JP2015063929A - ターボ過給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】可変2段圧縮可能でありながら、小型軽量化、および接続配管の簡素化を図る。
【解決手段】1つの排気タービン20で駆動される大小のコンプレッサ30,40を備え、小さいコンプレッサは排気タービン軸に直結されて一緒に回転する高圧段コンプレッサを構成し、大きいコンプレッサは排気タービン軸と同一直線上に配置される低圧段コンプレッサを構成し、低圧段コンプレッサ30からエンジンへ空気を供給する低圧段用通路33には分岐路を設けて高圧段コンプレッサ40へ空気を供給する高圧段用通路34とし、低圧段用通路33と高圧段用通路34との間には、低圧段用通路33を閉じて低圧段コンプレッサ30からの空気を高圧段用通路34に導くか、低圧段用通路33を開けて低圧段コンプレッサ30からの空気をエンジンへ向けて導く切替弁50を設け、高圧段コンプレッサとエンジンとの間には2段圧縮用通路43を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関のターボ過給装置に関する。特に、可変2段圧縮可能なターボ過給装置に関するものである。
一般に、内燃機関のターボ過給装置においては、排気ガスタービンで駆動される遠心式圧縮機が1台であり、その1台の圧縮機の特性は、エンジンの使用領域により決まる。
従って、エンジン使用領域に合わせて最適な効率が得られるように圧縮機の特性を設定するのが一般的である。
ところが、エンジン回転数が低い場合には、排気ガス量が充分でないため、排気ガスタービンの軸回転数が低くくなり、排気ガスタービンに直結した圧縮機の回転数も低くなるので圧縮圧力が低くなる。
そのため、エンジン低回転時には空気量不足となり、燃焼が悪化し、燃費も悪化する。
そこで、近年、特許文献1に見られるように、2台のターボ過給機を用いた2ステージターボシステムが提案されている。
特開2010−196681号公報
上記の2ステージターボシステムでは、2台のターボ過給機を設けるためのスペースが必要であり、大型化、大重量化を招く、各過給機間の接続配管が複雑化する、等の難点がある。
本発明が解決しようとする課題は、可変2段圧縮可能でありながら、小型軽量化、および接続配管の簡素化を図ることができるターボ過給装置を提供することである。
上記課題を解決するために本発明のターボ過給装置は、
1つの排気タービンと、この排気タービンで駆動される大小2つのコンプレッサとを備え、
小さいコンプレッサは、排気タービン軸に直結されて排気タービンと一緒に回転する高圧段コンプレッサを構成し、
大きいコンプレッサは、排気タービン軸と同一直線上に配置され排気タービンで駆動される低圧段コンプレッサを構成し、
低圧段コンプレッサからエンジンへ空気を供給する低圧段用通路には分岐路を設けてこの分岐路を前記高圧段コンプレッサへ空気を供給する高圧段用通路とし、
低圧段用通路と高圧段用通路との間には、低圧段用通路を閉じて低圧段コンプレッサからの空気を高圧段用通路に導くか、低圧段用通路を開けて低圧段コンプレッサからの空気をエンジンへ向けて導く切替弁を設け、
高圧段コンプレッサとエンジンとの間には、高圧段コンプレッサからの空気をエンジンへ向けて供給する2段圧縮用通路を設けたことを特徴とする。
このターボ過給装置によれば、次のような作用効果を得ることができる。
エンジン回転数が、中・低回転数であるときには、切替弁を、低圧段用通路を閉じて低圧段コンプレッサからの空気を高圧段用通路に導く側に切り替える。
すると、低圧段コンプレッサからの空気が高圧段用通路を通じて高圧段コンプレッサへ導かれ、高圧段コンプレッサでさらに過給されて2段圧縮用通路を通じてエンジンへ供給される2段圧縮状態となる。
一方、エンジン回転数が、高回転数であるときには、切替弁を、低圧段用通路を開けて低圧段コンプレッサからの空気をエンジンへ向けて導く側に切り替える。
すると、低圧段コンプレッサからの空気が高圧段コンプレッサへ導かれることなく低圧段用通路を経てエンジンへ供給される1段圧縮状態となる。
すなわち、このターボ過給装置によれば、エンジン回転数に応じて切替弁を切り替えるだけで、可変2段圧縮が可能となる。
そして、大小2つのコンプレッサは同一直線状に配置された1つの排気タービンで駆動されるから、小型軽量化、および上述した各通路を形成する接続配管の簡素化を図ることが可能となる。
このターボ過給装置においては、
前記高圧段コンプレッサと低圧段コンプレッサとが、減速機を介して連結されている構成とすることができる。
このように構成すると、排気タービンおよび高圧段コンプレッサの回転数に対する低圧段コンプレッサの回転数を適切に設定することが可能となり、高効率に最適なマッチング領域を確保しやすくなる。
このターボ過給装置においては、
前記減速機は、
高圧段コンプレッサに接続される入力軸と、
低圧段コンプレッサに接続される出力軸と、
入力軸の先端部に設けられたドライブコーンと、
入力軸の先端部に対向する、出力軸の先端部に設けられ、前記ドライブコーンの外周面に動力伝達ボールを介して対向する内周面を有するドリブンコーンと、
を備え、
入力軸の先端部とドライブコーンとは、入力軸のトルクが大きくなるほど、ドライブコーンの出力軸側へのスラスト力を大きくするヘリカルスプラインを介して連結されている構成とすることができる。
このように構成すると、入力軸の先端部とドライブコーンとが、入力軸のトルクが大きくなるほど、ドライブコーンの出力軸側へのスラスト力、すなわち動力伝達ボールに対する圧接力を大きくするヘリカルスプラインを介して連結されているので、入力軸の回転トルク変動に応じて、動力伝達ボールに対する圧接力を自動調節することが可能となり、各回転トルクでの伝達効率を向上させることができる。
本発明に係るターボ過給装置の一実施の形態の構造図。 他の実施の形態の構造図。 減速機の構造図。
以下、本発明に係るターボ過給装置の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図において、同一部分ないし相当する部分には、同一の符号を付してある。
図1に示すように、この実施の形態のターボ過給装置10は、1つの排気タービン20と、この排気タービン20で駆動される大小2つのコンプレッサ30,40とを備えている。なお、本願においてコンプレッサの大小とは、1回転あたりの過給量の大小をいうものとする。
小さいコンプレッサ40は、排気タービン軸21に直結されて排気タービン20と一緒に回転する高圧段コンプレッサ(40)を構成する。この実施の形態では、更なる小型化を図るために、排気タービンインペラ22と、高圧段コンプレッサインペラ42とを背中合わせにして一体的に構成し、排気タービン軸21上に設けたが、排気タービンインペラ22と高圧段コンプレッサインペラ42は離間させて同一軸21上に設けることもできる。
大きいコンプレッサ30は、排気タービン軸21と同一直線上に配置され、排気タービン20で駆動される低圧段コンプレッサ(30)を構成する。図1に示すものでは、低圧段コンプレッサインペラ32は、排気タービン軸21上に設けられているが、低圧段コンプレッサインペラ32は、後述するように、例えば減速機を介して排気タービン軸21と同一直線上に配置することができる。
低圧段コンプレッサ30からエンジン(図示せず)へ空気を供給する低圧段用通路33には分岐路(34)が設けられており、この分岐路(34)が高圧段コンプレッサ40へ空気(低圧段コンプレッサ30で1段圧縮された空気)を供給する高圧段用通路34を構成している。
低圧段用通路33と高圧段用通路34との間には、低圧段用通路33を閉じて低圧段コンプレッサ30からの空気を矢印A1,A2で示すように高圧段用通路34に導くか、または、低圧段用通路33を開けて低圧段コンプレッサ30からの空気を矢印A1,A4で示すようにエンジンへ向けて導く切替弁50が設けられている。
高圧段コンプレッサ40とエンジン(図示せず)との間には、高圧段コンプレッサ40からの空気(2段圧縮された空気)を矢印A3,A4で示すようにエンジンへ向けて供給する2段圧縮用通路43が設けられている。
このターボ過給装置10によれば、次のような作用効果を得ることができる。
エンジン回転数が、中・低回転数であるときには、切替弁50を、低圧段用通路33を閉じて低圧段コンプレッサ30からの空気を矢印A1,A2で示すように高圧段用通路34に導く側52に切り替える。
すると、低圧段コンプレッサ30からの空気が矢印A1,A2で示すように高圧段用通路34を通じて高圧段コンプレッサ40へ導かれ、高圧段コンプレッサ40でさらに過給されて2段圧縮用通路43を通じてエンジンへ供給される2段圧縮状態となる。
一方、エンジン回転数が、高回転数であるときには、切替弁50を、低圧段用通路33を開けて低圧段コンプレッサ30からの空気を矢印A1,A4で示すようにエンジンへ向けて導く側51に切り替える。
すると、低圧段コンプレッサ30からの空気が高圧段コンプレッサ40へ導かれることなく、矢印A1,A4で示すように低圧段用通路33を経てエンジンへ供給される1段圧縮状態となる。
すなわち、このターボ過給装置によれば、エンジン回転数に応じて切替弁50を切り替えるだけで、可変2段圧縮が可能となる。
そして、大小2つのコンプレッサ30,40は同一直線状に配置された1つの排気タービン20で駆動されるから、小型軽量化、および上述した各通路33,34,43を形成する接続配管の簡素化を図ることが可能となる。
さらに、高圧段コンプレッサ40による小流量側と、低圧段コンプレッサ30による大流量側のレンジを活用することで、高効率な作動範囲を拡大することが可能となる。
切替弁50はON/OFF制御が可能であり、制御の簡素化を図ってコストダウンを図ることができる。
切替弁50の切り替えタイミングは、このターボ過給装置10が取り付けられるエンジンの特性に応じて、適宜設定することができる。
なお、切替弁50を、低圧段用通路33を開けて低圧段コンプレッサ30からの空気を矢印A1,A4で示すようにエンジンへ向けて導く側51に切り替える際、切替弁50を全閉として高圧段用通路34を完全に閉じてしまうと、高圧段用通路34内が負圧状態となって高圧段コンプレッサ40の回転負荷となるおそれがあるため、切替弁50は全閉とせずに僅かな隙間gを開けるようにするのが望ましい。
11はベースフレームであり、このベースフレーム11に軸受部材12,12を介して排気タービン軸21が回転可能に支持されている。ベースフレーム11には、軸受け部13に潤滑油を循環させるための、潤滑油供給路14と、潤滑油排出路15とが設けられている。16はオイルシールである。
ベースフレーム11の一方側には、低圧段コンプレッサケーシング35が固定されており、このケーシング35に、空気(大気)Aの吸入口36が設けられている。
ベースフレーム11の他方側には、排気タービンケーシング25が固定されており、このケーシング25に、排気ガス入り口26と、排気ガス出口27とが設けられている。また、このケーシング25には、排気ガス入り口26から排気タービンインペラ22へ供給される排気ガス量を調整するための可変ノズルベーン28が設けられている。
ベースフレーム11は、高圧段コンプレッサ40のケーシングを構成している。
図2は他の実施の形態のターボ過給装置10を示している。
このターボ過給装置10は、高圧段コンプレッサ40と低圧段コンプレッサ30とが、減速機60を介して連結されている。
このように構成すると、排気タービン20および高圧段コンプレッサ40の回転数に対する低圧段コンプレッサ30の回転数を減速機60で適切に設定することが可能となり、高効率に最適なマッチング領域を確保しやすくなる。
図2,図3に示すように、減速機60は、高圧段コンプレッサ40に接続される入力軸70と、低圧段コンプレッサ30に接続される出力軸80と、入力軸70の先端部71に設けられたドライブコーン72と、入力軸70の先端部71に対向する、出力軸80の先端部81に設けられ、ドライブコーン72の外周面72sに動力伝達ボール90を介して対向する内周面82sを有するドリブンコーン82とを備えている。この減速機60はトラクションドライブ式の減速機である。
入力軸70の先端部71とドライブコーン72とは、入力軸70のトルクが大きくなるほど、ドライブコーン72の、出力軸80側へのスラスト力Sを大きくするヘリカルスプライン73を介して連結されている。
このように構成すると、入力軸70の先端部71とドライブコーン72とが、入力軸70のトルクが大きくなるほど、ドライブコーン72の出力軸80側へのスラスト力S、すなわち動力伝達ボール90に対する圧接力を大きくするヘリカルスプライン73を介して連結されているので、入力軸70の回転トルク変動に応じて、動力伝達ボール90に対する圧接力を自動調節することが可能となり、各回転トルクでの伝達効率を向上させることができる。
動力は、入力軸70,ドライブコーン72,動力伝達ボール90,ドリブンコーン82,出力軸80の順で伝達される。
入力軸70の回転方向と出力軸80の回転方向は逆になり、排気タービンインペラ22および高圧段コンプレッサインペラ42の回転慣性力と、低圧段コンプレッサインペラ32の回転慣性力とを相殺するように作用する。
74は入力側ケースであり、この入力側ケース74に軸受け部材75を介して入力軸70が回転可能に支持されている。75は軸受ロックナット、76はドライブコーン72の止めナットである。ドライブコーン72の先端部と止めナット76との間には隙間Cが設けられている。ドライブコーン72の出力軸80側への移動範囲は止めナット76によって規制される。
84は出力側ケースであり、この出力側ケース84に軸受け部材85を介して出力軸80が回転可能に支持されている。86は軸受およびドリブンコーン82の止めナットである。ドリブンコーン82は、出力軸80の先端部81にスプライン83で結合されている。
入力側ケース74は出力側ケース84に対してボルト77で締結固定される。
減速機60をターボ過給装置10に組み込む場合、出力側ケース84は、図2に示すように、ベースフレーム11で構成することができる。また、出力軸80で低圧段コンプレッサインペラ32の軸を構成することができる。
図2に示すように、出力側ケース84ないしベースフレーム11には、減速機60内にトラクション油を循環させるための、トラクション油供給路17と、トラクション油排出路18とが設けられている。トラクション油供給路17、トラクション油排出路18は、減速機60内にトラクション油を充填した後、図3に示すようにそれぞれプラグ17p、18pで塞ぐこともできる。19はオイルシールである。
動力伝達ボール90は、スリップを起こしにくいようにドライブコーン72とドリブンコーン82とに強く押し付けられる。ボール面にトラクション油があると、油の粘性で最大摩擦力まで力を伝達する。
動力伝達ボール90は、ボールリテーナ91で保持されている。その保持構造は、ボールベアリングにおけるボールの保持構造と同様の構造を採用し得る。
ボールリテーナ91には、ロッド92が設けられており、このロッド92が入力側ケース74にスライド可能に保持されていることで、ボールリテーナ91および動力伝達ボール90は、入力軸70のスラスト方向(S)に移動可能に入力側ケース74に取り付けられている。
ロッド92にはばね受部93が設けられており、このばね受部93と入力側ケース74との間にスプリング(圧縮ばね)95が設けられ、その付勢力によって、動力伝達ボール90とドライブコーン72との間に予圧が付与される。
動力伝達ボール90の個数は3個以上であれば任意であるが、伝達効率を高めるためには3個とするのが望ましい。
図2に示すように、排気タービンケーシング25には、排気ガス入り口26から排気タービンインペラ22へ供給される排気ガス量を調整するためのウエストゲートバルブ19が設けられている。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
10: ターボ過給装置
20: 排気タービン
30: 低圧段コンプレッサ
40: 高圧段コンプレッサ
33: 低圧段用通路
34: 分岐路(高圧段用通路)
43: 2段圧縮用通路
50: 切替弁
60: 減速機
70: 入力軸
71 先端部
72: ドライブコーン
72s: 外周面
73: ヘリカルスプライン
80: 出力軸
81: 先端部
82: ドリブンコーン
82s: 内周面
90: 動力伝達ボール
上記課題を解決するために本発明のターボ過給装置は、
1つの排気タービンと、この排気タービンで駆動される、外径が異なる大小2つのコンプレッサとを備え、
外径の小さいコンプレッサは、その高圧段コンプレッサインペラを排気タービンインペラと背中合わせにして一体的に構成して排気タービンと一緒に回転する高圧段コンプレッサを構成し、
外径の大きいコンプレッサは、前記排気タービンに対し、前記高圧段コンプレッサを排気タービンとの間に介在させた状態で排気タービン軸と同一直線上に配置され排気タービンで駆動される低圧段コンプレッサを構成し、
低圧段コンプレッサからエンジンへ空気を供給する低圧段用通路には分岐路を設けてこの分岐路を前記高圧段コンプレッサへ空気を供給する高圧段用通路とし、
低圧段用通路と高圧段用通路との間には、低圧段用通路を閉じて低圧段コンプレッサからの空気を高圧段用通路に導くか、低圧段用通路を開けて低圧段コンプレッサからの空気をエンジンへ向けて導く切替弁を設け、
高圧段コンプレッサとエンジンとの間には、高圧段コンプレッサからの空気をエンジンへ向けて供給する2段圧縮用通路を設けて、該2段圧縮用通路の一部を前記排気タービンの背部である前記高圧段コンプレッサ側における高圧段コンプレッサインペラの周りに配置し、
前記高圧段コンプレッサと低圧段コンプレッサとを、減速機を介して連結し、
該減速機は、
高圧段コンプレッサに接続される入力軸と、
低圧段コンプレッサに接続される出力軸と、
入力軸の先端部に設けられたドライブコーンと、
入力軸の先端部に対向する、出力軸の先端部に設けられ、前記ドライブコーンの外周面に動力伝達ボールを介して対向する内周面を有するドリブンコーンと、
を備え、
入力軸の先端部とドライブコーンとは、入力軸のトルクが大きくなるほど、ドライブコーンの出力軸側へのスラスト力を大きくするヘリカルスプラインを介して連結されているとともに、
前記ドライブコーンとドリブンコーンとの間において前記動力伝達ボールを保持するボールリテーナが設けられていることを特徴とする。
このターボ過給装置においては、
前記高圧段コンプレッサと低圧段コンプレッサとが、減速機を介して連結されている構成となっている。
このターボ過給装置においては、
前記減速機は、
高圧段コンプレッサに接続される入力軸と、
低圧段コンプレッサに接続される出力軸と、
入力軸の先端部に設けられたドライブコーンと、
入力軸の先端部に対向する、出力軸の先端部に設けられ、前記ドライブコーンの外周面に動力伝達ボールを介して対向する内周面を有するドリブンコーンと、
を備え、
入力軸の先端部とドライブコーンとは、入力軸のトルクが大きくなるほど、ドライブコーンの出力軸側へのスラスト力を大きくするヘリカルスプラインを介して連結されているとともに、
前記ドライブコーンとドリブンコーンとの間において前記動力伝達ボールを保持するボールリテーナが設けられている。
本発明に係るターボ過給装置の一実施の形態の基本構造図。 本発明に係るターボ過給装置の一実施の形態の構造図。 減速機の構造図。
図1は本発明に係るターボ過給装置の基本構造図である。同図に示すように、このターボ過給装置10は、1つの排気タービン20と、この排気タービン20で駆動される大小2つのコンプレッサ30,40とを備えている。なお、本願においてコンプレッサの大小とは、1回転あたりの過給量の大小をいうものとする。
小さいコンプレッサ40は、排気タービン軸21に直結されて排気タービン20と一緒に回転する高圧段コンプレッサ(40)を構成する。この実施の形態では、更なる小型化を図るために、排気タービンインペラ22と、高圧段コンプレッサインペラ42とを背中合わせにして一体的に構成した。
図2は本発明に係るターボ過給装置の一実施の形態のターボ過給装置10を示している。
このターボ過給装置10は、高圧段コンプレッサ40と低圧段コンプレッサ30とが、減速機60を介して連結されている。
このように構成すると、排気タービン20および高圧段コンプレッサ40の回転数に対する低圧段コンプレッサ30の回転数を減速機60で適切に設定することが可能となり、高効率に最適なマッチング領域を確保しやすくなる。

Claims (3)

  1. 1つの排気タービンと、この排気タービンで駆動される大小2つのコンプレッサとを備え、
    小さいコンプレッサは、排気タービン軸に直結されて排気タービンと一緒に回転する高圧段コンプレッサを構成し、
    大きいコンプレッサは、排気タービン軸と同一直線上に配置され排気タービンで駆動される低圧段コンプレッサを構成し、
    低圧段コンプレッサからエンジンへ空気を供給する低圧段用通路には分岐路を設けてこの分岐路を前記高圧段コンプレッサへ空気を供給する高圧段用通路とし、
    低圧段用通路と高圧段用通路との間には、低圧段用通路を閉じて低圧段コンプレッサからの空気を高圧段用通路に導くか、低圧段用通路を開けて低圧段コンプレッサからの空気をエンジンへ向けて導く切替弁を設け、
    高圧段コンプレッサとエンジンとの間には、高圧段コンプレッサからの空気をエンジンへ向けて供給する2段圧縮用通路を設けたことを特徴とするターボ過給装置。
  2. 請求項1において、
    前記高圧段コンプレッサと低圧段コンプレッサとが、減速機を介して連結されていることを特徴とするターボ過給装置。
  3. 請求項2において、
    前記減速機は、
    高圧段コンプレッサに接続される入力軸と、
    低圧段コンプレッサに接続される出力軸と、
    入力軸の先端部に設けられたドライブコーンと、
    入力軸の先端部に対向する、出力軸の先端部に設けられ、前記ドライブコーンの外周面に動力伝達ボールを介して対向する内周面を有するドリブンコーンと、
    を備え、
    入力軸の先端部とドライブコーンとは、入力軸のトルクが大きくなるほど、ドライブコーンの出力軸側へのスラスト力を大きくするヘリカルスプラインを介して連結されていることを特徴とするターボ過給装置。
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JP2017160815A (ja) * 2016-03-08 2017-09-14 幸徳 川本 ターボ過給装置及びこれを搭載したエンジン

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