JP2015067557A - 毛髪パーマネント処理用香料組成物 - Google Patents
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(1)次の成分(A)から選ばれる1種または2種以上の香料からなるジメチルジセレニドおよび/またはメチルメチルチオセレニドに対する消臭またはマスキング剤。
(2)(1)に記載の成分(A)から選ばれる1種または2種以上の香料からなる、ヒト毛髪に対してコールドパーマネント処理を施した際に発生するジメチルジセレニドおよび/またはメチルメチルチオセレニドに対する消臭またはマスキング剤。
(3)(1)に記載の成分(A)から選ばれる1種または2種以上の香料を含有することを特徴とする、ヒト毛髪に対してコールドパーマネント処理を施した際に発生するジメチルジセレニドおよび/またはメチルメチルチオセレニドに対する消臭またはマスキング用の香料組成物。
(4)(1)に記載の成分(A)から選ばれる1種または2種以上の香料を含有することを特徴とする、ヒト毛髪に対してコールドパーマネント処理を施した際に発生する反応臭を消臭またはマスキングするための香料組成物。
(5)(1)に記載の成分(A)から選ばれる1種または2種以上の香料を、香料成分全体を基準として30質量%以上含有することを特徴とする、ヒト毛髪に対してコールドパーマネント処理を施した際に発生する反応臭を消臭またはマスキングするための香料組成物。
20〜40歳の日本人男性2名および女性2名それぞれの毛髪を含めた頭部を無香料のシャンプーで洗髪した後、無香料パーマネント液第1剤(50%チオグリコール酸アンモニウム14.0質量部、40%ジチオグリコール酸ジアンモニウム2.5質量部、28%アンモニア水1.0質量部、炭酸水素アンモニウム1.5質量部、モノエタノールアミン1.0質量部、アミノ変性シリコーンエマルジョン4.0質量部、グリセリン2.0質量部、精製水74.0質量部の混合液)50mLを毛髪に均一に塗布し、頭部の毛髪の生えている側をポリエチレン製の臭気捕集用袋で覆った。後頭部側に開けた穴から活性炭を通して空気が入るようにした状態で、頭頂側に開けた穴の先に、第1段目としてTenaxTAを吸着剤として配置し、その先に第2段目として液体窒素(−196℃)で冷却したトラップを設置し、さらにその先に吸引ポンプを設置し、ポンプにより空気を200mL/minの速度で吸引し、パーマネント液第1剤処理により発生する臭気を捕集した。臭気を吸着させたTenaxTAを、加熱脱着後GC−MS/Oにより、また、液体窒素トラップ中の臭気成分は加熱揮発させてGC−MS/Oよりそれぞれ分析した。
ストロー口のついたプラカップ(カップ:ニュープロマックス(旭化成パックス)520mL 口径96×高さ119mm、フタ:ニュープロマックス(旭化成パックス)共通フタ口径96×高さ7mm)の底部にろ紙を敷き、0.01ppmジメチルジセレニド溶液(エタノールに希釈)を500μL滴下した。その後、被試験香料を10μL滴下し、カップの横の部分を押してへこませたりふくらませたりして空気を出入れして、内部の空気を均一化し、静置し、5分経過後に、ストロー口から臭気を確認することにより官能評価を行った。なお、表中希釈とある香料化合物または精油は、エタノールで表中の濃度の希釈液を使用した。
テスト用ヒト毛髪を以下の工程により処理した。工程中において、パーマネント液第1剤塗布時(下記工程の(4))の臭気を官能により評価し、また、処理後の毛髪をフタ付きの100mLガラス製サンプル瓶に封入し、40℃にて保存を行い、2週間、1ヶ月および3ヶ月保存し、容器のふたを開けたときの容器の口の臭いを官能により評価した。臭気の判定は、3名のパネラーにより行い、A:十分にマスキングされている、B:マスキングがやや不十分、C:マスキングが不十分、の評価を、3名の総合的な評価により行った。
(1)無香料のシャンプーで毛髪を洗浄する。
(2)乾いたタオルで毛髪に付着した水分を取り除く。
(3)毛髪1gずつ秤取り、束ねる。
(4)表3の配合処方のパーマネント液第1剤1gを毛髪と良く混合する。
(5)10〜15分間放置する。
(6)湯および酸リンスで毛髪に付着した液剤を洗い落とす。
(7)表4のパーマネント液第2剤を塗布する。
(8)10〜15分間放置する。
(9)湯で毛髪に付着したパーマ液を洗い落とす。
(10)10〜15分風乾する。
工程(1)から工程(10)までの所要時間は、おおよそ60分ないし70分程度である。
下記表6に示す処方にて毛髪パーマネント処理臭疑似組成物を調整した。
Claims (5)
- 次の成分(A)から選ばれる1種または2種以上の香料からなるジメチルジセレニドおよび/またはメチルメチルチオセレニドに対する消臭またはマスキング剤。
(A)p−シメン、β−フェニルエチルアルコール、2−メチルドデカナール、ヘキシルシンナミックアルデヒド、バニリン、アミルメチルケトン、γ−メチルイオノン、アセトフェノン、β−ダマセノン、2−メトキシナフタレン、p−クレジルメチルエーテル、ローズオキサイド、ガラクソライド、γ−ウンデカラクトン、レモンオイル、ラベンダーオイル、ローズアブソリュート、クローブバッドオイル、セダーウッドオイルおよびパチョリオイル - 請求項1に記載の成分(A)から選ばれる1種または2種以上の香料からなる、ヒト毛髪に対してコールドパーマネント処理を施した際に発生するジメチルジセレニドおよび/またはメチルメチルチオセレニドに対する消臭またはマスキング剤。
- 請求項1に記載の成分(A)から選ばれる1種または2種以上の香料を含有することを特徴とする、ヒト毛髪に対してコールドパーマネント処理を施した際に発生するジメチルジセレニドおよび/またはメチルメチルチオセレニドに対する消臭またはマスキング用の香料組成物。
- 請求項1に記載の成分(A)から選ばれる1種または2種以上の香料を含有することを特徴とする、ヒト毛髪に対してコールドパーマネント処理を施した際に発生する反応臭を消臭またはマスキングするための香料組成物。
- 請求項1に記載の成分(A)から選ばれる1種または2種以上の香料を、香料成分全体を基準として30質量%以上含有することを特徴とする、ヒト毛髪に対してコールドパーマネント処理を施した際に発生する反応臭を消臭またはマスキングするための香料組成物。
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