JP2015089229A - ファンモータ - Google Patents

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隆介 杉木
Ryusuke Sugiki
隆介 杉木
杉浦 基之
Motoyuki Sugiura
基之 杉浦
吉松 太
Futoshi Yoshimatsu
太 吉松
聡 畑原
Satoshi Hatahara
聡 畑原
俊介 高垣
Shunsuke Takagaki
俊介 高垣
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Abstract

【課題】搭載先の機器の薄型化または小型化に貢献できるファンモータを提供する。
【解決手段】ファンモータ100は、回転することで風を起こすよう構成された回転体と、回転体を回転自在に支持する固定体と、回転体を固定体に対して回転させる駆動機構と、を備える。回転体と固定体とには潤滑剤132が介在する。回転体は、羽根部材が固定されたハブ138と、球状の被収納部材128と、第1スラスト部材162と、を含む。固定体は、ボトムハウジング110と、収納部材122と、つば部材126と、を含む。第1スラスト部材162の下面162aまたはつば部材126の上面126aの少なくとも一方には第1スラスト動圧発生溝142が形成される。第1スラスト動圧発生溝142は、回転体が固定体に対して回転するとき、潤滑剤132に流体動圧を発生させ、回転体を固定体に対して非接触状態で支持する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ファンモータに関する。
ラップトップPC(Personal Computer)やタブレットPCなどの携帯型電子機器の普及が進んでいる。携帯型電子機器には高性能化と共に、軽量化、薄型化も求められている。携帯型電子機器の高性能化を達成するためには、演算能力の高いCPU(Central Processing Unit)などの高性能IC(Integrated Circuit)を搭載することが考えられる。この場合、高性能ICは一般に消費電力も比較的大きいので、より排熱能力の高い冷却機構を携帯型電子機器に搭載することになる。
特許文献1、2には、携帯型電子機器の冷却機構に使用されうるファンモータが開示されている。
特開2006−34055号公報 特開2011−179345号公報
特許文献1、2に開示されるような従来のファンモータは、高い送風能力を達成するために比較的厚く形成されている。しかしながら、このファンモータの厚さは携帯型電子機器の薄型化を進める上でボトルネックとなりうる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は搭載先の機器の薄型化または小型化に貢献できるファンモータの提供にある。
本発明のある態様のファンモータは、回転することで風を起こすよう構成された回転体と、回転体を回転自在に支持する固定体と、回転体を固定体に対して回転させる駆動機構と、を備える。回転体と固定体とには潤滑剤が介在し、回転体は、羽根部材が固定されたハブを含む。固定体は、駆動機構を支持するベースを含む。固定体と回転体の一方は、回転体の回転軸を一辺とする平面図形を当該回転軸の周りに回転することにより得られる立体状の被収納部材と、当該被収納部材を環囲して半径方向外向きに延伸する環状端面を有する環囲部材と、をさらに含む。被収納部材は、回転体の回転軸を含む断面の形状が円弧を含む楕円弧状またはテーパー状である被環囲面を有する。固定体と回転体の他方は、被環囲面を環囲する環囲面を有し被収納部材の一部を収納する収納部材と、環囲部材と軸方向に対向する対向部材と、をさらに含む。環囲部材の対向部材と対向する面またはその面と対向する対向部材の面の少なくとも一方にはスラスト動圧発生溝が形成され、スラスト動圧発生溝は、回転体が固定体に対して回転するとき、潤滑剤に流体動圧を発生させ、当該流体動圧によって回転体は固定体に対して非接触状態で支持される。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、搭載先の機器の薄型化または小型化に貢献できるファンモータを提供できる。
実施の形態に係るファンモータの上面図および側面図である。 図1のA−A線断面図である。 FPC上に配列された6個のコアレス平板コイルの上面図である。 ボトムハウジング上に固定されたFPCの上面図である。 上層の上面図である。 下層の上面図である。 第1変形例に係るボトムハウジングを備えるファンモータの半断面図である。 第2変形例に係るボトムハウジングの上層の上面図である。 ボトムハウジングの下層の下面図である。 ボトムハウジングの斜視図である。 FPCが取り付けられたボトムハウジングの第1貫通孔付近の断面図である。 第3変形例に係るボトムハウジングの上層の上面図である。 ボトムハウジングの下層の下面図である。 ボトムハウジングを上面側から見た斜視図である。 ボトムハウジングを下面側から見た斜視図である。 第4変形例に係るファンモータの断面図である。 ラップトップPCに搭載された実施の形態に係る2つのファンモータを示す模式図である。
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
実施の形態に係るファンモータは、ラップトップPCやタブレットPCなどの携帯型電子機器に搭載され、ICなどの電子部品を冷却するために好適に使用される。このファンモータは、遠心送風型の多翼ファンモータである。このファンモータのインペラはコアレスかつブラシレスの磁気駆動機構によって回転駆動される。磁気駆動機構は平板コイル構造を有する。回転中のインペラは流体動圧軸受によって半径方向(すなわち、インペラの回転軸に直交する方向)で支持され、ピボット機構により軸方向(すなわち、インペラの回転軸と平行な方向)に支持される。これらの構造を採用することにより、本実施の形態に係るファンモータは、インペラの回転軸上におけるファンモータの厚さが3.2mm以下となるよう、特に約3.0mmとなるよう構成される。その結果、薄型化が求められる携帯型電子機器により適したファンモータが提供される。
図1は、実施の形態に係るファンモータ100の上面図および側面図である。図2は、図1のA−A線断面図である。ファンモータ100は、回転することで風を起こすよう構成された回転体と、回転体を流体動圧軸受を介して回転自在に支持する固定体と、回転体を固定体に対して回転させる磁気駆動機構と、を備える。
固定体は、ハウジング102と、収納部材122と、仲介部材124と、つば部材126と、を備える。
ハウジング102は、ボトムハウジング110と、トップハウジング112と、サイドハウジング114と、を含む。ボトムハウジング110およびトップハウジング112は、鉄やケイ素鋼などの強磁性体の板により形成され、軸方向で対向している。ボトムハウジング110は、例えば厚さが0.4mmの冷間圧延鋼板をプレス加工することにより形成されてもよい。トップハウジング112には、回転体の回転軸Rを中心とするトップ開口116が形成される。
サイドハウジング114は、ボトムハウジング110の縁とトップハウジング112の対応する縁とに接着等により機械的に結合される。サイドハウジング114は、トップハウジング112をボトムハウジング110に対して支える。ボトムハウジング110、トップハウジング112およびサイドハウジング114は、回転体が収納される収納空間178を画定する。
サイドハウジング114は回転体を部分的に環囲する。サイドハウジング114が途切れる部分は収納空間178とファンモータ100の外部とを連通する通風開口180となっている。回転体の回転中、風はこの通風開口180、トップ開口116および後述のボトム通風孔を通過する。特にハウジング102は平面視で略半円形状を有し、その円周に相当する部分にサイドハウジング114が設けられる。弦に相当する部分にはサイドハウジング114は設けられていない。
以下、ボトムハウジング110からトップハウジング112に向かう向きを上向きと称す。ボトムハウジング110は収納部材122を支持する。ボトムハウジング110は、上向きに突出し回転軸Rを環囲する折り返し部118を有する。折り返し部118は、ボトムハウジング110の一部を上向きに折り返すことにより形成される。折り返し部118は円筒形状を有し、折り返し部118の内周面は回転軸Rを中心とする軸受孔120を規定する。
収納部材122はSUS430やSUS303等の鉄鋼材料や銅合金などの金属材料を例えば切削加工することにより形成される。収納部材122の表面に無電解ニッケルめっきを施してもよい。無電解ニッケルめっきの下地に、例えば、ストライクめっきを施してもよい。収納部材122は、中空胴部122aと底部122bとが一体に形成された有底カップ形状を有し、その底部122bを下にして仲介部材124に対して例えば接着固定される。中空胴部122aは、円錐台状の内周面122cを有する。なお、内周面122cは、円筒状、その他の形状であってもよい。収納部材122には後述の被収納部材128が収まり、内周面122cはラジアル軸受隙間130を介して被収納部材128の側面128aを環囲する。
仲介部材124はSUS430やSUS303等の鉄鋼材料や銅合金などの金属材料を例えば切削加工することにより形成され、円環状の所定の形状に形成される。仲介部材124の外周面は折り返し部118の内周面に接着または圧入もしくはそれらを併用して固定される。仲介部材124は、収納部材122を軸受孔120に結合するための仲介部材として機能する。なお、仲介部材124は樹脂材料を成型加工することにより形成されてもよい。
つば部材126は円環状の部材であり、収納部材122の外周面122d側に設けられる。つば部材126は収納部材122と一体に形成される。なお、つば部材126は収納部材122と別体に形成されてもよい。この場合、つば部材126は収納部材122と異なる材料から形成されてもよい。
磁気駆動機構は、フレキシブルプリント基板(FPC、Flexible printed circuits、以下FPCと称す)106と、周方向(回転軸Rを中心とし回転軸Rに垂直な円の接線方向)に沿って配列された6個のコアレス平板コイル108と、マグネット136と、を含む。
FPC106はボトムハウジング110の上面に貼り付けられる。FPC106は、外部の電源端子や制御端子と接続される外部接続部分134を有する。外部接続部分134を介して外部から供給される電力や制御信号は、FPC106内の配線を通り、FPC106上に取り付けられた後述の駆動ICに提供される。駆動ICは、FPC106上に取り付けられた6つのコアレス平板コイル108とFPC106内の配線を通じて接続され、駆動ICから6つのコアレス平板コイル108に電流が供給される。6つのコアレス平板コイル108に3相の略正弦波状の電流が流れることにより、それぞれのコアレス平板コイル108に軸方向に沿って磁束が発生する。
マグネット136は、回転軸Rを環囲するリング状の部材であり、後述のハブ138の下面に接着固定される。なお、後述の通りハブ138は強磁性体から形成されるので、マグネット136とハブ138とには互いに引きつけ合う磁力が作用する。マグネット136は、例えば、ネオジウムなどの希土類磁石材料やフェライト磁石材料を圧縮成型することによって形成される。マグネット136の表面には、エポキシ樹脂などの樹脂を塗布することにより樹脂被膜が形成される。
マグネット136には周方向に沿って10極の駆動用着磁が施される。各磁極は軸方向に沿った磁束を発生させる。各磁極は、コアレス平板コイル108の磁束発生面と軸方向で対向する。コアレス平板コイル108とマグネット136との磁気的な相互作用により、マグネット136にトルクが発生し、このトルクによって回転体が固定体に対して回転する。
回転体は、ハブ138と、被収納部材128と、被収納部材保持部160と、第1スラスト部材162と、第2スラスト部材164と、インペラ156と、を含む。
ハブ138は、SUS430などの強磁性体の母材を切削加工またはプレス加工することにより形成され、略カップ状の所定の形状に形成される。ハブ138はマグネット136を保持する。
ハブ138の内周面138g側には被収納部材保持部160が設けられる。被収納部材保持部160は、SUS430やSUS303等の鉄鋼材料や銅合金などの金属材料により形成される。被収納部材保持部160の下面には、回転軸R方向上方に窪んだ保持凹部160aが形成される。被収納部材保持部160はハブ138と一体に形成される。なお、被収納部材保持部160とハブ138は別々に形成された上で結合されてもよい。
第1スラスト部材162は円環状を有し、SUS430やSUS303等の鉄鋼材料や銅合金などの金属材料により形成される。第1スラスト部材162はハブ138の下面に設けられる。特に、第1スラスト部材162は、その下面162aが被収納部材128を環囲するよう設けられる。第1スラスト部材162は、ハブ138と一体に形成される。なお、第1スラスト部材162とハブ138は別々に形成された上で結合されてもよい。
第2スラスト部材164は収納部材122を環囲するよう設けられる。第2スラスト部材164は円筒部164aとその下端から半径方向内側に延在するフランジ部164bとを有し、第2スラスト部材164の断面はL字形状を有する。第2スラスト部材164は、第1スラスト部材162を環囲して第1スラスト部材162の外周面162bに固定される。第2スラスト部材164は第1スラスト部材162に圧入と接着とを併用して固定される。第2スラスト部材164と第1スラスト部材162との間の接着剤は、第2スラスト部材164と第1スラスト部材162との隙間をシールして後述の潤滑剤132の漏れ出しを防ぐシール材としても機能する。
第1スラスト部材162の下面162aと、第2スラスト部材164の円筒部164aの内周面164cと、フランジ部164bの上面164dとは、半径方向外側に窪んだ環状凹部150を形成する。つば部材126は、この環状凹部150に収まる。つば部材126の上面126aと第1スラスト部材162の下面162aとは、円環状の第1スラスト隙間152を介して軸方向に対向する。また、つば部材126の下面126bとフランジ部164bの上面164dとは、円環状の第2スラスト隙間154を介して軸方向に対向する。
被収納部材128は、一例として、SUJ2等の鉄鋼材料やセラミックにより形成される。被収納部材128は、回転体の回転軸Rを一辺とする平面図形を回転軸Rの周りに回転することにより得られる立体状を有する。本実施の形態では、被収納部材128は、回転軸Rを直径とする半円を回転軸Rの周りに回転することにより得られる立体状を有する。つまり、被収納部材128は球状を有する。したがって、被収納部材128の側面128aは球面をなす。被収納部材128は、その一部が被収納部材保持部160の保持凹部160aに進入した状態で、被収納部材保持部160に接着または溶接により固定される。特に被収納部材128は、その中心Cが回転軸R上に位置するよう被収納部材保持部160に固定される。被収納部材128を含む回転体は、重心Gがこの中心Cに位置するよう構成される。
インペラ156は、PBT(ポリブチレンテレフタレート)などの樹脂からプラスチックモールド成型により一体に形成される。インペラ156は、ハブ138の外周縁に接着または圧入もしくはそれらの併用により固定される。インペラ156は、ハブ138を環囲してハブ138に固定される円環部170と、円環部170から半径方向外向きに伸びる複数の内羽根172と、各内羽根172の半径方向外側の端部からさらに半径方向外向きに伸びる外羽根174と、を有する。複数の内羽根172は周方向で等間隔に配置される。
各内羽根172は、それに接続されている外羽根174よりも軸方向で上向きに突出している。特に、各内羽根172の上端はトップ開口116に進入する。各内羽根172とそれに接続されている外羽根174との境界176はトップ開口116の縁に対応する。
ラジアル軸受隙間130、第1スラスト隙間152および第2スラスト隙間154には潤滑剤132が注入される。すなわち、潤滑剤132はそれらの隙間に連続的に存在する。潤滑剤132は蛍光体を含む。紫外線などの光を潤滑剤132に照射すると、潤滑剤132は、蛍光体の作用により、照射された光とは別の波長の、例えば、青色や緑色の光を放出する。潤滑剤132が蛍光体を含むことによって、潤滑剤132の液面をより容易に検査することができる。また、潤滑剤132の付着や漏れ出しを容易に検出できる。
潤滑剤132の気液界面148は、収納部材122の外周面122dと第2スラスト部材164のフランジ部164bの内周面164eとの界面隙間158に存在する。別の言い方をすると、潤滑剤132は、その気液界面148が界面隙間158に存在するよう注入される。界面隙間158は下方に向けて徐々に広がることによりキャピラリーシールを形成している。このキャピラリーシールは、潤滑剤132の体積変動を吸収するための潤滑剤溜まりの役割を果たすと共に毛細管現象により潤滑剤132の漏れ出しを抑止する。
つば部材126の上面126aには、スパイラル形状またはヘリングボーン形状の第1スラスト動圧発生溝142が形成され、第1スラスト部材162の下面162aとの間に第1スラスト動圧溝形成領域140が形成される。なお、第1スラスト動圧発生溝142は、つば部材126の上面126aの代わりに第1スラスト部材162の下面162aに形成されてもよい。
つば部材126の下面126bには、スパイラル形状またはヘリングボーン形状の第2スラスト動圧発生溝146が形成され、第2スラスト部材164のフランジ部164bの上面164dとの間に第2スラスト動圧溝形成領域144が形成される。なお、第2スラスト動圧発生溝146は、つば部材126の下面126bの代わりに第2スラスト部材164のフランジ部164bの上面164dに形成されてもよい。また、第2スラスト動圧溝形成領域144を有しない構成、すなわち第2スラスト動圧発生溝146を有しない構成も可能である。
第1スラスト動圧発生溝142および第2スラスト動圧発生溝146は回転体が固定体に対して回転するとき、潤滑剤132に流体動圧を発生させる。第1スラスト動圧発生溝142および第2スラスト動圧発生溝146は、その発生する合成の動圧が潤滑剤132を回転軸R側に押し込むポンプイン方向の流体動圧を発生させる。ポンプイン方向の動圧は、第1スラスト部材162とつば部材126の第1スラスト隙間152と、フランジ部164bとつば部材126の第2スラスト隙間154と、被収納部材128と収納部材122の隙間に相互に離間する方向の浮上力を作用する。これにより、回転体は、固定体と非接触のまま半径方向および軸方向に支持される。
中空胴部122aの内周面122cには、スパイラル形状またはヘリングボーン形状のラジアル動圧発生溝168が形成され、被収納部材128との間にラジアル動圧溝形成領域166が形成される。ラジアル動圧発生溝168は、回転体が固定体に対して回転するとき、潤滑剤132に半径方向の流体動圧を発生させる。半径方向の流体動圧は、収納部材122と被収納部材128とのラジアル軸受隙間130が略一定となるよう作用する。つまり、被収納部材128は、半径方向の流体動圧により、その中心Cが内周面122cの中心軸上に位置するようセンタリングされる。なお、ラジアル動圧発生溝168は、被収納部材128の外周面に形成されてもよい。
第1スラスト動圧溝形成領域140は回転軸Rを環囲する帯状の領域であり、軸方向と略直交するよう形成される。すなわち、第1スラスト動圧溝形成領域140は回転軸Rを中心とした円板状の領域である。第1スラスト動圧溝形成領域140は、その内接円と外接円との半径差が、ラジアル動圧溝形成領域166の軸方向寸法より大きくなるよう形成される。このように形成されることにより、そうでない場合と比較して第1スラスト動圧発生溝142が発生させる流体動圧が大きくなり、スラスト動圧軸受部の軸受剛性が高くなる。スラスト動圧軸受部の軸受剛性が高くなると、例えば、回転体に偏荷重が加えられて回転体の回転軸Rに対してモーメント力を受けても回転軸Rの傾きを抑制することができる。ファンモータを薄型化した場合でも、第1スラスト動圧溝形成領域140は小さくならないので、第1スラスト動圧発生溝142が発生させる流体動圧および軸受剛性の低下を防止できる。第2スラスト動圧溝形成領域144についても同様である。
図3は、FPC106上に配列された6個のコアレス平板コイル108の上面図である。コアレス平板コイル108はFPC106の上面に接着により固定されている。コアレス平板コイル108の巻き始めおよび巻き終わりのワイヤ(不図示)は、FPC106の配線とはんだ付けにより電気的に接続されている。コアレス平板コイル108は平面視で略台形の空芯コイルである。コアレス平板コイル108は自己融着線(self-bonding wire)を巻き回すことで形成される。
6個のコアレス平板コイル108は回転軸Rについて非回転対称となるよう配置される。回転軸Rを基準とするコアレス平板コイル108の角度位置と、そのコアレス平板コイル108に隣接するコアレス平板コイル108の角度位置と、の差をコイルピッチ角度と称す。6個のコアレス平板コイル108について6個のコイルピッチ角度が存在する。本実施の形態では、あるコイルピッチ角度θ1は他の5個のコイルピッチ角度θ2よりも大きく、他の5個のコイルピッチ角度θ2は略等しい。具体的には、あるコイルピッチ角度θ1は120度、他の5個のコイルピッチ角度θ2はそれぞれ48度である。
6個のコアレス平板コイル108に電力を供給する駆動IC182は、FPC106の上面のうち隣接する2つのコアレス平板コイル108の間の部分に取り付けられる。特に駆動IC182は、周方向において、より大きなコイルピッチ角度θ1を形成する2つのコアレス平板コイル108の間に配置される。
駆動IC182の半径方向の配置について、駆動IC182は、インペラ156よりも内側でインペラ156とボトムハウジング110との間の領域を避けた位置に配置される。図3の破線の円184は、インペラ156の内周面に対応する。駆動IC182はこの円184よりも内側すなわち回転軸Rに近い側に配置される。また、インペラ156はこの円184よりも外側に存在するので、駆動IC182は、インペラ156とボトムハウジング110とに挟まれる領域には存在しない。
図4は、ボトムハウジング110上に固定されたFPC106の上面図である。ボトムハウジング110には3つのボトム通風孔186が形成されている。ボトムハウジング110の上面には、FPC106の配置経路に沿ってボトム凹部188が設けられる。FPC106はボトム凹部188に収容される。ボトム凹部188はボトムハウジング110を切削加工またはプレス加工することにより形成される。
以上のように構成されたファンモータ100の動作を説明する。インペラ156を回転させるために、駆動IC182から3相の電流が6個のコアレス平板コイル108に供給される。電流がコアレス平板コイル108を流れることにより、コアレス平板コイル108に磁束が発生する。この磁束によってマグネット136にトルクが与えられ、インペラ156が回転する。インペラ156の回転により通風開口180から風が吹き出す。
本実施の形態に係るファンモータ100によると、排気性能や消費電力の悪化を抑えつつ、ファンモータ100をさらに薄くすることができる。具体的には、回転軸R上におけるファンモータ100の厚さT1(図2参照)は3.2mm以下となる。このようなファンモータ100の薄型化に寄与する主な要因は以下の通りである。
(1)インペラ156の羽根の一部がトップ開口116に進入している。トップハウジング112と内羽根172とを重複させることにより、羽根の送風面の面積の低下を抑えつつファンモータ100の薄型化を進めることができる。
(2)コアレス平板コイル108を使用した軸方向対向型の磁気駆動機構の採用。コアがない分、ファンモータ100をさらに薄くできる。
(3)FPC106はボトム凹部188に収容される。これにより、基本的にはFPC106の厚さ分ファンモータ100全体を薄くできる。
(4)球状の被収納部材128を用いた流体動圧軸受の採用。発明者の当業者としての経験によれば、例えば鉄鋼材料製の球状部材は比較的容易に高い形状精度が得られる。そのため、球状の被収納部材128を用いた流体動圧軸受によれば薄型化した場合にも、その回転精度の低下を抑制しうる。逆に言えば、薄型化しても回転精度の低下が抑制されるため、流体動圧軸受ひいてはファンモータ100の薄型化を進めることができる。
(5)第1スラスト動圧溝形成領域140は、その内接円と外接円との半径差がラジアル動圧溝形成領域166の軸方向寸法より大きくなるよう形成される。これにより、第1スラスト動圧発生溝142が発生する流体動圧が比較的大きくなる。そのため、ラジアル動圧発生溝168は、主にセンタリングの機能を果たせればよいため、ラジアル動圧溝形成領域166を1つにでき、かつ、その軸方向寸法を比較的小さくできる。その結果、ファンモータ100を薄くできる。
ファンモータ100がラップトップPCに搭載される場合、ファンモータ100はキーボードと底板との間に、タブレットPCに搭載される場合、ファンモータ100はLCD(Liquid Crystal Display)パネルと底板との間に配置されるのが一般的である。薄型化の要請から、タブレットPCでLCDパネルの上面から底板の下面まで厚さを、例えば、9mm以下とする場合を考える。ファンモータ100を除く他の部材や隙間の一般的な厚さは以下の通りである。
LCDパネルの厚さ=4mm
底板の厚さ=0.6mm
ファンモータ100とLCDパネルとの隙間=0.6mm
ファンモータ100と底板との隙間=0.6mm。
したがって、ファンモータ100の厚さは3.2mm以下であることが求められるが、ファンモータ100は確かにその要件を満たしている。このように、ファンモータ100は薄型化が求められている電子機器への搭載に適している。
また、本実施の形態に係るファンモータ100では、駆動IC182は、インペラ156よりも内側でインペラ156とボトムハウジング110との間の領域を避けた位置に配置される。遠心送風型のファンモータ100では、この位置はインペラ156の回転により発生する気流の主たる経路から外れる。したがって、気流に対する駆動IC182の筐体の影響を低減することができる。特に、ファンモータの厚さが小さくなってくると、駆動ICの嵩は相対的に大きくなる。したがって、上記の気流に対する影響の低減効果は、ファンモータが薄いほどより顕著となる。
また、本実施の形態に係るファンモータ100では、コアレス平板コイル108は必ずしも回転軸Rに対して回転対称に配置される必要はないことに鑑み、周方向で隣接する2つのコアレス平板コイル108の間に駆動IC182が配置されている。したがって、駆動IC182を回転軸Rのより近くに配置することが可能となる。
以上、実施の形態に係るファンモータ100の構成と動作について説明した。この実施の形態は例示であり、その各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態では、6個のコアレス平板コイル108を使用する場合について説明したが、これに限られない。マグネットの極数とコイルの数との関係は、実施の形態における10極6コイルの他に、例えば4極6コイル、8極6コイル、12極6コイル、10極6コイル、12極9コイル等であってもよい。この関係は、駆動ICを配置するためのスペースやファンモータ100の大きさや電気的特性等を考慮して適宜選択されればよい。
実施の形態では、被収納部材128は球状である場合について説明したが、これに限られない。被収納部材128は、回転体の回転軸Rを一辺とする平面図形を回転軸Rの周りに回転することにより得られる立体状を有していればよい。したがって、被収納部材128は、例えば楕円球状、円錐台状、その他の形状であってもよい。
実施の形態では、ボトム凹部188を一枚のボトムハウジング110に対する切削加工またはプレス加工により形成する場合について説明したが、これに限られない。例えば、ボトムハウジングは多層構造を有してもよい。この場合、ボトム凹部は、ボトムハウジングの表面に対応する層に形成された切り欠きに対応する。
第1変形例に係るボトムハウジング210は、上層212に下層214を貼り付けた2層構造を有する。
図5は、上層212の上面図である。上層212には、3つのボトム通風孔186に対応する上部通風孔218と、ボトム凹部188に対応する上部切り欠き220と、軸受孔120に対応する上部軸受孔260と、が形成されている。
図6は、下層214の上面図である。下層214には、3つのボトム通風孔186に対応する下部通風孔222と、軸受孔120に対応する下部軸受孔262と、が形成されている。
図7は、第1変形例に係るボトムハウジング210を備えるファンモータ200の半断面図である。
かしめや接着によって上層212と下層214とを貼り合わせることにより、図4に示されるボトムハウジング110と同様の形状を有するボトムハウジング210が形成される。
図8は、第2変形例に係るボトムハウジング310の上層312の上面図である。上層312には、プレス切断加工により第1貫通孔320が形成されている。
図9は、ボトムハウジング310の下層314の下面図である。下層314には、プレス切断加工により第1切り欠き322が形成されている。
図10は、ボトムハウジング310の斜視図である。図11は、FPC306が取り付けられたボトムハウジング310の第1貫通孔320付近の断面図である。かしめや接着によって上層312と下層314とを貼り合わせることにより、ボトムハウジング310が形成される。ボトムハウジング310の下面に第1切り欠き322によって形成されるボトム凹部は、FPC306を収容する。第1貫通孔320は第1切り欠き322と連通する。FPC306は第1貫通孔320を通過してボトムハウジング310の上面に引き出される。
図12は、第3変形例に係るボトムハウジング410の上層412の上面図である。上層412には、プレス切断加工により第2貫通孔420が形成されている。
図13は、ボトムハウジング410の下層414の下面図である。下層414には、プレス切断加工により第2切り欠き422が形成されている。
図14は、ボトムハウジング410を上面側から見た斜視図である。図15は、ボトムハウジング410を下面側から見た斜視図である。
一枚のボトムハウジングを切削加工やプレス加工することでボトム凹部を形成する場合、比較的薄いボトムハウジングの表面にさらに非貫通の凹部を設ける必要があるので、比較的高い加工精度が要求される。これに対して第1から第3変形例によると、基本的には板材に孔や切り欠きを設ける加工によってボトム凹部を形成できる。これにより、貼り合わせ処理の手間を考慮してもボトムハウジングの形成がより容易となり、製造コストを低減できる。
また、第1から第3変形例によると、上層または下層の厚さ自体がボトム凹部の深さになるので、ボトム凹部の深さのばらつきを抑えることができる。また、第1から第3変形例によると、ファンモータはコアレス平板コイル108の底面に金属板を複数積層する構造となるので、渦電流による損失を低減し、電気効率を高めることができる。
実施の形態では、被収納部材128が回転体に固定され、被収納部材128が固定体に対して回転する場合について説明したが、これに限られない。例えば、被収納部材を固定体に固定し、回転体を被収納部材に対して回転させてもよい。また例えば、被収納部材を回転体および固定体のいずれにも固定しなくてもよい。
図16は、第4変形例に係るファンモータ500の断面図である。図16では、被収納部材が固定体に固定される場合について説明する。回転体は、ハブ138と、収納部材522と、第1スラスト部材162と、第2スラスト部材164と、インペラ156と、を含む。固定体は、ハウジングと、被収納部材保持部560と、仲介部材124と、つば部材126と、を備える。
被収納部材保持部560は略円柱状を有し、SUS430やSUS303等の鉄鋼材料や銅合金などの金属材料により形成される。被収納部材保持部560は仲介部材124に対して例えば接着固定される。被収納部材保持部560の上面には保持凹部560aが形成される。被収納部材保持部560にはつば部材126が固定される。特に、つば部材126は、その上面126aが被収納部材128を環囲するよう被収納部材保持部560に固定される。
ハブ138の内周面138g側には収納部材522が結合される。収納部材522は、中空胴部522aと底部522bとが一体に形成された有底カップ形状を有し、その底部522bを上にしてハブ138に結合される。中空胴部522aは、円錐台状の内周面522cを有する。なお、内周面522cは、円筒状、その他の形状であってもよい。収納部材522には被収納部材128が収まり、内周面522cはラジアル軸受隙間530を介して被収納部材128の側面128aを環囲する。
収納部材522の内周面522cには、スパイラル形状またはヘリングボーン形状のラジアル動圧発生溝568が形成され、被収納部材128との間にラジアル動圧溝形成領域566が形成される。ラジアル動圧溝形成領域566およびラジアル動圧発生溝568は、図2のラジアル動圧溝形成領域166およびラジアル動圧発生溝168にそれぞれ対応する。
携帯型電子機器に実施の形態に係るファンモータ100を複数搭載することも可能である。図17は、ラップトップPCに搭載された実施の形態に係る2つのファンモータ100を示す模式図である。図17はラップトップPCの内部を背面から見た図に対応する。図17では、説明を分かりやすくするため、バッテリ等の他の部材の表示は省略する。
2つのファンモータ100が生成する風は金属製の伝熱バー602に吹きつけられる。一方のファンモータ100は伝熱バー602の一端に風を吹き付け、他方のファンモータ100は伝熱バー602の他端に風を吹き付けている。一方のファンモータ100の回転軸は他方のファンモータ100の回転軸と略平行である。一方のファンモータ100のインペラの回転の向きは他方のファンモータ100のインペラの回転の向きと逆である。
伝熱バー602の中間部分は基板604に取り付けられている。基板604上にはCPU606やメモリ608等のICが取り付けられている。2つのファンモータ100は、伝熱バー602を介して間接的にこれらのICを冷却する。
100 ファンモータ、 102 ハウジング、 106 FPC、 108 コアレス平板コイル、 122 収納部材、 124 仲介部材、 126 つば部材、 128 被収納部材、 132 潤滑剤、 136 マグネット、 138 ハブ、 156 インペラ、 160 被収納部材保持部、 162 第1スラスト部材、 164 第2スラスト部材、 R 回転軸。

Claims (11)

  1. 回転することで風を起こすよう構成された回転体と、
    前記回転体を回転自在に支持する固定体と、
    前記回転体を前記固定体に対して回転させる駆動機構と、を備え、
    前記回転体と前記固定体とには潤滑剤が介在し、
    前記回転体は、羽根部材が固定されたハブを含み、
    前記固定体は、前記駆動機構を支持するベースを含み、
    前記固定体と前記回転体の一方は、前記回転体の回転軸を一辺とする平面図形を当該回転軸の周りに回転することにより得られる立体状の被収納部材と、当該被収納部材を環囲して半径方向外向きに延伸する環状端面を有する環囲部材と、をさらに含み、
    前記被収納部材は、前記回転体の回転軸を含む断面の形状が円弧を含む楕円弧状またはテーパー状である被環囲面を有し、
    前記固定体と前記回転体の他方は、前記被環囲面を環囲する環囲面を有し前記被収納部材の一部を収納する収納部材と、前記環囲部材と軸方向に対向する対向部材と、をさらに含み、
    前記環囲部材の前記対向部材と対向する面またはその面と対向する前記対向部材の面の少なくとも一方にはスラスト動圧発生溝が形成され、
    前記スラスト動圧発生溝は、前記回転体が前記固定体に対して回転するとき、前記潤滑剤に流体動圧を発生させ、当該流体動圧によって前記回転体は前記固定体に対して非接触状態で支持されることを特徴とするファンモータ。
  2. 前記被収納部材は、前記回転体の回転軸上に中心を有する球体を含み、前記被環囲面は前記球体の球面であることを特徴とする請求項1に記載のファンモータ。
  3. 前記収納部材は、前記回転体が前記固定体に対して回転するとき、前記潤滑剤に流体動圧を発生するラジアル動圧発生溝を有することを特徴とする請求項1または2に記載のファンモータ。
  4. 前記スラスト動圧発生溝の形成領域の内接円と外接円の半径差は、前記ラジアル動圧発生溝の形成領域の軸方向距離より大きいことを特徴とする請求項3に記載のファンモータ。
  5. 前記環囲部材に固定的に支持され、前記対向部材と軸方向に対向する別の環囲部材をさらに備え、
    前記別の環囲部材の前記対向部材と対向する面またはその面と対向する前記対向部材の面の少なくとも一方には別のスラスト動圧発生溝が形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のファンモータ。
  6. 前記駆動機構は、
    前記ベースに固定され、軸方向に沿って磁束を発生させる磁束発生部と、
    前記ハブに固定され、前記磁束発生部と軸方向で対向するマグネットと、を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のファンモータ。
  7. 前記磁束発生部は、周方向に沿って設けられた6個または9個のコイルを有し、
    前記マグネットには前記コイルに対応する複数の磁極が周方向に沿って形成され、
    前記ハブは磁性体から形成されることを特徴とする請求項6に記載のファンモータ。
  8. 前記羽根部材は、
    前記ハブを環囲して前記ハブに固定される円環部と、
    前記円環部から半径方向外向きに伸びる複数の内羽根と、
    前記複数の内羽根のうちの少なくともひとつの半径方向外側の端部からさらに半径方向外向きに伸びる外羽根と、を有することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のファンモータ。
  9. 前記固定体は、前記ベースと軸方向で対向するカバーを含み、
    前記カバーには、前記回転体の回転軸を中心とする開口が設けられ、
    前記複数の内羽根は、その一部が前記カバーの開口に進入するよう前記外羽根よりも軸方向で突出しており、
    前記複数の内羽根と前記外羽根との境界は前記カバーの開口の縁に対応することを特徴とする請求項8に記載のファンモータ。
  10. 前記固定体は、
    前記ベースと軸方向で対向するカバーと、
    前記カバーを前記ベースに対して支える側壁部と、を含み、
    前記ベース、前記カバーおよび前記側壁部は、前記回転体が収納される収納空間を画定し、
    前記カバーには、前記回転体の回転軸を中心とする開口が設けられ、
    前記側壁部は前記回転体を部分的に環囲し、
    前記回転体の回転中、風は前記側壁部が途切れる部分を通過することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のファンモータ。
  11. 当該ファンモータは、前記固定体の回転軸方向における厚さが3.2mm以下となるよう構成されることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のファンモータ。
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