JP2015059496A - 回転斜板式プランジャポンプ - Google Patents

回転斜板式プランジャポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP2015059496A
JP2015059496A JP2013193399A JP2013193399A JP2015059496A JP 2015059496 A JP2015059496 A JP 2015059496A JP 2013193399 A JP2013193399 A JP 2013193399A JP 2013193399 A JP2013193399 A JP 2013193399A JP 2015059496 A JP2015059496 A JP 2015059496A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
swash plate
pump
shaft
liquid
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013193399A
Other languages
English (en)
Inventor
崎元 克紀
Katsunori Sakimoto
克紀 崎元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2013193399A priority Critical patent/JP2015059496A/ja
Publication of JP2015059496A publication Critical patent/JP2015059496A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

【課題】より小型かつ低コストを実現する回転斜板式プランジャポンプを提供することを目的とする。
【解決手段】外部に開口して形成された第一ポート40aと連通する液室と、液室11内に配置され、回転可能に支持されるシャフト21と、シャフト21の軸線21aに垂直な面に対して傾斜するようにシャフト21に固定された円盤状の斜板22aと、斜板22aの外周に固定され、電動モータのロータ20を構成するマグネット23と、ステータ30と、液室11に向けて開口する複数のシリンダ72と、シリンダ72に嵌合し、一端にて斜板22aに当接し、他端にてシリンダ72内にポンプ室74を画成するプランジャ90と、を備え、ポンプ室74と液室11とを流入弁80および吐出弁60の一方を介して連通し、ポンプ室74と外部に開口して形成された第二ポート40bとを流入弁80および吐出弁60の他方を介して連通する、回転斜板式プランジャポンプ1。
【選択図】 図1

Description

本発明は、回転斜板式プランジャポンプに関する。
例えば、特許文献1には、回転することによりプランジャを押圧する斜板と電動モータのロータとを別体とし、かつ、シャフトの軸線方向に隔ててシャフトに固定する回転斜板式プランジャポンプが開示されている。
特開2011−226449号公報
しかしながら、特許文献1に示されている回転斜板式プランジャポンプにおいては、斜板とロータとを別体とし、かつシャフトの軸線方向に隔ててシャフトに固定しているため、シャフトが長くなる傾向にある。これにより、ポンプ全体がシャフトの軸線方向に大きくなり、ポンプ全体が大きくなるとコスト面に影響を及ぼす。また、シャフトが長くなることにより、寸法精度および強度の確保が困難となる。そして、シャフトの強度を確保するために、シャフトの軸径を太くすることや、材質を変更することは、さらにコスト面に影響を及ぼす。
本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、より小型かつ低コストを実現する回転斜板式プランジャポンプを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係回転斜板式プランジャポンプは、ハウジングに外部に開口して形成された第一ポートと連通する液室と、液室内に配置され、ハウジングに回転可能に支持されるシャフトと、液室内に収納され、シャフトの軸線に垂直な面に対して傾斜するようにシャフトに固定された円盤状の斜板と、斜板の外周に固定され、電動モータのロータを構成するマグネットと、マグネットに対向してハウジングに配置されたコアおよびコアを磁化させるコイルを有する電動モータのステータと、ハウジング内にシャフトの軸線方向に形成され、液室に向けて開口する複数のシリンダと、シリンダに嵌合し、一端にて斜板に当接し、他端にてシリンダ内にポンプ室を画成する複数のプランジャと、を備え、ポンプ室と液室とを流入弁および吐出弁の一方を介して連通し、ポンプ室とハウジングに外部に開口して形成された第二ポートとを流入弁および吐出弁の他方を介して連通する。
これによれば、ロータと斜板とを一体化しているため、シャフトの軸線方向の長さをより短くすることができる。よって、ポンプ全体の大きさをより小さくすることができる。また、液室内にて液体がロータにより撹拌された後に液室から導出されるため、液体が冷媒として作用し、電動モータおよび軸受の発熱を抑制することができる。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る回転斜板式プランジャポンプにおいて、ポンプ室と液室とを、流入弁を介してシリンダよりシャフトの軸線側で連通し、第一ポートから液体を吸入し、第二ポートから液体を吐出する。
これによれば、ポンプ室と液室とを連通する流路をシリンダよりシャフトの軸線側に配置するため、ハウジング内のスペースを有効活用できる。よって、ポンプ全体をより小さくすることができる。
また、請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に係る回転斜板式プランジャポンプにおいて、シャフトを回転可能に支持する複数の軸受を有し、複数の軸受の間に斜板を配置する。
これによれば、斜板を挟むように複数の軸受でシャフトを支持しているため、斜板がプランジャを押圧するときに発生するシャフトの傾きをより抑制することができる。
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3に係る回転斜板式プランジャポンプにおいて、マグネットは、プラスチックマグネットである。
これによれば、マグネットの形状を自由に設定できるため、ロータの部品点数をより少なくすることができ、また、ロータの組み付けをより容易にすることもできる。
本発明による回転斜板式プランジャポンプの第一実施形態の構成を示す断面図である。 図1に示すホルダの形状を示す平面図である。 図1に示すホルダの形状を示す側面図である。 図1に示すマグネットの形状を示す平面図である。 図1に示す4−4線に沿った回転斜板式プランジャポンプの断面図である。 本発明による回転斜板式プランジャポンプの第二実施形態の構成を示す断面図である。
本発明に係る回転斜板式プランジャポンプ1における第一実施形態について、図面を参照しながら説明する。回転斜板式プランジャポンプ1は、例えば、内燃機関の冷却用オイルを循環させるポンプや、車両用の油圧ポンプ等に用いられるものである。図1に示すように、本実施形態における回転斜板式プランジャポンプ1は、電動モータ部2およびポンプ部3を備えている。
電動モータ部2は、モータハウジング10(特許請求の範囲のハウジングに相当)、ロータ20およびステータ30を備えている。モータハウジング10は、液室11および軸受12を備えている。液体Lは、例えば内燃機関の冷却用オイルである。液室11は、本実施形態において、モータハウジング10の内側に、円柱状に形成されている。また、軸受12は、ロータ20を回転可能に支持するものであり、例えば、すべり軸受または玉軸受によって構成されている。
ロータ20は、液室11内に配置され、電動モータの回転子を構成するものである。ロータ20は、シャフト21、ホルダ22およびマグネット23を備えている。シャフト21は、モータハウジング10に回転可能に支持されるものである。シャフト21は、具体的には、軸受12によってモータハウジング10に回転可能に支持されている。
ホルダ22は、図2および図3に示すように、シャフト21の軸線21a方向に円筒状に形成され、内側に斜板22aを有している。斜板22aは、シャフト21の軸線21aに垂直な面に対して傾斜するようにシャフト21に固定された円盤状のものである。すなわち、斜板22aは、ロータ20に一体に構成されている。斜板22aは、例えばスプライン結合によりシャフト21に、シャフト21に対して回転不能に固定されている。
マグネット23は、図1および図4に示すように、シャフト21の軸線21a方向に円筒状に形成され、ホルダ22の外周に、すなわち斜板22aの外周に固定されている。本実施形態において、マグネット23は、プラスチックマグネット(例えば、フェライト系プラスチックマグネット)である。プラスチックマグネットは、マグネット原料に樹脂材料を混合し、射出成形により形成されるものである。そして、マグネット23は、軸線21aの周方向に多極着磁されている。マグネット23は、例えば、インサート成形によってホルダ22に固定される。図4に示す凸部23a〜23dは、図2に示すホルダ22に形成された凹部22b〜22eに嵌合し、シャフト21の周方向にホルダ22とマグネット23とを回転不能にするものである。
ステータ30は、コア31およびコイル32を備えている。コア31は、マグネット23に対向してモータハウジング10に配置される。具体的には、コア31における軸線21a方向の寸法が、マグネット23における軸線21a方向の寸法よりも大きくなるように形成され、コア31がマグネット23の外周面の全領域に対向するように配置されている。コア31は、本実施形態において、複数の電磁鋼板が重ねられることにより構成される積層鋼板である。
コイル32は、コア31に設けられ、通電されることによりコア31を磁化させるものである。コイル32は、コア31の周方向に複数個ならべて配置され、複数の相を有する。そして、後述する制御装置Sからの制御信号により、励磁されるコイル32の相が切り替えられる。これにより、ロータ20を回転させる回転磁界が発生する。
ポンプ部3は、ポンプハウジング40(特許請求の範囲のハウジングに相当)、底板50、複数の吐出弁60、シリンダブロック70、複数の流入弁80および複数のプランジャ90を備えている。ポンプハウジング40は、モータハウジング10に、例えば螺子による締結によって固定され、液体Lの漏洩を防ぐOリング41を備えている。また、ポンプハウジング40は、ポンプハウジング40に外部に開口して形成された第一ポート40aおよび第二ポート40bならびに有底の凹部40cが形成されている。本実施形態において、凹部40cは、円柱状に形成されている。また、凹部40cの側面およびシリンダブロック70の側面によって、第一ポート40aと液室11とを連通する流路40dが形成されている。流路40dを介して、液室11が第一ポート40aと連通する。また、本実施形態において、ポンプ1は、第一ポート40aを介して外部から液体Lを吸入し、第二ポート40bを介して外部へ液体Lを吐出する。
底板50は、凹部40cの底面40eに、例えば圧入により、密着した状態で当接するようにハウジング40に対して回転不能に固定され、円板状に形成されるものである。底板50は、底板50を軸線21a方向に貫通する複数の流路51を有している。また、底板50の第二ポート40b側の面および凹部40cの底面40eに形成された溝形状によって、第二ポート40bと流路51とを連通する流路40fが形成されている。
各吐出弁60は、流路40f内に配置され、流路51をそれぞれ開閉するものである。吐出弁60は、流路51の直径より大きい直径を有する球状に形成されている。また、ポンプ部3は、複数のスプリング61をさらに備えている。そして、吐出弁60は、スプリング61により、底板50側に付勢されている。これにより、吐出弁60が流路51の端部に密着し、吐出弁60が流路51を閉状態とする。
シリンダブロック70は、ポンプハウジング40に固定され、斜板22aに対向する一端面70aおよび一端面70aから離間して形成された他端面70bを有している。シリンダブロック70は、他端面70bを底板50の液室11側の面に密着した状態で接するように凹部40cに、例えば圧入によりポンプハウジング40に対し回転不能に固定され、例えば円柱状に形成されている。
また、シリンダブロック70は、軸受71および複数のシリンダ72を備えている。軸受71は、一端面70a側に配置され、シャフト21を回転可能に支持するものである。すなわち、ポンプ1は、シャフト21を回転自在に支持する複数の軸受12,71を有し、複数の軸受12,71の間に斜板22aを配置する。軸受71は、例えば、すべり軸受または玉軸受によって構成されている。
各シリンダ72は、シリンダブロック70内にシャフト21の軸線21a方向に形成され、液室11に向けて開口するものである。本実施形態において、シリンダ72は、シリンダブロック70を貫通するように、円筒状に形成されている。すなわち、シリンダ72における一端面70a側の開口部は液室11に対向する。一方、シリンダ72における他端面70b側の開口部は、流路51に対向するように形成されている。
また、シリンダブロック70および底板50によって、複数の流路73が形成されている。各流路73は、液室11とシリンダ72とを連通するものである。本実施形態において、流路73は、シリンダブロック70内に各シリンダ72より軸線21a側に形成された円筒部73a,73bおよび他端面70bに形成された溝73c並びに底板50の液室11側の面により構成されている。また、円筒部73aの直径は、円筒部73b円筒部より小さく形成されている。
各流入弁80は、流路73内に配置され、流路73をそれぞれ開閉するものである。本実施形態において、流入弁80は、円筒部73bに配置され、円筒部73aの直径より大きい直径を有する球状に形成されている。また、ポンプ部3は、複数のスプリング81をさらに備えている。そして、流入弁80は、スプリング81により、斜板22a側に付勢されている。これにより、流入弁80が円筒部73aの端部に密着し、流入弁80が流路73を閉状態とする。
各プランジャ90は、シリンダ72に嵌合し、一端90aにて斜板22aに当接するものである。本実施形態において、プランジャ90は、シリンダ72に斜板22a側から挿入され、プランジャ90の側面がシリンダ72の内周面に対して密着かつ摺動可能に形成されている。また、プランジャ90は、斜板22aに対して摺動可能に当接するように構成されている。本実施形態において、プランジャ90における斜板22a側の一端90aは、球状に形成されている。そして、プランジャ90は、ポンプ部3がさらに備える複数のスプリング91により、斜板22a側に付勢されている。これにより、プランジャ90の一端90aが斜板22aに摺動可能に当接する。
さらに、プランジャ90は、他端90bにてシリンダ72内にポンプ室74を画成するものである。ポンプ室74は、液体Lの圧力を高め、液体Lを移送するポンプを構成するものである。すなわち、ポンプ室74に流入する液体Lがポンプ室74にて圧縮され、液体Lの圧力が高められた後に、ポンプ室74から吐出される。本実施形態において、ポンプ室74は、シリンダ72内において、プランジャ90の他端90bと底板50との間に形成される。そして、流路51および流路73がポンプ室74に連通する。すなわち、ポンプ1は、ポンプ室74と液室11とを流入弁80を介して連通し、ポンプ室74と第二ポート40bとを吐出弁60を介して連通する。また、ポンプ1は、ポンプ室74と液室11とを、流入弁80を介してシリンダ72よりシャフト21の軸線21a側で流路73を介して連通する。
また、図5に示すように、本実施形態において、流路51、シリンダ72、流路73、ポンプ室74、およびプランジャ90は、軸線21aの周方向に各3個ずつ均等に配置されている。よって、吐出弁60、スプリング61、流入弁80、スプリング81およびスプリング91も同様に、軸線21aの周方向に各3個ずつ均等に配置されている。
また、ポンプ1は、直流電圧変換器としてのコンバータC(図示せず)に電気的に接続されている。そして、コンバータCは、ポンプ1を制御する制御装置S(図示せず)に電気的に接続されている。制御装置Sは、液体Lの吐出量を所定の吐出量にするように、ロータ20を所定回転数にて駆動または停止するように制御する。具体的には、制御装置Sは、コンバータCに制御指令を送信し、ステータ30に所定の直流電圧を供給または供給を停止するように制御する。
次に、ポンプ1における作動について説明する。ポンプ1が作動していない状態においては、吐出弁60および流入弁80はスプリング61,81により、流路51,73を閉じている状態である。そして、第一ポート40aは、液体Lが貯留されている図示しないタンクに図示しない管によって接続されている。
制御装置Sからの制御信号によって、コンバータCから所定電圧がステータ30に供給されることにより、液室11内に回転磁界が発生する。これにより、ロータ20が所定回転数にて回転し、斜板22aが回転駆動する。斜板22aの回転駆動により、斜板22aが各プランジャ90を周期的にシリンダブロック70側に押し下げる。一方、各スプリング91が各プランジャ90を押し上げる方向に付勢しているため、各プランジャ90が往復運動する。各プランジャ90が往復運動することにより、各ポンプ室74が周期的に膨張と圧縮とを繰り返す。
ここで、ポンプ室74が膨張するときに、ポンプ室74に負圧が発生する。そして、ポンプ室74に発生する負圧と液室11内の圧力の差によって生じる荷重が流入弁80に作用し、流入弁80がスプリング81の付勢力に抗して底板50側に移動する。これにより、流路73が開かれた状態になるため、液室11とポンプ室74が連通する。そして、外部から第一ポート40a、流路40d、液室11および流路73を介して、液体Lがポンプ室74に流入する。なお、ポンプ室74が膨張する場合は、吐出弁60は底板50側に付勢されているため作動せず、流路51を閉じた状態が保たれることにより、液体Lの逆流を防止する。
また、液体Lが液室11を介してポンプ室74に流入するため、液室11内において、液体Lがロータ20によって撹拌される。これにより、斜板22aにおけるプランジャ90との摺動面および軸受12,71が潤滑される。また、ロータ20とステータ30との間に液体Lが流通する。
一方、ポンプ室74が圧縮するときに、ポンプ室74に流入した液体Lが加圧される。そして液体Lの圧力と流路40fの圧力の差によって生じる荷重が吐出弁60に作用し、吐出弁60がスプリング61の付勢力に抗して第二ポート40b側に移動する。これにより、流路51が開かれた状態になるため、ポンプ室74と流路40fが連通する。そして、ポンプ室74から流路51、流路40fおよび第二ポート40bを介して、外部へ液体Lが吐出する。なお、ポンプ室74が圧縮する場合は、吐出弁60は、斜板22a側に付勢されているため作動せず、流路73を閉じた状態が保たれることにより、液体Lの逆流を防止する。そして、プランジャ90の往復運動の周期に合わせ、ポンプ室74が圧縮されるため、ポンプ室74から液体Lが周期的に吐出する。
ここで、斜板22aが所定回転数にて回転し、かつ3個のプランジャ90が軸線21aの周方向に均等に配置されているため、各プランジャ90の往復運動の周期に一定のずれが、各プランジャ90の間に等しく生じる。これにより、各ポンプ室74から各流路51に液体Lを吐出する周期に一定のずれが、各ポンプ室74の間に等しく生じるため、第二ポート40bから外部へ液体Lが脈動の少ない状態で一定の吐出量にて吐出する。なお、液体Lの吐出量は、ロータ20の回転数、ポンプ室74における体積の変化量および各流路面積等によって定まる。
本実施形態によれば、ポンプ1は、ロータ20と斜板22aとを一体化しているため、シャフト21の軸線21a方向の長さをより短くすることができる。よって、ポンプ全体の大きさをより小さくすることができ、シャフト21の強度および寸法精度をより容易に確保することができる。したがって、ポンプ1をより低コストにすることができる。また、液体Lが液室11内でロータ20により撹拌された後に液室11から導出されるため、液体Lが冷媒として作用し、電動モータ部2および軸受12、71の発熱を抑制することができる。そして、斜板22aにおける各プランジャ90との摺動面および軸受12,71を液体Lによって潤滑することができる。
また、ポンプ室74と液室11とを連通する各流路73をシリンダ72よりシャフト21の軸線21a側に配置するため、ポンプハウジング40内のスペースを有効活用できる。よって、ポンプ全体をより小さくすることができる。
また、各プランジャ90が、軸線21aから半径方向に離間した位置にて斜板22aを押圧しているため、シャフト21に傾きを生じさせるモーメントが発生する。しかし、ロータ20および斜板22aを挟むように軸受12、71でシャフト21を支持しているため、斜板22aが各プランジャ90を押圧するとき、および、斜板22aが各プランジャ90によって押圧されるときに発生するシャフト21の傾きをより抑制することができる。よって、シャフト21の精度をより容易に確保することができる。
また、マグネット23は、プラスチックマグネットであるため、マグネット23の形状を自由に設定できる。よって、ロータ20の部品点数をより少なくすることができ、また、ロータ20の組み付けをより容易にすることもできる。よって、ポンプ1をより低コストにすることができる。
次に、本発明に係る回転斜板式プランジャポンプ1の第二実施形態について図6を参照しながら説明する。第一実施形態において、ポンプ1は、液体Lを第一ポート40aから流入し、第二ポート40bから吐出していたが、これに代えて、液体Lを第二ポート40bから流入し、第一ポート40aから流入するようにしても良い。この場合、弁60,80を図6に示すように、シャフト21の軸線21a方向において、第一実施形態とは反対方向に各スプリング61,81によって付勢するように底板50、各吐出弁60、軸受71、各流路73および各流入弁80を構成すると良い。具体的には、底板50に流入弁80およびスプリング81を配置するように底板50を形成する。また、流路73において、円筒部73aを円筒部73bよりも直径を大きくするように形成し、円筒部73aに吐出弁60およびスプリング61を配置する。そして、軸受71は、スプリング81を保持するように形成し、流路73と液室11とを連通する貫通穴71aを形成すると良い。すなわち、ポンプ1は、ポンプ室74と液室11とを吐出弁60を介して連通し、ポンプ室74と第二ポート40bとを流入弁80を介して連通する。
なお、本発明による回転斜板式プランジャポンプ1の他の実施形態として、各実施形態がマグネット23をプラスチックマグネットにて構成していたが、これに代えて、複数の磁石をホルダ22の周方向に配置しても良い。この場合、ホルダ22の周方向において、マグネットの磁極を交互に配置するようにすると良い。
また、各実施形態において、流路51、吐出弁60、スプリング61,シリンダ72、流路73、ポンプ室74、流入弁80、スプリング81、プランジャ90およびスプリング91は、シャフト21の軸線21aの周方向に各3個ずつ均等に配置されているが、各3個以外の個数としても良い。この場合、液体Lの吐出する際に生じる脈動を小さくするために、奇数個かつ多数個とすると良い。
また、第一実施形態において、シャフト21は、軸受12,71によって支持されているが、これに代えて、軸受12のみによってシャフト21を支持するようにしても良い。
1…回転斜板式プランジャポンプ、2…電動モータ部、3…ポンプ部、10…モータハウジング(ハウジング)、11…液室、12…軸受、20…ロータ、21…シャフト、21a…軸線、22…ホルダ、22a…斜板、23…マグネット、30…ステータ、31…コア、32…コイル、40…ポンプハウジング(ハウジング)、40a…第一ポート、40b…第二ポート、40f…流路、50…底板、60…吐出弁、70…シリンダブロック、72…シリンダ、73…流路、74…ポンプ室、80…流入弁、90…プランジャ、90a…一端、90b…他端、L…液体。

Claims (4)

  1. ハウジングに外部に開口して形成された第一ポートと連通する液室と、
    前記液室内に配置され、前記ハウジングに回転可能に支持されるシャフトと、
    前記液室内に収納され、前記シャフトの軸線に垂直な面に対して傾斜するように前記シャフトに固定された円盤状の斜板と、
    前記斜板の外周に固定され、電動モータのロータを構成するマグネットと、
    前記マグネットに対向して前記ハウジングに配置されたコアおよび前記コアを磁化させるコイルを有する前記電動モータのステータと、
    前記ハウジング内に前記シャフトの軸線方向に形成され、前記液室に向けて開口する複数のシリンダと、
    前記シリンダに嵌合し、一端にて前記斜板に当接し、他端にて前記シリンダ内にポンプ室を画成する複数のプランジャと、を備え、
    前記ポンプ室と前記液室とを流入弁および吐出弁の一方を介して連通し、前記ポンプ室と前記ハウジングに外部に開口して形成された第二ポートとを前記流入弁および前記吐出弁の他方を介して連通する回転斜板式プランジャポンプ。
  2. 前記ポンプ室と前記液室とを、前記流入弁を介して前記シリンダより前記シャフトの前記軸線側で連通し、
    前記第一ポートから前記液体を吸入し、前記第二ポートから前記液体を吐出する、請求項1の回転斜板式プランジャポンプ。
  3. 前記シャフトを回転可能に支持する複数の軸受を有し、前記複数の軸受の間に前記斜板を配置する請求項1または請求項2の回転斜板式プランジャポンプ。
  4. 前記マグネットは、プラスチックマグネットである、請求項1乃至請求項3の何れか一項の回転斜板式プランジャポンプ。
JP2013193399A 2013-09-18 2013-09-18 回転斜板式プランジャポンプ Pending JP2015059496A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013193399A JP2015059496A (ja) 2013-09-18 2013-09-18 回転斜板式プランジャポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013193399A JP2015059496A (ja) 2013-09-18 2013-09-18 回転斜板式プランジャポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015059496A true JP2015059496A (ja) 2015-03-30

Family

ID=52817225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013193399A Pending JP2015059496A (ja) 2013-09-18 2013-09-18 回転斜板式プランジャポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015059496A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107989579A (zh) * 2017-12-27 2018-05-04 宁波合力机泵股份有限公司 一种潜井式多缸立式柱塞抽油泵动力端
CN109185093A (zh) * 2018-10-30 2019-01-11 郑州黄河众工机电科技有限公司 一种柱塞泵及组合泵
CN110645161A (zh) * 2019-09-17 2020-01-03 北京航空航天大学 机载微型高压压缩机

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01111184U (ja) * 1988-01-21 1989-07-26
JP2003232277A (ja) * 2002-02-12 2003-08-22 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd 建設機械の動力源
JP2007116767A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Denso Corp 燃料ポンプ
JP2010001766A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Mitsubishi Electric Corp 燃料供給装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01111184U (ja) * 1988-01-21 1989-07-26
JP2003232277A (ja) * 2002-02-12 2003-08-22 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd 建設機械の動力源
JP2007116767A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Denso Corp 燃料ポンプ
JP2010001766A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Mitsubishi Electric Corp 燃料供給装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107989579A (zh) * 2017-12-27 2018-05-04 宁波合力机泵股份有限公司 一种潜井式多缸立式柱塞抽油泵动力端
CN109185093A (zh) * 2018-10-30 2019-01-11 郑州黄河众工机电科技有限公司 一种柱塞泵及组合泵
CN109185093B (zh) * 2018-10-30 2024-02-20 郑州黄河众工机电科技有限公司 一种柱塞泵及组合泵
CN110645161A (zh) * 2019-09-17 2020-01-03 北京航空航天大学 机载微型高压压缩机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100865196B1 (ko) 모터 일체형 내접 기어식 펌프 및 전자 기기
US20110220230A1 (en) Fluid distribution valve
CN107923389B (zh) 电动泵及其制造方法
JPWO2014119594A1 (ja) 容量制御弁
CN103967739B (zh) 一种电磁柱塞泵
JP2014117149A (ja) リニアドライブ装置ならびにピストンポンプ装置
US9404492B2 (en) Pump device having a micro pump and bearing member for a micro pump
JP2015059496A (ja) 回転斜板式プランジャポンプ
CN111520322B (zh) 内齿轮泵
EP2376782B1 (en) Reciprocating compressor and refrigerating machine having the same
WO2014080691A1 (ja) 流体圧ポンプ
JP2013108483A (ja) バルブタイミング調整装置
WO2007074638A1 (ja) 圧縮機
JP2015059498A (ja) 回転斜板式プランジャポンプ
JP5116796B2 (ja) 燃料供給装置
JP4896201B2 (ja) 燃料供給装置
US10443584B2 (en) Fluid pressure pump and fluid pressure system
CN103827498A (zh) 压缩机
JP2013238132A (ja) 圧縮機
JP5993219B2 (ja) ペンデュラムスライダーポンプおよびペンデュラムスライダーポンプの使用方法
JP2012151930A (ja) モータの冷却装置
JP2010209903A (ja) ロータリーカム式往復移動体及びこれを用いたポンプ
JP2015059497A (ja) 回転斜板式プランジャポンプ
US10240589B2 (en) Plunger electric fuel pump
CN220622082U (zh) 一种电动柱塞泵

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170425

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170623

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20171205