JP2015064782A - 広告活動支援装置、広告活動支援方法およびプログラム - Google Patents

広告活動支援装置、広告活動支援方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】広告活動を効果的に支援することができるようにする。【解決手段】分析サーバ20は、ユーザが最初に閲覧した広告を掲載した初回媒体、ユーザがコンバージョンの直前に閲覧した広告を掲載した最終媒体、および、ユーザが最初に広告を閲覧した後、コンバージョンの直前の広告を閲覧する前に閲覧した広告を掲載した中間媒体のそれぞれに対する重みを記憶する重み記憶部234を備える。経路分析部213は、広告ログに基づいて初回媒体、中間媒体および最終媒体を特定する。アトリビューションスコア算出部214は、広告ログに基づいて、初回媒体、中間媒体および最終媒体のそれぞれにおけるクリック数と重みに応じてクリックポイントおよび閲覧ポイントを算出する。【選択図】図22

Description

本発明は、広告活動支援装置、広告活動支援方法およびプログラムに関する。
商品またはサービスの提供にあたり広告の重要性が増大している。そこでたとえば特許文献1では通行人の人数や広告付近で広告に顔を向けている人の人数を用いて広告の掲示効果を評価している。
特開2007−18218号公報
インターネット上ではWebページに掲載するバナー広告や検索エンジンの検索結果に合わせて表示するリスティング広告など広告媒体は多岐にわたる。広告主は各種の広告媒体のどこにどれだけの広告を掲載するべきかを効率よく検討する必要がある。
本発明は、このような背景を鑑みてなされたものであり、広告活動を効果的に支援することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、広告活動を支援する装置であって、ユーザによるコンバージョンが発生するまでに当該ユーザが閲覧した広告を掲載した広告媒体を特定するための情報および当該ユーザによる広告のクリック数を算出するための情報を含む経路情報を前記ユーザごとに記憶する経路情報記憶部と、前記ユーザが最初に閲覧した広告を掲載した前記広告媒体である初回媒体、前記ユーザが前記コンバージョンの直前に閲覧した広告を掲載した前記広告媒体である最終媒体、および、前記ユーザが最初に広告を閲覧した後、前記コンバージョンの直前の広告を閲覧する前に閲覧した広告を掲載した前記広告媒体である中間媒体のそれぞれに対する重みを記憶する重み記憶部と、前記経路情報に基づいて、前記初回媒体、前記中間媒体および前記最終媒体を特定する経路分析部と、前記経路情報に基づいて、前記初回媒体、前記中間媒体および前記最終媒体のそれぞれにおける前記クリック数を算出し、前記クリック数および前記それぞれに対する重みに応じて前記広告媒体の評価値を算出する評価値算出部と、を備えることとする。
また、本発明の広告活動支援装置では、前記経路情報はさらに前記ユーザに対する前記広告媒体による広告の表示回数を算出するための情報を含み、前記評価値算出部はさらに、前記経路情報に基づいて前記広告媒体ごとに前記表示回数を算出し、前記表示回数および前記クリック数に基づいてクリック率を算出し、前記クリック数に応じて広告がクリックされたことの評価値を算出し、前記クリック率に応じて広告が表示されたことの評価値を算出し、前記クリックされたことの評価値および前記表示されたことの評価値に応じて前記広告媒体の評価値を算出するようにしてもよい。
また、本発明の広告活動支援装置では、前記評価値算出部は、前記コンバージョンの回数に応じたポイントを算出し、前記重みに応じて前記初回媒体、前記中間媒体および前記最終媒体のそれぞれに前記ポイントを振り分け、前記中間媒体が複数ある場合は前記中間媒体の数に応じて前記中間媒体に対する前記ポイントを振り分け、前記広告媒体のそれぞれについて、前記振り分けたポイントに前記クリック率を乗じて前記表示されたことの評価値を算出し、前記広告媒体のそれぞれについて、前記振り分けたポイントから前記表示されたことの評価値を減算して前記クリックされたことの評価値を算出するようにしてもよい。
また、本発明の広告活動支援装置では、前記広告媒体ごとに、前記広告媒体が前記ユーザに提供しているインセンティブを示すインセンティブ値を記憶するインセンティブ値記憶部をさらに備え、前記評価値算出部は、前記広告媒体の評価値から前記インセンティブ値に応じた値を減算するようにしてもよい。
また、本発明の広告活動支援装置では、前記経路分析部は、前記経路情報に基づいて、前記中間媒体が検索エンジンである場合に、前記ユーザが前記検索エンジンにアクセスする直前に閲覧した広告を掲載した前記広告媒体である検索貢献最終媒体と、前記検索貢献最終媒体による広告を閲覧する前に閲覧した広告を掲載した前記広告媒体である検索貢献中間媒体とを特定し、前記評価値算出部は、前記初回媒体、前記検索貢献中間媒体および前記検索貢献最終媒体のそれぞれにおける前記クリック数を算出し、当該クリック数に応じて、前記広告媒体ごとに前記検索エンジンに前記ユーザを誘導したことの評価値を算出するようにしてもよい。
また、本発明の広告活動支援装置では、前記経路情報には検索エンジンにより検索されたキーワードを特定する情報を含み得、前記経路分析部は、前記経路情報により前記キーワードが特定される場合には、前記キーワードも前記広告媒体の一つとして、前記初回媒体、前記中間媒体または前記最終媒体を特定するようにしてもよい。
また、本発明の広告活動支援装置では、前記ユーザごとに、前記コンバージョンに対応する商品またはサービスの売上に関する販売情報を記憶する販売情報記憶部と、前記最終媒体ごとに、前記コンバージョンを発生させた前記ユーザに対応する前記販売情報を前記販売情報記憶部から読み出し、読み出した前記販売情報に基づいて前記売上に応じた分析値を算出する売上分析部と、前記広告媒体の評価値を出力する評価値出力部と、をさらに備え、前記評価値出力部は、前記最終媒体について、前記最終媒体の評価値とともに前記最終媒体に対応する前記分析値を出力するようにしてもよい。
また、本発明の広告活動支援装置では、前記売上分析部は、前記売上を合計して前記分析値を算出するようにしてもよい。
また、本発明の広告活動支援装置では、前記売上分析部はさらに、前記読み出した販売情報に基づいて、前記最終媒体ごとに、前記コンバージョンを発生させた前記ユーザのリピート率を算出し、前記評価値出力部はさらに、前記最終媒体について前記リピート率を出力するようにしてもよい。
また、本発明の広告活動支援装置では、前記売上分析部はさらに、前記読み出した販売情報に基づいて、前記最終媒体ごとに、前記コンバージョンを発生させた前記ユーザのリピート率を算出し、前記売上の合計値および前記リピート率に基づいて前記ユーザの生涯価値を算出し、前記評価値出力部はさらに、前記最終媒体について前記生涯価値を出力するようにしてもよい。
また、本発明の他の態様は、広告活動を支援する装置であって、ユーザによるコンバージョンが発生するまでに当該ユーザが閲覧した広告を特定するための情報および当該ユーザによる当該広告のクリック数を算出するための情報を含む経路情報を前記ユーザごとに記憶する経路情報記憶部と、前記ユーザが最初に閲覧した広告である初回広告、前記ユーザが前記コンバージョンの直前に閲覧した前記広告である最終広告、および、前記ユーザが最初に広告を閲覧した後、前記コンバージョンの直前の広告を閲覧する前に閲覧した前記広告である中間広告のそれぞれに対する重みを記憶する重み記憶部と、前記経路情報に基づいて、前記初回広告、前記中間広告および前記最終広告を特定する経路分析部と、前記経路情報に基づいて、前記初回広告、前記中間広告および前記最終広告のそれぞれにおける前記クリック数を算出し、前記クリック数および前記それぞれに対する重みに応じて前記広告の評価値を算出する評価値算出部と、を備えることとする。
また、本発明の他の態様は、広告活動を支援する方法であって、ユーザによるコンバージョンが発生するまでに当該ユーザが閲覧した広告を掲載した広告媒体を特定するための情報および当該ユーザによる広告のクリック数を算出するための情報を含む経路情報を前記ユーザごとに記憶する経路情報記憶部と、前記ユーザが最初に閲覧した広告を掲載した前記広告媒体である初回媒体、前記ユーザが前記コンバージョンの直前に閲覧した広告を掲載した前記広告媒体である最終媒体、および、前記ユーザが最初に広告を閲覧した後、前記コンバージョンの直前の広告を閲覧する前に閲覧した広告を掲載した前記広告媒体である中間媒体のそれぞれに対する重みを記憶する重み記憶部と、を備えるコンピュータが、前記経路情報に基づいて、前記初回媒体、前記中間媒体および前記最終媒体を特定するステップと、前記経路情報に基づいて、前記初回媒体、前記中間媒体および前記最終媒体のそれぞれにおける前記クリック数を算出し、前記クリック数および前記それぞれに対する重みに応じて前記広告媒体の評価値を算出するステップと、を実行することとする。
また、本発明の他の態様は、広告活動を支援する方法であって、ユーザによるコンバージョンが発生するまでに当該ユーザが閲覧した広告を特定するための情報および当該ユーザによる当該広告のクリック数を算出するための情報を含む経路情報を前記ユーザごとに記憶する経路情報記憶部と、前記ユーザが最初に閲覧した広告である初回広告、前記ユーザが前記コンバージョンの直前に閲覧した前記広告である最終広告、および、前記ユーザが最初に広告を閲覧した後、前記コンバージョンの直前の広告を閲覧する前に閲覧した前記広告である中間広告のそれぞれに対する重みを記憶する重み記憶部と、を備えるコンピュータが、前記経路情報に基づいて、前記初回広告、前記中間広告および前記最終広告を特定するステップと、前記経路情報に基づいて、前記初回広告、前記中間広告および前記最終広告のそれぞれにおける前記クリック数を算出し、前記クリック数および前記それぞれに対する重みに応じて前記広告の評価値を算出するステップと、を実行することとする。
また、本発明の他の態様は、広告活動を支援するためのプログラムであって、ユーザによるコンバージョンが発生するまでに当該ユーザが閲覧した広告を掲載した広告媒体を特定するための情報および当該ユーザによる広告のクリック数を算出するための情報を含む経路情報を前記ユーザごとに記憶する経路情報記憶部と、前記ユーザが最初に閲覧した広告を掲載した前記広告媒体である初回媒体、前記ユーザが前記コンバージョンの直前に閲覧した広告を掲載した前記広告媒体である最終媒体、および、前記ユーザが最初に広告を閲覧した後、前記コンバージョンの直前の広告を閲覧する前に閲覧した広告を掲載した前記広告媒体である中間媒体のそれぞれに対する重みを記憶する重み記憶部と、を備えるコンピュータに、前記経路情報に基づいて、前記初回媒体、前記中間媒体および前記最終媒体を特定するステップと、前記経路情報に基づいて、前記初回媒体、前記中間媒体および前記最終媒体のそれぞれにおける前記クリック数を算出し、前記クリック数および前記それぞれに対する重みに応じて前記広告媒体の評価値を算出するステップと、を実行させることとする。
また、本発明の他の態様は、広告活動を支援するためのプログラムであって、ユーザによるコンバージョンが発生するまでに当該ユーザが閲覧した広告を特定するための情報および当該ユーザによる当該広告のクリック数を算出するための情報を含む経路情報を前記ユーザごとに記憶する経路情報記憶部と、前記ユーザが最初に閲覧した広告である初回広告、前記ユーザが前記コンバージョンの直前に閲覧した前記広告である最終広告、および、前記ユーザが最初に広告を閲覧した後、前記コンバージョンの直前の広告を閲覧する前に閲覧した前記広告である中間広告のそれぞれに対する重みを記憶する重み記憶部と、を備えるコンピュータに、前記経路情報に基づいて、前記初回広告、前記中間広告および前記最終広告を特定するステップと、前記経路情報に基づいて、前記初回広告、前記中間広告および前記最終広告のそれぞれにおける前記クリック数を算出し、前記クリック数および前記それぞれに対する重みに応じて前記広告の評価値を算出するステップと、を実行させることとする。
その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、広告活動を効果的に支援することができる。
本実施形態の広告活動支援システムの全体構成例を示す図である。 分析サーバ20のハードウェア構成例を示す図である。 分析サーバ20のソフトウェア構成例を示す図である。 プロモーション記憶部231に記憶されるプロモーション情報の構成例を示す図である。 広告ログ記憶部232に記憶される広告ログの構成例を示す図である。 CRMログ記憶部233に記憶されるCRMログの構成例を示す図である。 重み記憶部234の構成例を示す図である。 インセンティブ記憶部235の構成例を示す図である。 分析サーバ20による処理を説明する図である。 アトリビューションスコアの算出処理の流れを示す図である。 経路分析処理の流れを示す図である。 コンバージョンまでの経路を説明するための図である。 クリックポイントの付与処理の流れを示す図である。 クリックポイントを計算した結果の一例を説明する図である。 複数のユーザについてクリックポイントを計算した結果の一例を説明する図である。 閲覧ポイントの付与処理の流れを示す図である。 広告媒体ごとの閲覧数、クリック数、クリック率の一例を示す図である。 閲覧ポイント、クリックポイント、アトリビューションスコアの算出結果の一例を示す図である。 インセンティブに応じた調整処理の流れを示す図である。 インセンティブに応じた調整後の閲覧ポイント、クリックポイント、アトリビューションスコアの一例を示す図である。 CRM値の算出処理の流れを説明する図である。 出力される画面60の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る広告活動支援システムについて説明する。本実施形態の広告活動支援システムは、広告主による広告活動を支援しようとするものであり、とくに広告主がバナー広告やリスティング広告などのオンライン広告をWebサイトや検索エンジンなどの広告媒体に掲載するにあたり、どの広告媒体にどのような広告を出すのかの施策の策定を支援する。
==システム構成==
図1は本実施形態の広告活動支援システムの全体構成例を示す図である。本実施形態の広告活動支援システムは分析サーバ20を含んで構成される。分析サーバ20は、広告配信サーバ11およびECサーバ12と通信可能に接続され、また広告主端末10とも通信可能に接続される。広告配信サーバ11およびECサーバ12と分析サーバ20との間、ならびに分析サーバ20と広告主端末10との間の通信路は、たとえば公衆電話回線網、携帯電話回線網、専用線通信路、無線通信路などにより構築されるデータ通信ネットワークであり、本実施形態ではインターネットを想定している。
広告配信サーバ11は、広告を配信する、たとえばパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータである。広告配信サーバ11は、たとえばWebページを提供するWebサーバ、キーワードに応じたコンテンツの検索結果を表示する検索エンジン、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS;Social Networking Service)を提供するSNSサーバ、ショッピングモールを提供するショッピングサーバなど、広告を提供する広告媒体として機能するものであればどのようなものであってもよい。
ECサーバ12は、広告による最終的な成果(コンバージョンと呼ばれる。)を実現する、たとえばパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータである。コンバージョンとしては、たとえばオンラインショッピング・サイトにおける商品またはサービスの購入、会員制サービスへの会員登録、商品またはサービスに対する資料請求、広告主への問合せの送信などがある。また、本実施形態では、広告配信サーバ11により配信された広告をユーザがクリックしたことによりアクセスされるWebページ(ランディングページと呼ばれる。)を提供するWebサーバは、広告配信サーバ11ではなく、ECサーバ12であるものとする。ECサーバ12ではさらに、コンバージョンが発生した後の顧客に関するCRM(Customer Relationship Management)に関するログも管理しているものとする。
分析サーバ20は、広告配信サーバ11により行われた広告の実績と、ECサーバ12によるコンバージョンの実績およびコンバージョン後の実績とを分析する、たとえばパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータである。
広告主端末10は、広告主が操作する、たとえばパーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートフォン、携帯電話端末などのコンピュータである。広告主端末10は、分析サーバ20にアクセスして、広告ならびにコンバージョンおよびコンバージョン後の実績の分析結果を取得する。広告主は、分析サーバ20による分析結果を参考に、今後の広告活動を策定することができる。
==分析サーバ20==
図2は、分析サーバ20のハードウェア構成例を示す図である。分析サーバ20は、CPU201、メモリ202、記憶装置203、通信インタフェース204、入力装置205、出力装置206を備える。記憶装置203は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。通信インタフェース204は、通信ネットワーク30に接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行うための無線通信機、シリアル通信のためのUSB(Universal Serial Bus)コネクタやRS232Cコネクタなどである。入力装置205は、データを入力する、例えばキーボードやマウス、タッチパネル、ボタン、マイクロフォンなどである。出力装置206は、データを出力する、例えばディスプレイやプリンタ、スピーカなどである。
図3は、分析サーバ20のソフトウェア構成例を示す図である。分析サーバ20は、広告ログ取得部211、CRMログ取得部212、経路分析部213、アトリビューションスコア算出部214、CRM分析部215、分析結果出力部216、プロモーション記憶部231、広告ログ記憶部232、CRMログ記憶部233、重み記憶部234、インセンティブ記憶部235を備える。
なお、広告ログ取得部211、CRMログ取得部212、経路分析部213、アトリビューションスコア算出部214、CRM分析部215、分析結果出力部216は、分析サーバ20が備えるCPU201が記憶装置203に記憶されているプログラムをメモリ202に読み出して実行することにより実現される。また、プロモーション記憶部231、広告ログ記憶部232、CRMログ記憶部233、重み記憶部234、インセンティブ記憶部235は、分析サーバ20が備えるメモリ202および記憶装置203が提供する記憶領域の一部として実現される。
プロモーション記憶部231は、広告主による広告活動に関する情報(以下、プロモーション情報という。)を記憶する。図4はプロモーション記憶部231に記憶されるプロモーション情報の構成例を示す図である。プロモーション情報には、プロモーションIDに対応付けて、キャンペーンIDおよびクリエイティブID、メディアID、LPID、種別が含まれる。プロモーションIDは、ある特定の商品もしくはサービスに係る広告活動全般(プロモーション)を特定する情報である。キャンペーンIDは、キャンペーンを特定する情報である。本実施形態では、1つのキャンペーンにつき1つ以上のプロモーションが実施されることを想定する。クリエイティブIDは、プロモーションにおいて露出された広告バナーやテキストを特定する情報である。メディアIDは、プロモーションにおいて露出する先のメディアを特定する情報である。LPIDは、プロモーションにおいて、露出されているWEB広告をクリックされた後に遷移するWEBページ(ランディングページと呼ばれ、LPと略記される。)を特定する情報である。種別はこのプロモーションがWEBプロモーションなのか、リアルプロモーション(新聞、テレビ、電話、ダイレクトメール(DM)など)なのかを特定するための情報となる。本実施形態のシステムでは、リアルプロモーションに関してもシステム内に登録する事ができ、分析結果出力部にて、WEBプロモーションの効果と対比させることが出来る。なお、プロモーション情報には、プロモーションに関する各種の情報を含めることができる。また、プロモーション情報は、予めプロモーション記憶部231に登録されているものとする。
広告ログ記憶部232(本発明の経路情報記憶部に該当する。)は、ユーザが広告に接触したことに関する情報(以下、広告ログという。本発明の経路情報に該当する。)を記憶する。図5は広告ログ記憶部232に記憶される広告ログの構成例を示す図である。広告ログには、ユーザID、プロモーションID、日時、クリエイティブID、LPID、リファラ、検索ワード、接触種別が含まれる。
ユーザIDは、広告を閲覧したユーザを特定する情報である。本実施形態では、Webブラウザが最初に広告を表示した際に当該Webブラウザに対してユニークなユーザIDを発行し、このユーザIDをクッキー(Cookie)に記憶させることを想定する。すなわち、ユーザIDは厳密にはユーザが操作したWebブラウザを特定する情報になる。日時はユーザが広告を閲覧またはクリックした日時である。プロモーションID、クリエイティブIDはユーザが閲覧した広告を特定する情報である。LPIDはユーザが広告をクリックした際に遷移したLPを特定する情報である。(1つのプロモーションに対し、複数のLPを紐付け、CVRによる最適化を行っているため、どのLPに遷移したのかを把握しておく必要がある。)広告が表示されたWebページに関しては、プロモーションIDが特定できれば判断できるので、広告ログにその情報は保持していない。
リファラは、HTTPに定義されるもの(HTTP Referer)であり、広告ログのURLが示すWebページへのリンク元のWebページを示す。なお、ユーザがURLを直接指定した場合など、リンク元が存在しない場合には、リファラには値が設定されない。また、リファラを解析することにより、検索エンジンからWebページに遷移した場合に、検索エンジンにおいて検索されたキーワードを特定することができる。このキーワードも広告ログとして保持している。したがって、キーワードを広告媒体と把握することにより、コンバージョンへ至る経路における各キーワードの貢献度についても、Webページによる広告や、オフラインでの広告(テレビ広告、ポスター、口コミなどを含む。以下、リアル広告ともいう。)を提供する広告媒体と同様に分析を行うことが可能となる。
接触種別は、ユーザがどのように広告に接触したかを示す情報であり、本実施形態では、ユーザが広告を閲覧したことを示す「閲覧」、ユーザが広告をクリックしたことを示す「クリック」およびコンバージョンが発生したことを示す「コンバージョン」のいずれかが設定されるものとする。広告ログの接触種別を参照することにより、広告の表示回数(インプレッション数と呼ばれる。)、広告のクリック数、コンバージョンの発生およびその回数を算出することができる。本実施形態では、コンバージョンはECサーバ12において発生することを想定する。
広告ログ取得部211は、広告配信サーバ11から広告ログを取得する。たとえば、広告ログ取得部211は、広告配信サーバ11において実行されるWebサーバのアクセスログを解析して広告ログを取得することができる。広告ログ取得部211は、リアル広告については、ユーザから広告ログの入力を受け付けるものとする。なお、広告ログの取得方法には、一般的な手法を用いることができ、広告ログ取得部211は、たとえばWebサーバによる広告配信についてもユーザから広告ログの入力を受け付けるようにしてもよい。広告ログ取得部211は、取得した広告ログを広告ログ記憶部232に登録する。
CRMログ記憶部233(本発明の販売情報記憶部に該当する。)は、ユーザによる商取引活動に関する情報(以下、CRMログという。本発明の販売情報に該当する。)を記憶する。商取引活動には、商品またはサービスの購入などの購買活動のみならず、ユーザから店舗への問い合わせなど、商品またはサービスの提供者とユーザとの間のやりとりが行われたものを広く含むものとする。図6はCRMログ記憶部233に記憶されるCRMログの構成例を示す図である。CRMログには、ユーザID、サイト、日時、活動種別および取引額(売上)、プロモーションIDが含まれる。ユーザIDはユーザを特定する情報である。サイトは商取引活動を行った場所を示す。サイトはたとえばECサーバ12が提供するオンラインショッピング・サイトを示す。日時は、ユーザが商取引活動を行った日時である。活動種別は、たとえば「購入」や「問合せ」など、商取引活動の種類を示す情報である。取引額は、ユーザが購入した商品またはサービスの売上など、商取引活動における取引額である。「問合せ」などの決済を伴わない活動の場合取引額は0になる。また、CRMログには、仕入れや広告活動などのコストが発生した取引の履歴も登録されるものとし、この場合ユーザIDには値が設定されず、活動種別には「仕入れ」や「広告」などの取引を表す情報が設定され、取引額には仕入れコストや広告費などが設定される。プロモーションIDには、CRMログを紐付ける対象となるプロモーションのIDが格納されている。例えば、対象ユーザが本システムから出稿された広告を経由して会員登録を行った際は、最終的に会員登録へ導いたプロモーションのIDが設定されている。また、リアルプロモーションによって発生した商取引活動の場合は、リアルプロモーションのIDが格納されている。本実施形態のシステムでは、このプロモーションIDおよびユーザIDを用いて広告ログとCRMログの紐付けを行っている。
CRMログを用いて、ユーザごとに、所定期間(たとえば1年、1ヶ月、1日など任意の期間)における取引額(売上)やリピート率などを算出することができる。また、CRMログの「仕入れ」や「広告」などを集計することにより、費用を算出することが可能となり、これによりユーザのLTV(Life Time Value)を計算することもできる。以下、CRMログに基づいて計算可能な値のことをCRM値ともいう。
CRMログ取得部212は、CRMログを取得する。CRMログ取得部212は、たとえばECサーバ12からCRMログを受信するようにすることができる。なお、CRMログの取得手法には一般的なものを用いることができ、たとえばCRMログ取得部212は、ユーザからCRMログの入力を受け付けるようにしてもよい。
経路分析部213は、ユーザがコンバージョンに至るまでに広告に接触した経路(コンバージョンパス)を分析する。経路分析部213は、広告ログに基づいて、ユーザが広告対象に最初に接触した広告のプロモーション(広告媒体やクリエイティブ、LP、キャンペーン)(以下、初回媒体という。)と、コンバージョンの直前に接触したプロモーション(広告媒体やクリエイティブ、LP、キャンペーン)(以下、最終媒体という。)と、初回媒体による広告に接触した後、最終媒体による広告に接触する前に接触したプロモーション(広告媒体やクリエイティブ、LP、キャンペーン)(以下、中間媒体という。)とを特定する。
重み記憶部234は、広告媒体に対する重み付けのための重みを記憶する。図7は重み記憶部234の構成例を示す図である。本実施形態では、重み記憶部234は、初回媒体、中間媒体および最終媒体のそれぞれに対する重みを記憶する。
インセンティブ記憶部235は、広告媒体においてユーザに与えられているインセンティブを記憶する。ここでインセンティブとは、広告媒体からユーザに対して広告を閲覧またはクリックすることに対するものであり、たとえばポイントサイトなどにおいてユーザに与えられるポイントである。本実施形態では、インセンティブは、広告料金に対する割合で表されるものとする。たとえば、ある広告媒体では1クリックに対して100円の広告料金がかかり、この広告媒体ではユーザが広告をクリックした場合に10円のインセンティブを与えるようにしている場合には、この広告媒体に対応するインセンティブは10%となる。図8はインセンティブ記憶部235の構成例を示す図である。同図に示すように、インセンティブ記憶部235は、広告媒体に対応付けてインセンティブを記憶する。
アトリビューションスコア算出部214(本発明の評価値算出部に該当する。)は、広告媒体の評価値(アトリビューションスコアという。)を算出する。アトリビューションスコアは、コンバージョンの発生に対する広告媒体の寄与度を評価する指標である。通常コンバージョンの発生に寄与した広告媒体とはコンバージョンの直前にクリックされた広告を掲載した広告媒体のことをいい、クリックがなされても直後にコンバージョンが発生しなければその広告媒体の寄与度は評価されていなかった。しかしながら、直接コンバージョンが発生していなかったとしても、その後に検索を行ったり、口コミを参照するなどの行動を行った後にコンバージョンに至るというケースがあり、その場合その広告媒体にも間接的な寄与があったといえる。そこで本実施形態のアトリビューションスコア算出部214は、直接的な寄与のみならず、間接的な寄与も含めて広告媒体を評価する。具体的には、アトリビューションスコア算出部214は、1回のコンバージョンの発生にあたり、1ポイント(以下、コンバージョンポイントという。)を初回媒体、中間媒体および最終媒体に割り振る。コンバージョンポイントの割り振りは重みに応じて行われる。(重みは任意の数とすることが出来る)アトリビューションスコア算出部214はまた、広告媒体において広告の閲覧またはクリックに対してユーザにインセンティブが与えられている場合には、インセンティブに応じて広告媒体のアトリビューションスコアを下げるように調整する。
CRM分析部215(本発明の売上分析部に該当する。)は、売上およびリピート率に関する値(以下、CRM値という。)を算出する。本実施形態では、簡単のために売上の合計とリピート率がCRM値であるものとするが、たとえば売上にリピート率を乗じた値を売上に加算したLTV(Life Time Value;生涯価値)を算出することもできる。
分析結果出力部216(本発明の評価値出力部に該当する。)は、広告媒体のそれぞれについて、アトリビューションスコアおよびCRM値を出力する。
==処理概要==
図9は、分析サーバ20による処理を説明する図である。分析サーバ20は、各広告媒体について後述の図10に示すアトリビューションスコアの算出処理(S301)を行い、後述の図21に示す各広告媒体を経由したCRM値(本実施形態では売上およびリピート率のみであるものとする。)の算出処理(S302)を行い、各広告媒体について、広告媒体のアトリビューションスコアと、広告媒体による広告を経由した売上およびリピート率とを出力する(S303)。
==アトリビューションスコアの算出処理==
図10は、アトリビューションスコアの算出処理の流れを示す図である。
分析サーバ20の経路分析部213は、広告ログ記憶部232から、接触種別が「コンバージョン」であるすべての広告ログのユーザIDを重複なく読み出す(S401)。読み出されたユーザIDのそれぞれについて、経路分析部213は、ユーザがコンバージョンまでに辿った経路、すなわちユーザがどの広告媒体の広告をどういう順番で閲覧・クリックしたのかの分析処理(図11)を行い(S402)、アトリビューションスコア算出部214は、広告がクリックされたことに対して広告媒体に与えるポイント(以下、クリックポイントという。)の付与処理(図13)を行う(S403)。後述するように、クリックポイントは、コンバージョンまでの経路における位置(以下パス位置という。パス位置には、「初回」の接触、コンバージョン直前の「最終」の接触、および初回と最終との間の「中間」の接触がある。)に応じて、パス位置ごとに付与される。
次に、アトリビューションスコア算出部214は、広告が閲覧されたことに対して広告媒体に与えるポイント(以下、閲覧ポイントという。)の付与処理(図16)を行う(S404)。閲覧ポイントも、後述するようにパス位置ごとに付与される。アトリビューションスコア算出部214は、広告媒体からユーザへのインセンティブに応じて評価(クリックポイントおよび閲覧ポイント)を調整する処理(図19)を行う(S405)。
アトリビューションスコア算出部214は、広告媒体のそれぞれについて、当該広告媒体に付与されたパス位置ごとのクリックポイントを合計して広告媒体の合計ポイントを算出し(S406)、合計ポイントにクリック率を積算して閲覧ポイントを算出する(S407)。その後、合計ポイントから閲覧ポイントを減算してクリックポイントを算出する(S408)。このパス位置ごとの閲覧ポイントとクリックポイントが当該広告媒体の評価値(アトリビューションスコア)となる(S409)。
==経路分析処理==
図11は、経路分析処理の流れを示す図である。経路分析部213は、広告ログ記憶部232から、ユーザIDに対応する広告ログのうち、接触種別が「クリック」または「コンバージョン」に対応するものを読み出す(S421)。経路分析部213は、読み出した広告ログを日時早い順にソートする(S422)。経路分析部213は、ソートしたリストの中で最初の広告ログに含まれる媒体を初回媒体とし(S423)、接触種別が「コンバージョン」である広告ログの直前の広告ログに含まれる媒体を最終媒体とし(S424)、初回媒体に対応する広告ログの次から、最終媒体に対応する広告ログの前までの広告ログに含まれる媒体を中間媒体とする(S425)。これにより、図12の例に示すように、ユーザが最初にクリックした広告を掲載した広告媒体が初回媒体(図12の例ではM001)となり、M099においてコンバージョンが発生する直前にユーザがクリックした広告を掲載した広告媒体が最終媒体(図12の例ではM003)となり、初回媒体から最終媒体までの間でユーザがクリックした広告を掲載した広告媒体が中間媒体(図12の例ではM002およびM001)となる。初回媒体および最終媒体はそれぞれ1つの広告媒体のみが該当するが、中間媒体の数は可変である。ユーザが広告を複数回クリックした場合には、同じ広告媒体が経路に複数含まれることもある。
==クリックポイント付与処理==
図13は、クリックポイントの付与処理の流れを示す図である。
アトリビューションスコア算出部214は、1回のコンバージョンの評価値(以下、コンバージョンポイントといい、CPで表す。)に1を設定する。なお、コンバージョンポイントを各パス位置に振り分ける重みは任意の値とすることができる。たとえば、コンバージョンの内容に応じてコンバージョンポイントの重みを変えてもよい。アトリビューションスコア算出部214は、重み記憶部234からパス位置に対応する重みを読み出し(S442)、コンバージョンポイントCPに「初回」の重みを乗じて、初回媒体の初回のパス位置に対応するクリックポイント(初回媒体,初回)に加算する(S443)。たとえば図12に示すような経路を辿った場合に、図7の例のような重みが設定されていたとすると、初回のパス位置に対応する重みは「0.4」であり、初回媒体である「M001」のクリックポイント(初回)は、図14の例に示すように「1×0.4=0.4」となる。
アトリビューションスコア算出部214は中間媒体の数をnとし(S444)、重複ない中間媒体のそれぞれについて、当該広告媒体の中間媒体での出現数(図12の例ではM002およびM001ともに出現数は1となるが、同一の広告媒体が中間媒体に複数含まれていた場合にはその出現数となる。)をmとする(S445)。アトリビューションスコア算出部214は、コンバージョンポイントCPに「中間」の重みとmとを乗じた値をnで割った値を、中間媒体の中間のパス位置に対応するクリックポイント(中間媒体,中間)に加算する(S446)。たとえば図12の例では中間媒体として「M002」および「M001」の2つの広告媒体があり、nは「2」となり、mはどちらも「1」である。図7の例の場合、中間のパス位置に対応する重みは「0.2」であるから、「M002」および「M001」のクリックポイント(中間)は、それぞれ図14の例に示すように、「(1×0.2×1)÷2=0.1」となる。
アトリビューションスコア算出部214は、以上の処理を中間媒体のそれぞれについて行った後、コンバージョンポイントに「最終」の重みを乗じて、最終媒体の最終のパス位置に対応するクリックポイント(最終媒体,最終)に加算する(S447)。図7および図12の例では、最終媒体の「M003」のクリックポイント(最終)は、図14に示すように、「1×0.4=0.4」となる。
以上のようにして、初回、中間、最終のそれぞれのパス位置ごとに、広告媒体にクリックポイントが付与される。また、パス位置ごとのクリック数もカウントされる。
ここで説明を簡単にするために、図12に示すユーザID「U001」の経路とまったく同一の経路が10人のユーザによって辿られたと仮定すると、10人のユーザのそれぞれについて図14と同様のクリックポイントが付与され、図15に示すように各クリックポイントが10倍になる。
==閲覧ポイント付与処理==
図16は、閲覧ポイントの付与処理の流れを示す図である。アトリビューションスコア算出部214は、各広告媒体について以下の処理を行う。
アトリビューションスコア算出部214は、広告ログ記憶部232から、日時が所定期間(たとえば1年や1ヶ月など任意の期間を設定することができる。)内であり、媒体が当該広告媒体であり、接触種別が「閲覧」である広告ログの数をカウントして当該広告媒体における広告の閲覧数(媒体)を算出する(S461)。閲覧数は広告の表示回数に該当する。アトリビューションスコア算出部214は、日時が上記所定期間内であり、媒体が当該広告媒体であり、接触種別が「クリック」である広告ログの数をカウントして当該広告媒体における広告のクリック数(媒体)を算出する(S462)。アトリビューションスコア算出部214は、クリック数(媒体)を閲覧数(媒体)で割って、当該広告媒体における広告のクリック率(媒体)を算出する(S463)。これにより図17に示すように、広告媒体ごとの閲覧数、クリック数、クリック率が算出される。
アトリビューションスコア算出部214は、初回、中間および最終の各パス位置xについて、当該広告媒体の当該パス位置についてのクリックポイント(媒体,x)にクリック率(媒体)を乗じて、当該広告媒体の当該パス位置における閲覧ポイント(媒体,x)を算出する(S464)。アトリビューションスコア算出部214は、クリックポイント(媒体,x)から閲覧ポイント(媒体,x)を減算する(S465)。たとえば各広告媒体について、図15の例に示されるようなクリックポイントが算出され、図17に示すようなクリック率であったとすると、M001のクリックポイント「4」にクリック率「11.29%」を乗じた値「0.45」が閲覧ポイントとなり、クリックポイント「4」から閲覧ポイント「0.45」が減算されて、クリックポイントは「3.55」となる。
アトリビューションスコア算出部214は、パス位置ごとのクリックポイント(媒体,*)を合計して当該広告媒体のクリックポイント(媒体)を算出し(S466)、パス位置ごとの閲覧ポイント(媒体,*)を合計して当該広告媒体の閲覧ポイント(媒体)を算出する(S467)。アトリビューションスコア算出部214は、クリックポイント(媒体)と閲覧ポイント(媒体)とを加算して、当該広告媒体のアトリビューションスコア(媒体)を算出する(S468)。
以上のようにして、クリック数とクリック率に応じて、クリックポイントとして算出した値をクリックポイントと閲覧ポイントに振り分けることができる。また、クリックポイントと閲覧ポイントからアトリビューションスコアを算出することができる。
==インセンティブ調整処理==
図19は、インセンティブに応じた調整処理の流れを示す図である。アトリビューションスコア算出部214は、各広告媒体について、広告媒体に対応するインセンティブをインセンティブ記憶部235から読み出し(S481)、読み出したインセンティブが0より大きければ(S482:YES)、初回、中間および最終の各パス位置xについて、「1」からインセンティブを減じた値を閲覧ポイント(媒体,x)に乗じる(S483)。また、アトリビューションスコア算出部214は、クリックポイントについても同様に、「1」からインセンティブを減じた値をクリックポイント(媒体,x)に乗じて、インセンティブ分を減算する(S484)。
以上のようにして、広告媒体において広告の閲覧またはクリックに対してユーザに与えられたインセンティブに応じて広告媒体の評価値を減算することができる。たとえば、インセンティブが図8に示すように「M001」について「10%」が設定されていたとすると、図20に示すように、M001の閲覧ポイントおよびクリックポイントともに、10%が減じられることになる。
==CRM値算出処理==
図21は、CRM値の算出処理の流れを説明する図である。
CRM分析部215は、広告ログ記憶部232から、接触種別が「コンバージョン」である広告ログの媒体を重複なく読み出し(S501)、読み出した媒体のそれぞれについて以下の処理を行う。
CRM分析部215は、CRMログ記憶部233に記憶されているCRMログのうち、当該媒体を含む広告ログのユーザIDおよびサイトに対応し、所定期間(たとえば1年や1ヶ月、1日など任意の分析期間を設定することができる。)内の日時を含むものの売上を合計して、当該媒体の売上(媒体)を算出する(S502)。CRM分析部215は、当該媒体を含む広告ログのサイトを重複なく抽出し(S503)、抽出したサイトのそれぞれについて、当該媒体および当該サイトを含む広告ログのユーザIDを重複なく抽出し(S504)、抽出したユーザIDの数を当該サイトへの新規客の数である新規数(サイト)とする(S505)。CRM分析部215は、抽出したユーザIDのうち、対応するCRMログがCRMログ記憶部233に複数登録されており、かつ、そのうちの1つのCRMログの日が上記所定期間内であるユーザIDの数をカウントして、当該サイトにリピートしたユーザの数であるリピート数(サイト)とする(S506)。CRM分析部215は、リピート数の合計を新規数の合計で割って当該媒体のリピート率を算出する(S507)。
以上のようにして、CRM値として総売上とリピート率とが算出される。なお、CRM値としては、総売上とリピート率に限らず、CRM分析により算出される各種の分析値を算出することも含まれる。
==画面例==
図22は、図9のステップS303において出力される、画面60の一例を示す図である。分析結果出力部216は、アトリビューションスコア算出部214により算出されたパス位置ごとの閲覧ポイントおよびクリックポイント(61)、アトリビューションスコア62、ならびに売上63およびリピート率64を画面60に出力する。
このように、本実施形態の広告活動支援システムによれば、広告主(たとえばマーケティング担当者など)は、画面60の表示(分析サーバ20からの出力)を参考にして、広告媒体の評価を多面的に行うことができる。アトリビューションスコアは、コンバージョンにつなげたという視点からの最終媒体の評価のみならず、最初にユーザに訴求する広告を提供したという視点(初回)および最終媒体につなげたという視点(中間)からの評価をも含んで計算されている。すなわち、最終的なコンバージョンに対する間接的な寄与分も評価値に組み入れることができる。
したがって、広告媒体を多面的に評価することが可能となり、さらには広告媒体の評価をより正確かつ妥当なものとすることができる。
また、コンバージョンに対する間接的な寄与についても評価をアトリビューションスコアに組み入れることにより、今後の広告出稿先(資本投下先)を効果的に検討することが可能となる。
また、本実施形態の広告活動支援システムによれば、コンバージョンに至る経路が明らかになるため、ユーザがどのような経路を辿ってコンバージョンに至ったのかを容易に把握することができる。したがって、経路に応じた効果的な広告活動を効率的に検討することができる。
また、本実施形態の広告活動支援システムによれば、広告媒体において広告の閲覧またはクリックに対するインセンティブがユーザに与えられている場合には、そのインセンティブによる広告効果を当該広告媒体から除去することができる。広告媒体においてインセンティブが与えられた場合には、閲覧数やクリック数などが増加することが考えられ、広告効果として割り引いて考える必要があるところ、本実施形態によればインセンティブによる効果をアトリビューションスコアから減算することが可能となる。これにより、広告媒体の評価をより正確なものとすることができる。
また、本実施形態の広告活動支援システムによれば、広告媒体について、アトリビューションスコアとともにCRM値(上述の例では売上およびリピート率)も出力することができる。これにより、広告効果を売上面から把握することが可能となり、有効なマーケティング活動の策定に役立てることができる。
==変形例==
なお、本実施形態では、説明を簡単にするため、分析サーバ20は1台のコンピュータで実現するものとしたが、たとえばクラウドコンピューティングやグリッドコンピューティングなどの手法により、複数のコンピュータを用いて仮想的に1台のコンピュータを実現するようにしてもよいし、複数のコンピュータが異なる機能を実装して協働するようにしてもよい。また、図1では広告配信サーバ11およびECサーバ12はそれぞれ1台のみ表示されているが、当然複数存在していてもよい。
また、本実施形態では、広告媒体を評価するものとして、広告媒体ごとに閲覧ポイント、クリックポイント、アトリビューションスコア、CRM値を算出するものとしたが、広告そのもの(クリエイティブと呼ばれる。)単位に集計してもよい。この場合、広告ログの「媒体」ではなく、クリエイティブを示す「クリエイティブID」をキーとして集計を行うことになる。すなわち、図10のステップS406〜S408は広告のそれぞれについて実行され、図11の処理では、初回広告、中間広告および最終広告が広告ログのクリエイティブIDから作成され、図13の処理では、広告およびパス位置ごとのクリックポイントが計算され、図14、図15、図17、図18、図20に示す計算結果は、クリエイティブIDごとにポイントが計算されたものとなり、図16の処理は広告のそれぞれについて実行され、クリックポイント、閲覧ポイントアトリビューションスコアは広告ごとに計算され、図19の処理も広告のそれぞれについて実行され、図21の処理のステップS501〜S507は広告のそれぞれについて実行され、図22に示す画面60では広告媒体に代えて広告ごとの閲覧ポイント、クリックポイント、アトリビューションスコア、CRM値が表示される。これにより、どのようなクリエイティブを露出させれば、どのような経路を辿ってコンバージョンが発生し、どのような売上等となるのかを把握することが可能となる。したがって、同じ広告媒体に出稿する場合であっても、どのようなクリエイティブを出稿するのかを効果的に検討することができる。また、広告媒体とクリエイティブとの組み合わせごとに閲覧ポイント、クリックポイント、アトリビューションスコア、CRM値を算出するようにすることもできる。
また、本実施形態では、コンバージョンはECサーバ12において発生することを想定したが、コンバージョンが発生するサイトと、コンバージョン後に商取引が行われるサイトとが異なるようにしてもよい。この場合、コンバージョンの広告ログには、その後の商取引が行われるサイトが設定されるものとする。これにより、広告に応じてコンバージョンが発生したことと、その後のCRM情報とが紐付けられる。
また、本実施形態では、全ての広告ログを用いて広告媒体を閲覧ポイント、クリックポイント、アトリビューションスコア、CRM値を算出するものとしたが、キャンペーンごとまたはプロモーションごとにこれらを算出するようにしてもよい。この場合、キャンペーンIDまたはプロモーションIDに対応するクリエイティブIDを含む広告ログのみを処理対象とすればよい。キャンペーンやプロモーションによって広告媒体に得手不得手があるような場合にそれを容易に把握することができる。
また、本実施形態では、表示された広告がどのキャンペーンによるものかを特定するには、クリエイティブIDに対応するキャンペーンIDをプロモーション記憶部231から検索するようにしたが、広告ログのURLを解析し、広告媒体や、広告が表示されたWebページに応じてキャンペーンを特定するようにしてもよい。この場合、複数のキャンペーンに同じ広告を用いることができる。
また、分析サーバ20がユーザの属性を記憶しておき、コンバージョンを発生させたユーザを属性に応じてグループ分けし、グループごとに各広告媒体の閲覧ポイント、クリックポイント、アトリビューションスコア、CRM値を算出するようにしてもよい。この場合、ユーザの属性によって広告媒体のクリック率などが変化することを検知することが可能となり、どのような属性のユーザがどの広告媒体に合うのかを容易に把握することができる。したがって、広告の対象とするユーザの属性によって、広告投資する先となる広告媒体を効果的に選定することができる。
また、本実施形態では、閲覧ポイントおよびクリックポイントの両方を加算してアトリビューションスコアを算出するものとしたが、閲覧ポイントまたはクリックポイントのいずれかのみをアトリビューションスコアとするようにしてもよい。さらに、閲覧ポイントおよびクリックポイントの少なくともいずれかに加えて、検索エンジンへの誘導を行ったことのポイント(以下、検索貢献ポイントという。)を加算あるいは表示してもよい。検索貢献ポイントを算出する場合には、経路分析部213は検索エンジンの広告媒体までの経路を分析して、初回媒体と、検索エンジンにアクセスする直前に接触したプロモーション(検索貢献最終媒体)と、初回媒体から検索貢献最終媒体までの間に接触したプロモーション(検索貢献中間媒体)とを特定し、アトリビューションスコア算出部214は、当該経路について、アトリビューションスコアと同様に閲覧ポイントおよびクリックポイントを算出するようにしてもよい。この場合、初回媒体、検索貢献中間媒体および検索貢献最終媒体に対する重みは、初回媒体、中間媒体および最終媒体に対する重み(重み記憶部234に記憶されているもの)とは異なる重みを用いて計算することができる。また、アトリビューションスコア算出部214は、検索エンジンの広告媒体の直前の広告媒体に対してポイントを付与するようにしてもよい。
また、検索エンジンが広告媒体でない場合に検索貢献ポイントを付与することもできる。この場合、接触種別が「コンバージョン」である広告ログのリファラを解析し、ランディングページが検索エンジンからの遷移であったことが判明した場合には、その直前の広告媒体に対して検索貢献ポイントを付与するようにすることができる。これにより、広告媒体に対してユーザが広告を閲覧した後に検索エンジンからの流入に繋げたとの評価をする事が可能となる。
また、本実施形態では、インセンティブは広告料金に対するパーセンテージで表されるものとしたが、これに限らず、金額であってもよい。この場合、インセンティブを広告料金で割った値を算出し、これを上述した処理に用いるようにすることができる。
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
211 広告ログ取得部
212 CRMログ取得部
213 経路分析部
214 アトリビューションスコア算出部
215 CRM分析部
216 分析結果出力部
231 プロモーション記憶部
232 広告ログ記憶部
233 CRMログ記憶部
234 重み記憶部
235 インセンティブ記憶部

Claims (15)

  1. 広告活動を支援する装置であって、
    ユーザによるコンバージョンが発生するまでに当該ユーザが閲覧した広告を掲載した広告媒体を特定するための情報および当該ユーザによる広告のクリック数を算出するための情報を含む経路情報を前記ユーザごとに記憶する経路情報記憶部と、
    前記ユーザが最初に閲覧した広告を掲載した前記広告媒体である初回媒体、前記ユーザが前記コンバージョンの直前に閲覧した広告を掲載した前記広告媒体である最終媒体、および、前記ユーザが最初に広告を閲覧した後、前記コンバージョンの直前の広告を閲覧する前に閲覧した広告を掲載した前記広告媒体である中間媒体のそれぞれに対する重みを記憶する重み記憶部と、
    前記経路情報に基づいて、前記初回媒体、前記中間媒体および前記最終媒体を特定する経路分析部と、
    前記経路情報に基づいて、前記初回媒体、前記中間媒体および前記最終媒体のそれぞれにおける前記クリック数を算出し、前記クリック数および前記それぞれに対する重みに応じて前記広告媒体の評価値を算出する評価値算出部と、
    を備えることを特徴とする広告活動支援装置。
  2. 請求項1に記載の広告活動支援装置であって、
    前記経路情報はさらに前記ユーザに対する前記広告媒体による広告の表示回数を算出するための情報を含み、
    前記評価値算出部はさらに、前記経路情報に基づいて前記広告媒体ごとに前記表示回数を算出し、前記表示回数および前記クリック数に基づいてクリック率を算出し、前記クリック数に応じて広告がクリックされたことの評価値を算出し、前記クリック率に応じて広告が表示されたことの評価値を算出し、前記クリックされたことの評価値および前記表示されたことの評価値に応じて前記広告媒体の評価値を算出すること、
    を特徴とする広告活動支援装置。
  3. 請求項2に記載の広告活動支援装置であって、
    前記評価値算出部は、
    前記コンバージョンの回数に応じたポイントを算出し、
    前記重みに応じて前記初回媒体、前記中間媒体および前記最終媒体のそれぞれに前記ポイントを振り分け、前記中間媒体が複数ある場合は前記中間媒体の数に応じて前記中間媒体に対する前記ポイントを振り分け、
    前記広告媒体のそれぞれについて、前記振り分けたポイントに前記クリック率を乗じて前記表示されたことの評価値を算出し、
    前記広告媒体のそれぞれについて、前記振り分けたポイントから前記表示されたことの評価値を減算して前記クリックされたことの評価値を算出すること、
    を特徴とする広告活動支援装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の広告活動支援装置であって、
    前記広告媒体ごとに、前記広告媒体が前記ユーザに提供しているインセンティブを示すインセンティブ値を記憶するインセンティブ値記憶部をさらに備え、
    前記評価値算出部は、前記広告媒体の評価値から前記インセンティブ値に応じた値を減算すること、
    を特徴とする広告活動支援装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の広告活動支援装置であって、
    前記経路分析部は、前記経路情報に基づいて、前記中間媒体が検索エンジンである場合に、前記ユーザが前記検索エンジンにアクセスする直前に閲覧した広告を掲載した前記広告媒体である検索貢献最終媒体と、前記検索貢献最終媒体による広告を閲覧する前に閲覧した広告を掲載した前記広告媒体である検索貢献中間媒体とを特定し、
    前記評価値算出部は、前記初回媒体、前記検索貢献中間媒体および前記検索貢献最終媒体のそれぞれにおける前記クリック数を算出し、当該クリック数に応じて、前記広告媒体ごとに前記検索エンジンに前記ユーザを誘導したことの評価値を算出すること、
    を特徴とする広告活動支援装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の広告活動支援装置であって、
    前記経路情報には検索エンジンにより検索されたキーワードを特定する情報を含み得、
    前記経路分析部は、前記経路情報により前記キーワードが特定される場合には、前記キーワードも前記広告媒体の一つとして、前記初回媒体、前記中間媒体または前記最終媒体を特定すること、
    を特徴とする広告活動支援装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の広告活動支援装置であって、
    前記ユーザごとに、前記コンバージョンに対応する商品またはサービスの売上に関する販売情報を記憶する販売情報記憶部と、
    前記最終媒体ごとに、前記コンバージョンを発生させた前記ユーザに対応する前記販売情報を前記販売情報記憶部から読み出し、読み出した前記販売情報に基づいて前記売上に応じた分析値を算出する売上分析部と、
    前記広告媒体の評価値を出力する評価値出力部と、
    をさらに備え、
    前記評価値出力部は、前記最終媒体について、前記最終媒体の評価値とともに前記最終媒体に対応する前記分析値を出力すること、
    を特徴とする広告活動支援装置。
  8. 請求項7に記載の広告活動支援装置であって、
    前記売上分析部は、前記売上を合計して前記分析値を算出すること、
    を特徴とする広告活動支援装置。
  9. 請求項8に記載の広告活動支援装置であって、
    前記売上分析部はさらに、前記読み出した販売情報に基づいて、前記最終媒体ごとに、前記コンバージョンを発生させた前記ユーザのリピート率を算出し、
    前記評価値出力部はさらに、前記最終媒体について前記リピート率を出力すること、
    を特徴とする広告活動支援装置。
  10. 請求項8に記載の広告活動支援装置であって、
    前記売上分析部はさらに、前記読み出した販売情報に基づいて、前記最終媒体ごとに、前記コンバージョンを発生させた前記ユーザのリピート率を算出し、前記売上の合計値および前記リピート率に基づいて前記ユーザの生涯価値を算出し、
    前記評価値出力部はさらに、前記最終媒体について前記生涯価値を出力すること、
    を特徴とする広告活動支援装置。
  11. 広告活動を支援する装置であって、
    ユーザによるコンバージョンが発生するまでに当該ユーザが閲覧した広告を特定するための情報および当該ユーザによる当該広告のクリック数を算出するための情報を含む経路情報を前記ユーザごとに記憶する経路情報記憶部と、
    前記ユーザが最初に閲覧した広告である初回広告、前記ユーザが前記コンバージョンの直前に閲覧した前記広告である最終広告、および、前記ユーザが最初に広告を閲覧した後、前記コンバージョンの直前の広告を閲覧する前に閲覧した前記広告である中間広告のそれぞれに対する重みを記憶する重み記憶部と、
    前記経路情報に基づいて、前記初回広告、前記中間広告および前記最終広告を特定する経路分析部と、
    前記経路情報に基づいて、前記初回広告、前記中間広告および前記最終広告のそれぞれにおける前記クリック数を算出し、前記クリック数および前記それぞれに対する重みに応じて前記広告の評価値を算出する評価値算出部と、
    を備えることを特徴とする広告活動支援装置。
  12. 広告活動を支援する方法であって、
    ユーザによるコンバージョンが発生するまでに当該ユーザが閲覧した広告を掲載した広告媒体を特定するための情報および当該ユーザによる広告のクリック数を算出するための情報を含む経路情報を前記ユーザごとに記憶する経路情報記憶部と、
    前記ユーザが最初に閲覧した広告を掲載した前記広告媒体である初回媒体、前記ユーザが前記コンバージョンの直前に閲覧した広告を掲載した前記広告媒体である最終媒体、および、前記ユーザが最初に広告を閲覧した後、前記コンバージョンの直前の広告を閲覧する前に閲覧した広告を掲載した前記広告媒体である中間媒体のそれぞれに対する重みを記憶する重み記憶部と、を備えるコンピュータが、
    前記経路情報に基づいて、前記初回媒体、前記中間媒体および前記最終媒体を特定するステップと、
    前記経路情報に基づいて、前記初回媒体、前記中間媒体および前記最終媒体のそれぞれにおける前記クリック数を算出し、前記クリック数および前記それぞれに対する重みに応じて前記広告媒体の評価値を算出するステップと、
    を実行することを特徴とする広告活動支援方法。
  13. 広告活動を支援する方法であって、
    ユーザによるコンバージョンが発生するまでに当該ユーザが閲覧した広告を特定するための情報および当該ユーザによる当該広告のクリック数を算出するための情報を含む経路情報を前記ユーザごとに記憶する経路情報記憶部と、
    前記ユーザが最初に閲覧した広告である初回広告、前記ユーザが前記コンバージョンの直前に閲覧した前記広告である最終広告、および、前記ユーザが最初に広告を閲覧した後、前記コンバージョンの直前の広告を閲覧する前に閲覧した前記広告である中間広告のそれぞれに対する重みを記憶する重み記憶部と、を備えるコンピュータが、
    前記経路情報に基づいて、前記初回広告、前記中間広告および前記最終広告を特定するステップと、
    前記経路情報に基づいて、前記初回広告、前記中間広告および前記最終広告のそれぞれにおける前記クリック数を算出し、前記クリック数および前記それぞれに対する重みに応じて前記広告の評価値を算出するステップと、
    を実行することを特徴とする広告活動支援方法。
  14. 広告活動を支援するためのプログラムであって、
    ユーザによるコンバージョンが発生するまでに当該ユーザが閲覧した広告を掲載した広告媒体を特定するための情報および当該ユーザによる広告のクリック数を算出するための情報を含む経路情報を前記ユーザごとに記憶する経路情報記憶部と、
    前記ユーザが最初に閲覧した広告を掲載した前記広告媒体である初回媒体、前記ユーザが前記コンバージョンの直前に閲覧した広告を掲載した前記広告媒体である最終媒体、および、前記ユーザが最初に広告を閲覧した後、前記コンバージョンの直前の広告を閲覧する前に閲覧した広告を掲載した前記広告媒体である中間媒体のそれぞれに対する重みを記憶する重み記憶部と、を備えるコンピュータに、
    前記経路情報に基づいて、前記初回媒体、前記中間媒体および前記最終媒体を特定するステップと、
    前記経路情報に基づいて、前記初回媒体、前記中間媒体および前記最終媒体のそれぞれにおける前記クリック数を算出し、前記クリック数および前記それぞれに対する重みに応じて前記広告媒体の評価値を算出するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  15. 広告活動を支援するためのプログラムであって、
    ユーザによるコンバージョンが発生するまでに当該ユーザが閲覧した広告を特定するための情報および当該ユーザによる当該広告のクリック数を算出するための情報を含む経路情報を前記ユーザごとに記憶する経路情報記憶部と、
    前記ユーザが最初に閲覧した広告である初回広告、前記ユーザが前記コンバージョンの直前に閲覧した前記広告である最終広告、および、前記ユーザが最初に広告を閲覧した後、前記コンバージョンの直前の広告を閲覧する前に閲覧した前記広告である中間広告のそれぞれに対する重みを記憶する重み記憶部と、を備えるコンピュータに、
    前記経路情報に基づいて、前記初回広告、前記中間広告および前記最終広告を特定するステップと、
    前記経路情報に基づいて、前記初回広告、前記中間広告および前記最終広告のそれぞれにおける前記クリック数を算出し、前記クリック数および前記それぞれに対する重みに応じて前記広告の評価値を算出するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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