューブを蛇行状に屈曲させ、U字状の屈曲部と平坦部とを有する複数本のサーペンタインチューブと、間隙を空気などの気体が流通する、波形に屈曲成形され、隣接する前記サーペンタインチューブの平坦部の間に挿入され密着接合されるコルゲートフィンと、複数本の前記サーペンタインチューブに前記流体を分流させる入口分流器と、複数本の前記サーペンタインチューブを通過した前記流体を合流させる出口合流器とを備え、
    前記サーペンタインチューブは、前記入口分流器に接続される前記平坦部が、他のサーペンタインチューブの前記入口分流器に接続される前記平坦部と前記コルゲートフィンを介して隣接するか、または、前記出口合流器に接続される前記平坦部が、他のサーペンタインチューブの前記出口合流器に接続される前記平坦部と前記コルゲートフィンを介して隣接するかのいずれか一方となるように配置されたことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記サーペンタインチューブは前記屈曲部を偶数個備え、前記平坦部を略鉛直方向に配置し、熱交換器の上下の外側に、前記入口分流器と前記出口合流器とを、それぞれ上下片方ずつ、または、上下いずれか一方にまとめて配置したことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記サーペンタインチューブは前記屈曲部を偶数個備え、前記平坦部を略鉛直方向に配置し、熱交換器の左右の外側に、前記入口分流器と前記出口合流器とを、それぞれ左右片方ずつ、または、左右いずれか一方にまとめて配置したことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  4. 前記入口分流器と前記出口合流器を、熱交換器の通風部と隔離された空間に配置したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の熱交換器。
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