JP2015061406A - パワーモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、スイッチング時のターンオン動作において、スイッチング損失の抑制とリカバリー電流の抑制を両立し、かつ低ノイズ化が可能であるパワーモジュールの提供を目的とする。
【解決手段】本発明に係るパワーモジュール100は、駆動回路11は、スイッチング素子13の制御端子に与える出力信号を切り替える出力切替回路12を備え、出力切替回路12は、スイッチング素子13のターンオン時に、出力信号がスイッチング素子13を駆動する駆動能力を、第1の駆動能力、第2の駆動能力、第3の駆動能力の順に切り替え、第2の駆動能力は第1の駆動能力よりも高く、第3の駆動能力は第2の駆動能力よりも低いことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明はパワーモジュールに関し、特にスイッチング素子と、スイッチング素子を駆動する駆動回路とを内蔵したパワーモジュールに関する。
従来、スイッチング素子を駆動するための駆動回路において、MOSFETなどのスイッチング素子のスイッチング損失抑制とリカバリー電流の抑制を両立させるため、そのターンオン動作において、ターンオン初期は比較的高い駆動能力で駆動し、その後比較的低い駆動能力で駆動する技術が用いられてきた(例えば特許文献1参照)。
特開2012−147492号公報
しかしながら、上述の従来技術においては以下の解決すべき課題があった。すなわち、ターンオン初期に比較的高い駆動能力で駆動するため、電流の立ち上がりが急峻となり、このタイミングでゲート電圧の時間変化(dv/dt)が急峻となるため、電磁波ノイズの発生が増大する問題があった。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、スイッチング時のターンオン動作において、スイッチング損失の抑制とリカバリー電流の抑制を両立し、かつ低ノイズ化が可能であるパワーモジュールの提供を目的とする。
本発明に係るパワーモジュールは、スイッチング素子と、スイッチング素子を駆動する駆動回路とを内蔵したパワーモジュールであって、駆動回路は、スイッチング素子の制御端子に与える出力信号を切り替える出力切替回路を備え、出力切替回路は、スイッチング素子のターンオン時に、出力信号がスイッチング素子を駆動する駆動能力を、第1の駆動能力、第2の駆動能力、第3の駆動能力の順に切り替え、第2の駆動能力は第1の駆動能力よりも高く、第3の駆動能力は第2の駆動能力よりも低いことを特徴とする。
本発明に係るパワーモジュールによれば、ターンオン動作の中期において比較的高い駆動能力でスイッチング素子の駆動を行い、かつ末期において比較的低い駆動能力で駆動を行うことにより、スイッチング損失抑制とリカバリー電流の抑制を両立することが可能である。さらに、ターンオン動作の初期において比較的低い駆動能力でスイッチング素子の駆動を行うことにより、ゲート電圧の時間変化(dv/dt)を緩やかにして、電磁波ノイズの発生を抑制することが可能である。
実施の形態1に係るパワーモジュールの機能ブロック図である。 実施の形態1に係るパワーモジュールの動作の概要を示す図である。 実施の形態1に係るパワーモジュールの回路図である。 実施の形態1に係るパワーモジュールの動作シーケンスを示す図である。 実施の形態2に係るパワーモジュールの回路図である。 実施の形態2に係るパワーモジュールの動作シーケンスを示す図である。 実施の形態3に係るパワーモジュールの回路図である。 実施の形態3に係るパワーモジュールの動作シーケンスを示す図である。 実施の形態4に係るパワーモジュールの機能ブロック図である。 前提技術に係るパワーモジュールの動作の概要を示す図である。
<前提技術>
本発明の実施の形態を説明する前に、本発明の前提となる技術について説明する。図10は、前提技術におけるパワーモジュールの動作の概要を示す図である。図10中において、スイッチング素子のゲート電圧、ドレイン電流、およびドレイン・ソース間電圧をそれぞれ、VG、ID、VDSと表記する。また、ゲート電圧の閾値をVthと表記する。
図10に示すように、前提技術においては、ターンオン初期は比較的高い駆動能力で駆動し、図10中のAで示す領域において駆動能力を切り替えることにより、その後は比較的低い駆動能力で駆動する技術が用いられてきた。このように、2段階の駆動能力でターンオン動作を行うことにより、スイッチング損失抑制とリカバリー電流の抑制を両立していた。
しかし、前提技術においては、ターンオン初期に比較的高い駆動能力で駆動するため、電流の立ち上がりが急峻となり、このタイミングでゲート電圧の時間変化(dv/dt)が急峻となるため、電磁波ノイズの発生が増大する問題があった。
<実施の形態1>
<概要>
図1は、本実施の形態におけるパワーモジュール100の機能ブロック図である。パワーモジュール100は、スイッチング素子13と、入力信号に基づいてスイッチング素子13の制御端子(以下ゲートと記載)を駆動する駆動回路11を備える。スイッチング素子13はMOSFETであり、駆動回路11はICチップ内に配置されている。駆動回路11の出力はスイッチング素子13のゲートに接続されている。駆動回路11は入力信号(Vin)に基づいてゲート電圧(VG)を変化させることにより、スイッチング素子13のターンオンおよびターンオフを行う。
本実施の形態において、駆動回路11は、スイッチング素子13のゲートに与える出力信号を切り替える出力切替回路12を備える。出力切替回路12は、スイッチング素子13のターンオン時に、スイッチング素子13を駆動する駆動能力を、第1の駆動能力、第2の駆動能力、第3の駆動能力の順に切り替える。本実施の形態において、駆動能力とは駆動回路11が出力する出力電圧のことである。
本実施の形態において、第2の駆動能力は第1の駆動能力よりも高く、第3の駆動能力は第2の駆動能力よりも低いことを特徴とする。ここで、第1の駆動能力における出力電圧を第1電圧(V1)、第2の駆動能力における出力電圧を第2電圧(V2)、第3の駆動能力における出力電圧を第3電圧(V3)と定義すると、第2電圧(V2)は第1電圧(V1)よりも大きく、第3電圧(V3)は第2電圧(V2)よりも小さい、と言い換えることができる。
図2は、本実施の形態におけるパワーモジュール100の動作の概要を示す図である。図2に、ターンオン動作時におけるスイッチング素子13のゲート電圧(VG)、ドレイン電流(ID)およびドレイン・ソース間電圧(VDS)の波形の時間変化を示す。駆動回路11は、まず、第1の駆動能力によって駆動を行い、時刻t1にてゲート閾値(Vth)を超える。その後、駆動回路11は、時刻t2において第1の駆動能力から第2の駆動能力に切り替えて、時刻t3まで駆動を行う。さらに、時刻t3において第2の駆動能力から第3の駆動能力に切り替えて駆動を行う。
図2において、図2中のB、Cで示す領域の前後におけるVGとIDの時間変化に着目する。時刻t2から時刻t3の間の時間変化は、時刻t1から時刻t2の間の時間変化と比較して急峻であることがわかる。これは、図2中のBで示す領域の前後において、第1の駆動能力から、より駆動能力が高い第2の駆動能力に切り替わるためである。また、時刻t3から時刻t4の間の時間変化は、時刻t2から時刻t3の間の時間変化と比較して緩やかであることがわかる。これは、図2中のCで示す領域の前後において、第2の駆動能力から、より駆動能力の低い第3の駆動能力に切り替わるためである。
以上のように、本実施の形態における駆動回路11は、ターンオン動作の初期(時刻t1〜t2)と末期(時刻t3〜t4)においては、比較的低い駆動能力でスイッチング素子13の駆動を行う。一方、ターンオン動作の中期(時刻t2〜t3)においては、比較的高い駆動能力でスイッチング素子13の駆動を行う。
<構成>
図3は、本実施の形態におけるパワーモジュール100の回路図である。また、図4は、本実施の形態におけるパワーモジュール100の動作シーケンスを示す図である。
図3に示すように、駆動回路11は直列接続されたnチャネルMOSFET1,2を備える。シンク側のnチャネルMOSFET2のゲート前段にはNOT素子5が挿入されている。入力信号(Vin)のハイレベル/ローレベルのパルスに応じて、入力回路3を介して可変電圧回路4の出力電圧(VrOut)がハイレベル/ローレベルに切り替わることにより、ドライブ側のnチャネルMOSFET1およびシンク側のnチャネルMOSFET2が交互にオンオフされ、スイッチング素子13のゲートが駆動される。ここで、入力回路3は入力信号(Vin)の増幅を行う回路である。可変電圧回路4については後述する。
駆動回路11はさらに出力切替回路12を備える。出力切替回路12は、出力信号が付与されているスイッチング素子13のゲート電圧(VG)をフィードバックして所定の電圧値と比較する比較回路と、比較回路の比較結果に基づいて駆動能力の切り替えを行う回路(即ち可変電圧回路4)とを備える。
比較回路はコンパレータ10A,10Bから構成される。コンパレータ10Aの非反転入力には、ゲート電圧(VG)が入力され、反転入力には、所定の電圧値が入力されている。ここで所定の電圧値とは、第1の駆動能力から第2の駆動能力へ駆動能力が切り替わるタイミング(図4の時刻t2)を決定する電圧である。VGが所定の電圧値を上回ると、コンパレータ10Aの出力はローレベルからハイレベルに切り替わる。
また、コンパレータ10Bの非反転入力には、ゲート電圧(VG)が入力され、反転入力には、所定の電圧値が入力されている。ここで所定の電圧値とは、第2の駆動能力から第3の駆動能力へ駆動能力が切り替わるタイミング(図4の時刻t3)を決定する電圧である。VGが所定の電圧値を上回ると、コンパレータ10Bの出力はローレベルからハイレベルに切り替わる。コンパレータ10A,10Bの出力は可変電圧回路4に入力される。
<動作>
図4に示すように、可変電圧回路4は、入力信号(Vin)がハイレベルで、かつコンパレータ10A,10Bからの出力信号(CompA、CompB)がローレベルの場合(時刻t1〜t2)は、VrOutとしてV1を出力する。
そして、時刻t2において、VGが前述した所定の電圧を上回ると、コンパレータ10Aの出力信号(CompA)がハイレベルに変化する。すると、可変電圧回路4は、VrOutとして、V1より大きい電圧のV2を出力する。さらに、時刻t3においてVGが前述した所定の電圧を上回るとCompBがハイレベルに変化する。すると、可変電圧回路4はVrOutとして、V2より小さい電圧のV3を出力する。
以上のように、本実施の形態におけるパワーモジュール100に備わる駆動回路11は、スイッチング素子13のゲート電圧(VG)をフィードバックして比較回路(即ち、コンパレータ10A,10B)において所定の電圧値との比較を行い、その比較結果に基づいて駆動能力の切り替えを行う。駆動回路11は、時刻t2および時刻t3において駆動能力の切り替えを行うため、3段階の駆動能力でスイッチング素子13を駆動することが可能である。
なお、本実施の形態では、駆動能力は駆動回路11が出力する出力電圧であるとしたが、スイッチング素子13の制御端子に与える出力信号として、電流を想定する場合には、駆動回路11が出力する出力電流を駆動能力としてもよい。
<効果>
本実施の形態におけるパワーモジュール100は、スイッチング素子13と、スイッチング素子13を駆動する駆動回路11とを内蔵したパワーモジュールであって、駆動回路11は、スイッチング素子13の制御端子に与える出力信号を切り替える出力切替回路12を備え、出力切替回路12は、スイッチング素子13のターンオン時に、出力信号がスイッチング素子13を駆動する駆動能力を、第1の駆動能力、第2の駆動能力、第3の駆動能力の順に切り替え、第2の駆動能力は第1の駆動能力よりも高く、第3の駆動能力は第2の駆動能力よりも低いことを特徴とする。
従って、本実施の形態において駆動回路11は、ターンオン時において、スイッチング素子13を駆動する駆動能力を低、高、低の順に3段階に切り替える制御を行う。よって、ターンオン動作の中期において比較的高い駆動能力で駆動を行い、かつ末期において比較的低い駆動能力で駆動を行うことにより、スイッチング損失抑制とリカバリー電流の抑制を両立することが可能である。さらに、ターンオン動作の初期において比較的低い駆動能力で駆動を行うことにより、ゲート電圧の時間変化(dv/dt)を緩やかにして、電磁波ノイズの発生を抑制することが可能である。
また、本実施の形態におけるパワーモジュール100において、出力切替回路12は、出力信号が付与されているスイッチング素子13の前記制御端子の電圧をフィードバックして所定の電圧値と比較する比較回路(即ちコンパレータ10A,10B)と、比較回路の比較結果に基づいて駆動能力の切り替えを行う回路(即ち可変電圧回路4)と、を備えることを特徴とする。
従って、2つのコンパレータ10A,10Bを備える比較回路において、フィードバックしたスイッチング素子13の制御端子の電圧と所定の電圧値とを比較して、比較結果に基づいて可変電圧回路4が駆動能力の切り替えを行うことにより、駆動能力を3段階に切り替えることが可能である。また、スイッチング素子13のゲート電圧をフィードバックすることにより、ゲート電圧に対応した駆動能力の切り替えを行うことが可能である。
また、本実施の形態において、スイッチング素子13はMOSFETであることを特徴とする。従って、MOSFETはターンオン時の電流の立ち上がりが急峻であるため、スイッチング速度を制御する本発明が有効である。
<実施の形態2>
図5は、本実施の形態におけるパワーモジュール200の回路図である。図6は、本実施の形態におけるパワーモジュール200の動作シーケンスを示す図である。
本実施の形態において、出力切替回路12Aは、駆動回路11への入力信号に基づいて動作するタイマ回路14と、タイマ回路14の出力に基づいて駆動能力の切り替えを行う回路(即ち可変電圧回路4)とを備えることを特徴とする。
タイマ回路14は、コンパレータ20A,20Bを備える。コンパレータ20A,20Bの非反転入力は、タイマ用スイッチング素子50のソースとタイマ用コンデンサ40との間に接続されている。タイマ用スイッチング素子50の制御端子には、入力回路3を介して入力信号(Vin)が入力される。
コンパレータ20Aの反転入力には、所定の電圧値が入力されている。ここで所定の電圧値とは、第1の駆動能力から第2の駆動能力へ駆動能力が切り替わるタイミング(図6の時刻t2)を決定する電圧である。非反転入力の電圧が反転入力の電圧を上回ると、コンパレータ20Aの出力はローレベルからハイレベルに切り替わる。また、コンパレータ20Bの反転入力には、所定の電圧値が入力されている。ここで所定の電圧値とは、第2の駆動能力から第3の駆動能力へ駆動能力が切り替わるタイミング(図6の時刻t3)を決定する電圧である。非反転入力の電圧が反転入力の電圧を上回ると、コンパレータ20Bの出力はローレベルからハイレベルに切り替わる。実施の形態1と同様、コンパレータ20A,20Bの出力は可変電圧回路4に入力される。その他の構成は実施の形態1(図3)と同じため、説明を省略する。
<動作>
図6に示すように、可変電圧回路4は、入力信号Vinがハイレベルで、かつコンパレータ20A,20Bからの出力信号(DelyA、DelyB)がローレベルの場合(時刻t1〜t2)は、VrOutとしてV1を出力する。同時に、ハイレベルの入力信号Vinがタイマ用スイッチング素子50をオンすることにより、タイマ用コンデンサ40の充電が開始される。
そして、タイマ用コンデンサ40の充電が進むことにより、時刻t2において、コンパレータ20Aの非反転入力が前述した所定の電圧値を上回ると、コンパレータ20Aの出力信号(DelyA)がハイレベルに変化する。すると、可変電圧回路4は、VrOutとして、V1より大きい電圧のV2を出力する。
さらに、タイマ用コンデンサ40の充電が進むことにより、時刻t3において、コンパレータ20Bの非反転入力が前述した所定の電圧値を上回ると、コンパレータ20Bの出力信号(DelyB)がハイレベルに変化する。すると、可変電圧回路4は、VrOutとして、V2より小さい電圧のV3を出力する。
以上のように、本実施の形態におけるパワーモジュール200に備わる駆動回路11は、駆動回路11への入力信号に基づいて動作するタイマ回路14が時間差で出力するハイレベル信号に基づいて駆動能力の切り替えを行う。駆動回路11は、時刻t2および時刻t3において駆動能力の切り替えを行うため、3段階の駆動能力でスイッチング素子13を駆動することが可能である。
<効果>
本実施の形態におけるパワーモジュール200において、出力切替回路12Aは、駆動回路11への入力信号に基づいて動作するタイマ回路14と、タイマ回路14の出力に基づいて駆動能力の切り替えを行う回路(即ち可変電圧回路4)と、を備えることを特徴とする。
従って、タイマ回路14に備わる2つのコンパレータ20A,20Bのそれぞれにおいて、タイマ用コンデンサ40の充電により上昇する電圧と所定の電圧値とを比較する。そして、タイマ回路14の出力に基づいて可変電圧回路4が駆動能力の切り替えを行うことにより、実施の形態1と同様、駆動能力を3段階に切り替えることが可能である。また、タイマ回路14を用いて駆動能力切り替えのタイミングを制御することにより、スイッチング素子13の特性のばらつきに依存せずに駆動能力の切り替えを行うことが可能である。
<実施の形態3>
図7は、本実施の形態におけるパワーモジュール300の回路図である。図8は、本実施の形態におけるパワーモジュール300の動作シーケンスを示す図である。
図7に示す様に、本実施の形態において、スイッチング素子13はセンス端子15を備える。本実施の形態において、出力切替回路12Bは、センス端子15のセンス電流をフィードバックして所定の電圧値と比較する比較回路と、比較回路の比較結果に基づいて前記駆動能力の切り替えを行う回路(即ち可変電圧回路4)とを備えることを特徴とする。
比較回路はコンパレータ30A,30Bから構成される。コンパレータ30Aの非反転入力には、センス電流が抵抗素子16を流れることによって生じる電圧(以降、これをセンス電圧と呼ぶ)が入力され、反転入力には、所定の電圧値が入力されている。ここで所定の電圧値とは、第1の駆動能力から第2の駆動能力へ駆動能力が切り替わるタイミング(図8の時刻t2)を決定する電圧である。センス電圧が所定の電圧を上回ると、コンパレータ30Aの出力はローレベルからハイレベルに切り替わる。
また、コンパレータ30Bの非反転入力には、コンパレータ30Aと同様、センス電圧が入力され、反転入力には、所定の電圧値が入力されている。ここで所定の電圧値とは、第2の駆動能力から第3の駆動能力へ駆動能力が切り替わるタイミング(図8の時刻t3)を決定する電圧である。センス電圧が所定の電圧を上回ると、コンパレータ30Bの出力はローレベルからハイレベルに切り替わる。実施の形態1と同様、コンパレータ30A,30Bの出力は可変電圧回路4に入力される。その他の構成は実施の形態1(図3)と同じため、説明を省略する。
<動作>
図8に示すように、可変電圧回路4は、入力信号(Vin)がハイレベルで、かつコンパレータ30A,30Bからの出力信号(CompA、CompB)がローレベルの場合(時刻t1〜t2)は、VrOutとしてV1を出力する。
そして、時刻t2において、センス電圧が前述した所定の電圧値を上回ると、コンパレータ30Aの出力信号(CompA)がハイレベルに変化する。すると、可変電圧回路4は、VrOutとして、V1より大きい電圧のV2を出力する。さらに、時刻t3においてセンス電圧が前述した所定の電圧値を上回るとCompBがハイレベルに変化する。すると、可変電圧回路4はVrOutとして、V2より小さい電圧のV3を出力する。
以上のように、本実施の形態におけるパワーモジュール300に備わる駆動回路11は、スイッチング素子13のセンス電流をフィードバックして比較回路(即ち、コンパレータ30A,30B)において比較を行い、その比較結果に基づいて駆動能力の切り替えを行う。駆動回路11は、時刻t2および時刻t3において駆動能力の切り替えを行うため、3段階の駆動能力でスイッチング素子13を駆動することが可能である。
<効果>
本実施の形態におけるパワーモジュール300において、スイッチング素子13はセンス端子を備え、出力切替回路12Bは、センス端子15のセンス電流をフィードバックして所定の電圧値と比較する比較回路(即ちコンパレータ30A,30B)と、比較回路の比較結果に基づいて駆動能力の切り替えを行う回路(即ち可変電圧回路4)と、を備えることを特徴とする。
従って、2つのコンパレータ30A,30Bを備える比較回路において、スイッチング素子13のセンス端子15の電流をフィードバックして、所定の電圧値と比較し、比較結果に基づいて可変電圧回路4が駆動能力の切り替えを行うことにより、駆動能力を3段階に切り替えることが可能である。また、スイッチング素子13のセンス電流をフィードバックすることにより、スイッチング素子13の特性のばらつきに対応した駆動能力の切り替えを行うことが可能である。
<実施の形態4>
図9は、本実施の形態におけるパワーモジュール400の機能ブロック図である。実施の形態1〜3においては、スイッチング素子13としてMOSFETを用いたが、本実施の形態では、スイッチング素子13としてIGBT21を用いる。特に、近年スイッチングに要する時間の短縮による損失低減を目的として、コレクタの不純物濃度が比較的薄いIGBTがインバータ用途に広く用いられてきている。
このようなIGBTは従来のIGBTと比較して電流の立ち上がりが急峻となり、MOSFETに似たターンオン波形となるため、本発明を適用した効果をより顕著に得ることが可能である。なお、ターンオン時の波形がMOSFETと類似するのであれば、他の種類のスイッチング素子であってもよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1,2 nチャネルMOSFET、3 入力回路、4 可変電圧回路、5 NOT素子、10A,10B,20A,20B,30A,30B コンパレータ、11 駆動回路、12,12A,12B 出力切替回路、13 スイッチング素子、14 タイマ回路、15 センス端子、16 抵抗素子、21 IGBT、40 タイマ用コンデンサ、50 タイマ用スイッチング素子、100,200,300,400 パワーモジュール。

Claims (6)

  1. スイッチング素子と、前記スイッチング素子を駆動する駆動回路とを内蔵したパワーモジュールであって、
    前記駆動回路は、前記スイッチング素子の制御端子に与える出力信号を切り替える出力切替回路を備え、
    前記出力切替回路は、前記スイッチング素子のターンオン時に、前記出力信号が前記スイッチング素子を駆動する駆動能力を、第1の駆動能力、第2の駆動能力、第3の駆動能力の順に切り替え、
    前記第2の駆動能力は前記第1の駆動能力よりも高く、前記第3の駆動能力は前記第2の駆動能力よりも低いことを特徴とする、
    パワーモジュール。
  2. 前記出力切替回路は、
    前記出力信号が付与されている前記スイッチング素子の前記制御端子の電圧をフィードバックして所定の電圧値と比較する比較回路と、
    前記比較回路の比較結果に基づいて前記駆動能力の切り替えを行う回路と、
    を備えることを特徴とする、
    請求項1に記載のパワーモジュール。
  3. 前記出力切替回路は、
    前記駆動回路への入力信号に基づいて動作するタイマ回路と、
    前記タイマ回路の出力に基づいて前記駆動能力の切り替えを行う回路と、
    を備えることを特徴とする、
    請求項1に記載のパワーモジュール。
  4. 前記スイッチング素子はセンス端子を備え、
    前記出力切替回路は、
    前記センス端子のセンス電流をフィードバックして所定の電圧値と比較する比較回路と、
    前記比較回路の比較結果に基づいて前記駆動能力の切り替えを行う回路と、
    を備えることを特徴とする、
    請求項1に記載のパワーモジュール。
  5. 前記スイッチング素子はMOSFETであることを特徴とする、
    請求項1〜4のいずれかに記載のパワーモジュール。
  6. 前記スイッチング素子はIGBTであることを特徴とする、
    請求項1〜4のいずれかに記載のパワーモジュール。
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