JP2015073755A - 洗濯機 - Google Patents

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弘幸 齊藤
清隆 森
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清隆 森
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Abstract

【課題】電源電圧が低下しても、通電状態を継続できる洗濯機を提供すること。
【解決手段】通電手段50は、電源スイッチ52と、電源スイッチ52と並列に接続された第1のリレー51と、電源スイッチ52に並列に接続され、オン用コイルの通電により導通し、導通以後はオン用コイルを停止しても導通を保持し、オフ用コイルが通電されると導通を解除する第2のリレー53とで構成され、制御手段87は、電源電圧検知手段56が検知する電源電圧が、第1の所定電圧より低下した場合に、第2のリレー53のオン用コイルに通電して導通状態にすることにより、電源電圧の低下により、第1のリレー51が導通状態を保持できなくなったとしても、洗濯機への通電路を保持することにより、優れた使い勝手を実現することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、洗い、すすぎ、脱水の各工程を行なう洗濯機に関するものである。
従来、この種の洗濯機は、運転中に電源が遮断,特には停電した時に,その時点の運転状態を不揮発性メモリに記憶させ、その後、電源の復帰した際には、不揮発性メモリに記憶した内容に基づいて電源が遮断された際の運転状態から運転を再開させるようにする構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図5は、特許文献1に記載された従来の洗濯機のブロック回路図、図6は、同洗濯機のフローチャートである。
図5及び図6において、制御装置23に給電されると、ステップS1において、トランジスタ27にラッチ信号Saを出力してオン用コイル15Cに通電してラッチングリレー15Bを閉成させる。この時、ラッチングリレー15Bは閉成状態を維持する。
ステップS2において、不揮発性メモリ35の記憶内容を読み出して記憶内容が残存しているか否かを判断する。ここで、前回の洗濯運転が正常に終了した場合や、前回の洗濯運転中に電源切りスイッチ16がオン操作された場合には、記憶内容がゼロを示すパラメータは「0」となっているから、ステップS2の判断は「NO」となり、ステップS3に移行する。ステップS3において、設定されたコースで洗濯運転を開始し、ステップS4において、設定されたタイミングで運転進行状況を順次記憶する。
ステップS5において、洗濯運転が正常に終了したか否かを判断し、「NO」であれば、ステップS6で、洗濯運転中に電源切りスイッチ16がオン操作された(電源切り指令Sbが有った)か否かを判断する。電源切り指令Sbが無ければ、ステップS4に戻る。
ステップS6において、洗濯運転が正常に終了するか、電源切り指令Sbが有れば、ステップS7に移行し、ここまでの記憶内容をクリアし、ステップS8において、各機器の駆動を停止し、ステップS9において、トランジスタ29にラッチ開放信号Scを出力してオフ用コイル15Dに通電する。以上によりラッチングリレー15Bが開放し、制御装置23を始め全機器が断電される。
ここで、洗濯運転中に、停電があった場合には、その時点で制御装置23及びその他の機器への給電がなくなり、制御装置23の制御は中止される。そして、不揮発性メモリ35には停電時点での記憶内容が残存した状態となる。また、この停電発生時においては、ラッチングリレー15Bは、閉成状態のままとなっている。
停電が復帰すると、ラッチングリレー15Bが閉成状態に維持されているから、制御電源回路25に商用交流電源が給電される。制御装置23への給電により、図6に示すように制御を開始する。この場合、ステップS1において、オン用コイル15Cに一義的に通電されるが、ラッチングリレー15Bは閉成状態を維持している。ステップS2の判断処理では、不揮発性メモリ35の記憶内容が残存していると判断されるから、ステップS10に移行して、操作パネル(図示せず)上の停電有り表示器(図示せず)に停電有りを表示し、さらにステップS11において、洗濯機蓋開閉センサ32の出力により洗濯機蓋(図示せず)が閉鎖しているか否かを判断し、閉鎖していれば、ステップS12に移行し、記憶内容に応じて運転を再開する。
ステップS11において、洗濯機蓋が開放していると判断された時は、ステップS13に移行して適宜の表示器に洗濯機蓋の閉鎖を促す表示を行ない、使用者の蓋閉鎖を待つ。
特許第4987829号公報
しかしながら、前記従来の構成では、停電からの復電時に機器に自動通電するために、停電時には、通電路を維持するリレーのオン状態を維持する必要があるが、マイクロコンピュータが暴走した場合には、マイクロコンピュータへの給電を遮断することができず、マイクロコンピュータをリセットすることができなかった。
この問題を解決するために、電源リレーに並列にラッチングリレーを配設して、通常は電源リレーにより通電を行い、停電を検知した際には、ラッチングリレーをオンさせ、通常時、あるいは停電から復帰した際には、ランチングリレーをオフするよう構成することで、マイクロコンピュータが暴走した場合でもマイクロコンピュータをリセットすることができるようにすることが考えられる。
しかしながら、停電時に、電圧が0Vになるとは限らず、ラッチングリレーがオンしない程度の低電圧が供給される場合が想定される。このような停電が発生した場合には、制御装置23は、負荷の制御を継続した状態となる。制御装置23は、自己の動作を維持するために、直流電源を形成するコンデンサを有しているが、コンデンサに蓄電された直流電力が負荷へ流れるため、直流電源は短時間で消費されてしまい、ラッチングリレーがオンする前に、制御装置23がリセットされ、停電が復帰しても自動的に洗濯動作を再開することができない問題がある。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、停電の復帰時に自動的な洗濯動作の再開を可能にでき、使い勝手に優れた洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、洗い、すすぎ、脱水、乾燥等の一連の行程を逐次制御する制御手段と、電源の電圧レベルを検知する電源電圧検知手段と、前記電源と前記制御手段との間に設けられた通電手段とを備え、前記通電手段は、電源スイッチと、前記電源スイッチと並列に接続され、コイルの通電により導通し、コイルへの通電がなくなると導通状態を解除する第1のリレーと、前記電源スイッチに並列に接続され、オン用コイルの通電により導通し、導通以後は導通状態を保持し、オフ用コイルが通電されると導通状態を解除する第2のリレーとから構成され、前記制御手段は、前記電源電圧検知手段が検知する電源電圧が、第1の所定電圧より低下した場合に、前記第2のリレーのオン用コイルに通電して前記第2のリレーを導通状態にする構成としたものである。
本発明の洗濯機は、停電の復帰時に自動的な洗濯動作の再開を可能にできるので、優れた使い勝手を実現することができる。
本発明の実施の形態の洗濯機の側断面図 同洗濯機のブロック回路図 同洗濯機の洗濯動作を説明するフローチャート 同洗濯機の電源電圧低下時の動作を説明するフローチャート 従来の洗濯機のブロック回路図 同洗濯機の動作を説明するフローチャート
第1の発明は、洗い、すすぎ、脱水、乾燥等の一連の行程を逐次制御する制御手段と、電源の電圧レベルを検知する電源電圧検知手段と、前記電源と前記制御手段との間に設けられた通電手段とを備え、前記通電手段は、電源スイッチと、前記電源スイッチと並列に接続され、コイルの通電により導通し、コイルへの通電がなくなると導通状態を解除する第1のリレーと、前記電源スイッチに並列に接続され、オン用コイルの通電により導通し、導通以後は導通状態を保持し、オフ用コイルが通電されると導通状態を解除する第2のリレーとから構成され、前記制御手段は、前記電源電圧検知手段が検知する電源電圧が、第1の所定電圧より低下した場合に、前記第2のリレーのオン用コイルに通電して前記第2のリレーを導通状態にするものである。
この構成により、電源電圧の低下により、第1のリレーが導通状態を保持できなくなったとしても、洗濯機への通電路を保持することにより、停電の復帰時に自動的な洗濯動作の再開を可能にできるので、優れた使い勝手を実現することができる。
第2の発明は、前記制御手段は、前記電源電圧検知手段が検知する電源電圧が、前記第1の所定電圧より低く、前記第1のリレーの通電保持可能な電圧より高い第2の所定電圧よりも低下した場合に、前記第1のリレーへの通電を停止するものである。
この構成により、電源電圧が不安定な状況において、第1のリレーがオン、オフを繰り返すことを防止することができ、高い安全性を発揮することができる。
第3の発明は、前記制御手段は、前記電源電圧検知手段が検知する電源電圧が、前記第2の所定電圧より低下して、前記第1のリレーの導通が解除状態になった後に、前記第1の所定電圧より高い第3の所定電圧よりも高い電圧を検知した場合に、前記第1のリレーへの通電を行うものである。
この構成により、電源電圧が不安定な状況において、第1のリレーがオン、オフを繰り返すことを防止することができ、高い安全性を発揮することができる。
第4の発明は、前記制御手段は、運転状況を記憶する記憶手段を備え、前記電源電圧検知手段が検知する電源電圧が、前記第2の所定電圧より低下して、前記第1のリレーの導通が解除状態になった後に、前記第1の所定電圧より高い第3の所定電圧よりも高い電圧を検知して、前記第1のリレーへの通電を行われた場合に、前記記憶手段に記憶された運転状況から運転を再開するものである。
この構成により、より確実に停電の復帰時に自動的に洗濯動作を再開できる。
以下、発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。また、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態における洗濯機の縦断面図である。
図1において、洗濯機100は、筐体110の内部に収容槽200が揺動自在に防振支持されており、収容槽200は、回転軸RXを取り囲む略円筒形状の周壁211を有する回転ドラム210と、回転ドラム210を回転自在に内包する水槽220とで構成されている。
筐体110は、収容槽200内へ衣類を投入するための投入口が形成された前壁111と、前壁111と相対向する後壁112とを備えており、回転ドラム210及び水槽220は、前壁111に向けて開口している。
筐体110の前壁111には、扉体120が設けており、扉体120は、前壁111に形成された投入口を閉塞する閉位置と投入口を開放する開位置との間を回動自在に回動する。使用者は、扉体120を開位置に回動させ、前壁111の投入口を介して衣類を回転ドラム210に投入し、扉体120を閉位置に移動させ、洗濯を開始させる。
回転ドラム210は、前壁111と後壁112との間で延びる回転軸RX周りに回転する。回転ドラム210に投入された衣類は、回転ドラム210の回転に伴って回転ドラム210内を移動し、洗い、すすぎ及び/または脱水の各処理を受ける。また、回転ドラム210は、有底円筒状であり、閉位置にある扉体120に対向して底壁212が形成されている。
水槽220は、回転ドラム210の底壁212及び周壁211の一部を取り囲む底部221と、底部221と扉体120との間で、回転ドラム210の周壁211の他の部分を取り囲む前部222とを有している。
収容槽200には、回転ドラム210の底壁212に回転シャフト230が取り付けられており、回転シャフト230は、回転軸RXに沿って、後壁112に向けて延びて、水槽220の底部221を貫通し、水槽220と後壁112との間に延設される。
そして、この回転シャフト230に、水槽220の下方に据え付けられたモータ231が、ベルト233、プーリ232を介して連結され、モータ231の作動により、回転ドラム210が、水槽220内で回転駆動される。
筐体110の前面側には、水槽220の前部222と扉体120との間にパッキン構造130が配設され、閉位置に回動された扉体120がパッキン構造130に当接するよう構成されており、パッキン構造130が扉体120と前部222との間の水密シール構造を形成している。
筐体110は、前壁111と後壁112との間で略水平に延びる筐体天壁113と、筐体天壁113と相対向する筐体底壁114と、図示しない両側壁とで構成されている。
筐体110の上部には、蛇口(図示せず)に接続される給水弁140と、給水弁140を介して導入された水を分配するための分配部141とが設けており、給水弁140は、筐体天壁113上に蛇口との接続部を配設し、分配部141は、筐体天壁113と収容槽200との間に配設されている。
筐体110の下部には、排水ポンプ74、循環ポンプ330が配設されている。排水ポンプ74は、洗い行程終了時、すすぎ行程終了時など必要なときに水槽220内の水を機外へ排水し、循環ポンプ330は、必要に応じて水槽220内の水を循環水として水槽220前面部内方の噴出口より回転ドラム210内に吐出するようになっている。
水槽220の底部には、洗濯水を加熱するシーズヒータ等からなる温水ヒータ(加熱手段)160を水平方向に備えており、温水ヒータ160により加熱した水槽220内の洗濯水を、前述のように、回転ドラム210内に吐出することにより、洗濯水を洗濯物に供給し、さらに水槽220内の洗濯水を、再循環させる。これにより、加熱された洗濯水を洗濯物に供給するため、洗濯水の分子活動が高まり、また、洗剤の活性化が高まるので、洗浄力が向上し、かつ洗いムラを低減することができる。
運転コース等のモードや各種機能の選択は、筐体110の前面上部に設けられた操作表示部85を使用者が操作することにより入力設定手段83(図2参照)に入力し、筐体110の上部内方に配設された制御装置80の制御手段87(図2参照)が、その入力情報を基に操作表示部85上の表示手段84(図2参照)に選択された内容を表示して使用者に報知する。
図2は、本発明の実施の形態における洗濯機のブロック回路図である。
図2において、商用電源88からの電流を整流ダイオード54とコンデンサ55により直流整流平滑を行い、コンデンサ55により第1の直流電源を構成している。以下、第1の直流電源55と称する。第1の直流電源55には、第1の設定電圧から第3の設定電圧まで、3つの設定電圧を設定しており、第2の設定電圧は、第1の設定電圧より低い電圧で、かつ、後述する電源リレー51の通電状態を維持できる電圧より高い電圧に設定している。第3の設定電圧は、第1の設定電圧よりも高い電圧に設定している。
第2の直流電源57は、第1の直流電源から生成され、制御手段87や負荷駆動手段86に給電するための直流電源である。
制御手段87は、マイクロコンピュータなどにより構成され、電力が通電手段50を介して供給されることで動作し、双方向サイリスタ、リレーなどで構成した負荷駆動手段86を介して、モータ231、給水弁140、排水ポンプ74、循環ポンプ330、温水ヒータ160などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御する。
制御手段87及び負荷駆動手段86は、第2の直流電源57からの給電により動作している。従って、商用電源88の電圧が低下するなどの原因により、第1の直流電源55が所定値以下の電圧に低下すると、第2の直流電源57の出力電圧では、制御手段87及び負荷駆動手段86を動作させることができなくなる。
通電手段50は、押圧により接点がオンし、押圧の解除により接点がオフする常開型スイッチからなる電源スイッチ52と、第1のリレー51(以下、電源リレーと称する)と、第2のリレー53(以下、ラッチングリレーと称する)とを並列に接続して構成している。電源リレー51は、コイル(図示せず)への通電により接点が閉じて導通状態となり、コイルへの通電がなくなると接点が開き、通電が遮断される。ラッチングリレー53は、オン用コイル(図示せず)への通電により接点が閉じて導通状態となり、かつ、接点が閉じた以後はオン用コイルへの通電がなくなっても機械的に接点が閉じた状態を維持し、オフ用コイル(図示せず)に通電されると接点が閉じた状態を解除して、通電が遮断する。
制御手段87は、電源スイッチ52を押圧することにより通電されて起動し、制御手段87が起動した後は、電源リレー51が通電されることで、使用者が電源スイッチ52の押圧を解除しても、導通状態に保持される。
電源電圧検知手段56は、コンデンサ55(以下、第1の直流電源と称する)の直流電
圧を抵抗で分圧し、その電圧情報を制御手段87に出力している。本実施の形態では、第2の直流電源57からの給電により動作する制御手段87で利用可能なように、第1の直流電源55の電圧を分圧し、第2の直流電源57の電圧以下の電圧に降圧して制御手段87に出力している。
ゼロクロス検知手段321は、商用電源88の交流電流が入力され、交流電圧がゼロクロス点を通過し、極性が変わるタイミングでH信号からL信号に、或いはL信号からH信号に切り替わる矩形波信号をゼロクロス信号として制御手段87に出力する。制御手段87は、ゼロクロス検知手段321からの信号が入ってこなくなった場合に、停電が発生したと判断することができる。
記憶手段426は、不揮発性メモリからなり、EEPROMなどにより構成され、運転の進行状況、運転内容や一連の制御に必要なデータなどを記憶している。
水位検知手段90は、水槽220内の水位を検知し、制御手段87に出力する。
操作表示部85は、入力設定手段83と表示手段84から構成され、入力設定手段83は、使用者が必要な設定コース、動作のスタートなどを入力するもので、使用者の操作により電源切りスイッチ(図示せず)が押された場合に、制御手段87は、通電手段50による通電状態を解除し、電源をオフする。表示手段84は、入力設定手段83による設定内容、動作状態、または洗濯動作、洗濯機各部の異常状態などを表示する。
報知手段78は、圧電ブザー等により構成し、制御手段87の出力により報知動作を行う。
温水ヒータ160は、水槽220内の洗濯水を加熱し、給水弁140は水槽220内に給水し、排水ポンプ74は水槽220内の洗濯水を排水する。
制御手段87は、洗い行程では、洗濯開始時に回転ドラム210内の洗濯物の量を検知した後、給水弁140を制御して水槽220内に給水し、温水ヒータ160により、水槽220内の洗濯水を加熱しながら、回転ドラム210をモータ231によって低速で回転駆動して洗濯物の撹拌動作を行ない、洗いが終了すると、排水ポンプ74を駆動して、「すすぎ」を行い、すすぎと中間脱水との組合せを複数回行う。中間脱水では、回転ドラム210を高速で回転駆動し、洗濯物を遠心脱水する。「すすぎ」の後の「脱水」では、中間脱水同様に、回転ドラム210を高速で回転駆動して、洗濯物を遠心脱水するようにしている。
以上のように構成された洗濯機について、以下にその動作、作用を説明する。
図3は、本発明の実施の形態における洗濯機の洗濯動作を説明するフローチャート、図4は、同洗濯機の停電時の動作を説明するフローチャートである。
図3、図4において、使用者が電源スイッチ52をオンすることにより電源スイッチ52を介して、または後述する電源電圧処理によりラッチングリレー53を介して電力が供給されると、制御手段87が起動する(ステップS100)。
制御手段87が起動すると、ステップS101において、第1の直流電源55の電圧を検出し、第1の直流電源55の検出電圧が第3の所定電圧以上であれば(ステップS101のYes)、ステップS102に移行する。第1の直流電源55の検出電圧が第3の所定電圧以上になるまで検知を繰り返す。第3の所定電圧は、第1の直流電源55の電圧が
正常な状態の電圧であることを確認するためのもので、第1の直流電源55に設定された第1〜第3の所定電圧のうち、最も高い電圧に設定している。
ステップS102において、電源リレー51をオンする。この状態では、電源リレー51は導通状態を維持するので、使用者が電源スイッチ52から手を離しても制御手段87に電力を供給することができる。
ステップS103において、ラッチングリレー53のオフ用コイル(図示せず)をオン(例えば、50ms)する。このとき、後述する低電圧状態から復帰した状態の場合は、ラッチングリレー53がオフされる。
ステップS104にて、EEPROM等の不揮発性メモリである記憶手段426を読み込み、ステップS105にて動作状態が記憶されていない場合(ステップS105のNo)には、前回の運転において正常に終了した状態、あるいは、使用者が電源スイッチ52をオフした後に、使用者により電源が投入された状態と判断し、初期待機状態として、入力設定手段83のスタートスイッチ(図示せず)がオンされるまで待機する(ステップS107)。
ステップS107において、スタートスイッチがオンされる(ステップS107のYes)と、給水弁140やモータ231等の各負荷を制御し、洗い動作(ステップS108)、すすぎ動作(ステップS109)、脱水動作(ステップS110)を順次実行する。フローチャートには表していないが、各動作中や終了時に動作の進行状況を、記憶手段426に逐次書き込む。なお、ステップS107でスタートスイッチをオンする前に、入力設定手段83で運転コースや水位などを設定しても良い。設定せずにスタートスイッチをオンした場合には、制御手段87が、投入された布量に応じた標準的な運転コースを自動設定して運転開始する。
ステップS105において、記憶手段426に動作状態が記憶されている場合(ステップS105のYes)には、停電からの復帰、或いは電源電圧が低下して動作が停止した低電圧状態からの復帰であると判断し、記憶されていた動作状態に基づいて洗濯運転を再開する(ステップS106)。
ステップS108からステップS110までの各工程の実行中は、常時、電源電圧検知手段56からの入力をモニターし、以下に説明する図4に示す電源電圧処理を行う。
図4において、処理を開始する(ステップS200)と、ステップS201において、電源電圧検知手段56により低電圧を検知したことを示す低電圧検知フラグがセットされていれば、これをクリアする。
ステップS202において、第1の直流電源55の電圧が、第3の所定電圧より低い第1の所定電圧以下の場合(ステップS202のYes)は、ステップS203において、低電圧検知フラグをセットする。
なお、第1の所定電圧は、第1の直流電源55の電圧が正常な場合よりも若干低い電圧であるが、制御手段87が駆動でき、電源リレー51の通電状態を保持できる電圧より高い電圧に設定している。
次に、ステップS204において、給水弁140やモータ231等の各負荷をオフし、ステップS205において、ラッチングリレー53のオン用コイル(図示せず)をオンし、ラッチングリレー53がオン(導通)する。ステップS204において各負荷をオフす
ることにより、第1の直流電源55の残留電荷の消費を抑制することができ、制御手段87のプログラム動作や、ラッチングリレー53のオン動作をする時間をより確保することができる。
ステップS206において、第1直流電源55の電圧が、第2の所定電圧以上の場合(ステップS206のNo)は、ステップS202に戻る。第2の所定電圧以下の場合(ステップS206のYes)は、電圧が低すぎるので、ステップS207において、電源リレー51をオフし、ステップS208において、処理を終了し、図3に示すステップS101に戻る。
なお、第2の所定電圧は、第1の所定電圧より低い電圧で、かつ、電源リレー51の通電状態を保持できる電圧より高い電圧に設定している。第1の直流電源55の電圧が不安定な場合、一連の処理を何度も繰り返すことになり、その結果、電源リレー51がオン、オフを繰り返すことになってしまい、電源リレー51の故障を誘発してしまう。従って、第2の所定電圧を第1の所定電圧より低い電圧で、かつ、電源リレー51の通電状態を保持できる電圧より高い電圧に設定することにより、この状態を回避することができる。
また、第3の所定電圧は、第1の所定電圧より高い電圧に設定している。これは、第1の直流電源55の電圧が不安定な場合、一連の処理を何度も繰り返すことになり、その結果、電源リレー51やラッチングリレー53がオンオフを繰り返すになってしまい。電源リレー51やラッチングリレー53の故障を誘発してしまう。従って、第3の所定電圧を第1の所定電圧より高い電圧に設定することにより、この状態を回避することができる。
ステップS202において、第1の直流電源55の電圧が第1の所定電圧以上の場合(ステップS202のNo)は、ステップS211において、低電圧検知フラグのセット・クリアを確認し、セットされている場合(ステップS211のYes)は、ステップS212にてラッチングリレー53のオフ用コイルをオンし、ラッチングリレー53の導通状態を解除して、通常動作に復帰する(ステップS213)。
ステップS211において、低電圧検知フラグがセットされていない場合(ステップS211のNo)は、正常な状態と判断できるため、処理を終了し、そのまま通常動作を継続する(ステップS213)。
なお、通常動作とは、図3のステップS108からステップS110に示す一連の洗濯動作のことを指す。
図3に戻り、ステップS110において、脱水動作が終了すると、ステップS108からステップS110の間に記憶手段426に記憶した動作状態をクリア(ステップS111)し、報知手段78により一連の洗濯動作が終了したことを報知する(ステップS112)。
ステップS112において、終了報知の完了後、電源リレー51をオフする(ステップS113)と、通電路が遮断され、制御手段87が停止(ステップS114)し、洗濯機100全体が停止状態となる。
以上のように、本実施の形態においては、通電手段50は、入力設定手段83の電源スイッチ52と、電源スイッチ52と並列に接続され、コイルの通電により導通し、コイルへの通電がなくなると導通を解除する第1のリレー51(電源リレー)と、電源スイッチ52に並列に接続され、オン用コイルの通電により導通し、導通以後はオン用コイルを停止しても導通を保持し、オフ用コイルが通電されると導通を解除する第2のリレー53(
ラッチングリレー)とで構成され、制御手段87は、電源電圧検知手段56が検知する電源電圧が、第1の所定電圧より低下した場合に、第2のリレー53のオン用コイルに通電して導通状態にすることにより、電源電圧の低下により、第1のリレー51が導通状態を保持できなくなった場合でも、洗濯機への通電路を保持することにより、優れた使い勝手を実現することができる。
また、制御手段87は、電源電圧検知手段56が検知する電源電圧が、第1の所定電圧より低く、さらに、第1のリレーの通電保持可能な電圧より高い第2の所定電圧よりも低下した場合に、第1のリレー51への通電を停止する構成とすることにより、電源電圧が不安定な状況において、第1のリレー51がオン、オフを繰り返すのを防止することができ、高い安全性を発揮することができる。
また、制御手段87は、電源電圧検知手段56が検知する電源電圧が第2の所定電圧よりも低下し、第1のリレー51が導通解除になった後に、第1の所定電圧より高い第3の所定電圧よりも高い電圧まで上昇したことを検知した場合に、第1のリレー51への通電を行う構成とすることにより、電源電圧が不安定な状況において、第1のリレー51がオン、オフを繰り返すことを防止することができ、高い安全性を発揮することができる。
なお、本実施の形態では、洗濯機における制御装置の実施例を示したが、洗濯機に限らず洗濯乾燥機、衣類乾燥機、食器洗い乾燥機などにおいて実施しても良い。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、電源電圧の低下により、第1のリレー(電源リレー)が導通状態を保持できなくなったとしても、洗濯機への通電路を保持することが可能となるので、他の洗濯機、洗濯乾燥機、衣類乾燥機、食器洗い機等の用途に適用できる。
50 通電手段
51 第1のリレー(電源リレー)
52 電源スイッチ
53 第2のリレー(ラッチングリレー)
56 電源電圧検知手段
83 入力設定手段
84 表示手段
85 操作表示部
87 制御手段
88 商用電源
110 筐体
210 回転ドラム
220 水槽
231 モータ

Claims (4)

  1. 洗い、すすぎ、脱水、乾燥等の一連の行程を逐次制御する制御手段と、電源の電圧レベルを検知する電源電圧検知手段と、前記電源と前記制御手段との間に設けられた通電手段とを備え、前記通電手段は、電源スイッチと、前記電源スイッチと並列に接続され、コイルの通電により導通し、コイルへの通電がなくなると導通状態を解除する第1のリレーと、前記電源スイッチに並列に接続され、オン用コイルの通電により導通し、導通以後は導通状態を保持し、オフ用コイルが通電されると導通状態を解除する第2のリレーとから構成され、前記制御手段は、前記電源電圧検知手段が検知する電源電圧が、第1の所定電圧より低下した場合に、前記第2のリレーのオン用コイルに通電して前記第2のリレーを導通状態にすることを特徴とする洗濯機。
  2. 前記制御手段は、前記電源電圧検知手段が検知する電源電圧が、前記第1の所定電圧より低く、前記第1のリレーの通電保持可能な電圧より高い第2の所定電圧よりも低下した場合に、前記第1のリレーへの通電を停止することを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記制御手段は、前記電源電圧検知手段が検知する電源電圧が、前記第2の所定電圧より低下して、前記第1のリレーの導通が解除状態になった後に、前記第1の所定電圧より高い第3の所定電圧よりも高い電圧を検知した場合に、前記第1のリレーへの通電を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の洗濯機。
  4. 前記制御手段は、運転状況を記憶する記憶手段を備え、前記電源電圧検知手段が検知する電源電圧が、前記第2の所定電圧より低下して、前記第1のリレーの導通が解除状態になった後に、前記第1の所定電圧より高い第3の所定電圧よりも高い電圧を検知して、前記第1のリレーへの通電を行われた場合に、前記記憶手段に記憶された運転状況から運転を再開することを特徴とする請求項1または2に記載の洗濯機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112522930A (zh) * 2019-08-29 2021-03-19 松下家电(中国)有限公司 衣物处理设备的烘干时间控制方法

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