JP2015066822A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ケースを本体装置に装着した状態では、記録装置を持ち上げて移動する際の作業が困難であるという課題がある
【解決手段】インクを用紙に噴射可能な記録ヘッドと、用紙を保持する用紙カセット12と、用紙を記録ヘッドに搬送する搬送ユニットと、記録ヘッドと搬送ユニットとを収容し、用紙カセット12が挿入される筐体4と、筐体4の側面4aに形成され、用紙カセット12を挿入する開口部13と、インクを収容するインク収容体と、筐体4の開口部13が形成された側面4aに隣接する側面4b,4cに着脱可能に装着され、インク収容体を格納するケース5,6と、インク収容体から筐体4の内部にインクを供給する供給部(接続チューブ)と、を備え、ケース5,6には、指が掛かるための指掛け部9,16が形成されている記録装置を提供する。
【選択図】図1
【解決手段】インクを用紙に噴射可能な記録ヘッドと、用紙を保持する用紙カセット12と、用紙を記録ヘッドに搬送する搬送ユニットと、記録ヘッドと搬送ユニットとを収容し、用紙カセット12が挿入される筐体4と、筐体4の側面4aに形成され、用紙カセット12を挿入する開口部13と、インクを収容するインク収容体と、筐体4の開口部13が形成された側面4aに隣接する側面4b,4cに着脱可能に装着され、インク収容体を格納するケース5,6と、インク収容体から筐体4の内部にインクを供給する供給部(接続チューブ)と、を備え、ケース5,6には、指が掛かるための指掛け部9,16が形成されている記録装置を提供する。
【選択図】図1
Description
本発明は、記録装置に関する。
従来から、記録装置の一種として、記録ヘッドから用紙等に対してインクを噴射して印刷を行うインクジェット式プリンターが知られている。このようなインクジェット式プリンターにおいては、比較的大量の印刷を行う場合にプリンターヘッドへ連続的に安定してインクを供給するために、インクジェット式プリンターの本体装置とは別体に外部インク供給装置(液体供給装置)を備え、プリンターヘッドにインクを供給する構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
こうした液体供給装置には、大容量のインクパック(液体収容体)を内部に収容したケースが備えられ、インクパックと本体装置内のプリンターヘッドとを連通するインク供給チューブによって、インクが供給される。
このようなインクジェット式プリンターは、本体装置とは別体にケースが備えられるため、使用者がインクジェット式プリンターを移動しようとする際には、使用者は、本体装置とケースとを別々に保持して移動しなければならないので、移動作業が容易ではない。そこで、ケースを本体装置に装着した状態で移動させる方法がある。
しかしながら、ケースを本体装置に装着した状態では、本体装置に設けられて使用者の手が掛かるための取っ手部や本体装置の角部などに手が届きにくくなる。そのため、インクジェット式プリンターを持ち上げて移動する際の作業が困難であるという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]液体を記録媒体に噴射可能な記録ヘッドと、前記記録媒体を保持する記録媒体保持ユニットと、前記記録媒体を前記記録ヘッドに搬送する搬送ユニットと、前記記録ヘッドと前記搬送ユニットとを収容し、前記記録媒体保持ユニットが挿入される筐体と、前記筐体の側面に形成され、前記記録媒体保持ユニットを挿入する挿入口と、前記液体を収容する液体収容体と、前記筐体の前記挿入口が形成された側面に隣接する少なくとも一方の側面に着脱可能に装着され、前記液体収容体を格納するケースと、前記液体収容体から前記筐体の内部に前記液体を供給する供給部と、を備え、前記ケースには、指が掛かるための第1の指掛け部が形成されていることを特徴とする記録装置。
本適用例によれば、ケースには、指が掛かるための第1の指掛け部が形成されている。これにより、ケースを移動する際の作業が容易となる。
[適用例2]前記第1の指掛け部は、前記ケースの側面位置から前記ケースの内側に向けて窪む凹部であり、前記凹部の前記側面位置における上部には、下方に突出して前後方向に延在する延在部と前記延在部の内側に隣接して前後方向に延在する溝部が形成されることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、使用者の指が第1の指掛け部を安定して保持できる。そのため、使用者が記録装置を手に持って移動する際、記録装置の姿勢が安定する。
[適用例3]前記ケースは、前記筐体の一方の側面に配置され、前記筐体の他方の側面には、指が掛かるための第2の指掛け部が形成されていることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、筐体におけるケースが装着されていない側を、使用者が手で保持可能となる。
[適用例4]前記ケースは、前記筐体の両側の側面に配置されることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、ケースに格納される液体収容体の個数が増えるので、液体の収容量が増加する。
[適用例5]前記ケースが前記筐体に装着された状態において、高さ方向から見た前記ケースと前記筐体の配置は、前記ケースと前記筐体との少なくとも一部が重なる位置に配置され、前記重なる位置において、前記ケースの一部は、前記筐体の一部より下側にあることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、使用者がケースを持ち上げると、筐体が持ち上がり、記録装置の移動が可能となる。
[適用例6]前記ケースと前記筐体の一部が重なる位置は、高さ方向における前記筐体の底面の位置にあることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、記録装置が設置されている状態にあるとき、ケースの底面が設置面に当接するので筐体とケースとの姿勢が安定する。
[適用例7]前記筐体に設けられた凹部と、前記ケースに設けられ、前記凹部に挿入されて係合する係合部と、をさらに備えたことを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、使用者がケースを持ち上げると、筐体が持ち上がり、記録装置の移動が可能となる。
[適用例8]前記ケースは、前記筐体に着脱可能に固定される固定部と、前記液体収容体を格納する格納部と、前記格納部に開閉自在に取り付けられた蓋体と、を備え、前記係合部は、前記固定部に設けられることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、格納部、蓋体の剛性は、固定部の剛性より小さくできる。そのため、ケースの製造コストの増大を抑制できる。
[適用例9]前記ケースに設けられた凹部と、前記ケースが前記筐体に装着された状態において、前記筐体に設けられ、前記凹部に挿入されて係合する係合部と、をさらに備えたことを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、使用者がケースを持ち上げると、筐体が持ち上がり、記録装置の移動が可能となる。
[適用例10]高さ方向から見た、前記第1の指掛け部と前記係合部の位置は、重なる位置に配置されることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、使用者がケースを持ち上げたとき、第1の指掛け部にかかる力の延長線上に係合部が位置する。そのため、ケースの姿勢が安定する。
[適用例11]前記筐体は、前記記録媒体保持ユニットとは異なる外部記録媒体保持ユニットを含むことを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、ケースが下方に延長できるので、液体収容体の液体収容量が増加する。
[適用例12]前記液体収容体が可撓性であることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、液体の消費に応じて液体収容体が収縮するので、液体収容体内部が負圧となってしまうことにより液体が記録ヘッド側に供給不可となることを防止できる。
(実施形態1)
以下、記録装置の一実施形態について、図面に従って説明する。図1(a)は、本実施形態における記録装置としてのインクジェット式プリンター(以降は、プリンターと称する)1を正面左側から見た外観斜視図である。プリンター1は、インク(液体)を噴射して画像を形成する印刷部3、不図示の原稿などを読み取る読取部2、ケース5,6を備えている。印刷部3と読取部2とによって本体装置が構成される。
以下、記録装置の一実施形態について、図面に従って説明する。図1(a)は、本実施形態における記録装置としてのインクジェット式プリンター(以降は、プリンターと称する)1を正面左側から見た外観斜視図である。プリンター1は、インク(液体)を噴射して画像を形成する印刷部3、不図示の原稿などを読み取る読取部2、ケース5,6を備えている。印刷部3と読取部2とによって本体装置が構成される。
ケース5は、本体装置の筐体4の左側の側面4cに着脱可能に装着され、ケース6は、筐体4の右側の側面4bに着脱可能に装着される。ケース5,6には、インクを収容する液体収容体としてのインク収容体30(図3参照)が格納される。ケース5は、モノクロインクを収容する一個のインク収容体30を格納する。ケース6は、イエローインク、マゼンタインク、シアンインクのカラーインクをそれぞれ収容する3個のインク収容体30を格納する。
読取部2は、印刷部3の上に配置されている。読取部2は、ガラスなどの透明板状部材によって形成された不図示の原稿台を備え、原稿台に載置された原稿を読み取ることが可能である。また、読取部2上には、不図示のヒンジ部を介して読取部2の後面における上端部に連結されるオートドキュメントフィーダー28が配置されている。オートドキュメントフィーダー28は、原稿載置部に積層された複数の原稿を一枚ずつ反転させながらガラスなどの透明板状部材によって形成された不図示の読取窓上に順次給送して原稿を読み取ることが可能である。
筐体4の正面側の側面4aには、開口部13が形成される。開口部13における下側の領域には、記録媒体保持ユニットとしての用紙カセット12が前後方向において挿抜可能に設けられる。すなわち開口部13における下側の領域は、用紙カセット12が筐体4に対して着脱自在に装着されるための挿入口となる。用紙カセット12の上側には、印刷部3の内部で印刷された不図示の用紙が搬送される搬送路11が設けられる。開口部13における上側の領域は、印刷された用紙の排紙口が形成される。
用紙カセット12には、複数の用紙が積層状態で載置される。用紙カセット12に載置された用紙は、筐体4の内部に一枚ずつ供給され、印刷された用紙が開口部13における上側に形成された排紙口から排出されて不図示の排紙トレイに載置される。
本体装置の正面側には、電源のON・OFF操作や、印刷条件や読み取り条件の設定などを行うための操作ボタン10が備えられる。また、本体装置の正面側には、印刷条件や読み取り条件を表示するための液晶パネルなどによって構成される表示部19が備えられる。
図2は、筐体4の上部を取り外した状態におけるプリンター1の斜視図である。搬送路11の上方には、主走査方向である左右方向に往復移動可能なキャリッジ21が設けられている。キャリッジ21内には、キャリッジ21の下面から露出するように、インクを噴射する記録ヘッド20が備えられている。
印刷部3には、用紙を反転する不図示の反転ユニットが備えられ、搬送路11の下側に備えられた用紙カセット12内の用紙Pは、反転ユニットにより、一枚ずつ反転されながら搬送路11上へ後側から給送される。
また、印刷部3には、不図示の、搬送ローラー、紙送りモーターなどを含んで構成される搬送ユニットが備えられ、搬送ユニットによって用紙Pが搬送路11に沿って後側から前側に向かって搬送される。搬送される用紙Pに対して、キャリッジ21に備えられて往復移動する記録ヘッド20からインクを噴射することにより用紙Pに印刷が行われる。
前述したように、搬送路11上で印刷された用紙Pは、開口部13における用紙カセット12よりも上側の領域によって構成される排紙口から順次排紙される。
前側が開口した矩形箱状をなすホルダーケース24内には、左右方向に並ぶ4個の中空のインク供給針(不図示)が備えられている。
各インク供給針は、前後方向に延びるとともに、ホルダーケース24の側壁を貫通している。可撓性のインク供給チューブ25の一端側は、各インク供給針の後端部に接続され、インク供給チューブ25の他端側は記録ヘッド20に接続されている。
1本の可撓性の接続チューブ22の一端側は、インク供給針の前端部と接続され、接続チューブ22の他端側は、ケース5に格納されるインク収容体30と接続される(図3参照)。
3本の可撓性の接続チューブ23の一端側は、各インク供給針の前端部と接続され、接続チューブ23の他端側は、ケース6に格納されるインク収容体30と接続される(図3参照)。
図3は、インク収容体30の斜視図である。インク収容体30は、インクを収容するインク袋33を備えている。インク袋33における上端側には、支持部材(ハンガー部材)32が固定されている。
インク袋33は、2つの矩形状の可撓性フィルムの周縁に筒状のインク導出部(図示略)を挟んだ状態でこれら2つの可撓性フィルムの周縁同士を溶着することによって形成される。
インク収容体30の上部には、弁体部(図示略)が設けられており、キャップ31を押し下げる方向に回転させることによって弁体部が動作し、インク収容体30の内部と接続チューブ22,23とが連通状態となる。
図2のケース5に収容されたインク収容体30から接続チューブ22、インク供給針、インク供給チューブ25を介して、記録ヘッド20にモノクロインクが供給される。また、ケース6に収容されたインク収容体30から接続チューブ23、インク供給針、インク供給チューブ25を介して、記録ヘッド20に、イエローインク、マゼンタインク、シアンインクのカラーインクがそれぞれ供給される。
図1(a)のケース5は、ケース5を筐体4の側面4cに固定する固定部8、ケース5内部にインク収容体30を取り付けたり、取り外したりするために開閉可能な蓋体7を有する。固定部8には、使用者の手の指が掛かるための指掛け部9が設けられる。高さ方向において、固定部8の底面8aの位置は、筐体4の底面4dの位置と同じである。
図1(b)は、プリンター1を正面右側から見た外観斜視図である。ケース6は、ケース6を筐体4の側面4bに固定する固定部15、ケース6内部にインク収容体30を取り付けたり、取り外したりするために開閉可能な蓋体14を有する。固定部15には、使用者の手の指が掛かるための指掛け部16が設けられる。高さ方向において、固定部15の底面15aの位置は、筐体4の底面4dの位置と同じである。
ケース5,6の上面の位置は、読取部2の原稿台の位置より下側の位置にある。これにより、使用者が、オートドキュメントフィーダー28を回動させて原稿台が露出した状態にし、原稿台に原稿を置いたり、原稿台から原稿を取り除いたりするときに、ケース5,6が支障とならない。
図4(a)は、ケース6の外観斜視図である。ケース6には、インク収容体30を収容する格納部35が備えられる。格納部35の下端は、固定部15に固定される。格納部35の上側が開口し、使用者はインク収容体30を格納部35内に取り付けたり、格納部35内から取り出したりすることができる。
蓋体14は、一点鎖線に示す回動軸36を支点として矢印方向に回動可能に備えられる。蓋体14の筐体4側は開口し、蓋体14を図4(a)の状態から回動させて図1(b)の閉じた状態とすることにより、蓋体14は格納部35を覆う。
図4(b)は、ケース6が筐体4に装着された部分を正面側から見た図で、蓋体14、格納部35は正面側から見た外観形状を示し、固定部15は、指掛け部16が形成された部分における断面形状を示す。固定部15には、図1(b)に示すように、前後方向に延びる指掛け部16(第1の指掛け部)が設けられる。指掛け部16の上部には、固定部15の側面15dから下方に突出して前後方向に延在する延在部16aが設けられる。
延在部16aから下側に離れた位置には、固定部15の側面15dの位置から内側に延びる壁面16eが形成され、延在部16aと壁面16eとの間が開口する。壁面16eの上側には、延在部16aの内側に形成されて傾斜する壁面16b、壁面16bと接続されて内側に延びる壁面16cが形成される。
壁面16dは、固定部15の側面15dの位置から内側に形成されて上下方向に延び、壁面16c、壁面16eと接続する。壁面16b,16c,16d,16eによって、固定部15の側面15dから内側に窪む凹部が形成される。
延在部16aの内側には、壁面16b、壁面16c、壁面16dによって、下側が開口する溝部が延在部16aの内側に隣接して形成される。
このような構成により、使用者は、手の平を上向きにした状態で複数の指を延在部16aの下側の開口部から侵入させ、指先が上側を向いた状態で溝部の上部を形成する壁面16cに当接する。そのため、使用者は、指掛け部16を安定して保持できる。
固定部15の筐体4側には、固定部15の側面15cから突出して係合する係合部としての突出部15bが設けられる。筐体4の下部には、側面4bから内側に位置して上下方向に延びる壁面4fが形成され、底面4dから上側に位置して側面4bから内側に延びて壁面4fと接続する壁面4eが形成される。すなわち、筐体4の下部には、壁面4fと壁面4eとを正面側から見た断面形状がL字状の切り欠き部が形成される。
固定部15の突出部15bは、筐体4の下部に設けられたこの切り欠き部に侵入して係合し、固定部15は、不図示のネジなどの係合部材によって筐体4に固定される。高さ方向において、固定部15の底面15aの位置は、筐体4の底面4dの位置と同じである。
図1(a)の固定部8に形成された指掛け部9は、図4を用いて説明した指掛け部16の構成と同じである。また、固定部8には、図4の突出部15bと同じ構成の突出部(不図示)が設けられ、筐体4の左側の側面4cの下部には、図4の右側の側面4bの下部に設けられた切り欠き部と同じ構成の切り欠き部が設けられる。固定部8の突出部が筐体4の切り欠き部に侵入して係合し、固定部8は、不図示のネジなどの係合部材によって筐体4に固定される。
以上、本実施形態のプリンター1は、インクを用紙Pに噴射可能な記録ヘッド20と、用紙Pを保持する用紙カセット12と、用紙Pを記録ヘッド20に搬送する搬送ユニットと、記録ヘッド20と搬送ユニットとを収容し、用紙カセット12が挿入される筐体4と、筐体4の側面4aに形成され、用紙カセット12を挿入する開口部13と、インクを収容するインク収容体30と、筐体4の開口部13が形成された側面4aに隣接する側面4b,4cに着脱可能に装着され、インク収容体30を格納するケース5,6と、インク収容体30から筐体4の内部にインクを供給する供給部(接続チューブ22,23)と、を備え、ケース5,6には、指が掛かるための指掛け部9,16が形成されている。
このような構成により、使用者は手の指を指掛け部9,16に掛けて、ケース5,6が筐体4に装着された状態で、プリンター1を持ち上げながら移動させることができる。そのため、プリンター1を手で持ちながら移動させるときの作業が容易となる。
また、指掛け部9,16は、ケース5,6の側面位置からケース5,6の内側に向けて窪む凹部であり、凹部の側面位置における上部には、下方に突出して前後方向に延在する延在部16aと延在部16aの内側に隣接して前後方向に延在する溝部が形成される(図4(b)参照)。
この構成によれば、使用者の指が指掛け部9,16を安定して保持できる。そのため、使用者がプリンター1を手に持って移動する際、プリンター1の姿勢が安定する。
また、ケース5,6は、筐体4の両側の側面4b,4cにそれぞれ配置される。これによれば、ケース5,6に格納されるインク収容体30の個数が増えるので、インクの収容量が増加する。
また、図4のケース6が筐体4に装着された状態において、高さ方向から見たケース6と筐体4の配置は、ケース6の一部である突出部15bと筐体4の一部(壁面4fと壁面4eとで構成される切り欠き部の上側の部分)とが重なる位置に配置され、重なる位置において、突出部15bは、筐体4の一部より下側にある。
これによれば、使用者がケース6を持ち上げると、筐体4が持ち上がり、プリンター1の移動が可能となる。
また、高さ方向において、図4(b)の筐体4の切り欠き部にケース6の突出部15bが侵入し、筐体4とケース6とが重なる部分において、固定部15の底面15aの位置は、筐体4の底面4dと同じ位置にある。
これによれば、プリンター1が設置されている状態にあるとき、ケース6の底面が設置面に当接するのでケース6の姿勢が安定する。
また、ケース6は、筐体4に着脱可能に固定される固定部15と、インク収容体30を格納する格納部35と、格納部35に開閉自在に取り付けられた蓋体14と、を備え、突出部15bが、固定部15に設けられる。
これによれば、筐体4の凹部に挿入させて固定するための突出部を格納部35、蓋体14に設けなくてもよい。そのため、格納部35、蓋体14の剛性を、固定部15の剛性より小さくできる。そのため、ケース6の製造コストの増大を抑制できる。
また、インク収容体30は、可撓性フィルムによってインク袋33が構成される。これによれば、インクの消費に応じてインク収容体30のインク袋33が収縮するので、インク収容体30内部が負圧となってしまうことによりインクが記録ヘッド20側に供給不可となることを防止できる。
また、指掛け部9,16を低い位置に設置する場合には、壁面16eを省略して下方が開放した構成としてもよい。そのようにすることで、低い位置であっても指掛け部9,16を設けることができる。
(実施形態2)
実施形態2では、筐体の一方の側にケースを備え、他方の側にはケースを備えない記録装置について説明する。図5は、実施形態2における記録装置の外観斜視図である。
実施形態2では、筐体の一方の側にケースを備え、他方の側にはケースを備えない記録装置について説明する。図5は、実施形態2における記録装置の外観斜視図である。
図5は、実施形態1で説明した図1(b)の筐体4の右側に備えられたケース6を取り外した状態のプリンター1aを示す。筐体4の左側の側面4cには、ケース5が備えられる。ケース5に収容されるインク収容体30には、モノクロインクが収容され、プリンター1aは、モノクロインクを使用する専用の記録装置である。
ケース5の下部には、実施形態1で説明した第1の指掛け部としての指掛け部9(図1(a)参照)が設けられる。筐体4の側面4bの下部には、第2の指掛け部としての指掛け部17が設けられる。指掛け部17は、側面4bより内側に窪む凹部が前後方向に延びるようにして設けられる。
このような構成により、筐体4におけるケースが装着されていない側を、使用者が手で保持可能となる。プリンター1aの他の構成は、実施形態1で説明したプリンター1の構成と同じである。
(実施形態3)
実施形態3では、外部記録媒体保持ユニットを備えた記録装置について説明する。図6は、実施形態3におけるプリンター1bの外観斜視図である。
実施形態3では、外部記録媒体保持ユニットを備えた記録装置について説明する。図6は、実施形態3におけるプリンター1bの外観斜視図である。
プリンター1bは、実施形態1の印刷部3と読取部2によって構成される本体装置の下側に、外部記録媒体保持ユニットとしての増設カセットユニット51を備える。また、プリンター1bは、筐体4の左側の側面4cにケース5aを着脱可能に備え、筐体4の右側の側面4bにケース6aを着脱可能に備える。
増設カセットユニット51には、前後方向に挿抜可能な用紙カセット50が設けられる。用紙カセット50には、用紙Pが積載され、図示しない給送ユニットによって用紙Pが1枚ずつ印刷部3に給送される。
高さ方向において、ケース5aの固定部8の底面8aの位置は、増設カセットユニット51の底面51aの位置と同じである。同様に、高さ方向において、ケース6aの固定部15の底面15aの位置は、増設カセットユニット51の底面51aの位置と同じである。
この構成によれば、高さ方向におけるケース5a,6aの長さは、実施形態1のケース5,6より下方に延長した長さを有する。そのため、実施形態1のインク収容体30より高さ方向の長さが長いインク収容体を収容できるので、インクの収容量が増加する。
実施形態1〜実施形態3では、筐体4の底部に切り欠き部を設けたが、筐体に凹部を設け、筐体に設けられた凹部に、ケースの固定部に設けられた突出部を挿入する構成にしてもよい。図7(a)は、正面側から見た図で、筐体60に設けられた凹部60aに、ケースの固定部61に設けられた係合部としての突出部61bが挿入される部分を示す図である。ケースの固定部61の側面61aから突出する突出部61bは、凹部60aに挿入されて係合し、固定部61を筐体60に固定する。高さ方向において、固定部61の底面61cの位置は、筐体60の底面60bの位置と同じである。
図7(b)は、正面側から見た図で、ケースの固定部63に設けられた凹部63aに、筐体62に設けられた係合部としての突出部62aが挿入される部分を示す図である。筐体62に突出部62aを設け、ケースの固定部63に凹部63aを設け、凹部63aに突出部62aが挿入されて係合される構成でもよい。これにより、使用者がケースを持ち上げると、筐体62が持ち上がり、プリンターの移動が可能となる。
また、ケースの固定部63が筐体62に装着された状態において、高さ方向から見た第1の指掛け部としての指掛け部64の凹部64bと突出部62aの位置を、重なる位置に配置するようにしてもよい。
これによれば、使用者がケースを持ち上げたとき、指掛け部64にかかる力の延長線上に突出部62aが位置する。そのため、ケースの回動が抑制され姿勢が安定する。また、高さ方向において、筐体62の底面62cの位置は、固定部63の底面63bの位置と同じである。これにより、プリンターを設置した状態にあるとき、ケースの姿勢が安定する。
また、図4(b)の指掛け部16は、延在部16aの下側に壁面16eを有したが、図7(b)の指掛け部64に示すように、延在部64aの下側に壁面を設けないで下方を開放する構成でもよい。このようにすることにより、指掛け部64を低い位置に設けることができる。
図8(a)、(b)は、正面側から見た図で、筐体とケースの配置を示す模式図である。図8(a)の筐体70の左右方向における両側のケース71は、下部に係合部としての突出部71bを有し、突出部71bは、筐体70の左右方向の下側角部70bの下側に重なって配置される。また、筐体70の両側のケース71は、上部に係合部としての突出部71aを有し、突出部71aは、筐体70の左右方向の上側角部70aの上側に重なって配置される。このような構成により、使用者が指掛け部71cに指を掛けてケース71を持ち上げたときに、ケース71の姿勢が安定した状態で筐体70も持ち上がる。
また、筐体70の底部にゴムなどの脚部72を備えることにより、高さ方向における脚部72の底面の位置とケース71の底面の位置が同じとなり、設置された状態の筐体70とケース71の姿勢が安定する。
また、このようなケース71を片側に備え、ケース71が備えられない側の筐体の側面に指掛け部を設けてもよい。
図8(b)の筐体73の左右方向における両側のケース74は、下部に係合部としての突出部74bを有し、突出部74bは、筐体73の下部に形成されたL字状の切り欠き部73bに侵入し、係合して配置される。また、両側のケース74は、上部に係合部としての突出部74aを有し、突出部74aは、筐体73の上部に形成されたL字状の切り欠き部73aに侵入し、契合して配置される。このような構成により、使用者が指掛け部74cに指を掛けてケース74を持ち上げたときに、ケース74の姿勢が安定した状態で筐体73も持ち上がる。
また、ケース74の底部にゴムなどの脚部75を備えることにより、高さ方向における脚部75の底面の位置と筐体73の底面の位置が同じとなり、設置された状態の筐体73とケース74の姿勢が安定する。
1,1a,1b…インクジェット式プリンター、4,60,62,70,73…筐体、4a,4b,4c…側面、4d…底面、5,5a,6,6a,71,74…ケース、7…蓋体、8,15,61,63…固定部、9,16,17,64,71c,74c…指掛け部、12,50…用紙カセット、13…開口部、14…蓋体、15b,61b,62a…突出部、16a…延在部、20…記録ヘッド、22,23…接続チューブ、30…インク収容体、35…格納部、51…増設カセットユニット、60a,63a…凹部。
Claims (12)
- 液体を記録媒体に噴射可能な記録ヘッドと、
前記記録媒体を保持する記録媒体保持ユニットと、
前記記録媒体を前記記録ヘッドに搬送する搬送ユニットと、
前記記録ヘッドと前記搬送ユニットとを収容し、前記記録媒体保持ユニットが挿入される筐体と、
前記筐体の側面に形成され、前記記録媒体保持ユニットを挿入する挿入口と、
前記液体を収容する液体収容体と、
前記筐体の前記挿入口が形成された側面に隣接する少なくとも一方の側面に着脱可能に装着され、前記液体収容体を格納するケースと、
前記液体収容体から前記筐体の内部に前記液体を供給する供給部と、
を備え、
前記ケースには、指が掛かるための第1の指掛け部が形成されていることを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置であって、
前記第1の指掛け部は、前記ケースの側面位置から前記ケースの内側に向けて窪む凹部であり、前記凹部の前記側面位置における上部には、下方に突出して前後方向に延在する延在部と前記延在部の内側に隣接して前後方向に延在する溝部が形成されることを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置であって、
前記ケースは、前記筐体の一方の側面に配置され、
前記筐体の他方の側面には、指が掛かるための第2の指掛け部が形成されていることを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置であって、
前記ケースは、前記筐体の両側の側面に配置されることを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録装置であって、
前記ケースが前記筐体に装着された状態において、高さ方向から見た前記ケースと前記筐体の配置は、前記ケースと前記筐体との少なくとも一部が重なる位置に配置され、前記重なる位置において、前記ケースの一部は、前記筐体の一部より下側にあることを特徴とする記録装置。 - 請求項5に記載の記録装置であって、
前記ケースと前記筐体の一部が重なる位置は、高さ方向における前記筐体の底面の位置にあることを特徴とする記録装置。 - 請求項5に記載の記録装置であって、
前記筐体に設けられた凹部と、
前記ケースに設けられ、前記凹部に挿入されて係合する係合部と、をさらに備えたことを特徴とする記録装置。 - 請求項7に記載の記録装置であって、
前記ケースは、前記筐体に着脱可能に固定される固定部と、前記液体収容体を格納する格納部と、前記格納部に開閉自在に取り付けられた蓋体と、を備え、
前記係合部は、前記固定部に設けられることを特徴とする記録装置。 - 請求項5に記載の記録装置であって、
前記ケースに設けられた凹部と、
前記ケースが前記筐体に装着された状態において、前記筐体に設けられ、前記凹部に挿入されて係合する係合部と、をさらに備えたことを特徴とする記録装置。 - 請求項9に記載の記録装置であって、
高さ方向から見た、前記第1の指掛け部と前記係合部の位置は、重なる位置に配置されることを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の記録装置であって、
前記筐体は、前記記録媒体保持ユニットとは異なる外部記録媒体保持ユニットを含むことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の記録装置であって、
前記液体収容体が可撓性であることを特徴とする記録装置。
Priority Applications (2)
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Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2013203485A JP2015066822A (ja) | 2013-09-30 | 2013-09-30 | 記録装置 |
Publications (1)
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JP2015066822A true JP2015066822A (ja) | 2015-04-13 |
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JP2013203485A Pending JP2015066822A (ja) | 2013-09-30 | 2013-09-30 | 記録装置 |
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JP (1) | JP2015066822A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106985532A (zh) * | 2015-09-18 | 2017-07-28 | 精工爱普生株式会社 | 端子连接部以及盒 |
US9994013B2 (en) | 2014-08-05 | 2018-06-12 | Seiko Epson Corporation | Composite apparatus |
-
2013
- 2013-09-30 JP JP2013203485A patent/JP2015066822A/ja active Pending
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