JP2015061896A - インク組成物、インク組成物とインク容器とのセット、インク容器、記録装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係るインク組成物は、インク組成物を補充可能なインク室と開閉可能なインク注入口とを有し、前記インク室が外気と連通可能なインク容器に注入されるインク組成物であって、顔料と、樹脂と、有機溶剤と、を含有し、前記インク室を区画する壁の内側を構成する部材との静的接触角が、10°以上である。
【選択図】図4
Description
することにある。
本発明に係るインク組成物の一態様は、
インク組成物を補充可能なインク室と開閉可能なインク注入口とを有し、前記インク室が外気と連通可能なインク容器に注入されるインク組成物であって、
顔料と、
樹脂と、
有機溶剤と、を含有し、
前記インク室を区画する壁の内側を構成する部材との静的接触角が、10°以上である。
適用例1において、
さらに、水を含有し、
水分蒸発前のインク組成物と、前記壁の内側を構成する部材と、の静的接触角をCA0とし、
水分蒸発前のインク組成物の全質量100質量%に対して水分が1質量%蒸発した場合のインク組成物と、前記壁の内側を構成する部材と、の静的接触角をCA1とした場合に、
以下の各条件のいずれも満たすことができる。
条件(1):10°≦CA0、かつ、10°≦CA1
条件(2):0°≦CA0−CA1≦5°
適用例1または適用例2において、
前記インク組成物の表面張力が、20mN/m以上35mN/m以下であることができる。
適用例1ないし適用例3のいずれか1例において、
前記有機溶剤の含有量が、5質量%以上40質量%以下であることができる。
適用例1ないし適用例4のいずれか1例において、
前記有機溶媒は、
グリセリンと、
前記グリセリン以外の多価アルコール類、含窒素複素環式化合物、尿素および尿素誘導体からなる群から選択される一種以上と、を含むことができる。
適用例1ないし適用例5のいずれか1例において、
前記樹脂のガラス転移温度が、25℃以下であることができる。
適用例1ないし適用例6のいずれか1例において、
前記壁の内側を構成する部材との後退接触角が、5°以上であることができる。
適用例1ないし適用例7のいずれか1例において、
インク組成物の初期表面張力をγM0とし、インク中の溶剤が3.5質量%蒸発した場合の表面張力をγM1、インク中の溶剤が7質量%蒸発した場合の表面張力をγM2、インク中の溶剤が12質量%蒸発した場合の表面張力をγM3とした場合に、
以下の条件(3−1)、(3−2)、(3−3)のうち2つ以上を満たす、又は、以下の条件(4−1)、(4−2)、(4−3)のいずれも満たすことができる。
条件(3−1):γM1−γM0>0(mN/m)
条件(3−2):γM2−γM0>0(mN/m)
条件(3−3):γM3−γM0>0(mN/m)
条件(4−1):γM1−γM0>−0.05(mN/m)
条件(4−2):γM2−γM0>−0.05(mN/m)
条件(4−3):γM3−γM0>−0.05(mN/m)
適用例1ないし適用例8のいずれか1例において、
前記有機溶剤の含有量が、前記顔料と前記樹脂との含有量の合計に対して、1倍超過10倍以下であることができる。
本発明に係るセットの一態様は、
適用例1ないし適用例9のいずれか1例に記載のインク組成物と、前記インク容器と、を含む。
本発明に係るインク容器の一態様は、
記録装置に接続して用いられるインク容器であって、
適用例1ないし適用例9のいずれか1例に記載のインク組成物が補充されたインク室と、
開閉可能なインク注入口と、を有する。
本発明に係る記録装置の一態様は、
適用例11に記載のインク容器を備えたものである。
1.1.成分
本実施形態に係るインク組成物は、記録装置に接続され、当該インク組成物を補充可能なインク室と、開閉可能なインク注入口と、を有し、インク室が外気と連通可能なインク容器に注入して用いられる。また、本実施形態に係るインク組成物は、顔料、有機溶剤および樹脂を含有する。
本実施形態に係るインクは、顔料を含有する。顔料は、染料と比較して、耐水性、耐ガス性、耐光性等に優れる。
、ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、インジゴ顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフラロン顔料、アゾメチン系顔料、及びローダミンBレーキ顔料等が挙げられる。
本実施形態に係るインクは、樹脂を含有する。樹脂は、記録媒体に付着したインクの密着性を向上させる、上述の顔料の分散性を向上させる、などの機能を備える。
本実施形態に係るインクは、有機溶剤を含有している。有機溶剤としては、例えば、アルカンジオール類、多価アルコール類、グリコールエーテル類、含窒素複素環式化合物、尿素、尿素誘導体等が挙げられる。これらは、1種単独で用いてもよいし、2種以上混合して用いてもよい。
キレングリコールジエーテル等が挙げられる。
多価アルコール類(前記アルカンジオール類を除く)としては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,3−ペンタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2,3−ブタンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリメチロールプロパン、グリセリン等が挙げられる。多価アルコール類は、ヘッドのノズル面におけるインクの乾燥固化を抑制して目詰まりや吐出不良等を低減できるという観点から好ましく用いることができる。多価アルコール類を含有する場合には、その含有量は、インクの全質量に対して、例えば5質量%以上、さらには5質量%以上30質量%以下とすることができる。
ル類と同様、ヘッドのノズル面におけるインクの乾燥固化を抑制して目詰まりや吐出不良等を低減できるという観点から好ましく用いることができる。これらを含有する場合には、その含有量は、インクの全質量に対して、例えば0.5質量%以上10質量%以下、より好ましくは1質量%以上5質量%以下とすることができる。
本実施形態に係るインクは、水を含有してもよい。本実施形態に係るインクが水性インク(水を50質量%以上含有するインク)である場合、水は、インクの主溶媒となり、乾燥により蒸発飛散する成分である。水としては、例えば、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、及び蒸留水等の純水、並びに超純水のような、イオン性不純物を極力除去したものが挙げられる。また、紫外線照射又は過酸化水素の添加などによって滅菌した水を用いると、インクを長期保存する場合にカビやバクテリアの発生を防止することができる。
本実施形態に係るインクは、界面活性剤を含有してもよい。界面活性剤は、表面張力を低下させ記録媒体との濡れ性を向上させる機能を備える。界面活性剤の中でも、例えば、アセチレングリコール系界面活性剤、シリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、およびポリオキシエチレンアルキルエーテル系界面活性剤を好ましく用いることができる。
本実施形態に係るインクは、その性能を向上させることを目的として、ワックス粒子(例えばポリオレフィンワックス、パラフィンワックス等)、両性イオン化合物(例えばベタイン系化合物、アミノ酸およびその誘導体等)、糖類(例えば、グルコース、マンノース、フルクトース、リボース、キシロース、アラビノース、ガラクトース、アルドン酸、ソルビトール、マルトース、セロビオース、ラクトース、スクロース、トレハロース、マルトトリオース、還元澱粉糖化物等)、糖アルコール類、ヒアルロン酸類、尿素類、防腐剤・防かび剤(例えば、安息香酸ナトリウム、ペンタクロロフェノールナトリウム、2−ピリジンチオール−1−オキサイドナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、1,2−ジベンジンチアゾリン−3−オン等)、pH調整剤(例えば、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化カリウム、アンモニア、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等)、キレート化剤(例えば、エチレンジアミン四酢酸およびこれの塩類(エチレンジアミン四酢酸二水素二ナ
トリウム塩等)等を含有してもよい。
本実施形態に係るインクは、記録品質とインクジェット記録用のインク組成物としての信頼性とのバランスの観点から、20℃における表面張力が20mN/m以上50mN/m以下であることが好ましく、25mN/m以上35mN/m以下がより好ましく、30mN/m以上35mN/m以下であることがさらに好ましい。また、インクの表面張力が上記範囲にあることで、記録媒体に対するインクの濡れ性を保ちつつ、壁370の内側に対するインクの濡れ性を低下できる。なお、表面張力は、自動表面張力計CBVP−Z(協和界面科学社製)を用いて、20℃の環境下で白金プレートをインクで濡らすことで測定することができる。
2.1.インク室とインク組成物との接触角
<静的接触角>
後述するインク容器30において、インク室340を区画する壁370の内側(すなわち、インク室340内でインクと接触可能な部分)と、インクの液面LFにおける気液界面と、が接触する境界部分Aでは、インクの薄膜が形成されやすい。ここで、インクが良好な画質の画像を形成するために、インクは一定の濡れ性を持つ必要があり、濡れ剤として前記界面活性剤や一部の有機溶剤を含むことで濡れ性を持たせている。このように濡れ性を持つインクを用いているため、インクが部材に対し濡れて薄膜を形成する。特に、壁370の内側を構成する部材とインク組成物との濡れ性が高い場合、壁370の内側をインクが濡れ上がりやすいことから、凹状のメニスカスが形成される。
薄膜の形成が一層低減される傾向にある。また、静的接触角CAが60°以下であることで、紙やプラスチック、ヘッドのノズル等の多様な種類の記録媒体に対するインクの濡れ性が良好になるので、優れた画質の画像を記録することができる。また、優れた吐出安定性が実現できる。
発明者は、壁370の内側を構成する部材と、インク組成物との静的接触角CAが10°以上であり、かつ、インク組成物に含まれる水分の蒸発前後においてインク組成物の濡れ性が変化しにくい場合には、境界部分Aでのインクの薄膜の形成がより一層低減される場合があることを見出した。
止等を考慮し、インク組成物の全質量(100質量%)に対して、5質量%以上40質量%以下が好ましく、5質量%以上30質量%以下がさらに好ましく、10質量%以上30質量%以下が一層好ましい。また同様の理由より、有機溶剤の含有量は、顔料と樹脂との含有量の合計に対して、質量基準で1倍超過10倍以下が好ましく、2倍以上6倍以下がさらに好ましい。
図13は、インクが記録ヘッド17に供給されることで、インクの液面LFが低下する様子を模式的に示した図である。図13に示すように、インクの液面がLFからLF1まで低下した場合、境界部分Aに形成されていた凹状のメニスカスは、境界部分A1まで低下する。このとき、境界部分Aと境界部分A1との間に存在する壁面には、インクが残留しないことが好ましい。すなわち、動的接触角のうち後述する後退接触角が大きければ、インク室340内のインク消費によってインクの液面上に現れる壁面(すなわち、図13における境界部分Aと境界部分A1の間に存在する壁面)には、インクが残留しにくくなる。これにより、壁面にインクの薄膜が形成されにくくなるので、析出物の発生を低減できる。
本発明のインク組成物は、インク溶剤分蒸発に伴う表面張力の変化が以下の条件を満たすと、凝集物の析出防止の観点から好ましい。なお、初期インク組成物からの蒸発量が多い場合は、水以外の溶剤成分も蒸発している可能性が高いため、「インク溶剤分」と表現している。
条件(3−2):γM2−γM0>0(mN/m)
条件(3−3):γM3−γM0>0(mN/m)
条件(4−2):γM2−γM0>−0.05(mN/m)
条件(4−3):γM3−γM0>−0.05(mN/m)
<静的接触角>
上記の「2.1.インク室とインク組成物との接触角<静的接触角>」における説明と同様の観点により、支持体380(後述)を構成する部材と、インク組成物との静的接触角CASが大きいと、支持体380にインクの薄膜が形成されにくくなる。具体的には、支持体380を構成する部材と、インク組成物との静的接触角CASは、10°以上であることが好ましく、20°以上であることがより好ましく、30°以上であることがさらに好ましい。静的接触角CASが10°以上であることで、濡れ剤を含むインクを用いても支持体380におけるインクの薄膜の形成が低減される。
上記の「2.1.インク室とインク組成物との接触角<水分蒸発に伴う静的接触角の変化>」における説明と同様の観点により、支持体380を構成する部材と、インク組成物との静的接触角CAS0が10°以上であり、かつ、インク組成物に含まれる水分の蒸発前後におけるインク組成物の濡れ性が変化しにくい場合には、支持体380におけるインクの薄膜の形成がより一層低減される傾向にある。
上記の「2.1.インク室とインク組成物との接触角 <後退接触角>」における説明と同様の観点により、支持体380を構成する部材と、インク組成物との後退接触角CARSが大きいと、支持体380にインクの薄膜が形成されにくくなる。
上述のインク組成物は、記録装置やインク容器の構造や性質に基づいて要求特性を満たすように設計され、特定の記録装置とインク容器と関連付けて製造及び販売がなされる。つまり、本実施形態のインク組成物は、後述する特定インク容器に充填されるものであることから、事前にインク容器に充填された状態ではなく、他の収容体に収容されている状態であってもよい。他の収容体の例としては図14のようなインクボトルが挙げられる。
本発明に係るインク容器の一態様は、記録装置に接続して用いられ、上述したインク組成物を補充可能なインク室と、開閉可能なインク注入口と、を有し、前記インク室が外気と連通可能であり、上述したインク組成物と前記インク室を区画する壁の内側を構成する部材との静的接触角が10°以上となるようなものである。
ジェット記録装置の構造の理解を容易にするために、尺度を適宜変更している場合がある。
記録ユニット12は、インク組成物(以下、単に「インク」ともいう。)の液滴を吐出して記録媒体上に画像を記録する記録ヘッド17と、インク供給管を介して供給されたインクを一時的に貯留するサブタンク20と、サブタンク20および記録ヘッド17を搭載してX軸方向に往復動可能なキャリッジ16と、記録媒体を給紙する給紙口13と、記録媒体を排紙する排紙口14と、を有する。記録ユニット12は、図2に示すように、記録ユニット収容ケース10に収容される。
ジェット記録装置1を例に挙げて説明するが、これに限定されない。例えば、サブタンク20を有さずに記録ヘッド17とインク容器30がインク供給管24を介して直接接続された態様であってもよい。
インク収容ユニット50は、複数のインク容器30と、インク容器30を収容する容器収容ケース51と容器を有する。インク収容ユニット50は、記録ユニット収容ケース10の外側に設けられる。容器収容ケース51は、インク容器30を保持したまま、記録ユニット収容ケース10の側面から取り外すことができる。また、容器収容ケース51は、開閉可能な上面ケース54を備えている。
<インク容器の姿勢>
インク容器30の構成を具体的に説明するにあたって、まず、インク容器30の姿勢について説明する。
図2(A)に示す使用状態において、インク容器30内のインク収容室340を区画する壁370(後述)のうち第3側面372Cは、外部から視認可能となっている。図2(A)に示す使用状態において、第3側面372Cは、水平な(XY平面に平行な)設置面に対して垂直となる。一方、図2(B)に示す注入状態において、第3側面372Cは、設置面に対して平行となる。すなわち、注入状態において、第3側面372Cは、インク容器30(インク室340)の底面を構成する。
識別させるために用いられる。詳細には、第1の状態識別部LB1は、使用状態において、内部のインクが消費され、内部のインク液面が第1の高さになったことを識別するために設けられている。第1の状態識別部LB1は、使用状態において水平となる(XY平面に平行となる)直線LM1(「第1の状態表示線LM1」又は「補充開始表示線LM1」ともいう。)を含む。利用者は、インク液面が第1の状態表示線LM1の近傍に到達した場合に、インクをインク容器30内(インク室340)に補充する。
次に、本実施形態に係るインクジェット記録装置1におけるインクの供給経路について説明する。図3は、大気開放口317からインク導出部306に至る経路を概念的に示す図である。
大気に連通している。使用状態において、インク室連通路350(詳細には、空気導入口352近傍)には、大気と直接に接する液面が形成され、空気導入口352からインク室340のインク中に空気(気泡)を導入することでインク室340に空気を導入する。
40内の空気が膨張して、インク室340が負圧になる。さらに、インク室340のインクが記録ヘッド17から吸引されることで、インク室340は負圧に維持されている。
図5は、本発明に係るインク容器の一例を模式的に示す外観斜視図である。具体的には、図5では、インク容器30にフィルム部材316,322が取り付けられる前の状態を示している。
具体的には、図5のインク容器30は、合成樹脂により成型されたプラスチック容器の一面にフィルム34が接着されてなる。また、インク容器30の少なくとも一部は、透明ま
たは半透明であることが好ましい。これにより、インク容器30内のインクの状態(インクの水位等)を確認することができる。
撥液層は、例えば、撥液剤(例えば、上述のフッ素化合物やシリコーン樹脂)などを塗布することにより形成される。なお、壁370の内側に撥液層が設けられている場合には、壁370の内側を構成する部材は、撥液層を指す。撥液剤には、市販品を用いることができ、例えば、HC303VP(商品名、旭化成ワッカーシリコーン株式会社製、シリコー
ン樹脂)や、エスエフコート(商品名、AGCセイミケミカル株式会社製、フッ素化合物)等が挙げられる。
また、図8は、使用状態におけるインク容器30の内部構造を模式的に示す側面図である。より詳細には、図8は、Y軸のマイナス方向にインク容器30をみたときの図であり、フィルムからなる第1側面372A(後述)が正面に位置している。
成する部材(壁やフィルム34など)は、インク室340を区画する壁370、空気室330を区画する壁374、インク室連通路350を区画する壁378、として機能する。なお、図6では、フィルム34が接着されている部分にハッチングを施している。
ィルターや、インクジェット記録装置内のインク流路に設けられたフィルターの詰まりを低減することができる。
接続する支持体と、からなる。第3支持体386は、主に各面が接続される部分の強度を向上させるために用いられる。なお、第3支持体386は、各面の接続部分の強度を向上できるのであれば、上面371、側面372および底面373のいずれの位置に接続されてもよく、2面以上を接続することができる。
特に、インク容器30の鉛直方向に交差する方向に第1支持体382が複数設けられていると(後述する図10および図11参照)、第1側面372A(フィルム34)の接着強度が一層向上するので好ましい。
2Aの接着性を向上させる観点から、複数設けてもよい。この場合、図10に示すように、使用状態で第1側面372Aを正面としてインク容器30Aを側面視したときに、第1支持体382Aのうち、一の支持体と、これに隣り合う他の支持体と、の距離D1が、インク容器30の長手方向の距離(長さ)Dの25%以下であることが好ましい。
これにより、第1側面372A(フィルム)の接着強度を一層向上できる場合がある。なお、距離D1は、一の支持体の表面と、これと隣り合う他の支持体の表面と、を結ぶ直線のうち、最も短い直線の距離を指す。
以下、本発明を実施例および比較例によってさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
表1に示す配合量で各成分を混合攪拌し、孔径10μmのメンブレンフィルターで加圧濾過を行って、インク1〜3を得た。なお、表1に記載されている単位は、質量%である。また、顔料および樹脂については、固形分換算した値を示す。
・スチレンアクリル樹脂(定着用樹脂、ガラス転移温度Tg−15℃、体積基準の平均粒子径80nm、スチレン−アクリル酸エステル共重合体のエマルジョン)
・BYK−348(商品名、BYK社製、シリコーン系界面活性剤)
表2に示す材料を用いて、図7と同様の形状のインク容器1〜5を公知の方法により製造した。インク容器1、2〜4については、インク室を区画する壁の内側の部材がインク容器と同一の材質からなる。一方、インク容器2および5については、インク室を区画する壁の内側の部材は、シリコーン樹脂またはメチルシリケートオリゴマーからなる。具体的には、インク容器2および5は、インク容器をポリプロピレンで作成した後、インク室を区画する壁の内側に、シリコーン樹脂またはメチルシリケートオリゴマーを塗布し乾燥させることで得られた。
・PFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)
・PP(ポリプロピレン)
・PET(ポリエチレンテレフタレート)
・シリコーン樹脂(商品名「HC303VP」、旭化成ワッカーシリコーン株式会社製)・メチルシリケートオリゴマー(親水性材料)
5.3.1.撥液性
<水分蒸発前の静的接触角CA(CA0)>
インク室を区画する壁の内側を構成する部材と、水分蒸発前のインクとの静的接触角CA(CA0)を、次のようにして測定した。
インクの水分を1%蒸発させた後、上記「<水分蒸発前の静的接触角CA(CA0)>」と同様にして、水分蒸発後の静的接触角CA1を測定した。
上記のようにして得られたインク容器1〜5を、図1(A)と同様の構成のインクジェットプリンターに搭載した。次いで、インク室内に上記のインク1を500ml充填して、インク容器を使用状態の姿勢とした後、温度40℃・相対湿度20%RHの条件下で2週間放置した。
S:フィルターの目詰まり面積が10%以下
A:フィルターの目詰まり面積が10%超20%以下
B:フィルターの目詰まり面積が20%超40%以下
C:フィルターの目詰まり面積が40%超50%以下
D:フィルターの目詰まり面積が50%超過
上記の評価試験の結果を表3に示す。
表4に示す配合量で各成分を混合攪拌し、孔径10μmのメンブレンフィルターで加圧濾過を行って、インクA(溶剤種が異なる組成を7種類)とインクBを得た。なお、表4に記載されている単位は、質量%である。また、顔料および樹脂については、固形分換算した値を示す。
・スチレンアクリル樹脂(定着用樹脂、Tg−15℃、体積基準の平均粒子径80nm、スチレン−アクリル酸エステル共重合体のエマルジョン)。
溶剤Aは、表5に記載の溶剤を添加し、実験例1〜7のインク組成物とした。なお、実験例7のインク組成物は、グリセリンが13質量%となっている。
得られた各実験例のインク組成物について、溶剤蒸発試験を実施前に表面張力を測定した。その後、インク組成物を60℃の条件下で0.75時間放置し、インク中の溶剤を3.5質量%蒸発させた。同様に、1.5時間放置して7質量%、2.5時間放置して12質量%溶剤を蒸発させた。表面張力は、自動表面張力計CBVP−Z(協和界面科学社製)を用いて、20℃の環境下で白金プレートをインクで濡らしたときの表面張力の測定することで得られた値である。各インクの表面張力、及び表面張力変化値を表5にあわせて示す。なお、表面張力の変化値は、初期表面張力を基準に変化した値を算出している。
上記のインク容器2のインク室内に、上記の実験例1〜8のインク組成物を500ml充填して、インク容器を使用状態の姿勢とした後、温度40℃・相対湿度20%RHの条件下で2週間放置した。2週間後、インク室内のインク500mlを記録ヘッドから吐出
させて、インク容器とサブタンクを接続するインク供給管内に設けられたフィルター(材質SUS、メッシュ孔径3.5μm)の目詰まり状態を確認した。フィルターの目詰まり状態は、デジタルマイクロスコープVHX−900(株式会社キーエンス社製)を用いてフィルターの表面を確認した。
Claims (12)
- インク組成物を補充可能なインク室と開閉可能なインク注入口とを有し、前記インク室が外気と連通可能なインク容器に注入されるインク組成物であって、
顔料と、
樹脂と、
有機溶剤と、を含有し、
前記インク室を区画する壁の内側を構成する部材との静的接触角が、10°以上である、インク組成物。 - 請求項1において、
さらに、水を含有し、
水分蒸発前のインク組成物と、前記壁の内側を構成する部材と、の静的接触角をCA0とし、
水分蒸発前のインク組成物の全質量100質量%に対して水分が1質量%蒸発した場合のインク組成物と、前記壁の内側を構成する部材と、の静的接触角をCA1とした場合に、
以下の各条件のいずれも満たす、インク組成物。
条件(1):10°≦CA0、かつ、10°≦CA1
条件(2):0°≦CA0−CA1≦5° - 請求項1または請求項2において、
前記インク組成物の表面張力が、20mN/m以上50mN/m以下である、インク組成物。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
前記有機溶剤の含有量が、5質量%以上40質量%以下である、インク組成物。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
前記有機溶媒は、
グリセリンと、
前記グリセリン以外の多価アルコール類、含窒素複素環式化合物、尿素および尿素誘導体からなる群から選択される一種以上と、を含む、インク組成物。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、
前記樹脂のガラス転移温度が、25℃以下である、インク組成物。 - 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、
前記壁の内側を構成する部材との後退接触角が、5°以上である、インク組成物。 - 請求項1ないし請求項7のいずれか1項において、
インク組成物の初期表面張力をγM0とし、インク中の溶剤が3.5質量%蒸発した場合の表面張力をγM1、インク中の溶剤が7質量%蒸発した場合の表面張力をγM2、インク中の溶剤が12質量%蒸発した場合の表面張力をγM3とした場合に、
以下の条件(3−1)、(3−2)、(3−3)のうち2つ以上を満たす、又は、以下の条件(4−1)、(4−2)、(4−3)のいずれも満たす、インク組成物。
条件(3−1):γM1−γM0>0(mN/m)
条件(3−2):γM2−γM0>0(mN/m)
条件(3−3):γM3−γM0>0(mN/m)
条件(4−1):γM1−γM0>−0.05(mN/m)
条件(4−2):γM2−γM0>−0.05(mN/m)
条件(4−3):γM3−γM0>−0.05(mN/m) - 請求項1ないし請求項8のいずれか1項において、
前記有機溶剤の含有量が、前記顔料と前記樹脂との含有量の合計に対して、1倍超過10倍以下である、インク組成物。 - 請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載のインク組成物と、前記インク容器と、を含むセット。
- 記録装置に接続して用いられるインク容器であって、
請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載のインク組成物が収容されたインク室と、
開閉可能なインク注入口と、を有する、インク容器。 - 請求項11に記載のインク容器を備えた、記録装置。
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