JP2015059496A - Rotary swash plate type plunger pump - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、回転斜板式プランジャポンプに関する。 The present invention relates to a rotary swash plate type plunger pump.
例えば、特許文献1には、回転することによりプランジャを押圧する斜板と電動モータのロータとを別体とし、かつ、シャフトの軸線方向に隔ててシャフトに固定する回転斜板式プランジャポンプが開示されている。
For example,
しかしながら、特許文献1に示されている回転斜板式プランジャポンプにおいては、斜板とロータとを別体とし、かつシャフトの軸線方向に隔ててシャフトに固定しているため、シャフトが長くなる傾向にある。これにより、ポンプ全体がシャフトの軸線方向に大きくなり、ポンプ全体が大きくなるとコスト面に影響を及ぼす。また、シャフトが長くなることにより、寸法精度および強度の確保が困難となる。そして、シャフトの強度を確保するために、シャフトの軸径を太くすることや、材質を変更することは、さらにコスト面に影響を及ぼす。
However, in the rotary swash plate type plunger pump shown in
本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、より小型かつ低コストを実現する回転斜板式プランジャポンプを提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a rotary swash plate type plunger pump that realizes smaller size and lower cost.
上記の課題を解決するため、請求項1に係回転斜板式プランジャポンプは、ハウジングに外部に開口して形成された第一ポートと連通する液室と、液室内に配置され、ハウジングに回転可能に支持されるシャフトと、液室内に収納され、シャフトの軸線に垂直な面に対して傾斜するようにシャフトに固定された円盤状の斜板と、斜板の外周に固定され、電動モータのロータを構成するマグネットと、マグネットに対向してハウジングに配置されたコアおよびコアを磁化させるコイルを有する電動モータのステータと、ハウジング内にシャフトの軸線方向に形成され、液室に向けて開口する複数のシリンダと、シリンダに嵌合し、一端にて斜板に当接し、他端にてシリンダ内にポンプ室を画成する複数のプランジャと、を備え、ポンプ室と液室とを流入弁および吐出弁の一方を介して連通し、ポンプ室とハウジングに外部に開口して形成された第二ポートとを流入弁および吐出弁の他方を介して連通する。
In order to solve the above problems, the rotary swash plate plunger pump according to
これによれば、ロータと斜板とを一体化しているため、シャフトの軸線方向の長さをより短くすることができる。よって、ポンプ全体の大きさをより小さくすることができる。また、液室内にて液体がロータにより撹拌された後に液室から導出されるため、液体が冷媒として作用し、電動モータおよび軸受の発熱を抑制することができる。 According to this, since the rotor and the swash plate are integrated, the length of the shaft in the axial direction can be further shortened. Therefore, the size of the entire pump can be further reduced. Further, since the liquid is agitated by the rotor in the liquid chamber and then led out from the liquid chamber, the liquid acts as a refrigerant, and heat generation of the electric motor and the bearing can be suppressed.
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る回転斜板式プランジャポンプにおいて、ポンプ室と液室とを、流入弁を介してシリンダよりシャフトの軸線側で連通し、第一ポートから液体を吸入し、第二ポートから液体を吐出する。
これによれば、ポンプ室と液室とを連通する流路をシリンダよりシャフトの軸線側に配置するため、ハウジング内のスペースを有効活用できる。よって、ポンプ全体をより小さくすることができる。
According to a second aspect of the present invention, in the rotary swash plate plunger pump according to the first aspect, the pump chamber and the liquid chamber communicate with each other on the shaft axis side from the cylinder via the inflow valve, and the liquid is supplied from the first port. And injects liquid from the second port.
According to this, since the flow path connecting the pump chamber and the liquid chamber is disposed on the shaft axis side from the cylinder, the space in the housing can be effectively used. Therefore, the whole pump can be made smaller.
また、請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に係る回転斜板式プランジャポンプにおいて、シャフトを回転可能に支持する複数の軸受を有し、複数の軸受の間に斜板を配置する。
これによれば、斜板を挟むように複数の軸受でシャフトを支持しているため、斜板がプランジャを押圧するときに発生するシャフトの傾きをより抑制することができる。
The invention according to
According to this, since the shaft is supported by the plurality of bearings so as to sandwich the swash plate, the tilt of the shaft that occurs when the swash plate presses the plunger can be further suppressed.
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3に係る回転斜板式プランジャポンプにおいて、マグネットは、プラスチックマグネットである。
これによれば、マグネットの形状を自由に設定できるため、ロータの部品点数をより少なくすることができ、また、ロータの組み付けをより容易にすることもできる。
According to a fourth aspect of the present invention, in the rotary swash plate type plunger pump according to the first to third aspects, the magnet is a plastic magnet.
According to this, since the shape of the magnet can be freely set, the number of parts of the rotor can be further reduced, and the assembly of the rotor can be facilitated.
本発明に係る回転斜板式プランジャポンプ1における第一実施形態について、図面を参照しながら説明する。回転斜板式プランジャポンプ1は、例えば、内燃機関の冷却用オイルを循環させるポンプや、車両用の油圧ポンプ等に用いられるものである。図1に示すように、本実施形態における回転斜板式プランジャポンプ1は、電動モータ部2およびポンプ部3を備えている。
A first embodiment of a rotary swash
電動モータ部2は、モータハウジング10(特許請求の範囲のハウジングに相当)、ロータ20およびステータ30を備えている。モータハウジング10は、液室11および軸受12を備えている。液体Lは、例えば内燃機関の冷却用オイルである。液室11は、本実施形態において、モータハウジング10の内側に、円柱状に形成されている。また、軸受12は、ロータ20を回転可能に支持するものであり、例えば、すべり軸受または玉軸受によって構成されている。
The
ロータ20は、液室11内に配置され、電動モータの回転子を構成するものである。ロータ20は、シャフト21、ホルダ22およびマグネット23を備えている。シャフト21は、モータハウジング10に回転可能に支持されるものである。シャフト21は、具体的には、軸受12によってモータハウジング10に回転可能に支持されている。
The
ホルダ22は、図2および図3に示すように、シャフト21の軸線21a方向に円筒状に形成され、内側に斜板22aを有している。斜板22aは、シャフト21の軸線21aに垂直な面に対して傾斜するようにシャフト21に固定された円盤状のものである。すなわち、斜板22aは、ロータ20に一体に構成されている。斜板22aは、例えばスプライン結合によりシャフト21に、シャフト21に対して回転不能に固定されている。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
マグネット23は、図1および図4に示すように、シャフト21の軸線21a方向に円筒状に形成され、ホルダ22の外周に、すなわち斜板22aの外周に固定されている。本実施形態において、マグネット23は、プラスチックマグネット(例えば、フェライト系プラスチックマグネット)である。プラスチックマグネットは、マグネット原料に樹脂材料を混合し、射出成形により形成されるものである。そして、マグネット23は、軸線21aの周方向に多極着磁されている。マグネット23は、例えば、インサート成形によってホルダ22に固定される。図4に示す凸部23a〜23dは、図2に示すホルダ22に形成された凹部22b〜22eに嵌合し、シャフト21の周方向にホルダ22とマグネット23とを回転不能にするものである。
As shown in FIGS. 1 and 4, the
ステータ30は、コア31およびコイル32を備えている。コア31は、マグネット23に対向してモータハウジング10に配置される。具体的には、コア31における軸線21a方向の寸法が、マグネット23における軸線21a方向の寸法よりも大きくなるように形成され、コア31がマグネット23の外周面の全領域に対向するように配置されている。コア31は、本実施形態において、複数の電磁鋼板が重ねられることにより構成される積層鋼板である。
The
コイル32は、コア31に設けられ、通電されることによりコア31を磁化させるものである。コイル32は、コア31の周方向に複数個ならべて配置され、複数の相を有する。そして、後述する制御装置Sからの制御信号により、励磁されるコイル32の相が切り替えられる。これにより、ロータ20を回転させる回転磁界が発生する。
The
ポンプ部3は、ポンプハウジング40(特許請求の範囲のハウジングに相当)、底板50、複数の吐出弁60、シリンダブロック70、複数の流入弁80および複数のプランジャ90を備えている。ポンプハウジング40は、モータハウジング10に、例えば螺子による締結によって固定され、液体Lの漏洩を防ぐOリング41を備えている。また、ポンプハウジング40は、ポンプハウジング40に外部に開口して形成された第一ポート40aおよび第二ポート40bならびに有底の凹部40cが形成されている。本実施形態において、凹部40cは、円柱状に形成されている。また、凹部40cの側面およびシリンダブロック70の側面によって、第一ポート40aと液室11とを連通する流路40dが形成されている。流路40dを介して、液室11が第一ポート40aと連通する。また、本実施形態において、ポンプ1は、第一ポート40aを介して外部から液体Lを吸入し、第二ポート40bを介して外部へ液体Lを吐出する。
The
底板50は、凹部40cの底面40eに、例えば圧入により、密着した状態で当接するようにハウジング40に対して回転不能に固定され、円板状に形成されるものである。底板50は、底板50を軸線21a方向に貫通する複数の流路51を有している。また、底板50の第二ポート40b側の面および凹部40cの底面40eに形成された溝形状によって、第二ポート40bと流路51とを連通する流路40fが形成されている。
The
各吐出弁60は、流路40f内に配置され、流路51をそれぞれ開閉するものである。吐出弁60は、流路51の直径より大きい直径を有する球状に形成されている。また、ポンプ部3は、複数のスプリング61をさらに備えている。そして、吐出弁60は、スプリング61により、底板50側に付勢されている。これにより、吐出弁60が流路51の端部に密着し、吐出弁60が流路51を閉状態とする。
Each
シリンダブロック70は、ポンプハウジング40に固定され、斜板22aに対向する一端面70aおよび一端面70aから離間して形成された他端面70bを有している。シリンダブロック70は、他端面70bを底板50の液室11側の面に密着した状態で接するように凹部40cに、例えば圧入によりポンプハウジング40に対し回転不能に固定され、例えば円柱状に形成されている。
The
また、シリンダブロック70は、軸受71および複数のシリンダ72を備えている。軸受71は、一端面70a側に配置され、シャフト21を回転可能に支持するものである。すなわち、ポンプ1は、シャフト21を回転自在に支持する複数の軸受12,71を有し、複数の軸受12,71の間に斜板22aを配置する。軸受71は、例えば、すべり軸受または玉軸受によって構成されている。
The
各シリンダ72は、シリンダブロック70内にシャフト21の軸線21a方向に形成され、液室11に向けて開口するものである。本実施形態において、シリンダ72は、シリンダブロック70を貫通するように、円筒状に形成されている。すなわち、シリンダ72における一端面70a側の開口部は液室11に対向する。一方、シリンダ72における他端面70b側の開口部は、流路51に対向するように形成されている。
Each
また、シリンダブロック70および底板50によって、複数の流路73が形成されている。各流路73は、液室11とシリンダ72とを連通するものである。本実施形態において、流路73は、シリンダブロック70内に各シリンダ72より軸線21a側に形成された円筒部73a,73bおよび他端面70bに形成された溝73c並びに底板50の液室11側の面により構成されている。また、円筒部73aの直径は、円筒部73b円筒部より小さく形成されている。
A plurality of
各流入弁80は、流路73内に配置され、流路73をそれぞれ開閉するものである。本実施形態において、流入弁80は、円筒部73bに配置され、円筒部73aの直径より大きい直径を有する球状に形成されている。また、ポンプ部3は、複数のスプリング81をさらに備えている。そして、流入弁80は、スプリング81により、斜板22a側に付勢されている。これにより、流入弁80が円筒部73aの端部に密着し、流入弁80が流路73を閉状態とする。
Each
各プランジャ90は、シリンダ72に嵌合し、一端90aにて斜板22aに当接するものである。本実施形態において、プランジャ90は、シリンダ72に斜板22a側から挿入され、プランジャ90の側面がシリンダ72の内周面に対して密着かつ摺動可能に形成されている。また、プランジャ90は、斜板22aに対して摺動可能に当接するように構成されている。本実施形態において、プランジャ90における斜板22a側の一端90aは、球状に形成されている。そして、プランジャ90は、ポンプ部3がさらに備える複数のスプリング91により、斜板22a側に付勢されている。これにより、プランジャ90の一端90aが斜板22aに摺動可能に当接する。
Each
さらに、プランジャ90は、他端90bにてシリンダ72内にポンプ室74を画成するものである。ポンプ室74は、液体Lの圧力を高め、液体Lを移送するポンプを構成するものである。すなわち、ポンプ室74に流入する液体Lがポンプ室74にて圧縮され、液体Lの圧力が高められた後に、ポンプ室74から吐出される。本実施形態において、ポンプ室74は、シリンダ72内において、プランジャ90の他端90bと底板50との間に形成される。そして、流路51および流路73がポンプ室74に連通する。すなわち、ポンプ1は、ポンプ室74と液室11とを流入弁80を介して連通し、ポンプ室74と第二ポート40bとを吐出弁60を介して連通する。また、ポンプ1は、ポンプ室74と液室11とを、流入弁80を介してシリンダ72よりシャフト21の軸線21a側で流路73を介して連通する。
Further, the
また、図5に示すように、本実施形態において、流路51、シリンダ72、流路73、ポンプ室74、およびプランジャ90は、軸線21aの周方向に各3個ずつ均等に配置されている。よって、吐出弁60、スプリング61、流入弁80、スプリング81およびスプリング91も同様に、軸線21aの周方向に各3個ずつ均等に配置されている。
Further, as shown in FIG. 5, in the present embodiment, the
また、ポンプ1は、直流電圧変換器としてのコンバータC(図示せず)に電気的に接続されている。そして、コンバータCは、ポンプ1を制御する制御装置S(図示せず)に電気的に接続されている。制御装置Sは、液体Lの吐出量を所定の吐出量にするように、ロータ20を所定回転数にて駆動または停止するように制御する。具体的には、制御装置Sは、コンバータCに制御指令を送信し、ステータ30に所定の直流電圧を供給または供給を停止するように制御する。
The
次に、ポンプ1における作動について説明する。ポンプ1が作動していない状態においては、吐出弁60および流入弁80はスプリング61,81により、流路51,73を閉じている状態である。そして、第一ポート40aは、液体Lが貯留されている図示しないタンクに図示しない管によって接続されている。
Next, the operation in the
制御装置Sからの制御信号によって、コンバータCから所定電圧がステータ30に供給されることにより、液室11内に回転磁界が発生する。これにより、ロータ20が所定回転数にて回転し、斜板22aが回転駆動する。斜板22aの回転駆動により、斜板22aが各プランジャ90を周期的にシリンダブロック70側に押し下げる。一方、各スプリング91が各プランジャ90を押し上げる方向に付勢しているため、各プランジャ90が往復運動する。各プランジャ90が往復運動することにより、各ポンプ室74が周期的に膨張と圧縮とを繰り返す。
When a predetermined voltage is supplied from the converter C to the
ここで、ポンプ室74が膨張するときに、ポンプ室74に負圧が発生する。そして、ポンプ室74に発生する負圧と液室11内の圧力の差によって生じる荷重が流入弁80に作用し、流入弁80がスプリング81の付勢力に抗して底板50側に移動する。これにより、流路73が開かれた状態になるため、液室11とポンプ室74が連通する。そして、外部から第一ポート40a、流路40d、液室11および流路73を介して、液体Lがポンプ室74に流入する。なお、ポンプ室74が膨張する場合は、吐出弁60は底板50側に付勢されているため作動せず、流路51を閉じた状態が保たれることにより、液体Lの逆流を防止する。
Here, when the
また、液体Lが液室11を介してポンプ室74に流入するため、液室11内において、液体Lがロータ20によって撹拌される。これにより、斜板22aにおけるプランジャ90との摺動面および軸受12,71が潤滑される。また、ロータ20とステータ30との間に液体Lが流通する。
Further, since the liquid L flows into the
一方、ポンプ室74が圧縮するときに、ポンプ室74に流入した液体Lが加圧される。そして液体Lの圧力と流路40fの圧力の差によって生じる荷重が吐出弁60に作用し、吐出弁60がスプリング61の付勢力に抗して第二ポート40b側に移動する。これにより、流路51が開かれた状態になるため、ポンプ室74と流路40fが連通する。そして、ポンプ室74から流路51、流路40fおよび第二ポート40bを介して、外部へ液体Lが吐出する。なお、ポンプ室74が圧縮する場合は、吐出弁60は、斜板22a側に付勢されているため作動せず、流路73を閉じた状態が保たれることにより、液体Lの逆流を防止する。そして、プランジャ90の往復運動の周期に合わせ、ポンプ室74が圧縮されるため、ポンプ室74から液体Lが周期的に吐出する。
On the other hand, when the
ここで、斜板22aが所定回転数にて回転し、かつ3個のプランジャ90が軸線21aの周方向に均等に配置されているため、各プランジャ90の往復運動の周期に一定のずれが、各プランジャ90の間に等しく生じる。これにより、各ポンプ室74から各流路51に液体Lを吐出する周期に一定のずれが、各ポンプ室74の間に等しく生じるため、第二ポート40bから外部へ液体Lが脈動の少ない状態で一定の吐出量にて吐出する。なお、液体Lの吐出量は、ロータ20の回転数、ポンプ室74における体積の変化量および各流路面積等によって定まる。
Here, since the
本実施形態によれば、ポンプ1は、ロータ20と斜板22aとを一体化しているため、シャフト21の軸線21a方向の長さをより短くすることができる。よって、ポンプ全体の大きさをより小さくすることができ、シャフト21の強度および寸法精度をより容易に確保することができる。したがって、ポンプ1をより低コストにすることができる。また、液体Lが液室11内でロータ20により撹拌された後に液室11から導出されるため、液体Lが冷媒として作用し、電動モータ部2および軸受12、71の発熱を抑制することができる。そして、斜板22aにおける各プランジャ90との摺動面および軸受12,71を液体Lによって潤滑することができる。
According to this embodiment, since the
また、ポンプ室74と液室11とを連通する各流路73をシリンダ72よりシャフト21の軸線21a側に配置するため、ポンプハウジング40内のスペースを有効活用できる。よって、ポンプ全体をより小さくすることができる。
Further, since each
また、各プランジャ90が、軸線21aから半径方向に離間した位置にて斜板22aを押圧しているため、シャフト21に傾きを生じさせるモーメントが発生する。しかし、ロータ20および斜板22aを挟むように軸受12、71でシャフト21を支持しているため、斜板22aが各プランジャ90を押圧するとき、および、斜板22aが各プランジャ90によって押圧されるときに発生するシャフト21の傾きをより抑制することができる。よって、シャフト21の精度をより容易に確保することができる。
Moreover, since each
また、マグネット23は、プラスチックマグネットであるため、マグネット23の形状を自由に設定できる。よって、ロータ20の部品点数をより少なくすることができ、また、ロータ20の組み付けをより容易にすることもできる。よって、ポンプ1をより低コストにすることができる。
Moreover, since the
次に、本発明に係る回転斜板式プランジャポンプ1の第二実施形態について図6を参照しながら説明する。第一実施形態において、ポンプ1は、液体Lを第一ポート40aから流入し、第二ポート40bから吐出していたが、これに代えて、液体Lを第二ポート40bから流入し、第一ポート40aから流入するようにしても良い。この場合、弁60,80を図6に示すように、シャフト21の軸線21a方向において、第一実施形態とは反対方向に各スプリング61,81によって付勢するように底板50、各吐出弁60、軸受71、各流路73および各流入弁80を構成すると良い。具体的には、底板50に流入弁80およびスプリング81を配置するように底板50を形成する。また、流路73において、円筒部73aを円筒部73bよりも直径を大きくするように形成し、円筒部73aに吐出弁60およびスプリング61を配置する。そして、軸受71は、スプリング81を保持するように形成し、流路73と液室11とを連通する貫通穴71aを形成すると良い。すなわち、ポンプ1は、ポンプ室74と液室11とを吐出弁60を介して連通し、ポンプ室74と第二ポート40bとを流入弁80を介して連通する。
Next, a second embodiment of the rotary swash plate
なお、本発明による回転斜板式プランジャポンプ1の他の実施形態として、各実施形態がマグネット23をプラスチックマグネットにて構成していたが、これに代えて、複数の磁石をホルダ22の周方向に配置しても良い。この場合、ホルダ22の周方向において、マグネットの磁極を交互に配置するようにすると良い。
As another embodiment of the rotary swash
また、各実施形態において、流路51、吐出弁60、スプリング61,シリンダ72、流路73、ポンプ室74、流入弁80、スプリング81、プランジャ90およびスプリング91は、シャフト21の軸線21aの周方向に各3個ずつ均等に配置されているが、各3個以外の個数としても良い。この場合、液体Lの吐出する際に生じる脈動を小さくするために、奇数個かつ多数個とすると良い。
また、第一実施形態において、シャフト21は、軸受12,71によって支持されているが、これに代えて、軸受12のみによってシャフト21を支持するようにしても良い。
In each embodiment, the
In the first embodiment, the
1…回転斜板式プランジャポンプ、2…電動モータ部、3…ポンプ部、10…モータハウジング(ハウジング)、11…液室、12…軸受、20…ロータ、21…シャフト、21a…軸線、22…ホルダ、22a…斜板、23…マグネット、30…ステータ、31…コア、32…コイル、40…ポンプハウジング(ハウジング)、40a…第一ポート、40b…第二ポート、40f…流路、50…底板、60…吐出弁、70…シリンダブロック、72…シリンダ、73…流路、74…ポンプ室、80…流入弁、90…プランジャ、90a…一端、90b…他端、L…液体。
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記液室内に配置され、前記ハウジングに回転可能に支持されるシャフトと、
前記液室内に収納され、前記シャフトの軸線に垂直な面に対して傾斜するように前記シャフトに固定された円盤状の斜板と、
前記斜板の外周に固定され、電動モータのロータを構成するマグネットと、
前記マグネットに対向して前記ハウジングに配置されたコアおよび前記コアを磁化させるコイルを有する前記電動モータのステータと、
前記ハウジング内に前記シャフトの軸線方向に形成され、前記液室に向けて開口する複数のシリンダと、
前記シリンダに嵌合し、一端にて前記斜板に当接し、他端にて前記シリンダ内にポンプ室を画成する複数のプランジャと、を備え、
前記ポンプ室と前記液室とを流入弁および吐出弁の一方を介して連通し、前記ポンプ室と前記ハウジングに外部に開口して形成された第二ポートとを前記流入弁および前記吐出弁の他方を介して連通する回転斜板式プランジャポンプ。 A liquid chamber communicating with a first port formed to open to the outside of the housing;
A shaft disposed in the liquid chamber and rotatably supported by the housing;
A disc-shaped swash plate housed in the liquid chamber and fixed to the shaft so as to be inclined with respect to a plane perpendicular to the axis of the shaft;
A magnet fixed to the outer periphery of the swash plate and constituting a rotor of the electric motor;
A stator of the electric motor having a core disposed in the housing facing the magnet and a coil for magnetizing the core;
A plurality of cylinders formed in the axial direction of the shaft in the housing and opening toward the liquid chamber;
A plurality of plungers that fit into the cylinder, abut against the swash plate at one end, and define a pump chamber in the cylinder at the other end;
The pump chamber and the liquid chamber communicate with each other through one of an inflow valve and a discharge valve, and the pump chamber and a second port formed to open to the housing are connected to the inflow valve and the discharge valve. A rotary swash plate type plunger pump that communicates with the other.
前記第一ポートから前記液体を吸入し、前記第二ポートから前記液体を吐出する、請求項1の回転斜板式プランジャポンプ。 The pump chamber and the liquid chamber communicate with each other on the axis side of the shaft from the cylinder via the inflow valve,
The rotary swash plate type plunger pump according to claim 1, wherein the liquid is sucked from the first port, and the liquid is discharged from the second port.
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