JP2015079565A - 燃料電池スタック - Google Patents

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秀忠 小嶋
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秀晴 内藤
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Seishi Yoshinaga
成志 好永
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Abstract

【課題】Hフロー型冷却媒体流路の下流側にヒートスポットが発生することを確実に阻止し、熱による劣化を可及的に抑制することを可能にする。【解決手段】燃料電池スタック10は、複数の燃料電池12を積層する。各燃料電池12を構成し互いに隣接する第1セパレータ24と第3セパレータ30との間に、冷却媒体流路52が形成される。冷却媒体流路52の一部である第2冷却媒体流路52Bでは、波状凸部52a間に複数本の波状流路溝52bが設けられる。流路幅方向中央側の波状流路溝52bmの流路幅は、流路幅方向両端側の波状流路溝52bの流路幅よりも幅広に設定される。【選択図】図2

Description

本発明は、電解質膜の両側に電極が設けられる電解質膜・電極構造体とセパレータとが積層される燃料電池を有し、複数の前記燃料電池が積層される燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の一方の面側にアノード電極が、他方の面側にカソード電極が、それぞれ配設された電解質膜・電極構造体(MEA)を備えている。電解質膜・電極構造体は、セパレータによって挟持された発電セルが構成されている。燃料電池は、通常、所定の数の発電セルを積層することにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして燃料電池電気車両に組み込まれている。
燃料電池では、セパレータの面内に、アノード電極に燃料ガスを流すための燃料ガス流路と、カソード電極に酸化剤ガスを流すための酸化剤ガス流路とが設けられている。一方、互いに隣接するセパレータ間には、冷却媒体を流すための冷却媒体流路が前記セパレータの面方向に沿って設けられている。
燃料電池では、積層方向に貫通して燃料ガスを流通させる燃料ガス連通孔と、酸化剤ガスを流通させる酸化剤ガス連通孔と、冷却媒体を流通させる冷却媒体連通孔とが設けられた、所謂、内部マニホールド型燃料電池が採用されている。燃料ガス連通孔は、燃料ガス入口連通孔及び燃料ガス出口連通孔を有し、酸化剤ガス連通孔は、酸化剤ガス入口連通孔及び酸化剤ガス出口連通孔を有し、冷却媒体連通孔は、冷却媒体入口連通孔及び冷却媒体出口連通孔を有している。
この種の内部マニホールド型燃料電池としては、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池スタックが知られている。この燃料電池スタックでは、セパレータの互いに対向する一方の2辺に、積層方向に貫通し、それぞれ各辺に振り分けられて冷却媒体を流すための一対の冷却媒体入口連通孔及び一対の冷却媒体出口連通孔が設けられている。
上記の構成では、上下又は左右一対の冷却媒体入口連通孔から冷却媒体流路に冷却媒体が互いに近接する方向に供給された後、前記冷却媒体は、前記冷却媒体流路に沿って水平方向又は鉛直方向に流通している。冷却媒体は、さらに上下方向又は左右方向に互いに離間する方向に分散された後、一対の冷却媒体出口連通孔に排出されている。この冷却媒体流路構成を、以下、Hフロー型冷却媒体流路ともいう。
上記のように、Hフロー型冷却媒体流路では、一対の冷却媒体入口連通孔及び一対の冷却媒体出口連通孔が、それぞれ振り分けて設けられている。このため、Hフロー型冷却媒体流路全域に対して冷却媒体を均一且つ確実に供給することができる。従って、発電領域全体にわたって湿度環境を均一化することが可能になり、効率的な発電が良好に遂行される、としている。
再公表WO2010/082589号
上記の特許文献1では、例えば、図9に示すセパレータ1を備えている。セパレータ1には、一対の冷却媒体入口連通孔2a、2aと一対の冷却媒体出口連通孔2b、2bとが積層方向に貫通形成されている。セパレータ1の面内には、冷却媒体流路3が形成され、前記冷却媒体流路3は、矢印h方向(例えば、水平方向)に延在している。
冷却媒体流路3の入口側には、一対の冷却媒体入口連通孔2a、2aが入口連結路4a、4aを介して連通している。冷却媒体流路3の出口側には、一対の冷却媒体出口連通孔2b、2bが出口連結路4b、4bを介して連通している。
ところで、セパレータ1において、一対の冷却媒体入口連通孔2a、2aから冷却媒体流路3に供給される冷却媒体は、前記冷却媒体流路3の幅方向中央部側の流量が、該冷却媒体流路3の幅方向両側の流量よりも少なくなり易い。このため、特に冷却媒体流路3の幅方向中央部の下流側には、冷却媒体が流れ難くなり、冷却性が低下して、周辺よりも温度が高い、所謂、ヒートスポット5が一定の位置に発生するおそれがある。これにより、電解質膜・電極構造体が熱により劣化し易く、耐久性が低下するという問題がある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、Hフロー型冷却媒体流路の下流側にヒートスポットが発生することを確実に阻止し、熱による劣化を可及的に抑制することが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池スタックは、電解質膜の両側に電極が設けられる電解質膜・電極構造体と長方形状のセパレータとが積層される燃料電池を有し、複数の前記燃料電池が積層されている。互いに隣接するセパレータ間には、セパレータ面の長尺方向に沿って冷却媒体を流通させる冷却媒体流路が形成され、前記冷却媒体流路の入口側には、前記冷却媒体流路を流路幅方向に挟んで一対の冷却媒体入口連通孔が設けられている。一方、冷却媒体流路の出口側には、前記冷却媒体流路を流路幅方向に挟んで一対の冷却媒体出口連通孔が設けられている。
燃料電池スタックでは、少なくとも一方のセパレータには、互いに接触する他方のセパレータ側に突出して複数の凸部が形成され、前記凸部間に設けられる複数本の流路溝により冷却媒体流路が構成されている。そして、流路幅方向中央側に配置される流路溝の流路幅は、流路幅方向両端側に配置される前記流路溝の流路幅よりも幅広に設定されている。
また、この燃料電池スタックでは、セパレータは、金属セパレータで構成されることが好ましい。冷却媒体流路の裏面側には、燃料ガス又は酸化剤ガスをセパレータ面に沿って流通させる反応ガス流路が、該冷却媒体流路の裏面形状として形成されることが好ましい。
本発明によれば、冷却媒体流路を構成する複数本の流路溝において、流路幅方向中央側に配置される前記流路溝の流路幅は、流路幅方向両端側に配置される流路溝の流路幅よりも幅広に設定されている。このため、流路幅方向中央側に配置される流路溝を流通する冷却媒体の流量は、他の流路溝を流通する冷却媒体の流量よりも増量されている。従って、Hフロー型冷却媒体流路の幅方向中央部の下流側にヒートスポットが発生することを確実に阻止し、熱による劣化を可及的に抑制することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタックを構成する燃料電池の要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの、図1中、II−II線断面図である。 前記燃料電池スタックの、図1中、III−III線断面図である。 前記燃料電池を構成する第2セパレータの正面説明図である。 前記燃料電池を構成する第3セパレータの一方の面の説明図である。 前記第3セパレータの他方の面の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックを構成する燃料電池の要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの、図7中、VIII−VIII線断面図である。 特許文献1の燃料電池スタックを構成するセパレータの正面説明図である。
図1〜図3に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタック10は、例えば、図示しない燃料電池電気自動車に搭載される。燃料電池スタック10は、複数の燃料電池12が電極面を立位姿勢にして水平方向(矢印A方向)に積層される。なお、複数の燃料電池12を重力方向(矢印C方向)に積層して燃料電池スタック10を構成してもよい。
燃料電池12は、第1セパレータ24、第1電解質膜・電極構造体(MEA)26a、第2セパレータ28、第2電解質膜・電極構造体(MEA)26b及び第3セパレータ30を有する。
第1セパレータ24、第2セパレータ28及び第3セパレータ30は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した縦長形状の金属板により構成される。第1セパレータ24、第2セパレータ28及び第3セパレータ30は、平面が矩形状を有するとともに、金属製薄板を波形状にプレス加工することにより、断面凹凸形状に成形される。第1セパレータ24、第2セパレータ28及び第3セパレータ30は、金属セパレータに代えて、例えば、カーボンセパレータにより構成してもよい。
第1電解質膜・電極構造体26a及び第2電解質膜・電極構造体26bは、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜32を備える。固体高分子電解質膜32は、アノード電極34及びカソード電極36に挟持される。アノード電極34は、カソード電極36よりも小さな平面寸法を有する段差MEAを構成しているが、これに限定されるものではない。例えば、アノード電極34は、カソード電極36よりも大きな平面寸法を有してもよく、又は、前記カソード電極36と同一の平面寸法を有してもよい。
アノード電極34及びカソード電極36は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子がガス拡散層の表面に一様に塗布される。電極触媒層は、例えば、固体高分子電解質膜32の両面に形成される。
燃料電池12の長辺方向(矢印B方向)の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス入口連通孔38a及び燃料ガス出口連通孔40bが設けられる。酸化剤ガス入口連通孔38aは、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給する。燃料ガス出口連通孔40bは、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出する。
燃料電池12の長辺方向(矢印B方向)の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔40a及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔38bが設けられる。
燃料電池12の互いに対向する長辺の両端縁部一方には、矢印A方向に互いに連通して、冷却媒体を供給するための一対の冷却媒体入口連通孔42aが設けられる。燃料電池12の互いに対向する長辺の両端縁部他方には、冷却媒体を排出するための一対の冷却媒体出口連通孔42bが設けられる。
各冷却媒体入口連通孔42a、42aは、酸化剤ガス入口連通孔38a及び燃料ガス出口連通孔40bに近接し、且つそれぞれ矢印C方向両側の各長辺に振り分けられる。各冷却媒体出口連通孔42b、42bは、酸化剤ガス出口連通孔38b及び燃料ガス入口連通孔40aにそれぞれ近接し、且つそれぞれ矢印C方向両側の各長辺に振り分けられる。
第1セパレータ24の第1電解質膜・電極構造体26aに向かう面24aには、燃料ガス入口連通孔40aと燃料ガス出口連通孔40bとを連通する波形状(又は直線状)の第1燃料ガス流路44が形成される。第1燃料ガス流路44は、面24a側に突出する複数の波状凸部44aを有し、各波状凸部44a間毎に1本の波状流路溝44bが形成されることにより、複数本の前記波状流路溝44bが矢印C方向に配列して設けられる。
第1燃料ガス流路44は、矢印B方向に延在し、その入口近傍及び出口近傍には、それぞれ複数のエンボスを有する入口バッファ部46a及び出口バッファ部46bが設けられる。面24aには、燃料ガス入口連通孔40aと入口バッファ部46aとを連通する複数の供給連結路48a、及び燃料ガス出口連通孔40bと出口バッファ部46bとを連通する複数の排出連結路48bが形成される。供給連結路48a及び排出連結路48bには、ブリッジ部として蓋体50a、50bが配置される。
第1セパレータ24の面24bには、冷却媒体入口連通孔42aと冷却媒体出口連通孔42bとを連通する冷却媒体流路52の一部である第1冷却媒体流路52Aが形成される。第1冷却媒体流路52Aの裏面形状は、第1燃料ガス流路44の形状である。第1冷却媒体流路52Aは、矢印B方向に沿って延在する。
図4に示すように、第2セパレータ28の第1電解質膜・電極構造体26aに向かう面28aには、酸化剤ガス入口連通孔38aと酸化剤ガス出口連通孔38bとを連通する波形状(又は直線状)の第1酸化剤ガス流路54が形成される。第1酸化剤ガス流路54は、面28a側に突出する複数の波状凸部54aを有し、前記波状凸部54a間に複数本の波状流路溝54bが設けられる。
第1酸化剤ガス流路54の入口近傍及び出口近傍には、入口バッファ部56a及び出口バッファ部56bが設けられる。面28aには、酸化剤ガス入口連通孔38aと入口バッファ部56aとを連通する複数の供給連結路58a、及び酸化剤ガス出口連通孔38bと出口バッファ部56bとを連通する複数の排出連結路58bが形成される。
図1に示すように、第2セパレータ28の第2電解質膜・電極構造体26bに向かう面28bには、燃料ガス入口連通孔40aと燃料ガス出口連通孔40bとを連通する波形状(又は直線状)の第2燃料ガス流路60が形成される。第2燃料ガス流路60は、面28b側に突出する複数の波状凸部60aを有し、前記波状凸部60a間に複数本の波状流路溝60bが設けられる。第2燃料ガス流路60の裏面形状は、第1酸化剤ガス流路54の形状である。
第2燃料ガス流路60は、矢印B方向に延在し、その入口近傍及び出口近傍には、それぞれ複数のエンボスを有する入口バッファ部62a及び出口バッファ部62bが設けられる。面28bには、燃料ガス入口連通孔40aと入口バッファ部62aとを連通する複数の供給連結路64a、及び燃料ガス出口連通孔40bと出口バッファ部62bとを連通する複数の排出連結路64bとが形成される。供給連結路64a及び排出連結路64bには、ブリッジ部として蓋体66a、66bが配置される。
図5に示すように、第3セパレータ30の第2電解質膜・電極構造体26bに向かう面30aには、酸化剤ガス入口連通孔38aと酸化剤ガス出口連通孔38bとを連通する波形状(又は直線状)の第2酸化剤ガス流路68が形成される。第2酸化剤ガス流路68は、面30a側に突出する複数の波状凸部68aを有し、前記波状凸部68a間に複数本の波状流路溝68bが設けられる。流路幅方向(矢印C方向)中央側に配置される波状凸部68amは、流路幅方向両端側(及び中央側以外の全て)に配置される波状凸部68aよりも幅広に設定される。
第2酸化剤ガス流路68の入口近傍及び出口近傍には、入口バッファ部70a及び出口バッファ部70bが設けられる。面30aには、酸化剤ガス入口連通孔38aと入口バッファ部70aとを連通する複数の供給連結路72a、及び酸化剤ガス出口連通孔38bと出口バッファ部70bとを連通する複数の排出連結路72bとが形成される。
図6に示すように、第3セパレータ30の面30bには、冷却媒体流路52の一部である第2冷却媒体流路52Bが形成される。第2冷却媒体流路52Bは、面30b側に突出する複数の波状凸部52aを有し、前記波状凸部52a間に複数本の波状流路溝52bが設けられる。第2冷却媒体流路52Bは、第2酸化剤ガス流路68が形成された第3セパレータ30の裏面形状として構成され、波状凸部52aは、波状流路溝68bの裏面形状であり、波状流路溝52bは、波状凸部68aの裏面形状である。
第2冷却媒体流路52Bでは、流路幅方向中央側に配置される波状流路溝52bmの流路幅t1は、流路幅方向両端側に配置される波状流路溝52b(中央側以外の他の波状流路溝52bを含む)の流路幅t2よりも幅広に設定される(t1>t2)。なお、波状流路溝52bmは、1本に限定されず、複数本設けてもよい。
冷却媒体流路52の入口側には、前記冷却媒体流路52を流路幅方向に挟んで一対の冷却媒体入口連通孔42aが設けられる。冷却媒体流路52の出口側には、前記冷却媒体流路52を流路幅方向に挟んで一対の冷却媒体出口連通孔42bが設けられる。
面30bには、冷却媒体入口連通孔42aと冷却媒体流路52の入口側とを連通する供給連結路74aが設けられる。供給連結路74aは、燃料ガス出口連通孔40b寄りに設けられる。面30bには、冷却媒体出口連通孔42bと冷却媒体流路52の出口側とを連通する排出連結路74bが設けられる。排出連結路74bは、酸化剤ガス出口連通孔38b寄りに設けられる。
図1に示すように、第1セパレータ24の面24a、24bには、この第1セパレータ24の外周端縁部を周回して第1シール部材76が一体成形される。第2セパレータ28の面28a、28bには、この第2セパレータ28の外周端縁部を周回して第2シール部材78が一体成形される。第3セパレータ30の面30a、30bには、この第3セパレータ30の外周端縁部を周回して第3シール部材80が一体成形される。
第1シール部材76、第2シール部材78及び第3シール部材80としては、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール部材が用いられる。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
図1に示すように、酸化剤ガス入口連通孔38aには、酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口連通孔40aには、水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、一対の冷却媒体入口連通孔42a、42aには、純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔38aから第2セパレータ28の第1酸化剤ガス流路54及び第3セパレータ30の第2酸化剤ガス流路68に導入される。酸化剤ガスは、第1酸化剤ガス流路54に沿って矢印B方向(水平方向)に移動し、第1電解質膜・電極構造体26aのカソード電極36に供給される。さらに、残余の酸化剤ガスは、第2酸化剤ガス流路68に沿って矢印B方向に移動し、第2電解質膜・電極構造体26bのカソード電極36に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔40aから第1セパレータ24の第1燃料ガス流路44に沿って水平方向(矢印B方向)に移動し、第1電解質膜・電極構造体26aのアノード電極34に供給される。また、残余の燃料ガスは、第2セパレータ28の第2燃料ガス流路60に沿って矢印B方向に移動し、第2電解質膜・電極構造体26bのアノード電極34に供給される。
従って、第1電解質膜・電極構造体26a及び第2電解質膜・電極構造体26bでは、カソード電極36に供給される酸化剤ガスと、アノード電極34に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、第1電解質膜・電極構造体26a及び第2電解質膜・電極構造体26bの各カソード電極36に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔38bに沿って矢印A方向に流通する。第1電解質膜・電極構造体26aのアノード電極34に供給されて消費された燃料ガス、及び第2電解質膜・電極構造体26bのアノード電極34に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス出口連通孔40bに沿って矢印A方向に流通する。
一方、上下一対の冷却媒体入口連通孔42aに供給された冷却媒体は、一方の燃料電池12を構成する第1セパレータ24と、他方の燃料電池12を構成する第3セパレータ30との間に形成された冷却媒体流路52に導入される。
各冷却媒体入口連通孔42a、42aから冷却媒体流路52に供給される冷却媒体は、一旦矢印C方向(重力方向)内方に沿って流動する。冷却媒体は、さらに矢印B方向(水平方向)に移動して第1電解質膜・電極構造体26a及び第2電解質膜・電極構造体26bを冷却する。この冷却媒体は、矢印C方向外方に移動した後、一対の冷却媒体出口連通孔42b、42bに排出される。所謂、Hフロー型冷却媒体流路である。
この場合、第1の実施形態では、図3及び図6に示すように、第2冷却媒体流路52Bは、複数の波状凸部52a間に複数本の波状流路溝52bを設けている。そして、流路幅方向中央側に配置される波状流路溝52bmの流路幅t1は、流路幅方向両端側を含む他の全ての波状流路溝52bの流路幅t2よりも広く設定されている。このため、波状流路溝52bmを流通する冷却媒体の流量は、他の全ての波状流路溝52bを流通する冷却媒体の流量よりも多くなっている。
従って、Hフロー型冷却媒体流路52の幅方向中央部の下流側にヒートスポットが発生することを確実に阻止し、熱による劣化を可及的に抑制することが可能になる。これにより、熱による第1電解質膜・電極構造体26a及び第2電解質膜・電極構造体26bの劣化を可及的に抑制することができるという効果が得られる。
なお、第1の実施形態では、燃料電池12は、3枚のセパレータと2枚のMEAとで構成され、前記燃料電池12内に冷却媒体流路が設けられない、所謂、間引き冷却構造を採用しているが、これに限定されるものではない。例えば、2枚のセパレータ間に1枚のMEAを挟持する、所謂、各セル冷却型燃料電池を用いることができる。また、以下に説明する第2の実施形態においても、同様である。
図7及び図8に示すように、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタック90は、複数の燃料電池92が立位姿勢で水平方向に積層される。なお、第1の実施形態に係る燃料電池スタック10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
燃料電池92は、第1セパレータ94、第1電解質膜・電極構造体26a、第2セパレータ28、第2電解質膜・電極構造体26b及び第3セパレータ30を有する。第1セパレータ94は、第1電解質膜・電極構造体26aに向かう面94aに、第1燃料ガス流路44を設ける。第1燃料ガス流路44は、面94a側に突出する複数の波状凸部44aを有し、前記波状凸部44a間に複数本の波状流路溝44bが設けられる。
流路幅方向(矢印C方向)中央側に配置される波状凸部44amは、流路幅方向両端側に配置される波状凸部44aよりも幅広に設定される。第1燃料ガス流路44の裏面形状である第1冷却媒体流路52Aでは、図8に示すように、波状凸部44amの裏面形状(波状流路溝)が波状流路溝52bmと積層方向に重なり合う。このため、冷却媒体流路52の流路幅方向中央側に配置される波状流路溝52bmは、他の部位に配置される波状流路溝52bに比べて流路断面積が一層拡大する。
これにより、第2の実施形態では、Hフロー型冷却媒体流路52の幅方向中央部の下流側にヒートスポットが発生することを一層確実に阻止することができる。従って、熱による第1電解質膜・電極構造体26a及び第2電解質膜・電極構造体26bの劣化を可及的に抑制することが可能になる等、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
10、90…燃料電池スタック 12、92…燃料電池
24、28、30、94…セパレータ 26a、26b…電解質膜・電極構造体
32…固体高分子電解質膜 34…アノード電極
36…カソード電極 38a…酸化剤ガス入口連通孔
38b…酸化剤ガス出口連通孔 40a…燃料ガス入口連通孔
40b…燃料ガス出口連通孔 42a…冷却媒体入口連通孔
42b…冷却媒体出口連通孔 44、60…燃料ガス流路
44a、44am、52a、54a、60a、68a、68am…波状凸部
44b、52b、52bm、54b、60b、68b…波状流路溝
52、52A、52B…冷却媒体流路 54、68…酸化剤ガス流路
76、78、80…シール部材

Claims (2)

  1. 電解質膜の両側に電極が設けられる電解質膜・電極構造体と長方形状のセパレータとが積層される燃料電池を有し、複数の前記燃料電池が積層されるとともに、互いに隣接する前記セパレータ間には、セパレータ面の長尺方向に沿って冷却媒体を流通させる冷却媒体流路が形成され、前記冷却媒体流路の入口側には、前記冷却媒体流路を流路幅方向に挟んで一対の冷却媒体入口連通孔が設けられ、且つ、前記冷却媒体流路の出口側には、前記冷却媒体流路を前記流路幅方向に挟んで一対の冷却媒体出口連通孔が設けられる燃料電池スタックであって、
    少なくとも一方の前記セパレータには、互いに接触する他方の前記セパレータ側に突出して複数の凸部が形成され、前記凸部間に設けられる複数本の流路溝により前記冷却媒体流路が構成されるとともに、
    流路幅方向中央側に配置される前記流路溝の流路幅は、流路幅方向両端側に配置される前記流路溝の流路幅よりも幅広に設定されることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記セパレータは、金属セパレータで構成されるとともに、
    前記冷却媒体流路の裏面側には、燃料ガス又は酸化剤ガスをセパレータ面に沿って流通させる反応ガス流路が、該冷却媒体流路の裏面形状として形成されることを特徴とする燃料電池スタック。
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