JP2015076380A - シールドシェル - Google Patents

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

【課題】低コストで製造でき、しかも、組立作業の容易化が可能なシールドシェルを提供すること。【解決手段】ハウジングが収容されるハウジング収容部41と、編組によって外周が覆われる編組取付部42と、を備え、編組取付部42は、ハウジング収容部41から延設された底壁50と、底壁50の一端から延設された第1の側壁51と、底壁50の他端から延設された第2の側壁52と、を有し、編組取付部42は、第1の側壁51及び第2の側壁52それぞれの先端部が互いに近づくように第1の側壁51及び第2の側壁52が湾曲し、ハウジング収容部41にハウジングを収容するときにおける第1の側壁51及び第2の側壁52の最も接近する2点間の間隔Wが、ハウジングに保持されるケーブルの外径Dよりも大きい。【選択図】図7

Description

本発明は、シールドコネクタを構成するシールドシェルに関し、特に、シールドシェルにシールド部材を取り付けるためのシールド部材の固定構造に関する。
ハイブリッド電気自動車(HEV)や電気自動車(EV)等に用いられるワイヤハーネスには、シールドコネクタが用いられる。シールドコネクタは、電線の端部に接続された端子を収容するハウジングと、ハウジングに組み付けられるシールドシェルとを備えている。このシールドシェルには、電線に外装される編組が電気的に接続される。
シールドシェルへの編組の固定構造としては、シールドシェルに形成されて電線が挿通される筒状の固定部に編組の端部を被せ、編組の外周に金属製のリングを加締めたり(特許文献1,2参照)、シールドシェルに形成した加締め片を編組の外側から加締めるもの(特許文献3参照)が知られている。
特開2010−268562号公報 特開2013−12403号公報 特開2013−115072号公報
ところで、金属製のリングや加締め片を加締めることで編組が固定される筒状の固定部を有するシールドシェルは、絞り加工プレス、ダイキャスト等によって成形することとなる。これらの手法を採用してシールドリングを製造する場合、その製造方法の複雑さのために製造コストが嵩んでしまう。このため、より簡易な手法によって製造できるシールドシェルが求められている。
また、上記シールドシェルでは、電線をシールドコネクタに装着するにあたって、筒状の固定部へ電線を挿通させなければならない。この作業は、電線の長さが長くなるほど、電線の挿通作業に時間がかかる。このため、電線をシールドコネクタに装着する組立作業に関する効率が低下してしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な手法によってシールドシェルを製造できるとともに、電線をシールドコネクタに装着する組立作業を容易化することができるシールドシェルを提供することにある。
課題を解するための手段
前述した目的を達成するために、本発明に係るシールドシェルは、下記(1)〜(8)を特徴としている。
(1) ハウジングが収容されるハウジング収容部と、
シールド部材によって外周が覆われるシールド部材取付部と、
を備え、
前記シールド部材取付部は、前記ハウジング収容部から延設された底壁と、前記底壁の一端から延設された第1の側壁と、前記底壁の他端から延設された第2の側壁と、を有し、
前記シールド部材取付部は、前記第1の側壁及び前記第2の側壁それぞれの先端部が互いに近づくように前記第1の側壁及び前記第2の側壁が湾曲し、
前記第1の側壁及び前記第2の側壁の最も接近する2点間の間隔が、前記ハウジングに保持される電線の外径よりも大きくなることができる、
ことを特徴とするシールドシェル。
(2) 前記シールド部材取付部に外力が作用していないときにおける前記第1の側壁及び前記第2の側壁の最も接近する2点間の間隔が、前記ハウジングに保持される電線の外径よりも大きい、
ことを特徴とする上記(1)に記載のシールドシェル。
(3) 湾曲した箇所を除く前記第1の側壁の一部と前記底壁とにより挟まれる第1の角度が鋭角であり、
湾曲した箇所を除く前記第2の側壁の一部と前記底壁とにより挟まれる第2の角度が鋭角である、
ことを特徴とする上記(2)に記載のシールドシェル。
(4) 前記第1の角度及び前記第2の角度は、異なる、
ことを特徴とする上記(3)に記載のシールドシェル。
(5) 前記第1の角度は、前記第2の角度よりも小さく、
延設された方向に沿う前記第1の側壁の一部の長さは、延設された方向に沿う前記第2の側壁の一部の長さよりも短い、
ことを特徴とする上記(4)に記載のシールドシェル。
(6) 前記底壁と、該底壁と同一平面上に位置する前記ハウジング収容部の一部との間には、前記第1の側壁が延設された方向に前記底壁の一端に向かって延びる第1のスリットと、前記第2の側壁が延設された方向に前記底壁の他端に向かって延びる第2のスリットと、が形成されている、
ことを特徴とする上記(1)から(5)のいずれか1項に記載のシールドシェル。
(7) 前記第1のスリット及び前記第2のスリットの根本側を画成する縁部は、丸みを有している、
ことを特徴とする上記(6)に記載のシールドシェル。
(8) 前記ハウジング収容部の一部には、前記第1のスリットの根元側に向かって延び、且つ前記第1のスリットに連通する第3のスリットと、前記第2のスリットの根元側に向かって延び、且つ前記第2のスリットに連通する第4のスリットと、が形成され、
前記第3のスリット及び前記第4のスリットは、前記ハウジング収容部の一部の中央寄りに湾曲している、
ことを特徴とする上記(6)に記載のシールドシェル。
上記(1)の構成のシールドシェルでは、底壁がハウジング収容部から延設され、且つ、第1の側壁及び第2の側壁が底壁から延設された構成であるため、比較的簡易な工法のプレス加工によって形成することができる。このため、製造に伴う製造コストを低減することができる。
また、電線が保持されたハウジングをハウジング収容部に収容する際、第1の側壁と第2の側壁の隙間からシールド部材取付部の内部に電線を収容することで、電線を容易にシールド部材取付部へ配置することができる。このため、電線を収容するための作業の簡素化が図れる。第1の側壁と第2の側壁の隙間は、シールド部材取付部に外力が作用していないときにおいてその間隔が電線の外径よりも大きいものでもよいし、シールド部材取付部に外力が作用して第1の側壁及び第2の側壁が撓むことによってその間隔が電線の外径よりも大きくなるようにしてもよい。
上記(2)の構成のシールドシェルでは、シールド部材取付部に外力が作用していないときにおいて電線の外径よりも第1の側壁と第2の側壁の間隔が大きいので、第1の側壁及び第2の側壁を押し広げることなく、シールド部材取付部の内部に電線を収容することができる。このため、電線を収容するための作業がさらに簡素化される。
上記(3)の構成のシールドシェルでは、湾曲した箇所を除く第1の側壁の一部及び第2の側壁の一部と底壁とにより挟まれる第1の角度及び第2の角度が鋭角であることによって、それらの角度が鈍角である場合と比較して、シールド部材取付部へのシールド部材の取り付け作業の容易化が図れる。
上記(4)の構成のシールドシェルでは、第1の角度及び第2の角度が異なるので、角度の大きい側の側壁に向かって電線を収容することによって、電線収容作業を容易化できる。このため、作業者が電線を収容する方向を規定することができる。
上記(5)の構成のシールドシェルでは、底壁との角度の大きい側の第2の側壁に向かって電線を収容する際、底壁との角度の小さい側の第1の側壁が短いため、電線が第1の側壁に接触して電線の収容を妨げることを抑制できる。
上記(6)の構成のシールドシェルでは、第1のスリット及び第2のスリットを設けることによって、第1の側壁及び第2の側壁を湾曲する際の復元力となる剛性が低減される。このため、シールド部材取付部にシールド部材を取り付ける作業を容易にできる。
上記(7)の構成のシールドシェルでは、第1の側壁及び第2の側壁を湾曲する際、第1のスリット及び第2のスリットの根本に作用する応力を分散することができる。このため、シールドシェルの破損を抑制できる。
上記(8)の構成のシールドシェルでは、第1の側壁及び第2の側壁を湾曲する際、第1のスリット及び第2のスリットの根本に作用する応力が第3のスリット及び第4のスリットで分散される。このため、シールドシェルの破損を抑制できる。さらに、これらのスリットの幅を狭めても応力が分散する効果が見込めるため、これらのスリットの幅を狭めることで、電線からのノイズの漏れを抑制できる。
本発明によれば、低コストで製造でき、しかも、組立作業の容易化が可能なシールドシェルを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、実施形態に係るシールドシェルを備えたシールドコネクタの斜視図である。 図2は、実施形態に係るシールドシェルを備えたシールドコネクタの背面側から視た斜視図である。 図3は、実施形態に係るシールドシェルを備えたシールドコネクタの断面図である。 図4は、実施形態に係るシールドシェルを備えたシールドコネクタの分解斜視図である。 図5は、実施形態に係るシールドシェルの斜視図である。 図6は、実施形態に係るシールドシェルの平面図である。 図7は、実施形態に係るシールドシェルの下面図である。 図8は、シールドコネクタのシールドシェルの編組取付部における断面図である。 図9(a)及び図9(b)は、ハウジングへのシールドシェルの装着工程を示す図であって、それぞれシールドシェル及びハウジングの斜視図である。 図10(a)及び図10(b)は、編組の固定工程を示す図であって、それぞれシールドコネクタの斜視図である。 図11(a)及び図11(b)は、編組の固定工程を示す図であって、それぞれ編組取付部の断面図である。 図12は、筒状の編組取付部を有するシールドシェルへのハウジングの装着工程を説明するシールドコネクタの斜視図である。 図13は、矩形状のスリットを形成したシールドシェルの一部の平面図である。 図14は、変形例に係るシールドシェルの一部の平面図である。 図15(a)及び図15(b)は、変形例に係るシールドシェルの第1の側壁の第1の突き合わせ面と第2の側壁の第2の突き合わせ面との突き合わせ箇所を示す図であって、図15(a)は締め付け前の斜視図、図15(b)は締め付け後の斜視図である。
以下、本発明に係る実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係るシールドシェルを備えたシールドコネクタの斜視図である。図2は、実施形態に係るシールドシェルを備えたシールドコネクタの背面側から視た斜視図である。図3は、実施形態に係るシールドシェルを備えたシールドコネクタの断面図である。図4は、実施形態に係るシールドシェルを備えたシールドコネクタの分解斜視図である。図5は、実施形態に係るシールドシェルの斜視図である。図6は、実施形態に係るシールドシェルの平面図である。図7は、実施形態に係るシールドシェルの下面図である。図8は、シールドコネクタのシールドシェルの編組取付部における断面図である。
[本実施形態の各部材の構成]
図1〜図4に示すように、本実施形態に係るシールドシェル26は、シールドコネクタ10を構成する構成部品である。シールドコネクタ10は、複数本(本例では3本)のケーブル(電線)11の端部に接続される。ケーブル11には、中空筒状の編組12が外装され、ケーブル11が編組12によってシールドされている。シールドコネクタ10は、モータやインバータ等の各種機器であるユニット1の筺体2に設けられた接続部3に接続され、ボルト4によって固定される。
まず、シールドコネクタ10について詳細に説明する。シールドコネクタ10は、ハウジング21、端子22、フロントホルダ23、パッキン24、リヤホルダ25及びシールドシェル26を備えている。
ハウジング21は、合成樹脂から成形されたものである。ハウジング21は、筺体2の接続部3の接続孔3aへ嵌め込まれる装着部31と、ケーブル11が導入されるケーブル導入部32とを有しており、側面視でL字状に形成されている。装着部31には、端子22を収容する端子収容室が形成される。また、装着部31には、フロントホルダ23を収容する嵌合凹部33が形成される。ケーブル導入部32には、装着部31の端子収容室に連通され、ケーブル11によって貫通されるケーブル貫通孔が形成される。
端子22は、銅または銅合金等から形成されたものである。端子22は、タブ部22aと接合部22bとを有したL字状に形成されている。端子22には、レーザ接合、超音波接合などの各種の工法により、接合部22bに各ケーブル11の端部が接続される。これにより、端子22とケーブル11の導体との導通が図られる。これらの端子22は、ハウジング21の装着部31に収容される。装着部31に収容された端子22は、タブ部22aがハウジング21の装着部31から突出している。
フロントホルダ23は、合成樹脂から成形されたもので、ハウジング21の装着部31に形成された嵌合凹部33に嵌合されてハウジング21に装着されている。フロントホルダ23には、複数の保持孔35が形成されており、これらの保持孔35には、端子22のタブ部22aが挿通される。これにより、端子22は、そのタブ部22aがフロントホルダ23によって保持されている。そして、そのフロントホルダ23がハウジング21に装着されることによって、端子22は、ハウジング21に保持される。
パッキン24は、例えば、ゴム等の弾性を有する材料から形成されたもので、環状に形成されている。このパッキン24は、ハウジング21の装着部31に取り付けられて装着部31の外周側に配置されている。
リヤホルダ25は、合成樹脂から成形されたもので、ハウジング21のケーブル導入部32に背面側から装着される。リヤホルダ25には、ケーブル11と同数の保持溝37が形成されており、リヤホルダ25をハウジング21のケーブル導入部32に装着することで、ケーブル11がリヤホルダ25の各保持溝37内に配置されて保持される。
シールドシェル26は、導電性を有する金属板から形成されたもので、ハウジング21に対して、その背面側から装着される。以下、シールドシェル26の構造について詳細に説明する。
図5〜図7に示すように、シールドシェル26は、ハウジング収容部41と、編組取付部42とを有している。ハウジング収容部41は、底板部44と、この底板部44の両側縁部からハウジング21側へ立設された側面板部45と、底板部44における編組取付部42と反対側の縁部からハウジング21側へ立設された端面板部46とを有している。
このハウジング収容部41には、底板部44、側面板部45及び端面板部46で囲われた部分に、リヤホルダ25が装着されたハウジング21が嵌め込まれて収容される。側面板部45には、それぞれフランジ48が側方へ延在するように形成されている。これらのフランジ48には、ボルト挿通孔49が形成されており、このボルト挿通孔49に、ボルト4が挿通される。
編組取付部42は、ハウジング収容部41の底板部44に繋がる部分に形成されている。編組取付部42は、底壁50と、第1の側壁51と、第2の側壁52とを有している。底壁50は、ハウジング収容部41の底板部44から、端面板部46が位置する側とは反対側に延設されている。第1の側壁51は、底壁50の側方の一端から延設されている。第2の側壁52は、底壁50の側方の他端から延設されている。第1の側壁51は、先端が第2の側壁52側へ向くように、底壁50に近い側が湾曲している。また、第2の側壁52は、先端が第1の側壁51側へ向くように、底壁50に近い側が湾曲している。このように、編組取付部42は、第1の側壁51及び第2の側壁52それぞれの先端部が互いに近づくように第1の側壁51及び第2の側壁52が湾曲している。そして、これらの第1の側壁51と第2の側壁52との間に、ケーブル11を通す隙間Gが形成されている。
第1の側壁51及び第2の側壁52の最も接近する2点間の間隔Wは、図7に示すように、ハウジング21に保持されるケーブル11の外径Dよりも大きくされている。ここで、この間隔Wは、編組取付部42に外力が作用していないときにおける間隔である。つまり、編組取付部42に外力が作用していないときにおける第1の側壁51及び第2の側壁52の最も接近する2点間の間隔Wが、ハウジング21に保持されるケーブル11の外径Dよりも大きくされている。
また、湾曲した箇所を除く第1の側壁51の一部と底壁50とにより挟まれる第1の角度θ1は、鋭角とされている。同様に、湾曲した箇所を除く第2の側壁52の一部と底壁50とにより挟まれる第2の角度θ2も、鋭角とされている。また、第1の角度θ1及び第2の角度θ2は、異なる角度とされている。具体的には、第1の角度θ1は、第2の角度θ2よりも小さくされている。また、延設された方向に沿う第1の側壁51の一部の長さL1は、延設された方向に沿う第2の側壁52の一部の長さL2よりも短くされている。
第1の側壁51には、先端部に第1の突き当て面53が形成され、第2の側壁52には、先端部に第2の突き当て面54が形成されている。第1の側壁51は、先端を含む第1の側壁51の一部が、第1の側壁51の他部に対して底壁50に向かって略直角に折り曲げられて、この一部における第2の側壁52側に位置する側面が、第1の突き当て面53として形成されている。同様に、第2の側壁52は、先端を含む第2の側壁52の一部が、第2の側壁52の他部に対して底壁50に向かって略直角に折り曲げられて、この一部における第1の側壁51側に位置する側面が、第2の突き当て面54として形成されている。
編組取付部42は、底壁50、第1の側壁51及び第2の側壁52で囲われた部分が、ケーブル収容空間CSとされており、このケーブル収容空間CSに、ケーブル11が通されて収容されている。
また、シールドシェル26には、編組取付部42の底壁50と、この底壁50と同一平面上に位置するハウジング収容部41の一部である底板部44との間に、第1の側壁51が延設された方向に底壁50の一端に向かって延びる第1のスリット55と、第2の側壁52が延設された方向に底壁50の他端に向かって延びる第2のスリット56と、が形成されている。また、ハウジング収容部41の一部である底板部44には、第1のスリット55の根元側に向かって延び、且つ第1のスリット55に連通する第3のスリット57と、第2のスリット56の根元側に向かって延び、且つ第2のスリット56に連通する第4のスリット58と、が形成されている。第3のスリット57及び第4のスリット58は、ハウジング収容部41の底板部44の中央寄りに湾曲している。
編組12は、銅または銅合金からなる素線を編み込んで中空筒状に形成したものである。編組12は、シールド部材に相当する部材である。編組12としては、例えばナイロン等の伸縮性のある繊維にメッキ処理を施した線材を編み込んだものが挙げられる。編組12の長手方向の先端部は、シールドシェル26の編組取付部42に被せられる。これにより、編組取付部42は、編組12によって外周が覆われる。尚、本発明のシールド部材は、編組に限られるものではない。中空筒状に形成された導電性のある部材(例えば、金属箔等)を本発明のシールド部材として適用することができる。
図8に示すように、編組12によって外周が覆われた編組取付部42には、環状部材61が巻き付けられる。この環状部材61は、例えば、合成樹脂から形成されたタイバンドであり、線状に形成されたバンド部62と、このバンド部62をロックするロック部63とを有している。ロック部63には、ロック孔が形成されており、このロック部63のロック孔へバンド部62が挿通されている。ロック部63は、ロック孔へ挿通されたバンド部62をロックし、挿通方向と逆方向への移動を規制する。この環状部材61は、編組12によって外周が覆われた編組取付部42の周囲に巻き付けられ、結束工具によって締め付けられている。これにより、編組12によって外周が覆われた編組取付部42には、環状部材61が周回されて締め付けられ、よって、編組取付部42に編組12が固定され、シールドシェル26と編組12とが導通されている。尚、本発明の環状部材は、タイバンドに限られるものではない。編組取付部42を周回して締め付け、且つその状態を維持する機能を有する部材を本発明のシールド部材として適用することができる。シールドリングを環状部材として用いることもできる。
また、このように環状部材61によって編組取付部42が締め付けられて編組12が固定された状態においては、編組取付部42は、筒状とされて第1の側壁51及び第2の側壁52のそれぞれの先端部の第1の突き当て面53及び第2の突き当て面54が当接した状態とされている。つまり、環状部材61は、第1の突き当て面53及び第2の突き当て面54が当接した状態の底壁50、第1の側壁51及び第2の側壁52を締め付けている。
そして、このシールドコネクタ10は、ハウジング21の装着部31を筺体2の接続部3の接続孔3aへ嵌め込むことでユニット1に装着され、ユニット1内のバスバーとの導通が可能とされる。そして、接続孔3aへ装着部31を嵌合した状態で、シールドシェル26のボルト挿通孔49にボルト4を挿通させ、ボルト4を、接続部3の接続孔3aの近傍に形成されたネジ孔3bにねじ込むことで、シールドコネクタ10がユニット1の筺体2に固定され、且つ、編組12がシールドシェル26を介してユニット1のGNDに接地される(図2参照)。
上記のように、編組12がシールドシェル26に固定されたシールドコネクタ10は、ケーブル11が編組12及びシールドシェル26によって覆われていることから、良好なシールド機能が実現される。
[シールドシェルへの編組の固定手順]
次に、シールドシェル装着工程及び編組固定工程について説明する。
図9(a)及び図9(b)は、ハウジングへのシールドシェルの装着工程を示す図であって、それぞれシールドシェル及びハウジングの斜視図である。図10(a)及び図10(b)は、編組の固定工程を示す図であって、それぞれシールドコネクタの斜視図である。図11(a)及び図11(b)は、編組の固定工程を示す図であって、それぞれ編組取付部の断面図である。
(シールドシェル装着工程)
図9(a)に示すように、ケーブル11が接続されて保持されたハウジング21に対して、その背面側からシールドシェル26のハウジング収容部41を近づけ、図9(b)に示すように、ハウジング収容部41にハウジング21を収容する。このとき、編組取付部42の第1の側壁51と第2の側壁52との隙間Gからケーブル11をケーブル収容空間CSへ収容する。
ここで、シールドシェル26は、編組取付部42に外力が作用していないときにおいて、ハウジング収容部41にハウジング21を収容するときにおける第1の側壁51及び第2の側壁52の最も接近する2点間の間隔Wが、ハウジング21に保持されるケーブル11の外径Dよりも大きくされている。したがって、シールドシェル26のハウジング収容部41にハウジング21を収容する際に、ケーブル11を隙間Gに通してケーブル収容空間CSへ容易に通すことができる。
また、隙間Gを通してケーブル11をケーブル収容空間CSに収容する際に、角度の大きい側の第2の側壁52に向かってケーブル11を移動することで、より大きく開いた側壁に向かってケーブル11が進入することができる。このため、ケーブル11の収容作業の容易化が図れる。しかも、角度の大きい側の第2の側壁52に向かってケーブル11を収容する際、角度の小さい側の第1の側壁51が短いため、ケーブル11が第1の側壁51に接触してケーブル11の進入が妨げられることもない。
(編組固定工程)
図10(a)及び図11(a)に示すように、シールドシェル26の編組取付部42に編組12の長手方向の先端部を近づけて被せ、その周囲に環状部材61を巻き付け、環状部材61のバンド部62をロック部63のロック孔へ挿通させる。ここで、第1の角度θ1及び第2の角度θ2が鋭角であることによって、編組取付部42への編組12の取り付けが容易にされる。逆に、第1の角度θ1及び第2の角度θ2のいずれか一方、または両方が鈍角である場合、編組12の内部に収まるように第1の側壁51及び第2の側壁52を折り曲げた状態を維持しながら編組取付部42に編組12を被せなければならない。このため、第1の角度θ1及び第2の角度θ2のいずれか一方、または両方が鈍角である場合は、編組取付部42への編組12の取り付けに若干の手間がかかる。
この状態から、結束工具を用い、ロック部63に対してバンド部62を引っ張る。このようにすると、図10(b)及び図11(b)に示すように、編組取付部42に巻き付けた環状部材61の環状部分が小さくなり、編組12が被せられた編組取付部42が環状部材61によって周囲から締め付けられる。
すると、編組取付部42が弾性変形し、編組取付部42が筒状となる。また、環状部材61によって締め付けられて編組取付部42が弾性変形すると、第1の側壁51の先端部に設けられた第1の突き当て面53と第2の側壁52の先端部に設けられた第2の突き当て面54とが互いに突き当てられる。これにより、編組取付部42の弾性変形が規制され、過剰な変形が抑制される。
ここで、シールドシェル26には、第1のスリット55及び第2のスリット56が設けられているので、第1の側壁51及び第2の側壁52を湾曲する際の剛性が低減される。このため、編組取付部42に編組12を被せて取り付ける作業を容易に行うことができる。また、第1のスリット55に連通する第3のスリット57及び第2のスリット56に連通する第4のスリット58が、第1の側壁51及び第2の側壁52を湾曲する際に、第1のスリット55及び第2のスリット56の根本に作用する応力を分散する。このため、シールドシェル26の破損が抑制される。
そして、環状部材61によって締め付けられると、環状部材61の締結力によって編組12が編組取付部42と環状部材61とに確実に挟持されて固定される。
[本実施形態の効果]
ここで、本発明の優位な効果を説明するために、比較例のシールドシェルを説明する。図12に示すものは、筒状に形成された編組取付部71を有するシールドシェル26Aを示している。図12に示すように、このシールドシェル26Aは、編組取付部71が筒状に形成されている。プレス加工では、筒状の編組取付部71を形成することが困難である。よって、この筒状の編組取付部71を有するシールドシェル26Aは、絞り加工プレス、ダイキャスト等によって製造しなければならず、その製造方法の複雑さのために製造コストが嵩んでしまう。
また、このシールドシェル26Aでは、編組取付部71が筒状に形成されているので、シールドシェル26Aをハウジング21へ装着する際に、まず、複数本のケーブル11を筒状の編組取付部71へ挿入し、その後、ハウジング21をハウジング収容部41へ収容することとなる。このように、筒状の編組取付部71を有するシールドシェル26Aでは、ケーブル11の長さが長くなるほど、ケーブル11の挿通作業に時間がかかる。このため、電線をシールドコネクタに装着する組立作業に関する効率が低下してしまう。
これに対して、本実施形態に係るシールドシェル26によれば、ハウジング収容部41は、側面板部45が底板部44から延設され、端面板部46が底板部44から延設され、フランジ48が側面板部45から延設された構成である。また、編組取付部42は、底壁50がハウジング収容部41の底板部44から延設され、且つ、第1の側壁51及び第2の側壁52が底壁50から延設された構成である。この構成のシールドシェル26は、一枚の金属平板が所望の箇所にて折り返されることにより形成される。このため、シールドシェル26は、比較的簡易な工法のプレス加工によって形成することができる。このため、シールドシェル26の製造に伴う製造コストを低減することができる。
また、ケーブル11が保持されたハウジング21をハウジング収容部41に収容する際、第1の側壁51と第2の側壁52の隙間Gから編組取付部42の内部にケーブル11を収容することで、ケーブル11を容易に編組取付部42のケーブル収容空間CSへ配置することができる。このため、シールドシェル26内にケーブル11を収容するための作業の簡素化が図れる。
特に、ケーブル11の外径Dよりも第1の側壁51と第2の側壁52の間隔Wが大きいので、第1の側壁51及び第2の側壁52を押し広げることなく、編組取付部42の内部のケーブル収容空間CSにケーブル11を収容することができる。このため、シールドシェル26内にケーブル11を収容するための作業がさらに簡素化される。
なお、上記実施形態では、第1の側壁51と第2の側壁52の間隔Wをケーブル11の外径Dよりも大きくしたが、ケーブル11の収容作業の際に、第1の側壁51と第2の側壁52の隙間Gを押し広げてケーブル11の外径Dよりも大きな間隔Wとして編組取付部42のケーブル収容空間CSへ収容しても良い。
また、湾曲した箇所を除く第1の側壁51の一部及び第2の側壁52の一部と底壁50とにより挟まれる第1の角度θ1及び第2の角度θ2が鋭角であることによって、それらの角度θ1,θ2が鈍角である場合と比較して、編組取付部42への編組12の取り付け作業の容易化が図れる。
また、第1の角度θ1及び第2の角度θ2が異なるので、角度の大きい側の側壁である第2の側壁52に向かってケーブル11を収容することによって、ケーブル収容作業を容易化できる。このため、作業者がケーブル11を収容する方向を規定することができる。
しかも、底壁50との角度の大きい側の第2の側壁52に向かってケーブル11を収容する際、底壁50との角度の小さい側の第1の側壁51が短いため、ケーブル11が第1の側壁51に接触してケーブル11の収容を妨げることを抑制できる。
また、第1のスリット55及び第2のスリット56を設けることによって、第1の側壁51及び第2の側壁52を湾曲する際の復元力となる剛性が低減される。このため、編組取付部42に編組12を取り付ける作業を容易にできる。
しかも、第1の側壁51及び第2の側壁52を湾曲する際、第1のスリット55及び第2のスリット56の根本に作用する応力が第3のスリット57及び第4のスリット58で分散される。このため、シールドシェル26の破損を抑制できる。さらに、これらのスリット55,56,57,58の幅を狭めても応力が分散する効果が見込めるため、これらのスリット55,56,57,58の幅を狭めることで、ケーブル11からのノイズの漏れを抑制できる。
[本実施形態の変形例]
図13に示すものは、縁部に角部65を有する幅広のスリット66を備えたシールドシェル26Bである。図13に示すように、スリット66は、編組取付部42の底壁50と、この底壁50と同一平面上に位置するハウジング収容部41の一部である底板部44との間に、第1の側壁51及び第2の側壁52が延設された方向に底壁50の一端に向かって延びている。このように、本発明のシールドシェルは、縁部が角部65とされたスリット66を有するシールドシェル26Bであってもよい。
ただ、上述のシールドシェル26Bは、第1の側壁51及び第2の側壁52を湾曲する際に、スリット66の縁部の角部65に応力が集中し、シールドシェル26Bが破損してしまうおそれがある。
そこで、図14に示すように、シールドシェル26Cでは、第3のスリット57及び第4のスリット58を設けず、第1のスリット55及び第2のスリット56だけを形成している。また、このシールドシェル26では、第1のスリット55及び第2のスリット56の根本側を画成する縁部が半円形状とされて丸みを有している。
このような第1のスリット55及び第2のスリット56を有するシールドシェル26の場合も、第1の側壁51及び第2の側壁52を湾曲する際、第1のスリット55及び第2のスリット56の根本に作用する応力を分散することができる。このため、シールドシェル26の破損を抑制できる。
図13及び図14に示す幅広のスリットを形成したシールドシェルは、ケーブル11から発生するノイズが当該スリット部分から漏れてしまうおそれがある。このため、低減を図る必要のあるノイズの周波数成分に応じて、スリットの幅を設定することが好ましい。
図15(a)及び図15(b)は、変形例に係るシールドシェルの第1の側壁の第1の突き合わせ面と第2の側壁の第2の突き合わせ面との突き合わせ箇所を示す図であって、図15(a)は締め付け前の斜視図、図15(b)は締め付け後の斜視図である。
図15(a)に示すように、シールドシェル26としては、第1の側壁51に形成された第1の突き当て面53に凸部53aを形成し、第2の突き当て面54に、凸部53aが嵌合可能な凹部54aを形成しても良い。
このように、凸部53aを有する第1の側壁51及び凹部54aを有する第2の側壁52を備えたシールドシェル26によれば、環状部材61を締め付けて編組12を編組取付部42へ固定する際に、図15(b)に示すように、互いに突き当てられる第1の突き当て面53と第2の突き当て面54とで、凸部53aが凹部54aに嵌合する。これにより、第1の側壁51と第2の側壁52とが位置決めされるとともに、第1の突き当て面53及び第2の突き当て面54に沿って第1の側壁51及び第2の側壁52が移動する位置ずれが防がれる。なお、第1の突き当て面53に凹部を形成し、その凹部に嵌合可能な凸部を第2の突き当て面54に形成しても良い。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明に係るシールドシェルの実施形態の特徴をそれぞれ以下(1)〜(8)に簡潔に纏めて列記する。
(1) ハウジング(21)が収容されるハウジング収容部(41)と、
シールド部材(編組12)によって外周が覆われるシールド部材取付部(編組取付部42)と、
を備え、
前記シールド部材取付部は、前記ハウジング収容部から延設された底壁(50)と、前記底壁の一端から延設された第1の側壁(51)と、前記底壁の他端から延設された第2の側壁(52)と、を有し、
前記シールド部材取付部は、前記第1の側壁及び前記第2の側壁それぞれの先端部が互いに近づくように前記第1の側壁及び前記第2の側壁が湾曲し、
前記ハウジング収容部に前記ハウジングを収容するときにおける前記第1の側壁及び前記第2の側壁の最も接近する2点間の間隔(W)が、前記ハウジングに保持される電線の外径(D)よりも大きくなることができる、
ことを特徴とするシールドシェル(26)。
(2) 前記シールド部材取付部に外力が作用していないときにおける前記第1の側壁及び前記第2の側壁の最も接近する2点間の間隔が、前記ハウジングに保持される電線の外径よりも大きい、
ことを特徴とする上記(1)に記載のシールドシェル。
(3) 湾曲した箇所を除く前記第1の側壁の一部と前記底壁とにより挟まれる第1の角度(θ1)が鋭角であり、
湾曲した箇所を除く前記第2の側壁の一部と前記底壁とにより挟まれる第2の角度(θ2)が鋭角である、
ことを特徴とする上記(2)に記載のシールドシェル。
(4) 前記第1の角度及び前記第2の角度は、異なる、
ことを特徴とする上記(3)に記載のシールドシェル。
(5) 前記第1の角度は、前記第2の角度よりも小さく、
延設された方向に沿う前記第1の側壁の一部の長さ(L1)は、延設された方向に沿う前記第2の側壁の一部の長さ(L2)よりも短い、
ことを特徴とする上記(4)に記載のシールドシェル。
(6) 前記底壁と、該底壁と同一平面上に位置する前記ハウジング収容部の一部との間には、前記第1の側壁が延設された方向に前記底壁の一端に向かって延びる第1のスリット(55)と、前記第2の側壁が延設された方向に前記底壁の他端に向かって延びる第2のスリット(56)と、が形成されている、
ことを特徴とする上記(1)から(5)のいずれか1項に記載のシールドシェル。
(7) 前記第1のスリット及び前記第2のスリットの根本側を画成する縁部は、丸みを有している、
ことを特徴とする上記(6)に記載のシールドシェル。
(8) 前記ハウジング収容部の一部には、前記第1のスリットの根元側に向かって延び、且つ前記第1のスリットに連通する第3のスリット(57)と、前記第2のスリットの根元側に向かって延び、且つ前記第2のスリットに連通する第4のスリット(58)と、が形成され、
前記第3のスリット及び前記第4のスリットは、前記ハウジング収容部の一部の中央寄りに湾曲している、
ことを特徴とする上記(6)に記載のシールドシェル。
11 ケーブル(電線)
12 編組
21 ハウジング
26 シールドシェル
41 ハウジング収容部
42 編組取付部
50 底壁
51 第1の側壁
52 第2の側壁
55 第1のスリット
56 第2のスリット
57 第3のスリット
58 第4のスリット
D 外径
W 間隔

Claims (4)

  1. ハウジングが収容されるハウジング収容部と、
    シールド部材によって外周が覆われるシールド部材取付部と、
    を備え、
    前記シールド部材取付部は、前記ハウジング収容部から延設された底壁と、前記底壁の一端から延設された第1の側壁と、前記底壁の他端から延設された第2の側壁と、を有し、
    前記シールド部材取付部は、前記第1の側壁及び前記第2の側壁それぞれの先端部が互いに近づくように前記第1の側壁及び前記第2の側壁が湾曲し、
    前記第1の側壁及び前記第2の側壁の最も接近する2点間の間隔が、前記ハウジングに保持される電線の外径よりも大きくなることができる、
    ことを特徴とするシールドシェル。
  2. 前記底壁と、該底壁と同一平面上に位置する前記ハウジング収容部の一部との間には、前記第1の側壁が延設された方向に前記底壁の一端に向かって延びる第1のスリットと、前記第2の側壁が延設された方向に前記底壁の他端に向かって延びる第2のスリットと、が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシールドシェル。
  3. 前記第1のスリット及び前記第2のスリットの根本側を画成する縁部は、丸みを有している、
    ことを特徴とする請求項2に記載のシールドシェル。
  4. 前記ハウジング収容部の一部には、前記第1のスリットの根元側に向かって延び、且つ前記第1のスリットに連通する第3のスリットと、前記第2のスリットの根元側に向かって延び、且つ前記第2のスリットに連通する第4のスリットと、が形成され、
    前記第3のスリット及び前記第4のスリットは、前記ハウジング収容部の一部の中央寄りに湾曲している、
    ことを特徴とする請求項2に記載のシールドシェル。
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