JP2015063433A - 冷却槽 - Google Patents

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厚 平田
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Abstract

【課題】製造する化学強化ガラス板の特性ばらつきを抑制可能な冷却槽を提供する。【解決手段】化学強化処理にともなう熱処理後のガラス板を冷却するための冷却槽であって、ガラス板が収容される収容室の天井部110を構成するとともに、複数の開口部110a,111a,112aを有する板状部材111と、複数の開口部110a,111a,112aを介して、収容室の空気を排気する排気手段と、を備える。複数の開口部110a,111a,112aによる板状部材111の開口率が、前記板状部材111の長手方向の端部よりも中央部において大きくなっている冷却槽。【選択図】図7

Description

本発明は冷却槽に関し、特に、熱処理後のガラス板を冷却するための冷却槽に関する。
例えば携帯電話や携帯情報端末(PDA:Personal Data Assistance)などの携帯機器では、ディスプレイのカバーや基板にガラス板が使用されている。近年、携帯機器における薄型化・軽量化の要求から、ガラス板についても強度の高い強化ガラス板を用いることにより、薄型化・軽量化が図られるようになってきた。また、例えば携帯機器などで使用される比較的薄いガラス板の強化法としては、化学強化法が主流となりつつある。
ここで、図9を参照して、化学強化法により得られる強化ガラス板の構造について説明する。図9は、強化ガラス板の断面図である。図9において、矢印の方向は、残留応力の作用方向を示し、矢印の大きさは、応力の大きさを示す。図9に示すように、強化ガラス板は、表面層13及び裏面層15と、表面層13と裏面層15との間に設けられた中間層17とを有する。表面層13及び裏面層15には、化学強化法により圧縮応力が残留している。また、その反作用として、中間層17には引張応力が残留している。
化学強化法では、例えば450℃程度に加熱されたKNOの塩浴にガラス板を浸漬させ、ガラス板の表面及び裏面においてイオン交換を行う。これにより、ガラスに含まれる小さなイオン半径のイオン(例えば、LiイオンやNaイオン)が、大きなイオン半径のイオン(Kイオン)に置換され、圧縮応力が残留する表面層13及び裏面層15が形成される。
上述の塩浴による熱処理後には、急激な温度変化によるガラス板の破損等を防止するため、冷却槽においてガラス板を徐冷する。
ところで、特許文献1には、数十枚〜数百枚の化学強化ガラス板を一度に製造するための製造装置が開示されている。
特開2004−161540号公報
発明者は、熱処理後のガラス板を冷却するための冷却槽に関し、以下の課題を見出した。
冷却槽における冷却時の温度プロファイルは、化学強化ガラス板の特性とりわけ表面圧縮応力(CS:Compressive Stress)に大きく影響する。特許文献1に開示されたような、多数の強化ガラス板を一度に製造するための大型の製造装置では、冷却槽内の温度のばらつきが大きくなる。その結果、製造される強化ガラス板の特性ばらつきも大きくなるという問題があった。
本発明は、上記を鑑みなされたものであって、製造する強化ガラス板の特性ばらつきを抑制可能な冷却槽を提供することを目的とする。
本発明の態様1に係る冷却槽は、
熱処理後のガラス板を冷却するための冷却槽であって、
前記ガラス板が収容される収容室の天井部を構成するとともに、複数の開口部を有する板状部材と、
前記複数の開口部を介して、前記収容室の空気を排気する排気手段と、を備え、
前記複数の開口部による前記板状部材の開口率が、前記板状部材の長手方向の端部よりも中央部において大きくなっているものである。
本発明によれば、製造する強化ガラス板の特性ばらつきを抑制可能な冷却槽を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る冷却槽を適用したガラス強化熱処理装置を模式的に示した斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る冷却槽の縦断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る冷却槽の縦断面図である。 図2、3のIV−IV断面図である。 図2、3のV−V断面図である。 図2、3のVI−VI断面図である。 天板110の平面図である。 開口率調整板の代表的な変形例である。 強化ガラス板の断面図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
(実施の形態1)
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る冷却槽を適用したガラス強化熱処理装置について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係るガラス強化熱処理装置を模式的に示した斜視図である。なお、当然のことながら、図1に示したxyz座標は、位置関係を説明するための便宜的なものである。
図1に示すように、第1の実施の形態に係るガラス強化熱処理装置は、熱風循環槽100、塩浴槽200、レール300を備えている。熱風循環槽100は、塩浴槽200による熱処理前の予熱を行うための予熱槽としての機能と、塩浴槽200による熱処理後の徐冷を行うための徐冷槽としての機能と、を兼ね備えている。つまり、熱風循環槽100は、加熱槽としての加熱機能と冷却槽としての冷却機能を兼ね備えている。そして、本発明の第1の実施の形態に係る冷却槽は、熱風循環槽100に該当する。
まず、図1を参照して、第1の実施の形態に係るガラス強化熱処理装置によるガラス板の熱処理の概要について説明する。
まず、ラック400に収納された熱処理前のガラス板群500が、熱風循環槽100の内部に収納される。具体的には、ガラス板群500が、熱風循環槽100が内蔵するクレーン機構(不図示)によりz軸方向プラス向きに引き上げられ、熱風循環槽100の内部に収納される。なお、ガラス板群500は、常にラック400に収納された状態で移送される。
次に、熱風循環槽100は、内部にガラス板群500を収容したまま、レール300に沿ってx軸方向プラス向きにスライドし、塩浴槽200の直上まで移動する。そして、塩浴槽200の直上において、ガラス板群500が熱風循環槽100により予熱される。
次に、予熱されたガラス板群500は、熱風循環槽100のクレーン機構により、塩浴槽200の内部に降ろされ(z軸方向マイナス向きに移動)、熱処理される。この熱処理により、ガラス板群500が強化される。
最後に、熱処理されたガラス板群500が、熱風循環槽100のクレーン機構により、再び熱風循環槽100の内部に引き上げられ、徐冷される。
次に、図1を参照してそれぞれの構成要素について説明する。
熱風循環槽100は、底部が開放された箱形の加熱槽であって、x軸方向に平行に延設された1対のレール300により、x軸方向にスライド可能に設けられている。開放された底部を介して、ガラス板群500が出し入れされる。熱風循環槽100により、熱処理前のガラス板群500が常温から熱処理温度まで予熱されるとともに、塩浴槽200において熱処理されたガラス板群500が常温近傍まで徐冷される。熱風循環槽100の詳細については後述する。
塩浴槽200は、天井部が開放された箱形の加熱槽である。開放された天井部を介して、ガラス板群500が出し入れされる。塩浴槽200の内部では、例えばステンレス製の容器内に所定の温度(例えば450℃程度)に保持されたKNOが収納されている。熱風循環槽100により予熱されたガラス板群500を、このKNOの塩浴201(図2〜6参照)に所定の時間浸漬させる。上述の通り、それぞれのガラス板の表面及び裏面におけるイオン交換により、圧縮応力層(図9の表面層13及び裏面層15)が形成される。
図1に示すように、熱風循環槽100の上側(z軸方向プラス側)には、1対(2本)のレール300がx軸方向に平行に延設されている。レール300は、必ずしも2本のレールから構成されるものでなくてもよく、1本のレールや平行に設けられた3本以上のレールから構成されていてもよい。
次に、図2〜6を参照して、第1の実施の形態に係る冷却槽である熱風循環槽100について詳細に説明する。図2、3は、本発明の第1の実施の形態に係る冷却槽の縦断面図である。ここで、縦断面図とは長手方向の断面図であって、具体的にはyz平面による断面図である。また、図2は、図4〜6のII−II断面図である。図3は、図4〜6のIII−III断面図である。図4は、図2、3のIV−IV断面図である。図5は、図2、3のV−V断面図である。図6は、図2、3のVI−VI断面図である。図4〜6は、横断面図であって、具体的にはxz平面による断面図である。なお、図2〜6におけるxyz座標は、図1と一致している。
図2〜6に示すように、熱風循環槽100は、天板110、排気室120、排気収集ポケット121a、121b、排気用送風機122a、122b、排気口123a、123b、循環用送風機131a、131b、132a、132b、仕切板133a、133b、134a、134b、収容室外循環路135a、135b、136a、136b、循環用開口部137a、137b、整流板138、吸気口141a、141b、142a、142b、枠体150、側壁160a、160bを備えている。
図2〜6には、太い矢印により冷却過程における冷却槽内の空気の流れが示されている。
天板110は、ガラス板群500が収容される収容室の天井部を構成する板状部材である。天板110は、例えばステンレス製であることが好ましい。図2〜6に示すように、天板110には、全面に多数の排気用開口部110aが形成されている。そのため、収容室の天井部全体から収容室内の空気を排気することができる。天板110の詳細については後述する。
冷却過程では、図2に示す排気用送風機122a及び図3に示す排気用送風機122bが動作するため、図2〜6に示すように、排気用開口部110aを介して、収容室内の空気が排気室120へ排気される。具体的には、図2〜6に示すように、収容室内の空気は排気用開口部110aを介してz軸方向プラス向きに流れる。一方、加熱過程では、排気用送風機122a、122bが停止しているため、収容室内の空気は排気室120へ排気されない。
排気室120は、収容室から排気された空気を一時的に収容するための空間である。排気室120は、天板110の上部全体に設けられている。
図2に示すように、熱風循環槽100の一方(x軸方向プラス側)の側面側には、長手方向(y軸方向)の中央部かつ上部に、排気収集ポケット121aが形成されている。ここで、図4に示すように、この排気収集ポケット121aは、収容室上部の一方(x軸方向プラス側)の側面に設けられている。
一方、図3に示すように、熱風循環槽100の他方(x軸方向マイナス側)の側面側には、長手方向(y軸方向)の中央部かつ上部に、排気収集ポケット121bが形成されている。ここで、図4に示すように、この排気収集ポケット121bは、収容室上部の他方(x軸方向マイナス側)の側面に設けられている。
つまり、図4に示すように、排気収集ポケット121a、121bは、収容室を介して、対向配置されている。排気収集ポケット121a、121bは、排気室120に溜まった空気を収集し、それぞれ排気用送風機122a、122bへ導くための凹部である。
図2に示すように、熱風循環槽100の一方(x軸方向プラス側)の側面側には、排気収集ポケット121aの形成位置に合わせて、排気用送風機122aが設けられている。ここで、図4に示すように、この排気用送風機122aは、排気収集ポケット121aよりも外側(x軸方向プラス側)に設けられている。
一方、図3に示すように、熱風循環槽100の他方(x軸方向マイナス側)の側面側には、排気収集ポケット121bの形成位置に合わせて、排気用送風機122bが設けられている。ここで、図4に示すように、この排気用送風機122bは、排気収集ポケット121bよりも外側(x軸方向マイナス側)に設けられている。
つまり、図4に示すように、排気用送風機122a、122bは、収容室、排気収集ポケット121a、121bを介して、対向配置されている。図4に示すように、排気用送風機122a、122bによって排気収集ポケット121a、121bから吸引された空気は、それぞれ熱風循環槽100の上面に設けられた排気口123a、123bを介して槽外へ排出される。
図2に示すように、熱風循環槽100の一方(x軸方向プラス側)の側面側には、中央の排気用送風機122aのy軸方向の両側に2つの循環用送風機131a、132aが設けられている。ここで、図5に示すように、循環用送風機131aは、収容室を構成する側壁160aに設けられている。また、図6に示すように、循環用送風機132aも、収容室を構成する側壁160aに設けられている。
一方、図3に示すように、熱風循環槽100の他方(x軸方向マイナス側)の側面側には、中央の排気用送風機122bのy軸方向の両側に2つの循環用送風機131b、132bが設けられている。ここで、図5に示すように、循環用送風機131bは、収容室を構成する側壁160bに設けられている。また、図6に示すように、循環用送風機132bも、収容室を構成する側壁160bに設けられている。
つまり、図5に示すように、循環用送風機131a、131bは、収容室を介して互いに対向配置されている。また、図6に示すように、循環用送風機132a、132bは、収容室を介して互いに対向配置されている。
図5に示すように、循環用送風機131aにより収容室から吸引された空気は、収容室外循環路135a及び循環用開口部137aを介して、再度収容室へ流入する。一方、循環用送風機131bにより収容室から吸引された空気は、収容室外循環路135b及び循環用開口部137bを介して、再度収容室へ流入する。
同様に、図6に示すように、循環用送風機132aにより収容室から吸引された空気は、収容室外循環路136a及び循環用開口部137aを介して、再度収容室へ流入する。一方、循環用送風機132bにより収容室から吸引された空気は、収容室外循環路136b及び循環用開口部137bを介して、再度収容室へ流入する。このように、循環用送風機131a、131b、132a、132bが、収容室内の空気を循環させることにより、収容室内の温度が均一化される。
図2、5に示すように、収容室外循環路135aは、循環用送風機131aにより収容室から吸引された空気を循環用開口部137aへ導くために収容室の外部に設けられた流路である。図2に示すように、収容室外循環路135aは、仕切板133aにより構成される。
図2に示すように、収容室外循環路135aの上端(z軸方向プラス側の端部)は、循環用送風機131aを取り囲むように形成されている。また、収容室外循環路135aの上端は、吸気口141aに接続されている。一方、収容室外循環路135aの下端(z軸方向マイナス側の端部)は、循環用開口部137aの一端(y軸方向マイナス側の端部)から中央部までの幅で形成されている。つまり、収容室外循環路135aは、上端から下端に向かって徐々に広がるように形成されている。
図2、6に示すように、収容室外循環路136aは、循環用送風機132aにより収容室から吸引された空気を循環用開口部137aへ導くために収容室の外部に設けられた流路である。図2に示すように、収容室外循環路136aは、仕切板134aにより構成される。
図2に示すように、収容室外循環路136aの上端(z軸方向プラス側の端部)は、循環用送風機132aを取り囲むように形成されている。また、収容室外循環路136aの上端は、吸気口142aに接続されている。一方、収容室外循環路136aの下端(z軸方向マイナス側の端部)は、循環用開口部137aの他端(y軸方向プラス側の端部)から中央部までの幅で形成されている。つまり、収容室外循環路136aは、上端から下端に向かって徐々に広がるように形成されている。ここで、図2に示すように、収容室外循環路135a、136aは切断線IV−IVを軸とした線対称の位置関係にある。
図3、5に示すように、収容室外循環路135bは、循環用送風機131bにより収容室から吸引された空気を循環用開口部137bへ導くために収容室の外部に設けられた流路である。図3に示すように、収容室外循環路135bは、仕切板133bにより構成される。
図3に示すように、収容室外循環路135bの上端(z軸方向プラス側の端部)は、循環用送風機131bを取り囲むように形成されている。また、収容室外循環路135bの上端は、吸気口141bに接続されている。一方、収容室外循環路135bの下端(z軸方向マイナス側の端部)は、循環用開口部137bの一端(y軸方向マイナス側の端部)から中央部までの幅で形成されている。つまり、収容室外循環路135bは、上端から下端に向かって徐々に広がるように形成されている。ここで、図5に示すように、収容室外循環路135a、135bは、収容室を介して互いに対向配置されている。
図3、6に示すように、収容室外循環路136bは、循環用送風機132bにより収容室から吸引された空気を循環用開口部137bへ導くために収容室の外部に設けられた流路である。図3に示すように、収容室外循環路136bは、仕切板134bにより構成される。
図3に示すように、収容室外循環路136bの上端(z軸方向プラス側の端部)は、循環用送風機132bを取り囲むように形成されている。また、収容室外循環路136bの上端は、吸気口142bに接続されている。一方、収容室外循環路136bの下端(z軸方向マイナス側の端部)は、循環用開口部137bの他端(y軸方向プラス側の端部)から中央部までの幅で形成されている。つまり、収容室外循環路136bは、上端から下端に向かって徐々に広がるように形成されている。ここで、図3に示すように、収容室外循環路135b、136bは切断線IV−IVを軸とした線対称の位置関係にある。また、図6に示すように、収容室外循環路136a、136bは、収容室を介して互いに対向配置されている。
図2に示すように、循環用開口部137aは、収容室外循環路135a、136aを流れる空気を収容室に導くために側壁160aに設けられた開口部である。図示した例では、循環用開口部137aは、側壁160aの下端に設けられた切欠部である。循環用開口部137aは、熱風循環槽100の長手方向(y軸方向)全体に亘り形成されることが好ましい。
図3に示すように、循環用開口部137bは、収容室外循環路135b、136bを流れる空気を収容室に導くために側壁160bに設けられた開口部である。図示した例では、循環用開口部137bは、側壁160bの下端に設けられた切欠部である。循環用開口部137bは、熱風循環槽100の長手方向(y軸方向)全体に亘り形成されることが好ましい。図4〜6に示すように、循環用開口部137a、137bは、収容室を介して互いに対向配置されている。
図5、6に示すように、整流板138は、収容室の内部を循環する空気を整流するための板状部材である。熱風循環槽100の長手方向(y軸方向)全体に亘り形成されることが好ましい。図5、6に示すように、整流板138により、収容室のx軸方向プラス側の空気は、循環用送風機131a、132aにより循環する。一方、収容室のx軸方向マイナス側の空気は、循環用送風機131b、132bにより循環する。
図2、3に示すように、吸気口141a、141b、142a、142bは、それぞれ循環用送風機131a、131b、132a、132bに接続されている。排気口123a、123bを介して、熱風循環槽100の外部へ排気された空気の量に応じて、吸気口141a、141b、142a、142bを介して、熱風循環槽100の外部から空気が導入される。つまり、熱風循環槽100の収容室から高温の空気を排気し、熱風循環槽100の外部から低温(室温程度)の空気を収容室へ導入する。このような構成により、収容室に収容されたガラス板群500を強制的に冷却する。
枠体150は、熱風循環槽100の下端全周に亘り設けられた枠体である。枠体150は、z軸方向にスライド可能に設けられている。図2〜6に示すように、ガラス板群500の冷却過程では、枠体150が下側(z軸方向マイナス側)へスライドした状態となり、熱風循環槽100と塩浴槽200とが密閉構造となる。すなわち、枠体150により、熱風循環槽100と塩浴槽200との間からの空気の出入りを防止する。なお、ガラス板群500の熱処理過程から、枠体150により熱風循環槽100と塩浴槽200とを密閉構造としておくことが好ましい。
図4〜6に示すように、側壁160a、160bは、収容室を区画する側壁である。具体的には、図5、6に示すように、側壁160aにより、収容室と収容室外循環路135a、136aとが区画されている。また、側壁160aの開口部に循環用送風機131a、132aが設けられている。他方、側壁160bにより、収容室と収容室外循環路135b、136bとが区画されている。また、側壁160bの開口部に循環用送風機131b、132bが設けられている。
なお、加熱過程では、排気用送風機122a、122bは停止するが、循環用送風機131a、131b、132a、132bは動作する。そして、加熱過程では、ヒータ(不図示)により、例えば収容室外循環路135a、135b、136a、136bを流れる空気が加熱される。
次に、図7を参照して、天板110の詳細について説明する。図7は、天板110の平面図である。図7は、下側(z軸方向マイナス側)から見上げた平面図である。天板110は、1枚の主板111と12枚の開口率調整板112とからなる。図7に示すように、天板110は、主板111と開口率調整板112とを2枚重ねにした構成を有している。図7では、分かり易くするため、図面の下側(x軸方向マイナス側)にのみ6枚の開口率調整板112を示している。すなわち、図面の上側(x軸方向プラス側)の6枚の開口率調整板112は省略されている。図示されていない上側の6枚の開口率調整板112は、一点鎖線で示されたy軸と平行な中心軸を対称軸として、下側の6枚の開口率調整板112と線対称に配置される。なお、図7におけるxyz座標は、図1と一致している。
図7に示すように、主板111は、略矩形状の多孔板であるが、図2〜4に示された排気収集ポケット121a、121bに対応する切欠部113a、113bを有している。主板111は、多数の円形状の開口部111aを有している。開口部111aは、互いに同一形状であることが好ましい。また、開口部111aは、等間隔に配置されていることが好ましい。
開口率調整板112は、主板111を12分割した矩形状の多孔板である。開口率調整板112は、主板111に対してスライドさせることができる。図7の例では、各開口率調整板112は、主板111に対してx軸方向にスライドさせることができる。そして、開口率調整板112は、例えば主板111にねじ止めされている。開口率調整板112は、開口部112aを有している。開口部112aは、主板111の開口部111aと同一形状であることが好ましい。また、開口部112aの形成ピッチは、主板111の開口部111aの形成ピッチと等しいことが好ましい。
開口率調整板112の主板111に対する固定位置を調整することにより、開口率調整板112毎に天板110の排気用開口部110aの大きさを調整することができる。すなわち、開口率調整板112毎に天板110の開口率を変化させることができる。
図7の例では、主板111の長手方向(y軸方向)中央部に設けられた4枚の開口率調整板112(図7では2枚のみ図示)が、その開口部112aと主板111の開口部111aとが完全に一致するように固定されている。そのため、中央部では天板110の開口率が最も大きくなっている。
一方、主板111の長手方向(y軸方向)の両端部に設けられた4枚の開口率調整板112(図7では2枚のみ図示)は、その開口部112aが主板111の開口部111aからx軸方向に比較的大きくずらして固定されている。そのため、両端部では天板110の開口率が最も小さくなっている。
そして、主板111の長手方向(y軸方向)の中央部と両端部との間に設けられた4枚の開口率調整板112(図7では2枚のみ図示)も、その開口部112aが主板111の開口部111aからx軸方向にずらして固定されている。ここで、この4枚のずれ量は、上述の両端部の4枚のずれ量よりも小さい。そのため、中央部と両端部との間では、天板110の開口率も中央部よりも小さく、両端部よりも大きくなっている。すなわち、天板110の開口率が、両端部から中央部に向かって段階的に大きくなっている。なお、開口率調整板112の枚数は、開口率をどの程度段階的に変化させるかに応じて、適宜決定すればよい。
従来は、冷却槽の収容室の中央部に位置するガラス板は冷えにくく、端部に位置するガラス板は冷えやすいため、特性ばらつきが生じる問題があった。しかしながら、本実施の形態に係る冷却槽では、天板110の中央部における開口率を大きくし、収容室中央部における冷却を促進している。一方、天板110の端部における開口率を小さくし、収容室端部における冷却を抑制している。従って、収容室内の温度のばらつきが小さくなり、製造される強化ガラス板の特性ばらつきも小さくすることができる。
ここで、収容室の縦横比(幅に対する奥行の比)が大きい程、収容室内の温度のばらつきが大きくなり易い。そのため、収容室の縦横比が1.5以上の場合に特に好適である。収容室の縦横比が2以上の場合にさらに好適である。
本実施の形態に係る天板110では、主板111と開口率調整板112とを2枚重ねにした構成であるため、開口率を調整することができ好ましい。しかしながら、天板110の開口率は必ずしも調整可能な構成としなくてもよい。例えば、図7に示した主板111のみから天板を構成し、その開口部111aの穴径自体を変化させることにより、天板の中央部における開口率を大きくし、天板110の端部における開口率を小さくすることができる。あるいは、同じ穴径の開口部111aの数を変化させることにより、天板の中央部における開口率を大きくし、天板110の端部における開口率を小さくすることもできる。
なお、当然のことながら、主板111の開口部111aや開口率調整板112の開口部112aの形状は円形に限定されるものではなく、どのような形状でもよい。図8は、開口率調整板の代表的な変形例である。図8に示した開口率調整板212は、図7に示した開口率調整板112の変形例である。開口率調整板212は、長方形状のスリットである開口部212aを有している。この場合、図示していないが、主板の開口部も同様の形状とすればよい。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
例えば、本発明は、化学強化ガラス板の製造のみならず、物理強化ガラス板の製造に適用することもできる。
100 熱風循環槽
110 天板
110a 排気用開口部
111 主板
111a 開口部
112、212 開口率調整板
112a、212a 開口部
113a、113b 切欠部
120 排気室
121a、121b 排気収集ポケット
122a、122b 排気用送風機
123a、123b 排気口
131a、131b、132a、132b 循環用送風機
133a、133b、134a、134b 仕切板
135a、135b、136a、136b 収容室外循環路
137a、137b 循環用開口部
138 整流板
141a、141b、142a、142b 吸気口
150 枠体
160a、160b 側壁
200 塩浴槽
201 塩浴
300 レール
400 ラック
500 ガラス板群

Claims (13)

  1. 熱処理後のガラス板を冷却するための冷却槽であって、
    前記ガラス板が収容される収容室の天井部を構成するとともに、複数の開口部を有する板状部材と、
    前記複数の開口部を介して、前記収容室の空気を排気する排気手段と、を備え、
    前記複数の開口部による前記板状部材の開口率が、前記板状部材の長手方向の端部よりも中央部において大きくなっている、冷却槽。
  2. 前記開口率が、前記端部から前記中央部に向かって段階的に大きくなっている、
    請求項1に記載の冷却槽。
  3. 前記板状部材が、
    第1の多孔板と、
    それぞれが前記第1の多孔板に対してスライド可能に重ねられ、固定された複数の第2の多孔板と、を備えた、
    請求項1又は2に記載の冷却槽。
  4. 前記第1の多孔板の孔と前記複数の第2の多孔板の孔とが同一形状である、
    請求項3に記載の冷却槽。
  5. 前記第1の多孔板の孔の形成ピッチと前記複数の第2の多孔板の孔の形成ピッチとが等しい、
    請求項3又は4に記載の冷却槽。
  6. 前記第1の多孔板の孔と前記複数の第2の多孔板の孔とが円形状である、
    請求項3〜5のいずれか一項に記載の冷却槽。
  7. 前記収容室の幅に対する奥行の比が1.5以上である、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の冷却槽。
  8. 前記排気手段は、第1の排気用送風機と第2の排気用送風機とを備え、
    前記第1の排気用送風機と前記第2の排気用送風機とが、前記収容室を介して対向配置された、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の冷却槽。
  9. 前記収容室の空気を循環させる循環手段を更に備えた、
    請求項8に記載の冷却槽。
  10. 前記循環手段は、
    第1の循環用送風機と第2の循環用送風機とを備え、
    前記第1の循環用送風機と前記第2の循環用送風機とが、前記収容室を介して対向配置された、
    請求項9に記載の冷却槽。
  11. 前記板状部材が、
    前記第1の循環用送風機と前記第2の循環用送風機との間の中央部に、前記収容室内の空気を整流する整流板を備えた、
    請求項10に記載の冷却槽。
  12. 前記循環手段は、
    第3の循環用送風機と第4の循環用送風機とを備え、
    前記第3の循環用送風機と前記第4の循環用送風機とが、前記収容室を介して対向配置された、
    請求項10又は11に記載の冷却槽。
  13. 前記第1の排気用送風機は、前記第1の循環用送風機と前記第3の循環用送風機との間に設けられており、
    前記第2の排気用送風機は、前記第2の循環用送風機と前記第4の循環用送風機との間に設けられている、
    請求項12に記載の冷却槽。
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