JP2015065944A - Sparger - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、シングルユース型細胞培養袋の内部に設置されるスパージャーに関する。 The present invention relates to a sparger installed inside a single-use cell culture bag.
抗体医薬やワクチンなどのバイオ医薬品の開発や製造において、シングルユース製品(使い捨て製品)が着実に浸透しつつある。シングルユース製品は洗浄や滅菌の作業が必要ないこと、交叉汚染がないこと、簡易的に無菌環境が得られることなどのメリットがあるため、バイオ医薬品の開発コストを大幅に削減できる場合がある。 Single-use products (disposable products) are steadily penetrating in the development and production of biopharmaceuticals such as antibody drugs and vaccines. Single-use products have advantages such as no need for cleaning and sterilization, no cross-contamination, and a simple aseptic environment, which can significantly reduce biopharmaceutical development costs.
近年注目されているシングルユース製品の1つが3D細胞培養袋である。これはフィルム、チューブ、ポート、スパージャー、攪拌機構、溶存酸素センサー、pHセンサー、温度センサーなどの様々な材料、部品、機構を有する細胞培養袋である。この細胞培養袋のなかに細胞培養用の培養液(培地ともいう)を充填し、培地へ供給する気体の流量、培地を攪拌する速度、培地の温度などを制御しながら細胞培養を行う。培地へ供給する気体は空気、酸素、窒素、二酸化炭素などであるが、とりわけ酸素の供給が細胞培養に重要である。 One of the single-use products that has been attracting attention in recent years is a 3D cell culture bag. This is a cell culture bag having various materials, parts, and mechanisms such as films, tubes, ports, spargers, stirring mechanisms, dissolved oxygen sensors, pH sensors, temperature sensors, and the like. The cell culture bag is filled with a cell culture medium (also referred to as a medium), and cell culture is performed while controlling the flow rate of the gas supplied to the medium, the stirring speed of the medium, the temperature of the medium, and the like. The gas supplied to the culture medium is air, oxygen, nitrogen, carbon dioxide, etc., but supply of oxygen is particularly important for cell culture.
この酸素供給で重要な役割を担う部品が気体供給装置として機能するスパージャーである。最も一般的なスパージャーは射出成型を含む方法によって得られるプラスチック製のリング型スパージャーである(非特許文献1)。スパージャーの表面には直径1mm前後の貫通孔が多数設けられている。この貫通孔の数や大きさは、細胞への物理的ダメージや培地への酸素供給率に直接影響するため、培養する細胞に合わせて最適化するのが理想的である。 A component that plays an important role in supplying oxygen is a sparger that functions as a gas supply device. The most common sparger is a plastic ring sparger obtained by a method including injection molding (Non-patent Document 1). A large number of through holes having a diameter of about 1 mm are provided on the surface of the sparger. Since the number and size of the through holes directly affect physical damage to the cells and the oxygen supply rate to the medium, it is ideal to optimize them according to the cells to be cultured.
しかしながら、射出成型を含む方法で製造されるスパージャーは金型作製に莫大な費用がかかるため、十分な最適化検討ができないのが実情であった。 However, a sparger manufactured by a method including injection molding requires a huge amount of money for mold production, and it is a fact that sufficient optimization cannot be studied.
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、金型を用いることなく貫通孔の数や大きさなどを容易にカスタマイズできるスパージャーを提供することを目的とする。 The present invention has been made in consideration of such points, and an object thereof is to provide a sparger that can easily customize the number and size of through holes without using a mold.
本発明は、培養液を収納する培養袋内に配置され、前記培養袋内の前記培養液に対して気体を供給するスパージャーにおいて、リング状に延びるとともに、少なくとも一対の端部を有し、壁面に複数の貫通孔が形成された中空状の軟質チューブと、前記軟質チューブの一対の端部を互いに連結する硬質コネクターとを備えたことを特徴とするスパージャーである。 The present invention is a sparger that is disposed in a culture bag that contains a culture solution and supplies a gas to the culture solution in the culture bag, and has a ring shape and has at least a pair of ends. A sparger comprising a hollow soft tube having a plurality of through holes formed on a wall surface, and a hard connector for connecting a pair of end portions of the soft tube to each other.
本発明は、前記硬質コネクターは直線型コネクター、コック付き直線型コネクター、T字型コネクター、およびY字型コネクターからなる群から選択される少なくとも1つを有していてもよい。 In the present invention, the hard connector may have at least one selected from the group consisting of a linear connector, a linear connector with a cock, a T-shaped connector, and a Y-shaped connector.
本発明は、前記軟質チューブは2本の軟質チューブ部分を有し、前記2本の軟質チューブ部分によって互いに向き合う2つの対の端部が形成され、前記硬質コネクターは各一対の端部を連結するコック付き直線型コネクター、T字型コネクター、またはY字型コネクターとを有してもよい。 According to the present invention, the soft tube has two soft tube portions, and the two soft tube portions form two pairs of end portions facing each other, and the hard connector connects each pair of end portions. You may have a linear connector with a cock, a T-shaped connector, or a Y-shaped connector.
本発明は、前記コック付き直線型コネクターは開閉自在のコックを有し、前記培養袋内の前記培養液に対して気体を供給する間、当該コックは閉じられていてもよい。 In the present invention, the linear connector with a cock may have an openable / closable cock, and the cock may be closed while gas is supplied to the culture solution in the culture bag.
本発明は、前記軟質チューブは3.0〜9.0mmの内径を有していてもよい。 In the present invention, the soft tube may have an inner diameter of 3.0 to 9.0 mm.
本発明は、前記培養袋内においてスパージャーは水平方向に配置され、前記貫通孔は内側であってかつ斜め上方を向いていてもよい。 In the present invention, the sparger may be disposed in the horizontal direction in the culture bag, and the through hole may be on the inner side and face obliquely upward.
本発明によれば、金型を作製せずに貫通孔の数や大きさなどを容易にカスタマイズできるスパージャーを提供できる。 According to the present invention, it is possible to provide a sparger that can easily customize the number and size of through holes without producing a mold.
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(培養袋)
まず図6により本発明によるスパージャーが配置される培養袋110について説明する。
(Culture bag)
First, the culture bag 110 in which the sparger according to the present invention is arranged will be described with reference to FIG.
図6に示すように、培養袋110は、被培養物108aを含む培養液(培地ともいう)108を収容する袋本体111と、袋本体111内の培養液108を撹拌する攪拌器130と、を備えている。このうち、袋本体111は、複数のフィルム111aをヒートシールして形成されている。フィルム111aに用いる材料としては、可撓性を有するとともに耐ガンマ線滅菌性を有する樹脂材料であれば特に限定されることはない。例えば、フィルム111aには、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロン、エチレンビニルアルコール(EVOH)、ポリエチレン(PE)等を用いることができる。
As shown in FIG. 6, the
攪拌器130は、袋本体111に回転自在に設けられた、袋本体111の上下方向に延びる回転シャフト131と、回転シャフト131に設けられ、袋本体111内の培養液108を撹拌する撹拌用羽根132と、回転シャフト131を回転可能に支持し、袋本体111から外方(図6において上方)に突出する第1回転支持部(上側回転支持部)133と、回転シャフト131を回転可能に支持し、袋本体111から外方(図6において下方)に突出する第2回転支持部(下側回転支持部)134と、を有している。
The
このうち、第1回転支持部133は、袋本体111の上部にヒートシールされている。回転シャフト131は、袋本体111から外方に延びており、回転シャフト131の上端部は、第1回転支持部133内に配置されている。回転シャフト131の上端部には、撹拌器側磁石が設けられている。この撹拌器側磁石が培養システムの撹拌駆動装置106と磁気カップリング方式で磁気結合されることにより、撹拌駆動装置106から回転シャフト131に回転駆動力が伝達されるようになっている。
Among these, the 1st rotation support
第2回転支持部134は、袋本体111の下部にヒートシールされている。回転シャフト131の下端部は、袋本体111内に配置されており、第2回転支持部134は、回転シャフト131の下端部を、袋本体111内において回転可能に支持している。
The second rotation support
袋本体111の上部には、培養液108を注入する培養液注入部150が設けられている。この培養液注入部150には、培養システムの培養液供給部から、被培養物108aを含む培養液108が供給されて、培養液108が袋本体111内に注入されるようになっている。また、袋本体111の上部には、培養液注入部150から袋本体111に培養液108を注入する際、袋本体111内の気体を排出する気体排出部151が設けられている。なお、上述した第2回転支持部134が、袋本体111から培養液108を排出する機能を有しており、当該第2回転支持部134から、袋本体111内の培養液108が排出されるようになっている。
A culture
袋本体111内に、本発明によるスパージャー(気体供給装置)50が設けられている。このスパージャー50は、袋本体111内に収容された培養液108に空気109等の気体を導入するためのものである。スパージャー50から袋本体111の上部を貫通して気体供給チューブ153が延びている。この気体供給チューブ153は、外方の培養システムの気体供給源160からスパージャー50に空気109を供給するためのものである。
A sparger (gas supply device) 50 according to the present invention is provided in the bag body 111. The
袋本体111には、温度センサ154、pHセンサ155およびDo(溶存酸素)センサ156が取り付けられている。このうち温度センサ154は、培養中の培養液108の温度を計測し、pHセンサ155は、培養中の培養液108のpHを計測するためのものである。Doセンサ156は、培養中の培養液108の溶存酸素量を計測するためのものである。
A
また、袋本体111に、サンプリングチューブ157が取り付けられている。このサンプリングチューブ157は、培養中の培養液108を取り出し可能になっている。
A
なお、上述した培養液注入部150、温度センサ154等の配置は、図6に示すような配置に限られることはなく、各々の機能を果たすことが可能であれば任意とすることができる。
In addition, arrangement | positioning of the culture solution injection | pouring
(スパージャー)
次にこのような構成からなる培養袋110内に配置された本発明によるスパージャー50について述べる。
(Sparger)
Next, the
スパージャー50は、図5(a)に示すように、リング状に延びるとともに一対の端部10A、10Bを有し、壁面20に複数の貫通孔21が形成された中空状の軟質チューブ10と、軟質チューブ10の一対の端部10A、10Bを互いに連結する硬質コネクタ43とを備えている。
As shown in FIG. 5A, the
このうち、軟質チューブ10は、円形のリング状に延びるとともに、後述のようにリング状に曲げても折れない柔軟な素材からなり、内部に空間11を有するとともに、壁面20に複数の貫通孔21が形成されている(図1および図5(a)参照)。
Among these, the
また硬質コネクター43はT字型コネクターからなり、軟質チューブ10よりも硬質の素材で形成されている。また硬質コネクター43は、気体供給源160側に連通する気体供給チューブ153に連結された接続部43aを有している。
The
ここで「リング状に延びる軟質チューブ10」とは、軟質チューブ10が環状に延びることをいい、必ずしも円形を形成する必要はなく、軟質チューブ10はだ円形を形成してもよい(図5(b)参照)。
Here, the “
図5(b)に示すように、スパージャー50は、だ円状に延びるとともに一対の端部10A、10Bを有し、壁面20に複数の貫通孔21が形成された中空状の軟質チューブ10と、軟質チューブ10の一対の端部10A、10Bを互いに連結する硬質コネクター44とを有している。この硬質コネクター44はY字状コネクターからなっており、硬質コネクター44は気体チューブ153に連結された連結部44aを有している。
As shown in FIG. 5 (b), the
また、リング状に延びる軟質チューブ10は、複数、例えば2本の軟質チューブ部分10a、10bを有していてもよい(図5(c)参照)。
Moreover, the
図5(c)に示すように、軟質チューブ10は2本の軟質チューブ部分10a、10bを有しており、2本の軟質チューブ部分10a、10bによって互いに向き合う2つの対の端部10A、10Bおよび10C、10Dが形成されている。そして一対の端部10A、10B間に、硬質コネクターとしてコック付き直線型コネクター42が設けられ、一対の端部10C、10D間に硬質コネクターとして、T字型コネクター43が設けられている。またコック付き直線型コネクター42はコック42aを有するとともに、T字型コネクター43は気体チューブ153に連結された連結部43aを有している。
As shown in FIG. 5 (c), the
なお、各々の軟質チューブ部分10a、10bの壁面20には複数の貫通孔21が形成されている。
A plurality of through
同様に図5(d)に示すように、リング状に延びる軟質チューブ10は、複数、例えば2本の軟質チューブ部分10a、10bを有していてもよい。
Similarly, as shown in FIG. 5D, the
図5(d)に示すように、軟質チューブ10は2本の軟質チューブ部分10a、10bを有しており、2本の軟質チューブ部分10a、10bによって互いに向き合う2つの対の端部10A、10Bおよび10C、10Dが形成されている。そして一対の端部10A、10B間に、硬質コネクターとしてT字型コネクター43が設けられ、一対の端部10C、10D間に硬質コネクターとして、T字型コネクター43が設けられている。また各々のT字型コネクター43は気体チューブ153に連結された連結部43aを有している。
As shown in FIG. 5 (d), the
なお、各々の軟質チューブ部分10a、10bの壁面20には複数の貫通孔21形成されている。
A plurality of through
次に以下、各部の構造について述べる。 Next, the structure of each part will be described.
(軟質チューブ)
軟質チューブ10は、リング状に曲げても折れない柔軟な素材でできた中空管からなり、内部に空間11が形成された壁面20を有する(図1参照)。具体的には、軟質チューブ10の素材としては熱可塑性エラストマー、白金処理シリコン、酸化物処理シリコン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリオレフィン、フッ素樹脂などが挙げられるが、溶出性の観点から米国薬局方クラスVI、ヨーロッパ薬局方、日本薬局方などに適合した熱可塑性エラストマーが望ましい。
(Soft tube)
The
軟質チューブ10の内径は特に限定されないが、軟質チューブ10に設けたすべての貫通孔21から均等に気泡を発生させるためには3.0〜9.0mmの内径をもつことが好ましい。これは、貫通孔21を通って軟質チューブ10の流路内に浸入した培養液108が、再び貫通孔21を通って軟質チューブ10の外側へ出て行きやすいからである。軟質チューブ10の外径は内径よりも2.0〜6.0mm程度大きくすることが望ましい。
The inner diameter of the
(貫通孔)
軟質チューブ10に設けられる貫通孔21は、ステンレス製の丸刃やドリルを含む公知の手段で設けることができる。その形状は円形であることが好ましいが、三角形や四角形、不定形であってもよい。貫通孔が円形の場合、最適な貫通孔の直径は培養する細胞によって異なるが、多くの場合0.5〜1.5mmが望ましい。
(Through hole)
The through
すなわち、貫通孔21の直径が0.5mm以下の場合、気泡が小さすぎるため細胞によってはダメージを受ける。他方、貫通孔21の直径が1.5mm以上の場合、気泡が大きすぎるため気体供給効率が低くなり、また、標準条件ですべての貫通孔から気泡を出すのが難しい。
That is, when the diameter of the through
ここで、標準条件とは、圧力:0.1〜0.3MPa、流速:5〜30L/分の条件を言う。 Here, the standard conditions refer to pressure: 0.1-0.3 MPa, flow rate: 5-30 L / min.
このことから、本実施の形態においては、適度な大きさの気泡をすべての貫通孔21から出すのに適した直径の範囲を0.5〜1.5mmと定めた。
For this reason, in the present embodiment, the range of the diameter suitable for letting out bubbles having an appropriate size from all the through
培養袋110内においてスパージャー50を水平方向に配置した場合、貫通孔21は内側であってかつ斜め上方を向くことが好ましい(図2(a)参照)。ここで、「内側」とは、図5(a)に示すような、リング状に延びるとともに一対の端部10A、10Bを有し、壁面20に複数の貫通孔21が形成された中空状の軟質チューブ10と、軟質チューブ10の一対の端部10A、10Bを互いに連結する硬質コネクタ43とを備えている場合において、リング状となったスパージャー50が形成するリングの中心側の面を示している。
When the
これは、スパージャー50が何らかの原因(自身の浮力など)で傾いてしまった場合でも、すべての貫通孔21から気泡109が出やすいからである。貫通孔21が真上を向いたり(図2(b)参照)あるいは貫通孔21が真横を向く場合(図2(c)参照)、一部の貫通孔21から気泡109が出ないことがある。
This is because even if the
これらの現象は、スパージャー50が傾くと軟質チューブ10内の気体の分布が偏ることと関係している。例えばスパージャー50が左側へ約30°傾く場合を考える。貫通孔21が真上を向いている場合、左半分の貫通孔は真上を向かなくなる上、左側の気体の一部が右側へ移動する。このため左半分だけ気泡109が出づらくなる(図3(b)参照)。同様に、貫通孔21が内側真横を向いている場合も、左側の気体の一部が右側へ移動するため気泡109が出づらくなる(図3(c)参照)。
These phenomena are related to the distribution of gas in the
これに対して貫通孔21が内側であってかつ斜め上方を向いている場合は、左半分の貫通孔はほぼ真上を向くようになるため、左側へ気体の一部が移動したとしても気泡109が出やすい(図3(a)参照)。
On the other hand, when the through
ところで軟質チューブ10の1本あたりの貫通孔21の数は3〜30個であることが好ましく、それらはほぼ等間隔で設けられていることが望ましい。5L/分程度の低い流速で小さな気泡109を少量発生させたい場合は、貫通孔21の数は少ない方が好ましい。逆に、30L/分程度の高い流速で大きな気泡109を多量に発生させたい場合は、貫通孔21の数は多い方が好ましい。
By the way, it is preferable that the number of the through-
すなわち、貫通孔21の数が3個以下の場合、気泡が少なすぎるため気体供給効率が低い。他方、貫通孔21の数が30個以上の場合、上記の標準条件ですべての貫通孔21から気泡を出すのが難しい。
That is, when the number of through
このことから、本実施の形態においては、適度な数の気泡をすべての貫通孔21から出すのに適した貫通孔21の数を3〜30個と定めた。
For this reason, in the present embodiment, the number of through
(硬質コネクター)
上述のように硬質コネクターとしては、連結部43aを有するT字型コネクター43、連結部44aを有するY字型コネクター44、コック42aを有するコック付き直線型コネクター42を用いることができ、その他直線型コネクター45を用いてもよい(図4(a)(b)(c)(d)参照)。
(Rigid connector)
As described above, as the hard connector, the T-shaped
このうち硬質コネクター42は端部42Aを有し、硬質コネクター43は端部43Aを有し、硬質コネクター44は端部44Aを有し、硬質コネクター45は端部45Aを有する。
Of these, the
硬質コネクター42、43、44、45は、軟質チューブ10よりも硬い素材でできた、中空管である。具体的には、プラスチック、ガラス、金属などが挙げられるが、溶出性の観点から米国薬局方クラスVI、ヨーロッパ薬局方、日本薬局方などに適合したプラスチックが望ましい。
The
硬質コネクター42、43、44、45の端部42A、43A、44A、45Aの径は対応する軟質チューブ10の内径と同じかそれよりもやや大きいものが選択される。
The diameters of the
硬質コネクター42、43、44、45の端部42A、43A、44A、45Aの数は特に限定されないが、典型的には2個または3個である。2個の端部を有する典型的な硬質コネクターはコック付き直線型コネクター42(図4(c)参照)または直線型コネクター45(図4(d)参照)である。また3個の端部を有する典型的な硬質コネクターはT字型(コネクター43(図4(a)参照)またはY字型コネクター44(図4(b)参照))である。ただし、Y字型コネクター44は3つの端部44Aが等角で枝分かれしていることが望ましい。
The number of the
コック付き直線型コネクター42は開閉可能なコック(42a)を備えている。一般に、コック42aを閉じたときの方がすべての貫通孔21から気泡109が出やすい。これは、コック42aを閉じることによって軟質チューブ10の流路内に浸入した培地108が再び貫通孔21を通って軟質チューブ10の外側へ出て行きやすくなるためである。このため、スパージャー50の運転中、すなわち培養袋110内の培養液108に対して気体を供給する間、コック付き直線型コネクター42のコック42は閉としておくことが好ましい。
The
T字型コネクター43またはY字型コネクター44の3つの端部43A、44Aのうち1つは気体供給源160側へ接続された気体チューブ153に連結部43aまたは連結部44aを介して連結される。残り2つの端部43A、44Aは、気体供給量の左右バランスをとるため、連結部43aまたは連結部44a側の流路に対して等しい角度で分岐していることが望ましい。例えば、図5(a)に示すT字型コネクター43は左右へそれぞれ90°分岐し、図5(b)に示すY字型コネクター44は左右へそれぞれ120°分岐している。
One of the three
T字型コネクター43またはY字型コネクター44は1つのスパージャー50に2つ以上含まれていてもよい。上述のように、図5(d)に示すスパージャー50はT字型コネクター43が2つ含まれている。この場合、それぞれのT字型コネクター43は同一または異なる気体供給源160へ連結される。
Two or more T-shaped
ところで、図5(a)(b)(c)(d)に示すように、軟質チューブ10の脱落を防ぐために軟質チューブ10と硬質コネクター42、43、44、45との嵌合部にインシュロック51を取り付けることが望ましい。
By the way, as shown in FIGS. 5A, 5B, 5C, and 5D, an
(製造方法)
本発明によるスパージャー50を製造する場合、まず軟質チューブ10と、硬質コネクター42、43、44、45を用意する。次に軟質チューブ10に複数の貫通孔21を設けた後、軟質チューブ10と、硬質コネクター42、43、44、45の1種もしくは2種以上とを互いに嵌合させる。このようにしてスパージャー50が得られる。
(Production method)
When the
このうち例えば、図5(c)に示すスパージャー50を製造する場合、まず、軟質チューブ10を適当な長さにカットし、長さ220mmの2本の軟質チューブ部分10a、10bを準備する。次に、これらを1個のT字型コネクター43と、1個の二方コック(閉栓)42aを有するコック付き直線型コネクター42に嵌合させてリング状の軟質チューブ10を得る。その後、ステンレス製の丸刃(直径1mm)を用いて2本の軟質チューブ部分10a、10bにそれぞれ7個の貫通孔21をほぼ等間隔に設ける。最後に、軟質チューブ部分10a、10bの脱落を防ぐため嵌合部にインシュロック51を取り付ける。なお、軟質チューブ部分10a、10bに貫通孔21を設ける工程は、軟質チューブ部分10a、10bと硬質コネクター42、43とを互いに嵌合させる工程の前に行なってもよい。
Among these, for example, when the
次に本発明による具体的実施例について説明する。 Next, specific examples according to the present invention will be described.
本実施例において、図5(c)に示すスパージャー50を製造するとともに、軟質チューブ10の内径と貫通孔21の向きが異なる様々なスパージャー50異型サンプルを準備した。
In this example, the
軟質チューブ10の内径を3.2mm、4.8mm、6.4mm、7.9mm、9.5mm、11.1mmの6通り変化させた軟質チューブ10を準備した。また貫通孔21の向きを真上(図2(b)参照)、内側であってかつ斜め上方(図2(a)参照)、内側真横(図2(c)参照)の3通り変化させた軟質チューブ10を準備した。軟質チューブ10はC−フレックス(R)(サンゴバン株式会社)を使用した。貫通孔の直径は1mmに統一した。
A
これらのサンプルを水中に沈め、約0°(水平)に維持したときと、約30°傾けたときの貫通孔21から出る気泡109の均等性を調べた(表1)。この場合、スパージャー50へ供給した空気の流速と圧力はそれぞれ5L/分と0.1MPaとした。軟質チューブ10の内径が3.2mm、4.8mm、6.4mmのときは貫通孔21の向きやスパージャー50の傾きに関わらずすべての貫通孔21から均等に気泡109が出た。軟質チューブ10の内径が7.9mmのときは、貫通孔21の向きが内側であってかつ斜め上方のときだけスパージャー50の傾きに関わらずすべての貫通孔21から均等に気泡109が出た。
When these samples were submerged in water and maintained at about 0 ° (horizontal) and tilted by about 30 °, the uniformity of the
軟質チューブ10の内径が9.5mmときは、貫通孔21の向きが内側であってかつ斜め上方であっても一部の貫通孔21から気泡109が出なかった。軟質チューブ10の内径が11.1mmときは、貫通孔21の向きやスパージャー50の傾きに関わらず半分以上の貫通孔から気泡109が出なかった。
When the inner diameter of the
なお表1において、貫通孔が内側であってかつ斜め上方を向く場合、「内側斜め」と記載した。
10 軟質チューブ
10a 軟質チューブ部分
10b 軟質チューブ部分
11 空洞
20 壁面
21 貫通孔
42 コック付き直線型コネクター
42a コック
43 T字型コネクター
43a 連結部
44 Y字型コネクター
44a 連結部
45 直線型コネクター
50 スパージャー
51 インシュロック
108 培養液(培地)
110 培養袋
DESCRIPTION OF
110 Culture bag
Claims (6)
リング状に延びるとともに、少なくとも一対の端部を有し、壁面に複数の貫通孔が形成された中空状の軟質チューブと、
前記軟質チューブの一対の端部を互いに連結する硬質コネクターとを備えたことを特徴とするスパージャー。 In a sparger that is placed in a culture bag that contains a culture solution and supplies gas to the culture solution in the culture bag,
A hollow flexible tube that extends in a ring shape, has at least a pair of end portions, and has a plurality of through holes formed on a wall surface;
A sparger comprising a hard connector for connecting a pair of ends of the soft tube to each other.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013205449A JP2015065944A (en) | 2013-09-30 | 2013-09-30 | Sparger |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013205449A JP2015065944A (en) | 2013-09-30 | 2013-09-30 | Sparger |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015065944A true JP2015065944A (en) | 2015-04-13 |
Family
ID=52833411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013205449A Pending JP2015065944A (en) | 2013-09-30 | 2013-09-30 | Sparger |
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JP (1) | JP2015065944A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107325967A (en) * | 2017-06-22 | 2017-11-07 | 北京仪诺益生科技有限公司 | Cell reactor |
-
2013
- 2013-09-30 JP JP2013205449A patent/JP2015065944A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107325967A (en) * | 2017-06-22 | 2017-11-07 | 北京仪诺益生科技有限公司 | Cell reactor |
CN107325967B (en) * | 2017-06-22 | 2020-08-25 | 北京仪诺益生科技有限公司 | Cell reactor |
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