JP2015064949A - リチウム電池用電極の製造方法およびそれを用いたリチウム電池の製造装置 - Google Patents

リチウム電池用電極の製造方法およびそれを用いたリチウム電池の製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】リチウム二次電池の材料を混合して作製する電極合剤スラリーの製造方法およびリチウム二次電池を提供する。
【解決手段】Oリングを装填するハウジングと、前記Oリングを装着するスリーブと、とを有する軸封装置を備え、前記Oリングがシリコーンゴム製であるリチウム電池用電極の製造方法およびリチウム二次電池を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、リチウム二次電池用電極の製造方法およびそれを用いたリチウム二次電池に関するものであって、電極の材料を混合した電極合剤スラリーを移送する回転ポンプに最適な軸封構造に関するものである。
リチウム二次電池の一例として、リチウムイオン二次電池は、充放電容量が大きな二次電池として携帯電話、携帯音楽プレーヤー、ノート型PC等の携帯端末や、携帯型ゲーム機、UPS、家庭用蓄電池などの電源や自動車、電動機付き自転車などの輸送機器に使用されて、人々の生活に欠かせないものとなっている。
リチウムイオン二次電池は、活物質、結合剤、導電助剤、及び分散媒をボールミル、ロールミル等の攪拌機で混合して調製した電極合剤スラリーを集電体上にロールコーター等の塗工機によって塗布している。
そして、所定の大きさに打ち抜いて、外部回路と接続する端子を形成して、巻回、又は積層して、金属缶、フィルム外装体内に、電解液とともに封入することで製造している。
電極合剤スラリーの移送は、各種のポンプによって行なっているが、回転式のポンプは、回転速度の変化により、吐出量を調整することが容易であるという特徴を有している。
ギアポンプなどの回転式ポンプの場合には、ポンプのケーシング内部を流れる電極合剤スラリーが回転軸に沿ってポンプのケーシング外部への漏洩を防止する機構が必要である。 また、電極合剤スラリーの漏洩は製造現場の汚れ、生産停止の事態に陥る。しかも、軽微な漏洩であったとしても配管内の流量が変化し製品の品質に影響を与える可能性がある。
スラリーの移送に利用するポンプの回転軸の封止部材として、軟質なゴム製のOリングを用いる場合には、Oリング装填空間へのスラリーの浸入を阻止するために二次シール用Oリングを設けるとともに、スラリー浸入防止用Oリングを備えたスラリー流体用メカニカルシールを挙げることができる(例えば特許文献1参照)。なお、従来、電池用の電極合剤スラリーのポンプにおける回転軸等の動的部分の封止部材には、摩耗しにくい材質を用いることを重要視していた。
特開2007−138965号公報
しかしながら、回転軸およびシールケースの一方に二次シール用Oリングを設けるとシール部の構造が複雑なものとなり、長期間の稼働のためには保守作業が増加するという問題があった。そこで本発明は、電池用電極を作製するための、電極合剤スラリーを移送するポンプの動的部分のシールを簡単な構造で、かつ耐久性が高いものを提供するものである。
本発明の課題は、Oリングを装填するハウジングと、前記Oリングを装着するスリーブと、を有する軸封装置を備え、前記Oリングがシリコーンゴム製であるリチウム二次電池の製造装置によって解決することができる。
電極合剤スラリーが軸封装置内のOリングとスリーブの間隙に挟まったことで、電極活物質によってシリコーンゴム製のOリングが磨耗すると、表面に活物質粒子が付着すると共に、Oリングのつぶし代が無くなり電極合剤スラリーの漏洩を防止できる。
図1は、本発明の一実施例の軸封装置を説明する断面図である。 図2は、本発明の一実施例の軸封装置の主要部材の関係を説明する図である。 図3は、本発明の一実施例の電極合剤スラリーの移送工程の配管を説明する図である。 図4は、ギヤポンプの断面図である。 図5は、二軸ギヤポンプを説明する図である。 図6は、軸封装置を説明する断面図である。 図7は、Oリングの表面を正極活物質が覆っている状態を説明する図である。 図8は、本発明の実施例を説明する図である。 図9は、Oリングのスリーブ面側の状態を説明する図である。
本発明は、電極活物質、結合剤を含む電極合剤スラリー用のポンプの回転軸などの動的部分の封止部材としてシリコーンゴム製のOリングを用いたものである。
動的部分には摩耗しやすいことから不適当と考えられていたシリコーンゴム製のOリングを使用すると、驚くべきことにポンプの回転軸からの電極合剤スラリーの耐漏洩性を向上させることが可能となることを見出したものである。
電極合剤スラリーの漏洩が防止される理由は必ずしも定かではないが、シリコーンゴム製のOリングを回転軸の封止部材に用いると、Oリングは徐々に摩耗していくが、一定時間経過した段階からシリコーンゴム製のOリングの摩耗の進行が抑制される事象が確認され、また、Oリングだけでは封止性が低下するであろう状態まで摩耗しても電極スラリーは漏洩することがない事象を確認した。
一方、シリコーンゴムよりも耐摩耗性に優れるエチレンプロピレンゴムを用いた場合には、明らかにシリコーンゴムよりも早い段階で漏洩が始まることを確認した。これらの点をふまえると、シリコーンゴム製のOリングが摩耗した部分に電池用の電極合剤スラリーを構成する材料である電極活物質、結合剤の少なくとも1種以上が残留し、残留物がOリングとともに電極合剤スラリーをシールし、一定以上のOリングの摩耗を抑制している可能性を考えることができる。
図1は、本発明の一実施例を説明するための、回転ポンプの回転軸の軸封部分を表す模式図であり、回転軸の軸中央部の断面図である。
本発明の二次電池の製造方法において、電極合剤を塗工するためのスラリー用のポンプの回転時軸の軸封装置100は、電動機(図示せず)からの回転運動を伝える回転軸101、その外周を覆うスリーブ102を設けている。
スリーブ102の表面には、スリーブに装着したOリング103を境界にして、電極合剤スラリーの移行を防止している。
スリーブ102は、電気絶縁性部材で作製した管状の部材を回転軸101に密着している。スリーブ102には、アルミナ、ジルコニア等の化学的に安定な電気抵抗率106Ω・m以上の絶縁性セラミック材料を用いることが好ましい。
このようにスリーブ102に化学的に安定した高電気絶縁性部材を用いることで、スリーブの摩耗によって生成した粒状物質が、製造した電池内において異常な化学反応を起こすことや、作製したリチウム二次電池内部において好ましくない通電回路の形成を防止することができる。
また、スリーブ102には、ビッカース硬度は1200Hv以上の硬度を有するものを用いることが好ましい。
硬度が大きなものとすることで、電池用の電極合剤スラリーの製造に用いるリチウムマンガン複合酸化物等の硬度の大きな物質による損傷を小さくすることが可能となり、使用寿命を長くすることが可能である。
本発明で利用可能なシリコーンゴム製のOリング103には、JIS4種Cのビニルメチルシリコーンゴムやフロロシリコーンゴム等を挙げることができる。
また、図2に各部の大きさの一例を示すように、Oリング103の伸張率Sを3%から7%の範囲になるように、Oリング外径d3とハウジングの溝径d6を設計することで、良好な封止性を得ることができる。
ただし、式1 伸長率 S=(d3−d6)/d3×100
式2 Oリングの太さの低減率 R=0.56+0.59×S+0.046×S2
式3 Oリングの有効断面積 d2*=d2*−(R/100)×d2
式4 つぶし率 C=(d2*-t)/d2*×100
式5 最大ハウジング占有率 F=π×(d2*/2)2/(t×b)
d2:Oリングの太さ、d2*:Oリングの有効断面積
d3:Oリング外径、d5:スリーブ外径、d6:ハウジング溝径
t:ハウジングの深さ
さらに、上記の式2、式3に上記の伸張率Sを代入しOリングの太さ低減率R、及びOリングの有効断面積d2*を算出する。ここで、式4を用いて計算し、Oリングのつぶし代Cが0%から6%になるようにスリーブ外径d5を設計する。
また、式5を用いて最大ハウジング占有率Fが85%以下になるように設計する。
本発明のリチウム二次電池の製造においては、リチウム二次電池材料となる活物質、結合剤、導電助剤、及び分散媒をボールミル、ロールミル、高速インペーラーミル、ジェットミル、ニーダー等の攪拌機で混合し良く分散させる。
正極活物質には、例えば、LiCoO2、LiNiO2、LiNi1−xCoO2、LiNix(CoAl)1―xO2、Li2MO3−LiMO2、LiNi1/3Co1/3Mn1/3O2などの層状酸化物系材料や、LiMn2O4、LiMn1.5Ni0.5O4、LiMn2―xMxO4などのスピネル系材料、LiMPO4などのオリビン系材料、Li2MPO4F、Li2MSiO4Fなどのフッ化オリビン系材料、V2O5などの酸化バナジウム系材料、あるいはこれらの元素を一部他の元素で置換したものなどを挙げることができ、これらの1種または2種以上を混合して使用することができる。
負極活物質としては黒鉛、非晶質炭素、ダイヤモンド状炭素、フラーレン、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーンなどの炭素材料や、リチウム金属材料、シリコンやスズなどの合金系材料、Nb2O5やTiO2などの酸化物系材料、あるいはこれらの複合物を用いることができる。
結合剤としては、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素樹脂、スチレンブタジエンコーポリマー(SBR)、ポリアクリレート、ポリイミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンプロピレジエンターポリマー(EPDM)の少なくともいずれか1種を用いることができる。
また、導電助剤として、アセチレンブラック、カーボンブラック、黒鉛、気相法炭素繊維(VGCF)、カーボンナノチューブ、メソカーボンマイクロビーズ(MCMB)の少なくとも1種を用いることができる。
分散媒としては、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、メチルエチルケトン(MEK)、シクロヘキサン、水等の少なくとも1種を用いることができる。
図3は、塗工工程の一例を説明する図である。
分散した電極合剤スラリーを、貯槽タンク154から回転ポンプ155を用いて、フィルター164、三方弁157を通じて塗工ダイ158へ供給する。また、各配管等には、圧力計156が装着されている。
塗工ダイ158とバックアップロール162は、0.02mm〜0.5mmの間隙があり、塗工ダイのリップ先端から押し出された電極合剤スラリーをバックアップロールに巻きついたウエブ163に塗布し、乾燥することで電池用の電極である正極電極や負極電極を形成する。
回転ポンプ155には、スクリューポンプ、ギヤポンプ、ベーンポンプ、又は渦巻きポンプを用いることができる。
作製した正極電極と負極電極とをポリプロピレンやポリエチレンなどからなるセパレータを介して積層または捲回し、正極電極には正極端子、負極電極には負極端子を電気的に接続して、正極端子の一部と負極端子の一部以外を電解液ととも電池容器に収容することで、リチウムイオン二次電池を得ることができる。
図4は、回転ポンプの代表例として挙げるギヤポンプを説明する図であり、回転軸と垂直方向の断面図である。
電動機からの回転運動を伝える駆動軸115、その駆動軸からギヤ120を介して回転運動を伝える追従軸116、軸受け118、ハウジング119,ギヤローター120、ポンプカバー121、筐体122で構成している。
図5は、二軸ギヤポンプの断面図である。電動機の動力でギヤローター120が回転すると、吸込口124から電極合剤スラリーが引き込まれて、吐出口125から吐き出している。この吸込みと吐き出しの動作を連続的に行うことで、定体積流量の電極合剤スラリーを塗工ダイに送ることができる。
連続的に回転運動をするので、軸封装置は図1に示すように回転軸101とスリーブ102が一体となって回転し、Oリング、及び電極合剤スラリーと摩擦する。
Oリング表面は、スリーブ102との摩擦により摩耗していくが、Oリングとスリーブ102の間には電極活物質、結合剤を含む電極合剤が残留し、摩擦の進行を抑制する。このとき、Oリング付近に入り込んだ電極合剤のスラリーは滞留することで、Oリングが摩耗しても直ちには漏洩には至らないと推察できる。さらに、Oリングにシリコーンゴムを用いた場合には、シリコーンゴムが耐熱性に優れるだけではなく、優れた反発弾性を備えることから、Oリングとスリーブ102の間に入り込んだ電極合剤を漏出させずに保持したものと推察することができる。
また、Oリング表面は、電極活物質等で被覆するので、スリーブ102との磨耗の進行を抑制する。
その結果、送液空間123にある電極合剤スラリーが軸封装置を突破して漏洩することを防ぐことができる。
図6は、軸封装置を説明する断面図である。
本発明のリチウムイオン二次電池の製造装置では、軸封装置100には、電極合剤スラリー111が軸封装置100内のOリング103とスリーブ102の間隙に残留する。
その結果、図7に示す様に、Oリングが磨耗して、Oリングのつぶし代が無くなっても電極合剤スラリーの漏洩が生じないようになると推察できる。
また、シリコーンゴム製のOリングには、電極活物質との摩擦によって生じた表面の凹凸面に、正極活物質粒子の一部が付着することで、Oリング表面を被覆する。
特に、活物質にリチウム酸化物系の硬い材料を用いると、Oリングの表面に活物質が付着しやすく、本発明の効果がより顕著に現れることを確認した。
実施例1
図8に示すように、電極の製造工程で活物質と結合剤と導電助剤を混合した電極合剤を貯槽タンク154から回転ポンプ155としてギヤポンプを用いて、塗工ダイ158へ供給せずに、三方弁157を切り替えて、回転ポンプ155で供給した電極合剤をもう一度、貯槽タンク154へ戻した。
本実施例では、リチウムマンガン複合酸化物90.6質量部、気相法炭素繊維(VGCF)を0.03質量部、PVDFを0.03質量部、NMPを0.34質量部をそれぞれ計量した電極合剤をボールミルで攪拌してリチウムイオン二次電池用の電極合剤を調製した。それを前記のように貯槽タンクに貯めて供給した。
スリーブ102の材質は純度99.0%のアルミナで、その外径を37.05±0.01mmとする。Oリング103の材質は、U.S. Seal Manufacturing製VGFS−6035のシリコーンとし、その太さを6.10±0.13mm、その外径を51.06±0.64mmとした。ハウジング100の溝径を48.49±0.01mm、その溝幅は6.16±0.06mmとした。
これらの寸法から前述のように上記した式1、式2、式3、式4、及び式5を用いて計算すると、伸張率Sが3.8%から6.2%の範囲に、つぶし代Cが0.0%から5.7%の範囲に、最大ハウジング占有率Fが82.8%となる。
この設計の軸封装置を取り付けたポンプ回転数100RPMで運転し漏洩するまでの時間を計測した。その結果、漏洩するまでの時間は960Hrであった。
また、図9に断面図を示す様に、Oリング103のスリーブ102面側は、正極活物質109を被覆している。
比較例1
実施例1で用いた電極合剤を用いて同様の実験を行った。スリーブ102の材質は純度99.0%のアルミナで、その外径を37.05±0.01mmとした。Oリング103としてEPDM製のOリングを用いた。
その太さを6.10±0.13mm、その外径を51.06±0.64mm、ハウジング100の溝径を48.49±0.01mm、その溝幅を6.16±0.06mmのものを用いた。
これらの寸法から前述のように式1、式2、式3、式4、及び式5を用いて計算すると、伸張率Sが3.8%から6.2%の範囲に、つぶし代Cが0.0%から5.7%の範囲に、最大ハウジング占有率Fが82.8%となる。
この設計の軸封装置を取り付けたギヤンプを回転数100RPMで運転し漏洩するまでの時間を計測する。その結果、漏洩するまでの時間は336Hrであった。
比較例2
スリーブ102の材質は純度99.0%のアルミナで、その外径を39.00±0.01mmとする。Oリング103の材質はJIS4種Cとし、その太さを6.99±0.13mm、その外径を52.84±0.64mmとする。ハウジング100の溝径を51.00±0.05mm、その溝幅を7.70±0.06mmとする。
これらの寸法から前述のように式1、式2、式3、式4、及び式5を用いて計算すると、伸張率Sが2.2%から4.7%の範囲に、つぶし代Cが9.2%から14.5%の範囲に、最大ハウジング占有率Fが84.0%となる。
この設計の軸封装置を取り付けたギヤポンプを回転数100RPMで運転し漏洩するまでの時間を計測した。その結果、漏洩するまでの時間は48Hrである。
本発明は、Oリングを装填するハウジングと、前記Oリングを装着するスリーブと、を有する軸封装置を備え、前記Oリングがシリコーンゴム製であるリチウムイオン二次電池の製造装置であるので、長時間にわたり安定した活物質のスラリーをの製造に利用することができる。
100・・・軸封装置、101・・・回転軸、102・・・スリーブ、103・・・Oリング、109・・・正極活物質、154・・・貯槽タンク、155・・・回転ポンプ、164・・・フィルター、157・・・三方弁、158・・・塗工ダイ、156・・・圧力計、162・・・バックアップロール、163・・・ウエブ、115・・・駆動軸、120・・・ギヤ、116・・・追従軸、118・・・軸受け、110・・・ハウジング、120・・・ギヤローター、121・・・ポンプカバー、122・・・筐体、123・・・送液空間、124・・・吸込口、125・・・吐出口

Claims (7)

  1. 電極活物質および結合剤を含む電極合剤スラリーを塗工して得られるリチウム電池用電極の製造方法であって、
    前記電極合剤スラリーを搬送するためのポンプは、
    Oリングを装填するハウジングと、前記Oリングを装着するスリーブと、を有する軸封装置を備え、前記Oリングがシリコーンゴム製であることを特徴とするリチウム電池用電極の製造方法。
  2. 前記Oリングの伸張率が3%から7%、つぶし代が0%から6%、前記ハウジング占有率の最大値が85%であることを特徴とする請求項1記載のリチウム電池用電極の製造方法。
  3. 前記スリーブは、電気抵抗率が電気抵抗率106Ω・m以上の絶縁性セラミックスであることを特徴とする請求項1また2のいずれか1項記載のリチウム電池用電極の製造方法。
  4. 前記スリーブは、ビッカース硬度が1200Hv以上であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のリチウム電池用電極の製造方法。
  5. 正極電極と負極電極とがセパレータを介して積層または捲回されたリチウム電池であって、前記正極電極または前記負極電極の少なくともいずれか一方が、請求項1から4のいずれか1項の製造方法で作製したことを特徴とするリチウム二次電池。
  6. 前記正極電極と前記負極電極のいずれか一方にリチウム酸化物を含むことを特徴とする請求項5に記載のリチウム二次電池。
  7. 電極活物質および結合剤を含む電極合剤スラリーの搬送装置であって、
    前記電極合剤スラリーを搬送するためのポンプは、
    Oリングを装填するハウジングと、前記Oリングを装着するスリーブと、を有する軸封装置を備え、前記Oリングがシリコーンゴム製であることを特徴とする電極合剤スラリーの搬送装置。
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