JP2015059913A - 楽曲再生装置および楽曲再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ナビゲーション音声が出力された場合であっても特定の楽曲の再生を継続して行うことができる楽曲再生装置および楽曲再生方法を提供すること。【解決手段】車載装置1は、ナビゲーション動作の案内音声の出力タイミングを予測する案内タイミング予測部130と、複数の楽曲を所定の順番で再生するAV処理部14と、案内タイミング予測部130によって予測した案内タイミングに応じて、複数の楽曲に含まれる特定の楽曲の再生タイミングがこの案内タイミングと重ならないように、AV処理部14で再生する楽曲の再生順番を設定する再生順番設定部55とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、目的地までの誘導経路に沿って走行中に楽曲の再生と案内音声の出力を行うようにした楽曲再生装置および楽曲再生方法に関する。
従来から、ナビゲーション音声出力の際に、CDやMDなどの再生中のオーディオ音に対して音量低減、消音、一時停止、追いかけ再生のいずれかを、ユーザ設定にしたがって自由に選択することができる車載再生装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。例えば、追いかけ再生が選択された場合には、ナビゲーション音声出力時に、それまで再生中であってオーディオ音の出力が中断され、その後ナビゲーション音声出力が終了した時点でオーディオ音の出力が継続される。
特開2006−118877号公報
ところで、上述した特許文献1に開示された車載再生装置では、ナビゲーション音声出力の際に、それまで再生していたオーディオ音の音量低減あるいは再生中断が発生することになる。BGMとしてオーディオ音を再生している場合には、途中で音量低減や再生中断が生じてもそれほど気にならないと考えられるが、購入した楽曲を最初に聴取する場合や最近気に入っている楽曲を聴取する場合などでは、再生途中で音量低減や再生中断が生じると不快であり、このような特定の楽曲については再生中断等がないことが望ましい。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、ナビゲーション音声が出力された場合であっても特定の楽曲の再生を継続して行うことができる楽曲再生装置および楽曲再生方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の楽曲再生装置は、ナビゲーション動作の案内音声の出力タイミングを予測する案内タイミング予測手段と、複数の楽曲を所定の順番で再生する楽曲再生手段と、案内タイミング予測手段によって予測した案内タイミングに応じて、複数の楽曲に含まれる特定の楽曲の再生タイミングが案内タイミングと重ならないように、楽曲再生手段で再生する楽曲の再生順番を設定する再生順番設定手段とを備えている。
また、本発明の楽曲再生方法は、ナビゲーション動作の案内音声の出力タイミングを案内タイミング予測手段によって予測する案内タイミング予測ステップと、複数の楽曲を所定の順番で楽曲再生手段によって再生する楽曲再生ステップと、案内タイミング予測手段によって予測した案内タイミングに応じて、複数の楽曲に含まれる特定の楽曲の再生タイミングが案内タイミングと重ならないように、楽曲再生手段で再生する楽曲の再生順番を再生順番設定手段によって設定する再生順番設定ステップとを有している。
これから出力されるナビゲーション動作の案内音声の出力タイミングを考慮して再生楽曲の順番が設定されるため、特定の楽曲の再生タイミングが案内音声の出力タイミングと重なることを回避することができ、音量低減や再生中断を伴わずに特定の楽曲の再生を継続して行うことができる。
また、上述した案内タイミング予測手段は、経路探索処理によって得られた車両の走行経路に沿って発生する車両の走行に関する案内音声の出力タイミングを予測することが望ましい。このように、走行予定の経路が予め決まっている場合には、次あるいはそれ以後に発生する案内音声の出力タイミングを知ることができるため、特定の楽曲の再生タイミングが案内音声の出力タイミングと重なることを確実に回避することができる。
また、上述した楽曲再生手段によって再生を行う複数の楽曲の再生順番を示す再生リストを格納する再生リスト格納手段をさらに備え、再生順番設定手段は、特定の楽曲の再生タイミングが案内タイミングと重なる場合に、再生リストで示された特定の楽曲の再生順番を遅らせることが望ましい。複数の楽曲の再生順番が予め決まっているため、これらの再生順番を変更することにより、特定の楽曲の再生タイミングが案内音声の出力タイミングと重なることを容易に回避することができる。
また、上述した再生順番設定手段は、特定の楽曲の再生順番を複数楽曲分遅らせることが望ましい。これにより、案内音声の出力時間が長い場合であっても、特定の楽曲の再生タイミングが案内音声の出力タイミングと重なることを確実に回避することができる。
また、上述した再生順番設定手段は、楽曲再生手段による特定の楽曲の再生タイミングが案内タイミングと重なったときに、利用者による再生指示に応じて、特定の楽曲が最初から再生されるように楽曲の再生順番を再設定することが望ましい。これにより、車両の走行状態に応じて案内音声を出力するまでの時間が変化して案内音声の出力タイミングと特定の楽曲の再生タイミングとが重なった場合であっても、特定の楽曲を最初から繰り返し聴取することができる。
また、上述した特定の楽曲は、複数の楽曲の中から利用者が選択的に指定した楽曲であることが望ましい。これにより、利用者が気に入っている等の理由により予め選択した楽曲を、ナビゲーション動作の案内音声によって邪魔されることなく聴くことが可能となる。
また、上述した特定の楽曲は、複数の楽曲の中で、楽曲再生手段によって過去に再生が行われていない楽曲であることが望ましい。これにより、新しく取得した楽曲を、ナビゲーション動作の案内音声によって邪魔されることなく聴くことが可能となる。
一実施形態の車載装置の構成を示す図である。 ハードディスク装置に格納されているデータの内容を示す図である。 ナビゲーション処理部の構成を示す図である。 案内音声の出力タイミングに合わせて特定の楽曲の再生タイミングを設定する動作手順を示す流れ図である。 変形例の動作手順を示す流れ図である。 楽曲再生の再設定画面を示す図である。
以下、本発明の楽曲再生装置を適用した一実施形態の車載装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、一実施形態の車載装置の構成を示す図である。図1に示すように、車載装置1は、ナビゲーション処理部10、AV処理部14、操作部20、入力制御部22、表示処理部30、表示装置32、デジタル−アナログ変換器(D/A)40、スピーカ42、制御部50、ハードディスク装置(HDD)70、USB(Universal Serial Bus)インタフェース部(USB I/F)80を備えている。
ナビゲーション処理部10は、ハードディスク装置70に記憶されている地図データを用いて車載装置1が搭載された車両の走行を案内するナビゲーション動作を行う。自車位置を検出するGPS装置12とともに用いられ、車両の走行を案内するナビゲーション動作には、地図表示や経路探索・誘導などの動作が含まれる。なお、自車位置検出は、GPS12の他にジャイロセンサや車速センサ等の自律航法センサを組み合わせて用いるようにしてもよい。また、ナビゲーション処理部10には、経路誘導の際に案内音声の出力タイミングを予測する案内タイミング予測部130が含まれている。ナビゲーション処理部10の具体的な構成については後述する。
AV処理部14は、圧縮されてハードディスク装置70に記憶されている楽曲データ(音楽データ)や映像データを読み出して再生する処理を行う。なお、ハードディスク装置70に対する楽曲データの取り込みは、ディスク読取装置(図示せず)を用いてCDやDVDから読み取る(リッピング)方法や、音楽配信サーバ等から配信されたものを受信(例えば、USBインタフェース部80に接続された携帯端末装置で受信)する方法、USBメモリに記録した楽曲データ等を転送する方法などが考えられが、その他の方法で取得するようにしてもよい。
図2は、ハードディスク装置70に格納されているデータの内容を示す図である。図2に示すように、ハードディスク装置70は、ナビゲーション処理部10の処理に必要な地図データや、AV処理部14の再生動作の対象となる楽曲データや映像データが格納されている。また、ハードディスク装置70には、コンテンツリストと再生リストが格納されている。「コンテンツリスト」は、ハードディスク装置70に格納された楽曲データや映像データのフォルダ構成、ファイル構成およびファイル属性を含むリストである。楽曲データについては、ファイル属性には、この楽曲データに関するアーティスト名、アルバム名、タイトル、ジャンル名の全部あるいは一部が含まれる。映像データについては、このファイル属性には、この映像データに関する出演者名、アルバム名、タイトル、ジャンル名の全部あるいは一部が含まれる。「再生リスト」は、ハードディスク装置70に格納された複数の楽曲データの中から選択して再生順番を指定したリストである。なお、この再生リストには、利用者が「お気に入り」指定した楽曲や、初めて聴く(過去にAV処理部14によって再生が行われていない)特定楽曲については、その旨を示す情報が付加されている。
操作部20は、車載装置1に対する利用者による指示や操作を受け付けるためのものであり、表示装置32の周囲に配置された各種の操作キー、操作スイッチ、操作つまみ等を含んで構成されている。また、表示装置32に各種の操作画面や入力画面が表示された時点で、これらの操作画面や入力画面の一部を利用者が指などで直接指し示すことにより、操作画面や入力画面の表示項目を選択することができるようになっており、このような操作画面や入力画面を用いた操作を可能とするために、指し示された指などの位置を検出するタッチパネルが操作部20の一部として備わっている。なお、タッチパネルを用いる代わりに、リモートコントロールユニット等を用いて操作画面や入力画面の一部を利用者の指示に応じて選択するようにしてもよい。入力制御部22は、操作部20を監視しており、その操作内容を決定する。
表示処理部30は、各種の操作画面や入力画面等を表示する映像信号を出力して表示装置32にこれらの画面を表示するとともに、AV処理部14によって再生した映像画面等を表示する映像信号を出力して表示装置32にこれらの画面を表示する。表示装置32は、運転席と助手席の中央前方に設置されており、例えば液晶表示装置(LCD)を用いて構成されている。
デジタル−アナログ変換器40は、ナビゲーション処理部10およびAV処理部14のそれぞれの処理によって生成される楽曲データをアナログの音声信号に変換してスピーカ42から出力する。なお、実際には、デジタル−アナログ変換器40とスピーカ42の間には信号を増幅する増幅器が接続されているが、図1ではこの増幅器は省略されている。また、デジタル−アナログ変換器40とスピーカ42との組合せは再生チャンネル数分備わっているが、図1では一組のみが図示されている。
制御部50は、車載装置1の全体を制御するためのものであり、ROMやRAMなどに格納された所定のプログラムをCPUで実行することにより実現される。この制御部50には、コンテンツリスト作成部51、再生リスト作成部52、お気に入り指定部53、未再生曲指定部54、再生順番設定部55、再生制御部56が含まれる。
コンテンツリスト作成部51は、ハードディスク装置70に楽曲データや映像データを取り込む際に、取り込んだデータを解析してコンテンツリストを作成する。作成されたコンテンツリストはハードディスク装置70に格納される。
再生リスト作成部52は、利用者によって操作部20が操作されてハードディスク装置70に格納された複数の楽曲データの中から再生対象となる楽曲とその再生順番が指定されたときに、これらの指定内容を反映した再生リストを作成する。作成された再生リストはハードディスク装置70に格納される。
お気に入り指定部53は、利用者によって操作部20が操作されて再生リスト中の楽曲の中から「お気に入り」の指定がなされたときに、この楽曲が「お気に入り」の対象である旨の情報を再生リストに付加する。未再生曲指定部54は、再生リスト中の楽曲の中から初めて聴く楽曲を指定し、この楽曲が未再生曲である旨の情報を再生リストに付加する。なお、「お気に入り」であることを示す情報や未再生曲であることを示す情報を再生リストに付加するものとしたが、これらの情報はコンテンツリストのファイル属性等に含ませるようにしてもよい。
再生順番設定部55は、ナビゲーション処理部10内の案内タイミング予測部130によって予測した案内タイミングに応じて、再生リストに含まれる特定の楽曲の再生タイミングが案内タイミングと重ならないように、AV処理部14で再生する楽曲の再生順番を設定する。特定の楽曲には、利用者が「お気に入り」に指定した楽曲や、AV処理部14によって過去に再生が行われていない未再生の楽曲などが含まれる。
具体的には、再生順番設定部55は、原則的には再生リストで設定された順番で楽曲の再生順番を設定し、特定の楽曲の再生タイミングが案内音声の出力タイミングと重なる場合には、再生リストで示された特定の楽曲の再生順番を遅らせる。例えば、特定の楽曲の再生順番を複数楽曲分後の楽曲の再生順番と入れ替える処理が行われる。
再生制御部56は、AV処理部14に指示を送り、再生順番設定部55によって設定された再生順番で楽曲再生を行うようにAV処理部14を制御する。
USBインタフェース部80は、USBケーブルを介して携帯端末装置やその他のUSB機器との間で信号の入出力を行うためのものであり、USBポートやUSBホストコントローラが含まれる。なお、USBインタフェース部80の代わりに、あるいは、USBインタフェース部80とともにブルートゥース(登録商標)・インタフェース部やその他の通信インタフェース部を用いるようにしてもよい。
次に、ナビゲーション処理部10の構成について説明する。図3は、ナビゲーション処理部10の構成を示すで図である。図3に示すように、ナビゲーション処理部10は、地図バッファ100、地図読出制御部102、地図描画部104、車両位置計算部110、経路探索処理部120、経路誘導処理部122、目的地設定部124、案内タイミング予測部130を含んで構成されている。
地図バッファ100は、ハードディスク装置70から読み出された地図データを一時的に格納する。地図読出制御部102は、車両位置計算部110により算出される車両位置や入力制御部22からの指示に応じて、所定範囲の地図データの読み出し要求をハードディスク装置70に出力する。地図描画部104は、地図バッファ100に格納された地図データに基づいて、地図画像を表示するために必要な描画処理を行って地図画像描画データを作成する。
車両位置計算部110は、GPS装置12から出力される検出データに基づいて自車位置を計算するとともに、計算した自車位置が地図データの道路上にない場合には、自車位置を修正するマップマッチング処理を行う。
経路探索処理部120は、出発地と目的地(あるいは経由地)との間を所定の探索条件にしたがって結ぶ走行経路(誘導経路)を経路探索処理によって求める。経路誘導処理部122は、経路探索処理部120による経路探索処理によって得られた誘導経路を地図上に重ねて表示したり、右左折交差点の拡大図を表示するための誘導経路描画データを作成するとともに、誘導経路に沿って車両の走行を誘導するために必要な交差点案内等の音声信号を生成して出力する。目的地設定部124は、経路探索処理の目的地あるいは経由地を設定する。例えば、目的地設定部124は、利用者によって指定される検索条件を満足する施設を検索して目的地として設定する。
案内タイミング予測部130は、経路誘導の実施中に所定のタイミングで、案内音声を次に出力するまでの時間を予測する。誘導経路が決まれば、自車位置に基づいて、次に音声案内を出力するまでの距離を知ることができる。しかも、車両が走行する道路(誘導経路)はわかっているため、音声案内地点に至る所要時間を計算することが可能となる。なお、車両の走行速度については、道路の種別や幅員などで決まる平均走行速度を用いる場合、現時点までの実際の平均走行速度を用いる場合、VICS(登録商標)センターから送られてくる渋滞情報や規制情報を考慮してこれらの平均走行速度に補正を加える場合、などが考えられる。
上述した案内タイミング予測部130が案内タイミング予測手段に、AV処理部14が楽曲再生手段に、再生順番設定部55が再生順番設定手段に、ハードディスク装置70が再生リスト格納手段にそれぞれ対応する。
本実施形態の車載装置はこのような構成を有しており、次に、「お気に入り」に指定した楽曲や未再生の楽曲を特定の楽曲とし、この特定の楽曲の再生が、ナビゲーション処理部10によって行われる経路誘導の際の案内音声の出力と重ならないように楽曲の再生順番を設定する動作について説明する。
図4は、案内音声の出力タイミングに合わせて特定の楽曲の再生タイミングを設定する動作手順を示す流れ図である。
再生リストを用いた楽曲データの再生が利用者によって指示されると、AV処理部14は、ナビゲーション処理部10による経路誘導中か否かを判定する(ステップ100)。経路誘導中でない場合には否定判断が行われ、再生順番設定部55は、ハードディスク装置70から再生リスト(複数の再生リストがある場合には、利用者によって指定された一の再生リスト)を読み出し(ステップ102)、再生制御部56はAV処理部14を制御してこの再生リストの順番で楽曲の再生を行う(ステップ104)。また、再生制御部56は、楽曲の再生が終了したか否かを判定し(ステップ106)、未終了の場合には否定判断を行い、ステップ104に戻って楽曲再生を継続する。また、楽曲の再生が終了した場合(再生リストの最後の楽曲の再生が終了した場合や、再生の中止が利用者によって指示された場合)には、ステップ106の判定において肯定判断が行われ、一連の楽曲再生動作が終了する。
また、経路誘導中の場合にはステップ100の判定において肯定判断が行われる。次に、再生順番設定部55は、ナビゲーション処理部10の案内タイミング予測部130から案内タイミング(案内音声の出力タイミング)を取得するとともに(ステップ108)、ハードディスク装置70から再生リスト(複数の再生リストがある場合には、利用者によって指定された一の再生リスト)を読み出す(ステップ110)。
次に、再生順番設定部55は、特定の楽曲の再生タイミングが案内タイミングと重複しているか否かを判定する(ステップ112)。重複している場合には肯定判断が行われ、再生順番設定部55は、この特定の楽曲の再生タイミングを後ろに例えば2曲分遅らせる(ステップ114)。なお、実際には2曲分遅らせた後の再生タイミングが別の案内タイミングと重複していないかどうかを確かめ、重複している場合にはさらに2曲分再生順番を遅らせる処理が行われる。
ステップ114において再生順番が変更された後、あるいは、特定の楽曲の再生タイミングが案内タイミングと重複していない場合にはステップ112の判定において否定判断が行われた後、再生制御部56はAV処理部14を制御して、変更した順番(あるいは再生リストの順番)で楽曲の再生を行う(ステップ116)。また、再生制御部56は、楽曲の再生が終了したか否かを判定する(ステップ118)。楽曲の再生が終了した場合には、ステップ118の判定において肯定判断が行われ、一連の楽曲再生動作が終了する。
また、楽曲の再生が未終了の場合にはステップ118の判定において否定判断が行われる。次に、再生制御部56は、案内タイミング到来か否かを判定する(ステップ120)。案内タイミングでない場合には否定判断が行われ、ステップ116に戻って楽曲再生を継続する。
また、案内タイミングが到来した場合にはステップ120の判定において肯定判断が行われる。次に、再生制御部56は、AV処理部14に対して音量低減処理あるいは無音処理を指示する(ステップ122)。このようにして案内音声の出力タイミングに合わせた音量低減処理あるいは無音処理が終了した後、ステップ100に戻って一連の処理が繰り返される。なお、この時点で既に再生リストの読み出しは終了しているため、一連の処理におけるステップ110の動作は省略される。
このように、本実施形態の車載装置では、これから出力されるナビゲーション動作の案内音声の出力タイミングを考慮して再生楽曲の順番が設定されるため、特定の楽曲の再生タイミングが案内音声の出力タイミングと重なることを回避することができ、音量低減や再生中断を伴わずに特定の楽曲の再生を継続して行うことができる。
また、本実施形態では、経路探索処理によって得られた車両の走行経路に沿って発生する車両の走行に関する案内音声の出力タイミングを予測している。このように、走行予定の経路が予め決まっている場合には、次あるいはそれ以後に発生する案内音声の出力タイミングを知ることができるため、特定の楽曲の再生タイミングが案内音声の出力タイミングと重なることを確実に回避することができる。
また、再生リストを用いて楽曲再生を行う場合には、複数の楽曲の再生順番が予め決まっているため、これらの再生順番を変更することにより、特定の楽曲の再生タイミングが案内音声の出力タイミングと重なることを容易に回避することができる。
また、案内タイミングと特定の楽曲の再生タイミングとが重なっている場合に、特定の楽曲の再生順番を複数楽曲分(例えば2曲分)遅らせることにより、案内音声の出力時間が長い場合であっても、特定の楽曲の再生タイミングが案内音声の出力タイミングと重なることを確実に回避することができる。
また、特定の楽曲を、複数の楽曲の中から利用者が選択的に指定した「お気に入り」の楽曲とすることにより、利用者が気に入っている等の理由により予め選択した楽曲を、ナビゲーション動作の案内音声によって邪魔されることなく聴くことが可能となる。あるいは、特定の楽曲を、AV処理部14によって過去に再生が行われていない楽曲とすることにより、新しく取得した楽曲を、ナビゲーション動作の案内音声によって邪魔されることなく聴くことが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、特定の楽曲の再生タイミングを変更することにより、案内音声の出力タイミングと重ならないようにしたが、道路の混雑状況等によっては案内音声を出力する地点に到達するまでの時間が予想以上にかかる場合があり、特定の楽曲の再生タイミングが案内音声の出力タイミングに重なってしまう事態が起こりうる。このような場合には、利用者による再生指示に応じて、案内音声の出力タイミングと再生タイミングが重なった特定の楽曲の再生を最初から繰り返すように楽曲の再生順番を再設定することが望ましい。
図5は、変形例の動作手順を示す流れ図である。図5に示す動作手順は、図4に示した動作手順に対して、ステップ124、126を追加した点が異なっている。以下では、これらの追加されたステップ124、126に着目して説明を行うものとする。
ステップ122において音量低減処理あるいは無音処理が終了した後、あるいはこれらの処理と並行して、再生順番設定部55は、特定の楽曲の再生タイミングが案内タイミングと重複したか否かを判定する(ステップ124)。重複しなかった場合には否定判断が行われ、ステップ100に戻って一連の処理が繰り返される。
また、特定の楽曲の再生タイミングが案内タイミングと重複した場合にはステップ124の判定において肯定判断が行われる。次に、再生順番設定部55は、利用者による再生指示に応じて、特定の楽曲の再生を最初から繰り返すように楽曲の再生順番を再設定する(ステップ126)。例えば、再生順番設定部55は、図6に示す再設定画面を作成して表示装置32に表示し、利用者が操作部20を操作して「始めから再生」を選択した場合には直ちに特定の楽曲の再生を最初から行うように再生順番を設定し、「後で再生(3曲後)」を選択し場合には3曲後に再度この特定の楽曲の再生を行うように再生順番を設定する。その後、ステップ100に戻って一連の処理が繰り返される。これにより、車両の走行状態に応じて案内音声を出力するまでの時間が変化して案内音声の出力タイミングと特定の楽曲の再生タイミングとが重なった場合であっても、特定の楽曲を最初から繰り返し聴取することができる。
また、上述した実施形態では、ハードディスク装置70に楽曲データや再生リストなどを格納したが、USBインタフェース部80を介して接続されたUSBメモリやその他の半導体メモリにこれらのデータを格納しておいて楽曲再生を行うようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、ナビゲーション処理部10内に案内タイミング予測部130を設けたが、案内タイミング予測部130を制御部50内に設けるようにしてもよい。また、少なくとも経路探索や経路誘導の機能を外部のサーバに持たせ、このサーバから次の案内音声の出力地点までの距離(あるいは時間)を取得するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、案内音声の出力タイミングと重ならないように特定の楽曲の再生タイミングを遅らせたが、反対に、特定の楽曲の再生タイミングを案内音声の出力タイミングよりも早くすることにより、特定楽曲の再生タイミングと案内音声の出力タイミングが重ならないようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、車載装置に本発明を適用したが、その他の楽曲再生装置、例えばスマートフォンと称される携帯端末装置で楽曲再生を行う場合などに本発明を適用することができる。
上述したように、本発明によれば、これから出力されるナビゲーション動作の案内音声の出力タイミングを考慮して再生楽曲の順番が設定されるため、特定の楽曲の再生タイミングが案内音声の出力タイミングと重なることを回避することができ、音量低減や再生中断を伴わずに特定の楽曲の再生を継続して行うことができる。
1 車載装置
10 ナビゲーション処理部
12 GPS装置
14 AV処理部
20 操作部
22 入力制御部
30 表示処理部
32 表示装置
50 制御部
51 コンテンツリスト作成部
52 再生リスト作成部
53 お気に入り指定部
54 未再生曲指定部
55 再生順番設定部
56 再生制御部
70 ハードディスク装置(HDD)
130 案内タイミング予測部

Claims (8)

  1. ナビゲーション動作の案内音声の出力タイミングを予測する案内タイミング予測手段と、
    複数の楽曲を所定の順番で再生する楽曲再生手段と、
    前記案内タイミング予測手段によって予測した案内タイミングに応じて、前記複数の楽曲に含まれる特定の楽曲の再生タイミングが前記案内タイミングと重ならないように、前記楽曲再生手段で再生する楽曲の再生順番を設定する再生順番設定手段と、
    を備えることを特徴とする楽曲再生装置。
  2. 請求項1において、
    前記案内タイミング予測手段は、経路探索処理によって得られた車両の走行経路に沿って発生する車両の走行に関する案内音声の出力タイミングを予測することを特徴とする楽曲再生装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記楽曲再生手段によって再生を行う複数の楽曲の再生順番を示す再生リストを格納する再生リスト格納手段をさらに備え、
    前記再生順番設定手段は、前記特定の楽曲の再生タイミングが前記案内タイミングと重なる場合に、前記再生リストで示された前記特定の楽曲の再生順番を遅らせることを特徴とする楽曲再生装置。
  4. 請求項3において、
    前記再生順番設定手段は、前記特定の楽曲の再生順番を複数楽曲分遅らせることを特徴とする楽曲再生装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、
    前記再生順番設定手段は、前記楽曲再生手段による前記特定の楽曲の再生タイミングが前記案内タイミングと重なったときに、利用者による再生指示に応じて、前記特定の楽曲が最初から再生されるように楽曲の再生順番を再設定することを特徴とする楽曲再生装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項において、
    前記特定の楽曲は、前記複数の楽曲の中から利用者が選択的に指定した楽曲であることを特徴とする楽曲再生装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項において、
    前記特定の楽曲は、前記複数の楽曲の中で、前記楽曲再生手段によって過去に再生が行われていない楽曲であることを特徴とする楽曲再生装置。
  8. ナビゲーション動作の案内音声の出力タイミングを案内タイミング予測手段によって予測する案内タイミング予測ステップと、
    複数の楽曲を所定の順番で楽曲再生手段によって再生する楽曲再生ステップと、
    前記案内タイミング予測手段によって予測した案内タイミングに応じて、前記複数の楽曲に含まれる特定の楽曲の再生タイミングが前記案内タイミングと重ならないように、前記楽曲再生手段で再生する楽曲の再生順番を再生順番設定手段によって設定する再生順番設定ステップと、
    を有することを特徴とする楽曲再生方法。
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