JP2015065545A - 放送番組ポイント付与システム、利用者装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

放送番組ポイント付与システム、利用者装置及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 視聴者の放送番組に対する視聴時間や視聴回数に応じて、ポイントや特典を、視聴者へ適切なタイミングで付与する放送番組の視聴者向けポイント付与システムに関する。【解決手段】 視聴者が放送番組の視聴に用いる利用者装置100は、放送事業者が放送する放送番組を特定する放送信号を含んだ放送番組データを受信して該データを再生する。利用者装置100は、この再生された放送番組データから視聴した番組の識別子を特定する放送信号を検出し、ネットワークを介して視聴記録に応じて視聴者にポイントを付与するポイントサーバ300にユーザ識別子とともに送信する。ポイントサーバ300はこれを受けて視聴者にポイントを付与する。【選択図】図1

Description

本発明は、視聴者の放送番組に対する視聴時間や視聴回数に応じ、ポイントや特典(懸賞への参加権利など)を、視聴者へ適切なタイミングで付与する方法およびシステムに関する。
従前より、一般的な店舗における商取引において、顧客の再来店の促進や購入額を加増させる目的で、顧客に対して商品の購入額や来店頻度に応じたポイントの付与や特典の提供が行われている。例えば、顧客に一定の商品購入額毎にポイントを付与し、ある程度ポイントが貯まった時点で所定の値引きを行ったり、月間の商品購入の合計金額が所定の金額を超えた場合、その顧客に対して、次月は付与するポイントを2倍にしたりする方法などが挙げられる。
このような、ポイントの付与や特典の提供は、一般的な店舗での物品の商取引に限らずさまざまなサービスにおいてなされている。典型的な例として、新聞の購読や雑誌の定期購読予約などにおける様々な特典の供与はよく知られている。また、これらの媒体が電子媒体のような無形物となっても同様に相応の特典が供与される。映画やコンサートなどのイベントにおけるファンサービスにおいても同様で、顧客が所望する購入物が有形か無形かを問わずポイントの付与が行われ、得られる特典も、景品やキャラクターグッズなどの有形物であったり、出演俳優と握手する権利や写真撮影を行える等の無形物であったりすることもある。さらに、顧客が何かを購入したかどうかではなく、何らかの情報提供や動作と引き換えにポイントの付与が行われることもある。
これらの事例からも伺えるように、放送メディアからの放送を視聴する視聴者に対してもポイントの付与や特典の提供が行われることがある。例えば音楽ソフト制作会社や映像ソフト制作会社あるいは芸能プロダクションが、放送メディアから有償で視聴者の嗜好や視聴率、好感度などの情報を取得するような場合において、放送メディアが視聴者から情報を取得し、それと引き換えに視聴者に特典を供与する(放送メディアはここで得られた情報を依頼者に提供する)といった形態が考えられる。特許文献1では、視聴者がメディア番組を視聴することにより得られた情報を収集し、収集した情報に応じて視聴者にポイントを付与する情報サービスシステムが示されている。
特開2002−269457号公報 特許第4910959号公報 特許第5011849号公報 特許第5011855号公報 特許第5011865号公報 特許第5011872号公報 特許第4831333号公報 特許第4831334号公報 特許第4831335号公報 特許第4760539号公報 特許第4760540号公報
MusicID、[ONLINE][平成25年9月17日検索]、インターネット<URL:http://www.gracenote.com/music/recognition/>
しかしながら、特許文献1に開示された方法においては、視聴者がメディア番組を視聴した結果として生成される個人別視聴結果情報を収集するためにテレビ受像機に専用通信端末からなる情報提供端末を設置するか、パソコンにチューナを接続してパソコン画面またはテレビ受像機でテレビ番組を視聴する必要があった。このようにしてパソコンや情報提供端末を用いて、得られた個人別視聴結果情報をネットワーク上の所定の装置に送信し蓄積することにより視聴者の情報を入手するのだが、これではテレビ受像機1台について1台のパソコンや情報提供端末が必要となるため、設置者側の投資負担が大きく、視聴者にとっても無用なハードウェアの存在が煩わしいといった問題があった。
本発明は、以上の点を解決するためになされたもので、本発明の課題は、放送事業者が放送した番組を視聴者が視聴した結果として、ポイントの付与や特典の提供が行われるものであって、視聴者は放送番組を受信し表示する利用者装置以外に特別な装置を必要としないポイントの付与システムを提供することである。
前記課題を解決するための、本願の第1の発明は、放送番組を特定する放送信号が含まれた放送番組データを受信する利用者装置と、放送番組の視聴記録に応じて視聴者にポイントを付与するポイントサーバと、がネットワークで接続されて構成される放送番組ポイント付与システムであって、前記利用者装置は、ポイントサーバとの間で情報を送受信する通信手段と、受信した前記放送番組データを再生する番組再生手段と、再生された放送番組の音声を集音するマイクロフォンをアクセスするマイクデバイスアクセス手段と、集音した音声データから前記放送信号を検出して視聴した番組の識別子を特定する第1の放送信号検出手段と、を備える装置であって、前記ポイントサーバは、利用者装置との間で情報を送受信する通信手段と、ネットワークを通じて前記利用者装置から受信した番組の識別子から所定のポイントを付与して記憶するとともにその情報を前記利用者装置に通知する制御手段と、を備える装置であって、これらで構成されることを特徴とする放送番組ポイント付与システムである。これによって、視聴者は日常使用している受信機と利用者装置を利用して、放送番組を視聴した時間や内容に応じてポイントを取得することができる。前記放送番組を特定する放送信号が含まれた放送番組データとは、放送番組を特定する放送信号として再生されるデータを含んだデータである。
第2の発明は、前記利用者装置は、放送信号が含まれた放送番組データを受信する番組受信手段と、受信した放送番組データをメモリに保存するメモリ保存手段と、を備える装置であって、これらで構成されることを特徴とする第1の発明に記載の放送番組ポイント付与システムである。これによって、視聴者は利用者装置以外の装置を作動させることなく、放送番組を視聴した時間や内容に応じてポイントを取得することができる。
第3の発明は、前記利用者装置は、前記マイクデバイスアクセス手段と、集音した放送番組データの音声データから前記放送信号を検出して視聴した番組の識別子を特定する第1の放送信号検出手段のかわりに、放送番組データが保存された前記メモリをアクセスするメモリデバイスアクセス手段と、メモリに保存された放送番組データから前記放送信号を検出して視聴した番組の識別子を特定する第2の放送信号検出手段と、を備えることを特徴とする、第1または第2の発明に記載の放送番組ポイント付与システムである。これによって、より精度の良い放送信号の検出が期待できる。
第4の発明は、前記放送番組ポイント付与システムは、視聴者の識別子と視聴した番組の識別子から関係するポイントサーバを特定する識別子変換サーバをさらに備え、前記識別子変換サーバは、利用者装置とポイントサーバの間で情報を送受信する通信手段と、利用者装置から番組の識別子と視聴者の識別子を受信して所定ポイントサーバを特定して番組の識別子と視聴者の識別子を送信する制御手段と、を備える装置であって、これらで構成されることを特徴とする、第1から第3のいずれかの発明に記載の放送番組ポイント付与システムである。これによって、視聴者は複数のポイントサーバからのサービスを受けられることができるようになり、より多くの放送番組配信事業者からポイントを取得することができる。
第5の発明は、前記放送番組ポイント付与システムは、前記ポイントサーバからの番組の識別子および時刻を含んだ問合せに応じて該番組終了時刻を前記ポイントサーバに返す関連情報サーバをさらに備えることを特徴とする、第1から第4のいずれかの発明に記載の放送番組ポイント付与システムである。これによって、当該番組の識別子の取得時間にどの番組が放送されていたかが判り、更に詳細なポイントの付与が可能になる。
第6の発明は、放送番組を特定する放送信号が含まれた放送番組データを受信する利用者装置であって、前記利用者装置はネットワークを介してポイントサーバとの間で情報を送受信する通信手段と、受信した前記放送番組データを再生する番組再生手段と、再生された放送番組の音声を集音するマイクロフォンをアクセスするマイクデバイスアクセス手段と、集音した音声データから前記放送信号を検出して視聴した番組の識別子を特定する第1の放送信号検出手段と、を備えることを特徴とする、利用者装置である。これは第1の発明における利用者装置について独立して記載したものである。
第7の発明は、前記利用者装置は、放送信号が含まれた放送番組データを受信する番組受信手段と、受信した放送番組データをメモリに保存するメモリ保存手段と、を備えることを特徴とする、第6の発明に記載の利用者装置である。これは第2の発明における利用者装置について記載したものである。
第8の発明は、前記利用者装置は、前記マイクデバイスアクセス手段と、集音した放送番組データから前記放送信号を検出して視聴した番組の識別子を特定する第1の放送信号検出手段のかわりに、放送番組データが保存された前記メモリをアクセスするメモリデバイスアクセス手段と、メモリに保存された放送番組データから前記放送信号を検出して視聴した番組の識別子を特定する第2の放送信号検出手段と、を備えることを特徴とする、第6または第7の発明に記載の利用者装置である。これは第6または第7の発明における利用者装置について別の実施形態を記載したものである。
第9の発明は、利用者が使用するコンピュータ機器を、第6から第8のいずれかの発明に記載の放送番組ポイント付与システムに用いられる利用者装置として動作させる命令を記述したコンピュータプログラムである。これは放送番組ポイント付与システムを構成する利用者装置のコンピュータプログラムについて独立して記載したものである。
本発明によれば、視聴者が所持する携帯電話など、放送事業者が配信する放送番組を受信し表示する利用者装置(例えばスマートフォンなどの視聴者端末)を用いて放送番組を視聴するだけで、利用者装置を所持する視聴者に対して、視聴時間や番組に応じたポイントや特典を付与することができる。
本実施形態のシステムの全体構成を示す図である。 本実施形態における各装置をより詳しく説明する機能ブロック図である。 本実施形態における利用者装置100のハードウェア構成を示す図である 。 本実施形態における放送番組中の放送信号を説明する図である。 本実施形態におけるポイント付与方法を説明する図である。 本実施形態における検出アプリのダウンロードとユーザ登録に係る処理の 流れを説明するフローチャートである。 本実施形態におけるポイント付与方法1に係る処理の流れを説明するブロ ック図である。 本実施形態におけるポイント付与方法1の別の形態に係る処理の流れを説 明するブロック図である。 本実施形態におけるポイント付与方法2に係る処理の流れを説明するブロ ック図である。 本実施形態におけるポイント付与方法3に係る処理の流れを説明するブ ロック図である。 本実施形態の一つの例における利用者装置とアプリケーションの動作の 流れを説明する図である。 本実施形態の一つの例における利用者装置とIPサイマル再生アプリの 処理の流れを説明するブロック図である。 本実施形態の一つの例における利用者装置と放送番組ID検出アプリの 処理の流れを説明するブロック図である。 本実施形態のもう一つの例における利用者装置とアプリケーションの動 作の流れを説明する図である。 本実施形態のもう一つの例における利用者装置とアプリケーションの処 理の流れを説明するブロック図である。 本実施形態のもう一つの例における利用者装置ともう一つのアプリケー ションの処理の流れを説明するブロック図である。
以下に、本発明の一つの実施形態に係るシステムの構成について図面を参照してさらに詳細に説明する。
本実施形態において、利用者装置を用いて放送番組を視聴するとポイントが付与されるがこのポイントの付与については放送番組中に含まれる放送信号と呼ばれる信号を検出することによって行われる。この放送信号の検出にはフィンガープリント法または音声透かし法が用いられる(詳細は後述する)。また、一つの放送番組中に、複数の異なった放送信号が含まれる場合がある。
図1は、本実施形態の放送番組ポイント付与システムの全体構成を示す図である。視聴者は、利用者装置100を用いて、テレビ局210やラジオ局220などの放送事業者が放送する放送番組を、放送局の電波塔200からの電波を受信する、あるいはOTT(Over The Top)事業者やVod(Video on demand)事業者230から映像や音声データを、またIPサイマル事業者240からの放送番組をインターネットなどのネットワーク経由で受信して視聴することができる。更に、利用者装置100は利用者装置100で用いるアプリケーションを配信するアプリ配信サーバ500、受信した番組IDとユーザIDから関係する所定のポイントサーバに情報を引き渡す識別子変換サーバ400(以降、ID変換サーバ400と称す)、登録会員のポイント管理を行うポイントサーバ300、番組表などの放送番組に関する情報を蓄積する関連情報サーバ600などの装置とインターネットなどのネットワークを介して情報の送受信を行うことができる。また、利用者装置100はテレビやラジオなどの受信機250が受信した放送事業者が放送する放送番組の音声および、インターネットに接続できるテレビ270またはPC260が受信したOTT/Vod事業者230およびIPサイマル事業者240からの放送番組の音声を集音することができる。
図2は、本実施形態の全体構成についてより詳しく説明する機能ブロック図である。利用者装置100は、ネットワーク800を介してアプリ配信サーバ500とID変換サーバ400との間で情報の送受信を行う。ネットワーク800は簡略化されて表示しているが、例えばインターネットのようなゲートウェイを介した複数のネットワークの組合せであり、LAN(Local Area Network)、電話回線、移動体通信網等から構成され、複数のアクセスポイントを備え、利用者装置100とID変換サーバ400、ポイントサーバ300、関連情報サーバ600およびアプリ配信サーバ500の間で有線または無線を用いて情報の送受信を可能とするためのものである。
ポイントサーバ300およびアプリ配信サーバ500は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)サーバとして機能する。利用者装置100は、HTML文書の表示や返信が行えるウェブブラウザを備えており、アプリ配信サーバ500との間でインターネットなどのネットワークを介し、WWW(World Wide Web)を用いてアプリ配信サーバ500上に存在するウェブページを通じ、アプリ配信サーバ500のアプリデータベース(図上ではアプリDBと表示)からアプリケーションを取得する。アプリケーションを配信するサーバを持つサイトは良く知られており、例えば、スマートフォン向けのプラットフォームであるAndroid(商標)におけるGoogle Play(商標)などが挙げられる。
利用者装置100は、同装置で作動するコンピュータプログラム(アプリケーションプログラム)である番組再生アプリ120と放送番組ID検出アプリ140、およびRAM((Randam Access Memory)130を備える。前記番組再生アプリ120は、機能ごとにまとまったプログラムコードの集りであって、利用者装置100上で起動されると利用者装置100に備えられたハードウェア資源を制御させることにより、テレビ局やラジオ局、OTT事業者やVod事業者230およびIPサイマル事業者240から放送番組のデジタルデータ(音声データと画像データ)を受信する番組受信機能、受信した放送番組のデジタルデータをRAMに保存するメモリ保存機能およびRAMに保存した放送番組のデジタルデータを再生する(利用者装置100のディスプレイやスピーカーから表出する)番組再生機能を発揮する。そこで以下では、番組再生アプリ120を備えた利用者装置100には、前記番組受信機能を実現する番組受信手段121、前記メモリ保存機能を実現するメモリ保存手段122、前記番組再生機能を実現する番組再生手段123が備えられているものとして記載する。
また、前記放送番組ID検出アプリ140は、機能ごとにまとまったプログラムコードの集りであって、利用者装置100上で起動されると利用者装置100に備えられたハードウェア資源を制御させることにより、ID変換サーバ400およびポイントサーバ300との間で情報の送受信を行う通信機能、OSが制御しているマイクロフォン112やRAM130にアクセスするデバイスアクセス機能、放送番組のデジタルデータから放送信号を検出する放送信号検出機能、検出した放送信号についてID変換サーバ400に問い合わせを行うID変換サーバ問合せ機能を発揮する。そこで以下では、放送番組ID検出アプリ140を備えた利用者装置100には、前記通信機能を実現する通信手段141、前記デバイスアクセス機能を実現するデバイスアクセス手段142、前記放送信号検出機能を実現する放送信号検出手段143、ID変換サーバ問合せ機能を実現するID変換サーバ問合せ手段144が備えられているものとして記載する。ここで、デバイスアクセス手段142はアクセスするデバイスの種類により、マイクデバイスアクセス手段142aとメモリデバイスアクセス手段142bの2つが存在する。また、放送信号検出手段143についても処理する入力データの種類により、集音した放送番組データを入力とする第1の放送信号検出手段143aとメモリに保存された放送番組データを入力とする第2の放送信号検出手段143bの2つが存在する
ID変換サーバ400およびポイントサーバ300は、利用者装置100との間で情報の送受信を行う通信手段とそれぞれの通信内容に従ってそれぞれのデータベースを検索更新する制御手段を備える。また関連情報サーバ600は、ポイントサーバ300との間で情報の送受信を行う通信手段とポイントサーバ300からの問合せに応じて放送番組に関連した情報を提供する制御手段を備える。
図3は、利用者装置100のハードウェア構成を示す図である。利用者装置100はハードウェアとしては一つのコンピュータ機器である。利用者装置100は、制御部101、記憶部102、周辺機器I/F部103、入力部104、表示部105、通信部106を備え、それらがバス109を介して接続される。尚、図4のハードウェア構成は一例であり、別途、目的に応じて様々な構成を採ることが可能である。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Randam Access Memory)等で構成される。CPUは、記憶部102、ROM、記憶媒体等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、バス109を介して接続された各装置を駆動制御し、コンピュータが行う処理を実現する。ROMは、不揮発性メモリであり、利用者装置100のブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持している。RAMは、揮発性メモリであり、記憶部102、ROM、記憶媒体等からロードしたプログラム、データ等を一時的に保持するとともに、制御部101が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
記憶部102は、SSD(Solid State Drive)などのコンパクトな記憶媒体が好適に用いられ、制御部101が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(オペレーティングシステム)等が格納される。プログラムに関しては、OS(オペレーティングシステム)に相当する制御プログラムや、先に述べた番組再生アプリ120として機能するプログラムコード、および放送番組ID検出アプリ140として機能するプログラムコードが格納されている。これらのプログラムコードは、制御部101により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて実行されることにより各種の手段として機能する。
周辺機器I/F部103は、利用者装置100に周辺機器を接続させるためのポートであり、周辺機器I/F部103を介してコンピュータは、スピーカー/イヤホン端子111およびマイクロフォン112などの周辺機器とのデータの送受信を行う。
入力部104は、データの入力を行い、例えば、タッチパネル等の入力装置を有し、入力部104を介して、利用者装置100に対して、操作指示、動作指示、データ入力等を行うことができる。表示部105は、液晶パネル等のディスプレイ装置である。
通信部106は、通信制御装置、通信ポート等を有し、一つは利用者装置100とネットワーク800間の通信を媒介する無線の通信インタフェースであり、ネットワーク800を介して、他のコンピュータ特にID変換サーバ400との通信制御を行う通信手段を備える。通信部106は例えば,3G(第3世代移動通信システム)、LTE(Long Term Evolution)、IEEE802.11、などの通信方式(プロトコル)をサポートする。また、バス109は、各装置間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
特に図示はしないが、ポイントサーバ300、ID変換サーバ400、アプリ配信サーバ500および関連情報サーバ600についても利用者装置100に準じたハードウェアの構成をしており、表示部と記憶部とタッチパネルなどの入力部を備える。通信部は、通信制御装置、通信ポート等を有し、ネットワーク800を介して、他のコンピュータとの通信制御を行う通信手段を備える。
図4は、本実施形態における放送番組中の放送信号を説明する図である。放送番組(放送事業者が放送する放送番組、OTT/Vod事業者230が配信する映像や音声、IPサイマル事業者240が提供する放送番組を含む、以降も同様とする)の中には、スポンサーのコマーシャルやジングルと呼ばれる番組の開始終了や合間、コールサインなど局名告知の際などに用いられる音楽や音声が必ず流される。先に述べた放送信号は、放送事業者によってこれらのコマーシャルやジングルの中に挿入される。例えば図4(a)において一つの番組の開始から終了までの間の番組中におけるコマーシャルやジングルの放送時間帯(この図ではaの時間帯)が放送信号の置かれる対象期間となる。また、図4(b)では、一連の番組放送の流れの中で放送信号が置かれる可能性がある放送信号検出点を下向きの矢印で示している。本実施形態ではこれらの時間帯における放送信号の検出によって視聴者にポイントを付与する。
図5は、本実施形態におけるポイントの付与方法を説明する図である。図5(a)は、一つの番組中に挿入されている放送信号のいずれか一つでも検出した場合、この番組を視聴したとして所定のポイントを付与する説明図である。放送番組中の放送信号検出点b(下向きの矢印で示した部分)において放送信号をどれか一つでも検出した場合、ポイントが付与される。このポイント付与方法をここではポイント付与方法1と称す。
図5(b)は、番組中に挿入されている放送信号を検出している時間によって所定のポイントを付与する場合の説明図である。例えば放送番組中の放送信号検出点b1から番組終了時の放送信号検出点b4までの放送信号を全て検出した場合においては、放送信号検出点b2から番組終了b4までの放送信号を検出した場合より視聴時間が長いと判断し、前者により大きなポイントを付与する。このポイント付与方法をここではポイント付与方法2と称す。
図5(c)は、番組中に挿入されている放送信号の種類によって所定のポイントを付与する場合の説明図である。例えば放送番組中の放送信号検出点がb1、b2、b3、b4とある場合、b2における放送信号を検出したとき、他の検出点で放送信号を検出したときより大きなポイントが付与されるようにしてもよい。また、他の放送信号検出点には放送信号が含まれないようにしてもよい。このポイント付与方法をここではポイント付与方法3と称す。
図5(d)は、ある一定の期間中(例えば一日の間)に検出した放送信号の回数によって所定のポイントを付与する場合の説明図である。この場合、番組をまたがった期間を設定してもよいし、例えばあるコマーシャルに特定の放送信号を割り当てて、視聴回数をカウントするようにしてもよい。このポイント付与方法をここではポイント付与方法4と称す。
次に、本実施形態の処理の流れについて、それぞれの装置の機能を含めて図を用いて詳細に説明する。
図6は、本実施形態における検出アプリのダウンロードとユーザ登録に係る処理の流れを説明するブロック図である。この処理は本実施形態を利用するに当たって必ず一回は行われる。先ず、視聴者は利用者装置100に備わっているウェブブラウザを用いて、インターネットなどのネットワークを介し、ウェブページを通じてアプリ配信サーバ500に放送信号を検出して放送信号の識別子を検出するアプリケーション(以降、放送番組ID検出アプリと称す)の取得を要求する(S11)。アプリ配信サーバ500はこの要求を受けて利用者装置100に放送番組ID検出アプリ140を配信する(S12)。視聴者はまた、利用者装置100に備わっているウェブブラウザを用いて、ポイント取得のためにポイントサーバ300に対し所定のユーザ情報を送信してユーザ登録を要請する(S13)。ポイントサーバ300はこの要請を受け登録処理を行い(S14)、登録に当たって発行されるユーザ識別子(以降、ユーザIDと称す)を利用者装置100に通知する(S15)。
図7は、本実施形態におけるポイント付与方法1に係る処理の流れを説明するブロック図である。利用者装置100は放送番組ID検出アプリ140を用いて放送信号を検出すると該放送信号の番組IDとユーザIDをID変換サーバ400に送信する(S21)、ID変換サーバ400はこの番組IDとユーザIDを受信し、これらのIDから特定される所定のポイントサーバ300に向けて番組IDとユーザIDを転送する(S22)、ポイントサーバ300は関連情報サーバ600に対して番組IDとユーザIDを受信した時刻を送信し、番組の関連情報(特に番組終了時刻)を問合せる(S23)。関連情報サーバ600は問合せに対して番組の関連情報を返す(S24)。ポイントサーバ300は視聴記録として番組の関連情報(特に終了時刻)と番組IDとユーザIDを受信した時刻から、既にポイントを付与したかどうかを判定し(S25)、未だポイントが付与されていなければポイントを付与して(S26)、その旨を利用者装置100に通知する(S27)。
前述の放送信号の検出については、先に述べたように、既に知られているフィンガープリント法または音声透かし法といった方法で検出を行う。フィンガープリント法とは元来DNA分子の配列順序を元に個体を同定する方法であるが、ここではある特定の音声(ジングルやコマーシャルの一部)の特徴と特徴の出現順序を記憶しておき、受信した音声の特徴と比較することによって、該特定の音声を受信したかどうかを検出する方法である。これについては、Gracenote社の「MusicID」(登録商標)といった音楽認識技術サービスが広く知られている(非特許文献1)。また、音声透かし法とは、放送事業者がある特定の音声(ジングルやコマーシャルの一部)中に、通常では認識不能なレベルの音声信号(これを音声透かしと称する)を挿入しておき、この音声信号の検出によって該特定の音声を受信したかどうかを検出する方法である。特許文献2から特許文献11には、音響信号に対して、付加情報(音声透かし)を人間では聴取不能な状態で埋め込むとともに、埋め込まれた情報を抽出するさまざまな技術が呈示されている。例えば、特許文献2では、人間の聴覚において、高い音と低い音を同時に演奏することなく交互に演奏した場合でも、似た音同士(高音部と低音部)が時間的に連なっているように知覚される「音脈分凝の原理」を利用して人間がノイズを感じないように付加情報を埋め込む方法が呈示されている。本実施形態の放送信号の検出においては、これらフィンガープリント法または音声透かし法のいずれかの方法が採用される。
図8は、本実施形態におけるポイント付与方法1の別の形態に係る処理の流れを説明するブロック図である。利用者装置100は放送番組ID検出アプリ140を用いて放送信号を検出すると該放送信号の番組IDとユーザID及びこれらを検出した時刻をID変換サーバ400に送信する(S31)、ID変換サーバ400はこの番組IDとユーザID及び時刻を受信し、これらのIDから特定される所定のポイントサーバ300に向けて番組IDとユーザID及び時刻を転送する(S32)、ポイントサーバ300は関連情報サーバ600に対してここで受信した時刻を送信し、番組の関連情報(特に終了時刻)を問合せる(S33)。関連情報サーバ600は問合せに対して番組の関連情報を返す(S34)。ポイントサーバ300は視聴記録として番組の関連情報(特に終了時刻)と番組IDとユーザIDを受信した時刻から、既にポイントを付与したかどうかを判定し(S35)、未だポイントが付与されていなければポイントを付与して(S36)、その旨を利用者装置100に通知する(S37)。
図9は、本実施形態におけるポイント付与方法2に係る処理の流れを説明するブロック図である。利用者装置100は放送番組ID検出アプリ140を用いて放送信号を検出すると該放送信号の番組IDとユーザIDをID変換サーバ400に送信する(S41)、ID変換サーバ400はこの番組IDとユーザIDを受信し、これらのIDから特定される所定のポイントサーバ300に向けて番組IDとユーザIDを転送する(S42)、ポイントサーバ300は関連情報サーバ600に対してこれらを受信した時刻を送信し、番組の関連情報を問合せる(S43)。関連情報サーバ600は問合せに対して番組の関連情報を返す(S44)。ポイントサーバ300は視聴記録として番組の関連情報から前回の番組問合せ時と同一の番組を放送中かどうかチェックし(S45)、同一の番組を放送中だったらポイントを加算し(S46)、既に前回の番組問合せ時に放送していた番組が終了していれば(S47)ポイントを付与し(S48)、その旨を利用者装置100に通知する(S49)。尚、この付与方法はポイント付与方法4にも流用できる。このときは「番組が終了」する時間ではなく、「一定の期間」が終了した時間をポイント付与のタイミングとすればよい。
図10は、本実施形態におけるポイント付与方法3に係る処理の流れを説明するブロック図である。利用者装置100は放送番組ID検出アプリ140を用いて放送信号を検出すると該放送信号の番組IDとユーザIDをID変換サーバ400に送信する(S51)、ID変換サーバ400はこの番組IDとユーザIDを受信し、これらのIDから特定される所定のポイントサーバ300に向けて番組IDとユーザIDを転送する(S52)、ポイントサーバ300は視聴記録としてこの番組IDを受信すると該番組IDに割り当てられているポイントを付与し(S53)、その旨を利用者装置100に通知する(S54)。
次に、本発明の実施形態例について紹介する。ここでは番組再生アプリ120として、IPサイマル事業者240からのサイマル放送を再生するIPサイマル再生アプリ(音声信号による)を挙げて説明するが、この番組再生アプリに限定されることなく、先に述べたように、テレビ局、ラジオ局からの電波経由の放送の再生やOTT/Vod事業者230が配信する番組の再生など様々な放送形態の再生アプリについても同様の実施形態が可能であることは言うまでもない。また、本発明の実施形態の一つとして、外部の受信機250によって再生された音声や、インターネットに接続できるテレビ270およびPC260が受信したOTT/Vod事業者230またはIPサイマル事業者240からの放送番組の音声を利用者装置100のマイクロフォンから集音するといった番組再生アプリ120を必要としない形態も可能である。
図11は、本実施形態の一つの例における利用者装置とアプリケーションの動作の流れを説明する図である。視聴者は利用者装置100やインターネットに接続できるテレビ270またはPC260などの装置を操作して番組再生アプリ120(この例ではIPサイマル再生アプリ。以降、番組再生アプリ120をIPサイマル再生アプリ120と言い換える)を起動し、IPサイマル事業者240からネットワーク800を介してサイマル放送のデジタルデータを取得して再生する。この再生された音声は、利用者装置100などの装置のスピーカー111より表出され、利用者装置100自身の持つマイクロフォン112により集音されて、放送番組ID検出アプリ140に渡され、放送信号が抽出され番組IDが特定される。この実施形態では、利用者装置100は例えばスマートフォンが代表的な装置であるが、IPサイマル再生アプリ120および放送番組ID検出アプリ140が作動できる装置であれば、インターネットに接続できるテレビ(PCの機能が内蔵されたいわゆるスマートテレビ)270またはPC260などであっても構わない。以降、これらの装置を含めて「利用者装置100など」と称する。
IPサイマル再生アプリ120は、既に図2のところで説明したように、利用者装置100などの装置に備えられたハードウェア資源を制御する、機能ごとにまとまったプログラムコードの集りであって、3つの機能を発揮するプログラムコードの集りである3つの手段から構成される。
先ず、番組受信手段121は、IPサイマル事業者240の番組配信サーバへIPサイマル放送番組のデジタルデータを要求して、所定の決められたストリーミングプロトコルを使い、通信することにより、IPサイマル放送番組のデジタルデータを利用者装置100などの装置にストリーミングデータとして受信する機能を発揮する。
次に、メモリ保存手段122は、利用者装置100などのOSに標準装備されているRAMにアクセスし、番組再生アプリで使用するRAM領域を管理するライブラリを使用し、API経由で、配信された前記ストリーミングデータをRAM130に蓄積する機能を発揮する。
最後に、番組再生手段123は、利用者装置100などに標準装備されているメモリデバイスを管理するライブラリを使用し、APIを用いてRAM130にアクセスし、RAM130に保存されている放送番組のデジタルデータを取得し、更に取得したデジタルデータをアナログの音声信号に変換して、スピーカーデバイスを管理するライブラリを使用し、APIを用いてスピーカー111にアクセスして、スピーカーのドライバに該アナログの音声信号送出することにより音声信号の再生を行う機能を発揮する。
図12は、本実施形態の一つの例における利用者装置とIPサイマル再生アプリ120の処理の流れを説明するブロック図である。これを用いて更に詳しく説明する。視聴者は利用者装置100などを操作してIPサイマル番組再生アプリ120を起動する。IPサイマル再生アプリ120は番組受信手段121を起動し、IPサイマル事業者240の番組配信サーバとの間でインターネットなどのネットワークを介し、IPサイマル放送番組のデジタルデータを要求する(S60)。IPサイマル放送番組のデジタルデータはデータ量が巨大なことが多いため、所定の決められたストリーミングプロトコルを使って通信することにより、ストリーミングデータとして利用者装置100などに配信される(S61)。
IPサイマル再生アプリ120は、メモリ保存手段122を起動して、配信された前記ストリーミングデータをRAM130に蓄積する(S62)。ここで保存される放送番組のデジタルデータは一時的に保存されるだけである。IPサイマル再生アプリ120は、番組再生手段123を起動して、RAM130にアクセスし、一時的に保存されているストリーミングデータを取得する(S63)。番組再生手段123はさらに取得したストリーミングデータを、OS標準のライブラリを用いて、電圧信号に変換してスピーカーデイバスへ出力を指示する(S64)、利用者装置100などのスピーカー111はストリーミングデータ(該アナログの音声信号)の再生を行う(S65)。
図13は、本実施形態の一つの例における利用者装置と放送番組ID検出アプリ140の処理の流れを説明するブロック図である。先ず、放送番組ID検出アプリ140はデバイスアクセス手段142のうちのマイクデバイスアクセス手段142aを用いて、利用者装置100などのOS(またはプラットフォーム)に標準装備されているマイクロフォンデバイスを管理するライブラリをAPI経由で使用し、マイクロフォンデバイスにアクセスし、音声信号の取得を要求する(S66)。第1の放送信号検出手段143aは、利用者装置100などのマイクロフォンから集音した音声のアナログ信号を取得する(S67)。更に第1の放送信号検出手段143aは、この音声のアナログ信号を例えばモノラルPCM(パルス符号変調)形式でデジタルデータ化して、先に説明した音声透かし法などの方法を用いて、デジタルデータ化した音声から放送信号と番組IDを検出する(S68)。
第1の放送信号検出手段143aは番組IDを検出したら、ID変換サーバ問合せ手段144に処理を渡す。ID変換サーバ問合せ手段144は、番組IDと利用者装置100などを使用している視聴者のユーザIDとを併せて通信手段141を介してID変換サーバ400に送信する(S69)。ID変換サーバ400は受信した番組IDとユーザIDに係るポイントサーバを特定するとともに、リダイレクト処理を行う(S70)。これらのS66からS70に亘る放送番組ID検出アプリ140の処理は、マイクロフォン112による集音が続けられている間、繰り返し実行されてもよい。
図14は、本実施形態のもう一つの例における利用者装置とアプリケーションの動作の流れを説明する図である。視聴者は利用者装置100などを操作してIPサイマル再生アプリ120を起動し、IPサイマル事業者240からネットワーク800を介してサイマル放送のデジタルデータを取得して再生する。再生された音声は、利用者装置100などのスピーカー111より表出される。この再生されるサイマル放送のデジタルデータは利用者装置100などのRAM130に保存される。放送番組ID検出アプリ140は、RAM130に保存されたサイマル放送のデジタルデータから放送信号を抽出し番組IDを特定する。先の本実施形態の例では、利用者装置100などのマイクロフォン112から音声のアナログ信号を取得したが、この実施形態では放送番組ID検出アプリ140が放送用のデジタルデータを直接扱うところが相違する。この実施形態では、IPサイマル再生アプリ120と放送番組ID検出アプリ140はメモリの共用上一つのアプリケーションとして動作するのが好ましく、この説明もそれに従う。
図15は、本実施形態のもう一つの例における利用者装置とIPサイマル再生アプリ120および放送番組ID検出アプリ140の処理の流れを説明するブロック図である。先の実施形態で述べたように、視聴者は利用者装置100などを操作して番組受信手段121を起動して、IPサイマル事業者240の番組配信サーバからIPサイマル放送番組のデジタルデータを取得する(S71)。
先の実施形態で述べたように、IPサイマル放送番組のデジタルデータはストリーミングデータとして利用者装置100などに配信される(S72)。IPサイマル再生アプリ120および放送番組ID検出アプリ140は、メモリ保存手段122を用いて利用者装置100などのOS(またはプラットフォーム)配下のRAM130にストリーミングデータを保存する(S73)。IPサイマル再生アプリ120および放送番組ID検出アプリ140の番組再生手段123はさらに取得したストリーミングデータを取得して(S74)、OS標準のライブラリを用いて、電圧信号に変換してスピーカーデイバスへ出力を指示する(S75)、利用者装置100などのスピーカー111はストリーミングデータ(該アナログの音声信号)の再生を行う(S76)。
IPサイマル再生アプリ120および放送番組ID検出アプリ140はデバイスアクセス手段142のうちのメモリデバイスアクセス手段142bを用いて、利用者装置100などのRAM130にアクセスする(S77)。第2の放送信号検出手段143bは、利用者装置100などのRAM130から放送番組のデジタルデータを取得し、このデータから例えば先に説明した音声透かし法を用いて、放送信号と番組IDを検出する(S78)。
第2の放送信号検出手段143bは番組IDを検出したら、ID変換サーバ問合せ手段144に処理を渡す。ID変換サーバ問合せ手段144は、番組IDと利用者装置100などを使用している視聴者のユーザIDとを併せて通信手段141を介してID変換サーバ400に送信する(S79)。ID変換サーバ400は受信した番組IDとユーザIDに係るポイントサーバを特定するとともに、リダイレクト処理を行う(S80)。
図16は、本実施形態のもう一つの例における利用者装置ともう一つのアプリケーションの処理の流れを説明するブロック図である。先の実施形態で述べたように、視聴者は利用者装置100などを操作して、IPサイマル事業者240の番組配信サーバからIPサイマル放送番組のデジタルデータを取得し、IPサイマル放送番組のデジタルデータをストリームデータとして利用者装置100などのOS(またはプラットフォーム)配下のRAM130に保存する。また、同時に番組再生手段123を用いて放送番組のデジタルデータの再生を行う(S81からS86)。ここまでは先の実施形態と同じである。
ここで、IPサイマル再生アプリ120および放送番組ID検出アプリ140はデバイスアクセス手段142のうちのメモリデバイスアクセス手段142bを用いて、利用者装置100などのRAM130にアクセスする(S87)とともにメモリコピー処理を行い(S88)、RAM130のコピーを行う(S89)。こうすることによって、IPサイマル再生アプリ120および放送番組ID検出アプリ140は、コピーされたメモリの内容を占有することによって、処理時間的に余裕を持って第2の放送信号検出手段143bを作動することができる。第2の放送信号検出手段143bはこのデータから例えば先に説明した音声透かし法を用いて、放送信号と番組IDを検出する(S90)。
第2の放送信号検出手段143bは番組IDを検出したら、ID変換サーバ問合せ手段144に処理を渡す。ID変換サーバ問合せ手段144は、番組IDと利用者装置100などを使用している視聴者のユーザIDとを併せて通信手段141を介してID変換サーバ400に送信する(S91)。ID変換サーバ400は受信した番組IDとユーザIDに係るポイントサーバを特定するとともに、リダイレクト処理を行う(S92)。
本実施形態によれば、視聴者は利用者装置100などを使用して放送番組を受信し、放送番組のデジタルデータまたは音声データから、放送信号をフィンガープリント法または音声透かし法といった方法で検出する。この検出された放送信号を元に、視聴者は番組を視聴した結果として、視聴者にポイントの付与や特典の提供が行われる。
本発明は、上述のサイマル放送を再生する実施形態に限定されることなく、テレビ局、ラジオ局からの電波経由の放送の再生やOTT/VoD事業者230が配信する番組の再生、外部の受信機250および、インターネットに接続できるテレビ270やPC260からの音声の集音など様々な再生の態様についても同様の実施形態が可能である。また、利用者装置としてタブレット型のパソコンやノートブック型のパソコン等の端末であっても同様に本発明を実施することが可能である。
100 利用者装置
120 番組再生アプリ
130 RAM
140 放送番組ID検出アプリ
200 電波塔
210 テレビ局
220 ラジオ局
230 OTT/VoD事業者
240 IPサイマル事業者
250 受信機
260 PC
270 インターネットに接続できるテレビ
300 ポイントサーバ
400 ID変換サーバ
500 アプリ配信サーバ
600 関連情報サーバ
800 ネットワーク

Claims (9)

  1. 放送番組を特定する放送信号が含まれた放送番組データを受信する利用者装置と、放送番組の視聴記録に応じて視聴者にポイントを付与するポイントサーバと、がネットワークで接続されて構成される放送番組ポイント付与システムであって、
    前記利用者装置は、
    ポイントサーバとの間で情報を送受信する通信手段と、
    受信した前記放送番組データを再生する番組再生手段と、
    再生された放送番組の音声を集音するマイクロフォンをアクセスするマイクデバイスアクセス手段と、
    集音した音声データから前記放送信号を検出して視聴した番組の識別子を特定する第1の放送信号検出手段と、を備える装置であって、
    前記ポイントサーバは、
    利用者装置との間で情報を送受信する通信手段と、
    ネットワークを通じて前記利用者装置から受信した番組の識別子から所定のポイントを付与して記憶するとともにその情報を前記利用者装置に通知する制御手段と、を備える装置であって、これらで構成されることを特徴とする放送番組ポイント付与システム。
  2. 前記利用者装置は、
    放送信号が含まれた放送番組データを受信する番組受信手段と、
    受信した放送番組データをメモリに保存するメモリ保存手段と、を備える装置であって、これらで構成されることを特徴とする請求項1に記載の放送番組ポイント付与システム。
  3. 前記利用者装置は、
    前記マイクデバイスアクセス手段と、集音した放送番組データの音声データから前記放送信号を検出して視聴した番組の識別子を特定する第1の放送信号検出手段のかわりに、放送番組データが保存された前記メモリをアクセスするメモリデバイスアクセス手段と、
    メモリに保存された放送番組データから前記放送信号を検出して視聴した番組の識別子を特定する第2の放送信号検出手段と、を備えることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の放送番組ポイント付与システム。
  4. 前記放送番組ポイント付与システムは、
    視聴者の識別子と視聴した番組の識別子から関係するポイントサーバを特定する識別子変換サーバをさらに備え、
    前記識別子変換サーバは、
    利用者装置とポイントサーバの間で情報を送受信する通信手段と、
    利用者装置から番組の識別子と視聴者の識別子を受信して所定のポイントサーバを特定して番組の識別子と視聴者の識別子を送信する制御手段と、を備える装置であって、これらで構成されることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の放送番組ポイント付与システム。
  5. 前記放送番組ポイント付与システムは、
    前記ポイントサーバからの番組の識別子および時刻を含んだ問合せに応じて番組終了時刻を前記ポイントサーバに返す関連情報サーバをさらに備えることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の放送番組ポイント付与システム。
  6. 放送番組を特定する放送信号が含まれた放送番組データを受信する利用者装置であって、
    前記利用者装置は、
    ネットワークを介してポイントサーバとの間で情報を送受信する通信手段と、
    受信した前記放送番組データを再生する番組再生手段と、
    再生された放送番組データの音声データを集音するマイクロフォンをアクセスするマイクデバイスアクセス手段と、
    集音した放送番組データから前記放送信号を検出して視聴した番組の識別子を特定する第1の放送信号検出手段と、を備えることを特徴とする、利用者装置。
  7. 前記利用者装置は、
    放送信号が含まれた放送番組データを受信する番組受信手段と、
    受信した放送番組データをメモリに保存するメモリ保存手段と、を備えることを特徴とする、請求項6に記載の利用者装置。
  8. 前記利用者装置は、
    前記マイクデバイスアクセス手段と、集音した放送番組データから前記放送信号を検出して視聴した番組の識別子を特定する第1の放送信号検出手段のかわりに、放送番組データが保存された前記メモリをアクセスするメモリデバイスアクセス手段と、
    メモリに保存された放送番組データから前記放送信号を検出して視聴した番組の識別子を特定する第2の放送信号検出手段と、を備えることを特徴とする、請求項6または請求項7に記載の利用者装置。
  9. 視聴者が使用するコンピュータ機器を、請求項6から請求項8のいずれかに記載の放送番組ポイント付与システムに用いられる利用者装置として動作させる命令を記述したコンピュータプログラム。
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