JP2015080940A - 繊維強化プラスチックの成形方法及び成形具 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂を成形具に供給する際に、繊維による抵抗を小さくすることができ、かつ、これを簡易な設備で実施することができる成形方法を提供する。【解決手段】本発明に係る成形方法は、暫定型20を弾性フィルム30で覆い、暫定型20と弾性フィルム30の間の空気を排出して、弾性フィルム30を暫定型20の形状に変形させる工程と、変形した弾性フィルム30に沿って繊維101を配置する工程と、成形型10と暫定型20を重ね合わせる工程と、弾性フィルム30と成形型10とによって画された成形部33に樹脂102を供給する工程と、弾性フィルム30と暫定型20の間に高圧空気103を供給して、弾性フィルム30を暫定型20の暫定面23から離間させ、その状態で成形部33内の樹脂102を硬化させる工程と、を含む。【選択図】図7

Description

本発明は、繊維強化プラスチックの成形方法に関する。また、繊維強化プラスチックを成形するため成形具に関する。
繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics;以下、「FRP」と称す)の成形方法の1つにRTM(Resin Transfer Molding)成形法がある。RTM成形法は、繊維が配置された成形型の内部に所定の圧力で樹脂を供給し、樹脂の圧力を維持したまま樹脂を硬化させる方法である。RTM成形法によれば、繊維に樹脂を含浸させつつ、この繊維と樹脂からなるFRPの成形を行うことができる。
RTM成形法では、樹脂が硬化する前に樹脂を成形型(繊維)の隅々にまで供給する必要がある。ただし、樹脂を成形型の内部に供給する際、高い繊維密度(成形が行われる空間の容積に対する繊維の量の割合)で配置された繊維が大きな抵抗となる。ここで、特許文献1には、成形型の内部に樹脂を供給する際に上型と下型の締め付けを緩めることで内部の容積を増加させる一方、樹脂を供給した後には上型と下型の締め付けを元に戻すという方法が開示されている。特許文献1に記載の方法によれば、成形型の内部に樹脂を供給する際、成形型の容積が増えるため、繊維密度が小さくなって繊維による抵抗が小さくなる。
特開2007−301723号公報
ところで、特許文献1に記載の方法を実施するためには、樹脂の圧力に対抗して上型と下型を締め付けることができる大きな駆動力と高い動作精度(締め付けによる隙間の変動は0.1〜5mm)を備えた装置が必要である。このような装置としては、例えば高精度の油圧プレスを備えた装置が考えられるが、高精度の油圧プレスを備えた装置は構成が複雑で、大型化も避けられない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、樹脂を成形具に供給する際に繊維による抵抗を小さくすることができ、かつ、これを簡易な設備で実施することができる成形方法を提供することを目的としている。
本発明のある形態に係る繊維強化プラスチックの成形方法は、成形品の一方の面の反転形状を有する凸状の成形型と、前記成形型と重なり前記成形型との間に前記成形品よりも大きな拡大空間を形成し、前記拡大空間に面する暫定面を有する凹状の暫定型と、前記成形型と前記暫定型の間に配置される弾性フィルムと、を備えた成形具を使用し、前記暫定型を前記弾性フィルムで覆い、前記暫定型と前記弾性フィルムの間の空気を排出して、前記弾性フィルムを前記暫定型の形状に変形させる工程と、変形した前記弾性フィルムに沿って繊維を配置する工程と、前記繊維を配置した後、前記成形型と前記暫定型を重ね合わせる工程と、前記弾性フィルムと前記成形型とによって画された成形部に樹脂を供給する工程と、前記成形部に樹脂を供給した後、前記弾性フィルムと前記暫定型の間に高圧空気を供給して、前記弾性フィルムを前記暫定型の暫定面から離間させ、その状態で前記成形部内の樹脂を硬化させる工程と、を含む。
かかる構成では、弾性フィルムと暫定型の間に高圧空気を供給することで、成形部の大きさが変化する。そのため、成形部の容積が大きく繊維による抵抗が小さい状態で樹脂を成形型に供給する一方、樹脂を硬化させる際には成形品の大きさに合わせて成形部の容積を小さくすることができる。しかも、高圧空気の圧力は、樹脂の圧力よりも大きければよいため、精密な制御を行うための設備は不要である。さらに、上記の構成によれば、成形品の他方の面を弾性フィルムで成形することができる。そのため、成形品の他方の面を成形するための成形型は不要である。
また、本発明の他の形態に係る繊維強化プラスチックの成形方法は、成形品の一方の面の反転形状を有する凹状の成形型と、前記成形型と重なり前記成形型との間に前記成形品よりも大きな拡大空間を形成し、前記拡大空間に面する暫定面を有する凸状の暫定型と、前記成形型と前記暫定型の間に配置される弾性フィルムと、を備えた成形具を使用し、前記暫定型を前記弾性フィルムで覆い、前記暫定型と前記弾性フィルムの間の空気を排出して、前記弾性フィルムを前記暫定型の形状に変形させる工程と、前記成形型に沿って繊維を配置する工程と、前記繊維を配置した後、前記成形型と前記暫定型を重ね合わせる工程と、前記弾性フィルムと前記成形型とによって画された成形部に樹脂を供給する工程と、前記成形部に樹脂を供給した後、前記弾性フィルムと前記暫定型の間に高圧空気を供給して、前記弾性フィルムを前記暫定型の暫定面から離間させ、その状態で前記成形部内の樹脂を硬化させる工程と、を含む。かかる構成の場合も前述した成形方法と同様の作用効果を得ることができる。
また、本発明のさらに他の形態に係る繊維強化プラスチックの成形方法は、成形品の一方の面の反転形状を有する凸状の成形型と、前記成形型と重なり前記成形型との間に前記成形品よりも大きな拡大空間を形成し、前記拡大空間に面する暫定面を有する凹状の暫定型と、前記成形型と前記暫定型の間に配置される弾性フィルムと、を備えた成形具を使用し、前記成形型に沿って繊維を配置する工程と、前記成形型に沿って配置された繊維を前記弾性フィルムで覆い、当該弾性フィルムを引き伸ばしつつ前記成形型の形状に沿って変形させながら前記成形型と前記暫定型を重ね合わせる工程と、前記弾性フィルムと前記成形型とによって画される成形部に樹脂を供給し、前記弾性フィルムを前記暫定型の形状に変形させる工程と、前記成形部に樹脂を供給した後、前記弾性フィルムと前記暫定型の間に高圧空気を供給して、前記弾性フィルムを前記暫定型の暫定面から離間させ、その状態で前記成形部内の樹脂を硬化させる工程と、を含む。かかる構成の場合も前述した成形方法と同様の作用効果を得ることができる。
また、本発明のさらに他の形態に係る繊維強化プラスチックの成形方法は、成形品の一方の面の反転形状を有する凹状の成形型と、前記成形型と重なり前記成形型との間に前記成形品よりも大きな拡大空間を形成し、前記拡大空間に面する暫定面を有する凸状の暫定型と、前記成形型と前記暫定型の間に配置される弾性フィルムと、を備えた成形具を使用し、前記成形型に沿って繊維を配置する工程と、当該弾性フィルムを引き伸ばしつつ前記暫定型の形状に沿って変形させながら前記成形型と前記暫定型を重ね合わせる工程と、前記弾性フィルムと前記成形型とによって画される成形部に樹脂を供給する工程と、前記成形部に樹脂を供給した後、前記弾性フィルムと前記暫定型の間に高圧空気を供給して、前記弾性フィルムを前記暫定型の暫定面から離間させ、その状態で前記成形部内の樹脂を硬化させる工程と、を含む。かかる構成の場合も前述した成形方法と同様の作用効果を得ることができる。
また本発明のある形態に係る繊維強化プラスチックの成形具は、成形品の一方の面の反転形状を有する成形型と、前記成形型に重なり前記成形型との間に前記成形品よりも大きな拡大空間を形成し、前記拡大空間に面する暫定面を有する暫定型と、前記成形型と前記暫定型の間に配置される弾性フィルムと、を備え、前記弾性フィルムは、当該弾性フィルムが前記暫定型の暫定面に沿って変形し、かつ、当該弾性フィルムと前記成形型とによって画される成形部に繊維及び樹脂が供給された状態で、前記弾性フィルムと前記暫定型との間に高圧空気が供給されると、当該弾性フィルムが前記暫定型の暫定面から離間するように構成されている。かかる成形具を用いれば、前述した各成形方法を実施することができる。
以上のとおり、上記の成形方法によれば、樹脂を成形具に供給する際に繊維による抵抗を小さくすることができ、かつ、これを簡易な設備で実施することができる。
図1は、第1実施形態に係る成形具の分解断面図である。 図2は、第1実施形態に係る成形方法を示した図である。 図3は、第1実施形態に係る成形方法を示した図である。 図4は、第1実施形態に係る成形方法を示した図である。 図5は、第1実施形態に係る成形方法を示した図である。 図6は、第1実施形態に係る成形方法を示した図である。 図7は、第1実施形態に係る成形方法を示した図である。 図8は、第1実施形態に係る成形方法を示した図である。 図9は、第2実施形態に係る成形具の分解断面図である。 図10は、第2実施形態に係る成形方法を示した図である。 図11は、第2実施形態に係る成形方法を示した図である。 図12は、第3実施形態に係る成形具の分解断面図である。 図13は、第3実施形態に係る成形方法を示した図である。 図14は、第3実施形態に係る成形方法を示した図である。 図15は、第4実施形態に係る成形具の分解断面図である。 図16は、第4実施形態に係る成形方法を示した図である。 図17は、第4実施形態に係る成形方法を示した図である。
以下、本発明の第1実施形態乃至第4実施形態について図を参照しながら説明する。以下では、全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同じ符号を付して、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
<成形具の構成>
まず、第1実施形態に係る成形具100の構成について説明する。図1は、成形具100の分解断面図である。図1に示すように、成形具100は、成形型10と、暫定型20と、弾性フィルム30と、固定部材40と、隙間調整部材50と、を備えている。以下、これらの構成要素について順に説明する。
成形型10は、成形品104(図8参照)の一方の面の反転形状を有する部材である。本実施形態の成形型10は凸状であり、成形具100の上方部分にあたる。成形型10には、成形具100の内部と成形具100の外部をつなぐ第1通路11が複数箇所(本実施形態では3箇所)に形成されている。各第1通路11は、開閉バルブを有する配管(図示せず)に連結されており、これらの配管を介して空気が吸引され又は樹脂が供給される。
暫定型20は、成形型10と重なることで成形型10との間に成形品104(図8参照)よりも大きな拡大空間22(図4参照)を形成する部材である。本実施形態の暫定型20は凹状であり、成形具100の下方部分にあたる。暫定型20には、成形具100の内部と成形具100の外部をつなぐ第2通路21が形成されている。第2通路21は、開閉バルブを有する配管(図示せず)に連結されており、この配管を介して空気の供給及び吸引が行われる。また、暫定型20は、拡大空間22に面する暫定面23を有している。
弾性フィルム30は、成形型10と暫定型20の間に配置されている。この弾性フィルム30と成形型10で画された成形部31において、成形品104が成形される。弾性フィルム30は高い伸縮性を有しており、成形型10又は暫定型20の形状に沿って変形できるように構成されている。一例として、弾性フィルム30はシリコーン樹脂製のフィルムで形成されていてもよく、フッ素樹脂製のフィルムで形成されていてもよい。なお、本実施形態の弾性フィルム30は、平面膜状に形成されており、その厚みは、後述する隙間調整部材50の高さ(厚さ)よりも大きくなるよう構成されている。
固定部材40は、成形型10と暫定型20を固定するための部材である。本実施形態では、固定部材40としてボルトを使用しているが、他の部材であってもよい。例えば、成形を行う際、成形型10と暫定型20が互いに離れる方向に力がかかるが、この力に耐えうるものであれば成形型10と暫定型20の両方に係止するフック状の部材を固定部材40として採用してもよい。
隙間調整部材50は、成形型10と暫定型20によって挟持される部材であって、高さ(厚さ)を変更できるように構成されている。隙間調整部材50は、その高さを変更することにより、拡大空間22の大きさを調整することができる。本実施形態の隙間調整部材50は、いわゆるシムであるが、これに代えてジャッキボルトを採用してもよく、また、傾斜部を有する一組の部材の相対位置を変えて高さを変更するような構成を採用してもよい。
<成形方法>
次に、本実施形態に係る成形方法について説明する。図2から図8は、本実施形態に係る成形方法を順に示した図である。
まず、図2に示すように、暫定型20の内面(暫定面23)に沿うようにして弾性フィルム30を暫定型20に取り付ける。具体的には、暫定型20を弾性フィルム30で覆い、その状態で暫定型20と弾性フィルム30との間の空気を第2通路21から排出する。これにより、弾性フィルム30は暫定型20の暫定面23に密着し、暫定型20の形状に変形する。
続いて、図3に示すように、暫定型20の形状に変形した弾性フィルム30に沿って繊維101を配置する。つまり、弾性フィルム30の成形型10(図1参照)に対向する面に繊維101を敷き詰める。
続いて、図4に示すように、弾性フィルム30の端部及び隙間調整部材50を挟むようにして、成形型10を暫定型20と重ね合わせる。そして、この状態で固定部材40によって暫定型20と成形型10を固定する。なお、弾性フィルム30の端部は全周に渡って成形型10と暫定型20の間に挟まれており、これにより弾性フィルム30は成形型10及び暫定型20に固定される。また、このとき弾性フィルム30と成形型10で画される成形部31の容積は、成形品104(図8参照)の体積よりも大きい。つまり、成形部31の容積に対する繊維101の量の割合(繊維密度)は、成形品104の体積に対する繊維の量の割合よりも小さい。
続いて、図5に示すように、成形部31の空気を吸引する真空引きを行う。図5の例では、中央に位置する第1通路11に連結された配管の開閉バルブを閉めて、左右に位置する第1通路11を介して成形部31の空気を吸引する。このような真空引きを行うことで、成形部31に樹脂102を供給する際に空気が成形部31に取り残されるのを防ぐことができる。なお、成形部31の真空引きを行う際には、弾性フィルム30が成形型10側に引き寄せられないように、第2通路21からも吸引を行う。
続いて、図6に示すように、成形部31に樹脂102を供給する。図6の例では、左右の第1通路11を介して引き続き成形部31の空気を吸引しつつ、中央の第1通路11から所定圧力で樹脂102を成形部31に供給する。これにより、成形部31では中央から左右へ向かう樹脂102の流れができ、成形部31の隅々にまで樹脂102が供給される。なお、成形部31に樹脂102を供給する時点では、繊維密度が小さいため、繊維101による抵抗は小さい。
続いて、図7に示すように、左右に位置する第1通路11に連結される配管の開閉バルブを閉めて樹脂102の流れを止める。そして、中央に位置する第1通路11を介して樹脂102を所定の圧力で成形部31に供給し、この状態を維持する。さらに、この状態において、第2通路21を介して樹脂102の圧力よりも大きい高圧空気103を暫定型20と弾性フィルム30の間に供給する。これにより、弾性フィルム30は成形型10側に付勢されて、暫定型20の暫定面23から離間する。このとき、成形部31の容積は、成形品104の体積と一致する(繊維101の厚さによる決まる容積となる)。
その後、樹脂102が硬化するまで、弾性フィルム30が暫定面23から離間した状態を維持する。本実施形態の樹脂102は熱硬化性樹脂であり、樹脂102を成形具100に供給する時点で成形型10は加熱されている。そのため、樹脂102は所定時間後に硬化して繊維101を含んだプラスチック、すなわちFRPが所定の形状に成形される。なお、パスカルの原理により、弾性フィルム30の表面には高圧空気103から均一の圧力が加わる。そのため、弾性フィルム30は伸縮性を有しているにもかかわらず、表面に大きな凹凸は生じない。その結果、成形品104の表面にも大きな凹凸が生じることはない。
最後に、図8に示すように、第1通路11からの樹脂102の供給及び第2通路21からの高圧空気103の供給を止めて、成形型10を暫定型20から取り外す。そして、成形品104を成形具100から取り出す。以上で、所定の形状を有する成形品104が完成する。
このように、本実施形態によれば、樹脂102を成形具100に供給する際には、繊維101による抵抗を小さくすることができる。そのため、樹脂102が硬化する前に樹脂102を成形具100の隅々にまで供給することができる。また、弾性フィルム30と暫定型20の間に高圧空気103を供給するか否かの制御で、成形部31の容積を変更することができる。そのため、本実施形態では、高圧空気103の精密な圧力制御等を行うための設備は不要である。さらに、成形品104の他方の面は、弾性フィルム30で成形することができるため、成形品104の両面を成形型で成形する場合に比べて、より簡易な設備で実施することができる。
(第2実施形態)
<成形具の構成>
次に、第2実施形態に係る成形具200の構成について説明する。図9は、成形具200の分解断面図である。図9に示すように、成形具200は、成形具100と同様に、成形型10と、暫定型20と、弾性フィルム30と、固定部材40と、隙間調整部材50と、を備えている。このうち、成形型10が凹状であって成形具200の下方部分にあたる点で、第1実施形態の場合と異なる。また、暫定型20が凸状であって成形具200の上方部分にあたる点でも、第1実施形態の場合と異なる。それ以外の点については、一部寸法が異なる等を除き本実施形態に係る成形具200と第1実施形態に係る成形具100とは基本的に同じ構成を有している。
<成形方法>
次に、本実施形態に係る成形方法について説明する。図10及び図11は、本実施形態に係る成形方法の一部を示した図である。本実施形態では、まず、図10に示すように、暫定型20の暫定面23を弾性フィルム30で覆い、その状態で暫定型20と弾性フィルム30との間の空気を第2通路21から排出する。これにより、弾性フィルム30は暫定型20の暫定面23に密着し、暫定型20の形状に変形する。また、図10に示すように、成形型10に沿って繊維101を配置する。
続いて、図11に示すように、弾性フィルム30の端部及び隙間調整部材50を挟んで、成形型10を暫定型20と重ね合わせる。そして、この状態で固定部材40によって暫定型20と成形型10を固定する。
これ以降の工程は、第1実施形態の図5から図8を用いて説明した内容と基本的に同じである。つまり、成形部31を真空引きした後、その成形部31に樹脂102を供給し、高圧空気103を暫定型20と弾性フィルム30の間に供給することで、弾性フィルム30を暫定型20の暫定面23から離間させる。そして、この状態で樹脂102を硬化させることで、成形品104が完成する。
以上のように、本実施形態では成形型10が凹状であり暫定型20が凸状であるが、第1実施形態の場合と同様の作用効果を得ることができる。
(第3実施形態)
<成形具の構成>
次に、第3実施形態に係る成形具300の構成について説明する。図12は、成形具300の分解断面図である。図12に示すように、成形具300は、成形具100と同様に、成形型10と、暫定型20と、弾性フィルム30と、固定部材40と、隙間調整部材50と、を備えている。このうち、成形型10が成形具200の下方部分にあたる点で、第1実施形態の場合と異なる。また、暫定型20が成形具200の上方部分にあたる点でも、第1実施形態の場合と異なる。それ以外の点については、一部寸法が異なる等を除き本実施形態に係る成形具300と第1実施形態に係る成形具100とは基本的に同じ構成を有している。
<成形方法>
次に、本実施形態に係る成形方法について説明する。図13及び図14は、本実施形態に係る成形方法の一部を示した図である。本実施形態では、まず、図13に示すように、成形型10に沿って繊維101を配置する。
続いて、図14に示すように、弾性フィルム30の端部及び隙間調整部材50を挟んで、成形型10を暫定型20と重ね合わせ、暫定型20と成形型10を固定する。ただし、本実施形態では、成形型10を暫定型20と重ね合わせるのに伴って、成形型10に沿って配置された繊維を弾性フィルム30で覆い、当該弾性フィルム30を引き伸ばしつつ成形型10の形状に沿って変形させる。
これ以降の工程は、第1実施形態の図5から図8を用いて説明した内容と基本的に同じである。つまり、成形部31を真空引きした後、その成形部31に樹脂102を供給し、高圧空気103を暫定型20と弾性フィルム30の間に供給することで、弾性フィルム30を暫定型20の暫定面23から離間させる。そして、この状態で樹脂102を硬化させることで、成形品104が完成する。ただし、本実施形態では、成形部31に樹脂102を供給する際に、弾性フィルム30は暫定型20の形状に変形する。
以上のように、本実施形態では弾性フィルム30を変形させるにあたり、暫定型20と弾性フィルム30との間の空気を吸引する工程は不要となる。また、第1実施形態の場合と同様の作用効果も得ることができる。
(第4実施形態)
<成形具の構成>
次に、第4実施形態に係る成形具400の構成について説明する。図15は、成形具400の分解断面図である。図15に示すように、成形具400は、成形具100と同様に、成形型10と、暫定型20と、弾性フィルム30と、固定部材40と、隙間調整部材50と、を備えている。このうち、成形型10が凹状であって成形具200の下方部分にあたる点で、第1実施形態の場合と異なる。また、暫定型20が凸状であって成形具200の上方部分にあたる点でも、第1実施形態の場合と異なる。それ以外の点については、一部寸法が異なる等を除き本実施形態に係る成形具400と第1実施形態に係る成形具100とは基本的に同じ構成を有している。つまり、成形具400は、第2実施形態の成形具200と基本的に同じ構成を有している(図9参照)。
<成形方法>
次に、本実施形態に係る成形方法について説明する。図16及び図17は、本実施形態に係る成形方法の一部を示した図である。本実施形態では、まず、図16に示すように、成形型10に沿って繊維101を配置する。
続いて、図17に示すように、弾性フィルム30の端部及び隙間調整部材50を挟んで、成形型10を暫定型20と重ね合わせ、暫定型20と成形型10を固定する。ただし、本実施形態では、成形型10を暫定型20と重ね合わせるのに伴って、当該弾性フィルム30を引き伸ばしつつ暫定型20の形状に沿って変形させる。
これ以降の工程は、第1実施形態の図5から図8を用いて説明した内容と基本的に同じである。つまり、成形部31を真空引きした後、その成形部31に樹脂102を供給し、高圧空気103を暫定型20と弾性フィルム30の間に供給することで、弾性フィルム30を暫定型20の暫定面23から離間させる。そして、この状態で樹脂102を硬化させることで、成形品104が完成する。
以上のように、本実施形態では成形型10が凹状であり暫定型20が凸状であるが、第3実施形態の場合と同様に、弾性フィルム30を変形させるにあたり、暫定型20と弾性フィルム30との間の空気を吸引する工程は不要となる。また、第1実施形態の場合と同様の作用効果も得ることができる。
以上、実施形態について図を参照して説明したが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
本発明に係る成形方法は、樹脂を成形具に供給する際に繊維による抵抗を小さくすることができ、かつ、これを簡易な設備で実施することができる。そのため、FRP成形の技術分野において有益である。
10 成形型
20 暫定型
22 拡大空間
30 弾性フィルム
31 成形部
100、200、300、400 成形具
101 繊維
102 樹脂
103 高圧空気
104 成形品

Claims (5)

  1. 成形品の一方の面の反転形状を有する凸状の成形型と、
    前記成形型と重なり前記成形型との間に前記成形品よりも大きな拡大空間を形成し、前記拡大空間に面する暫定面を有する凹状の暫定型と、
    前記成形型と前記暫定型の間に配置される弾性フィルムと、を備えた成形具を使用し、
    前記暫定型を前記弾性フィルムで覆い、前記暫定型と前記弾性フィルムの間の空気を排出して、前記弾性フィルムを前記暫定型の形状に変形させる工程と、
    変形した前記弾性フィルムに沿って繊維を配置する工程と、
    前記繊維を配置した後、前記成形型と前記暫定型を重ね合わせる工程と、
    前記弾性フィルムと前記成形型とによって画された成形部に樹脂を供給する工程と、
    前記成形部に樹脂を供給した後、前記弾性フィルムと前記暫定型の間に高圧空気を供給して、前記弾性フィルムを前記暫定型の暫定面から離間させ、その状態で前記成形部内の樹脂を硬化させる工程と、を含む繊維強化プラスチックの成形方法。
  2. 成形品の一方の面の反転形状を有する凹状の成形型と、
    前記成形型と重なり前記成形型との間に前記成形品よりも大きな拡大空間を形成し、前記拡大空間に面する暫定面を有する凸状の暫定型と、
    前記成形型と前記暫定型の間に配置される弾性フィルムと、を備えた成形具を使用し、
    前記暫定型を前記弾性フィルムで覆い、前記暫定型と前記弾性フィルムの間の空気を排出して、前記弾性フィルムを前記暫定型の形状に変形させる工程と、
    前記成形型に沿って繊維を配置する工程と、
    前記繊維を配置した後、前記成形型と前記暫定型を重ね合わせる工程と、
    前記弾性フィルムと前記成形型とによって画された成形部に樹脂を供給する工程と、
    前記成形部に樹脂を供給した後、前記弾性フィルムと前記暫定型の間に高圧空気を供給して、前記弾性フィルムを前記暫定型の暫定面から離間させ、その状態で前記成形部内の樹脂を硬化させる工程と、を含む繊維強化プラスチックの成形方法。
  3. 成形品の一方の面の反転形状を有する凸状の成形型と、
    前記成形型と重なり前記成形型との間に前記成形品よりも大きな拡大空間を形成し、前記拡大空間に面する暫定面を有する凹状の暫定型と、
    前記成形型と前記暫定型の間に配置される弾性フィルムと、を備えた成形具を使用し、
    前記成形型に沿って繊維を配置する工程と、
    前記成形型に沿って配置された繊維を前記弾性フィルムで覆い、当該弾性フィルムを引き伸ばしつつ前記成形型の形状に沿って変形させながら前記成形型と前記暫定型を重ね合わせる工程と、
    前記弾性フィルムと前記成形型とによって画される成形部に樹脂を供給し、前記弾性フィルムを前記暫定型の形状に変形させる工程と、
    前記成形部に樹脂を供給した後、前記弾性フィルムと前記暫定型の間に高圧空気を供給して、前記弾性フィルムを前記暫定型の暫定面から離間させ、その状態で前記成形部内の樹脂を硬化させる工程と、を含む繊維強化プラスチックの成形方法。
  4. 成形品の一方の面の反転形状を有する凹状の成形型と、
    前記成形型と重なり前記成形型との間に前記成形品よりも大きな拡大空間を形成し、前記拡大空間に面する暫定面を有する凸状の暫定型と、
    前記成形型と前記暫定型の間に配置される弾性フィルムと、を備えた成形具を使用し、
    前記成形型に沿って繊維を配置する工程と、
    当該弾性フィルムを引き伸ばしつつ前記暫定型の形状に沿って変形させながら前記成形型と前記暫定型を重ね合わせる工程と、
    前記弾性フィルムと前記成形型とによって画される成形部に樹脂を供給する工程と、
    前記成形部に樹脂を供給した後、前記弾性フィルムと前記暫定型の間に高圧空気を供給して、前記弾性フィルムを前記暫定型の暫定面から離間させ、その状態で前記成形部内の樹脂を硬化させる工程と、を含む繊維強化プラスチックの成形方法。
  5. 成形品の一方の面の反転形状を有する成形型と、
    前記成形型と重なり前記成形型との間に前記成形品よりも大きな拡大空間を形成し、前記拡大空間に面する暫定面を有する暫定型と、
    前記成形型と前記暫定型の間に配置される弾性フィルムと、を備え、
    前記弾性フィルムは、当該弾性フィルムが前記暫定型の暫定面に沿って変形し、かつ、当該弾性フィルムと前記成形型とによって画される成形部に繊維及び樹脂が供給された状態で、前記弾性フィルムと前記暫定型との間に高圧空気が供給されると、当該弾性フィルムが前記暫定型の暫定面から離間するように構成されている、繊維強化プラスチックの成形具。
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